JP2012193714A - ロータ構造 - Google Patents
ロータ構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012193714A JP2012193714A JP2011059706A JP2011059706A JP2012193714A JP 2012193714 A JP2012193714 A JP 2012193714A JP 2011059706 A JP2011059706 A JP 2011059706A JP 2011059706 A JP2011059706 A JP 2011059706A JP 2012193714 A JP2012193714 A JP 2012193714A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- groove
- blade groove
- retaining piece
- radial direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D5/00—Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
- F01D5/30—Fixing blades to rotors; Blade roots ; Blade spacers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/26—Rotors specially for elastic fluids
- F04D29/32—Rotors specially for elastic fluids for axial flow pumps
- F04D29/321—Rotors specially for elastic fluids for axial flow pumps for axial flow compressors
- F04D29/322—Blade mountings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D5/00—Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
- F01D5/30—Fixing blades to rotors; Blade roots ; Blade spacers
- F01D5/3023—Fixing blades to rotors; Blade roots ; Blade spacers of radial insertion type, e.g. in individual recesses
- F01D5/303—Fixing blades to rotors; Blade roots ; Blade spacers of radial insertion type, e.g. in individual recesses in a circumferential slot
- F01D5/3038—Fixing blades to rotors; Blade roots ; Blade spacers of radial insertion type, e.g. in individual recesses in a circumferential slot the slot having inwardly directed abutment faces on both sides
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D5/00—Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
- F01D5/30—Fixing blades to rotors; Blade roots ; Blade spacers
- F01D5/32—Locking, e.g. by final locking blades or keys
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/26—Rotors specially for elastic fluids
- F04D29/32—Rotors specially for elastic fluids for axial flow pumps
- F04D29/34—Blade mountings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
【解決手段】軸線を中心にして回転する外周部10Aに前記軸線の周方向に延びる翼溝11が形成され、翼溝11の溝開口11a側の幅寸法が翼溝11の溝底11b側の幅寸法よりも小さく設定された回転軸体10と、回転軸体10の外周部10Aに前記周方向に配列され、それぞれ翼溝11に嵌合した翼根を有する複数の翼体と、を備えるロータ構造RCであって、翼溝11内において、少なくとも一組の前記周方向に隣り合う二つの翼体の間に位置するように翼留めピース30が設けられ、翼溝11の溝開口11a側の開口壁部13,13と翼留めピース30とのうち一方に凸部33d,33dが形成され、他方に凸部33d,33dと嵌合した凹部14,14が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図10
Description
すなわち、本発明に係るロータ構造は、軸線を中心にして回転する外周部に前記軸線の周方向に延びる翼溝が形成され、前記翼溝の溝開口側の幅寸法が前記翼溝の溝底側の幅寸法よりも小さく設定された回転軸体と、前記回転軸体の外周部に前記周方向に配列され、それぞれ前記翼溝に嵌合した翼根を有する複数の翼体と、を備えるロータ構造であって、前記翼溝内において、少なくとも一組の前記周方向に隣り合う二つの翼体の間に位置するように翼留めピースが設けられ、前記翼溝の溝開口側の開口壁部と前記翼留めピースとのうち一方に凸部が形成され、他方に前記凸部と嵌合した凹部が形成されていることを特徴とする。
このようにすれば、翼溝の開口壁部と翼留めピースとのうち一方に凸部が形成され、他方に凸部と嵌合する凹部が形成されているので、翼溝に対する翼体の周方向の相対変位を凸部と凹部との干渉によって拘束する。これにより、翼溝の溝底で応力集中が生じ難いので、翼溝の溝底に亀裂が生じることを回避することができる。
仮に、回転軸体に対して翼体を組み付けた状態で翼溝の溝底に亀裂が生じると、通常の保守点検において発見が困難であることから、亀裂が進展し過ぎたり、亀裂によって回転軸体が破損して回転軸体を組み込んだ装置の運転を停止したりしなければならなくなる恐れがある。また、仮に翼溝の溝底に生じた亀裂を発見したとしても、組み付けた翼体を取り外さなければ補修が困難であることから、保守性にも劣る。
しかしながら、上記のようにすれば、翼溝の溝底に亀裂が生じることがなく、仮に翼溝の開口壁部に亀裂が生じたとしても、亀裂箇所が回転軸体の表面側に位置することになるので、亀裂を容易に発見することができ、結果的に亀裂によって回転軸体が破損することを抑止することができる。これにより、回転軸体を組み込んだ装置の運転を安定的に継続して行うことができる。また、亀裂箇所が回転軸体の表面側に位置することになるので、補修も比較的に容易にすることができる。
このようにすれば、翼留めピースが、凸部と凹部との嵌合を解消した状態で、翼溝を周方向にスライド可能であるので、回転軸体に対して翼体及び翼留めピースを組み付ける際に、ピース本体を翼溝の溝底側でスライドさせて所望の位置に配置させることができる。これにより、回転軸体に対する翼体及び翼留めピースの組み付けの作業性を向上させることができる。
このようにすれば、半径方向に突出した凸部と、半径方向に延びた凹部とが嵌合するので、翼留め部材を周方向に確実に拘束することができる。
このようにすれば、可動機構が、凸部又は凹部が形成されたピース本体を翼溝の溝底に対して進退させて、凸部と凹部とを嵌脱可能なので、凸部と凹部とを容易かつ正確に嵌脱させることができる。これにより、回転軸体に対する翼体及び翼留めピースの組み付けの作業性を向上させることができる。
このようにすれば、進退軸が翼溝の溝底に対して螺進可能なので、比較的に簡素な構成で、正確かつ容易にピース本体を翼溝の溝底に対して進退させることができる。
このようにすれば、進退軸の端面が翼溝の溝底に向けて膨出しているので、進退軸の端面を翼溝の溝底に対して点接触させることが可能となる。これにより、進退軸の端面が翼溝の溝底に対して片当たりすることを防止して確実に点接触させるので、ピース本体を翼溝の溝底に対して、より確実に進退させることができる。
このようにすれば、翼留めピースが、翼溝の開口壁部に対して翼溝の溝底側から当接している当接部を含むので、翼留めピースを径方向に良好に拘束することができる。
このようにすれば、翼留めピースが突出壁を有し、翼溝の開口壁部に切欠きが形成されているので、比較的に簡素な構成で翼溝の溝底に亀裂が生じることを回避することができる。
このようにすれば、翼留めピースがネジ部材を有し、翼溝の開口壁部に切欠きが形成されているので、比較的に簡素な構成で翼溝の溝底に亀裂が生じることを回避することができる。また、種々の設計要求を満たすことができる。
〔第一実施形態〕
図1は、本発明の第一実施形態に係るガスタービンGTの概略構成を示す半断面図である。図1に示すように、ガスタービンGTは、圧縮空気cを生成する圧縮機Cと、圧縮機Cから供給される圧縮空気cに燃料を供給して燃焼ガスgを生成する複数の燃焼器Bと、燃焼器Bから供給される燃焼ガスgにより回転動力を得るタービンTとを備えている。
ガスタービンGTにおいては、圧縮機CのロータRCとタービンTのロータRTとは、それぞれの軸端で連結されてタービン軸(軸線)P上に延びている。
なお、以下の説明においては、タービン軸Pの延在方向をタービン軸方向(軸方向)と、タービン軸Pの周方向をタービン周方向(周方向)と、タービン軸Pの半径方向をタービン径方向(半径方向)という。
各段の静翼列2は、それぞれ圧縮機ケーシング1側に固設されていると共に圧縮機ケーシング1からロータRC側に向けて延出する複数の静翼4が、タービン周方向に環状に配列されて構成されている。
各段の動翼列3は、それぞれロータRC側に固設されていると共にロータRC側から圧縮機ケーシング1側に向けて延出する複数の動翼5が、タービン周方向に環状に配列されて構成されている。
図2に示すように、ロータRCは、回転軸体10と、それぞれ上述した動翼5を含む複数の動翼部材(翼体)20と、複数の翼留めピース30とを有している。
回転軸体10は、ディスク状の部材がタービン軸方向に同軸状に重ねられることで全体として軸状になっている(図1参照)。図2及び図4に示すように、回転軸体10の外周部10Aには、動翼列3の配設箇所に応じて、それぞれ動翼部材20が充填された翼溝11が形成されている。
図5に示すように、各翼溝11は、タービン周方向に延びており、図示しないが外周部10Aにおいて全周状に形成されている。この翼溝11の溝幅方向(タービン軸方向)に相互に対向する両側壁12,12においては、翼溝11の溝開口11a側からそれぞれ溝幅方向内側に向けて開口壁部13,13が張り出している。すなわち、図6に示すように、翼溝11の溝開口11a側の幅寸法D1が溝底11b側の幅寸法D2よりも小さく設定されている。
この開口壁部13,13は、それぞれタービン周方向に向けて全周状に延びているが(図2参照)、タービン周方向に間隔を空けた複数箇所に切欠き(凹部)14,14が形成されている。
これら切欠き14,14は、翼溝11の溝幅方向において互いに対向するように形成されている。
なお、開口壁部13,13には、切欠き14,14の形成位置と異なる位置に、動翼部材20の翼根22(後述する。)を挿入するために大きく開口する翼挿入孔11c(図11,図12参照)が形成されている。
また、翼留めピース30を挟む二つの動翼部材20(20A,20B)のプラットフォーム21においては、図3に示すように、タービン周方向において相互に突き合わされた双方の端縁部21aに、図4に示すように、タービン径方向に貫通したアクセス孔21bが画定されている。
この翼根22は、翼溝11の溝底11b側に嵌合しており、タービン軸方向における両側部の一部を開口壁部13,13の下部13b,13bに沿わしている(図6参照)。
ピース本体31は、図7及び図9に示すように、翼留めピース30の部材軸線Q上に貫通孔31aが形成された部材であり、部材軸線Qが延びる部材軸線方向(タービン径方向)の一方側に形成された段筒部32と、部材軸線方向の他方側に形成された胴壁部33とを有している。
テーパ部33aは、図7に示すように、部材軸線方向の一方側から他方側に向かうに従って、扁平六角形状の断面積(図8参照)が胴幅を拡げるように漸次大きくなる。
底部33bは、図7に示すように、胴幅が概略一定の寸法で形成されているが、底面の胴幅方向両端部33b1の角部がそれぞれ面取りされている。
テーパ面33c,33cは、図7に示すように、正面視した場合において、開口壁部13,13の下部13b,13bの曲率と同様の曲率で形成されている。これらテーパ面33c,33cには、それぞれ胴厚方向中央において、部材軸線方向及び胴幅方向に突出した突出壁(凸部)33d,33dが形成されている。
シャフト部36の、部材軸線方向の一方側の端面36aには、マイナスドライバ等の工具が係合可能な係合溝36bが形成されている。
雄ネジ部37の、部材軸線方向の他方側の端面37aは、部材軸線方向の他方側に向けて膨出している。
このように、進退軸35の雌ネジ部31bがピース本体31の雌ネジ部31bに螺合することで、ピース本体31を翼溝11の溝底11bに対してタービン径方向に進退可能な可動機構39が構成されている。
この翼留めピース30は、図10に示すように、各切欠き14,14が形成された箇所において、翼留めピース30の部材軸線Qをタービン径方向(翼深さ方向)に向け、かつ、胴幅方向をタービン軸方向(溝幅方向)に向けている。そして、翼留めピース30は、ピース本体31の突出壁33d,33dを切欠き14,14に嵌合させることで、翼溝11に対するタービン周方向の変位を拘束されている。
また、翼留めピース30は、進退軸35の端面37aを翼溝11の溝底11bに点接触させる一方、進退軸35が翼溝11の溝底11bから受ける反力と、テーパ面33c,33cが開口壁部13,13の下部13b,13bから受ける反力とを受けることで、タービン径方向に拘束されている。
図11及び図12に示すように、所定数の動翼部材20を翼溝11に充填し終えたら、翼留めピース30を翼溝11の翼挿入孔11cに挿入する。
このような状態で、翼留めピース30をタービン周方向にスライドさせる。
そして、図16に示すように、シャフト部36の端面36aに工具Iを係合させて進退軸35を回動させ、ピース本体31に対して進退軸35をタービン径方向の内側に向けて螺進させる。翼溝11の溝底11bに対して進退軸35の端面37aが点接触すると、ピース本体31が溝底11bに対して離間するようにタービン径方向の外側に相対変位する。
さらに、ピース本体31の溝底11bに対する相対変位量を増加させると、切欠き14,14に突出壁33d,33dが嵌合し、開口壁部13,13の下部13b,13bにテーパ面33c,33cが接触する。
加えて、進退軸35を回動させることで、ピース本体31と進退軸35との相対変位が拘束され、進退軸35が翼溝11の溝底11bから反力を受けると共に、テーパ面33c,33cが開口壁部13,13の下部13b,13bから反力を受ける。
すなわち、翼留めピース30の突出壁33d,33dが開口壁部13,13の切欠き14,14に干渉することで、翼留めピース30がタービン周方向に拘束される。そして、進退軸35が翼溝11の溝底11bから反力を受けると共に、テーパ面33c,33cが開口壁部13,13の下部13b,13bから反力を受けることで翼留めピース30がタービン径方向に固定される。
なお、翼溝11に全ての動翼部材20を充填したら、翼溝11の翼挿入孔11c(図11,図12参照)に半ピッチずつずらした二つの動翼部材20を位置させると共に、これら二つの動翼部材20にスペーサ部材を挿入することで翼溝11の翼挿入孔11cを閉塞する。
そして、切欠き14,14が回転軸体10の表面側に位置していることにより、溝底11bに比べて昇温し易い。また、回転軸体10の表面側においては、温度差が生じ難くなっており、比較的に熱応力が小さくなる。このため、切欠き14,14に応力が集中したとしても、極短時間だけで、その大きさは比較的に小さくなる。従って、構造的不連続部の切欠き14,14においても亀裂が生じ難い。
仮に、切欠き14,14に亀裂が生じたとしても、切欠き14,14から回転軸体10の外周部10Aの表面に向けて亀裂が進展することとなる。
仮に、回転軸体10に対して動翼部材20を組み付けた状態で翼溝11の溝底11bに亀裂が生じると、通常の保守点検において発見が困難であることから、亀裂が進展し過ぎたり、亀裂によって回転軸体10が破損して回転軸体10を組み込んだ圧縮機Cの運転を停止したりしなければならなくなる恐れがある。また、仮に翼溝11の溝底11bに生じた亀裂を発見したとしても、組み付けた動翼部材20を取り外さなければ補修が困難であることから、保守性にも劣る。
しかしながら、本実施形態によれば、翼溝11の溝底11bに亀裂が生じることがなく、仮に翼溝11の開口壁部13,13に亀裂が生じたとしても、亀裂箇所が回転軸体10の外周部10Aの表面側に位置することになるので、亀裂を容易に発見することができ、結果的に亀裂によって回転軸体10が破損することを抑止することができる。これにより、回転軸体10を組み込んだ圧縮機Cの運転を安定的に継続して行うことができる。また、亀裂箇所が回転軸体10の外周部10Aの表面側に位置することになるので、補修作業も比較的に容易にすることができる。
また、係合溝36bが形成された端面36aがアクセス孔21bから外部に露出しているので、マイナスドライバ等の工具Iを容易に係合させることで進退軸35をより容易に回動させることができる。これにより、進退軸35を極めて容易に変位させることできる。
これにより、雄ネジ部37が形成された進退軸35の端面37aが翼溝11の溝底11bに対して片当たりすることを防止して確実に点接触させるので、ピース本体31を翼溝11の溝底11bに対して、より確実に進退させることができる。
さらに、本実施形態においては、特に翼溝11の溝底11bがタービン周方向に直交する断面において円弧状に窪んで形成されているが、端面37aを溝底11bに向けて膨出させることによって、端面37aを溝底11bに対してより確実に点接触させることが可能である。
さらに、テーパ面33c,33cが、開口壁部13,13の下部13b,13bに沿った形状となっているので、下部13b,13bに対してテーパ面33c,33cの各部位を均一的に押し付けることができる。これにより、テーパ面33c,33cの各部位が下部13b,13bから均一に反力を受けるので、より確実に、翼留めピース30をタービン径方向に拘束することができる。
以下、本発明の第二実施形態について図を用いて説明する。なお、以下の説明及びその説明に用いる図面において、既に説明を終えた構成要素と同様の構成要素については、同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
図17は、本発明の第二実施形態に係る翼留めピース30Aの概略構成を示す要部断面図である。
上述した第一実施形態においては翼留めピース30のテーパ面33c,33cに二つの突出壁33d,33dが形成されていたのに対して、図17に示すように、本実施形態の翼留めピース30Aは突出壁33d,33dを省略すると共に、テーパ面33c,33cのうちタービン軸方向の一方のテーパ面33cにネジ部材(凸部)33gを凸設している。
例えば、開口壁部13の切欠き14と、翼留めピース30(30A)の突出壁33d(ネジ部材33g)とは互いに嵌合し合って翼溝11に対する翼留めピース30の相対移動を拘束できればよいので、上述した形状以外の他の形状を採用することができる。
10A…外周部
11…翼溝
11a…溝開口
11b…溝底
13…開口壁部
14…切欠き(凹部)
20(20A,20B)…動翼部材(翼体)
22…翼根
30…翼留めピース
31…ピース本体
31a…貫通孔
31b…雌ネジ部
33c…テーパ面
33d…突出壁(凸部)
33g…ネジ部材(凸部)
35…進退軸
37…雄ネジ部
37a…端面
39…可動機構
P…タービン軸(軸線)
RC…ロータ
Claims (9)
- 軸線を中心にして回転する外周部に前記軸線の周方向に延びる翼溝が形成され、前記翼溝の溝開口側の幅寸法が前記翼溝の溝底側の幅寸法よりも小さく設定された回転軸体と、
前記回転軸体の外周部に前記周方向に配列され、それぞれ前記翼溝に嵌合した翼根を有する複数の翼体と、を備えるロータ構造であって、
前記翼溝内において、少なくとも一組の前記周方向に隣り合う二つの翼体の間に位置するように翼留めピースが設けられ、
前記翼溝の溝開口側の開口壁部と前記翼留めピースとのうち一方に凸部が形成され、他方に前記凸部と嵌合した凹部が形成されていることを特徴とするロータ構造。 - 前記翼留めピースは、前記凸部と前記凹部との嵌合を解消した状態で、前記翼溝を前記周方向にスライド可能であることを特徴とする請求項1に記載のロータ構造。
- 前記凸部は、前記軸線の半径方向に突出しており、
前記凹部は、前記半径方向に延びていることを特徴とする請求項1又は2に記載のロータ構造。 - 前記翼留めピースは、前記凸部又は前記凹部が形成されたピース本体を備え、
該ピース本体を前記翼溝の溝底に対して前記軸線の半径方向に進退させて、前記凸部と前記凹部とを嵌脱可能な変位機構を含むことを特徴とする請求項1から3のうちいずれか一項に記載のロータ構造。 - 前記変位機構は、前記ピース本体を前記半径方向に貫通すると共に少なくとも一部に雌ネジ部が形成された貫通孔と、
少なくとも一部に前記雌ネジ部に螺合する雄ネジ部が形成されて前記翼溝の溝底に対して螺進可能な進退軸と、を有することを特徴とする請求項4に記載のロータ構造。 - 前記進退軸は、前記翼溝の溝底に対向する端面が前記翼溝の溝底に向けて膨出していることを特徴とする請求項5に記載のロータ構造。
- 前記翼留めピースは、前記翼溝の開口壁部に対して前記翼溝の溝底側から当接している当接部を含むことを特徴とする請求項1から6に記載のロータ構造。
- 前記翼留めピースは、前記翼溝の幅方向の少なくとも一方に、前記凸部として前記軸線の半径方向に向けて突出する突出壁を有し、
前記翼溝の開口壁部は、前記翼溝の幅方向の少なくとも一方に、前記凹部として前記半径方向に延びている切欠きが形成されていることを特徴とする請求項1から7に記載のロータ構造。 - 前記翼留めピースは、前記翼溝の幅方向の少なくとも一方に、前記凸部として前記軸線の半径方向に突出して向けて突出するネジ部材を有し、
前記翼溝の開口壁部は、前記翼溝の幅方向の少なくとも一方に、前記凹部として前記半径方向に延びている切欠きが形成されていることを特徴とする請求項1から8に記載のロータ構造。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011059706A JP5730085B2 (ja) | 2011-03-17 | 2011-03-17 | ロータ構造 |
CN201280004348.7A CN103270312B (zh) | 2011-03-17 | 2012-01-31 | 转子结构 |
KR1020137013879A KR101502789B1 (ko) | 2011-03-17 | 2012-01-31 | 로터 구조 |
US13/362,629 US8899934B2 (en) | 2011-03-17 | 2012-01-31 | Rotor structure |
EP12757839.1A EP2687729B1 (en) | 2011-03-17 | 2012-01-31 | Rotor structure |
PCT/JP2012/052054 WO2012124393A1 (ja) | 2011-03-17 | 2012-01-31 | ロータ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011059706A JP5730085B2 (ja) | 2011-03-17 | 2011-03-17 | ロータ構造 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012193714A true JP2012193714A (ja) | 2012-10-11 |
JP2012193714A5 JP2012193714A5 (ja) | 2014-03-20 |
JP5730085B2 JP5730085B2 (ja) | 2015-06-03 |
Family
ID=46830474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011059706A Active JP5730085B2 (ja) | 2011-03-17 | 2011-03-17 | ロータ構造 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8899934B2 (ja) |
EP (1) | EP2687729B1 (ja) |
JP (1) | JP5730085B2 (ja) |
KR (1) | KR101502789B1 (ja) |
CN (1) | CN103270312B (ja) |
WO (1) | WO2012124393A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013231438A (ja) * | 2012-04-30 | 2013-11-14 | General Electric Co <Ge> | タービンアセンブリ |
CN105874169A (zh) * | 2014-01-16 | 2016-08-17 | 株式会社Ihi | 叶片的连结部构造以及使用该叶片的连结部构造的喷气式发动机 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20140182293A1 (en) * | 2012-12-31 | 2014-07-03 | United Technologies Corporation | Compressor Rotor for Gas Turbine Engine With Deep Blade Groove |
DE102015203290A1 (de) * | 2015-02-24 | 2016-09-29 | MTU Aero Engines AG | Sicherungselement und Strömungsmaschine |
KR102095033B1 (ko) * | 2017-05-30 | 2020-03-30 | 두산중공업 주식회사 | 베인 링 조립체 및 이를 포함하는 압축기, 가스터빈 |
DE102017214500A1 (de) * | 2017-08-21 | 2019-02-21 | MTU Aero Engines AG | Abstützung einer Schaufel einer Turbomaschine |
JP7029317B2 (ja) * | 2018-03-09 | 2022-03-03 | 三菱重工業株式会社 | 回転機械 |
CN112780351A (zh) * | 2019-11-07 | 2021-05-11 | 中国航发商用航空发动机有限责任公司 | 航空发动机转子和航空发动机 |
CN113803274B (zh) * | 2021-11-19 | 2022-03-04 | 中国航发上海商用航空发动机制造有限责任公司 | 轴流压气机及涡扇发动机 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3216700A (en) * | 1963-10-24 | 1965-11-09 | Gen Electric | Rotor blade locking means |
GB2156908A (en) * | 1984-03-30 | 1985-10-16 | Rolls Royce | Bladed rotor assembly for gas turbine engine |
US5522706A (en) * | 1994-10-06 | 1996-06-04 | General Electric Company | Laser shock peened disks with loading and locking slots for turbomachinery |
JP2002021504A (ja) * | 2000-06-15 | 2002-01-23 | Snecma Moteurs | ディスク上のハンマ付け根型羽根のブロック装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0325801U (ja) | 1989-07-21 | 1991-03-18 | ||
JPH0345402U (ja) | 1989-09-11 | 1991-04-26 | ||
FR2832455B1 (fr) * | 2001-11-22 | 2004-04-02 | Snecma Moteurs | Dispositif de blocage des aubes dans une rainure d'un disque |
-
2011
- 2011-03-17 JP JP2011059706A patent/JP5730085B2/ja active Active
-
2012
- 2012-01-31 KR KR1020137013879A patent/KR101502789B1/ko active IP Right Grant
- 2012-01-31 CN CN201280004348.7A patent/CN103270312B/zh active Active
- 2012-01-31 WO PCT/JP2012/052054 patent/WO2012124393A1/ja active Application Filing
- 2012-01-31 EP EP12757839.1A patent/EP2687729B1/en active Active
- 2012-01-31 US US13/362,629 patent/US8899934B2/en active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3216700A (en) * | 1963-10-24 | 1965-11-09 | Gen Electric | Rotor blade locking means |
GB2156908A (en) * | 1984-03-30 | 1985-10-16 | Rolls Royce | Bladed rotor assembly for gas turbine engine |
US5522706A (en) * | 1994-10-06 | 1996-06-04 | General Electric Company | Laser shock peened disks with loading and locking slots for turbomachinery |
JP2002021504A (ja) * | 2000-06-15 | 2002-01-23 | Snecma Moteurs | ディスク上のハンマ付け根型羽根のブロック装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013231438A (ja) * | 2012-04-30 | 2013-11-14 | General Electric Co <Ge> | タービンアセンブリ |
CN105874169A (zh) * | 2014-01-16 | 2016-08-17 | 株式会社Ihi | 叶片的连结部构造以及使用该叶片的连结部构造的喷气式发动机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2012124393A1 (ja) | 2012-09-20 |
EP2687729B1 (en) | 2018-09-12 |
EP2687729A4 (en) | 2014-12-03 |
JP5730085B2 (ja) | 2015-06-03 |
US20120251329A1 (en) | 2012-10-04 |
KR20130093649A (ko) | 2013-08-22 |
CN103270312A (zh) | 2013-08-28 |
KR101502789B1 (ko) | 2015-03-16 |
US8899934B2 (en) | 2014-12-02 |
CN103270312B (zh) | 2015-10-21 |
EP2687729A1 (en) | 2014-01-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5730085B2 (ja) | ロータ構造 | |
US10060276B2 (en) | Turbine rotor, turbine, and method for removing seal plate | |
US7549845B2 (en) | Gas turbine having a sealing structure | |
US9464531B2 (en) | Locking spacer assembly | |
KR101643476B1 (ko) | 터빈의 교체용 버켓 조립체 및 이의 교체방법 | |
JP2012193714A5 (ja) | ||
US9512732B2 (en) | Locking spacer assembly inserted between rotor blades | |
DE102008037504A1 (de) | Vollständig eingeschlossener Haltestift für eine Turbinendüse | |
JP6012222B2 (ja) | 静翼セグメント、これを備える軸流流体機械及びその静翼連結方法 | |
JP5342579B2 (ja) | 回転機械の静翼ユニット、回転機械の静翼ユニットの製造方法及び回転機械の静翼ユニットの結合方法 | |
US10677098B2 (en) | Positioning device, rotary machine with same, and positioning method | |
JP2015078689A (ja) | ロック用スペーサアセンブリ | |
EP3184220A1 (en) | Portable milling tool with method for turbomachine milling | |
US9273611B2 (en) | Method and apparatus for improved turbine bellyband rotor seal machining, installation and life | |
US8215915B2 (en) | Blade closing key system for a turbine engine | |
JP6671102B2 (ja) | 固定装置、回転機械、回転機械の製造方法、組立方法及び取外方法 | |
JP2017089455A (ja) | タービンケーシング | |
JP6877962B2 (ja) | 蒸気タービン仕切板、蒸気タービン及び蒸気タービン仕切板の製造方法 | |
JP7217330B1 (ja) | タービンロータ及びその製造方法 | |
JP5134703B2 (ja) | シール構造を備えたガスタービン | |
JP2023136584A (ja) | ガスタービンケーシング内の静翼ブロックとシュラウドブロックの取り付け治具及び治具セット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130807 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20130807 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140131 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20140203 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140902 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141023 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20141024 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20150129 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20150202 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150310 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150407 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5730085 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |