JP2012187237A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】設定される報知回数をカウントした場合に報知遊技が終了する遊技機において、操作態様が報知された場合に、報知回数を無駄に消費してしまったという損失感をなくすことができる遊技機を提供することを目的とする。
【解決手段】特定役を停止表示させるための特定役操作態様を報知可能な報知遊技を制御する報知遊技制御手段160、報知遊技において、特定役操作態様を報知した報知回数をカウント可能な報知回数カウント手段164、操作態様に関する履歴を記憶する操作態様履歴記憶手段170、履歴に基づいて特定の操作態様を認定する操作態様認定手段180を備え、報知回数カウント手段164を、報知遊技において、特定役操作態様と特定の操作態様とが同一でないときには、報知回数をカウントするとともに、特定役操作態様と特定の操作態様とが同一であるときには報知回数をカウントしないように形成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技機に関し、更に詳しくは、当選した役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させるためのストップスイッチ34の操作態様を遊技者に報知する報知遊技を実行する遊技機に関する。
従来、この種の遊技機、たとえばスロットマシンでは、遊技者は、役抽選により当選した小役を取りこぼさないようにするDDT打法と呼ばれるストップスイッチの操作方法で遊技を行うことがあった。そして、このようなストップスイッチの操作方法で遊技を行う遊技者は、回転リールの回転位置が概ね同じような位置であるときに(概ね同じようなタイミングで)、ストップスイッチの操作を行ったり、或いはほぼ毎遊技、同一の操作順序でストップスイッチの操作を行うこととなる。
また、従来から、スロットマシンでは、小役などを有効入賞ライン上に停止表示させるためのストップスイッチの操作態様を遊技者に報知する報知遊技(いわゆるAT遊技)が知られている(特許文献1参照)。このような報知遊技は、所定の遊技回数のAT遊技を実行した場合、或いは所定回数の報知を実行した場合に、終了するものであった。
特開2011−019859号公報
しかしながら、上記したような所定回数の報知を実行した場合に報知遊技が終了する遊技機では、DDT打法と呼ばれるストップスイッチの操作方法で遊技を行う遊技者は、ストップスイッチの操作態様が報知された場合に、その報知内容が、遊技者自らが多くの場合行うストップスイッチの操作態様と同一又は概ね同一であったときには、ストップスイッチの操作態様の報知が無くても、報知された内容と同一又は概ね同一の操作態様でストップスイッチの操作を行っていたはずであるから、報知回数を無駄に消費してしまったという損失感を感じることがあった。
そこで、本発明は、ストップスイッチの操作態様を報知する報知回数を設定される回数カウントした場合に報知遊技が終了する遊技機において、ストップスイッチの操作態様が報知された場合に、報知回数を無駄に消費してしまったという損失感をなくすことができる遊技機を提供することを目的とする。
各請求項に記載された発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、本発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、周囲に複数の図柄が付された複数の回転リール45と、すべての回転リール45の回転を開始させるためのスタートスイッチ33と、各回転リール45に対応して設けられ、かつ回転リール45の回転を停止させるためのストップスイッチ34と、特定役を含む複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行う役抽選手段100と、ストップスイッチ34の操作が行われた時点における対応する回転リール45の回転位置である操作位置を検知する操作位置検知手段115と、役抽選の結果と、操作位置検知手段115により検知された回転リール45の操作位置とに基づいて、役抽選により当選した役を構成する図柄が、有効入賞ラインに対して所定の引き込み範囲内に位置している場合に限り、有効入賞ライン上に停止表示されるように、各回転リール45の回転を停止させる停止制御を行う停止制御手段120と、を備え、遊技媒体のベットにより遊技の開始を可能とし、スタートスイッチ33の操作を条件として回転リール45の回転を開始させ、役抽選を行い、該抽選の結果及びストップスイッチ34の操作に基づいて回転リール45の回転を適位置で停止させ、当選した役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたか否かの判定を行い、該判定の結果に応じて所定の利益を遊技者に付与する又は付与しないことで1回の遊技が終了する遊技機であって、役抽選により少なくとも特定役に当選したときに、特定役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させるためのストップスイッチ34の操作態様(以下、「特定役操作態様」とする。)を遊技者に報知可能な報知遊技を制御する報知遊技制御手段160と、報知遊技において、特定役操作態様を遊技者に報知した報知回数をカウント可能な報知回数カウント手段164と、を備え、報知遊技制御手段160は、所定の契機により報知遊技を開始し、設定される報知回数が、報知回数カウント手段164によりカウントされた場合に、報知遊技を終了するように形成され、遊技者が行ったストップスイッチ34の操作態様に関する履歴を所定の遊技回数分記憶する操作態様履歴記憶手段170と、操作態様履歴記憶手段170により記憶されている履歴に基づいて、過去の遊技におけるストップスイッチ34の特定の操作態様を認定する操作態様認定手段180と、役抽選により少なくとも特定役に当選した場合に、特定役操作態様と、操作態様認定手段180により認定された特定の操作態様とが同一の操作態様であるか否かを判定する操作態様判定手段190と、を備え、報知回数カウント手段164は、報知遊技において、役抽選により少なくとも特定役に当選した場合に、操作態様判定手段190により、特定役操作態様と、操作態様認定手段180により認定された特定の操作態様とが同一の操作態様でないと判定されたときには、報知回数をカウントするとともに、報知遊技において、役抽選により少なくとも特定役に当選した場合に、操作態様判定手段190により、特定役操作態様と、操作態様認定手段180により認定された特定の操作態様とが同一の操作態様であると判定されたときには、報知回数をカウントしないように形成されていることを特徴とする。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の特徴に加え、停止制御手段120は、役抽選により少なくとも特定役に当選した場合に、所定の操作順序(以下、「遊技媒体最大付与操作順序」とする。)でストップスイッチ34の操作が行われたときには、所定数の遊技媒体が遊技者に付与されるように、回転リール45の回転を停止させて特定役に関する停止制御を行うとともに、遊技媒体最大付与操作順序以外の操作順序でストップスイッチ34の操作が行われたときには、所定の操作順序でストップスイッチ34の操作が行われた場合より少ない数の遊技媒体が遊技者に付与されるように若しくは遊技媒体が遊技者に付与されないように、回転リール45の回転を停止させて特定役に関する停止制御を行うように形成され、報知遊技制御手段160は、報知遊技において、役抽選により少なくとも特定役に当選したときに、遊技媒体最大付与操作順序を遊技者に報知可能に形成され、報知回数カウント手段164は、報知遊技において、遊技媒体最大付与操作順序を遊技者に報知した報知回数をカウント可能に形成され、操作態様履歴記憶手段170は、遊技者が行ったストップスイッチ34の操作順序の履歴を所定の遊技回数分記憶するように形成され、操作態様認定手段180は、操作態様履歴記憶手段170により記憶されているストップスイッチ34の操作順序の履歴に基づいて、過去の遊技において遊技者が最も多く行ったストップスイッチ34の操作順序(以下、「基本操作順序」とする。)を認定するように形成され、操作態様判定手段190は、役抽選により少なくとも特定役に当選した場合に、遊技媒体最大付与操作順序と、基本操作順序とが同一の操作順序であるか否かを判定するように形成され、報知回数カウント手段164は、報知遊技において、役抽選により少なくとも特定役に当選した場合に、操作態様判定手段190により、遊技媒体最大付与操作順序と、基本操作順序とが同一の操作順序でないと判定されたときには、報知回数をカウントするとともに、報知遊技において、役抽選により少なくとも特定役に当選した場合に、操作態様判定手段190により、遊技媒体最大付与操作順序と、基本操作順序とが同一の操作順序であると判定されたときには、報知回数をカウントしないように形成されていることを特徴とする。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、周囲に複数の図柄が付された複数の回転リール45と、すべての回転リール45の回転を開始させるためのスタートスイッチ33と、各回転リール45に対応して設けられ、かつ回転リール45の回転を停止させるためのストップスイッチ34と、特定役を含む複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行う役抽選手段100と、役抽選の結果と、各ストップスイッチ34が操作された際における対応する回転リール45の回転位置とに基づいて、各回転リール45の回転を適位置で停止させる停止制御を行う停止制御手段120と、を備え、遊技媒体のベットにより遊技の開始を可能とし、スタートスイッチ33の操作を条件として回転リール45の回転を開始させ、役抽選を行い、該抽選の結果及びストップスイッチ34の操作に基づいて回転リール45の回転を適位置で停止させ、当選した役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたか否かの判定を行い、該判定の結果に応じて所定の利益を遊技者に付与する又は付与しないことで1回の遊技が終了する遊技機であって、役抽選手段100は、少なくとも特定役を含む複数種類の役に対応付けられた重複当選領域及びハズレに対応付けられたハズレ領域を対象として、役抽選を行うように形成され、停止制御手段120は、役抽選により重複当選領域に当選した場合に、所定の操作順序でストップスイッチ34の操作が行われたときには、特定役を構成する図柄の組み合わせが当選した他の役に優先して有効入賞ライン上に停止表示されるように停止制御を行うとともに、所定の操作順序以外の操作順序(以下、「特定役回避操作順序」とする。)でストップスイッチ34の操作が行われたときには、当選した他の役を構成する図柄の組み合わせが特定役に優先して有効入賞ライン上に停止表示されるように停止制御を行うように形成され、役抽選により重複当選領域に当選したときに、特定役回避操作順序を遊技者に報知可能な報知遊技を制御する報知遊技制御手段160と、報知遊技において、特定役回避操作順序を遊技者に報知した報知回数をカウント可能な報知回数カウント手段164と、を備え、報知遊技制御手段160は、所定の契機により報知遊技を開始し、特定役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合、及び設定される報知回数が、報知回数カウント手段によりカウントされた場合に、報知遊技を終了するように形成され、遊技者が行ったストップスイッチ34の操作順序の履歴を所定の遊技回数分記憶する操作態様履歴記憶手段170と、操作態様履歴記憶手段170により記憶されている履歴に基づいて、過去の遊技におけるストップスイッチ34の特定の操作順序を認定する操作態様認定手段180と、役抽選により重複当選領域に当選した場合に、特定役回避操作順序と、操作態様認定手段180により認定された特定の操作順序とが同一の操作順序であるか否かを判定する操作態様判定手段190と、を備え、報知回数カウント手段164は、報知遊技において、役抽選により重複当選領域に当選した場合に、操作態様判定手段190により、特定役回避操作順序と、操作態様認定手段180により認定された特定の操作順序とが同一の操作順序でないと判定されたときには、報知回数をカウントするとともに、報知遊技において、役抽選により重複当選領域に当選した場合に、操作態様判定手段190により、特定役回避操作順序と、操作態様認定手段180により認定された特定の操作順序とが同一の操作順序であると判定されたときには、報知回数をカウントしないように形成されていることを特徴とする。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記請求項3記載の発明の特徴に加え、操作態様認定手段180は、操作態様履歴記憶手段170により記憶されているストップスイッチ34の操作順序の履歴に基づいて、過去の遊技において遊技者が最も多く行ったストップスイッチ34の操作順序(以下、「基本操作順序」とする。)を認定するように形成され、操作態様判定手段190は、役抽選により重複当選領域に当選した場合に、操作態様判定手段190により、特定役回避操作順序と、基本操作順序とが同一の操作順序であるか否かを判定するように形成され、報知回数カウント手段164は、報知遊技において、役抽選により重複当選領域に当選した場合に、操作態様判定手段190により、特定役回避操作順序と、基本操作順序とが同一の操作順序でないと判定されたときには、報知回数をカウントするとともに、報知遊技において、役抽選により重複当選領域に当選した場合に、操作態様判定手段190により、特定役回避操作順序と、基本操作順序とが同一の操作順序であると判定されたときには、報知回数をカウントしないように形成されていることを特徴とする。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、周囲に複数の図柄が付された複数の回転リール45と、すべての回転リール45の回転を開始させるためのスタートスイッチ33と、各回転リール45に対応して設けられ、かつ回転リール45の回転を停止させるためのストップスイッチ34と、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行う役抽選手段100と、ストップスイッチ34の操作が行われた時点における対応する回転リール45の回転位置である操作位置を検知する操作位置検知手段115と、役抽選の結果と、操作位置検知手段115により検知された回転リール45の操作位置とに基づいて、役抽選により当選した役を構成する図柄が、有効入賞ラインに対して所定の引き込み範囲内に位置している場合に限り、有効入賞ライン上に停止表示されるように、各回転リール45の回転を停止させる停止制御を行う停止制御手段120と、を備え、遊技媒体のベットにより遊技の開始を可能とし、スタートスイッチ33の操作を条件として回転リール45の回転を開始させ、役抽選を行い、該抽選の結果及びストップスイッチ34の操作に基づいて回転リール45の回転を適位置で停止させ、当選した役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたか否かの判定を行い、該判定の結果に応じて所定の利益を遊技者に付与する又は付与しないことで1回の遊技が終了する遊技機であって、複数の回転リール45のうち所定の回転リール45の周囲には、複数種類の特定図柄が配列されるとともに、異なる種類の特定図柄は、互いに所定の引き込み範囲より離間して配列され、役抽選の対象の役として、所定の回転リール45において複数種類の特定図柄のうちのいずれかの種類の特定図柄を含んで図柄の組み合わせが構成される複数種類の役であって、所定の回転リール45における特定図柄が互いに異なる複数種類の特定役を備え、役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選したときに、その当選した特定役を遊技者に報知可能な報知遊技を制御する報知遊技制御手段160と、報知遊技において、複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役を遊技者に報知した報知回数をカウント可能な報知回数カウント手段164と、を備え、報知遊技制御手段160は、所定の契機により報知遊技を開始し、設定される報知回数が、報知回数カウント手段164によりカウントされた場合に、報知遊技を終了するように形成され、操作位置検知手段115により検知された回転リール45の操作位置の履歴を所定の遊技回数分記憶する操作態様履歴記憶手段170と、操作態様履歴記憶手段170により記憶されている回転リール45の操作位置の履歴に基づいて、過去の遊技における回転リール45の特定の操作位置を認定する操作態様認定手段180と、役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、操作態様認定手段180により認定された回転リール45の特定の操作位置が、停止制御手段120によりその当選した特定役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させることができる位置(以下、「停止表示可能位置」とする。)であるか否かを判定する操作態様判定手段190と、を備え、報知回数カウント手段164は、報知遊技において、役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、操作態様判定手段190により、操作態様認定手段180により認定された回転リール45の特定の操作位置が停止表示可能位置でないと判定されたときには、報知回数をカウントするとともに、報知遊技において、役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、操作態様判定手段190により、操作態様認定手段180により認定された回転リール45の特定の操作位置が停止表示可能位置であると判定されたときには、報知回数をカウントしないように形成されていることを特徴とする。
(請求項6)
請求項6記載の発明は、上記請求項5記載の発明の特徴に加え、操作態様認定手段180は、操作態様履歴記憶手段170により記憶されている回転リール45の操作位置の履歴に基づいて、過去の遊技においてストップスイッチ34の操作が行われた時点における最も多い回転リール45の操作位置(以下、「基本操作位置」とする。)を認定するように形成され、操作態様判定手段190は、役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、基本操作位置が停止表示可能位置であるか否かを判定するように形成され、報知回数カウント手段164は、報知遊技において、役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、操作態様判定手段190により、基本操作位置が停止表示可能位置でないと判定されたときには、報知回数をカウントするとともに、報知遊技において、役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、操作態様判定手段190により、基本操作位置が停止表示可能位置であると判定されたときには、報知回数をカウントしないように形成されていることを特徴とする。
(請求項7)
請求項7記載の発明は、周囲に複数の図柄が付された複数の回転リール45と、すべての回転リール45の回転を開始させるためのスタートスイッチ33と、各回転リール45に対応して設けられ、かつ回転リール45の回転を停止させるためのストップスイッチ34と、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行う役抽選手段100と、ストップスイッチ34の操作が行われた時点における対応する回転リール45の回転位置である操作位置を検知する操作位置検知手段115と、役抽選の結果と、操作位置検知手段115により検知された回転リール45の操作位置とに基づいて、役抽選により当選した役を構成する図柄が、有効入賞ラインに対して所定の引き込み範囲内に位置している場合に限り、有効入賞ライン上に停止表示されるように、各回転リール45の回転を停止させる停止制御を行う停止制御手段120と、を備え、遊技媒体のベットにより遊技の開始を可能とし、スタートスイッチ33の操作を条件として回転リール45の回転を開始させ、役抽選を行い、該抽選の結果及びストップスイッチ34の操作に基づいて回転リール45の回転を適位置で停止させ、当選した役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたか否かの判定を行い、該判定の結果に応じて所定の利益を遊技者に付与する又は付与しないことで1回の遊技が終了する遊技機であって、複数の回転リール45のうち所定の回転リール45の周囲には、複数種類の特定図柄が配列されるとともに、異なる種類の特定図柄は、互いに所定の引き込み範囲より離間して配列され、役抽選の対象の役として、所定の回転リール45において複数種類の特定図柄のうちのいずれかの種類の特定図柄を含んで図柄の組み合わせが構成される複数種類の役であって、所定の回転リール45における特定図柄が互いに異なる複数種類の特定役を備え、役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選したときに、その当選した特定役を遊技者に報知可能な報知遊技を制御する報知遊技制御手段160と、報知遊技において、複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役を遊技者に報知した報知回数をカウント可能な報知回数カウント手段164と、を備え、報知遊技制御手段160は、所定の契機により報知遊技を開始し、複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合、及び設定される報知回数が、報知回数カウント手段によりカウントされた場合に、報知遊技を終了するように形成され、操作位置検知手段115により検知された回転リール45の操作位置の履歴を所定の遊技回数分記憶する操作態様履歴記憶手段170と、操作態様履歴記憶手段170により記憶されている回転リール45の操作位置の履歴に基づいて、過去の遊技における回転リール45の特定の操作位置を認定する操作態様認定手段180と、役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、操作態様認定手段180により認定された回転リール45の特定の操作位置が、停止制御手段120によりその当選した特定役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させることができない位置(以下、「停止表示不可能位置」とする。)であるか否かを判定する操作態様判定手段190と、を備え、報知回数カウント手段164は、報知遊技において、役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、操作態様判定手段190により、操作態様認定手段180により認定された回転リール45の特定の操作位置が停止表示不可能位置でないと判定されたときには、報知回数をカウントするとともに、報知遊技において、役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、操作態様判定手段190により、操作態様認定手段180により認定された回転リール45の特定の操作位置が停止表示不可能位置であると判定されたときには、報知回数をカウントしないように形成されていることを特徴とする。
(請求項8)
請求項8記載の発明は、上記請求項7記載の発明の特徴に加え、操作態様認定手段180は、操作態様履歴記憶手段170により記憶されている回転リール45の操作位置の履歴に基づいて、過去の遊技においてストップスイッチ34の操作が行われた時点における最も多い回転リール45の操作位置(以下、「基本操作位置」とする。)を認定するように形成され、操作態様判定手段190は、役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、基本操作位置が停止表示不可能位置であるか否かを判定するように形成され、報知回数カウント手段164は、報知遊技において、役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、操作態様判定手段190により、基本操作位置が停止表示不可能位置でないと判定されたときには、報知回数をカウントするとともに、報知遊技において、役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、操作態様判定手段190により、基本操作位置が停止表示不可能位置であると判定されたときには、報知回数をカウントしないように形成されていることを特徴とする。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1又は2)
すなわち、請求項1又は2記載の発明によれば、ストップスイッチの操作態様を報知する報知回数を設定される回数カウントした場合に報知遊技が終了する遊技機において、ストップスイッチの操作態様が報知された場合に、報知回数を無駄に消費してしまったという損失感をなくすことができる遊技機を提供することができる。
(請求項3又は4)
すなわち、請求項3又は4発明によれば、特定役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合、及び特定役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることを回避するためのストップスイッチの操作順序(特定役回避操作順序)を報知する報知回数を設定される回数カウントした場合に報知遊技が終了する遊技機において、特定役回避操作順序が遊技者に報知された場合に、報知回数を無駄に消費してしまったという損失感をなくすことができる遊技機を提供することができる。
(請求項5又は6)
すなわち、請求項5又は6記載の発明によれば、当選した特定役を報知する報知回数を設定される回数カウントした場合に報知遊技が終了する遊技機において、複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、その当選した特定役を遊技者に報知したときに、報知回数を無駄に消費してしまったという損失感をなくすことができる遊技機を提供することができる。
(請求項7又は8)
すなわち、請求項7及び8記載の発明によれば、複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合、及び当選した特定役を報知する報知回数を設定される回数カウントした場合に報知遊技が終了する遊技機において、複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、その当選した特定役を遊技者に報知したときに、報知回数を無駄に消費してしまったという損失感をなくすことができる遊技機を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態であって、遊技機の正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、各回転リールの図柄の配列を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技機のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、役を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、役抽選テーブルを説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、役抽選テーブルを説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、ストップスイッチの操作順序と有効入賞ライン上に停止表示される役との関係を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技状態の移行を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技機の動作の概略を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態であって、AT報知処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態であって、遊技機の動作の概略を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態であって、AT報知処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態であって、入賞ラインを説明するための説明図である。 本発明の第3の実施の形態であって、各回転リールの図柄の配列を説明するための説明図である。 本発明の第3の実施の形態であって、役を説明するための説明図である。 本発明の第3の実施の形態であって、役抽選テーブルを説明するための説明図である。 本発明の第3の実施の形態であって、ストップスイッチの操作順序と有効入賞ライン上に停止表示される役との関係を説明するための説明図である。 本発明の第4の実施の形態であって、入賞ラインを説明するための説明図である。 本発明の第4の実施の形態であって、各回転リールの図柄の配列を説明するための説明図である。 本発明の第4の実施の形態であって、役を説明するための説明図である。 本発明の第4の実施の形態であって、役抽選テーブルを説明するための説明図である。 本発明の第4の実施の形態であって、ストップスイッチの操作順序と有効入賞ライン上に停止表示される役との関係を説明するための説明図である。 本発明の第5の実施の形態であって、各回転リールの図柄の配列を説明するための説明図である。 本発明の第5の実施の形態であって、役を説明するための説明図である。 本発明の第5の実施の形態であって、遊技機の動作の概略を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態であって、AT報知処理を示すフローチャートである。 本発明の第6の実施の形態であって、遊技機の動作の概略を示すフローチャートである。 本発明の第6の実施の形態であって、AT報知処理を示すフローチャートである。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態を、図1〜図10に基づいて説明する。
以下、「前面」とは、遊技機において遊技を行う際に遊技者が向き合う面をいい、「右側」とは、遊技機の前面に向き合って遊技を行う遊技者から見て右側をいい、「左側」とは、遊技機の前面に向き合って遊技を行う遊技者から見て左側をいう。
(遊技機)
図1に概略を示すように、遊技機としてのスロットマシン10は、前面に開口部を有する箱型の筐体11を備え、筐体11の前面には、開口部を塞ぐ前扉12を備え、筐体11の内部には、3個の回転リール45を横並びに配置したリールユニット40や、スロットマシン10を制御するための制御装置20や、遊技媒体としてのメダルを払い出すためのホッパーユニットや、スロットマシン10が備える各装置に電力を供給するための電源ユニットなどを備えている。
また、3個の回転リール45のうち、左側に位置するのが左リール46であり、中央に位置するのが中リール47であり、右側に位置するのが右リール48である。
また、前扉12の上部には、上パネル13を備え、前扉12の下部には、下パネル14を備え、前扉12の前面における、上パネル13と下パネル14との間には、前方へ向けて突出する操作部16を備えている。
また、上パネル13のほぼ中央には、各回転リール45の周囲に付されている図柄を遊技者に見せるための図柄表示窓15が設けられている。この図柄表示窓15は、3個すべての回転リール45の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄を遊技者に見せるように形成されている。
また、入賞ラインとして、中段の3個の図柄の表示位置を通る中段入賞ラインと、下段の3個の図柄の表示位置を通る下段入賞ラインと、左上・中央・右下の3個の図柄の表示位置を通る右下り入賞ラインとが設けられている。
また、上パネル13における、図柄表示窓15の上方に相当する位置には、画像を表示する表示装置55が設けられている。また、上パネル13の周囲縁には、演出用ランプ17が設けられている。
また、操作部16の上面右側には、遊技媒体としてのメダルを直接投入するためのメダル投入口36が設けられ、操作部16の上面左側には、スロットマシン10に電子的に貯留(クレジット)されているメダルを内部投入するためのベットスイッチ32が設けられ、操作部16の上面左端付近には、クレジットされているメダルを返却するための精算スイッチ35が設けられ、操作部16の前面左側には、回転リール45の回転を開始させるためのスタートスイッチ33が設けられ、操作部16の前面中央には、回転リール45の回転を停止させるためのものであって各回転リール45にそれぞれ対応している3個のストップスイッチ34が横並びに設けられている。
また、3個のストップスイッチ34のうち、左側に位置するのが左停止スイッチ56であり、中央に位置するのが中停止スイッチ57であり、右側に位置するのが右停止スイッチ58である。また、左停止スイッチ56は左リール46に対応しており、また、中停止スイッチ57は中リール47に対応しており、また、右停止スイッチ58は右リール48に対応している。
また、前扉12の下部中央には、メダルを払い出すためのメダル払出口37が設けられ、メダル払出口37の下方には、メダル払出口37から払い出されたメダルを受け止めて貯留するためのメダル受け皿38が設けられている。また、前扉12には、図示しないスピーカが設けられている。
(リールユニット40)
リールユニット40は、横並びに設けた3個の回転リール45と、各回転リール45を回転させるためのものであって各回転リール45にそれぞれ対応しているステッピングモータと、これらを支持するためのフレームとを備えている。
また、各回転リール45の周囲には、複数種類の図柄が所定の配列で合計21個付されている。具体的には、各回転リール45の周囲には、図2に示すように、「赤7」、「青7」、「BAR」、「リプレイA」、「リプレイB」、「ベルA」、「ベルB」、「ベルC」、「スイカ」及び「チェリー」の図柄が付されている。
また、各ステッピングモータの出力軸には、対応する回転リール45がそれぞれ固定されている。
また、ステッピングモータは、パルス信号によって駆動するものであって、入力されるパルス信号のパターンによって、加速・定速・減速のパターンが決まる。そして、ステッピングモータが駆動すると、ステッピングモータの出力軸を中心に、対応する回転リール45が回転する。
また、ステッピングモータは、一のパルス信号の入力により、回転リール45の周囲に付された図柄1個分に相当する量駆動する。そして、ステッピングモータが図柄1個分に相当する量駆動すると、対応する回転リール45が、周囲に付された図柄1個分に相当する量回転する(1コマ回転する)。
また、各回転リール45には、インデックスセンサにより検知されるインデックスが設けられており、インデックスが検知されてからのステッピングモータのパルス数により回転リール45の回転位置及び停止位置を特定できるようになっている。
(制御装置20)
制御装置20は、図3に示すように、主として遊技を制御する遊技制御装置21と、遊技制御装置21からの信号を受信して、主として遊技の演出を制御する演出制御装置22と、を備えている。
遊技制御装置21は、メイン基板などとも呼ばれるものであって、CPU、RAM、ROM、及びI/Oなどを備えたマイクロコンピュータを用いて構成されている。CPUがROMに記憶された所定のプログラムを実行することにより、遊技制御装置21を構成するマイクロコンピュータが、図3に示すように、役の抽選(役抽選)、回転リール45の回転・停止及びメダルの払い出しなどの遊技の進行を制御する遊技制御手段60として機能する。詳細には、遊技制御手段60は、役抽選手段100、回転制御手段110、操作位置検知手段115、停止制御手段120、停止図柄判定手段130及び遊技状態移行制御手段140を備えている。遊技制御装置21の入力手段としては、ベットスイッチ32、スタートスイッチ33、ストップスイッチ34、精算スイッチ35及びリールユニット40の各回転リール45のインデックスセンサなどが接続され、遊技制御装置21の出力手段としては、リールユニット40のステッピングモータや、ホッパーユニットなどが接続されている。なお、遊技制御手段60が備える手段としてはこれに限られるものではない。
また、演出制御装置22は、サブ基板などとも呼ばれるものであって、遊技制御装置21と同様に、CPU、RAM、ROM、及びI/Oなどを備えたマイクロコンピュータを用いて構成されている。CPUがROMに記憶された所定のプログラムを実行することにより、演出制御装置22を構成するマイクロコンピュータが、図3に示すように、役抽選の結果や、遊技の進行に応じて遊技の演出を制御する演出制御手段145として機能する。詳細には、演出制御手段145は、演出データ記憶手段150、報知遊技制御手段160、操作態様履歴記憶手段170、操作態様認定手段180、操作態様判定手段190及び不利益付与手段200を備えている。演出制御装置22の入力手段としては、遊技制御装置21が接続され、演出制御装置22の出力手段としては、表示装置55や、演出用ランプ17や、図示しないスピーカなどが接続されている。なお、演出制御手段145が備える手段としてはこれに限られるものではない。
また、遊技制御装置21と演出制御装置22との間における信号の送受信は、遊技制御装置21における役抽選に関するデータ等の内部データの信頼性を担保すべく、一方通行となるように形成されている。すなわち、遊技制御装置21から演出制御装置22に向かってのみ信号が出力され、演出制御装置22から遊技制御装置21に向かっていかなる信号も出力されないように形成されている。
次に、スロットマシン10における遊技について説明する。
1回の遊技につき、遊技媒体としてのメダルを3枚ベットすることが可能である。3枚のメダルをベットすると、すべての入賞ラインが有効になる。有効になった入賞ラインを、以下、「有効入賞ライン」と称する。また、メダルのベットには、メダル投入口36からメダルを投入することによるベットと、ベットスイッチ32を操作することによるクレジットされているメダルのベットとがある。また、後述する再遊技のときには、前回の遊技でベットした枚数と同数のメダルが自動的にベットされる。また、3枚のメダルのベットを条件に、遊技を実行することが可能となり、スタートスイッチ33を操作すると、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選が行われるとともに、3個すべての回転リール45の回転が開始する。その後、3個すべての回転リール45の回転が所定の定常速度になって定常回転するようになると、3個すべてのストップスイッチ34の操作が有効になる。そして、3個のストップスイッチ34のうちの1個を操作すると、当該ストップスイッチ34に対応した回転リール45の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ34の操作を終えると、3個すべての回転リール45の回転が停止する。このとき、いずれかの有効入賞ライン上に、役抽選により当選した役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、当該役に応じた枚数のメダルを獲得できることがある。また、獲得したメダルは、クレジットされ、クレジット数が上限値に達したときには、ホッパーユニットが駆動して、上限値を超えた分がメダル払出口37から払い出される。また、メダルの獲得に代えて、あるいはメダルの獲得とともに、遊技者に対して所定の利益が付与されることもある。
ここで、役には、有効入賞ライン上に所定の図柄の組み合わせが停止表示されることにより、メダルが払い出される小役と、有効入賞ライン上に所定の図柄の組み合わせが停止表示されることにより、メダルの払い出しはないがメダルを新たに投入することなく前回の遊技と同じ条件で再度遊技を行うことができる再遊技を実行させる再遊技役と、有効入賞ライン上に所定の図柄の組み合わせが停止表示されることにより、メダルの払い出しはないが後述するボーナス状態へ移行するボーナス役とがある。
具体的には、図4に示すように、小役には、ベル役(ベル1役〜ベル28役)と、スイカ役と、チェリー役とがある。たとえば、ベル1役は、「ベルC」「ベルC」「ベルC」の図柄の組み合わせにより構成され、また、たとえば、チェリー役は、「チェリー」「ANY」「ANY」(「ANY」は、いずれの図柄であってもよいことを意味する。)の図柄の組み合わせにより構成される。そして、役を構成する図柄の組み合わせがいずれかの有効入賞ライン上に停止表示されることにより、当該役に応じた所定枚数のメダルが払い出される。たとえば、「ベルC」「ベルC」「ベルC」の図柄の組み合わせがいずれかの有効入賞ライン上に停止表示されることにより、ベル1役に応じた所定枚数(たとえば9枚)のメダルが払い出される。
また、図4に示すように、再遊技役には、リプレイA役と、リプレイB役と、リプレイC役と、リプレイD役と、リプレイE役とがある。たとえば、リプレイA役は、「リプレイA」「リプレイA」「リプレイA」の図柄の組み合わせにより構成される。そして、いずれかの有効入賞ライン上に再遊技役を構成する図柄の組み合わせが停止表示されることにより、メダルを新たに投入することなく前回の遊技と同じ条件で再度遊技を行うことができる。
また、図4に示すように、ボーナス役には、赤7BB役と、青7BB役と、RB役とがある。赤7BB役は、「赤7」「赤7」「赤7」の図柄の組み合わせにより構成され、また、青7BB役は、「青7」「青7」「青7」の図柄の組み合わせにより構成される。そして、赤7BB役又は青7BB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることにより、BB状態へ移行する。また、RB役は、「赤7」「赤7」「BAR」の図柄の組み合わせにより構成される。そして、この図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることにより、RB状態へ移行する。
なお、本実施の形態では、ボーナス役は、メダルの払い出しを行うことなく、ボーナス状態へ移行するようになっているが、所定枚数(たとえば15枚)のメダルを払い出した後に、ボーナス状態へ移行するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、遊技制御装置21における遊技状態(役抽選の状態)として、図8に示すように、通常状態と、RT状態と、内部中状態と、ボーナス状態(ビッグボーナス状態(BB状態)及びレギュラーボーナス状態(RB状態))とを備えている。遊技状態の詳細については後述する。
(役抽選手段100)
役抽選手段100は、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行うものである。役抽選手段100は、乱数発生手段と、乱数抽出手段と、役抽選テーブルと、判定手段とを備えている。
乱数発生手段は、役抽選用の乱数を、所定の範囲内(たとえば、10進数で0〜65535)で発生させるものである。また、乱数抽出手段は、乱数発生手段が発生させた乱数を、所定の契機(たとえば、スタートスイッチ33の操作)で抽出するものである。なお、乱数発生手段は、カウンタ回路などによって構成されるため、乱数発生手段が発生させる数値は、厳密には乱数ではない。ただ、スタートスイッチ33が操作されるタイミングは、ランダムであると考えられるため、乱数抽出手段が抽出する数値は、実質的には乱数として取り扱うことができる。
また、役抽選テーブルは、乱数発生手段が発生させる範囲内の各乱数について、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかをあらかじめ定めたものである。本実施の形態では、役抽選テーブルには、図5に示すように、通常状態において用いられる通常役抽選テーブルと、RT状態において用いられるRT役抽選テーブルと、内部中状態において用いられる内部中役抽選テーブルと、ボーナス状態(BB状態及びRB状態)において用いられるボーナス役抽選テーブルとがある。各役抽選テーブルには、当選の領域と、ハズレの領域とが設定されている。なお、当選の領域としては、一の役に対応付けられた単独当選領域の他に、複数種類の役に対応付けられた重複当選領域を設定することができる。
具体的には、たとえば、通常役抽選テーブル、RT役抽選テーブル及び内部中役抽選テーブルのぞれぞれには、図5に示すように、「左ベルA」、「左ベルB」、「左ベルC」、「中ベルA」、「中ベルB」、「中ベルC」、「右ベルA」、「右ベルB」及び「右ベルC」の9種類のベル役の重複当選領域が設定されている。詳細には、たとえば「左ベルA」の重複当選領域には、図6に示すように、ベル1役、ベル5役、ベル9役、ベル11役、ベル15役、ベル16役、ベル21役、ベル22役、ベル26役及びベル28役(特定役)が対応付けられている。以下、この重複当選領域を、「左ベルA役」と称する。
また同様に、「左ベルB」の重複当選領域を「左ベルB役」と称し、また、「左ベルC」の重複当選領域を「左ベルC役」と称し、また、「中ベルA」の重複当選領域を「中ベルA役」と称し、また、「中ベルB」の重複当選領域を「中ベルB役」と称し、また、「中ベルC」の重複当選領域を「中ベルC役」と称し、また、「右ベルA」の重複当選領域を「右ベルA役」と称し、また、「右ベルB」の重複当選領域を「右ベルB役」と称し、また、「右ベルC」の重複当選領域を「右ベルC役」と称する。
また、これらの各重複当選領域に係る当選確率のそれぞれは、通常役抽選テーブル、RT役抽選テーブル及び内部中役抽選テーブルのいずれにおいても、それぞれ、同一となっている。たとえば、通常役抽選テーブルにおける左ベルA役の当選確率と、RT役抽選テーブルにおける左ベルA役との当選確率とは、同一となっている。
また、左ベルA役と、左ベルB役と、左ベルC役との当選確率は、通常役抽選テーブル、RT役抽選テーブル及び内部中役抽選テーブルのいずれの役抽選テーブルにおいても、それぞれ、同一となっている。また、中ベルA役と、中ベルB役と、中ベルC役と、右ベルA役と、右ベルB役と、右ベルC役との当選確率は、通常役抽選テーブル、RT役抽選テーブル及び内部中役抽選テーブルのいずれの役抽選テーブルにおいても、それぞれ、同一となっている。さらに、図5に示すように、左ベルA役の当選確率を「1」とすると、中ベルA役の当選確率は「3」となっている。すなわち、中ベルA役は、左ベルA役に比べて3倍の確率で当選するものとなっている。また、図5に示すように、右ベルA役の当選確率は、中ベルA役の当選確率と同一となっている。すなわち、左ベルA役の当選確率を「1」とすると、左ベルA役と中ベルA役と右ベルA役との当選確率の比は、「1:3:3」となっている。
また、たとえば、通常役抽選テーブルには、図5に示すように、リプレイA役とリプレイB役とリプレイD役に対応付けられた重複当選領域(以下、この重複当選領域を、「リプレイABD役」と称する。)、リプレイA役〜リプレイD役に対応付けられた重複当選領域(以下、この重複当選領域を、「リプレイABCD役」と称する。)、リプレイA役〜リプレイC役とリプレイE役に対応付けられた重複当選領域(以下、この重複当選領域を、「リプレイABCE役」と称する。)及びリプレイA役〜リプレイE役に対応付けられた重複当選領域(以下、この重複当選領域を、「リプレイABCDE役」と称する。)が設定されている。
また、たとえば、RT役抽選テーブルには、図5に示すように、リプレイA役とリプレイB役に対応付けられた重複当選領域(以下、この重複当選領域を、「リプレイAB役」と称する。)、リプレイA役〜リプレイC役に対応付けられた重複当選領域(以下、この重複当選領域を、「リプレイABC役」と称する。)、リプレイABD役、リプレイABCD役、リプレイABCE役及びリプレイABCDE役が設定されている。
また、たとえば、ボーナス役抽選テーブルには、ベル1役〜ベル28役、スイカ役及びチェリー役に対応付けられた重複当選領域(以下、この重複当選領域を、「重複小役」と称する。)が設定されている。
なお、重複当選領域に対応付けられる役の組み合わせについては、これに限られるものではない。
また、判定手段は、乱数抽出手段が抽出した乱数と、役抽選テーブルとを照合して、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの判定を行うものである。具体的には、判定手段は、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの判定を行う際に、その時点における遊技状態に対応する役抽選テーブルを適宜用いて、当該判定を行うものとなっている。
そして、役抽選手段100による役抽選で、いずれかの役に当選すると、当選した役に対応する当選フラグが成立する。なお、役抽選手段100による役抽選で、複数の役に重複当選した場合には、当選した複数の役それぞれに対応する当選フラグが成立する。そして、このフラグの成立中に、役抽選で当選した役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、遊技者に対して、メダルの払い出しや、ボーナス遊技(遊技状態がボーナス状態である遊技)などの利益が付与される。
ここで、当選フラグには、役抽選手段100による役抽選の結果が、小役の当選である場合に成立する小役当選フラグ(ベル1当選フラグ〜ベル28当選フラグ、スイカ当選フラグ及びチェリー当選フラグ)と、役抽選手段100による役抽選の結果が、再遊技役の当選である場合に成立する再遊技当選フラグ(リプレイA当選フラグ〜リプレイE当選フラグ)と、役抽選手段100による役抽選の結果が、ボーナス役の当選である場合に成立するボーナス当選フラグ(赤7BB当選フラグ、青7BB当選フラグ及びRB当選フラグ)とがある。
そして、小役当選フラグ及び再遊技当選フラグは、成立した遊技においてのみ有効となるものの、ボーナス当選フラグは、次の遊技へ持ち越すことができるものとなっており、当選したボーナス役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることにより消去されるものとなっている。
(回転制御手段110)
回転制御手段110は、スタートスイッチ33の操作を契機に、3個すべての回転リール45の回転を開始させるとともに、3個すべての回転リール45の回転駆動を制御するものである。
具体的には、回転制御手段110は、スタートスイッチ33の操作を契機に、3個すべての回転リール45の回転を開始させて、その回転速度が所定の定常速度に達するまで加速処理を行う。そして、回転制御手段110は、回転リール45の回転速度が所定の定常速度に達したときには、回転リール45を所定の定常速度で定速回転させる定速処理を行う。
(操作位置検知手段115)
操作位置検知手段115は、ストップスイッチ34が操作された時点における対応する回転リール45の回転位置である操作位置を検知するものである。本実施の形態では、ストップスイッチ34が操作された時点において、操作されたストップスイッチ34に対応する回転リール45のステッピングモータに対して、インデックスセンサによりインデックスが検知されてから回転制御手段110が出力したパルス数により、回転リール45の操作位置を検知する。
(停止制御手段120)
停止制御手段120は、役抽選手段100による役抽選の結果と、操作位置検知手段115により検知された回転リール45の操作位置とに基づいて、各回転リール45の回転を適位置で停止させる停止制御を行うものである。具体的には、停止制御手段120は、操作位置検知手段115により検知された回転リール45の操作位置に基づいて、有効入賞ライン上に直ちに停止できる図柄(すなわち、回転リール45の操作位置)を基準として、この図柄から回転方向に予め定められた個数(最大スベリコマ数、たとえば4コマ)移動した図柄までの範囲内で、対応する回転リール45を停止させるように形成されている。
ここで、「コマ」とは、回転リール45の回転量であって、回転リール45の周囲に付された図柄1個分に相当する量を意味するものである。
そして、停止制御手段120は、役抽選によりいずれかの役に当選の場合には、各回転リール45の回転を停止させるに際し、当選した役を構成する図柄の組み合わせが、いずれかの有効入賞ライン上に極力揃うように、かつ、当選した役以外の役を構成する図柄の組み合わせについては、いずれの有効入賞ライン上にも揃わないように、引き込み制御及び蹴飛ばし制御を行い、一方、役抽選によりいずれの役にも当選しなかった場合、すなわち役抽選の結果がハズレの場合には、各回転リール45の回転を停止させるに際し、いずれの有効入賞ライン上にも、いずれの役を構成する図柄の組み合わせも揃わないように、蹴飛ばし制御を行う。
また、本実施の形態では、複数の当選フラグが成立している場合があり、このような場合に、停止制御手段120は、引き込み制御において、当選した複数の役のうちいずれの役を優先して引き込むかを予め設定している。具体的には、停止制御手段120は、引き込み優先順位を、「再遊技役(リプレイA役〜リプレイE役)」>「小役(ベル役、スイカ役及びチェリー役)」>「ボーナス役(赤7BB役、青7BB役及びRB役)」に設定している。なお、引き込み優先順位は、これに限られるものではない。
また、本実施の形態では、上述の如く、ボーナス状態(BB状態及びRB状態)においては、重複小役に当選、すなわち全ての小役に重複当選する場合があり、このような場合に、停止制御手段120は、引き込み制御において、当選した複数の小役のうちいずれの役を優先して引き込むかを予め設定している。具体的には、停止制御手段120は、小役の引き込み優先順位を、「ベル役(ベル1役〜ベル28役)」>「スイカ役」>「チェリー役」に設定している。なお、小役の引き込み優先順位は、これに限られるものではない。
また、本実施の形態では、各ベル役(たとえば、ベル1役とベル28役)は、それぞれ、同一の優先順位に設定されている。このため、本実施形態では、停止制御手段120は、役抽選により複数のベル役に重複して当選した場合(たとえば、左ベルA役に当選した場合)には、ストップスイッチ34の操作順序に応じて、当選した複数のベル役のうちいずれかの役を優先して引き込むように停止制御を行う。
また、本実施形態では、各再遊技役(たとえば、リプレイA役とリプレイB役)は、それぞれ、同一の優先順位に設定されている。このため、本実施形態では、停止制御手段120は、役抽選により複数の再遊技役に重複して当選した場合(たとえば、リプレイAB役に当選した場合)には、ストップスイッチ34の操作順序に応じて、当選した複数の再遊技役のうちいずれかの役を優先して引き込むように停止制御を行う。
また、本実施の形態では、停止制御手段120は、回転リール45の停止位置を予め定めた停止テーブルを備え、上記した引き込み制御及び蹴飛ばし制御を、この停止テーブルを用いて行う。具体的には、停止テーブルには、役抽選の結果に応じて、ストップスイッチ34が操作された時点における回転リール45の操作位置と、実際の停止位置との対応関係が規定されている。なお、停止テーブルには、役抽選の結果に応じて、操作位置と操作位置から実際の停止位置までの回転量を示すスベリコマ数との対応関係が規定されていてもよい。
また、本実施の形態では、停止制御手段120は、1つのフラグ状態ごとに1つの停止テーブルを備えている。ここで、フラグ状態とは、たとえばスイカ当選フラグが成立している状態や、チェリー当選フラグと赤7BB当選フラグが成立している状態などである。
ここで、停止テーブルについては、以下、ベル役に関する停止テーブル、再遊技役に関する停止テーブルの順に説明する。
(ベル役)
本実施の形態では、図2に示すように、各回転リール45の周囲には、ベル(「ベルA」、「ベルB」又は「ベルC」)の図柄が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、いずれかのベルの図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また、中リール47の周囲には、「BAR」又は「リプレイB」の図柄が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、いずれかの図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また、右リール48の周囲には、「リプレイB」の図柄が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、「リプレイB」の図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
このため、本実施の形態では、ベル28役を構成する図柄の組み合わせは、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、有効入賞ライン上に停止表示させることができるものとなっている。一方、ベル1役〜ベル27役を構成する図柄の組み合わせは、それぞれ、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、有効入賞ライン上に停止表示させることができるものとなっている。
(1−1)役抽選により左ベルA役に当選した場合
この場合に参照される「左ベルA停止テーブル」には、図7に示すように、左停止スイッチ56が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル1役、ベル5役、ベル9役、ベル11役、ベル15役、ベル16役、ベル21役、ベル22役及びベル26役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、ベル28役(特定役)を構成する図柄の組み合わせが右下り入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
また、「左ベルA停止テーブル」には、中停止スイッチ57又は右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル28役(特定役)に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、ベル1役、ベル5役、ベル9役、ベル11役、ベル15役、ベル16役、ベル21役、ベル22役及びベル26役のうちのいずれかの役を構成する図柄の組み合わせを右下り入賞ライン上に停止表示させることができる場合には、その役を構成する図柄の組み合わせが右下り入賞ライン上に停止表示されるように、上記役のうちのいずれも有効入賞ライン上に停止表示させることができない場合には、いずれの役をも構成しない図柄の組み合わせであって、特定の図柄の組み合わせであるブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(1−2)役抽選により左ベルB役又は左ベルC役に当選した場合
役抽選により左ベルB役に当選した場合に参照される「左ベルB停止テーブル」及び役抽選により左ベルC役に当選した場合に参照される「左ベルC停止テーブル」は、左ベルA停止テーブルと同様に規定されている(図7参照)。
(2−1)役抽選により中ベルA役に当選した場合
この場合に参照される「中ベルA停止テーブル」には、図7に示すように、中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル1役、ベル6役、ベル8役、ベル12役、ベル14役、ベル16役、ベル20役、ベル22役及びベル27役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが右下り入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
また、「中ベルA停止テーブル」には、左停止スイッチ56又は右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル28役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、ベル1役、ベル6役、ベル8役、ベル12役、ベル14役、ベル16役、ベル20役、ベル22役及びベル27役のうちのいずれかの役を構成する図柄の組み合わせを右下り入賞ライン上に停止表示させることができる場合には、その役を構成する図柄の組み合わせが右下り入賞ライン上に停止表示されるように、上記役のうちのいずれも有効入賞ライン上に停止表示させることができない場合には、ブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(2−2)役抽選により中ベルB役又は中ベルC役に当選した場合
役抽選により中ベルB役に当選した場合に参照される「中ベルB停止テーブル」及び役抽選により中ベルC役に当選した場合に参照される「中ベルC停止テーブル」は、中ベルA停止テーブルと同様に規定されている(図7参照)。
(3−1)役抽選により右ベルA役に当選した場合
この場合に参照される「右ベルA停止テーブル」には、図7に示すように、右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル1役、ベル6役、ベル8役、ベル11役、ベル13役、ベル18役、ベル21役、ベル23役、ベル25役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが右下り入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
また、「右ベルA停止テーブル」には、左停止スイッチ56又は中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル28役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、ベル1役、ベル6役、ベル8役、ベル11役、ベル13役、ベル18役、ベル21役、ベル23役及びベル25役のうちのいずれかの役を構成する図柄の組み合わせを右下り入賞ライン上に停止表示させることができる場合には、その役を構成する図柄の組み合わせが右下り入賞ライン上に停止表示されるように、上記役のうちのいずれも有効入賞ライン上に停止表示させることができない場合には、ブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(3−2)役抽選により右ベルB役又は右ベルC役に当選した場合
役抽選により右ベルB役に当選した場合に参照される「右ベルB停止テーブル」及び役抽選により右ベルC役に当選した場合に参照される「右ベルC停止テーブル」は、右ベルA停止テーブルと同様に規定されている(図7参照)。
(再遊技役)
本実施の形態では、図2に示すように、各回転リール45の周囲には、「リプレイA」の図柄が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、「リプレイA」の図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また、右リール48の周囲には、「リプレイB」の図柄が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、「リプレイB」の図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また、左リール46及び中リール47の周囲には、「BAR」又は「リプレイB」の図柄が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、いずれかの図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
このため、本実施の形態では、リプレイA役〜リプレイD役を構成する図柄の組み合わせは、それぞれ、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、有効入賞ライン上に停止表示させることができるものとなっている。
また、左リール46及び中リール47の周囲には、それぞれ、「スイカ」の図柄が2つ配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、「スイカ」の図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
このため、本実施の形態では、リプレイE役を構成する図柄の組み合わせは、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、有効入賞ライン上に停止表示させることができるものとなっている。
以下、リプレイAB役、リプレイABC役、リプレイABD役、リプレイABCD役、リプレイABCE役、リプレイABCDE役に関する停止テーブルについて説明する。
また、以下において、ストップスイッチ34の操作順序を次のように表記する。たとえば、左停止スイッチ56が最初に操作され、次に中停止スイッチ57が操作され、最後に右停止スイッチ58が操作された場合には、「左→中→右」とする。
(リプレイAB役)
リプレイAB役に当選した場合に参照される「リプレイAB停止テーブル」には、「左→中→右」の順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、「左→中→右」以外の順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイB役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイA役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(リプレイABC役)
リプレイABC役に当選した場合に参照される「リプレイABC停止テーブル」には、「左→右→中」の順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役及びリプレイC役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、「左→右→中」以外の順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイB役及びリプレイC役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイA役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(リプレイABD役)
リプレイABD役に当選した場合に参照される「リプレイABD停止テーブル」には、「中→左→右」の順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役及びリプレイD役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、「中→左→右」以外の順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイB役及びリプレイD役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイA役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(リプレイABCD役)
リプレイABCD役に当選した場合に参照される「リプレイABCD停止テーブル」には、「右→左→中」の順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役、リプレイC役及びリプレイD役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定され、左停止スイッチ56を最初に操作する順序(「左→中→右」又は「左→右→中」)で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役、リプレイB役及びリプレイD役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定され、「右→左→中」、「左→中→右」及び「左→右→中」以外の順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイB役、リプレイC役及びリプレイD役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイA役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(リプレイABCE役)
リプレイABCE役に当選した場合に参照される「リプレイABCE停止テーブル」には、「中→右→左」の順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役、リプレイC役及びリプレイE役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定され、右停止スイッチ58を最初に操作する順序(「右→中→左」又は「右→左→中」)で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役、リプレイB役及びリプレイE役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定され、「中→右→左」、「右→中→左」及び「右→左→中」以外の順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイB役、リプレイC役及びリプレイE役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイA役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(リプレイABCDE役)
リプレイABCDE役に当選した場合に参照される「リプレイABCDE停止テーブル」には、「右→中→左」の順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役、リプレイC役、リプレイD役及びリプレイE役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定され、中停止スイッチ57を最初に操作する順序(「中→左→右」又は「中→右→左」)で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役、リプレイB役、リプレイD役及びリプレイE役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定され、「右→中→左」、「中→左→右」及び「中→右→左」以外の順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイB役、リプレイC役、リプレイD役及びリプレイE役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイA役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(停止図柄判定手段130)
停止図柄判定手段130は、すべての回転リール45の回転が停止した際に、有効入賞ライン上に停止表示されている図柄の組み合わせを判定するものである。
また、本実施の形態では、停止図柄判定手段130により判定が行われると、この判定の結果に基づいた制御が所定の手段により実行される。たとえば、停止図柄判定手段130により、いずれかの小役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されていると判定されると、遊技制御手段60は、この小役に応じた所定枚数のメダルを払い出す。具体的には、遊技制御手段60は、払い出すメダルのうちクレジット可能な数をクレジットし、クレジット数が上限値に達したときには、残りの枚数のメダルを、ホッパーユニットを作動させて払い出すように制御する。また、たとえば、停止図柄判定手段130により、再遊技役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されていると判定されると、遊技制御手段60は、再遊技を実行する制御を行う。
(遊技状態移行制御手段140)
遊技状態移行制御手段140は、遊技状態の移行を制御するものである。
上述の如く、本実施の形態では、遊技状態として、通常状態と、RT状態と、内部中状態と、ボーナス状態(BB状態及びRB状態)とがある。そして、遊技状態移行制御手段140は、これらの遊技状態の間で、遊技状態を移行させる制御を行う。遊技状態の移行条件は、1の条件が定められていてもよいし、複数の条件が定められていてもよい。複数の条件が定められている場合には、複数の条件のうち1の条件が成立したこと、あるいは複数の条件の全てが成立したことに基づいて、遊技状態を他の遊技状態へ移行させることができる。
また、本実施の形態では、ベル役(ベル1役〜ベル28役)、スイカ役、チェリー役、リプレイA役、リプレイD役、及びリプレイE役は、遊技状態の移行条件となっていない。すなわち、たとえばスイカ役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されても、遊技状態移行制御手段140は作動せず、現在の遊技状態に維持されたままとなる。
(通常状態)
通常状態は、上記複数種類の遊技状態のなかで初期状態に相当する遊技状態であり、通常状態からは、図8に示すように、RT状態、内部中状態及びボーナス状態への移行が可能となっている。また、通常状態では、上述の如く、通常役抽選テーブルを用いて役抽選が行われる。
そして、本実施の形態では、遊技状態移行制御手段140は、図8に示すように、通常状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたことを条件として、すなわちリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたことを契機として、遊技状態を、通常状態からRT状態へ移行させる。なお、通常状態において、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されても、遊技状態移行制御手段140は作動せず、遊技状態は維持されたままとなる。
また、通常状態から内部中状態又はボーナス状態への移行については後述する。
(RT状態)
本実施の形態では、RT状態からは、図8に示すように、通常状態、内部中状態及びボーナス状態への移行が可能となっている。また、RT状態では、上述の如く、RT役抽選テーブルを用いて役抽選が行われる。
そして、本実施の形態では、遊技状態移行制御手段140は、図8に示すように、RT状態において、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたことを条件として、遊技状態を、RT状態から通常状態へ移行させる。なお、RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されても、遊技状態移行制御手段140は作動せず、遊技状態は維持されたままとなる。
また、本実施の形態では、遊技状態移行制御手段140は、通常状態又はRT状態において、役抽選によりボーナス役(赤7BB役、青7BB役又はRB役)に当選した場合に、当該遊技で、当選したボーナス役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されなかったことを条件として、遊技状態を、現在の遊技状態から内部中状態へ移行させ、また、当該遊技で、当選したボーナス役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたことを条件として、遊技状態を現在の遊技状態から当該ボーナス役に対応するボーナス状態へ移行させる。
(内部中状態)
本実施の形態では、内部中状態からは、図8に示すように、ボーナス状態への移行が可能となっている。また、内部中状態では、上述の如く、内部中役抽選テーブルを用いて役抽選が行われる。
そして、本実施の形態では、遊技状態移行制御手段140は、図8に示すように、内部中状態において、成立しているボーナス当選フラグ、すなわち当選の権利を持ち越しているボーナス役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたことを条件として、遊技状態を、内部中状態から当該ボーナス役に対応するボーナス状態へ移行させる。
(ボーナス状態)
上述の如く、本実施の形態では、ボーナス状態として、BB状態と、RB状態とがある。また、本実施の形態では、ボーナス状態からは、図8に示すように、通常状態への移行が可能となっている。また、ボーナス状態では、上述の如く、ボーナス役抽選テーブルを用いて役抽選が行われる。
そして、本実施の形態では、遊技状態移行制御手段140は、図8に示すように、ボーナス状態において、所定枚数のメダルを払い出したことを条件に、遊技状態を、ボーナス状態から通常状態へ移行させる。なお、ここで、「所定枚数のメダルを払い出した」には、払い出すメダルをクレジットする処理を含むものである。
具体的には、遊技状態移行制御手段140は、メダルの払い出し枚数をカウントする払出枚数カウンタを備えている。また、この払出枚数カウンタは、初期値として「0」が設定されている。
そして、遊技状態移行制御手段140は、遊技状態がボーナス状態となったことを契機に、払出枚数カウンタによりメダルの払い出し枚数のカウントを開始する。詳細には、遊技状態移行制御手段140は、ボーナス状態において、メダルが払い出される度に、払出枚数カウンタのカウント値に、払い出されたメダルの枚数の値を加算する。そして、遊技状態移行制御手段140は、遊技回数カウンタのカウント値が各ボーナス状態に対応した所定の値(たとえばBB状態においては「297」、また、RB状態においては「63」)以上になったことを条件に、遊技状態を、ボーナス状態から通常状態へ移行させる。
また、遊技状態移行制御手段140は、遊技状態を、ボーナス状態から通常状態へ移行させた場合には、払出枚数カウンタのカウント値を「0」にリセットする。
なお、本実施の形態では、払出枚数カウンタによるメダルの払い出し枚数のカウントは、カウントアップによる方法であるが、カウントダウンによる方法でもよい。
また、ボーナス状態から通常状態への移行条件、すなわちボーナス遊技の終了条件としては、他の条件(たとえば遊技回数)を設定することもできる。
次に、遊技の演出について説明する。
本実施の形態では、演出制御装置22における演出状態(制御状態)として、通常演出状態と、AT状態とを備えている。AT状態は、役抽選の結果に関する情報を遊技者に対して報知する報知演出を実行する状態である。役抽選の結果に関する情報(報知の内容)としては、当選した役の情報や、当選した役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させるためのストップスイッチ34の操作順序(押し順)等がある。
遊技者は、たとえば当選した小役が報知されると、当選した小役を構成する図柄の組み合わせがいずれかの有効入賞ライン上に停止するようタイミングを図ってストップスイッチ34を操作することにより、報知がない場合と比較してより多くの小役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させることができ、ひいてはより多くの枚数のメダルを獲得することができる。このため、演出状態がAT状態である遊技は、演出状態が通常演出状態である遊技よりも遊技者にとって有利な遊技となっている。特に本実施の形態では、ベル役(ベル1役〜ベル28役)に当選した際に、ベル28役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させるためのストップスイッチ34の操作順序を、遊技者に対して報知することにより、演出状態がAT状態である遊技は、演出状態が通常演出状態である遊技よりも遊技者にとって有利な遊技となっている。
なお、本実施の形態では、演出状態がAT状態である遊技が「報知遊技」に相当する。
(演出データ記憶手段150)
演出データ記憶手段150は、実行する演出の演出データ及び演出パターンなどを記憶するものである。演出データとしては、表示装置55に表示するための画像データ及びスピーカから発するためのサウンドデータなどがある。特に本実施の形態では、演出データとして、報知演出に関する画像データ及びサウンドデータが設けられている。
また、演出パターンは、遊技の進行に伴って、どのようなタイミング(たとえば、スタートスイッチ33の操作時や各ストップスイッチ34の操作時など)で、どのような演出を実行するか(たとえば、演出用ランプ17をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカからどのようなサウンドを発するか、及び表示装置55にどのような画像を表示させるか等)を定めたものである。
また、本実施の形態では、演出データ記憶手段150は、演出データ及び演出パターンの他に、各種の抽選データテーブルを記憶している。
また、本実施の形態では、演出データ記憶手段150は、報知遊技における報知回数(本実施の形態では、「30」)を記憶している。なお、報知遊技における報知回数を複数個設け、いずれかの回数が選択されるようにしてもよい。
(報知遊技制御手段160)
報知遊技制御手段160は、役抽選により左ベルA役〜左ベルC役、中ベルA役〜中ベルC役及び右ベルA役〜右ベルC役のうちのいずれかに当選したとき(役抽選により少なくとも特定役としてのベル28役に当選したとき)に、ベル28役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させるためのストップスイッチの操作順序(以下、「ベル28役操作順序」とする。)を遊技者に報知可能な報知遊技を制御するものである。
本実施の形態では、報知遊技制御手段160は、報知遊技において、ベル28役操作順序(特定役操作態様)を遊技者に報知する報知回数が設定される報知回数(本実施の形態では、「30回」)後述する報知回数カウント手段164によりカウントされた場合に、報知遊技を終了する。
また、本実施の形態では、報知遊技制御手段160は、図3に示すように、報知遊技移行決定手段161と、ATフラグ成立手段162と、報知演出実行手段163と、報知回数カウント手段164とを備えている。
(報知遊技移行決定手段161)
報知遊技移行決定手段161は、演出状態をAT状態にすることを決定するものである。本実施の形態では、報知遊技移行決定手段161は、演出状態が通常演出状態である場合(後述するATフラグが成立していない場合)であって、通常遊技において、役抽選によりボーナス役、スイカ役又はチェリー役に当選した場合に、後述する不利益付与手段200によりペナルティ期間が設定されていないときに、演出状態をAT状態にするか否かを抽選により決定する。
なお、この場合の抽選確率は、スイカ役に当選した場合と、チェリー役に当選した場合と、ボーナス役に当選した場合とで異なるようにしてもよいし、同一としてもよい。また、スロットマシン10の出玉率(メダルの投入枚数に対する払い出し枚数の比率)を定めた複数段階の設定に応じて定めてもよい。また、低確率状態と、低確率状態よりも遊技者にとって有利な状態である高確率状態とを設け、これらの間を所定の契機により移行するように形成し、この状態に応じて、抽選確率を定めるようにしてもよい。
また、報知遊技移行決定手段161は、演出状態をAT状態にすることを決定した場合には、演出状態を第1AT状態にすることが決定されていることを示すAT予約フラグを成立させる。
また、報知遊技移行決定手段161は、AT予約フラグが成立している場合に、後述するATフラグ成立手段162により後述のATフラグが成立されたときに、AT予約フラグを消去する。
(ATフラグ成立手段162)
ATフラグ成立手段162は、AT状態を管理するためのATフラグを成立又は消去するものである。本実施の形態では、ATフラグが成立すると、演出状態はAT状態となる。すなわち、ATフラグが成立している状態が、AT状態である。また、ATフラグが成立していないときは、演出状態は通常演出状態となる。すなわち、ATフラグが成立していない状態が、通常演出状態である。
そして、本実施の形態では、ATフラグ成立手段162は、役抽選によりボーナス役に当選した場合に、報知遊技移行決定手段161により演出状態をAT状態にすることが決定されたときに、当選したボーナス役に対応するボーナス遊技が終了した後の最初(1回目)の遊技におけるメダルのベットを契機に、ATフラグを成立させる。具体的には、ATフラグ成立手段162は、ボーナス遊技が終了した後の最初の遊技においてメダルがベットされた場合に、AT予約フラグが成立しているときに、ATフラグを成立させる。すなわち、本実施の形態では、ボーナス遊技が終了した後の最初の遊技におけるメダルのベット時に、AT予約フラグが成立しているときに、ATフラグが成立して演出状態がAT状態となり、報知遊技が開始される。
また、本実施の形態では、ATフラグ成立手段162は、役抽選によりスイカ役又はチェリー役に当選した場合に、報知遊技移行決定手段161により演出状態をAT状態にすることが決定されたときに、次の遊技におけるメダルのベットを契機に、ATフラグを成立させる。具体的には、ATフラグ成立手段162は、メダルがベットされた場合に、AT予約フラグが成立しているときに、ATフラグを成立させる。すなわち、本実施の形態では、役抽選によりスイカ役又はチェリー役に当選した場合に、報知遊技移行決定手段161により演出状態をAT状態にすることが決定されたときには、その次の遊技におけるメダルのベット時に、ATフラグが成立して演出状態がAT状態となり、報知遊技が開始される。
また、本実施の形態では、ATフラグ成立手段162は、AT状態(報知遊技)において、設定される報知回数(本実施の形態では、「30回」)が、後述する報知回数カウント手段164によりカウントされた場合に、ATフラグを消去する。具体的には、ATフラグ成立手段162は、AT状態(報知遊技)において、報知回数カウント手段164の報知回数カウンタのカウント値が「0」になったときに、ATフラグを消去する。これにより、演出状態が通常演出状態となり、報知遊技が終了する。
また、本実施の形態では、ATフラグ成立手段162は、AT状態(報知遊技)において、役抽選によりボーナス役に当選した場合には、報知遊技を一旦中断して、その当選したボーナス役に対応するボーナス遊技が終了した後に、中断した報知遊技を再開する。
なお、ATフラグを成立させる、すなわち報知遊技を開始するタイミングとしては、これに限られるものではない。たとえば、ボーナス遊技が終了してから所定の遊技回数が経過したときや、特定の図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときに、ATフラグを成立させて、報知遊技を開始するようにしてもよい。
(報知演出実行手段163)
報知演出実行手段163は、ATフラグが成立している場合に、報知演出を実行するものである。本実施の形態では、報知演出実行手段163は、ATフラグが成立している場合に、RT状態において、左ベルA役〜左ベルC役、中ベルA役〜中ベルC役及び右ベルA役〜右ベルC役のうちのいずれかに当選したとき(役抽選により少なくとも特定役としてのベル28役に当選したとき)に、ベル28役操作順序を遊技者に報知するベル28役操作順序報知演出を実行する。たとえば、報知演出実行手段163は、ATフラグが成立している場合に、RT状態において、役抽選により左ベルA役に当選したときには、ベル28役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させるためのストップスイッチ34の操作順序は、左停止スイッチ56を最初に操作する順序であることを遊技者に報知する。
また、本実施の形態では、報知演出実行手段163は、ATフラグが成立している場合に、通常状態において、役抽選によりリプレイABD役、リプレイABCD役、リプレイABCE役又はリプレイABCDE役に当選したときに、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させるためのストップスイッチ34の操作順序を遊技者に報知するリプレイB役操作順序報知演出を実行する。たとえば、報知演出実行手段163は、ATフラグが成立している場合に、通常状態において、役抽選によりリプレイABD役に当選したときには、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させるためのストップスイッチ34の操作順序は、「中→左→右」の順序であることを遊技者に報知する。
また、本実施の形態では、報知演出実行手段163は、ATフラグが成立している場合に、RT状態において、役抽選によりリプレイABCD役、リプレイABCE役又はリプレイABCDE役に当選したときに、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されること回避するためのストップスイッチ34の操作順序(以下、「リプレイC役回避操作順序」とする。)を遊技者に報知するリプレイC役回避操作順序報知演出を実行する。たとえば、報知演出実行手段163は、ATフラグが成立している場合に、RT状態において、役抽選によりリプレイABCD役に当選したときには、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されること回避するためのストップスイッチ34の操作順序は、中停止スイッチ57を最初に操作する順序であることを遊技者に報知する。この場合では、中停止スイッチ57を最初に操作する順序で遊技者が各ストップスイッチ34(56,57,58)を操作すると、リプレイA役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。リプレイA役を構成する図柄の組み合わせは、遊技状態の移行条件となっていないので、遊技状態がRT状態に維持される。
なお、この場合では、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させるためのストップスイッチ34の操作順序は、「右→中→左」の順序である。したがって、報知演出実行手段163は、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されること回避するためのストップスイッチ34の操作順序は、「右→左→中」の順序であることを遊技者に報知するようにしてもよい。この場合では、「右→左→中」の順序で遊技者が各ストップスイッチ34(56,57,58)を操作すると、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されても、遊技状態移行制御手段140は作動せず、遊技状態はRT状態に維持されたままとなる。
(報知回数カウント手段164)
報知回数カウント手段164は、報知遊技において、ベル28役操作順序(特定役操作態様)を遊技者に報知した報知回数をカウント可能なものである。本実施の形態では、報知回数カウント手段164は、ベル28役操作順序を遊技者に報知した回数をカウントする報知回数カウンタを備えている。
そして、本実施の形態では、報知回数カウント手段164は、ATフラグ成立手段162によりATフラグが成立されたときに、演出データ記憶手段150により記憶されている報知回数(本実施の形態では、「30」)を取得し、その回数を、報知回数カウンタの初期値に設定する。
また、本実施の形態では、報知回数カウント手段164は、ATフラグが成立している場合であって、RT状態において、役抽選により左ベルA役〜左ベルC役、中ベルA役〜中ベルC役及び右ベルA役〜右ベルC役のうちのいずれかに当選した場合(役抽選により少なくとも特定役としてのベル28役に当選した場合)に、後述する操作態様判定手段190により、ベル28役操作順序(特定役操作態様)と、操作態様認定手段180により認定された基本操作順序とが同一の操作順序でないと判定されたときには、報知回数カウンタのカウント値を「1」減算する。これにより、報知回数カウント手段164は、報知回数をカウントする。
また、本実施の形態では、報知回数カウント手段164は、ATフラグが成立している場合であって、RT状態において、役抽選により左ベルA役〜左ベルC役、中ベルA役〜中ベルC役及び右ベルA役〜右ベルC役のうちのいずれかに当選した場合に、後述する操作態様判定手段190により、ベル28役操作順序と、操作態様認定手段180により認定された基本操作順序とが同一の操作順序であると判定されたときには、報知回数カウンタのカウント値を減算しない。具体的には、報知回数カウント手段164は、作動しないことにより、報知回数カウンタのカウント値を減算しない。これにより、報知回数カウント手段164は、報知回数をカウントしない。
(操作態様履歴記憶手段170)
操作態様履歴記憶手段170は、遊技者が行ったストップスイッチ34の操作態様に関する履歴を所定の遊技回数分記憶するものである。本実施の形態では、操作態様履歴記憶手段170は、遊技者が行ったストップスイッチ34の操作順序の履歴を記憶する。
具体的には、操作態様履歴記憶手段170は、3個のストップスイッチ34(56,57,58)のそれぞれから出力される操作信号が入力される順番により、ストップスイッチ34の操作順序を判断し、この判断の結果を記憶する。
また、本実施の形態では、操作態様履歴記憶手段170は、所定の遊技回数(たとえば200回)分のストップスイッチ34の操作順序を記憶する。また、操作態様履歴記憶手段170は、所定の遊技回数(たとえば200回)分のストップスイッチ34の操作順序を記憶している場合に、新たにストップスイッチ34の操作順序を記憶する場合には、最も古いストップスイッチ34の操作順序のデータを削除し、最新のストップスイッチ34の操作順序のデータを記憶する。
なお、操作態様履歴記憶手段170は、報知演出実行手段163により、ベル28役操作順序報知演出、リプレイB役操作順序報知演出又はリプレイC役回避操作順序報知演出が実行された遊技におけるストップスイッチ34の操作順序は、記憶しないようにしてもよい。
(操作態様認定手段180)
操作態様認定手段180は、操作態様履歴記憶手段170により記憶されている履歴に基づいて、過去の遊技におけるストップスイッチ34の特定の操作態様を認定するものである。本実施の形態では、操作態様認定手段180は、操作態様履歴記憶手段170により記憶されているストップスイッチ34の操作順序の履歴に基づいて、過去の遊技において遊技者が最も多く行ったストップスイッチ34の操作順序(以下、「基本操作順序」とする。)を認定する。
また、本実施の形態では、3個のストップスイッチ34の操作順序は6通りである。具体的には、最初に左停止スイッチ56が操作され、次に中停止スイッチ57が操作され、最後に右停止スイッチ58が操作された場合のストップスイッチ34の操作順序を「左→中→右」とすると、ストップスイッチ34の操作順序としては、「左→中→右」、「左→右→中」、「中→左→右」、「中→右→左」、「右→左→中」、「右→中→左」の6通りである。
そして、操作態様認定手段180は、操作態様履歴記憶手段170により記憶されているストップスイッチ34の操作順序の履歴に基づいて、6通りの操作順序のなかから基本操作順序を認定する。
なお、操作態様認定手段180は、過去の遊技において遊技者が最も多く行ったストップスイッチ34の操作順序が複数通り存在する場合には、抽選によりいずれか一つを基本操作順序と認定するようにしてもよいし、また、その複数通りの操作順序のすべてを基本操作順序と認定するようにしてもよいし、また、その複数通りの操作順序のうち相対的に新しい履歴が多いものを基本操作順序と認定するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、操作態様認定手段180は、ATフラグが成立している場合に、RT状態において、役抽選により左ベルA役〜左ベルC役、中ベルA役〜中ベルC役及び右ベルA役〜右ベルC役のうちのいずれかに当選したときに、基本操作順序を認定する。
なお、基本操作順序を認定するタイミングとしては、これに限られるものではない。たとえば、操作態様履歴記憶手段170により記憶されているストップスイッチ34の操作順序の履歴に基づいて、毎遊技、基本操作順序を認定するようにしてもよい。この場合には、たとえば、3個すべてのストップスイッチ34の操作が行われたタイミング、停止図柄判定手段130により有効入賞ライン上に停止表示された図柄の組み合わせを判定する処理が行われたタイミング、メダルを払い出す処理が行われたタイミング、又は1回の遊技が終了したタイミングなどで、基本操作順序を認定するようにしてもよい。
(操作態様判定手段190)
操作態様判定手段190は、役抽選により左ベルA役〜左ベルC役、中ベルA役〜中ベルC役及び右ベルA役〜右ベルC役のうちのいずれかに当選した場合(役抽選により少なくとも特定役としてのベル28役に当選した場合)に、ベル28役操作順序(特定役操作態様)と、操作態様認定手段180により認定された特定の操作態様とが同一の操作態様であるか否かを判定するものである。
本実施の形態では、操作態様判定手段190は、ATフラグが成立している場合に、RT状態において、役抽選により左ベルA役〜左ベルC役、中ベルA役〜中ベルC役及び右ベルA役〜右ベルC役のうちのいずれかに当選したときに、ベル28役操作順序と、操作態様認定手段180により認定された基本操作順序とが同一の操作順序であるか否かを判定する。たとえば、ATフラグが成立している場合に、RT状態において、役抽選により左ベルA役に当選したときに、操作態様認定手段180により基本操作順序が「左→中→右」の順序であると認定されたとする。このとき、ベル28役操作順序は、左停止スイッチ56を最初に操作する順序(「左→中→右」又は「左→右→中」)である。そして、ベル28役操作順序としての左停止スイッチ56を最初に操作する順序のうちの「左→中→右」と、基本操作順序としての「左→中→右」とは同一の操作順序であるので、操作態様判定手段190は、ベル28役操作順序と、操作態様認定手段180により認定された基本操作順序とが同一の操作順序であると判定する。
なお、操作順序が同一であるか否かを判定するタイミングとしては、これに限られるものではない。たとえば、操作態様判定手段190は、3個すべてのストップスイッチ34の操作が行われたタイミング、停止図柄判定手段130により有効入賞ライン上に停止表示された図柄の組み合わせを判定する処理が行われたタイミング、メダルを払い出す処理が行われたタイミング、又は1回の遊技が終了したタイミングなどで、操作順序が同一であるか否かを判定するようにし手によい。
(不利益付与手段200)
不利益付与手段200は、遊技状態が通常状態でかつ演出状態が通常演出状態である場合に、中停止スイッチ57又は右停止スイッチ58を最初に操作する操作順序でストップスイッチ34の操作が行われたときに、それ以降の所定回数(たとえば8回)の遊技にわたって、報知遊技移行決定手段161によるスイカ役又はチェリー役に当選した際における演出状態をAT状態にする決定が行われないようにするペナルティ期間を設定するものである。
また、不利益付与手段200は、ペナルティ期間を設定してから所定回数(たとえば8回)の遊技を実行したとき、ペナルティ期間を解除する。
(スロットマシン10の動作)
以下、図9に示すフローチャートに基づいて、本実施の形態に係るスロットマシン10の動作の概略を説明する。
図9に示すステップ100において、遊技制御手段60により、3枚のメダルがベットされたか否かが判断される。ここで、ベットされたと判断されると、ステップ101に進む。一方、ベットされていないと判断されると、再度ステップ100となる。
ステップ101において、ATフラグ成立手段162により、AT予約フラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ101に進む。一方、成立していていないと判断されると、ステップ105に進む。
ステップ102において、ATフラグ成立手段162により、遊技状態が通常状態であるか否かが判断される。ここで、通常状態であると判断されると、ステップ103に進む。一方、通常状態でないと判断されると、ステップ105に進む。
ステップ103において、ATフラグ成立手段162により、ATフラグが成立される。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、報知遊技移行決定手段161により、AT予約フラグが消去される。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、遊技制御手段60により、スタートスイッチ33が操作されたか否かが判断される。ここで、操作されたと判断されると、ステップ106に進む。一方、操作されていないと判断されると、再度ステップ105となる。
ステップ106において、役抽選手段100により、役抽選が行われる。そして、次のステップ107に進む。
ステップ107において、報知遊技移行決定手段161により、ボーナス役、ベル役又はチェリー役に当選したか否かが判断される。ここで、いずれかの役に当選したと判断されると、ステップ108に進む。一方、いずれの役にも当選していないと判断されると、ステップ114に進む。
ステップ108において、報知遊技移行決定手段161により、ATフラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していないと判断されると、ステップ109に進む。一方、成立していると判断されると、ステップ116に進む。
ステップ109において、報知遊技移行決定手段161により、遊技状態が通常状態であるか否かが判断される。ここで、通常状態であると判断されると、ステップ110に進む。一方、通常状態でないと判断されると、ステップ116に進む。
ステップ110において、報知遊技移行決定手段161により、ペナルティ期間中である開穴かが判断される。ここで、ペナルティ期間中でないと判断されると、ステップ111に進む。一方、ペナルティ期間中であると判断されると、ステップ116に進む。
ステップ111において、報知遊技移行決定手段161により、演出状態をAT状態にするか否かを決定する抽選が行われる。そして、次のステップ112に進む。
ステップ112において、報知遊技移行決定手段161により、抽選の結果が当選であるか否かが判断される。ここで、当選であると判断されると、ステップ113に進む。一方、ハズレであると判断されると、ステップ116に進む。
ステップ113において、報知遊技移行決定手段161により、AT予約フラグが成立される。そして、ステップ116に進む。
ステップ114において、報知演出実行手段163により、ベル役又は再遊技役に当選したか否かが判断される。ここで、いずれかの役に当選したと判断されると、ステップ115に進む。一方、いずれの役にも当選していないと判断されると、ステップ116に進む。
ステップ115において、報知遊技における報知演出に関する処理であるAT報知処理が行われる。そして、次のステップ116に進む。
ステップ116において、回転制御手段110により、3個すべての回転リール45の回転が開始される。そして、次のステップ117に進む。
ステップ117において、遊技制御手段60により、ストップスイッチ34が操作されたか否かが判断される。ここで、ストップスイッチ34が操作されたと判断されると、ステップ118に進む。一方、ストップスイッチ34が操作されていないと判断されると、再度ステップ117となる。
ステップ118において、停止制御手段120により、操作されたストップスイッチ34に対応する回転リール45の停止制御が行われる。そして、次のステップ119に進む。
ステップ119において、遊技制御手段60により、3個すべての回転リール45の回転が停止したか否かが判断される。ここで、3個すべての回転リール45の回転が停止したと判断されると、ステップ120に進む。一方、まだ回転中の回転リール45があると判断されると、ステップ117に戻る。
ステップ120において、操作態様履歴記憶手段170により、ストップスイッチ34の操作順序が記憶される。そして、次のステップ121に進む。
ステップ121において、停止図柄判定手段130により、有効入賞ライン上に停止表示された図柄の組み合わせを判定する停止表示図柄判定処理が行われる。そして、次のステップ122に進む。
ステップ122において、遊技制御手段60により、停止表示された図柄の組み合わせに応じた処理が行われる。たとえば、いずれかの小役を構成する図柄の組み合わせが停止表示された場合には、当該役に応じた枚数のメダルの払い出しが行われる。そして、次のステップ123に進む。
ステップ123において、遊技状態移行制御手段140により、遊技状態の移行に関する処理である遊技状態移行処理が行われる。たとえば、通常状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合には、遊技状態移行制御手段140は、遊技状態を、通常状態からRT状態へ移行させる。また、たとえば、通常状態において、スイカ役、チェリー役、リプレイA役又はリプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合には、遊技状態移行制御手段140は作動せず、現在の遊技状態に維持されたままとなる。そして、次のステップ124に進む。
ステップ124において、ATフラグ成立手段162により、ATフラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ125に進む。一方、成立していないと判断されると、ステップ127に進む。
ステップ125において、ATフラグ成立手段162により、報知回数カウンタのカウント値が「0」であるか否かが判断される。ここで、「0」であると判断されると、ステップ126に進む。一方、「0」でないと判断されると、ステップ127に進む。
ステップ126において、ATフラグ成立手段162により、ATフラグが消去される。そして、ステップ127に進む。
ステップ127において、不利益付与手段200により、ペナルティ期間に関する処理であるペナルティ処理が行われる。具体的には、たとえば、遊技状態が通常状態でかつ演出状態が通常演出状態である場合に、中停止スイッチ57又は右停止スイッチ58を最初に操作する操作順序でストップスイッチ34の操作が行われたときに、ペナルティ期間が設定される。また、たとえば、ペナルティ期間を設定してから所定回数(たとえば8回)の遊技が実行されたとき、ペナルティ期間が解除される。そして、1回の遊技に係る処理が終了する。
次に、上述したステップ115のAT報知処理について説明する。
図10に示すステップ200において、報知演出実行手段163により、リプレイABD役、リプレイABCD役、リプレイABCE役又はリプレイABCDE役に当選したか否かが判断される。ここで、いずれかの役に当選したと判断されると、ステップ201に進む。一方、いずれの役にも当選していないと判断されると、ステップ205に進む。
ステップ201において、報知演出実行手段163により、ATフラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ202に進む。一方、成立していないと判断されると、当該AT報知処理が終了する。
ステップ202において、報知演出実行手段163により、RT状態であるか否かが判断される。ここで、RT状態であると判断されると、ステップ203に進む。一方、RT状態でないと判断されると、ステップ204に進む。
ステップ203において、報知演出実行手段163により、リプレイC回避操作順序報知演出が実行される。そして、当該AT報知処理が終了する。
ステップ204において、報知演出実行手段163により、リプレイB操作順序報知演出が実行される。そして、当該AT報知処理が終了する。
ステップ205において、報知演出実行手段163により、左ベルA役〜左ベルC役、中ベルA役〜中ベルC役及び右ベルA役〜右ベルC役のうちのいずれかに当選したか否かが判断される。ここで、いずれかに当選したと判断されると、ステップ206に進む。一方、いずれにも当選していないと判断されると、当該AT報知処理が終了する。
ステップ206において、報知演出実行手段163により、ATフラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ207に進む。一方、成立していないと判断されると、当該AT報知処理が終了する。
ステップ207において、報知演出実行手段163により、RT状態であるか否かが判断される。ここで、RT状態であると判断されると、ステップ208に進む。一方、RT状態でないと判断されると、当該AT報知処理が終了する。
ステップ208において、報知演出実行手段163により、ベル28役操作順序報知演出が実行される。そして、次のステップ209に進む。
ステップ209において、操作態様認定手段180により、操作態様履歴記憶手段170により記憶されているストップスイッチ34の操作順序の履歴に基づいて、基本操作順序が認定される。そして、次のステップ210に進む。
ステップ210において、操作態様判定手段190により、ベル28役操作順序と、基本操作順序とが同一の操作順序であるか否かが判断される。ここで、同一の操作順序でないと判断されると、ステップ211に進む。一方、同一の操作順序であると判断されると、当該AT報知処理が終了する。
ステップ211において、報知回数カウント手段164により、報知回数カウンタのカウント値が「1」減算される。そして、当該AT報知処理が終了する。
(作用・効果)
以上に説明したように、本実施の形態では、通常状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、遊技状態が通常状態からRT状態へ移行し、また、RT状態において、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、遊技状態がRT状態から通常状態へ移行する。
また、本実施の形態では、演出状態をAT状態にすることが決定されると、演出状態がAT状態となり報知遊技が開始される。
また、本実施の形態では、遊技状態がRT状態でかつ演出状態がAT状態である場合に、すなわち報知遊技において、役抽選により左ベルA役〜左ベルC役、中ベルA役〜中ベルC役及び右ベルA役〜右ベルC役のうちのいずれかに当選したときに、ベル28役操作順序を遊技者に報知する。また、遊技状態が通常状態でかつ演出状態がAT状態である場合に、役抽選によりリプレイABD役、リプレイABCD役、リプレイABCE役又はリプレイABCDE役に当選したときに、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させるためのストップスイッチ34の操作順序を遊技者に報知する。また、遊技状態がRT状態でかつ演出状態がAT状態である場合に、役抽選によりリプレイABCD役、リプレイABCE役又はリプレイABCDE役に当選したときに、リプレイC役回避操作順序を遊技者に報知する。
また、本実施の形態では、遊技者が行ったストップスイッチ34の操作順序の履歴を記憶し、この履歴に基づいて、遊技者が最も多く行ったストップスイッチ34の操作順序である基本操作順序を認定する。
そして、本実施の形態では、遊技状態がRT状態でかつ演出状態がAT状態である場合に、すなわち報知遊技において、役抽選により左ベルA役〜左ベルC役、中ベルA役〜中ベルC役及び右ベルA役〜右ベルC役のうちのいずれかに当選したときに、ベル28役操作順序と、基本操作順序とが同一の操作順序でないときには、報知回数をカウントし、また、ベル28役操作順序と、基本操作順序とが同一の操作順序であるときには、報知回数をカウントしない。
そして、本実施の形態では、報知遊技において、ベル28役操作順序を遊技者に報知した報知回数を30回カウントすると、報知遊技が終了する。
これにより、本実施の形態によれば、報知遊技において、ベル28役操作順序が遊技者に報知された場合に、この報知が無くても、基本操作順序でストップスイッチ34の操作を行っていたはずであるから、報知回数を無駄に消費してしまったという損失感をなくすことができる。
なお、本実施の形態では、報知遊技において、役抽選により左ベルA役〜左ベルC役、中ベルA役〜中ベルC役及び右ベルA役〜右ベルC役のうちのいずれかに当選した場合に、ベル28役操作順序と、基本操作順序とが同一の操作順序であるときには、ベル28役操作順序を遊技者に報知しないようにしてもよい。
また、本実施の形態におけるAT報知処理において、ステップ208〜ステップ211の処理の流れについてはこれに限られるものではなく、以下のようにもすることができる。
たとえば、ステップ200〜ステップ207の処理を行った後に、操作態様認定手段180により、基本操作順序を認定し(ステップ209の処理)、次に、操作態様判定手段190により、ベル28役操作順序と、基本操作順序とが同一の操作順序であるか否かを判断する(ステップ210の処理)。ここで、同一の操作順序でないと判断した場合も、同一の操作順序であると判断した場合も、次に、報知演出実行手段163により、ベル28役操作順序報知演出を実行する(ステップ208の処理)。そして、操作態様判定手段190により、ベル28役操作順序と、基本操作順序とが同一の操作順序でないと判断された場合にのみ、報知回数カウント手段164により、報知回数カウンタのカウント値を「1」減算する(ステップ211の処理)。
このようにしても、同様の作用効果を奏する。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を、図11及び図12に基づいて説明する。
上記第1の実施の形態では、報知遊技において、ベル28役操作順序を遊技者に報知した報知回数を30回カウントすると、報知遊技が終了するものであったが、本実施の形態では、リプレイC役回避操作順序を遊技者に報知した報知回数を50回カウントすると、報知遊技が終了する点が相違する。以下、相違点を中心に本発明の第2の実施の形態を説明する。
(報知遊技制御手段160)
本実施の形態では、報知遊技制御手段160は、RT状態において、役抽選によりリプレイABCD役、リプレイABCE役又はリプレイABCDE役に当選したときに、リプレイC役(特定役)を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されること回避するためのストップスイッチ34の操作順序(リプレイC役回避操作順序)を遊技者に報知可能な報知遊技を制御するものとなっている。なお、本実施の形態では、リプレイC役が「特定役」に相当する。
また、本実施の形態では、報知遊技制御手段160は、遊技状態がRT状態でかつ演出状態がAT状態である場合に、すなわち報知遊技において、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合、及び報知遊技において、リプレイC役回避操作順序(特定役回避操作順序)を遊技者に報知する報知回数が設定される報知回数(本実施の形態では、「50回」)報知回数カウント手段164によりカウントされた場合に、報知遊技を終了する。
(ATフラグ成立手段162)
本実施の形態では、ATフラグ成立手段162は、AT状態(報知遊技)において、設定される報知回数(本実施の形態では、「50回」)が、報知回数カウント手段164によりカウントされた場合に、ATフラグを消去する。具体的には、ATフラグ成立手段162は、AT状態(報知遊技)において、報知回数カウント手段164の報知回数カウンタのカウント値が「0」になったときに、ATフラグを消去する。これにより、演出状態が通常演出状態となり、報知遊技が終了する。
また、本実施の形態では、ATフラグ成立手段162は、遊技状態がRT状態でかつ演出状態がAT状態である場合に、すなわち報知遊技において、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときに、ATフラグを消去する。これにより、演出状態が通常演出状態となり、報知遊技が終了する。
(報知回数カウント手段164)
本実施の形態では、報知回数カウント手段164は、遊技状態がRT状態でかつ演出状態がAT状態である場合に、すなわち報知遊技において、リプレイC役回避操作順序(特定役回避操作順序)を遊技者に報知した報知回数をカウント可能なものとなっている。
また、本実施の形態では、報知回数カウント手段164は、ATフラグ成立手段162によりATフラグが成立されたときに、演出データ記憶手段150により記憶されている報知回数(本実施の形態では、「50」)を取得し、その回数を、報知回数カウンタの初期値に設定する。
また、本実施の形態では、報知回数カウント手段164は、ATフラグが成立している場合であって、RT状態において、役抽選によりリプレイABCD役、リプレイABCE役又はリプレイABCDE役に当選した場合(役抽選により重複当選領域に当選した場合)に、操作態様判定手段190により、リプレイC役回避操作順序(特定役回避操作順序)と、操作態様認定手段180により認定された基本操作順序とが同一の操作順序でないと判定されたときには、報知回数カウンタのカウント値を「1」減算する。これにより、報知回数カウント手段164は、報知回数をカウントする。
また、本実施の形態では、報知回数カウント手段164は、ATフラグが成立している場合であって、RT状態において、役抽選によりリプレイABCD役、リプレイABCE役又はリプレイABCDE役に当選した場合に、操作態様判定手段190により、リプレイC役回避操作順序と、操作態様認定手段180により認定された基本操作順序とが同一の操作順序であると判定されたときには、報知回数カウンタのカウント値を減算しない。具体的には、報知回数カウント手段164は、作動しないことにより、報知回数カウンタのカウント値を減算しない。これにより、報知回数カウント手段164は、報知回数をカウントしない。
(操作態様認定手段180)
本実施の形態では、操作態様認定手段180は、ATフラグが成立している場合に、RT状態において、役抽選によりリプレイABCD役、リプレイABCE役又はリプレイABCDE役に当選したとき(役抽選により重複当選領域に当選したとき)に、基本操作順序を認定する。
(操作態様判定手段190)
本実施の形態では、操作態様判定手段190は、役抽選によりリプレイABCD役、リプレイABCE役又はリプレイABCDE役に当選した場合(役抽選により重複当選領域に当選した場合)に、リプレイC役回避操作順序(特定役回避操作順序)と、操作態様認定手段180により認定された基本操作順序とが同一の操作順序であるか否かを判定するものとなっている。
具体的には、操作態様判定手段190は、ATフラグが成立している場合に、RT状態において、役抽選によりリプレイABCD役、リプレイABCE役又はリプレイABCDE役に当選したときに、リプレイC役回避操作順序と、操作態様認定手段180により認定された基本操作順序とが同一の操作順序であるか否かを判定する。たとえば、ATフラグが成立している場合に、RT状態において、役抽選によりリプレイABCDE役に当選したときに、操作態様認定手段180により基本操作順序が「左→中→右」の順序であると認定されたとする。このとき、リプレイC役回避操作順序は、左停止スイッチ56又は右停止スイッチ58を最初に操作する順序(「左→中→右」、「左→右→中」、「右→左→中」又は「右→中→左」)である。そして、リプレイC役回避操作順序としての左停止スイッチ56又は右停止スイッチ58を最初に操作する順序のうちの「左→中→右」と、基本操作順序としての「左→中→右」とは同一の操作順序であるので、操作態様判定手段190は、リプレイC役役回避操作順序と、操作態様認定手段180により認定された基本操作順序とが同一の操作順序であると判定する。
(スロットマシン10の動作)
以下、図11に示すフローチャートに基づいて、本実施の形態に係るスロットマシン10の動作の概略を説明する。なお、本実施の形態に係るスロットマシン10の動作は、ステップ322〜ステップ325の処理が上記第1の実施の形態と相違する。以下、相違点を中心に説明する。
図11に示すステップ300〜ステップ321において、上記第1の実施の形態におけるステップ100〜ステップ121と同様の処理が行われ、ステップ322に進む。
ステップ322において、ATフラグ成立手段162により、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたか否かが判断される。ここで、停止表示されたと判断されると、ステップ323に進む。一方、停止表示されていないと判断されると、ステップ326に進む。
ステップ323において、ATフラグ成立手段162により、ATフラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ324に進む。一方、成立していないと判断されると、ステップ326に進む。
ステップ324において、ATフラグ成立手段162により、遊技状態がRT状態であるか否かが判断される。ここで、RT状態であると判断されると、ステップ325に進む。一方、RT状態でないと判断されると、ステップ326に進む。
ステップ325において、ATフラグ成立手段162により、ATフラグが消去される。そして、次のステップ326に進む。
ステップ326〜ステップ331において、上記第1の実施の形態におけるステップ122〜ステップ127と同様の処理が行われ、1回の遊技に係る処理が終了する。
次に、AT報知処理について説明する。なお、本実施の形態に係るAT報知処理は、ステップ404〜ステップ406の処理が上記第1の実施の形態と相違する。以下、相違点を中心に説明する。
図12に示すステップ400〜ステップ403において、上記第1の実施の形態におけるステップ200〜ステップ203と同様の処理が行われ、ステップ404に進む。
ステップ404において、操作態様認定手段180により、操作態様履歴記憶手段170により記憶されているストップスイッチ34の操作順序の履歴に基づいて、基本操作順序が認定される。そして、次のステップ405に進む。
ステップ405において、操作態様判定手段190により、リプレイC役回避操作順序と、基本操作順序とが同一の操作順序であるか否かが判断される。ここで、同一の操作順序でないと判断されると、ステップ406に進む。一方、同一の操作順序であると判断されると、当該AT報知処理が終了する。
ステップ406において、報知回数カウント手段164により、報知回数カウンタのカウント値が「1」減算される。そして、当該AT報知処理が終了する。
ステップ407〜ステップ411において、上記第1の実施の形態におけるステップ204〜ステップ208と同様の処理が行われ、当該AT処理が終了する。
(作用・効果)
このような構成としても、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
すなわち、本実施の形態では、遊技状態がRT状態でかつ演出状態がAT状態である場合に、すなわち報知遊技において、役抽選によりリプレイABCD役、リプレイABCE役又はリプレイABCDE役に当選したときに、リプレイC役回避操作順序と、基本操作順序とが同一の操作順序でないときには、報知回数をカウントし、また、リプレイC役回避操作順序と、基本操作順序とが同一の操作順序であるときには、報知回数をカウントしない。
そして、本実施の形態では、遊技状態がRT状態でかつ演出状態がAT状態である場合に、すなわち報知遊技において、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、報知遊技が終了する。また、報知遊技において、リプレイC役回避操作順序を遊技者に報知した報知回数を50回カウントすると、報知遊技が終了する。
これにより、本実施の形態によれば、報知遊技において、リプレイC役回避操作順序が遊技者に報知された場合に、この報知が無くても、基本操作順序でストップスイッチ34の操作を行っていたはずであるから、報知回数を無駄に消費してしまったという損失感をなくすことができる。
なお、本実施の形態では、報知遊技において、報知回数カウンタのカウント値が「0」になった場合に、報知遊技を終了するものであるが、これに限られるものではない。たとえば、報知回数カウンタのカウント値が「0」になった場合に、成立しているATフラグを消去せずに、リプレイC役回避操作順序を遊技者に報知することを終了するようにすることができる。すなわち、この場合には、カウント値が「0」になった以降は、リプレイC役回避操作順序を遊技者に報知しないようにするとともに、ベル28役操作順序を遊技者に報知するようにすることができる。そして、RT状態において、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合に、報知遊技を終了するようにすることができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態を図13〜図17に基づいて説明する。
本発明の第3の実施の形態は、各回転リール45の図柄の配列、役、入賞ライン及び停止制御手段120による停止制御が、上記第1の実施の形態とは相違する。以下、相違点を中心に本発明の第3の実施の形態を説明する。
本実施の形態では、入賞ラインとして、図13に示すように、上段の表示位置の3個の図柄を通る上段入賞ラインL1と、左上・中央上・右中央の表示位置の3個の図柄を通る第1変則入賞ラインL2と、左上・中央上・右下の表示位置の3個の図柄を通る第2変則入賞ラインL3と、左上・中央・右中央の表示位置の3個の図柄を通る第3変則入賞ラインL4とが設けられている。なお、以下において、左上・中央・右下の3個の図柄を通るラインを「右下りライン」と称する。
また、各回転リール45(46,47,48)の周囲には、図14に示すように、「赤7」、「青7」、「BAR」、「リプレイ」、「ベル」、「スイカ」、「赤チェリー」及び「青チェリー」の図柄が付されている。具体的には、各回転リール45(46,47,48)の周囲には、複数種類の図柄が所定の配列で合計21個付されている(図14参照)。
また、本実施の形態では、小役には、図15に示すように、特定役としてのベル役と、スイカ役と、赤チェリー役と、青チェリー役とがある。たとえば、ベル役は、「ベル」「リプレイ」「ANY」(「ANY」は、いずれの図柄であってもよいことを意味する。)の図柄の組み合わせにより構成される。そして、役を構成する図柄の組み合わせがいずれかの有効入賞ライン上に停止表示されることにより、当該役に応じた所定枚数のメダルが払い出される。たとえば、「スイカ」「スイカ」「スイカ」の図柄の組み合わせがいずれかの有効入賞ライン上に停止表示されることにより、スイカ役に応じた所定枚数(たとえば12枚)のメダルが払い出される。
また、再遊技役は、図15に示すように、リプレイA役と、リプレイB役と、リプレイC役と、リプレイD役と、リプレイE役とがある。たとえば、リプレイA役は、「リプレイ」「リプレイ」「リプレイ」の図柄の組み合わせにより構成される。そして、いずれかの有効入賞ライン上にこの図柄の組み合わせが停止表示されることにより、メダルを新たに投入することなく前回の遊技と同じ条件で再度遊技を行うことができる。
(役抽選手段100)
本実施の形態では、通常役抽選テーブル、RT役抽選テーブル及び内部中役抽選テーブルのぞれぞれには、図16に示すように、スイカ役、赤チェリー役、青チェリー役及びベル役それぞれの単独当選領域と、ベル役及び赤チェリー役の重複当選領域と、ベル役及び青チェリー役の重複当選領域とが設けられている。また、再遊技役に関しては、上記第1の実施の形態と同様に当選領域が設けられている。
なお、以下、ベル役の単独当選領域を「左ベル役」と称し、また、ベル役及び赤チェリー役の重複当選領域を「中ベル役」と称し、また、ベル役及び青チェリー役の重複当選領域を「右ベル役」と称する。
また、左ベル役、中ベル役及び右ベル役に係る当選確率のそれぞれは、図16に示すように、通常役抽選テーブル、RT役抽選テーブル及び内部中役抽選テーブルのいずれにおいても、それぞれ、同一となっている。たとえば、通常役抽選テーブルにおける左ベル役に係る当選確率と、内部中役抽選テーブルにおける左ベル役に係る当選確率とは、同一となっている。
また、左ベル役、中ベル役及び右ベル役に係る当選確率の大小関係は、図16に示すように、左ベル役に係る当選確率を「1」とすると、中ベル役に係る当選確率は「3」となっている。すなわち、中ベル役に係る当選確率は、左ベル役に係る当選確率の3倍の大きさとなっている。換言すれば、中ベル役は、左ベル役に比べて3倍の確率で当選するものとなっている。また、右ベル役に係る当選確率は、中ベル役に係る当選確率と同一となっている。すなわち、左ベル役に係る当選確率を「1」とすると、左ベル役と中ベル役と右ベル役との当選確率の比は、「1:3:3」となっている。
また、ボーナス役抽選テーブルには、ベル役、スイカ役、赤チェリー役及び青チェリー役の重複当選領域(以下、この重複当選領域に係る複数の役を、「重複小役」と称す。)と、ハズレの領域とが設定されている。
また、本実施の形態では、当選フラグには、役抽選手段100による抽選結果が、小役の当選である場合に成立する小役当選フラグ(ベル当選フラグ、スイカ当選フラグ、赤チェリー当選フラグ及び青チェリー当選フラグ)と、役抽選手段100による抽選結果が、再遊技役の当選である場合に成立する再遊技当選フラグ(リプレイA当選フラグ〜リプレイE当選フラグ)と、役抽選手段100による抽選結果が、ボーナス役の当選である場合に成立するボーナス当選フラグ(赤7BB当選フラグ、青7BB当選フラグ及びRB当選フラグ)とがある。
(停止制御手段120)
本実施の形態では、停止制御手段120は、役抽選により左ベル役、中ベル役又は右ベル役のいずれかに当選した場合(役抽選により少なくとも特定役に当選した場合)に、所定の操作順序(以下、「遊技媒体最大付与操作順序」とする。)でストップスイッチ34の操作が行われたときには、所定数の遊技媒体が遊技者に付与されるように、回転リール45の回転を停止させてベル役(特定役)に関する停止制御を行うとともに、遊技媒体最大付与操作順序以外の操作順序でストップスイッチ34の操作が行われたときには、所定の操作順序でストップスイッチ34の操作が行われた場合より少ない数の遊技媒体が遊技者に付与されるように、回転リール45の回転を停止させてベル役(特定役)に関する停止制御を行うものとなっている。
具体的には、停止制御手段120は、役抽選により左ベル役、中ベル役又は右ベル役のいずれかに当選した場合に、所定の操作順序(遊技媒体最大付与操作順序)でストップスイッチ34が操作されたときには、特定役としてのベル役を構成する図柄の組み合わせが3本の有効入賞ライン上に停止表示されるように停止制御を行うとともに、遊技媒体最大付与操作順序以外の操作順序でストップスイッチ34が操作されたときには、特定役としてのベル役を構成する図柄の組み合わせが1本の有効入賞ライン上にのみ停止表示されるように停止制御を行う。
また、本実施の形態では、停止制御手段120は、小役の引き込み優先順位を、「ベル役」>「スイカ役」>「赤チェリー役」>「青チェリー役」に設定している。なお、小役の引き込み優先順位は、これに限られるものではない。
また、本実施の形態では、停止制御手段120は、回転リール45の停止位置を予め定めた停止テーブルを備え、上記した引き込み制御及び蹴飛ばし制御を、この停止テーブルを用いて行う。
なお、停止テーブルについては、ベル役に関する停止テーブルを例に挙げて説明する。
本実施の形態では、図14に示すように、左リール46の周囲には、「ベル」の図柄が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、いずれかの「ベル」の図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また、中リール47の周囲には、「リプレイ」の図柄が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、いずれかの「リプレイ」の図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また、ベル役を構成する右リール48の図柄は、いずれの図柄であってもよいものとなっている。
このため、本実施の形態では、特定役としてのベル役を構成する図柄の組み合わせは、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、有効入賞ライン上に停止表示させることができるものとなっている。
(1)役抽選により左ベル役に当選した場合
この場合に参照される「左ベル停止テーブル」には、図17に示すように、左停止スイッチ56が最初に操作される順序(遊技媒体最大付与操作順序)で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、特定役としてのベル役を構成する図柄の組み合わせが3本の有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、中停止スイッチ57又は右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、特定役としてのベル役を構成する図柄の組み合わせが1本の有効入賞ライン上にのみ停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
なお、図17において、「重複入賞」とは、ベル役を構成する図柄の組み合わせが3本(具体的には後述する3本)の有効入賞ライン上に停止表示されることを意味するものである。
また、「単独入賞」とは、ベル役を構成する図柄の組み合わせが1本の有効入賞ライン(具体的には、第3変則入賞ラインL4)上に停止表示されることを意味するものである。
具体的には、「左ベル停止テーブル」には、左停止スイッチ56が最初に操作される順序(遊技媒体最大付与操作順序)で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、ベル役を構成する図柄の組み合わせが、上段入賞ラインL1、第1変則入賞ラインL2及び第2変則入賞ラインL3の3本の有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。詳細には、右リール48については、下段の表示位置に「ベル」の図柄が停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
なお、ベル役を構成する図柄の組み合わせが3本の有効入賞ライン上に停止表示されると、図14の配列に示すように、「ベル」「ベル」「ベル」の図柄の組み合わせが右下りライン上に停止表示されることとなる。
また、「左ベル停止テーブル」には、中停止スイッチ57又は右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、ベル役を構成する図柄の組み合わせが第3変則入賞ラインL4上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(2)役抽選により中ベル役に当選した場合
この場合に参照される「中ベル停止テーブル」には、左ベル停止テーブルと同様に、中停止スイッチ57が最初に操作される順序(遊技媒体最大付与操作順序)で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、ベル役を構成する図柄の組み合わせが、上段入賞ラインL1、第1変則入賞ラインL2及び第2変則入賞ラインL3の3本の有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、左停止スイッチ56又は右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、ベル役を構成する図柄の組み合わせが第3変則入賞ラインL4上にのみ停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている(図17参照)。
(3)役抽選により右ベル役に当選した場合
この場合に参照される「右ベル停止テーブル」には、左ベル停止テーブルと同様に、右停止スイッチ58が最初に操作される順序(遊技媒体最大付与操作順序)で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、特定役としてのベル役を構成する図柄の組み合わせが、上段入賞ラインL1、第1変則入賞ラインL2及び第2変則入賞ラインL3の3本の有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、左停止スイッチ56又は中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、特定役としてのベル役を構成する図柄の組み合わせが第3変則入賞ラインL4上にのみ停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている(図17参照)。
なお、停止制御手段120は、役抽選により左ベル役、中ベル役又は右ベル役に当選した場合に、遊技媒体最大付与操作順序以外の操作順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されたときに、ベル役を構成する図柄の組み合わせがいずれの有効入賞ライン上にも停止表示されない場合があるようにしてもよい。すなわち、停止制御手段120は、メダルが遊技者に付与されないように、回転リールの回転を停止させてベル役(特定役)に関する停止制御を行うようにしてもよい。
また、再遊技役に関する停止テーブルについては、上記第1の実施の形態と同様に規定されている。
(停止図柄判定手段130)
本実施の形態では、停止図柄判定手段130により、ベル役を構成する図柄の組み合わせが1本の有効入賞ライン上にのみ停止表示されていると判定されると、遊技制御手段60は、ホッパーユニットを作動させて所定枚数(たとえば5枚)のメダルを払い出すように制御する。
また、停止図柄判定手段130により、ベル役を構成する図柄の組み合わせが3本の有効入賞ライン上に停止表示されていると判定されると、遊技制御手段60は、ホッパーユニットを作動させて所定枚数(たとえば15枚(5枚×3))のメダルを払い出すように制御する。
(報知遊技制御手段160)
本実施の形態では、報知遊技制御手段160は、役抽選により左ベル役、中ベル役又は右ベル役に当選したとき(役抽選により少なくとも特定役としてのベル役に当選したとき)に、遊技媒体最大付与操作順序を遊技者に報知可能な報知遊技を制御するものとなっている。
また、本実施の形態では、報知遊技制御手段160は、報知遊技において、遊技媒体最大付与操作順序を遊技者に報知する報知回数が設定される報知回数(本実施の形態では、「30回」)報知回数カウント手段164によりカウントされた場合に、報知遊技を終了する。
(報知演出実行手段163)
本実施の形態では、報知演出実行手段163は、ATフラグが成立している場合に、RT状態において、左ベル役、中ベル役又は右ベル役に当選したとき(役抽選により少なくとも特定役としてのベル役に当選したとき)に、遊技媒体最大付与操作順序を遊技者に報知する遊技媒体最大付与操作順序報知演出を実行する。たとえば、報知演出実行手段163は、ATフラグが成立している場合に、RT状態において、役抽選により左ベル役に当選したときには、遊技媒体最大付与操作順序は、左停止スイッチ56を最初に操作する順序であることを遊技者に報知する。
(報知回数カウント手段164)
本実施の形態では、報知回数カウント手段164は、遊技媒体最大付与操作順序を遊技者に報知した報知回数をカウント可能なものとなっている。
また、本実施の形態では、報知回数カウント手段164は、ATフラグ成立手段162によりATフラグが成立されたときに、演出データ記憶手段150により記憶されている報知回数(本実施の形態では、「30」)を取得し、その回数を、報知回数カウンタの初期値に設定する。
また、本実施の形態では、報知回数カウント手段164は、ATフラグが成立している場合であって、RT状態において、役抽選により左ベル役、中ベル役又は右ベル役に当選した場合(役抽選により少なくとも特定役としてのベル役に当選した場合)に、操作態様判定手段190により、遊技媒体最大付与操作順序と、操作態様認定手段180により認定された基本操作順序とが同一の操作順序でないと判定されたときには、報知回数カウンタのカウント値を「1」減算する。これにより、報知回数カウント手段164は、報知回数をカウントする。
また、本実施の形態では、報知回数カウント手段164は、ATフラグが成立している場合であって、RT状態において、役抽選により左ベル役、中ベル役又は右ベル役に当選した場合に、操作態様判定手段190により、遊技媒体最大付与操作順序と、操作態様認定手段180により認定された基本操作順序とが同一の操作順序であると判定されたときには、報知回数カウンタのカウント値を減算しない。具体的には、報知回数カウント手段164は、作動しないことにより、報知回数カウンタのカウント値を減算しない。これにより、報知回数カウント手段164は、報知回数をカウントしない。
(操作態様認定手段180・操作態様判定手段190)
本実施の形態では、操作態様認定手段180は、ATフラグが成立している場合に、RT状態において、役抽選により左ベル役、中ベル役又は右ベル役に当選したときに、基本操作順序を認定する。
また、本実施の形態では、操作態様判定手段190は、ATフラグが成立している場合に、RT状態において、役抽選により左ベル役、中ベル役又は右ベル役に当選したときに、遊技媒体最大付与操作順序と、基本操作順とが同一の操作順序であるか否かを判定する。
このような構成としても、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。すなわち、本実施の形態によれば、報知遊技において、遊技媒体最大付与操作順序が遊技者に報知された場合に、この報知が無くても、基本操作順序でストップスイッチ34の操作を行っていたはずであるから、報知回数を無駄に消費してしまったという損失感をなくすことができる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態を図18〜図22に基づいて説明する。
本発明の第4の実施の形態は、各回転リール45の図柄の配列、役、入賞ライン及び停止制御手段120による停止制御が、上記第3の実施の形態とは相違する。以下、相違点を中心に本発明の第4の実施の形態を説明する。
本実施の形態では、入賞ラインとして、図18に示すように、中段の表示位置の3個の図柄を通る中段入賞ラインL5と、左上・中央・右下の表示位置の3個の図柄を通る右下り入賞ラインL6と、左下・中央・右上の表示位置の3個の図柄を通る右上り入賞ラインL7と、左上・中央・右上の表示位置の3個の図柄を通るV字入賞ラインL8と、左下・中央・右下の表示位置の3個の図柄を通る小山入賞ラインL9とが設けられている。
また、本実施の形態では、各回転リール45(46,47,48)の周囲には、図19に示すように、「赤7」、「青7」、「白7」「BAR」、「リプレイ」、「ベル」、「スイカ」、「赤プラム」、「青プラム」及び「チェリー」の図柄が付されている。
また、本実施の形態では、小役には、図20に示すように、特定役としてのベル役と、スイカ役と、第1役と、第2役と、チェリー役と、特殊1役と、特殊2役とがある。たとえば、ベル役は、「ベル」「ベル」「ベル」の図柄の組み合わせにより構成される。また、たとえば、第1役は、「リプレイ」(「BAR」、「赤プラム」、「青プラム」又は「チェリー」)「リプレイ」の図柄の組み合わせにより構成され、また、第2役は、「ベル」(「BAR」、「赤プラム」、「青プラム」又は「チェリー」)「ベル」の図柄の組み合わせにより構成される。そして、役を構成する図柄の組み合わせがいずれかの有効入賞ライン上に停止表示されることにより、当該役に応じた所定枚数のメダルが払い出される。たとえば、「スイカ」「スイカ」「スイカ」の図柄の組み合わせがいずれかの有効入賞ライン上に停止表示されることにより、スイカ役に応じた所定枚数(たとえば3枚)のメダルが払い出される。
また、再遊技役は、図20に示すように、リプレイA役と、リプレイB役と、リプレイC役と、リプレイD役と、リプレイE役とがある。たとえば、リプレイA役は、「リプレイ」「リプレイ」「リプレイ」の図柄の組み合わせにより構成される。そして、いずれかの有効入賞ライン上にこの図柄の組み合わせが停止表示されることにより、メダルを新たに投入することなく前回の遊技と同じ条件で再度遊技を行うことができる。
(役抽選手段100)
本実施の形態では、通常役抽選テーブル、RT役抽選テーブル及び内部中役抽選テーブルのぞれぞれには、図21に示すように、スイカ役及びチェリー役それぞれの単独当選領域と、ベル役、第1役及び第2役の重複当選領域と、ベル役、第1役、第2役及び特殊1役の重複当選領域と、ベル役、第1役、第2役及び特殊2役の重複当選領域とが設けられている。また、再遊技役に関しては、上記第1の実施の形態と同様に当選領域が設けられている。
なお、以下、ベル役、第1役及び第2役の重複当選領域を「左ベル役」と称し、また、ベル役、第1役、第2役及び特殊1役の重複当選領域を「中ベル役」と称し、また、ベル役、第1役、第2役及び特殊2役の重複当選領域を「右ベル役」と称する。
また、左ベル役、中ベル役及び右ベル役に係る当選確率のそれぞれは、図21に示すように、通常役抽選テーブル、RT役抽選テーブル及び内部中役抽選テーブルのいずれにおいても、それぞれ、同一となっている。たとえば、通常役抽選テーブルにおける左ベル役に係る当選確率と、内部中役抽選テーブルにおける左ベル役に係る当選確率とは、同一となっている。
また、左ベル役、中ベル役及び右ベル役に係る当選確率の大小関係は、図21に示すように、左ベル役に係る当選確率を「1」とすると、中ベル役に係る当選確率は「3」となっている。すなわち、中ベル役に係る当選確率は、左ベル役に係る当選確率の3倍の大きさとなっている。換言すれば、中ベル役は、左ベル役に比べて3倍の確率で当選するものとなっている。また、右ベル役に係る当選確率は、中ベル役に係る当選確率と同一となっている。すなわち、左ベル役に係る当選確率を「1」とすると、左ベル役と中ベル役と右ベル役との当選確率の比は、「1:3:3」となっている。
また、ボーナス役抽選テーブルには、ベル役、スイカ役、第1役、第2役及びチェリー役の重複当選領域(以下、この重複当選領域に係る複数の役を、「重複小役」と称す。)と、ハズレの領域とが設定されている。
また、本実施の形態では、当選フラグには、役抽選手段100による抽選結果が、小役の当選である場合に成立する小役当選フラグ(ベル当選フラグ、スイカ当選フラグ、第1当選フラグ、第2当選フラグ、チェリー当選フラグ、特殊1当選フラグ及び特殊2当選フラグ)と、役抽選手段100による抽選結果が、再遊技役の当選である場合に成立する再遊技当選フラグ(リプレイA当選フラグ〜リプレイE当選フラグ)と、役抽選手段100による抽選結果が、特別遊技役の当選である場合に成立する特別遊技当選フラグ(赤7BB当選フラグ、青7BB当選フラグ及びRB当選フラグ)とがある。
(停止制御手段120)
本実施の形態では、停止制御手段120は、役抽選により左ベル役、中ベル役又は右ベル役のいずれかに当選した場合(役抽選により少なくとも特定役に当選した場合)に、所定の操作順序(以下、「遊技媒体最大付与操作順序」とする。)でストップスイッチ34の操作が行われたときには、所定数の遊技媒体が遊技者に付与されるように、回転リール45の回転を停止させてベル役(特定役)に関する停止制御を行うとともに、遊技媒体最大付与操作順序以外の操作順序でストップスイッチ34の操作が行われたときには、所定の操作順序でストップスイッチ34の操作が行われた場合より少ない数の遊技媒体が遊技者に付与されるように、回転リール45の回転を停止させてベル役(特定役)に関する停止制御を行うものとなっている。
具体的には、停止制御手段120は、役抽選により左ベル役、中ベル役又は右ベル役に当選した場合(役抽選により少なくとも特定役に当選した場合)に、所定の操作順序(遊技媒体最大付与操作順序)でストップスイッチ34が操作されたときには、特定役としてのベル役を構成する図柄の組み合わせが当選した他の役に優先して有効入賞ライン上に停止表示されるように停止制御を行うとともに、遊技媒体最大付与操作順序以外の操作順序でストップスイッチ34が操作されたときには、第1役及び第2役のそれぞれを構成する図柄を、特定役としてのベル役を構成する図柄に優先して引き込むことにより、特定役としてのベル役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されないように停止制御を行う。
また、本実施の形態では、停止制御手段120は、小役の引き込み優先順位を、「ベル役」>「スイカ役」>「チェリー役」>「第1役」>「第2役」>「特殊1役」>「特殊2役」に設定している。なお、小役の引き込み優先順位は、これに限られるものではない。
次に、ベル役に関する停止テーブルについて説明する。
本実施の形態では、図19に示すように、各回転リール45の周囲には、「ベル」の図柄が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、いずれかの「ベル」の図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
このため、本実施の形態では、特定役としてのベル役を構成する図柄の組み合わせは、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、有効入賞ライン上に停止表示させることができるものとなっている。
また、本実施の形態では、左リール46及び右リール48の周囲には、「リプレイ」の図柄が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、いずれかの「リプレイ」の図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また、中リール47の周囲には、「BAR」、「チェリー」、「赤プラム」又は「青プラム」の図柄が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、いずれかの図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
このため、本実施の形態では、第1役及び第2役のそれぞれを構成する図柄の組み合わせは、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、有効入賞ライン上に停止表示させることができるものとなっている。
(1)役抽選により左ベル役に当選した場合
この場合に参照される「左ベル停止テーブル」には、図22に示すように、左停止スイッチ56が最初に操作される順序(遊技媒体最大付与操作順序)で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、第1役及び第2役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、特定役としてのベル役を構成する図柄の組み合わせが右下り入賞ラインL6上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、中停止スイッチ57又は右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、第1役及び第2役のそれぞれを構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に同時に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
具体的には、「左ベル停止テーブル」には、中停止スイッチ57又は右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、第1役を構成する図柄の組み合わせが中段入賞ラインL5上に、かつ第2役を構成する図柄の組み合わせがV字入賞ラインL8上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
すなわち、「左ベル停止テーブル」には、左停止スイッチ56が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、特定役としてのベル役を構成する図柄の組み合わせが右下り入賞ラインL6上に必ず停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、中停止スイッチ57又は右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、第1役及び第2役のそれぞれを構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に必ず停止表示されるように、言い換えれば、特定役としてのベル役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されないように操作位置に対する停止位置が規定されている。
なお、第1役及び第2役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に同時に停止表示されると、図19の配列に示すように、「ベル」「ベル」「ベル」の図柄の組み合わせが上段の3個の表示位置の図柄を通る上段ライン上に停止表示されることとなる。
(2)役抽選により中ベル役に当選した場合
この場合に参照される「中ベル停止テーブル」には、左ベル停止テーブルと同様に、中停止スイッチ57が最初に操作される順序(遊技媒体最大付与操作順序)で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、第1役、第2役及び特殊1役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、ベル役を構成する図柄の組み合わせが右下り入賞ラインL6上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、左停止スイッチ56又は右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル役及び特殊1役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、第1役及び第2役のそれぞれを構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に同時に停止表示されるように、具体的には、第1役を構成する図柄の組み合わせが中段入賞ラインL5上に、かつ第2役を構成する図柄の組み合わせがV字入賞ラインL8上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている(図22参照)。
(3)役抽選により右ベル役に当選した場合
この場合に参照される「右ベル停止テーブル」には、左ベル停止テーブルと同様に、右停止スイッチ58が最初に操作される順序(遊技媒体最大付与操作順序)で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、第1役、第2役及び特殊2役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、特定役としてのベル役を構成する図柄の組み合わせが右下り入賞ラインL6上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、左停止スイッチ56又は中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル役及び特殊2役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、第1役及び第2役のそれぞれを構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に同時に停止表示されるように、具体的には、第1役を構成する図柄の組み合わせが中段入賞ラインL5上に、かつ第2役を構成する図柄の組み合わせがV字入賞ラインL8上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている(図22参照)。
なお、再遊技役に関する停止テーブルについては、上記第1の実施の形態と同様に規定されている。
(停止図柄判定手段130)
本実施の形態では、停止図柄判定手段130により、ベル役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されていると判定されると、遊技制御手段60は、ホッパーユニットを作動させて所定枚数(たとえば12枚)のメダルを払い出すように制御する。
また、停止図柄判定手段130により、第1役及び第2役のそれぞれを構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に同時に停止表示されていると判定されると、遊技制御手段60は、ホッパーユニットを作動させて所定枚数(たとえば3枚(2枚+1枚))のメダルを払い出すように制御する。
このような構成としても、上記第3の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態を図23〜図26に基づいて説明する。
本発明の第5の実施の形態は、各回転リール45の図柄の配列、役、入賞ライン及び停止制御手段120による停止制御が、上記第1の実施の形態とは相違する。また、本実施の形態では、小役として赤7プラム役、青7プラム役及びBARプラム役を備え、報知遊技において、これらの役のうちのいずれかの役に当選したときに、当選した役を遊技者に報知し、この報知の報知回数を30回カウントしたときに、報知遊技を終了する。以下、相違点を中心に本発明の第5の実施の形態を説明する。
本実施の形態では、入賞ラインとして、上段の3個の図柄を通る上段入賞ラインと、中段の3個の図柄を通る中段入賞ラインと、下段の3個の図柄を通る下段入賞ラインと、左下・中央・右上の3個の図柄を通る右上り入賞ラインと、左上・中央・右下の3個の図柄を通る右下り入賞ラインとが設けられている。
また、本実施の形態では、各回転リール45(46,47,48)の周囲には、図23に示すように、「赤7A」、「赤7B」、「青7」、「BAR」、「リプレイ」、「プラム」、「ベル」「赤チェリー」及び「青チェリー」の図柄が付されている。
また、本実施の形態では、小役には、図24に示すように、プラム役と、赤7プラム役(特定役)と、青7プラム役(特定役)と、BARプラム役(特定役)と、ベル役と、赤チェリー役と、青チェリー役とがある。たとえば、赤7プラム役は、「赤7A」「プラム」「プラム」の図柄の組み合わせにより構成され、また、たとえば、赤チェリー役は、「ANY」「赤チェリー」「ANY」(「ANY」は、いずれの図柄であってもよいことを意味する。)の図柄の組み合わせにより構成される。そして、役を構成する図柄の組み合わせがいずれかの有効入賞ライン上に停止表示されることにより、当該役に応じた所定枚数のメダルが払い出される。たとえば、「ベル」「ベル」「ベル」の図柄の組み合わせがいずれかの有効入賞ライン上に停止表示されることにより、ベル役に応じた所定枚数(たとえば5枚)のメダルが払い出される。
なお、本実施の形態では、左リール46における「赤7A」、「青7」及び「BAR」の図柄が特定図柄に相当する。
また、再遊技役は、図24に示すように、リプレイA役と、リプレイB役と、リプレイC役と、リプレイD役と、リプレイE役とがある。たとえば、リプレイA役は、「リプレイ」「リプレイ」「リプレイ」の図柄の組み合わせにより構成される。そして、いずれかの有効入賞ライン上にこの図柄の組み合わせが停止表示されることにより、メダルを新たに投入することなく前回の遊技と同じ条件で再度遊技を行うことができる。
また、ボーナス役には、図24に示すように、赤7BB役と、青7BB役と、RB役とがある。赤7BB役は、「赤7A」「赤7A」「赤7A」の図柄の組み合わせにより構成され、また、青7BB役は、「青7」「青7」「青7」の図柄の組み合わせにより構成される。そして、「赤7A」「赤7A」「赤7A」又は「青7」「青7」「青7」の図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることにより、ビッグボーナス遊技(遊技状態がBB状態である遊技)へ移行する。また、RB役は、「青7」「青7」「赤7A」の図柄の組み合わせにより構成される。そして、有効入賞ライン上にこの図柄の組み合わせが停止表示されることにより、レギュラーボーナス遊技(遊技状態がRB状態である遊技)へ移行する。
(役抽選手段100)
本実施の形態では、通常役抽選テーブル、RT役抽選テーブル及び内部中役抽選テーブルのそれぞれには、プラム役、赤7プラム役、青7プラム役、ベル役、赤チェリー役及び青チェリー役それぞれの単独当選領域が設けられている。また、再遊技役に関しては、上記第1の実施の形態と同様に当選領域が設けられている。
また、ボーナス役抽選テーブルには、プラム役と赤7プラム役と青7プラム役とBARプラム役とベル役と赤チェリー役と青チェリー役の重複当選領域(以下、この重複当選領域に係る複数の役を、「重複小役」と称す。)が設定されている。なお、重複当選領域における複数の役の組み合わせについては、これに限られるものではない。
また、本実施の形態では、当選フラグには、役抽選手段100による役抽選の結果が、小役の当選である場合に成立する小役当選フラグ(プラム当選フラグ、赤7プラム当選フラグ、青7プラム当選フラグ、BARプラム当選フラグ、ベル当選フラグ、赤チェリー当選フラグ及び青チェリー当選フラグ)と、役抽選手段100による役抽選の結果が、再遊技役の当選である場合に成立する再遊技当選フラグ(リプレイA当選フラグ〜リプレイE当選フラグ)と、役抽選手段100による役抽選の結果が、ボーナス役の当選である場合に成立するボーナス当選フラグ(赤7BB当選フラグ、青7BB当選フラグRB当選フラグ)とがある。
(報知遊技制御手段160)
本実施の形態では、報知遊技制御手段160は、役抽選により赤7プラム役、青7プラム役又はBARプラム役に当選したとき(役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選したとき)に、その当選した役を遊技者に報知可能な報知遊技を制御するものとなっている。
また、本実施の形態では、報知遊技制御手段160は、報知遊技において、赤7プラム役、青7プラム役又はBARプラム役を遊技者に報知する報知回数が設定される報知回数(本実施の形態では、「30回」)報知回数カウント手段164によりカウントされた場合に、報知遊技を終了する。
(報知遊技移行決定手段161)
報知遊技移行決定手段161は、演出状態をAT状態にすることを決定するものである。本実施の形態では、報知遊技移行決定手段161は、演出状態が通常演出状態である場合(ATフラグが成立していない場合)であって、通常遊技において、役抽選によりボーナス役、ベル役、赤チェリー役又は青チェリー役に当選した場合に、不利益付与手段200によりペナルティ期間が設定されていないときに、演出状態をAT状態にするか否かを抽選により決定する。
(ATフラグ成立手段162)
本実施の形態では、ATフラグ成立手段162は、役抽選によりベル役、赤チェリー役又は青チェリー役に当選した場合に、報知遊技移行決定手段161により演出状態をAT状態にすることが決定されたときに、次の遊技におけるメダルのベットを契機に、ATフラグを成立させる。
(報知演出実行手段163)
本実施の形態では、報知演出実行手段163は、ATフラグが成立している場合に、RT状態において、赤7プラム役、青7プラム役又はBARプラム役に当選したとき(役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選したとき)に、その当選した役を遊技者に報知する。たとえば、報知演出実行手段163は、ATフラグが成立している場合に、RT状態において、役抽選により赤7プラム役に当選したときには、「赤7A」「プラム」「プラム」の図柄の組み合わせを表示装置55に表示させる。
(操作態様履歴記憶手段170)
本実施の形態では、操作態様履歴記憶手段170は、操作位置検知手段115により検知された回転リール45の操作位置の履歴を所定の遊技回数(たとえば、200回)分記憶する。具体的には、操作態様履歴記憶手段170は、操作位置検知手段115により検知された左リール46の操作位置の履歴を記憶する。
なお、操作態様履歴記憶手段170は、中リール47又は右リール48の操作位置を記憶するようにしてもよいし、複数の回転リール45の操作位置を記憶するようにしてもよい。
(操作態様認定手段180)
本実施の形態では、操作態様認定手段180は、操作態様履歴記憶手段170により記憶されている回転リール45の操作位置の履歴に基づいて、過去の遊技においてストップスイッチ34の操作が行われた時点における最も多い回転リール45の操作位置(以下、「基本操作位置」とする。)を認定する。
具体的には、操作態様認定手段180は、操作態様履歴記憶手段170により記憶されている左リール46の操作位置の履歴に基づいて、過去の遊技においてストップスイッチ34の操作が行われた時点における最も多い左リール46の基本操作位置を認定する。
なお、操作態様認定手段180は、最も多い左リール46の操作位置が複数存在する場合には、抽選によりいずれか一つを基本操作位置と認定するようにしてもよいし、また、その複数の操作位置のすべてを基本操作位置と認定するようにしてもよいし、また、その複数の操作位置のうち相対的に新しい履歴が多いものを基本操作位置と認定するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、操作態様認定手段180は、ATフラグが成立している場合に、RT状態において、役抽選により赤7プラム役、青7プラム役又はBARプラム役に当選したときに、基本操作位置を認定する。
(操作態様判定手段190)
本実施の形態では、操作態様判定手段190は、役抽選により赤7プラム役、青7プラム役又はBARプラム役に当選した場合(複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合)に、基本操作位置が、停止制御手段120によりその当選した役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させることができる位置(以下、「停止表示可能位置」とする。)であるか否かを判定するものとなっている。
また、本実施の形態では、操作態様判定手段190は、左リール46の基本操作位置が停止表示可能位置であるか否かを判定する。
上述の如く、本実施の形態では、役抽選によりたとえば赤7プラム役に当選した場合に、停止制御手段120により赤7プラム役を構成する「赤7A」の図柄を有効入賞ライン上に停止表示させることができる左リール46の操作位置は、「赤7A」の図柄が有効入賞ライン上に表示されている位置、及び「赤7A」の図柄が所定の引き込み範囲(最大スベリコマ数、たとえば4コマ)内に存在している位置である。
具体的には、最大スベリコマ数がたとえば4コマである場合には、図23に示すように、左リール46における図柄番号2番の「赤7A」の図柄を有効入賞ライン上に停止表示させることができる左リール46の操作位置は、図柄番号6番の「リプレイ」の図柄が図柄表示窓15内の上段に表示されている位置から、図柄番号0番の「プラム」の図柄が図柄表示窓15内の上段に表示されている位置までである。
したがって、この場合では、操作態様判定手段190は、左リール46の基本操作位置が、図柄番号6番の「リプレイ」の図柄が図柄表示窓15内の上段に表示されている位置から、図柄番号0番の「プラム」の図柄が図柄表示窓15内の上段に表示されている位置までのいずれかの位置であるか否かを判定する。たとえば、操作態様判定手段190は、左リール46の基本操作位置が、図柄番号3番の「赤7B」の図柄が図柄表示窓15内の上段に表示されている位置である場合には、基本操作位置が停止表示可能位置であると判定する。また、たとえば、操作態様判定手段190は、左リール46の基本操作位置が、図柄番号20番の「ベル」の図柄が図柄表示窓15内の上段に表示されている位置である場合には、基本操作位置が停止表示可能位置でないと判定する。
また、本実施の形態では、操作態様判定手段190は、ATフラグが成立している場合に、RT状態において、役抽選により赤7プラム役、青7プラム役又はBARプラム役に当選したときに、基本操作位置が停止表示可能位置であるか否かを判定する。
なお、操作態様判定手段190は、中リール47又は右リール48の基本操作位置が停止表示可能位置であるか否かを判定するようにしてもよいし、複数の回転リール45の基本操作位置が停止表示可能位置であるか否かを判定するようにしてもよい。
(報知回数カウント手段164)
本実施の形態では、報知回数カウント手段164は、遊技状態がRT状態でかつ演出状態AT状態である場合、すなわち報知遊技において、赤7プラム役、青7プラム役又はBARプラム役を遊技者に報知した報知回数をカウント可能なものとなっている。
具体的には、報知回数カウント手段164は、ATフラグが成立している場合であって、RT状態において、役抽選により赤7プラム役、青7プラム役又はBARプラム役に当選した場合(役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合)に、操作態様判定手段190により、基本操作位置が停止表示可能位置でないと判定されたときには、報知回数カウンタのカウント値を「1」減算する。これにより、報知回数カウント手段164は、報知回数をカウントする。
また、本実施の形態では、報知回数カウント手段164は、ATフラグが成立している場合であって、RT状態において、役抽選により赤7プラム役、青7プラム役又はBARプラム役に当選した場合に、操作態様判定手段190により、基本操作位置が停止表示可能位置であると判定されたときには、報知回数カウンタのカウント値を減算しない。具体的には、報知回数カウント手段164は、作動しないことにより、報知回数カウンタのカウント値を減算しない。これにより、報知回数カウント手段164は、報知回数をカウントしない。
(スロットマシン10の動作)
以下、図25及び図26に示すフローチャートに基づいて、本実施の形態に係るスロットマシン10の動作の概略を説明する。なお、本実施の形態に係るスロットマシン10の動作は、ステップ507、ステップ514、ステップ515及びステップ520の処理が、上記第1の実施の形態と相違する。以下、相違点を中心に説明する。
図25に示すステップ500〜ステップ506において、上記第1の実施の形態におけるステップ100〜ステップ106と同様の処理が行われ、ステップ507に進む。
ステップ507において、報知遊技移行決定手段161により、ボーナス役、ベル役、赤チェリー役又は青チェリー役に当選したか否かが判断される。ここで、いずれかの役に当選したと判断されると、ステップ508に進む。一方、いずれの役にも当選していないと判断されると、ステップ514に進む。
ステップ508〜ステップ513において、上記第1の実施の形態におけるステップ108〜ステップ113と同様の処理が行われ、ステップ516に進む。
ステップ514において、報知演出実行手段163により、赤7プラム役、青7プラム役、BARプラム役又は再遊技役に当選したか否かが判断される。ここで、いずれかの役に当選したと判断されると、ステップ515に進む。一方、いずれの役にも当選していないと判断されると、ステップ516に進む。
ステップ515において、報知遊技における報知演出に関する処理であるAT報知処理が行われる。そして、次のステップ516に進む。
ステップ516〜ステップ519において、上記第1の実施の形態におけるステップ116〜ステップ119と同様の処理が行われ、ステップ520に進む。
ステップ520において、操作態様履歴記憶手段170により、左リール46の操作位置が記憶される。そして、次のステップ521に進む。
ステップ521〜ステップ527において、上記第1の実施の形態におけるステップ121〜ステップ127と同様の処理が行われ、1回の遊技に係る処理が終了する。
次に、上述したステップ515のAT報知処理について説明する。なお、本実施の形態に係るAT報知処理は、ステップ605及びステップ608〜ステップ610の処理が、上記第1の実施の形態と相違する。以下、相違点を中心に説明する。
図26に示すステップ600〜ステップ604において、上記第1の実施の形態におけるステップ200〜ステップ204と同様の処理が行われ、ステップ605に進む。
ステップ605において、報知演出実行手段163により、赤7プラム役、青7プラム役又はBARプラム役に当選したか否かが判断される。ここで、いずれかに当選したと判断されると、ステップ606に進む。一方、いずれにも当選していないと判断されると、当該AT報知処理が終了する。
ステップ606〜ステップ607において、上記第1の実施の形態におけるステップ206〜ステップ207と同様の処理が行われ、ステップ608に進む。
ステップ608において、報知演出実行手段163により、当選した役が遊技者に報知される。そして、次のステップ609に進む。
ステップ609において、操作態様認定手段180により、操作態様履歴記憶手段170により記憶されている左リール46の操作位置の履歴に基づいて、左リール46の基本操作位置が認定される。そして、次のステップ610に進む。
ステップ610において、操作態様判定手段190により、基本操作位置が停止表示可能位置であるか否かが判断される。ここで、停止表示可能位置でないと判断されると、ステップ611に進む。一方、停止表示可能位置であると判断されると、当該AT報知処理が終了する。
ステップ611において、報知回数カウント手段164により、報知回数カウンタのカウント値が「1」減算される。そして、当該AT報知処理が終了する。
(作用・効果)
このような構成としても、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。すなわち、本実施の形態では、遊技状態がRT状態でかつ演出状態がAT状態である場合に、つまり報知遊技において、役抽選により赤7プラム役、青7プラム役又はBARプラム役に当選したときに、当選した役を遊技者に報知する。
また、本実施の形態では、左リール46の操作位置の履歴を記憶し、この履歴に基づいて、ストップスイッチ34の操作が行われた時点における最も多い左リール46の操作位置である基本操作位置を認定する。
そして、本実施の形態では、遊技状態がRT状態でかつ演出状態がAT状態である場合に、すなわち報知遊技において、役抽選により赤7プラム役、青7プラム役又はBARプラム役に当選したときに、基本操作位置が停止表示可能位置でないときには、報知回数をカウントし、また、基本操作位置が停止表示可能位置であるときには、報知回数をカウントしない。
そして、本実施の形態では、報知遊技において、赤7プラム役、青7プラム役又はBARプラム役を遊技者に報知した報知回数を30回カウントすると、報知遊技が終了する。
これにより、本実施の形態によれば、報知遊技において、赤7プラム役、青7プラム役又はBARプラム役が遊技者に報知された場合に、この報知が無くても、基本操作位置のタイミングでストップスイッチ34の操作を行っていたはずであるから、報知回数を無駄に消費してしまったという損失感をなくすことができる。
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態を図27及び図28に基づいて説明する。
上記第5の実施の形態では、報知遊技において、赤7プラム役、青7プラム役又はBARプラム役を遊技者に報知した報知回数を30回カウントすると、報知遊技が終了するものであったが、本実施の形態では、赤チェリー役又は青チェリー役を遊技者に報知した報知回数を30回カウントすると、報知遊技が終了する点が相違する。以下、相違点を中心に本発明の第6の実施の形態を説明する。
(報知遊技制御手段160)
本実施の形態では、報知遊技制御手段160は、RT状態において、役抽選により赤チェリー役(特定役)又は青チェリー役(特定役)に当選したときに、その当選した役を遊技者に報知可能な報知遊技を制御するものとなっている。なお、本実施の形態では、赤チェリー役及び青チェリー役が「特定役」に相当し、また、中リール47における「赤チェリー」及び「青チェリー」の図柄が特定図柄に相当する。
また、本実施の形態では、報知遊技制御手段160は、遊技状態がRT状態でかつ演出状態がAT状態である場合に、すなわち報知遊技において、赤チェリー役又は青チェリー役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合、及び報知遊技において、赤チェリー役又は青チェリー役を遊技者に報知する報知回数が設定される報知回数(本実施の形態では、「30回」)報知回数カウント手段164によりカウントされた場合に、報知遊技を終了する。
(ATフラグ成立手段162)
本実施の形態では、ATフラグ成立手段162は、ATフラグが成立している場合に、RT状態において、赤チェリー役又は青チェリー役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときに、ATフラグを消去する。
(報知演出実行手段163)
本実施の形態では、報知演出実行手段163は、ATフラグが成立している場合に、RT状態において、赤チェリー役又は青チェリー役に当選したとき(役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選したとき)に、その当選した役を遊技者に報知する。たとえば、報知演出実行手段163は、ATフラグが成立している場合に、RT状態において、役抽選により赤チェリー役に当選したときには、「赤チェリー」の図柄を表示装置55に表示させる。
(操作態様履歴記憶手段170)
本実施の形態では、操作態様履歴記憶手段170は、操作位置検知手段115により検知された回転リール45の操作位置の履歴を所定の遊技回数(たとえば、200回)分記憶する。具体的には、操作態様履歴記憶手段170は、操作位置検知手段115により検知された中リール47の操作位置の履歴を記憶する。
(操作態様認定手段180)
本実施の形態では、操作態様認定手段180は、操作態様履歴記憶手段170により記憶されている回転リール45の操作位置の履歴に基づいて、過去の遊技においてストップスイッチ34の操作が行われた時点における最も多い回転リール45の操作位置(以下、「基本操作位置」とする。)を認定する。
具体的には、操作態様認定手段180は、操作態様履歴記憶手段170により記憶されている中リール47の操作位置の履歴に基づいて、過去の遊技においてストップスイッチ34の操作が行われた時点における最も多い中リール47の基本操作位置を認定する。
なお、操作態様認定手段180は、最も多い中リール47の操作位置が複数存在する場合には、抽選によりいずれか一つを基本操作位置と認定するようにしてもよいし、また、その複数の操作位置のすべてを基本操作位置と認定するようにしてもよいし、また、その複数の操作位置のうち相対的に新しい履歴が多いものを基本操作位置と認定するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、操作態様認定手段180は、ATフラグが成立している場合に、RT状態において、役抽選により赤チェリー役又は青チェリー役に当選したときに、基本操作位置を認定する。
(操作態様判定手段190)
本実施の形態では、操作態様判定手段190は、役抽選により赤チェリー役又は青チェリー役に当選した場合(複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合)に、基本操作位置が、停止制御手段120によりその当選した役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させることができない位置(以下、「停止表示不可能位置」とする。)であるか否かを判定するものとなっている。
また、本実施の形態では、操作態様判定手段190は、中リール47の基本操作位置が停止表示不可能位置であるか否かを判定する。
上述の如く、本実施の形態では、役抽選によりたとえば赤チェリー役に当選した場合に、停止制御手段120により赤チェリー役を構成する「赤チェリー」の図柄を有効入賞ライン上に停止表示させることができる中リール47の操作位置は、「赤チェリー」の図柄が有効入賞ライン上に表示されている位置、及び「赤チェリー」の図柄が所定の引き込み範囲(最大スベリコマ数、たとえば4コマ)内に存在している位置である。したがって、この場合の停止表示不可能位置は、これら以外の位置である。
具体的には、最大スベリコマ数がたとえば4コマである場合には、図23に示すように、中リール47における図柄番号6番の「赤チェリー」の図柄を有効入賞ライン上に停止表示させることができる中リール47の操作位置は、図柄番号10番の「リプレイ」の図柄が図柄表示窓15内の上段に表示されている位置から、図柄番号4番の「プラム」の図柄が図柄表示窓15内の上段に表示されている位置までである。したがって、この場合の停止表示不可能位置は、図柄番号10番の「リプレイ」の図柄が図柄表示窓15内の上段に表示されている位置から、図柄番号4番の「プラム」の図柄が図柄表示窓15内の上段に表示されている位置まで以外の位置、すなわち、図柄番号3番の「赤7A」の図柄が図柄表示窓15内の上段に表示されている位置から、図柄番号11番の「ベル」の図柄が図柄表示窓15内の上段に表示されている位置までである。
つまり、この場合では、操作態様判定手段190は、中リール47の基本操作位置が、図柄番号3番の「赤7A」の図柄が図柄表示窓15内の上段に表示されている位置から、図柄番号11番の「ベル」の図柄が図柄表示窓15内の上段に表示されている位置までのいずれかの位置であるか否かを判定する。たとえば、操作態様判定手段190は、中リール47の基本操作位置が、図柄番号3番の「赤7A」の図柄が図柄表示窓15内の上段に表示されている位置である場合には、基本操作位置が停止表示不可能位置であると判定する。また、たとえば、操作態様判定手段170は、中リール47の基本操作位置が、図柄番号8番の「BAR」の図柄が図柄表示窓15内の上段に表示されている位置である場合には、基本操作位置が停止表示不可能位置でないと判定する。
また、本実施の形態では、操作態様判定手段190は、ATフラグが成立している場合に、RT状態において、役抽選により赤チェリー役又は青チェリー役に当選したときに、基本操作位置が停止表示不可能位置であるか否かを判定する。
(報知回数カウント手段164)
本実施の形態では、報知回数カウント手段164は、遊技状態がRT状態でかつ演出状態AT状態である場合、すなわち報知遊技において、赤チェリー役又は青チェリー役を遊技者に報知した報知回数をカウント可能なものとなっている。
具体的には、報知回数カウント手段164は、ATフラグが成立している場合であって、RT状態において、役抽選により赤チェリー役又は青チェリー役に当選した場合(役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合)に、操作態様判定手段190により、基本操作位置が停止表示不可能位置でないと判定されたときには、報知回数カウンタのカウント値を「1」減算する。これにより、報知回数カウント手段164は、報知回数をカウントする。
また、本実施の形態では、報知回数カウント手段164は、ATフラグが成立している場合であって、RT状態において、役抽選により赤チェリー役又は青チェリー役に当選した場合に、操作態様判定手段190により、基本操作位置が停止表示不可能位置であると判定されたときには、報知回数カウンタのカウント値を減算しない。具体的には、報知回数カウント手段164は、作動しないことにより、報知回数カウンタのカウント値を減算しない。これにより、報知回数カウント手段164は、報知回数をカウントしない。
(スロットマシン10の動作)
以下、図27及び図28に示すフローチャートに基づいて、本実施の形態に係るスロットマシン10の動作の概略を説明する。なお、本実施の形態に係るスロットマシン10の動作は、ステップ708、ステップ714、ステップ715、ステップ720及びステップ722〜ステップ725の処理が、上記第5の実施の形態と相違する。以下、相違点を中心に説明する。
図27に示すステップ700〜ステップ707において、上記第5の実施の形態におけるステップ500〜ステップ507と同様の処理が行われ、ステップ708に進む。
ステップ708において、報知遊技移行決定手段161により、ATフラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していないと判断されると、ステップ709に進む。一方、成立していると判断されると、ステップ714に進む。
ステップ709〜ステップ713において、上記第5の実施の形態におけるステップ509〜ステップ513と同様の処理が行われ、ステップ716に進む。
ステップ714において、報知演出実行手段163により、赤7プラム役、青7プラム役、BARプラム役、赤チェリー役、青チェリー役又は再遊技役に当選したか否かが判断される。ここで、いずれかの役に当選したと判断されると、ステップ715に進む。一方、いずれの役にも当選していないと判断されると、ステップ716に進む。
ステップ715において、報知遊技における報知演出に関する処理であるAT報知処理が行われる。そして、次のステップ716に進む。
ステップ716〜ステップ719において、上記第5の実施の形態におけるステップ516〜ステップ519と同様の処理が行われ、ステップ720に進む。
ステップ720において、操作態様履歴記憶手段170により、中リール47の操作位置が記憶される。そして、次のステップ721に進む。
ステップ721において、停止図柄判定手段130により、有効入賞ライン上に停止表示された図柄の組み合わせを判定する停止表示図柄判定処理が行われる。そして、次のステップ722に進む。
ステップ722において、ATフラグ成立手段162により、赤チェリー役又は青チェリー役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたか否かが判断される。ここで、停止表示されたと判断されると、ステップ723に進む。一方、停止表示されていないと判断されると、ステップ726に進む。
ステップ723において、ATフラグ成立手段162により、ATフラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ724に進む。一方、成立していないと判断されると、ステップ726に進む。
ステップ724において、ATフラグ成立手段162により、遊技状態がRT状態であるか否かが判断される。ここで、RT状態であると判断されると、ステップ725に進む。一方、RT状態でないと判断されると、ステップ726に進む。
ステップ725において、ATフラグ成立手段162により、ATフラグが消去される。そして、次のステップ726に進む。
ステップ726〜ステップ731において、上記第5の実施の形態におけるステップ522〜ステップ527と同様の処理が行われ、1回の遊技に係る処理が終了する。
次に、AT報知処理について説明する。なお、本実施の形態に係るAT報知処理は、ステップ805及びステップ809〜ステップ815の処理が上記第5の実施の形態と相違する。以下、相違点を中心に説明する。
図28に示すステップ800〜ステップ804において、上記第5の実施の形態におけるステップ600〜ステップ604と同様の処理が行われ、当該AT報知処理が終了する。
ステップ805において、報知演出実行手段163により、赤7プラム役、青7プラム役又はBARプラム役に当選したか否かが判断される。ここで、いずれかに当選したと判断されると、ステップ806に進む。一方、いずれにも当選していないと判断されると、ステップ809に進む。
ステップ806〜ステップ808において、上記第5の実施の形態におけるステップ606〜ステップ608と同様の処理が行われ、当該AT報知処理が終了する。
ステップ809において、報知演出実行手段163により、赤チェリー役又は青チェリー役に当選したか否かが判断される。ここで、いずれかに当選したと判断されると、ステップ810に進む。一方、いずれにも当選していないと判断されると、当該AT報知処理が終了する。
ステップ810において、報知演出実行手段163により、ATフラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ811に進む。一方、成立していないと判断されると、当該AT報知処理が終了する。
ステップ811において、報知演出実行手段163により、遊技状態がRT状態であるか否かが判断される。ここで、RT状態であると判断されると、ステップ812に進む。一方、RT状態でないと判断されると、当該AT報知処理が終了する。
ステップ812において、報知演出実行手段163により、当選した役が遊技者に報知される。そして、次のステップ813に進む。
ステップ813において、操作態様認定手段180により、操作態様履歴記憶手段170により記憶されている中リール47の操作位置の履歴に基づいて、中リール47の基本操作位置が認定される。そして、次のステップ814に進む。
ステップ814において、操作態様判定手段190により、基本操作位置が停止表示不可能位置であるか否かが判断される。ここで、停止表示不可能位置でないと判断されると、ステップ815に進む。一方、停止表示不可能位置であると判断されると、当該AT報知処理が終了する。
ステップ816において、報知回数カウント手段164により、報知回数カウンタのカウント値が「1」減算される。そして、当該AT報知処理が終了する。
(作用・効果)
このような構成としても、上記第5の実施の形態と同様の作用効果を奏する。すなわち、本実施の形態では、遊技状態がRT状態でかつ演出状態がAT状態である場合に、つまり報知遊技において、役抽選により赤チェリー役又は青チェリー役に当選したときに、当選した役を遊技者に報知する。
また、本実施の形態では、中リール47の操作位置の履歴を記憶し、この履歴に基づいて、ストップスイッチ34の操作が行われた時点における最も多い中リール47の操作位置である基本操作位置を認定する。
そして、本実施の形態では、遊技状態がRT状態でかつ演出状態がAT状態である場合に、すなわち報知遊技において、役抽選により赤チェリー役又は青チェリー役に当選したときに、基本操作位置が停止表示不可能位置でないときには、報知回数をカウントし、また、基本操作位置が停止表示不可能位置であるときには、報知回数をカウントしない。
そして、本実施の形態では、遊技状態がRT状態でかつ演出状態がAT状態である場合に、すなわち報知遊技において、赤チェリー役又は青チェリー役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、報知遊技が終了する。また、報知遊技において、赤チェリー役又は青チェリー役を遊技者に報知した報知回数を30回カウントすると、報知遊技が終了する。
これにより、本実施の形態によれば、報知遊技において、赤チェリー役又は青チェリー役が遊技者に報知された場合に、この報知が無くても、基本操作位置のタイミングでストップスイッチ34の操作を行っていたはずであるから、報知回数を無駄に消費してしまったという損失感をなくすことができる。
(他の実施の形態)
上述した実施の形態において、各回転リール45の周囲に付されている図柄の配列、及び入賞ラインについては、上述した実施の形態と同様の作用効果を奏する範囲内で、適宜変更することができる。
また、上述した実施の形態では、ストップスイッチ34の操作態様は、ストップスイッチ34の操作順序と、回転リール45の操作位置との組み合わせとすることができる。たとえば、6通りのストップスイッチ34の操作順序と、2択の回転リール45の操作位置との組み合わせとすることができる。
また、上述した実施の形態では、操作態様履歴記憶手段170は、所定時間(たとえば、30秒)遊技が行われなかった場合には、記憶している履歴をすべて消去するようにしてもよい。このようにすると、遊技者が交代するのに合わせて、遊技者が行ったストップスイッチ34の操作態様に関する履歴を記憶することができる。
また、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形および改良なども含むものである。また、本発明は、上述した実施の形態を適宜組み合わせる、または組み替えることもできる。
10 スロットマシン(遊技機) 33 スタートスイッチ
34 ストップスイッチ 45 回転リール
100 役抽選手段 115 操作位置検知手段
120 停止制御手段 160 報知遊技制御手段
164 報知回数カウント手段 170 操作態様履歴記憶手段
180 操作態様認定手段 190 操作態様判定手段

Claims (8)

  1. 周囲に複数の図柄が付された複数の回転リールと、
    すべての回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
    各回転リールに対応して設けられ、かつ回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
    特定役を含む複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行う役抽選手段と、
    ストップスイッチの操作が行われた時点における対応する回転リールの回転位置である操作位置を検知する操作位置検知手段と、
    役抽選の結果と、操作位置検知手段により検知された回転リールの操作位置とに基づいて、役抽選により当選した役を構成する図柄が、有効入賞ラインに対して所定の引き込み範囲内に位置している場合に限り、有効入賞ライン上に停止表示されるように、各回転リールの回転を停止させる停止制御を行う停止制御手段と、を備え、
    遊技媒体のベットにより遊技の開始を可能とし、スタートスイッチの操作を条件として回転リールの回転を開始させ、役抽選を行い、該抽選の結果及びストップスイッチの操作に基づいて回転リールの回転を適位置で停止させ、当選した役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたか否かの判定を行い、該判定の結果に応じて所定の利益を遊技者に付与する又は付与しないことで1回の遊技が終了する遊技機であって、
    役抽選により少なくとも特定役に当選したときに、特定役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させるためのストップスイッチの操作態様(以下、「特定役操作態様」とする。)を遊技者に報知可能な報知遊技を制御する報知遊技制御手段と、
    報知遊技において、特定役操作態様を遊技者に報知した報知回数をカウント可能な報知回数カウント手段と、を備え、
    報知遊技制御手段は、
    所定の契機により報知遊技を開始し、設定される報知回数が、報知回数カウント手段によりカウントされた場合に、報知遊技を終了するように形成され、
    遊技者が行ったストップスイッチの操作態様に関する履歴を所定の遊技回数分記憶する操作態様履歴記憶手段と、
    操作態様履歴記憶手段により記憶されている履歴に基づいて、過去の遊技におけるストップスイッチの特定の操作態様を認定する操作態様認定手段と、
    役抽選により少なくとも特定役に当選した場合に、特定役操作態様と、操作態様認定手段により認定された特定の操作態様とが同一の操作態様であるか否かを判定する操作態様判定手段と、を備え、
    報知回数カウント手段は、
    報知遊技において、役抽選により少なくとも特定役に当選した場合に、操作態様判定手段により、特定役操作態様と、操作態様認定手段により認定された特定の操作態様とが同一の操作態様でないと判定されたときには、報知回数をカウントするとともに、
    報知遊技において、役抽選により少なくとも特定役に当選した場合に、操作態様判定手段により、特定役操作態様と、操作態様認定手段により認定された特定の操作態様とが同一の操作態様であると判定されたときには、報知回数をカウントしないように形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 停止制御手段は、
    役抽選により少なくとも特定役に当選した場合に、所定の操作順序(以下、「遊技媒体最大付与操作順序」とする。)でストップスイッチの操作が行われたときには、所定数の遊技媒体が遊技者に付与されるように、回転リールの回転を停止させて特定役に関する停止制御を行うとともに、遊技媒体最大付与操作順序以外の操作順序でストップスイッチの操作が行われたときには、所定の操作順序でストップスイッチの操作が行われた場合より少ない数の遊技媒体が遊技者に付与されるように若しくは遊技媒体が遊技者に付与されないように、回転リールの回転を停止させて特定役に関する停止制御を行うように形成され、
    報知遊技制御手段は、
    報知遊技において、役抽選により少なくとも特定役に当選したときに、遊技媒体最大付与操作順序を遊技者に報知可能に形成され、
    報知回数カウント手段は、
    報知遊技において、遊技媒体最大付与操作順序を遊技者に報知した報知回数をカウント可能に形成され、
    操作態様履歴記憶手段は、
    遊技者が行ったストップスイッチの操作順序の履歴を所定の遊技回数分記憶するように形成され、
    操作態様認定手段は、
    操作態様履歴記憶手段により記憶されているストップスイッチの操作順序の履歴に基づいて、過去の遊技において遊技者が最も多く行ったストップスイッチの操作順序(以下、「基本操作順序」とする。)を認定するように形成され、
    操作態様判定手段は、
    役抽選により少なくとも特定役に当選した場合に、遊技媒体最大付与操作順序と、基本操作順序とが同一の操作順序であるか否かを判定するように形成され、
    報知回数カウント手段は、
    報知遊技において、役抽選により少なくとも特定役に当選した場合に、操作態様判定手段により、遊技媒体最大付与操作順序と、基本操作順序とが同一の操作順序でないと判定されたときには、報知回数をカウントするとともに、
    報知遊技において、役抽選により少なくとも特定役に当選した場合に、操作態様判定手段により、遊技媒体最大付与操作順序と、基本操作順序とが同一の操作順序であると判定されたときには、報知回数をカウントしないように形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 周囲に複数の図柄が付された複数の回転リールと、
    すべての回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
    各回転リールに対応して設けられ、かつ回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
    特定役を含む複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行う役抽選手段と、
    役抽選の結果と、各ストップスイッチが操作された際における対応する回転リールの回転位置とに基づいて、各回転リールの回転を適位置で停止させる停止制御を行う停止制御手段と、を備え、
    遊技媒体のベットにより遊技の開始を可能とし、スタートスイッチの操作を条件として回転リールの回転を開始させ、役抽選を行い、該抽選の結果及びストップスイッチの操作に基づいて回転リールの回転を適位置で停止させ、当選した役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたか否かの判定を行い、該判定の結果に応じて所定の利益を遊技者に付与する又は付与しないことで1回の遊技が終了する遊技機であって、
    役抽選手段は、
    少なくとも特定役を含む複数種類の役に対応付けられた重複当選領域及びハズレに対応付けられたハズレ領域を対象として、役抽選を行うように形成され、
    停止制御手段は、
    役抽選により重複当選領域に当選した場合に、所定の操作順序でストップスイッチの操作が行われたときには、特定役を構成する図柄の組み合わせが当選した他の役に優先して有効入賞ライン上に停止表示されるように停止制御を行うとともに、所定の操作順序以外の操作順序(以下、「特定役回避操作順序」とする。)でストップスイッチの操作が行われたときには、当選した他の役を構成する図柄の組み合わせが特定役に優先して有効入賞ライン上に停止表示されるように停止制御を行うように形成され、
    役抽選により重複当選領域に当選したときに、特定役回避操作順序を遊技者に報知可能な報知遊技を制御する報知遊技制御手段と、
    報知遊技において、特定役回避操作順序を遊技者に報知した報知回数をカウント可能な報知回数カウント手段と、を備え、
    報知遊技制御手段は、
    所定の契機により報知遊技を開始し、特定役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合、及び設定される報知回数が、報知回数カウント手段によりカウントされた場合に、報知遊技を終了するように形成され、
    遊技者が行ったストップスイッチの操作順序の履歴を所定の遊技回数分記憶する操作態様履歴記憶手段と、
    操作態様履歴記憶手段により記憶されている履歴に基づいて、過去の遊技におけるストップスイッチの特定の操作順序を認定する操作態様認定手段と、
    役抽選により重複当選領域に当選した場合に、特定役回避操作順序と、操作態様認定手段により認定された特定の操作順序とが同一の操作順序であるか否かを判定する操作態様判定手段と、を備え、
    報知回数カウント手段は、
    報知遊技において、役抽選により重複当選領域に当選した場合に、操作態様判定手段により、特定役回避操作順序と、操作態様認定手段により認定された特定の操作順序とが同一の操作順序でないと判定されたときには、報知回数をカウントするとともに、
    報知遊技において、役抽選により重複当選領域に当選した場合に、操作態様判定手段により、特定役回避操作順序と、操作態様認定手段により認定された特定の操作順序とが同一の操作順序であると判定されたときには、報知回数をカウントしないように形成されていることを特徴とする遊技機。
  4. 操作態様認定手段は、
    操作態様履歴記憶手段により記憶されているストップスイッチの操作順序の履歴に基づいて、過去の遊技において遊技者が最も多く行ったストップスイッチの操作順序(以下、「基本操作順序」とする。)を認定するように形成され、
    操作態様判定手段は、
    役抽選により重複当選領域に当選した場合に、操作態様判定手段により、特定役回避操作順序と、基本操作順序とが同一の操作順序であるか否かを判定するように形成され、
    報知回数カウント手段は、
    報知遊技において、役抽選により重複当選領域に当選した場合に、操作態様判定手段により、特定役回避操作順序と、基本操作順序とが同一の操作順序でないと判定されたときには、報知回数をカウントするとともに、
    報知遊技において、役抽選により重複当選領域に当選した場合に、操作態様判定手段により、特定役回避操作順序と、基本操作順序とが同一の操作順序であると判定されたときには、報知回数をカウントしないように形成されていることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 周囲に複数の図柄が付された複数の回転リールと、
    すべての回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
    各回転リールに対応して設けられ、かつ回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
    複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行う役抽選手段と、
    ストップスイッチの操作が行われた時点における対応する回転リールの回転位置である操作位置を検知する操作位置検知手段と、
    役抽選の結果と、操作位置検知手段により検知された回転リールの操作位置とに基づいて、役抽選により当選した役を構成する図柄が、有効入賞ラインに対して所定の引き込み範囲内に位置している場合に限り、有効入賞ライン上に停止表示されるように、各回転リールの回転を停止させる停止制御を行う停止制御手段と、を備え、
    遊技媒体のベットにより遊技の開始を可能とし、スタートスイッチの操作を条件として回転リールの回転を開始させ、役抽選を行い、該抽選の結果及びストップスイッチの操作に基づいて回転リールの回転を適位置で停止させ、当選した役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたか否かの判定を行い、該判定の結果に応じて所定の利益を遊技者に付与する又は付与しないことで1回の遊技が終了する遊技機であって、
    複数の回転リールのうち所定の回転リールの周囲には、複数種類の特定図柄が配列されるとともに、異なる種類の特定図柄は、互いに所定の引き込み範囲より離間して配列され、
    役抽選の対象の役として、
    所定の回転リールにおいて複数種類の特定図柄のうちのいずれかの種類の特定図柄を含んで図柄の組み合わせが構成される複数種類の役であって、所定の回転リールにおける特定図柄が互いに異なる複数種類の特定役を備え、
    役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選したときに、その当選した特定役を遊技者に報知可能な報知遊技を制御する報知遊技制御手段と、
    報知遊技において、複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役を遊技者に報知した報知回数をカウント可能な報知回数カウント手段と、を備え、
    報知遊技制御手段は、
    所定の契機により報知遊技を開始し、設定される報知回数が、報知回数カウント手段によりカウントされた場合に、報知遊技を終了するように形成され、
    操作位置検知手段により検知された回転リールの操作位置の履歴を所定の遊技回数分記憶する操作態様履歴記憶手段と、
    操作態様履歴記憶手段により記憶されている回転リールの操作位置の履歴に基づいて、過去の遊技における回転リールの特定の操作位置を認定する操作態様認定手段と、
    役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、操作態様認定手段により認定された回転リールの特定の操作位置が、停止制御手段によりその当選した特定役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させることができる位置(以下、「停止表示可能位置」とする。)であるか否かを判定する操作態様判定手段と、を備え、
    報知回数カウント手段は、
    報知遊技において、役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、操作態様判定手段により、操作態様認定手段により認定された回転リールの特定の操作位置が停止表示可能位置でないと判定されたときには、報知回数をカウントするとともに、
    報知遊技において、役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、操作態様判定手段により、操作態様認定手段により認定された回転リールの特定の操作位置が停止表示可能位置であると判定されたときには、報知回数をカウントしないように形成されていることを特徴とする遊技機。
  6. 操作態様認定手段は、
    操作態様履歴記憶手段により記憶されている回転リールの操作位置の履歴に基づいて、過去の遊技においてストップスイッチの操作が行われた時点における最も多い回転リールの操作位置(以下、「基本操作位置」とする。)を認定するように形成され、
    操作態様判定手段は、
    役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、基本操作位置が停止表示可能位置であるか否かを判定するように形成され、
    報知回数カウント手段は、
    報知遊技において、役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、操作態様判定手段により、基本操作位置が停止表示可能位置でないと判定されたときには、報知回数をカウントするとともに、
    報知遊技において、役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、操作態様判定手段により、基本操作位置が停止表示可能位置であると判定されたときには、報知回数をカウントしないように形成されていることを特徴とする請求項5記載の遊技機。
  7. 周囲に複数の図柄が付された複数の回転リールと、
    すべての回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
    各回転リールに対応して設けられ、かつ回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
    複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行う役抽選手段と、
    ストップスイッチの操作が行われた時点における対応する回転リールの回転位置である操作位置を検知する操作位置検知手段と、
    役抽選の結果と、操作位置検知手段により検知された回転リールの操作位置とに基づいて、役抽選により当選した役を構成する図柄が、有効入賞ラインに対して所定の引き込み範囲内に位置している場合に限り、有効入賞ライン上に停止表示されるように、各回転リールの回転を停止させる停止制御を行う停止制御手段と、を備え、
    遊技媒体のベットにより遊技の開始を可能とし、スタートスイッチの操作を条件として回転リールの回転を開始させ、役抽選を行い、該抽選の結果及びストップスイッチの操作に基づいて回転リールの回転を適位置で停止させ、当選した役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたか否かの判定を行い、該判定の結果に応じて所定の利益を遊技者に付与する又は付与しないことで1回の遊技が終了する遊技機であって、
    複数の回転リールのうち所定の回転リールの周囲には、複数種類の特定図柄が配列されるとともに、異なる種類の特定図柄は、互いに所定の引き込み範囲より離間して配列され、
    役抽選の対象の役として、
    所定の回転リールにおいて複数種類の特定図柄のうちのいずれかの種類の特定図柄を含んで図柄の組み合わせが構成される複数種類の役であって、所定の回転リールにおける特定図柄が互いに異なる複数種類の特定役を備え、
    役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選したときに、その当選した特定役を遊技者に報知可能な報知遊技を制御する報知遊技制御手段と、
    報知遊技において、複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役を遊技者に報知した報知回数をカウント可能な報知回数カウント手段と、を備え、
    報知遊技制御手段は、
    所定の契機により報知遊技を開始し、複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合、及び設定される報知回数が、報知回数カウント手段によりカウントされた場合に、報知遊技を終了するように形成され、
    操作位置検知手段により検知された回転リールの操作位置の履歴を所定の遊技回数分記憶する操作態様履歴記憶手段と、
    操作態様履歴記憶手段により記憶されている回転リールの操作位置の履歴に基づいて、過去の遊技における回転リールの特定の操作位置を認定する操作態様認定手段と、
    役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、操作態様認定手段により認定された回転リールの特定の操作位置が、停止制御手段によりその当選した特定役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させることができない位置(以下、「停止表示不可能位置」とする。)であるか否かを判定する操作態様判定手段と、を備え、
    報知回数カウント手段は、
    報知遊技において、役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、操作態様判定手段により、操作態様認定手段により認定された回転リールの特定の操作位置が停止表示不可能位置でないと判定されたときには、報知回数をカウントするとともに、
    報知遊技において、役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、操作態様判定手段により、操作態様認定手段により認定された回転リールの特定の操作位置が停止表示不可能位置であると判定されたときには、報知回数をカウントしないように形成されていることを特徴とする遊技機。
  8. 操作態様認定手段は、
    操作態様履歴記憶手段により記憶されている回転リールの操作位置の履歴に基づいて、過去の遊技においてストップスイッチの操作が行われた時点における最も多い回転リールの操作位置(以下、「基本操作位置」とする。)を認定するように形成され、
    操作態様判定手段は、
    役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、基本操作位置が停止表示不可能位置であるか否かを判定するように形成され、
    報知回数カウント手段は、
    報知遊技において、役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、操作態様判定手段により、基本操作位置が停止表示不可能位置でないと判定されたときには、報知回数をカウントするとともに、
    報知遊技において、役抽選により複数種類の特定役のうちのいずれかの特定役に当選した場合に、操作態様判定手段により、基本操作位置が停止表示不可能位置であると判定されたときには、報知回数をカウントしないように形成されていることを特徴とする請求項7記載の遊技機。
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