JP2012174952A - 太陽電池用封止膜及びこれを用いた太陽電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エチレン−極性モノマー共重合体、有機過酸化物、シランカップリング剤を含む太陽電池用封止膜であって、前記シランカップリング剤が、末端に二重結合を有するアルケニル基を有するアルコキシシランオリゴマーであり、該アルコキシシランオリゴマーは、前記エチレン−極性モノマー共重合体100質量部に対して0.1〜0.5質量部含むことを特徴とする太陽電池用封止膜。
【選択図】図1
Description
(1)前記末端に二重結合を有するアルケニル基を有するアルコキシシランオリゴマーが下記式(I)
で表されるシランカップリング剤である。
(2)前記式(1)における前記R2がビニル基である。
(3)前記式(I)におけるnが2〜20の整数である。
(4)前記式(I)におけるR1がメチル基又はエチル基である。
(5)前記エチレン−極性モノマー共重合体が、エチレン−酢酸ビニル共重合体である。
シランカップリング剤は、反応性官能基(本発明においてはアルケニル基)を介して有機樹脂等と結合し、加水分解性基(アルコキシ基)を加水分解して反応させることにより無機物表面等と結合することにより、化学的性質の異なる物質同士を強固に結びつける働きをする。
本発明においてエチレン−極性モノマー共重合体の極性モノマーは、不飽和カルボン酸、その塩、そのエステル、そのアミド、ビニルエステル、一酸化炭素等を例示することができる。より具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、イタコン酸、マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノエチル、無水マレイン酸、無水イタコン酸等の不飽和カルボン酸、これら不飽和カルボン酸のリチウム、ナトリウム、カリウムなどの1価金属の塩やマグネシウム、カルシウム、亜鉛などの多価金属の塩、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソオクチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸イソブチル、マレイン酸ジメチル等の不飽和カルボン酸エステル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルのようなビニルエステル、一酸化炭素、二酸化硫黄などの一種又は二種以上などを例示することができる。
池用封止膜を形成することができる。
有機過酸化物は、架橋剤としてエチレン−極性モノマー共重合体の架橋構造を形成することができ、接着力、透明性、耐湿性、耐貫通性が改善された太陽電池用封止膜を得ることができる。
本発明の太陽電池用封止膜は、必要に応じて、さらに架橋助剤を含んでいてもよい。前記架橋助剤は、エチレン−極性モノマー共重合体のゲル分率を向上させ、封止膜の接着性及び耐久性を向上させることができる。
本発明の封止膜は、膜の種々の物性(機械的強度、接着性、透明性等の光学的特性、耐熱性、耐光性、架橋速度等)の改良あるいは調整、特に機械的強度の改良のため、必要に応じて、可塑剤、アクリロキシ基含有化合物、メタクリロキシ基含有化合物及び/又はエポキシ基含有化合物などの各種添加剤をさらに含んでいてもよい。
本発明の太陽電池の構造は、本発明の太陽電池用封止膜を用いていれば、特に制限されない。例えば、表面側透明保護部材と裏面側保護部材との間に、本発明の太陽電池用封止膜を介在させて架橋一体化させることにより太陽電池用セルを封止させた構造などが挙げられる。なお、本発明において、太陽電池セルの光が照射される側(受光面側)を「表面側」と称し、太陽電池セルの受光面とは反対面側を「裏面側」と称する。
表1〜3に示す配合で各材料をロールミルに供給し、70℃で、混練して太陽電池用封止膜組成物を調製した。前記太陽電池用封止膜組成物を、70℃で、カレンダ成形し、放冷後、太陽電池用封止膜(厚さ0.6mm)を作製した。
(1)初期のガラス接着力
接着力は180°ピール試験(JIS K 6584、1994年)により評価した。180°ピール試験は、具体的には、下記手順に従って図2に示すように行った。
同様に作製した積層体を温度85℃、湿度85%RHの湿熱オーブン内で、2000時間放置した後、(1)と同様にガラス接着力[N/cm]を測定した。
上記で作成した各太陽電池用封止膜をオーブンにて、155℃で架橋反応を行い、一定時間毎に約1g精秤し、ソックスレー抽出器を用いて熱キシレンで6時間抽出処理した後、生じたゲル成分を80℃で12時間以上乾燥して秤量した。封止膜に対するゲル成分の質量%を算出し、その数値が80%に達する架橋時間を架橋速度とした。架橋時間の判定基準は10分以下を合格とした。
上記で作製した太陽電池用封止膜を、温度30℃、湿度60%RHの雰囲気下で2000時間放置した後、ブリードアウト(結晶析出)の有無を目視により観察した。なお、表1〜3において、ブリードアウトの発生がなかったものを「○」とし、あったものを「×」と示す。
上記各評価の結果を表1〜3に示す。
12 裏面側保護部材
13A 表面側封止膜
13B 裏面側封止膜
14 太陽電池セル
21 ガラス基板
23 太陽電池用封止膜
Claims (7)
- エチレン−極性モノマー共重合体、有機過酸化物、シランカップリング剤を含む太陽電池用封止膜であって、
前記シランカップリング剤が、末端に二重結合を有するアルケニル基を有するアルコキシシランオリゴマーであり、
該アルコキシシランオリゴマーは、前記エチレン−極性モノマー共重合体100質量部に対して0.1〜0.5質量部含むことを特徴とする太陽電池用封止膜。 - 前記式(1)におけるR2がビニル基であることを特徴とする請求項2に記載の太陽電池用封止膜。
- 前記式(I)におけるnが2〜20の整数である請求項2又は3に記載の太陽電池封止膜。
- 前記式(I)におけるR1がメチル基又はエチル基である請求項2〜4の何れか1項に記載の太陽電池用封止膜。
- 前記エチレン−極性モノマー共重合体が、エチレン−酢酸ビニル共重合体である請求項1〜5のいずれか1項に記載の太陽電池用封止膜。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の太陽電池封止膜を用いたことを特徴とする太陽電池。
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