JP2012162761A - フッ素ドープ酸化スズ膜形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】CVD法を用いて、10kPa以下の圧力下で、基体温度が500℃以下、かつ、形成される膜におけるキャリア電子の移動度が極大値となる成膜温度にて、フッ素ドープ酸化スズ膜を基体上に形成した後、圧力10kPa以下の非酸化性雰囲気下にて、該成膜温度よりも20〜30℃高い温度で1分以上保持し、その後、圧力10kPa以下の非酸化性雰囲気下にて、少なくとも基体温度が300℃以下となるまで、平均冷却速度10℃/min以下で徐冷することを特徴とするフッ素ドープ酸化スズ膜の形成方法。
【選択図】なし
Description
フッ素ドープ酸化スズ膜は比抵抗が10-4Ω・cm台まで到達し、導電性の高い膜が比較的容易に得られる反面、逆に透過率の高い膜は得にくい傾向があった。これはフッ素ドープ酸化スズ膜ではキャリア電子密度を比較的容易に増大することが低抵抗化を可能にしているのであるが、キャリア電子の増加は光学吸収を招くため透過率は低下してしまうためである。
比抵抗ρ(Ω・cm)=1/{キャリア電荷q(C)×キャリア電子密度n(個/cm3)×キャリア電子移動度μ(cm2/V・s)}
これらのアニール処理(熱処理)のうち、特許文献1、2に記載のアニール処理(熱処理)は、キャリア密度を高める効果を有するものであるが、上述したように、キャリア密度が高くなると光学吸収を招くため、透過率の低下が問題となる。
特許文献3に記載のアニール処理(熱処理)はキャリア移動度を増加させる効果を有するものであるが、以下の点で不十分である。
圧力10kPa以下の非酸化性雰囲気下にて、該成膜温度よりも20〜30℃高い温度で1分以上保持し、
その後、圧力10kPa以下の非酸化性雰囲気下にて、少なくとも基体温度が300℃以下となるまで、平均冷却速度10℃/min以下で徐冷することを特徴とするフッ素ドープ酸化スズ膜の形成方法を提供する。
本発明では、徐冷後のフッ素ドープ酸化スズ膜に対して、非酸化性雰囲気下で熱処理を施すことにより、キャリア電子の移動度をさらに向上させることができる。
本発明では、キャリア電子の移動度が従来よりも高いフッ素ドープ酸化スズ膜が得られるので、フッ素ドープ酸化スズ膜のキャリア電子密度を従来と同程度とした場合、従来よりも比抵抗が低いフッ素ドープ酸化スズ膜が得られることになる。
一方、比抵抗が従来と同程度になるように、キャリア電子密度を減らした場合、光学吸収が減少するため、フッ素ドープ酸化スズ膜の透過率が向上することになる。
本発明のフッ素ドープ酸化スズ膜の形成方法では、膜厚の制御のしやすさや被覆性の良さなどからCVD法を用いて、フッ素ドープ酸化スズ膜を形成する。
本発明では、10kPa以下の圧力下にてCVD法を用いて、フッ素ドープ酸化スズ膜を形成する。以下、本明細書において、10kPa以下の圧力下で実施するCVD法のことを「減圧CVD法」という。減圧CVD法によって、フッ素ドープ酸化スズ膜を形成することにより、不純物が少ないフッ素ドープ酸化スズ膜を形成することができる。これにより、後述する手順にしたがって、熱処理、および、徐冷を行うことで、キャリア電子の移動度が高いフッ素ドープ酸化スズ膜を得ることができる。
ここで、減圧CVD法を実施する際の雰囲気圧力は、1kPa以下であることが好ましく、0.5kPa以下であることがより好ましく、0.1kPa以下であることがさらに好ましい。
但し、減圧CVD法を実施する際の雰囲気圧力が低すぎると、基体表面に到達する膜材料(膜材料の原子の数)が減少してしまうため、成膜レートが低くなり実用的でない。このため、減圧CVD法を実施する際の雰囲気圧力は10Pa以上であることが好ましく、20Pa以上であることがより好ましく、50Pa以上であることがさらに好ましい。
ここで、成膜温度を500℃以下とするのは、成膜温度が500℃超の高温だと、ドーパントであるフッ素が酸化スズ中に取り込まれず排出されてしまい、導電性が発現しにくくなるため、形成されるフッ素ドープ酸化スズ膜におけるキャリア電子密度が著しく低下するからである。上述したように、フッ素ドープ酸化スズ膜の比抵抗は、該フッ素ドープ酸化スズ膜におけるキャリア電子密度と、キャリア電子の移動度と、の積に反比例するので、キャリア電子密度の著しい低下は、光電変換素子の入射光側電極として好適な比抵抗が低いフッ素ドープ酸化スズ膜を形成するうえで好ましくない。
図1は、基板温度以外は同一の条件で減圧CVD法を実施して、ガラス基板(アルカリバリア層としてSiO2膜が形成されたソーダライムガラス基板)上に形成したフッ素ドープ酸化スズ膜におけるキャリア電子の移動度と、減圧CVD法実施時の基板温度と、の関係をプロットしたグラフである。ここで、基板温度以外の減圧CVD法実施時の条件は以下の通りである。
原料ガス流量
SnCl4:2sccm
H2O :200sccm
HF :32sccm
キャリアガス(N2)流量:35sccm(SnCl4のキャリアガス)
キャリアガス(N2)流量:185sccm(H2Oのキャリアガス)
雰囲気圧力:100Pa
成膜時間 :20min
減圧CVD法によってフッ素ドープ酸化スズ膜を形成した後、ガラス基板をただちに300℃まで急冷し、その後平均冷却速度は20℃/min程度のゆっくりした速度で常温まで冷却した後、下記条件でアニール処理した。
処理温度(基板温度):375℃
処理時間:10min
雰囲気:窒素雰囲気(O2濃度10ppm以下)
雰囲気圧力:常圧(1気圧)
アニール処理後、常温まで放冷した後、フッ素ドープ酸化スズ膜におけるキャリア電子の移動度はVan der Pauw法を用いたホール効果測定装置で測定した。
図1に示すように、フッ素ドープ酸化スズ膜におけるキャリア電子の移動度は、減圧CVD法実施時の基板温度によって異なり、基板温度がある温度(図1では425℃)で極大値となる。
図2から明らかなように、水の流量が少ないほど移動度が極大値となる基板温度が高温側にシフトしているが、基板温度がある温度で極大値をもつ点は図1と共通である。
図3から明らかなように、雰囲気圧力が高いほど、移動度が極大値となる基板温度が高温側にシフトしているが、基板温度がある温度で極大値をもつ点は図1と共通である。
図4から明らかなように、成膜時間が短いほど、移動度が極大値となる基板温度が高温側にシフトしているが、基板温度がある温度で極大値をもつ点は図1と共通である。
したがって、減圧CVD法実施時の条件を変えて実施することにより、形成するフッ素ドープ酸化スズ膜の膜組成および膜厚を達成するための成膜条件において、キャリア電子の移動度が極大値となる温度を特定し、該特定された温度を減圧CVD法実施時における成膜温度とすればよい。
ここで、減圧CVD法実施時の条件のうち、雰囲気圧力については上述した通りである。また、成膜温度については、上述したように、形成するフッ素ドープ酸化スズ膜におけるキャリア電子が極大値となる温度とする。減圧CVD法実施時の他の条件については後述する。
ここで、非酸化性雰囲気とは、酸素などの酸化作用を有するガス成分を含まない雰囲気を意味する。しかし、フッ素ドープ酸化スズ膜に悪影響を及ぼすことのない、微量のガス成分であれば含有してもよく、0.1vol%以下なら酸化作用を有するガス成分が含まれてもよい。
非酸化性雰囲気を構成するガス成分は、酸素等の酸化作用を有するガス成分以外である限り特に限定されないが、ヘリウム、ネオン、アルゴン等の希ガスや、窒素のような不活性ガスであることが好ましい。中でも、窒素がコストおよび取り扱いやすさの点から好ましい。
本手順において、圧力10kPa以下の減圧雰囲気で保持するのは、形成後のフッ素ドープ酸化スズ膜に不純物が混入するのを防止するためである。フッ素ドープ酸化スズ膜に不純物が混入すると、該膜におけるキャリア電子の移動度が低下するおそれがある。
なお、本発明では、減圧CVD法実施時の雰囲気圧力も10kPa以下であり、かつ、本手順に続いて実施する徐冷も圧力10kPa以下の非酸化性雰囲気下で実施するため、これらの手順を同一のチャンバ内で実施することにより、フッ素ドープ酸化スズ膜への不純物が混入するのを効果的に防止することができる。
本手順では、成膜後のフッ素ドープ酸化スズ膜を酸化させないために、成膜後から該成膜温度よりも20〜30℃高い温度で1分以上保持する間に、大気に触れる工程を持たないものとする。
本手順において、成膜温度との温度差が20℃未満の場合、キャリア電子の移動度を向上する効果が不十分となるおそれがある。
一方、成膜温度との温度差が30℃超の場合、その原因は明らかではないがキャリア電子の移動度がかえって低下するおそれがある。
保持する時間は1分以上である限り特に限定されないが、2分以上であることが好ましく、5分以上であることがより好ましく、10分以上であることがさらに好ましい。
しかしながら、保持する時間が長すぎても、キャリア電子の移動度の向上にはもはや寄与せず、歩留りの低下や、加熱に要するエネルギーの増加につながるので好ましくない。このため、保持する時間は4時間以下であることが好ましく、2時間以下であることがより好ましく、1時間以下であることがさらに好ましい。
本手順において、非酸化性雰囲気下で保持する理由、および、圧力10kPa以下の減圧雰囲気で保持する理由は上記と同様である。
また、本手順において、平均冷却速度10℃/min以下で徐冷するのは、キャリア電子の移動度を向上する効果が好ましく発揮されるからである。平均冷却速度10℃/min超だと、キャリア電子の移動度を向上する効果が不十分となるおそれがある。
本手順において、平均冷却速度7℃/min以下で徐冷することが好ましく、平均冷却速度5℃/min以下で徐冷することがより好ましい。
また、本手順において、少なくとも基体温度が300℃以下となるまで平均冷却速度10℃/min以下で徐冷するのは、キャリア電子の移動度を向上する効果が好ましく発揮されるからである。徐冷終了時点での基体温度が300℃よりも高い場合、キャリア電子の移動度を向上する効果が不十分となるおそれがある。
本手順において、平均冷却速度10℃/min以下で徐冷する必要があるのは、基体温度が300℃となるまでであり、その後の冷却速度は特に限定されない。したがって、その後は基体温度が常温となるまで、急冷したり、放冷したりしてもよい。
本手順において、熱処理時の基体温度が350℃未満の場合、キャリア電子の移動度を向上する効果が不十分となるおそれがある。
一方、熱処理時の基体温度が450℃超の場合、フッ素ドープ酸化スズ膜が還元されて、透過率が低下する。
しかしながら、熱処理時間が長すぎても、キャリア電子の移動度の向上にはもはや寄与せず、歩留りの低下や、加熱に要するエネルギーの増加につながるので好ましくない。このため、熱処理時間は3時間以下であることが好ましく、1時間以下であることがより好ましく、30分以下であることがさらに好ましい。
フッ素ドープ酸化スズ膜を形成する基体の形状としては、平面で板状であるのが一般的であるが、必ずしも平面で板状である必要はなく、曲面でも異型状でもよい。該基体としては、ガラス基体、セラミックス基体、プラスチック基体、金属基体などが挙げられる。該基体は透光性に優れた透明の基体であることが好ましく、ガラス基板であることが強度および耐熱性の点から好ましい。ガラス基板としては、無色透明なソーダライムシリケートガラス、アルミノシリケートガラス、ボレートガラス、リチウムアルミノシリケートガラス、石英ガラス、ホウ珪酸ガラス基板、無アルカリガラス基板、その他の各種ガラスからなる透明ガラス板を用いることができる。
太陽電池のような光電変換素子の入射光側電極として用いる場合、ガラス基板の厚さは0. 2〜6. 0mmであることが好ましい。この範囲であると、ガラス基板の強度が強く、透過率が高い。また、十分絶縁性で、かつ化学的、物理的耐久性が高いことが望ましい。
なお、ソーダライムシリケートガラスなどのナトリウムを含有するガラスからなるガラス基板、または低アルカリ含有ガラスからなるガラス基板の場合には、ガラスからその上面に形成される透明導電性酸化物膜へのアルカリ成分の拡散を最小限にするために、酸化ケイ素膜、酸化アルミニウム膜、酸化ジルコニウム膜などのアルカリバリア層をガラス基板面に施してもよい。
また、ガラス基板の表面に、ガラス基板の表面と、その上に設けられる層との屈折率の差異を軽減するための層をさらに有していてもよい。
減圧CVD法によるフッ素ドープ酸化スズ膜の形成は以下の手順で実施すればよい。
チャンバ内を10kPa以下の所定の圧力に保持した状態で、該チャンバ内の所定の位置に配置された基体を所定の成膜温度(500℃以下、かつ、形成されるフッ素ドープ酸化スズ膜におけるキャリア電子の移動度が極大値となる温度)に加熱し、原料ガスである四塩化スズ(SnCl4)、水(H2O)、および、フッ化水素(HF)を、窒素、アルゴン等のキャリアガスとともに原料ガス供給ノズルから同時に吹き付けることで、基体上にフッ素ドープ酸化スズ膜を形成することができる。
流量比(H2O/SnCl4)が50〜300であることがより好ましく、80〜120であることがさらに好ましい。
減圧CVD法によるフッ素ドープ酸化スズ膜の形成時において、膜形成初期段階では結晶粒のサイズが小さいので、該膜におけるキャリア電子の移動度が低いが、膜厚に応じて結晶粒のサイズが大きくなり、キャリア電子の移動度が高くなる。
本実施例では、ガラス基板として、アルカリバリア層としてSiO2膜が形成されたソーダライムガラス基板を使用した。SiO2膜は以下の手順で形成した。
580℃にガラス基板を加熱し、窒素で30%に希釈したSiH4を0.41slm(slm=10000sccm)(希釈用窒素の流量は11.8slm)、O2を12.3slmで流し、ガラス基板を2m/secの速度で動かして成膜した。SiO2膜の膜厚は30nm程度であった。
本実施例では、下記条件で減圧CVD法を実施してガラス基板上にフッ素ドープ酸化スズ膜を形成した。
原料ガス流量
SnCl4:2sccm
H2O :200sccm
HF :32sccm
キャリアガス(N2)流量:35sccm(SnCl4のキャリアガス)
キャリアガス(N2)流量:185sccm(H2Oのキャリアガス)
雰囲気圧力:100Pa
成膜温度 :425℃
成膜時間 :20min
ここで、成膜温度以外の条件は図1と同一の条件である。成膜温度を425℃としたのは、図1において、キャリア電子が極大値となる温度として特定された温度だからである。
次に、減圧CVD法を実施したチャンバ内の雰囲気圧力を100Paに保持したままで、雰囲気内を窒素で置換し、基板温度が図5に示す温度となるように加熱または冷却して30分間保持した後、基板温度が300℃となるまで平均冷却速度7℃/minで徐冷した。その後、減圧雰囲気を解除して基板温度が常温となるまで放冷し、図1の場合と同様の手順でフッ素ドープ酸化スズ膜におけるキャリア電子の移動度を測定した。結果を図5に示した。
作成した膜のキャリア電子密度、キャリア濃度、移動度は以下の手順で測定した。サンプルは1cm×1cmに切断し、BioRad社製 HL5500を用いて、Van der Pauw法を用いた測定を行った。なお、膜厚は、Veeco社製 触針式表面形状測定器 DEKTAK150にて測定した。
図5から明らかなように、成膜温度に対して25℃高い温度(450℃)で30分間保持した例は、キャリア電子の移動度の顕著な上昇が確認された(移動度:74cm2/V・s)。この結果は、図1〜4に示した例、すなわち、減圧CVD法によるフッ素ドープ酸化スズ膜の形成後、ガラス基板をただちに常温まで急冷した後、アニール処理した例(移動度:67〜71cm2/V・s)に比べても高い移動度であった。
また、上記と同様の手順で、450℃で30分間保持した後、基板温度が300℃となるまで平均冷却速度20〜27℃/minで急冷した。その後、減圧雰囲気を解除して基板温度が常温となるまで放冷し、フッ素ドープ酸化スズ膜におけるキャリア電子の移動度を測定した。結果を図5に示した。
図5から明らかなように、成膜温度に対して25℃高い温度(450℃)で30分間保持しても、その後、急冷した場合には、キャリア電子の移動度を上昇させることができなかった(移動度:65cm2/V・s)。
また、キャリア電子の移動度測定後のサンプルを下記条件で熱処理し、その後、基板温度が常温となるまで放冷した後、フッ素ドープ酸化スズ膜におけるキャリア電子の移動度を再び測定した。結果を図6に示した。ここで、図6には図5の結果も合わせて示した。
処理温度(基板温度):375℃
処理時間:10min
雰囲気:窒素雰囲気(O2濃度10ppm以下)
雰囲気圧力:常圧(1気圧)
図6から明らかなように、全ての例で熱処理の実施により、キャリア電子の移動度の上昇が認められたが、成膜温度に対して25℃高い温度(450℃)で30分間保持した後、徐冷した例の移動度が最も高かった(移動度:75cm2/V・s)。
フッ素ドープ酸化スズ膜におけるキャリア電子の移動度が最も高かった例、すなわち、成膜温度に対して25℃高い温度(450℃)で30分間保持した後、徐冷した後、さらに熱処理した例については、キャリア電子密度は1.5e20/cm3と従来のフッ素ドープ酸化スズ膜(1.26e20/cm3)と同程度であり、移動度は75.8cm2/Vsと従来のフッ素ドープ酸化スズ膜(69.9cm2/V)に比べて高い移動度を示した。
Claims (4)
- CVD法を用いて、10kPa以下の圧力下で、基体温度が500℃以下、かつ、形成される膜におけるキャリア電子の移動度が極大値となる成膜温度にて、フッ素ドープ酸化スズ膜を基体上に形成した後、
圧力10kPa以下の非酸化性雰囲気下にて、該成膜温度よりも20〜30℃高い温度で1分以上保持し、
その後、圧力10kPa以下の非酸化性雰囲気下にて、少なくとも基体温度が300℃以下となるまで、平均冷却速度10℃/min以下で徐冷することを特徴とするフッ素ドープ酸化スズ膜の形成方法。 - 前記徐冷の実施後、基体温度が常温になるまで冷却した後、非酸化性雰囲気下にて、基体温度350〜450℃で熱処理する、請求項1に記載のフッ素ドープ酸化スズ膜の形成方法。
- CVD法によるフッ素ドープ酸化スズ膜の成膜時における原料ガス中の四塩化スズに対する水の量が流量比(H2O/SnCl4)で30〜400である、請求項1または2に記載のフッ素ドープ酸化スズ膜の形成方法。
- CVD法によるフッ素ドープ酸化スズ膜の成膜時における原料ガス中の四塩化スズに対するフッ化水素の量が流量比(HF/SnCl4)で3〜40である、請求項1〜3のいずれかに記載のフッ素ドープ酸化スズ膜の形成方法。
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