JP2012188791A - フィットネス水着 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】合成繊維マルチフィラメントと弾性繊維とから交編された編物(K)の一面にストレッチ性樹脂フィルムが貼り合わされた積層体布帛のストレッチ性樹脂フィルム層側に、編物(B)が裏地として縫い合わされて取り付けられていることを特徴とするフィットネス水着。
【選択図】図2
Description
(1)合成繊維マルチフィラメントと弾性繊維とから交編された編物(K)の一面にストレッチ性樹脂フィルムが貼り合わされた積層体布帛のストレッチ性樹脂フィルム層側に、編物(B)が裏地として縫い合わされて取り付けられていることを特徴とするフィットネス水着。
また、三層貼り合わせ構造体のため、布帛のストレッチ性と身体へのフィット感が劣ると共に、重く感じ、粗硬感も有り、かつ、動き難いフィットネス水着となる。
180〜280g/m2とすることがより好ましい。目付を170g/m2以上とすることで、保温性を低下させることなく、水着としての防透け性効果も得ることができる。一方、320g/m2以下とすることで、重くなり過ぎないことから動きも妨げられず、フィットネス水着としての着用性も良好なものとなる。上記下限および上限のいずれかまたはいずれを組み合わせた範囲であってもよい。
0.7〜0.9mmとすることがより好ましい。上記下限および上限のいずれかまたはいずれを組み合わせた範囲であってもよい。厚さを0.6mm以上とすることで、保温性を低下させることなく、水着としての防透け性効果も得ることができる。
これらの合成繊維を単独または2種以上の混合物として使用することができるが、ポリエステル系繊維またはポリアミド系繊維を主成分にした繊維が好ましい。
H:身長
E:頚側点(けいそくてん)から下腿最小囲(かたいさいしょうい)までの鉛直距離
D:頚側点(けいそくてん)から脛骨点(けいこつてん)までの鉛直距離
C:頚側点(けいそくてん)から恥骨点(ちこつてん)までの鉛直距離
である。
(1)編物または布帛の目付
染色加工上がりの編物または該編物とストレッチ性樹脂フィルムが貼り合わされた二層積層体布帛からタテ100cm×ヨコ100cmの評価サンプルを3枚ずつ採取した後、重量を計量し、3枚の平均値(g/m2 )で表した。
(2)編物または布帛の厚さ
JIS(2010年度版)「織物及び編物の生地試験方法」であるJIS L 1096A法(JIS法)に準じて行った。
(3)ストレッチ性樹脂フィルムの厚さ
ダイヤルシックネスゲージ(テトロック社製、1/1000mmダイヤルシックネスゲージ)を用い、試料の異なる10ヵ所について厚さを測り、その平均値(μm)で表した。
(4)編物または布帛の伸長率
JIS(2010年度版)「織物及び編物の生地試験方法」であるJIS L 1096の「伸縮織物及び編物の伸縮性」の伸び率D法(編物の定荷重法)に準じて行った。
(5)編物または布帛のタテ方向とヨコ方向の平均伸長率
前記編物または布帛の伸長率のタテ方向及びヨコ方向の各々3回の試験結果(%)の平均値から、[タテ方向の試験結果の平均値(%)+ヨコ方向の試験結果の平均値(%)]/2を算出し、織物のタテ方向とヨコ方向の平均伸長率(%)を四捨五入し小数点以下1桁で表した。
(6)編物または布帛の伸長回復率
JIS(2010年度版)「織物及び編物の生地試験方法」であるJIS L 1096の「伸長弾性率(伸長回復率)及び残留ひずみ率」のD法(繰返し定伸長法)に準じて行った。
(7)編物または布帛のタテ方向とヨコ方向の平均伸長回復率
前記編物または布帛の伸長回復率のタテ方向及びヨコ方向の各々3回の試験結果(%)の平均値から、[タテ方向の試験結果の平均値(%)+ヨコ方向の試験結果の平均値(%)]/2を算出し、織物のタテ方向とヨコ方向の平均伸長回復率(%)を四捨五入し小数点以下1桁で表した。
(8)直腸温(深部体温)の時間変化
19〜22歳の女性大学生5名が水着を着用し、室温29〜30℃、水温28℃の屋内プールにて、水深140cmの水中立位姿勢20分間(安静状態)の直腸温(深部体温)を1分毎に20分間測定した。直腸温は、サーミスター温度プローブ(YSI社製)を直腸温計(YSI4000サーモメータ)に接続して連続表示させた。
(9)体重減少量(発汗量)
19〜22歳の女性大学生12名が水着を着用し、室温29〜30℃、水温31℃の屋内プールにて、水中ウォーキング(前進運動)を水深120cmで40分間行った。この水中ウォーキング前後の体重減少量を測り、被験者12名の平均値(g)を算出して表した。
(10)フィットネス水着としての評価結果
○:フィットネス水着として非常に適していると判断されるもの
△:フィットネス水着としてやや不満足だが、使用できると判断されるもの
×:フィットネス水着として優れていないと判断されるもの
[実施例1]
フロント筬とバック筬の2枚筬からなる28ゲージのシングルトリコット機を用い、フロント筬にポリエステル56デシテックス24フィラメントの三角断面糸であるフラットヤーン原糸(東レ(株)製“テトロン”(登録商標))を、また、バック筬に44デシテックスのポリウレタン系弾性繊維(東レ・オペロンテックス(株)製“ライクラ”(登録商標))を配して、ハーフ編組織で編成した。各繊維の混率はポリエステルを82%、ポリウレタン系弾性繊維を18%とした。
この編物は、平均伸長率と平均伸長回復率にも優れ、また、生地目付、厚さも水着用として適しているため、通常の競泳水着用に多く使用されているものである。この編物を編物(K)とした。
前記実施例1で作製したポリエステルを82%とポリウレタン系弾性繊維を18%交編した編物(K)を用い、実施例1と同じ図7の模式図のフィットネス水着上下を試作した。この水着は、素材、デザインとも一般に販売されているフィットネス水着とよく類似するものである。
実施例1と同一の、図7の模式図に基づく被覆率59.2%の本発明品のフィットネス水着を、19〜22歳の女性大学生12名が着用し、室温29〜30℃、水温31℃の屋内プールにて、水深120cmで時速3Km/hrの水中ウォーキングを40分間行った。
比較例1と同一の、図7の模式図に基づく被覆率59.2%で素材、デザインとも一般に販売されているものと類似するフィットネス水着を、実施例2と同一の女性大学生12名が着用し、また、実施例2と同一プール、同一条件にて、時速3Km/hrの水中ウォーキングを40分間行った。
実施例1と同一の素材を用い、図8の模式図に基づく被覆率85.2%の本発明品のフィットネス水着を、実施例2と同一の女性大学生12名が着用し、実施例2と同一プール、同一条件にて、時速3Km/hrの水中ウォーキングを40分間行った。
この結果、被験者12名における水中ウォーキング前後の体重減少量の平均値は、265gであった。この体重減少量は、発汗量に相当するものである。
実施例1と同一の素材を用い、図6の模式図に基づく被覆率39.8%で一般水着のデザインとほぼ同様のフィットネス水着を、実施例2と同一の女性大学生12名が着用し、実施例2と同一プール、同一条件にて、時速3Km/hrの水中ウォーキングを40分間行った。
実施例1で作製した編物(K)の一面に、厚さ25μmのストレッチ防水性樹脂フィルムであるポリウレタン系樹脂フィルム膜をポリウレタン樹脂にて全面接着で貼り合わせた積層体布帛に、さらに実施例1で作製した裏地用編物(B)のメッシュ編物を、先のストレッチ性樹脂フィルムであるポリウレタン系樹脂フィルム膜の他面側にポリウレタン樹脂にて全面接着で貼り合わせて図3の断面構造模式図のような三層からなる積層構造体布帛を作製した。
M1:フィットネス水着上着部
M2:フィットネス水着パンツ部
K:編物
A:従来からの通常水着(競泳水着または遊泳水着)
F:防水性樹脂フィルム
B:裏地用編物
Y:縫い糸
S:身体および肌面
W:水層部
W1:分割された水層部
W2:分割された水層部
J:熱産生
X:熱放散
H:身長
E:頚側点(けいそくてん)から下腿最小囲(かたいさいしょうい)までの鉛直距離
D:頚側点(けいそくてん)から脛骨点(けいこつてん)までの鉛直距離
C:頚側点(けいそくてん)から恥骨点(ちこつてん)までの鉛直距離
C1:上記Cに対応する水着の長さ
D1:上記Dに対応する水着の長さ
E1:上記Eに対応する水着の長さ
Claims (7)
- 合成繊維マルチフィラメントと弾性繊維とから交編された編物(K)の一面にストレッチ性樹脂フィルムが貼り合わされた積層体布帛のストレッチ性樹脂フィルム層側に、編物(B)が裏地として縫い合わされて取り付けられていることを特徴とするフィットネス水着。
- 前記ストレッチ性樹脂フィルムの厚さが15〜100μmであることを特徴とする請求項1に記載のフィットネス水着。
- 前記編物(B)が、合成繊維マルチフィラメントからなるポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維およびポリプロピレン系繊維の内の少なくとも一種から形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載のフィットネス水着。
- 前記積層体布帛のタテ方向とヨコ方向の平均伸長率が55%以上、平均伸長回復率が80%以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフィットネス水着。
- 前記積層体布帛の目付が170〜320g/m2であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のフィットネス水着。
- 前記積層体布帛の厚さが0.6〜1.0mmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のフィットネス水着。
- 前記積層体布帛と裏地が、145〜175cmの身長の女性に対し、50〜85%の被覆率であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のフィットネス水着。
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