JP2012203395A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents
画像形成装置および画像形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012203395A JP2012203395A JP2011071184A JP2011071184A JP2012203395A JP 2012203395 A JP2012203395 A JP 2012203395A JP 2011071184 A JP2011071184 A JP 2011071184A JP 2011071184 A JP2011071184 A JP 2011071184A JP 2012203395 A JP2012203395 A JP 2012203395A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- group
- photosensitive member
- layer
- electrophotographic photosensitive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】支持体および感光層を有し、感光層の最外表面層が一般式(I)で示される構造を有する電荷輸送性材料の架橋物を含有する電子写真感光体7と、帯電装置8と、露光装置9と、静電潜像を現像しトナー像を形成する現像装置11と、転写装置40と、を備え、電子写真感光体7の表面に付着しているトナーの熱重量減少率が0.3質量%以下である画像形成装置。
F−((−R1−X)n1(R2)n3−Y)n2 (I)
(Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基を、R1及びR2は、それぞれ独立に、炭素数1以上5以下の直鎖状または分鎖状のアルキレン基を、n1は0または1を、n2は1以上4以下の整数を、n3は0または1を、Xは酸素原子、硫黄原子および−NH−基から選択される何れかを、Yは−OH基を、示す。)
【選択図】図4
Description
例えば、結着樹脂にエポキシ樹脂を用いた感光体(例えば特許文献1参照)、エポキシ樹脂およびエポキシ基を有する電荷輸送材料を用いた感光体(例えば特許文献2参照)が試されている。また、保護層にフェノール樹脂および水酸基を有する電荷輸送材料が用いられた感光体(例えば特許文献3および4参照)が試されている。
請求項1に係る発明は、
導電性支持体、および該導電性支持体上に感光層を有し、且つ前記感光層の最外表面を構成する層が下記一般式(I)で示される構造を有する電荷輸送性材料の少なくとも一種を用いた化合物の架橋物を含有する電子写真感光体と、
前記電子写真感光体の表面を帯電する帯電装置と、
帯電した前記電子写真感光体を露光して静電潜像を形成する露光装置と、
トナーを収納してなり、該トナーを前記電子写真感光体の表面に付着させて前記静電潜像を現像しトナー像を形成する現像装置と、
前記トナー像を前記電子写真感光体から被転写体に転写する転写装置と、
を備え、
前記電子写真感光体の表面に付着しているトナーの熱重量減少率が0.3質量%以下である画像形成装置である。
F−((−R1−X)n1(R2)n3−Y)n2 (I)
(一般式(I)中、Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基を、R1及びR2は、それぞれ独立に、炭素数1以上5以下の直鎖状または分鎖状のアルキレン基を、n1は0または1を、n2は1以上4以下の整数を、n3は0または1を、Xは酸素原子、硫黄原子および−NH−基から選択される何れかを、Yは−OH基を、示す。)
導電性支持体、および該導電性支持体上に感光層を有し、且つ前記感光層の最外表面を構成する層が下記一般式(I)で示される構造を有する電荷輸送性材料の少なくとも一種を用いた化合物の架橋物を含有する電子写真感光体に対し、前記電子写真感光体の表面を帯電する帯電工程と、
帯電した前記電子写真感光体を露光して静電潜像を形成する露光工程と、
トナーを前記電子写真感光体の表面に付着させて前記静電潜像を現像しトナー像を形成する現像工程と、
前記トナー像を前記電子写真感光体から被転写体に転写する転写工程と、
を備え、
前記電子写真感光体の表面に付着しているトナーの熱重量減少率が0.3質量%以下である画像形成方法である。
F−((−R1−X)n1(R2)n3−Y)n2 (I)
(一般式(I)中、Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基を、R1及びR2は、それぞれ独立に、炭素数1以上5以下の直鎖状または分鎖状のアルキレン基を、n1は0または1を、n2は1以上4以下の整数を、n3は0または1を、Xは酸素原子、硫黄原子および−NH−基から選択される何れかを、Yは−OH基を、示す。)
以下、本発明の画像形成装置および画像形成方法について詳細に説明する。
本実施形態に係る画像形成装置は、導電性支持体、および該導電性支持体上に感光層を有し、且つ前記感光層の最外表面を構成する層が下記一般式(I)で示される構造を有する電荷輸送性材料の少なくとも一種を用いた化合物の架橋物を含有する電子写真感光体と、前記電子写真感光体の表面を帯電する帯電装置と、帯電した前記電子写真感光体を露光して静電潜像を形成する露光装置と、トナーを収納してなり、該トナーを前記電子写真感光体の表面に付着させて前記静電潜像を現像しトナー像を形成する現像装置と、前記トナー像を前記電子写真感光体から被転写体に転写する転写装置と、を備え、前記電子写真感光体の表面に付着しているトナーの熱重量減少率が0.3質量%以下である。
(一般式(I)中、Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基を、R1及びR2は、それぞれ独立に、炭素数1以上5以下の直鎖状または分鎖状のアルキレン基を、n1は0または1を、n2は1以上4以下の整数を、n3は0または1を、Xは酸素原子、硫黄原子および−NH−基から選択される何れかを、Yは−OH基を、示す。)
この課題について鋭意検討したところ、トナーから析出する水分が影響していることが分かった。具体的には、画像形成装置が画像の形成を行なっていない状態(停止状態)においても、感光体の表面にはトナーが接触し続けている箇所が存在する。例えば、感光体と現像装置における現像部材とが接している箇所や、更には感光体の表面を清掃するクリーニング装置を有している場合における、前記感光体と前記クリーニング装置におけるクリーニング部材とが接している箇所等である。このトナーが接触し続けている箇所では、該トナーから水分が析出すると感光体に吸収される。この感光体における最外表面を構成する層が−OH基を有する電荷輸送材料を有している場合、該電荷輸送材料と前記水分との反応により電荷を捕獲するトラップが形成されるものと推察される。その結果、電荷が捕獲されて残留電位の蓄積が生じ、形成される画像の前記残留電位の蓄積が生じた箇所に相当する箇所おいて、低濃度部(白帯)が生じることを見出した。
これに対し本実施形態では、感光体の最外表面を構成する層に用いられる電荷輸送材料が前記一般式(I)に示されるものであっても、トナーの熱重量減少率が0.3質量%以下であることにより、トナーからの水分の析出が抑制され、形成される画像において低濃度部(白帯)の発生が抑制されるものと推察される。
なお、以下の説明においては、まず、本実施形態に係る画像形成装置における特徴的な構成要素である、トナー、および電子写真感光体について説明し、しかる後に、画像形成装置の構成例について説明する。
−熱重量減少率−
本実施形態に係る画像形成装置は、感光体の表面に付着しているトナーの熱重量減少率が0.3質量%以下である。該熱重量減少率は、更に0.25質量%以下であることが好ましく、0.1質量%以下であることがより好ましい。
感光体に収納するトナーの熱重量減少率の制御の詳細については後述する。
本実施形態におけるトナーを製造する方法としては、結着樹脂の重合性単量体を乳化重合させ形成された分散液と、着色剤、離型剤、帯電制御剤等の分散液とを混合し、凝集、加熱融着させ、トナー粒子を得る乳化重合凝集法:結着樹脂を得るための重合性単量体と着色剤、離型剤、帯電制御剤等の溶液を水系溶媒に懸濁させて重合する懸濁重合法:結着樹脂と着色剤、離型剤、帯電制御剤等の溶液を水系溶媒に懸濁させて造粒する溶解懸濁法等が使用される。また上記方法で得られたトナーをコアにして、さらに凝集粒子を付着、加熱融合してコアシェル構造をもたせる製造方法も使用される。更に結着樹脂、着色剤、離型剤、帯電制御剤等を混合機で混合し混錬した後、粉砕を実施し、分級する混練粉砕法など、公知の方法が使用される。中でも水系溶媒にて製造する懸濁重合法、乳化重合凝集法、溶解懸濁法が好ましく、乳化重合凝集法が特に好ましい。
前記樹脂粒子に使用される樹脂(結着樹脂)は特に制限されないが、例えば、スチレン、パラクロロスチレン、α−メチルスチレン等のスチレン類、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2−エチルヘキシル等のビニル基を有するエステル類、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のビニルニトリル類、ビニルメチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル等のビニルエーテル類、ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等のビニルケトン類、エチレン、プロピレン、ブタジエンなどのポリオレフィン類などの単量体、重合体が用いられる。更に架橋成分としてたとえばペンタンジオールジアクリレート、ヘキサンジオールジアクリレート、デカンジオールジアクリレート、ノナンジオールジアクリレート等のアクリル酸エステルが用いられる。
前記離型剤は、水中にイオン性界面活性剤や高分子酸や高分子塩基などの高分子電解質と伴に分散し、融点以上に加熱すると伴に、強いせん断力を付与し得るホモジナイザーや圧力吐出型分散機を用いて微粒子化することで、体積平均粒径が1μm以下の離型剤粒子の分散液を調製することが好ましい。より好ましい前記離型剤粒子の体積平均粒径は、100nm以上500nm以下である。
上記離型剤の添加量は、5質量%以上20質量%以下が好ましく、7質量%以上13質量%以下がより好ましい。
前記着色剤としては、カーボンブラック、クロムイエロー、ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、スレンイエロー、キノリンイエロー、パーマネントイエロー、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、ウオッチヤングレッド、パーマネントレッド、ブリリアンカーミン3B、プリリアンカーミン6B、デイボンオイルレッド、ビラゾロンレッド、リソールレッド、ローダミンBレーキ、レーキレッドC、ローズベンガル、アニリンブルー、ウルトラマリンブルー、カルコオイルブルー、メリレンブルークロライド、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、マラカイトグリーンオクサレートなどの種々顔料や、アクリジン系、キサンテン系、アゾ系、ベンゾキノン系、アジン系、アントラキノン系、リオインジコ系、ジオキサジン系、チアジン系、アゾメチン系、インジコ系、リオインジコ系、フタロシアニン系、トリフェニルメタン系、ジフェニルメタン系、リアジン系、リアゾール系、キサンテン系などの各種染料などを1種または2種以上を合わせて使用される。
また、磁性トナーとして用いる場合は、フェライトやマグネタイト、還元鉄、コバルト、ニッケル、マンガン等の金属、合金またはこれら金属を含む化合物などの磁性粉を使用する。
前記凝集剤は、樹脂粒子分散液や着色粒子分散液に用いる界面活性剤と逆極性の界面活性剤の他、2価以上の無機金属塩が好適に用いられ、特に無機金属塩が好適である。
前記無機金属塩としては、例えば、塩化カルシウム、硝酸カルシウム、塩化バリウム、塩化マグネシウム、塩化亜鉛、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウムなどの金属塩、および、ポリ塩化アルミニウム、ポリ水酸化アルミニウム、多硫化カルシウム等の無機金属塩重合体などが挙げられる。その中でも特に、アルミニウム塩およびその重合体が好適である。よりシャープな粒度分布を得るためには、無機金属塩の価数が1価より2価、2価より3価、3価より4価、同じ価数であっても重合タイプの無機金属塩重合体の方がより適している。
前記凝集剤の添加量は、凝集するときのイオン濃度により変わるが、混合溶液の固形分(トナー成分)の0.05質量%以上1.00質量%以下が好ましく、0.10質量%以上0.50質量%以下がより好ましい。
洗浄工程では、硝酸・硫酸・塩酸などの酸や水酸化ナトリウムに代表されるアルカリ溶液で処理し、イオン交換水等で洗浄することが好ましい。
乾燥工程では、通常の振動型流動乾燥法、スプレードライ法、凍結乾燥法、フラッシュジェット法など、任意の方法が採用されが、フラッシュジェットの如き気流型乾燥機を使用することが好ましい。
本実施形態におけるトナーは、感光体の表面に付着している状態での熱重量減少率が0.3質量%以下となるよう、その水分量が制御される。そのため、気流型乾燥機を使用して、下記(1)に記載の条件により乾燥しトナーの水分量を低減することが好ましく、更に(2)に記載の条件も満足することがより好ましい。
尚、本実施形態において、後記融解開始温度とは、示差走査熱量計によって昇温速度3℃/分の条件下で測定したときに、吸熱が開始される温度をいう。
・ノズルからのエアー吐出速度を100m/s以上に、
・装置入口におけるエアーの温度を前記結着樹脂のガラス転移温度よりも高い温度に、
・装置出口におけるエアーの温度を前記結着樹脂のガラス転移温度よりも低い温度に、
調節した気流型乾燥装置を用いて乾燥する。
(2)トナー粒子を、
・装置入口におけるエアーの温度を、前記離型剤の融解開始温度以上で、且つ前記結着樹脂の軟化点以下に、
調節した気流型乾燥装置を用いて乾燥する。
・ノズルからのエアー吐出圧:1kPa以上10kPa以下
(より好ましくは3kPa以上10kPa以下)
・ノズルからのエアー風量 :2.0m3/min以上3.0m3/min以下
(より好ましくは2.5m3/min以上3.0m3/min以下)
・導入するエアーの露点 :0℃以下
(より好ましくは−5℃以上0℃以下)
・装置内の固気比 :0.02Kg(dryTN)/m3以上
0.030Kg(dryTN)/m3以下
(より好ましくは0.02Kg(dryTN)/m3以上
0.025Kg(dryTN)/m3以下)
乾湿温度計で気温と相対湿度から水蒸気圧を求めて、その水蒸気圧を飽和水蒸気圧とする温度が露点である。
図1に示す気流型乾燥機の一例では、エアー導入手段24から、ヒーターおよびファンにより定められた温度に加熱されたエアーが、ノズル25を通して、定められた吐出速度で吐出される。吐出されたエアーは、攪拌槽28、トナー排出部30を通って、ブロー36から排出される。
また、本実施形態において、装置入口におけるエアーの温度とは、攪拌槽28の入り口におけるエアーの温度、つまり攪拌槽28のエアー導入手段24側におけるエアーの温度をいい、装置出口におけるエアーの温度とは、攪拌槽28の出口におけるエアーの温度、つまり攪拌槽28のトナー排出部30側のエアーの温度をいう。
前記(1)の条件では、装置入口におけるエアーの温度を前記結着樹脂のガラス転移温度よりも高い温度になる様トナー粒子の水分量と供給量、乾燥機ブロア総風量で設定されるが、前記装置入口におけるエアーの温度は、前記結着樹脂のガラス転移温度よりも高い温度で、前記結着樹脂の軟化点以下であることが好ましい。
前記(2)の条件では、装置入口におけるエアーの温度を、前記離型剤の融解開始温度以上で、前記結着樹脂の軟化点以下に設定する。前記(2)の条件において、装置入口におけるエアーの温度は、前記離型剤の融点以上前記結着樹脂の軟化点以下であることが好ましい。ここで離型剤の融点とは示差熱量計の吸熱曲線のピーク値のことであり、融解開始温度とは違う。
本実施形態におけるトナーは、金属酸化物粒子(外添剤粒子)を有してもよい。前記外添剤は、粒径の小さな粒子と大きな粒子とを併用することがより好ましく、その平均粒径としては、粒径が小さい粒子の1次粒子径が、1nm以上40nm以下範囲であることが好ましく、5nm以上20nm以下の範囲であることがより好ましい。また粒径が大きい粒子の粒径は50nm以上500nm以下が好ましい。但し、粒径が小さい粒子として粒径が5nm以上40nm以下のチタニアを用いる場合は、トナー中の離型剤の添加量を多くすることが好ましい。
前記研磨剤としては、例えば、前述のシリカ、アルミナ、酸化セリウムなどが挙げられる。
また、前記その他の成分の含有量としては、本実施形態の目的を阻害しない範囲であればよく、一般的には極少量であり、具体的には0.01質量%以上5質量%以下の範囲であり、好ましくは0.5質量%以上2質量%以下の範囲である。
水系媒体としては、例えば、蒸留水、イオン交換水等の水、アルコールなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記混錬粉砕法で本実施形態におけるトナーを得る場合は、乳化重合凝集法で挙げた樹脂、着色剤、離型剤等をナウターミキサー、ヘンシェルミキサー等の混合機で混合した後、エクストリューダー等の1軸または2軸の押し出し機にて混錬し、圧延・冷却後I式ミル、KTM、ジェットミルで代表される機械式または気流式粉砕機で微粉砕を実施、その後エルボージェット等のコアンダ効果を使用した分級機やターボクラシュファイアーやアキュカットのごとき気流分級機を使用し分級を実施する。このときトナー表面構造を制御する為に、例えばエルボージェットにおいては、原材料供給口のエア圧力を調整することによって、気流分級機の場合は、ローター回転数と分級機に入るエアの温度を調整することにより得られる。必要に応じて、乳化重合凝集法に記載したごとく無機酸化物等を外添したり、更に篩分等を実施し粗大粉除去を実施しても構わない。
本実施形態におけるトナーは、体積平均粒径が2μm以上12μm以下の範囲であることが好ましく、更に好ましくは3μm以上9μm以下の範囲である。
SF1=(ML2/A)×(π/4)×100 ・・・ 式(A)
上記式(A)中、MLはトナー粒子の絶対最大長、Aはトナー粒子の投影面積を各々示す。
既述の本実施形態におけるトナーの他に、目的に応じて成分を添加して静電潜像現像剤として用いてもよい。該静電潜像現像剤は、静電潜像現像用トナーを、単独で用いる一成分系の静電潜像現像剤と、キャリアと組み合わせて用いる二成分系の静電潜像現像剤とがある。
キャリアの具体例としては、以下の樹脂被覆キャリアが挙げられる。該キャリアの核体粒子としては、通常の鉄粉、フェライト、マグネタイト造型物などが挙げられ、その体積平均粒径は30μm以上200μm以下の範囲であることが好ましい。
前記静電荷像現像剤における本実施形態のトナーとキャリアとの混合比としては特に制限はなく、目的に応じて選択してよい。
本実施形態における電子写真感光体は、導電性支持体、および該導電性支持体上に感光層を有し、且つ前記感光層の最外表面を構成する層が下記一般式(I)で示される構造を有する電荷輸送性材料の少なくとも一種を用いた化合物の架橋物を含有する。
F−((−R1−X)n1(R2)n3−Y)n2 (I)
(一般式(I)中、Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基を、R1及びR2は、それぞれ独立に、炭素数1以上5以下の直鎖状または分鎖状のアルキレン基を、n1は0または1を、n2は1以上4以下の整数を、n3は0または1を、Xは酸素原子、硫黄原子および−NH−基から選択される何れかを、Yは−OH基を、示す。)
以下、本実施形態における感光体の構成について説明する。
本実施形態に係る感光層は電荷輸送能と電荷発生能とを併せ持つ機能一体型の感光層を有していてもよいし、電荷輸送層と電荷発生層とを含む機能分離型の感光層を有していてもよい。さらには、下引層や保護層等のその他の層を設けてもよい。
図2は、本実施形態における感光体の層構成の一例を示す模式断面図であり、図2中、1は導電性支持体、2は感光層、2Aは電荷発生層、2Bは電荷輸送層、2Cは保護層、4は下引層を表す。
図2に示す感光体は、導電性支持体1上に、下引層4、電荷発生層2A、電荷輸送層2B、保護層2Cがこの順に積層された層構成を有し、感光層2は電荷発生層2A、電荷輸送層2Bおよび保護層2Cの3層から構成される(第1の態様の感光体)。
尚、図2に示す感光体においては保護層2Cが最外表面層である。
図3に示す感光体は、導電性支持体1上に、下引層4、電荷発生層2A、電荷輸送層2Bがこの順に積層された層構成を有し、感光層2は電荷発生層2Aおよび電荷輸送層2Bの2層から構成される(第2の態様の感光体)。
尚、図3に示す感光体においては電荷輸送層2Bが最外表面層である。
第1の態様の感光体は、図2に示す通り、導電性支持体1上に、下引層4、電荷発生層2A、電荷輸送層2B、保護層2Cがこの順に積層された層構成を有し、保護層2Cが最外表面層である。
導電性支持体1としては、導電性を有する導電性支持体が用いられ、例えば、アルミニウム、銅、亜鉛、ステンレス、クロム、ニッケル、モリブデン、バナジウム、インジウム、金、白金等の金属または合金を用いて構成される金属板、金属ドラム、および金属ベルト、または、導電性ポリマー、酸化インジウム等の導電性化合物やアルミニウム、パラジウム、金等の金属または合金を塗布、蒸着またはラミネートした紙、プラスチックフィルム、ベルト等が挙げられる。ここで、「導電性」とは体積抵抗率が1013Ωcm未満であることをいう。
リン酸、クロム酸およびフッ酸を含む酸性処理液による処理は以下のようにして実施される。先ず、酸性処理液を調製する。酸性処理液におけるリン酸、クロム酸およびフッ酸の配合割合は、リン酸が10質量%以上11質量%以下の範囲、クロム酸が3質量%以上5質量%以下の範囲、フッ酸が0.5質量%以上2質量%以下の範囲であって、これらの酸全体の濃度は13.5質量%以上18質量%以下の範囲が望ましい。処理温度は42℃以上48℃以下が望ましい。被膜の膜厚は、0.3μm以上15μm以下が望ましい。
下引層4は、例えば、結着樹脂に無機粒子を含有した層として構成される。
無機粒子としては、粉体抵抗(体積抵抗率)102Ω・cm以上1011Ω・cm以下のものが望ましく用いられる。
ジルコニウムキレート化合物の例として、ジルコニウムブトキシド、ジルコニウムアセト酢酸エチル、ジルコニウムトリエタノールアミン、アセチルアセトネートジルコニウムブトキシド、アセト酢酸エチルジルコニウムブトキシド、ジルコニウムアセテート、ジルコニウムオキサレート、ジルコニウムラクテート、ジルコニウムホスホネート、オクタン酸ジルコニウム、ナフテン酸ジルコニウム、ラウリン酸ジルコニウム、ステアリン酸ジルコニウム、イソステアリン酸ジルコニウム、メタクリレートジルコニウムブトキシド、ステアレートジルコニウムブトキシド、イソステアレートジルコニウムブトキシド等が挙げられる。
また、下引層4は、ビッカース強度が35以上とされていることが望ましい。
さらに、下引層4はいかなる厚さに設定してもよいが、厚さが15μm以上が望ましく、さらに望ましくは15μm以上50μm以下とされていることが望ましい。
電荷発生層2Aは、少なくとも電荷発生材料および結着樹脂を含有する層であることが望ましい。
電荷発生材料としては、ビスアゾ、トリスアゾ等のアゾ顔料、ジブロモアントアントロン等の縮環芳香族顔料、ペリレン顔料、ピロロピロール顔料、フタロシアニン顔料、酸化亜鉛、三方晶系セレン等が挙げられる。これらの中でも、近赤外域のレーザー露光に対しては、金属および/または無金属フタロシアニン顔料が望ましく、特に、特開平5−263007号公報、特開平5−279591号公報等に開示されたヒドロキシガリウムフタロシアニン、特開平5−98181号公報等に開示されたクロロガリウムフタロシアニン、特開平5−140472号公報、特開平5−140473号公報等に開示されたジクロロスズフタロシアニン、特開平4−189873号公報、特開平5−43823号公報等に開示されたチタニルフタロシアニンがより望ましい。また、近紫外域のレーザー露光に対してはジブロモアントアントロン等の縮環芳香族顔料、チオインジゴ系顔料、ポルフィラジン化合物、酸化亜鉛、三方晶系セレン等がより望ましい。電荷発生材料としては、380nm以上500nmの露光波長の光源を用いる場合には無機顔料が望ましく、700nm以下800nmの露光波長の光源を用いる場合には、金属および無金属フタロシアニン顔料が望ましい。
分散に用いる溶剤としては、メタノール、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノール、ベンジルアルコール、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸メチル、酢酸n−ブチル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、メチレンクロライド、クロロホルム、クロルベンゼン、トルエン等が挙げられ、これらは1種を単独でまたは2種以上を混合して用いられる。
電荷輸送層2Bは、少なくとも電荷輸送材料と結着樹脂とを含有する層であるか、または高分子電荷輸送材を含有する層であることが望ましい。
電荷輸送材料としては、p−ベンゾキノン、クロラニル、ブロマニル、アントラキノン等のキノン系化合物、テトラシアノキノジメタン系化合物、2,4,7−トリニトロフルオレノン等のフルオレノン化合物、キサントン系化合物、ベンゾフェノン系化合物、シアノビニル系化合物、エチレン系化合物等の電子輸送性化合物、トリアリールアミン系化合物、ベンジジン系化合物、アリールアルカン系化合物、アリール置換エチレン系化合物、スチルベン系化合物、アントラセン系化合物、ヒドラゾン系化合物などの正孔輸送性化合物が挙げられる。これらの電荷輸送材料は1種を単独でまたは2種以上を混合して用いられるが、これらに限定されるものではない。
保護層2Cは、第1の態様の感光体における最外表面層である。第1の態様の感光体において最外表面層となる保護層2Cは、既述の通り、下記一般式(I)で示される構造を有する電荷輸送性材料の少なくとも一種を用いた化合物の架橋物が含有される。
F−((−R1−X)n1(R2)n3−Y)n2 (I)
(一般式(I)中、Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基を、R1及びR2は、それぞれ独立に、炭素数1以上5以下の直鎖状または分鎖状のアルキレン基を、n1は0または1を、n2は1以上4以下の整数を、n3は0または1を、Xは酸素原子、硫黄原子および−NH−基から選択される何れかを、Yは−OH基を、示す。)
(A)グアナミン化合物およびメラミン化合物から選択される少なくとも1種(前記一般式(I)で示される構造を有する電荷輸送材料と共に架橋物を形成する)
(B)その他の組成物
前記一般式(I)で示される構造を有する電荷輸送材料の少なくとも一種は、更にグアナミン化合物およびメラミン化合物から選択される少なくとも1種と共に前記架橋物を形成してもよい。尚、最外表面層となる保護層2Cでは、全固形分に対するグアナミン化合物およびメラミン化合物の総含有率が0.1質量%以上3質量%以下であることが好ましい。
グアナミン化合物は、グアナミン骨格(構造)を有する化合物であり、例えば、アセトグアナミン、ベンゾグアナミン、ホルモグアナミン、ステログアナミン、スピログアナミン、シクロヘキシルグアナミンなどが挙げられる。
メラミン化合物としては、メラミン骨格(構造)であり、特に下記一般式(B)で示される化合物およびその多量体の少なくとも1種であることが望ましい。ここで、多量体は、一般式(A)のごとく、一般式(B)で示される化合物を構造単位として重合されたオリゴマーであり、その重合度は例えば2以上200以下(望ましくは2以上100以下)である。なお、一般式(B)で示される化合物またはその多量体は、1種単独で用いてもよいが、2種以上を併用してもよい。また、前記一般式(A)で示される化合物またはその多量体と併用してもよい。
保護層2Cには、特定の電荷輸送性材料が架橋された架橋物と共に、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、アルキッド樹脂、ベンゾグアナミン樹脂などの他の熱硬化性樹脂を混合して用いてもよい。また、スピロアセタール系グアナミン樹脂(例えば「CTU−グアナミン」(味の素ファインテクノ(株)))など、一分子中の官能基のより多い化合物を当該架橋物中の材料に共重合させてもよい。
熱潜在性触媒として、たとえば有機スルホン化合物等をポリマーで粒子状に包んだマイクロカプセル、ゼオライトの如く空孔化合物に酸等を吸着させたもの、プロトン酸および/またはプロトン酸誘導体を塩基でブロックした熱潜在性プロトン酸触媒や、プロトン酸および/またはプロトン酸誘導体を一級もしくは二級のアルコールでエステル化したもの、プロトン酸および/またはプロトン酸誘導体をビニルエーテル類および/またはビニルチオエーテル類でブロックしたもの、三フッ化ホウ素のモノエチルアミン錯体、三フッ化ホウ素のピリジン錯体などが挙げられる。
熱潜在性プロトン酸触媒のプロトン酸として、硫酸、塩酸、酢酸、ギ酸、硝酸、リン酸、スルホン酸、モノカルボン酸、ポリカルボン酸類、プロピオン酸、シュウ酸、安息香酸、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フタル酸、マレイン酸、ベンゼンスルホン酸、o、m、p−トルエンスルホン酸、スチレンスルホン酸、ジノニルナフタレンスルホン酸、ジノニルナフタレンジスルホン酸、デシルベンゼンスルホン酸、ウンデシルベンゼンスルホン酸、トリデシルベンゼンスルホン酸、テトラデシルベンゼンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸等が挙げられる。また、プロトン酸誘導体として、スルホン酸、リン酸等のプロトン酸のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属円などの中和物、プロトン酸骨格が高分子鎖中に導入された高分子化合物(ポリビニルスルホン酸等)等が挙げられる。プロトン酸をブロックする塩基として、アミン類が挙げられる。
これらの熱潜在性触媒は単独または二種類以上組み合わせても使用される。
ここで、本実施形態における感光体を製造する方法において、最外表面層を形成する工程の一例として、第1の態様の感光体における最外表面層である保護層2Cの形成方法について説明する。
まず、第1の態様の感光体の製造方法は、最外表面層(即ち保護層2C)以外の層(即ち下引層4、電荷発生層2Aおよび電荷輸送層2B等)を形成した導電性支持体1を準備する導電性支持体準備工程、並びに前記特定の電荷輸送材料の少なくとも一種を用いた化合物と、その他の組成物と、を含有する塗布液を前記導電性支持体上に塗布し、架橋して最外表面層(即ち保護層2C)を形成する最外表面層形成工程、を有する。
本実施形態における一例である第2の態様の感光体は、図3に示す通り、導電性支持体1上に、下引層4、電荷発生層2A、電荷輸送層2Bがこの順に積層された層構成を有し、電荷輸送層2Bが最外表面層である。
図4は、本実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。画像形成装置100は、図4に示すように電子写真感光体7を備えるプロセスカートリッジ300と、露光装置9と、転写装置40と、中間転写体50とを備える。なお、画像形成装置100において、露光装置9はプロセスカートリッジ300の開口部から電子写真感光体7に露光し得る位置に配置されており、転写装置40は中間転写体50を介して電子写真感光体7に対向する位置に配置されており、中間転写体50はその一部が電子写真感光体7に接触して配置されている。
現像装置11に使用されるトナーとしては、先に詳述したトナーが用いられる。
(樹脂粒子、着色剤粒子、離形剤粒子の体積平均粒径)
樹脂粒子、着色剤粒子、離形剤粒子の体積平均粒子径は、レーザー回析式粒度分布測定装置(堀場製作所製、LA−700)で測定した。
本発明の静電潜像現像用トナーおよび樹脂粒子の分子量および分子量分布は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)を用いて測定した。GPCは、HLC−8120GPC、SC−8020(東ソー(株)社製)を用い、カラムは、TSKgel、SuperHM−H(東ソー(株)社製、6.0mmID×15cm)を2本用い、溶離液としてTHF(テトラヒドロフラン)を用いた。実験条件としては、試料濃度を0.5質量%、流速を0.6ml/min、サンプル注入量を10μl、測定温度を40℃とし、IR検出器を用いて実験を行った。また、検量線は東ソー社製「polystylene標準試料TSK standard」:「A−500」、「F−1」、「F−10」、「F−80」、「F−380」、「A−2500」、「F−4」、「F−40」、「F−128」、「F−700」の10サンプルから作製した。
トナー、樹脂粒子のガラス転移点、離型剤の融点および融解開始温度は、示差走査熱量計(島津製作所社製:DSC−50)を用い、昇温速度3℃/分の条件下で測定することにより求めた。なお、ガラス転移点は吸熱部におけるベースラインと立ち上がりラインとの延長線の交点の温度とし、融点は吸熱ピークの頂点の温度とし、融解開始温度は吸熱曲線の立上がり温度とした。
樹脂粒子の軟化点は、フローテスター(島津製作所社製CFT−5000)を用い、1gの試料を昇温速度6℃/分で加熱しながら、プランジャーにより1.96MPaの荷重を与え、直径1mm、長さ1mmのノズルから押し出し、試料の半量が流出した温度とした。
<トナーの作製>
まず、トナー粒子の作製に用いる各分散液を以下のように調製した。
(樹脂粒子分散液Aの調製)
スチレン(和光純薬製):300部
n−ブチルアクリレート(和光純薬製)110部
β−カルボキシエチルアクリレート(ローディア日華製):10部
1,10−デカンジオールジアクリレート(新中村化学製):2部
ドデカンチオール(和光純薬製):3.2部
上記各成分を混合溶解したものを、アニオン性界面活性剤ダウファックス(ダウケミカル社製)4.5部をイオン交換水550部に溶解したフラスコ中で分散、乳化し10分間ゆっくりと攪拌・混合しながら、過硫酸アンモニウム6部を溶解したイオン交換水50部を投入した。次いで充分に系内の窒素置換を行った後、フラスコを攪拌しながらオイルバスで系内が75℃になるまで加熱し、4時間そのまま乳化重合を継続した。
これにより体積平均粒径:220nm、固形分量:43%、ガラス転移点(Tg):51℃、軟化点:110℃、重量平均分子量(Mw):36000のアニオン性の樹脂粒子分散液Aを得た。
カーボンブラック(R330キャボット社製):50部
イオン性界面活性剤ネオゲンRK (第一工業製薬):4部
イオン交換水:200部
上記各成分を混合溶解し、ホモジナイザー(IKAウルトラタラックス)により10分間分散し、次いで超音波分散機を用いて、28KHzの超音波を10分間照射し、体積平均粒径:150nmの着色剤粒子分散液Aを得た。
パラフィンワックス FNP0090
(融点:90℃、融解開始温度:80℃、日本精蝋社製):50部
イオン性界面活性剤ネオゲン RK(第一工業製薬):5部
イオン交換水:150部
上記各成分を95℃に加熱して、IKA製ウルトラタラックスT50にて分散後、圧力吐出型ゴーリンホモジナイザーで分散処理し、体積平均粒径:240nm、固形分量:20%の離型剤粒子分散液Aを得た。
樹脂粒子分散液A:80部
着色剤分散液A:30部
離型剤分散液A:25部
ポリ塩化アルミニウム:0.25部
イオン交換水:400部
以上を丸型ステンレス製フラスコ中においてウルトラタラックスT50で混合・分散した。次いで、これにポリ塩化アルミニウム0.1部を加え、ウルトラタラックスで分散操作を継続した。その後加熱用オイルバスで攪拌しながらフラスコを50℃まで加熱した。50℃で60分保持した後、ここに樹脂粒子分散液Aを緩やかに40部追加した。その後、0.5mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液で系内のpHを5.5にした後、ステンレス製フラスコを密閉し、磁力シールを用いて攪拌を継続しながら95℃まで加熱し、5時間保持した。保持中に、0.5mol/Lの水酸化ナトリウムおよび0.5mol/Lの硝酸を用いてpH調整を形状を確認しながら実施することにより、粒子形状SF1を135に調整した。
・装置入口におけるエアー温度(乾燥入口温度):90℃
・装置出口におけるエアー温度(乾燥出口温度):50℃
・ノズルからのエアー吐出速度(ノズル吐出速度):155m/s
・ノズルからのエアー吐出圧 :9.4kPa
・ノズルからのエアー風量 :2.45m3/min
・導入するエアーの露点 :−5℃
・装置内の固気比 :0.02Kg(dryTN)/m3
上述の方法により得られたトナー粒子A100部に対して、粒径50nmのヘキサメチルジシラザン処理した球形シリカ1.5部を、5Lヘンシェルミキサー(三井三池加工機(株)製)にて羽根10分間混合し、更に音波篩分機にて(網目開き45μm)篩分し、トナー1を得た。
このトナー1:8部に対し、35μmのMn−Mg−Srフェライトコア100部に0.5部にあたるシリコーン樹脂(東レ−ダウコーニングシリコーン社製:SR2411)およびSt/MA共重合体樹脂(Mw=80000)1.0部をニーダー装置を用いコーティングし得られたキャリア92部を、V型ブレンダーにて混合し現像剤を得た。
(下引層)
酸化亜鉛(平均粒子径70nm:テイカ社製:比表面積値15m2/g)100部をトルエン500部と攪拌混合し、シランカップリング剤(KBM603:信越化学社製)1.5部を添加し、2時間攪拌した。その後トルエンを減圧蒸留にて留去し、150℃で2時間焼き付けを行い、シランカップリング剤表面処理酸化亜鉛顔料を得た。
前記表面処理酸化亜鉛顔料100部を、500部のテトラヒドロフランと攪拌混合し、アリザリン1部を50部のテトラヒドロフランに溶解させた溶液を添加し、50℃にて5時間攪拌した。その後、減圧ろ過にてアリザリンを付与させた酸化亜鉛をろ別し、さらに60℃で減圧乾燥を行い、アリザリン付与酸化亜鉛顔料を得た。
このアリザリン付与酸化亜鉛顔料60部と、硬化剤(ブロック化イソシアネートスミジュール3175:住友バイエルンウレタン社製)15部と、ブチラール樹脂BM−1(積水化学社製)15部をメチルエチルケトン85部に溶解した溶液38部と、メチルエチルケトン25部と、を混合し、1mmφのガラスビーズを用いてサンドミルにて2時間の分散を行い、分散液を得た。
得られた分散液に触媒としてジオクチルスズジラウレート0.005部を添加し、下引層塗布用液を得た。この塗布液を浸漬塗布法にて直径84mm、長さ340mm、肉厚1mmのアルミニウム基材上に塗布し、160℃、100分の乾燥硬化を行い厚さ20μmの下引層を得た。
次に、電荷発生材料としてヒドロキシガリウムフタロシアニン15部、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂(VMCH、日本ユニオンカーバイト社製)10部およびn−ブチルアルコール300部からなる混合物をサンドミルにて4時間分散した。得られた分散液を、上記下引層上に浸漬塗布し、100℃にて10分間加熱乾燥して、膜厚0.2μmの電荷発生層を形成した。
次に、電荷輸送層としてN,N’−ビス(3−メチルフェニル)−N,N’−ジフェニルベンジジン42部と、ビスフェノールZポリカーボネート樹脂(TS2050:粘度平均分子量50,000:帝人化成社製)58部と、をテトロヒドロフラン280部およびトルエン120部に溶解混合した塗布液を、上記電荷発生層上に浸漬塗布し、135℃、40分で乾燥することにより、膜厚19μmの電荷輸送層を形成した。
次に、前述の電荷輸送材料の例として示した「化合物I−8」50部と、「化合物I−11」50部と、以下に示す構造のメラミン(a)1部と、をt−BuOH200部に溶解させた。得られた塗布液を、上記電荷輸送層上に浸漬塗布し、150℃、45分で乾燥することにより、膜厚5μmの保護層を形成し、感光体1を作製した。
−低濃度部の発生評価−
上記感光体を富士ゼロックス社製Color 1000 Pressに搭載し、且つトナー粒子Aを含む前記現像剤を充填して、常温常湿(25℃/50%)下で画像密度30%のA3ハーフトン画像400枚を連続出力し、更に12時間静置した後、画像密度50%のA3ハーフトン画像を出力し、この画像の画質濃度ムラ(低濃度部(白帯)の発生)を確認した。
○:低濃度部(白帯)の発生なし
×:低濃度部(白帯)の発生あり
上記低濃度部の発生評価試験の12時間静置の際(停止状態)に、上記感光体に接触しているトナーを採取し、該トナーを25℃から150℃まで10℃/分の昇温速度で昇温させて乾燥して乾燥前後の質量差から熱重量減少率を求めた。
上記低濃度部の発生評価試験の12時間静置(停止状態)をした直後に、トナーが接触している部分(具体的には現像装置における現像部材およびクリーニング装置におけるクリーニング部材と感光体とが接触している部分)と、接触していない部分との残留電位を表面電位計トレック334(トレック社製)を用いて測定し、残留電位差ΔRpを求めた。
トナー粒子Aを、気流型乾燥機における条件を下記の通り変更して作製したトナー粒子に変更してトナー2を作製した以外、実施例1に記載の方法により評価試験を行なった。
・装置入口におけるエアー温度(乾燥入口温度):90℃
・装置出口におけるエアー温度(乾燥出口温度):50℃
・ノズルからのエアー吐出速度(ノズル吐出速度):150m/s
・ノズルからのエアー吐出圧 :9.4kPa
・ノズルからのエアー風量 :2.45m3/min
・導入するエアーの露点 :−5℃
・装置内の固気比 :0.022Kg(dryTN)/m3
トナー粒子Aを、気流型乾燥機における条件を下記の通り変更して作製したトナー粒子に変更してトナー3を作製した以外、実施例1に記載の方法により評価試験を行なった。
・装置入口におけるエアー温度(乾燥入口温度):90℃
・装置出口におけるエアー温度(乾燥出口温度):50℃
・ノズルからのエアー吐出速度(ノズル吐出速度):148m/s
・ノズルからのエアー吐出圧 :9.4kPa
・ノズルからのエアー風量 :2.45m3/min
・導入するエアーの露点 :−4℃
・装置内の固気比 :0.02Kg(dryTN)/m3
トナー粒子Aを、気流型乾燥機における条件を下記の通り変更して作製したトナー粒子に変更してトナー4を作製した以外、実施例1に記載の方法により評価試験を行なった。
・装置入口におけるエアー温度(乾燥入口温度):90℃
・装置出口におけるエアー温度(乾燥出口温度):50℃
・ノズルからのエアー吐出速度(ノズル吐出速度):145m/s
・ノズルからのエアー吐出圧 :9.4kPa
・ノズルからのエアー風量 :2.45m3/min
・導入するエアーの露点 :−2℃
・装置内の固気比 :0.023Kg(dryTN)/m3
実施例1の感光体1における保護層1を、下記保護層2に変更して感光体2を作製した以外、実施例1に記載の方法により評価試験を行った。結果を表1に示す。
前述の電荷輸送材料の例として示した「化合物I−5」30部と、「化合物II−12」60部と、前述の構造のメラミン(a)10部と、をt−BuOH200部に溶解させた。得られた塗布液を、実施例1に記載の電荷輸送層まで形成したアルミニウム基体上に浸漬塗布し、150℃、40分で乾燥することにより、膜厚5μmの保護層を形成し、感光体2を作製した。
実施例1の感光体1における保護層1を、下記保護層3に変更して感光体3を作製した以外、実施例1に記載の方法により評価試験を行った。結果を表1に示す。
前述の電荷輸送材料の例として示した「化合物I−5」30部と、「化合物I−11」60部と、前述の構造のメラミン(a)10部と、をt−BuOH200部に溶解させた。得られた塗布液を、実施例1に記載の電荷輸送層まで形成したアルミニウム基体上に浸漬塗布し、150℃、40分で乾燥することにより、膜厚5μmの保護層を形成し、感光体3を作製した。
トナー粒子Aを、気流型乾燥機における条件を下記の通り変更して作製したトナー粒子に変更してトナー5を作製した以外、実施例1に記載の方法により評価試験を行なった。
・装置入口におけるエアー温度(乾燥入口温度):43℃
・装置出口におけるエアー温度(乾燥出口温度):85℃
・ノズルからのエアー吐出速度(ノズル吐出速度):135m/s
・ノズルからのエアー吐出圧 :0.65kPa
・ノズルからのエアー風量 :1.7m3/min
・導入するエアーの露点 :12℃
・装置内の固気比 :0.033Kg(dryTN)/m3
トナー粒子Aを、気流型乾燥機における条件を下記の通り変更して作製し、且つ湿度80%環境下に24時間保管して得たトナー粒子に変更してトナー6を作製した以外、実施例1に記載の方法により評価試験を行なった。
・装置入口におけるエアー温度(乾燥入口温度):43℃
・装置出口におけるエアー温度(乾燥出口温度):85℃
・ノズルからのエアー吐出速度(ノズル吐出速度):132m/s
・ノズルからのエアー吐出圧 :0.65kPa
・ノズルからのエアー風量 :1.7m3/min
・導入するエアーの露点 :13℃
・装置内の固気比 :0.035Kg(dryTN)/m3
トナー粒子Aを、気流型乾燥機における条件を下記の通り変更して作製したトナー粒子に変更してトナー7を作製した以外、実施例1に記載の方法により評価試験を行なった。
・装置入口におけるエアー温度(乾燥入口温度):43℃
・装置出口におけるエアー温度(乾燥出口温度):85℃
・ノズルからのエアー吐出速度(ノズル吐出速度):138m/s
・ノズルからのエアー吐出圧 :0.65kPa
・ノズルからのエアー風量 :1.7m3/min
・導入するエアーの露点 :9℃
・装置内の固気比 :0.030Kg(dryTN)/m3
実施例1の感光体1における保護層1を、下記保護層4に変更して感光体4を作製した以外、実施例1に記載の方法により評価試験を行った。結果を表1に示す。
前述の電荷輸送材料の例として示した「化合物II−5」50部と、「化合物II−12」50部と、前述の構造のメラミン(a)1部と、をt−BuOH200部に溶解させた。得られた塗布液を、実施例1に記載の電荷輸送層まで形成したアルミニウム基体上に浸漬塗布し、150℃、45分で乾燥することにより、膜厚5μmの保護層を形成し、感光体4を作製した。
比較例3の感光体1における保護層1を、下記保護層5(前記保護層4と同じ保護層)に変更して感光体5を作製した以外、比較例3に記載の方法により評価試験を行った。結果を表1に示す。
前述の電荷輸送材料の例として示した「化合物II−5」50部と、「化合物II−12」50部と、前述の構造のメラミン(a)1部と、をt−BuOH200部に溶解させた。得られた塗布液を、実施例1に記載の電荷輸送層まで形成したアルミニウム基体上に浸漬塗布し、150℃、45分で乾燥することにより、膜厚5μmの保護層を形成し、感光体5を作製した。
Claims (2)
- 導電性支持体、および該導電性支持体上に感光層を有し、且つ前記感光層の最外表面を構成する層が下記一般式(I)で示される構造を有する電荷輸送性材料の少なくとも一種を用いた化合物の架橋物を含有する電子写真感光体と、
前記電子写真感光体の表面を帯電する帯電装置と、
帯電した前記電子写真感光体を露光して静電潜像を形成する露光装置と、
トナーを収納してなり、該トナーを前記電子写真感光体の表面に付着させて前記静電潜像を現像しトナー像を形成する現像装置と、
前記トナー像を前記電子写真感光体から被転写体に転写する転写装置と、
を備え、
前記電子写真感光体の表面に付着しているトナーの熱重量減少率が0.3質量%以下である画像形成装置。
F−((−R1−X)n1(R2)n3−Y)n2 (I)
(一般式(I)中、Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基を、R1及びR2は、それぞれ独立に、炭素数1以上5以下の直鎖状または分鎖状のアルキレン基を、n1は0または1を、n2は1以上4以下の整数を、n3は0または1を、Xは酸素原子、硫黄原子および−NH−基から選択される何れかを、Yは−OH基を、示す。) - 導電性支持体、および該導電性支持体上に感光層を有し、且つ前記感光層の最外表面を構成する層が下記一般式(I)で示される構造を有する電荷輸送性材料の少なくとも一種を用いた化合物の架橋物を含有する電子写真感光体に対し、前記電子写真感光体の表面を帯電する帯電工程と、
帯電した前記電子写真感光体を露光して静電潜像を形成する露光工程と、
トナーを前記電子写真感光体の表面に付着させて前記静電潜像を現像しトナー像を形成する現像工程と、
前記トナー像を前記電子写真感光体から被転写体に転写する転写工程と、
を備え、
前記電子写真感光体の表面に付着しているトナーの熱重量減少率が0.3質量%以下である画像形成方法。
F−((−R1−X)n1(R2)n3−Y)n2 (I)
(一般式(I)中、Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基を、R1及びR2は、それぞれ独立に、炭素数1以上5以下の直鎖状または分鎖状のアルキレン基を、n1は0または1を、n2は1以上4以下の整数を、n3は0または1を、Xは酸素原子、硫黄原子および−NH−基から選択される何れかを、Yは−OH基を、示す。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011071184A JP2012203395A (ja) | 2011-03-28 | 2011-03-28 | 画像形成装置および画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011071184A JP2012203395A (ja) | 2011-03-28 | 2011-03-28 | 画像形成装置および画像形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012203395A true JP2012203395A (ja) | 2012-10-22 |
Family
ID=47184408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011071184A Pending JP2012203395A (ja) | 2011-03-28 | 2011-03-28 | 画像形成装置および画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012203395A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014149501A (ja) * | 2013-02-04 | 2014-08-21 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置、およびプロセスカートリッジ |
CN104308951A (zh) * | 2014-09-30 | 2015-01-28 | 佛山市博晖机电有限公司 | 一种彩色陶瓷砖激光打印出料方法及其激光出料装置 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001296683A (ja) * | 2000-04-12 | 2001-10-26 | Konica Corp | 電子写真感光体、画像形成方法、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ |
JP2003043712A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-14 | Canon Inc | 電子写真装置及びプロセスカートリッジ |
JP2004151321A (ja) * | 2002-10-30 | 2004-05-27 | Konica Minolta Holdings Inc | 画像形成方法及び画像形成装置 |
JP2007121882A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Nippon Zeon Co Ltd | 静電荷像現像用非磁性トナー |
JP2009229740A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置、及びプロセスカートリッジ |
JP2009229549A (ja) * | 2008-03-19 | 2009-10-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
-
2011
- 2011-03-28 JP JP2011071184A patent/JP2012203395A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001296683A (ja) * | 2000-04-12 | 2001-10-26 | Konica Corp | 電子写真感光体、画像形成方法、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ |
JP2003043712A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-14 | Canon Inc | 電子写真装置及びプロセスカートリッジ |
JP2004151321A (ja) * | 2002-10-30 | 2004-05-27 | Konica Minolta Holdings Inc | 画像形成方法及び画像形成装置 |
JP2007121882A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Nippon Zeon Co Ltd | 静電荷像現像用非磁性トナー |
JP2009229549A (ja) * | 2008-03-19 | 2009-10-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
JP2009229740A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置、及びプロセスカートリッジ |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014149501A (ja) * | 2013-02-04 | 2014-08-21 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置、およびプロセスカートリッジ |
CN104308951A (zh) * | 2014-09-30 | 2015-01-28 | 佛山市博晖机电有限公司 | 一种彩色陶瓷砖激光打印出料方法及其激光出料装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5573170B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 | |
JP5866991B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5581762B2 (ja) | 画像形成装置、およびプロセスカートリッジ | |
JP5659643B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、画像形成装置およびプロセスカートリッジ | |
US8790854B2 (en) | Electrophotographic photoreceptor, image forming apparatus, and process cartridge | |
JP2010122583A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP6051898B2 (ja) | 画像形成装置、およびプロセスカートリッジ | |
JP6759773B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5724519B2 (ja) | 電子写真感光体、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ | |
JP2013195571A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 | |
US10990057B2 (en) | Image forming apparatus and process cartridge | |
JP2013020129A (ja) | 画像形成装置、電子写真感光体、及びプロセスカートリッジ | |
JP2009193016A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2012203253A (ja) | 電子写真感光体、画像形成装置、およびプロセスカートリッジ | |
JP2012203395A (ja) | 画像形成装置および画像形成方法 | |
JP6303562B2 (ja) | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP6024334B2 (ja) | 画像形成装置、およびプロセスカートリッジ | |
US20200292982A1 (en) | Image forming apparatus and process cartridge | |
JP5573200B2 (ja) | 画像形成装置、プロセスカートリッジ、及び静電潜像現像用トナー | |
JP6048183B2 (ja) | 画像形成装置、およびプロセスカートリッジ | |
JP7275678B2 (ja) | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
US11249409B2 (en) | Image forming apparatus and process cartridge | |
JP2013195848A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2010191171A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2013171151A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140218 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141110 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141118 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150119 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150303 |