JP2012191583A - 信号出力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】映像再生処理時間の情報を表示装置から取得できなくても、表示装置における映像再生処理時間を測定し、オーディオ信号の遅延時間を制御する信号出力装置を提供すること。
【解決手段】本発明の実施形態に係るAVアンプ10は、テレビ20に遅延測定用のオーディオ信号Sa2を出力して、テレビ20において遅延された再生オーディオ信号Sa2dを取得することにより、テレビ20における遅延時間を測定する。そして、AVアンプ10は、映像信号Sgをテレビ20に出力するとともに、オーディオ信号Sa1を、測定した遅延時間に応じて遅延させてスピーカ装置40に出力することにより、テレビ20の表示画面に表示される映像の内容と、スピーカ装置40から放音される内容とのリップシンク制御を実現する。
【選択図】図3
【解決手段】本発明の実施形態に係るAVアンプ10は、テレビ20に遅延測定用のオーディオ信号Sa2を出力して、テレビ20において遅延された再生オーディオ信号Sa2dを取得することにより、テレビ20における遅延時間を測定する。そして、AVアンプ10は、映像信号Sgをテレビ20に出力するとともに、オーディオ信号Sa1を、測定した遅延時間に応じて遅延させてスピーカ装置40に出力することにより、テレビ20の表示画面に表示される映像の内容と、スピーカ装置40から放音される内容とのリップシンク制御を実現する。
【選択図】図3
Description
本発明は、オーディオ信号を遅延させて出力する技術に関する。
大型の表示画面をもつ薄型ディスプレイなどの表示装置の普及により、ホームシアターシステムについても普及が進んでいる。ホームシアターシステムにおいては、AV(AudioVisual)アンプなどを用いて外部スピーカにオーディオ信号を出力させることにより、大音量、高音質でオーディオを楽しむことができる。一般に、ホームシアターで用いられるような表示装置においては、デジタル信号を用いて高精細な映像を表示させることができる。
デジタルの映像信号を再生して表示画面に映像を表示させるまでに要する再生処理時間(以下、映像再生処理時間という)が、オーディオ信号を再生して放音するまでに要する再生処理時間(以下、音声再生処理時間という)より長いため、表示装置は、映像信号とともに入力されるオーディオ信号を、内部処理により遅延させて、映像再生処理時間と音声再生処理時間との違いにより生じる時間的なずれを補正して、表示される映像の内容と放音される内容とが時間的に一致するように制御する。表示される映像の内容と放音される内容とを同期させることを、一般的にリップシンクという。以下の説明においては、表示される映像の内容と放音される内容を時間的に一致させる制御をリップシンク制御という。
AVアンプを用いる場合には、AVアンプは、映像信号を表示装置に対して出力し、オーディオ信号については、これを再生して外部のスピーカ装置に出力して放音させる。このとき、AVアンプにおいては、リップシンク制御のためオーディオ信号を遅延させる必要があるが、この遅延時間については、視聴者が視聴内容から違和感のない時間として予め設定しておく必要がある。このような視聴者の手間を省く技術として、特許文献1には、表示装置が映像再生処理時間を予め記憶しておき、AVアンプが表示装置に記憶されている映像再生処理時間を読み出してオーディオ信号の遅延時間を設定する技術が開示されている。
特許文献1に記載のように、表示装置に映像再生処理時間が予め記憶されている場合には、AVアンプにおいてその映像再生処理時間を読み出すことは可能であるが、全ての表示装置において映像再生処理時間が記憶されているとは限らない。また、記憶されていてもその数値があてにならない場合もあり、そのため、視聴者は、映像再生処理時間の読み出せるAVアンプを用いていても、依然として、実際に表示される映像の内容と放音の内容とを視聴者が確認しながら、遅延時間を設定しなくてはならなかった。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、映像再生処理時間の情報を表示装置から取得できなくても、表示装置における映像再生処理時間を測定し、オーディオ信号の遅延時間を制御する信号出力装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明は、映像信号および第1オーディオ信号を取得する信号取得手段と、遅延測定用の第2オーディオ信号を供給する測定音供給手段と、入力される映像信号を再生するとともに、入力されるオーディオ信号を遅延させて再生する再生装置に対して、前記取得された映像信号および前記供給された第2オーディオ信号を出力する第1出力手段と、前記再生装置において遅延された第2オーディオ信号を取得する遅延取得手段と、前記第1出力手段によって出力された第2オーディオ信号と前記遅延取得手段が取得した第2オーディオ信号とを比較して、時間的なずれ量を測定する測定手段と、前記取得された第1オーディオ信号に、前記測定されたずれ量に応じた遅延時間で遅延処理を施して出力する遅延制御手段と、入力されるオーディオ信号が示す音を出力する放音手段に対して、前記遅延処理が施された第1オーディオ信号を出力する第2出力手段とを具備することを特徴とする信号出力装置を提供する。
また、別の好ましい態様において、前記再生装置は、前記再生した第2オーディオ信号を出力する出力端子を有し、前記遅延取得手段は、前記出力端子から出力される信号から前記再生装置において遅延された第2オーディオ信号を取得することを特徴とする。
また、別の好ましい態様において、前記遅延制御手段は、前記測定されたずれ量が予め決められた変化量以上に変化した場合に、前記遅延時間を変更することを特徴とする。
また、別の好ましい態様において、前記測定音供給手段は、測定音を示すオーディオ信号を生成し、前記第2オーディオ信号として供給することを特徴とする。
また、別の好ましい態様において、前記測定音供給手段は、前記信号取得手段によって取得された第1オーディオ信号を用いて、前記第2オーディオ信号を供給することを特徴とする。
本発明によれば、映像再生処理時間の情報を表示装置から取得できなくても、表示装置における映像再生処理時間を測定し、オーディオ信号の遅延時間を制御する信号出力装置を提供することができる。
<実施形態>
[AVシステム1の構成]
図1は、本発明の実施形態におけるAVシステム1の構成を説明するブロック図である。AVシステム1は、AVアンプ10、テレビ20、光ディスクプレイヤ30およびスピーカ装置40を有する。AVアンプ10は、テレビ20、光ディスクプレイヤ30およびスピーカ装置40と接続されている。
[AVシステム1の構成]
図1は、本発明の実施形態におけるAVシステム1の構成を説明するブロック図である。AVシステム1は、AVアンプ10、テレビ20、光ディスクプレイヤ30およびスピーカ装置40を有する。AVアンプ10は、テレビ20、光ディスクプレイヤ30およびスピーカ装置40と接続されている。
光ディスクプレイヤ30は、DVD(Digital Versatile Disk)などの光ディスクに記録された映画などのコンテンツ・データを読み出し、AVアンプ10に出力する。コンテンツ・データには、映像の内容を示す映像信号、オーディオ(音声)の内容を示すオーディオ信号が含まれている。この例においては、コンテンツ・データには、さらに、コンテンツのジャンルなどを示すジャンル情報についても含まれている。
スピーカ装置40は、入力されたオーディオ信号が示す音を出力するスピーカを有する放音手段である。この例においては、スピーカ装置40は、AVアンプ10からオーディオ信号が入力される。
スピーカ装置40は、入力されたオーディオ信号が示す音を出力するスピーカを有する放音手段である。この例においては、スピーカ装置40は、AVアンプ10からオーディオ信号が入力される。
AVアンプ10は、光ディスクプレイヤ30から取得した映像信号およびジャンル情報をテレビ20に出力し、光ディスクプレイヤ30から取得したオーディオ信号をスピーカ装置40に出力する。
テレビ20は、入力された映像信号が示す映像を表示する表示画面と、入力されたオーディオ信号が示す音を出力するスピーカと、放送信号を取得して映像信号およびオーディオ信号に変換するチューナなど、一般的なテレビに設けられている各構成を有する表示装置である。なお、テレビ20は、チューナを有しないモニタなどであってもよい。
以上がAVシステム1の構成についての説明である。続いて、テレビ20およびAVアンプ10の詳細の構成について、順に説明する。
テレビ20は、入力された映像信号が示す映像を表示する表示画面と、入力されたオーディオ信号が示す音を出力するスピーカと、放送信号を取得して映像信号およびオーディオ信号に変換するチューナなど、一般的なテレビに設けられている各構成を有する表示装置である。なお、テレビ20は、チューナを有しないモニタなどであってもよい。
以上がAVシステム1の構成についての説明である。続いて、テレビ20およびAVアンプ10の詳細の構成について、順に説明する。
[テレビ20の構成]
図2は、本発明の実施形態におけるテレビ20の構成を説明するブロック図である。テレビ20は、DSP(Digital Signal Processor)21、接続端子22、表示部23、放音部24、および音声出力端子25を有する。
接続端子22は、外部装置と情報の送受信の経路となるケーブルが接続される端子であり、例えば、HDMI(登録商標)の規格にしたがって構成されている。この例においては、接続端子22は、AVアンプ10に接続されたケーブルが接続され、AVアンプ10から送信されるデータを受信する。AVアンプ10から送信されるデータには、映像信号Sg、オーディオ信号Sa2およびジャンル情報Scが含まれている。接続端子22は、AVアンプ10から送信されたデータをDSP21に出力する。
図2は、本発明の実施形態におけるテレビ20の構成を説明するブロック図である。テレビ20は、DSP(Digital Signal Processor)21、接続端子22、表示部23、放音部24、および音声出力端子25を有する。
接続端子22は、外部装置と情報の送受信の経路となるケーブルが接続される端子であり、例えば、HDMI(登録商標)の規格にしたがって構成されている。この例においては、接続端子22は、AVアンプ10に接続されたケーブルが接続され、AVアンプ10から送信されるデータを受信する。AVアンプ10から送信されるデータには、映像信号Sg、オーディオ信号Sa2およびジャンル情報Scが含まれている。接続端子22は、AVアンプ10から送信されたデータをDSP21に出力する。
DSP21は、映像再生部211および音声再生部212を有する再生装置であり、接続端子22から入力される映像信号Sgおよびオーディオ信号Sa2を再生した信号(それぞれ、再生映像信号Sgdおよび再生オーディオ信号Sa2dという)を出力する。DSP21の各構成の説明については後述する。
表示部23は、表示画面を有し、DSP21から入力される再生映像信号Sgdが示す映像を表示画面に表示する。放音部24は、スピーカを有し、DSP21から入力される再生オーディオ信号Sa2dが示す音を出力する。音声出力端子25は、DSP21から入力される再生オーディオ信号Sa2dを、外部装置に出力する経路となるケーブルが接続される端子である。この例においては、AVアンプ10に接続するケーブルが接続され、AVアンプ10に対して再生オーディオ信号Sa2dを出力する。
DSP21は、ジャンル情報Scを取得すると、ジャンル情報Scの内容に応じて再生モードを設定する。再生モードとは、例えば、映画モード、ゲームモードなど複数のモードから構成され、映像再生部211および音声再生部212における再生処理の内容(画質、音質、エフェクト処理などの内容)を、モード毎に規定している。なお、再生モードは存在しなくてもよく、この場合には、ジャンル情報Scの取得は不要である。また、光ディスクプレイヤ30からジャンル情報Scが送信されないなど、DSP21においてジャンル情報Scが取得されない構成である場合には、視聴者などにより設定された再生モード、初期設定の再生モードなどにすればよい。
映像再生部211は、入力される映像信号Sgを再生して再生映像信号Sgdとして表示部23に出力して、表示画面に映像を表示させる。
映像再生部211において、映像信号Sgが入力されてから再生映像信号Sgdを出力するまでの再生処理の時間である映像再生処理時間は、上述のように設定された再生モードの内容および映像信号Sgのフォーマットに応じて変化する。映像信号Sgのフォーマットとは、例えば、走査線の本数、走査方式(インターレース、プログレッシブ)、フレームレート、2D、3Dなどの規定である。映像再生部211は、映像信号Sgのフォーマットを、映像信号Sgから判定してもよいし、映像信号Sgのフォーマットを示す識別信号などを取得して判定してもよい。
映像再生部211において、映像信号Sgが入力されてから再生映像信号Sgdを出力するまでの再生処理の時間である映像再生処理時間は、上述のように設定された再生モードの内容および映像信号Sgのフォーマットに応じて変化する。映像信号Sgのフォーマットとは、例えば、走査線の本数、走査方式(インターレース、プログレッシブ)、フレームレート、2D、3Dなどの規定である。映像再生部211は、映像信号Sgのフォーマットを、映像信号Sgから判定してもよいし、映像信号Sgのフォーマットを示す識別信号などを取得して判定してもよい。
音声再生部212は、入力されるオーディオ信号Sa2を遅延させて再生し、再生オーディオ信号Sa2dとして出力する。この例においては、音声再生部212は、音声出力端子25にケーブルが接続されている場合には、音声出力端子25に再生オーディオ信号Sa2dを出力し、このケーブルに接続された外部装置に再生オーディオ信号Sa2dが入力される。一方、音声出力端子25にケーブルが接続されていない場合には、音声再生部212は、放音部24に再生オーディオ信号Sa2dを出力し、放音部24から放音させる。
この例においては、AVアンプ10に接続されたケーブルが音声出力端子25に接続されているため、音声再生部212は、音声出力端子25に再生オーディオ信号Sa2dを出力し、放音部24には出力しない。
この例においては、AVアンプ10に接続されたケーブルが音声出力端子25に接続されているため、音声再生部212は、音声出力端子25に再生オーディオ信号Sa2dを出力し、放音部24には出力しない。
この例においては、音声再生部212は、オーディオ信号Sa2を再生して再生オーディオ信号Sa2cとして出力する音声再生処理部2121と、再生オーディオ信号Sa2cを遅延させて再生オーディオ信号Sa2dとして出力する遅延処理部2122とを有する。音声再生処理部2121において、オーディオ信号Sa2が入力されてから再生オーディオ信号Sa2cを出力するまでの音声再生処理時間は、上述の映像再生処理時間より短い。遅延処理部2122における再生オーディオ信号Sa2cへの遅延処理における遅延時間は、この映像再生処理時間と音声再生処理時間の差分の時間として設定され、リップシンク制御を実現するようになっている。したがって、映像再生処理時間が変化すれば、設定される遅延時間も変化するようになっている。なお、音声再生部212においては、再生されたオーディオ信号に対して遅延処理が施されていたが、遅延処理を施してからオーディオ信号を再生するようにしてもよい。
以上が、テレビ20の構成についての説明である。
以上が、テレビ20の構成についての説明である。
[AVアンプ10の構成]
図3は、本発明の実施形態におけるAVアンプ10の構成を説明するブロック図である。AVアンプ10は、DSP11、接続端子12、13、音声入力端子14、およびスピーカ接続部15を有する。
接続端子12、13は、接続端子22と同様に、外部装置とデータの送受信の経路となるケーブルが接続される端子であり、例えば、HDMIの規格にしたがって構成されている。この例においては、接続端子12は、光ディスクプレイヤ30に接続されたケーブルが接続され、光ディスクプレイヤ30から送信されるデータを受信する。光ディスクプレイヤ30から送信されるデータには、映像信号Sg、オーディオ信号Sa1およびジャンル情報Scが含まれている。接続端子12は、光ディスクプレイヤ30から送信された情報をDSP11に出力する。また、接続端子13は、テレビ20(接続端子22)に接続されたケーブルが接続され、テレビ20にデータを送信する。テレビ20に送信するデータには、上述したように、映像信号Sg、オーディオ信号Sa2およびジャンル情報Scが含まれている。
図3は、本発明の実施形態におけるAVアンプ10の構成を説明するブロック図である。AVアンプ10は、DSP11、接続端子12、13、音声入力端子14、およびスピーカ接続部15を有する。
接続端子12、13は、接続端子22と同様に、外部装置とデータの送受信の経路となるケーブルが接続される端子であり、例えば、HDMIの規格にしたがって構成されている。この例においては、接続端子12は、光ディスクプレイヤ30に接続されたケーブルが接続され、光ディスクプレイヤ30から送信されるデータを受信する。光ディスクプレイヤ30から送信されるデータには、映像信号Sg、オーディオ信号Sa1およびジャンル情報Scが含まれている。接続端子12は、光ディスクプレイヤ30から送信された情報をDSP11に出力する。また、接続端子13は、テレビ20(接続端子22)に接続されたケーブルが接続され、テレビ20にデータを送信する。テレビ20に送信するデータには、上述したように、映像信号Sg、オーディオ信号Sa2およびジャンル情報Scが含まれている。
音声入力端子14は、外部装置からオーディオ信号が入力される経路となるケーブルが接続される端子である。この例においては、テレビ20(音声出力端子25)に接続するケーブルが接続され、テレビ20から再生オーディオ信号Sa2dが入力される。音声入力端子14は、入力された再生オーディオ信号Sa2dをDSP11に出力する。
スピーカ接続部15は、外部のスピーカ装置(この例においては、スピーカ装置40)が接続される接続端子、および、オーディオ信号を増幅するアンプを有する。スピーカ接続部15は、DSP11からオーディオ信号(後述する再生オーディオ信号Sa1d)が入力される。スピーカ接続部15は、入力された再生オーディオ信号Sa1dをアンプにより増幅して、スピーカ接続部15に接続されたスピーカ装置40に出力し、スピーカ装置40から放音させる。なお、スピーカ装置40にアンプが設けられている場合には、スピーカ接続部15にアンプが設けられていなくてもよい。
DSP11は、信号取得部111、測定音供給部112、第1出力部114、遅延音取得部115、遅延測定部116、遅延制御部117、および第2出力部118を有する信号出力装置である。
信号取得部111は、接続端子12から映像信号Sg、オーディオ信号Sa1、およびジャンル情報Scを取得する。信号取得部111は、取得した映像信号Sgおよびジャンル情報Scを第1出力部114に出力し、取得したオーディオ信号Sa1を遅延制御部117に出力する。
信号取得部111は、接続端子12から映像信号Sg、オーディオ信号Sa1、およびジャンル情報Scを取得する。信号取得部111は、取得した映像信号Sgおよびジャンル情報Scを第1出力部114に出力し、取得したオーディオ信号Sa1を遅延制御部117に出力する。
測定音供給部112は、テレビ20におけるオーディオ信号の遅延時間を測定するための遅延測定用のオーディオ信号Sa2を生成して第1出力部114に供給する。この例においては、測定音供給部112は、信号取得部111から出力される映像信号Sgまたはジャンル情報Scを監視して、映像信号Sgのフォーマットが変わった場合、ジャンル情報Scの内容が変わった場合に、予め決められた期間、オーディオ信号Sa2を生成する。このオーディオ信号Sa2は、例えば、一定間隔で出力されるインパルス音、断続的に出力されるホワイトノイズ、音量レベルが一定周期で変化する音などの時間変化する音を示す信号であってもよいし、サイン波のような信号であってもよい。すなわち、オーディオ信号Sa2は、信号レベルの時間変動、周波数分布の時間変動など、何らかのパラメータが時間的な変動をする測定音を示す信号であれば、どのような信号であってもよい。
このようにどのようなオーディオ信号をテレビ20に出力したとしても、上述したとおり、この例においては、音声出力端子25にケーブルが接続されているため、テレビ20の放音部24から放音されることはない。なお、オーディオ信号Sa2は、映像信号Sgのフォーマット変化などに関わらず常時生成されるようにしてもよい。
第1出力部114は、信号取得部111から映像信号Sgおよびジャンル情報Scを取得して接続端子13に出力する。また、第1出力部114は、測定音供給部112からオーディオ信号Sa2を取得して接続端子13および遅延測定部116に出力する。これにより、映像信号Sg、オーディオ信号Sa2およびジャンル情報Scは、ケーブルを介して接続されたテレビ20へ出力される。
遅延音取得部115は、音声入力端子14から再生オーディオ信号Sa2dを取得し、遅延測定部116に出力する。この再生オーディオ信号Sa2dは、上述したように、テレビ20の音声再生部212において遅延されたオーディオ信号Sa2に対応する。
遅延測定部116は、第1出力部114から入力されたオーディオ信号Sa2と、遅延音取得部115から入力された再生オーディオ信号Sa2dとを比較して、時間的なずれ量を測定する。遅延測定部116は、例えば、オーディオ信号Sa2がインパルス音である場合には、インパルス信号の時間的なずれ量を測定すればよい。このずれ量は、第1出力部114からオーディオ信号Sa2が出力されてから、遅延測定部116に再生オーディオ信号Sa2dが入力されるまでの時間に相当する。以下、このずれ量を測定時間dtという。テレビ20における音声のトータルの遅延時間(音声再生処理時間+遅延処理部2122に設定された遅延時間)は映像再生処理時間と等しくなる様に制御されるため、測定時間dtは、概ね映像再生処理時間に相当する時間となる。遅延測定部116は、測定時間dtを遅延制御部117に出力する。
遅延制御部117は、信号取得部111から入力されるオーディオ信号Sa1に対して、設定された遅延時間Tdで遅延処理を施して再生し、再生オーディオ信号Sa1dとして第2出力部118に出力する。遅延制御部117は、オーディオ信号Sa1の再生において、音響効果を付与するなどの信号処理を行ってもよく、この場合には、信号処理に要する時間を遅延時間Tdから減じて遅延処理を施してもよい。
遅延制御部117は、遅延処理における遅延時間Tdについて、遅延測定部116から取得した測定時間dtに応じて設定する遅延制御を行う。遅延制御部117において行われる遅延制御について説明する。
遅延制御部117は、遅延処理における遅延時間Tdについて、遅延測定部116から取得した測定時間dtに応じて設定する遅延制御を行う。遅延制御部117において行われる遅延制御について説明する。
図4は、本発明の実施形態における遅延制御部117における遅延制御を説明するフローチャートである。遅延制御部117は、オーディオ信号Sa1が入力されると、遅延制御を開始する。遅延制御部117は、まず、遅延時間Tdの初期設定を行う(ステップSA110)。この例においては、初期設定とは、DSP11への電力供給が開始された直後などで遅延時間Tdが設定されていない場合には、予め決められた時間を遅延時間Tdとして設定し、すでに過去の遅延制御において遅延時間Tdが設定されている場合には、その設定内容をそのまま初期値として用いることをいう。
遅延制御部117は、遅延測定部116から出力される測定時間dtを取得したか否かを判定する(ステップSA120)。遅延制御部117は、測定時間dtを取得する(ステップSA120;Yes)と、遅延時間Tdと測定時間dtとの差分(|dt−Td|)が予め決められた変化量Tc以上であるか否かを判定する(ステップSA130)。遅延制御部117は、差分(|dt−Td|)が変化量Tc以上である場合(ステップSA130;Yes)には、オーディオ信号Sa1の再生を一旦停止し、ミュートを開始する(ステップSA140)。変化量Tcは、大きいと映像の内容と音の内容のずれが大きくなってしまいリップシンク制御ができているとはいえなくなり、また小さいと測定誤差等で不必要に反応して遅延時間Tdが変更されてしまうため、例えば10〜30ミリ秒程度が適当である。
遅延制御部117は、ミュートを開始すると、遅延時間Tdを測定時間dtに応じて変更して、設定内容を更新する(ステップSA150)。この例においては、遅延制御部117は、測定時間dtを新たな遅延時間Tdとして設定することにより更新する。なお、遅延制御部117は、測定時間dtを補正して変化させた時間を遅延時間Tdとして設定してもよい。この補正量は、予め設定されているようにすればよく、例えば、測定時間dtの値に応じて、また測定時間dtの測定経路以外の信号経路上の遅延に応じて設定すればよい。
遅延制御部117は、遅延時間Tdの更新が終了すると、ミュートを解除する(ステップSA160)。遅延制御部117は、遅延測定部116から測定時間dtの出力がない場合(ステップSA120;No)、差分(|dt−Td|)が変化量Tc以上でない場合(ステップSA130;No)、または、ミュートを解除した後に、信号取得部111からのオーディ信号Sa1の入力が継続しているか否かを判定(ステップSA170)し、継続している場合(ステップSA170;Yes)には、再び測定時間dtの出力があるか否かを判定(ステップSA120;No)し、継続していない場合(ステップSA170;No)には、遅延制御を終了する。以上が、遅延制御についての説明である。
図3に戻って説明を続ける。第2出力部118は、遅延制御部117から入力された再生オーディオ信号Sa1dをスピーカ接続部15に出力する。これにより、スピーカ装置40は、再生オーディオ信号Sa1dが入力され放音する。このとき、テレビ20の音声再生部212におけるリップシンク制御されたオーディオの遅延時間に対応して測定された測定時間dtに応じて、遅延制御部117がオーディオ信号Sa1に対して遅延処理を施しているから、テレビ20の表示画面に表示される映像の内容と、スピーカ装置40から放音される内容との時間的なずれ量が少なくなり、リップシンク制御が実現される。また、音声再生部212における遅延時間が変更されても、それに追従してリップシンク制御が実現される。
このように、本発明の実施形態に係るAVアンプ10は、テレビ20に遅延測定用のオーディオ信号Sa2を出力して、テレビ20において遅延された再生オーディオ信号Sa2dを取得することにより、テレビ20における遅延時間を測定する。そして、AVアンプ10は、映像信号Sgをテレビ20に出力するとともに、オーディオ信号Sa1を、測定した遅延時間に応じて遅延させてスピーカ装置40に出力することにより、テレビ20の表示画面に表示される映像の内容と、スピーカ装置40から放音される内容とのリップシンク制御を実現する。また、AVアンプ10は、テレビ20における遅延時間をリアルタイムに測定することで、テレビ20において再生モードなどが変化して遅延時間が変更されても、変更された遅延時間に追従してリップシンク制御を実現することができる。
<変形例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は以下のように、さまざまな態様で実施可能である。
[変形例1]
上述した実施形態においては、測定音供給部112は、生成されたオーディオ信号を、遅延測定用のオーディオ信号Sa2として第1出力部114に供給していたが、信号取得部111から出力されるオーディオ信号Sa1を取得して、遅延測定用のオーディオ信号Sa2として供給してもよい。またこの場合、オーディオ信号Sa1をそのまま使用しても良いが、加工しても良い。加工処理は様々な処理が可能であり、例えば、信号レベルを変化させる処理、周波数分布を変化させる処理、一部期間のみ出力させる処理などである。このように、測定音供給部112は、オーディオ信号Sa1を用いて、遅延測定用のオーディオ信号Sa2を第1出力部114に供給してもよい。
また、後述の変形例2で説明するように、テレビ20からの音をマイクロフォン50で拾う場合、スピーカ装置40からの音が邪魔にならない(区別がし易い)ように、それぞれ周波数的に分離しておくとか、電子透かしに似た波形処理の様なものを施しておくことも考えられる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は以下のように、さまざまな態様で実施可能である。
[変形例1]
上述した実施形態においては、測定音供給部112は、生成されたオーディオ信号を、遅延測定用のオーディオ信号Sa2として第1出力部114に供給していたが、信号取得部111から出力されるオーディオ信号Sa1を取得して、遅延測定用のオーディオ信号Sa2として供給してもよい。またこの場合、オーディオ信号Sa1をそのまま使用しても良いが、加工しても良い。加工処理は様々な処理が可能であり、例えば、信号レベルを変化させる処理、周波数分布を変化させる処理、一部期間のみ出力させる処理などである。このように、測定音供給部112は、オーディオ信号Sa1を用いて、遅延測定用のオーディオ信号Sa2を第1出力部114に供給してもよい。
また、後述の変形例2で説明するように、テレビ20からの音をマイクロフォン50で拾う場合、スピーカ装置40からの音が邪魔にならない(区別がし易い)ように、それぞれ周波数的に分離しておくとか、電子透かしに似た波形処理の様なものを施しておくことも考えられる。
図5は、本発明の変形例1におけるAVアンプ10Aの構成を説明するブロック図である。図5に示すAVシステム1AにおけるAVアンプ10Aは、実施形態におけるAVアンプ10のDSP11とは異なる構成のDSP11Aを有する。DSP11Aのうち、実施形態におけるDSP11と異なる構成について説明する。
測定音供給部112Aは、信号取得部111から出力されるオーディオ信号Sa1を取得し、遅延測定用のオーディオ信号Sa2として第1出力部114に供給する。なお、測定音供給部112Aは、オーディオ信号Sa1が複数のチャンネル(例えば、5.1ch)などで構成されている場合には、そのうちの少なくとも1chについてオーディオ信号Sa2として出力すればよい。
遅延測定部116Aは、実施形態における遅延測定部116と同様に、オーディオ信号Sa2と再生オーディオ信号Sa2dとを比較して、時間的なずれ量を測定する。ただし、この比較対象となるオーディオ信号は、光ディスクプレイヤ30から出力されたオーディオ信号Sa1が用いられ、測定音供給部112で供給されるような、ずれ量を測定しやすいように特別に生成されたオーディオ信号ではない。そのため、遅延測定部116Aは、音量の変化パターン、周波数スペクトルの変化パターンなど、時間的に変化するパラメータの変化パターンを用いたパターンマッチングにより、時間的なずれ量を測定すればよい。
なお、このように、遅延測定用のオーディオ信号Sa2として、コンテンツのオーディオ信号Sa1を用いる場合には、テレビ20において、音声再生部212から放音部24にも再生オーディオ信号Sa2dが出力されるようにして、放音部24からも放音されるようにしてもよい。このようにすれば、放音部24およびスピーカ装置40の双方から放音させることもできる。
[変形例2]
上述した実施形態においては、AVアンプ10は、テレビ20の音声再生部212から出力される再生オーディオ信号Sa2dを、テレビ20の音声出力端子25からケーブルを介して取得していたが、別の態様で取得してもよい。例えば、テレビ20の放音部24から放音させて、マイクロフォン50において収音して得られるオーディオ信号を再生オーディオ信号Sa2dとして取得してもよい。
上述した実施形態においては、AVアンプ10は、テレビ20の音声再生部212から出力される再生オーディオ信号Sa2dを、テレビ20の音声出力端子25からケーブルを介して取得していたが、別の態様で取得してもよい。例えば、テレビ20の放音部24から放音させて、マイクロフォン50において収音して得られるオーディオ信号を再生オーディオ信号Sa2dとして取得してもよい。
図6は、本発明の変形例2におけるAVシステム1Bの構成を説明するブロック図である。図6に示すAVシステム1Bにおけるテレビ20Bは、実施形態における音声出力端子25を有していない構成である。なお、テレビ20Bは、実施形態におけるテレビ20と同様に、音声出力端子25を有していてもよいが、音声再生部212から出力される再生オーディオ信号Sa2dは、放音部24に出力されるものとする。
AVシステム1Bは、さらにマイクロフォン50を有する。マイクロフォン50は、音が入力され、オーディオ信号に変換して出力する。この例においては、マイクロフォン50は、放音部24から出力される音が入力され、変換したオーディオ信号を、再生オーディオ信号Sa2dとしてAVアンプ10に出力する。
このような構成にすると、視聴者は、放音部24から出力される音を聴取することになる場合もある。そのため、視聴者に聴取されないようにするため、放音部24とマイクロフォン50との距離を短くし、放音部24からの音量が小さくすることが望ましい。また、放音部24の放音特性、マイクロフォン50の収音特性によっては、人が聞き取りづらい周波数帯域のオーディオ信号を遅延測定用に用いてもよい。
マイクロフォン50は、狭い指向特性を有するようにして、スピーカ装置40から出力される音が入力されにくい構成としてもよい。また、マイクロフォン50にスピーカ装置40から出力された音が入力され、この音が特定の周波数帯域の音である場合等においては、遅延測定用のオーディオ信号を抽出するフィルタなどが、マイクロフォン50からAVアンプ10の遅延測定部116までの信号経路上に設けられるようにしてもよい。
また、別の態様として、テレビ20が、音声再生部212において遅延させたオーディオ信号Sa2dを接続端子22などを介して出力することができる構成である場合には、AVアンプ10における遅延音取得部115は、接続端子22を介して出力されるオーディオ信号Sa2dを取得してもよい。この場合には、遅延測定部116は、第1出力部114から出力されたオーディオ信号Sa2と、遅延音取得部115において取得されたオーディオ信号Sa2dとを比較するようにすればよい。
[変形例3]
上述した実施形態においては、信号出力装置としてのDSP11を有する構成として、AVアンプ10を例に説明したが、AVアンプ10に限らず、外部装置において再生される映像信号を出力して、オーディオ信号がその外部装置以外において再生される構成を有する装置であれば、様々な装置に適用可能である。例えば、信号出力装置がゲーム機、パーソナルコンピュータ、STB(Set Top Box)などに内蔵されることにより、ゲーム機等がAVアンプ10の機能を有するようにしてもよい。この場合には光ディスクプレイヤ30は接続されていなくてもよい。また、AVアンプ10と、光ディスクプレイヤ30とは、一体に構成されていてもよい。すなわち、信号出力装置と、コンテンツ・データに含まれているような映像信号およびオーディオ信号を生成する構成とが一体に構成された装置全体として、光ディスクプレイヤ30と接続していなくても、テレビ20に映像信号を出力し、スピーカ装置40にオーディオ信号が出力することができるように構成されていてもよい。
また、AVアンプ10とスピーカ装置40とは、一体に構成されていてもよい。
なお、光ディスクプレイヤ30についても、AVアンプ10に映像信号、オーディオ信号を出力可能な装置であれば、ゲーム機、パーソナルコンピュータ、STBなどの他の装置であってもよい。
上述した実施形態においては、信号出力装置としてのDSP11を有する構成として、AVアンプ10を例に説明したが、AVアンプ10に限らず、外部装置において再生される映像信号を出力して、オーディオ信号がその外部装置以外において再生される構成を有する装置であれば、様々な装置に適用可能である。例えば、信号出力装置がゲーム機、パーソナルコンピュータ、STB(Set Top Box)などに内蔵されることにより、ゲーム機等がAVアンプ10の機能を有するようにしてもよい。この場合には光ディスクプレイヤ30は接続されていなくてもよい。また、AVアンプ10と、光ディスクプレイヤ30とは、一体に構成されていてもよい。すなわち、信号出力装置と、コンテンツ・データに含まれているような映像信号およびオーディオ信号を生成する構成とが一体に構成された装置全体として、光ディスクプレイヤ30と接続していなくても、テレビ20に映像信号を出力し、スピーカ装置40にオーディオ信号が出力することができるように構成されていてもよい。
また、AVアンプ10とスピーカ装置40とは、一体に構成されていてもよい。
なお、光ディスクプレイヤ30についても、AVアンプ10に映像信号、オーディオ信号を出力可能な装置であれば、ゲーム機、パーソナルコンピュータ、STBなどの他の装置であってもよい。
[変形例4]
上述した実施形態においては、AVアンプ10と接続されるテレビ20、光ディスクプレイヤ30およびスピーカ装置40は、ケーブルにより接続されていたが、有線接続に限られず、無線接続であってもよい。
上述した実施形態においては、AVアンプ10と接続されるテレビ20、光ディスクプレイヤ30およびスピーカ装置40は、ケーブルにより接続されていたが、有線接続に限られず、無線接続であってもよい。
[変形例5]
上述した実施形態においては、遅延制御部117の遅延制御において、測定時間dtと遅延時間Tdとの差分が、変化量Tc以上である場合に遅延時間Tdが更新されていたが、他の態様で更新されてもよい。例えば、遅延制御部117は、測定時間dtと遅延時間Tdとが随時一致するようにしてもよい(変化量Tc=0に相当)。また、遅延制御部117は、遅延時間Tdを更新するときに、徐々に遅延時間Tdが測定時間dtに近づくようにして、遅延処理の内容が少しずつ変化するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、遅延制御部117の遅延制御において、測定時間dtと遅延時間Tdとの差分が、変化量Tc以上である場合に遅延時間Tdが更新されていたが、他の態様で更新されてもよい。例えば、遅延制御部117は、測定時間dtと遅延時間Tdとが随時一致するようにしてもよい(変化量Tc=0に相当)。また、遅延制御部117は、遅延時間Tdを更新するときに、徐々に遅延時間Tdが測定時間dtに近づくようにして、遅延処理の内容が少しずつ変化するようにしてもよい。
[変形例6]
上述した実施形態においては、測定音供給部112が信号取得部111から出力される映像信号Sgまたはジャンル情報Scに応じて、一定期間、オーディオ信号Sa2を生成し、遅延測定部116において時間的なずれ量を測定していた。すなわち、遅延測定部116における測定は、信号取得部111から出力される映像信号Sgのフォーマットまたはジャンル情報Scの内容の変化をトリガとして行われていた。この変化によってテレビ20の音声再生部212における遅延処理の内容が変わる可能性があるため、遅延測定部116における測定開始のトリガとしているものである。したがって、音声再生部212における遅延処理の内容が変わることを検出できるものであれば、別の方法を用いて測定開始のトリガとしてもよい。
上述した実施形態においては、測定音供給部112が信号取得部111から出力される映像信号Sgまたはジャンル情報Scに応じて、一定期間、オーディオ信号Sa2を生成し、遅延測定部116において時間的なずれ量を測定していた。すなわち、遅延測定部116における測定は、信号取得部111から出力される映像信号Sgのフォーマットまたはジャンル情報Scの内容の変化をトリガとして行われていた。この変化によってテレビ20の音声再生部212における遅延処理の内容が変わる可能性があるため、遅延測定部116における測定開始のトリガとしているものである。したがって、音声再生部212における遅延処理の内容が変わることを検出できるものであれば、別の方法を用いて測定開始のトリガとしてもよい。
例えば、テレビ20におけるDSP21において、再生モードの変更など、音声再生部212における遅延処理の内容が変わる場合には、再生オーディオ信号Sa2dの出力がミュートされる場合がある。このような場合には、AVアンプ10において、入力される再生オーディオ信号Sa2dにより、音声再生部212における遅延処理の内容の変化があったことを検出することができるから、この検出(ミュートの検出)をトリガとして遅延測定部116における測定を開始すればよい。
なお、ミュートに限らず、視聴者による図示しない操作部を用いたテレビ20への操作により、音声再生部212において再生オーディオ信号Sa2dに付加される操作音などを、AVアンプ10において検出して測定開始のトリガとしてもよい。また、DSP21における設定内容が接続端子22などを介してAVアンプ10に通知される構成であれば、AVアンプ10において設定内容が変化したことを検出して測定開始のトリガとしてもよい。
[変形例7]
上述した実施形態においては、遅延制御部117は、遅延時間Tdと測定時間dtの差分が変化量Tc以上である場合に、遅延時間Tdの設定内容を更新したが、遅延制御中に映像信号Sgのフォーマットが変わった場合、またはジャンル情報Scの内容が変わった場合には、差分が変化量Tc以上でなくても、設定内容を更新するようにしてもよい。この場合には、遅延制御部117は、信号取得部111から出力される映像信号Sgまたはジャンル情報Scを監視し、映像信号Sgのフォーマットが変わった場合、またはジャンル情報Scの内容が変わった場合には、その後の最初のステップSA130(図4参照)における判定において、変化量Tcの値を減少させ、例えば「0」として扱えばよい。
上述した実施形態においては、遅延制御部117は、遅延時間Tdと測定時間dtの差分が変化量Tc以上である場合に、遅延時間Tdの設定内容を更新したが、遅延制御中に映像信号Sgのフォーマットが変わった場合、またはジャンル情報Scの内容が変わった場合には、差分が変化量Tc以上でなくても、設定内容を更新するようにしてもよい。この場合には、遅延制御部117は、信号取得部111から出力される映像信号Sgまたはジャンル情報Scを監視し、映像信号Sgのフォーマットが変わった場合、またはジャンル情報Scの内容が変わった場合には、その後の最初のステップSA130(図4参照)における判定において、変化量Tcの値を減少させ、例えば「0」として扱えばよい。
[変形例8]
上述した実施形態におけるDSP11の各構成は、ハードウエアにより実現してもソフトウエアにより実現してもよい。また、FPGA(Field-Programmable Gate Array)を用いて実現してもよい。ソフトウエアにより実現する場合には、AVアンプ10は、DSP11に代えて、CPU(Central Processing Unit)などの演算部、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などの記憶部を有するようにすればよい。そして、記憶部に記憶された制御プログラムを演算部とRAM上で実行することにより、DSP11の各構成を、実現するようにすればよい。
上述した実施形態におけるDSP11の各構成は、ハードウエアにより実現してもソフトウエアにより実現してもよい。また、FPGA(Field-Programmable Gate Array)を用いて実現してもよい。ソフトウエアにより実現する場合には、AVアンプ10は、DSP11に代えて、CPU(Central Processing Unit)などの演算部、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などの記憶部を有するようにすればよい。そして、記憶部に記憶された制御プログラムを演算部とRAM上で実行することにより、DSP11の各構成を、実現するようにすればよい。
なお、このような制御プログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供し得る。また、AVアンプ10は、制御プログラムをネットワーク経由でダウンロードしてもよい。
1,1A,1B…AVシステム、10,10A…AVアンプ、11,11A…DSP、111…信号取得部、112,112A…測定音供給部、114…第1出力部、115…遅延音取得部、116,116A…遅延測定部、117…遅延制御部、118…第2出力部、12,13…接続端子、14…音声入力端子、15…スピーカ接続部、20,20A…テレビ、21…DSP、211…映像再生部、212…音声再生部、22…接続端子、23…表示部、24…放音部、25…音声出力端子、30…光ディスクプレイヤ、40…スピーカ装置、50…マイクロフォン
Claims (5)
- 映像信号および第1オーディオ信号を取得する信号取得手段と、
遅延測定用の第2オーディオ信号を供給する測定音供給手段と、
入力される映像信号を再生するとともに、入力されるオーディオ信号を遅延させて再生する再生装置に対して、前記取得された映像信号および前記供給された第2オーディオ信号を出力する第1出力手段と、
前記再生装置において遅延された第2オーディオ信号を取得する遅延取得手段と、
前記第1出力手段によって出力された第2オーディオ信号と前記遅延取得手段が取得した第2オーディオ信号とを比較して、時間的なずれ量を測定する測定手段と、
前記取得された第1オーディオ信号に、前記測定されたずれ量に応じた遅延時間で遅延処理を施して出力する遅延制御手段と、
入力されるオーディオ信号が示す音を出力する放音手段に対して、前記遅延処理が施された第1オーディオ信号を出力する第2出力手段と
を具備することを特徴とする信号出力装置。 - 前記再生装置は、前記再生した第2オーディオ信号を出力する出力端子を有し、
前記遅延取得手段は、前記出力端子から出力される信号から前記再生装置において遅延された第2オーディオ信号を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の信号出力装置。 - 前記遅延制御手段は、前記測定されたずれ量が予め決められた変化量以上に変化した場合に、前記遅延時間を変更する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の信号出力装置。 - 前記測定音供給手段は、測定音を示すオーディオ信号を生成し、前記第2オーディオ信号として供給する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の信号出力装置。 - 前記測定音供給手段は、前記信号取得手段によって取得された第1オーディオ信号を用いて、前記第2オーディオ信号を供給する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の信号出力装置。
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