JP2012160474A - 電気コネクタ - Google Patents

Abstract

【課題】本発明は、絶縁性本体の後部に省スペースの端子を備える電気コネクタを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の電気コネクタ１００が相手方向に沿って相手部材と接続する。電気コネクタ１００は、絶縁性本体と、絶縁性本体に挿入される複数の端子と、を備える。前記端子が連接部と、連接部の一端に設けられる接触部と、連接部の他端から折り曲がる折曲部とを含む。折曲部の幅が相手方向に沿って延在し、折曲部の厚さが前記相手方向と直交する横方向に沿って延在する。前記端子の折曲部の幅が厚さより大きい。
【選択図】図５

Description

本発明は、電気コネクタに関し、特に、回路基板に半田接続される端子を具備するＵＳＢ（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｓｅｒｉａｌ Ｂｕｓ）コネクタに関するものである。

従来のＵＳＢソケットコネクタは、絶縁性本体と、絶縁性本体に収納される複数の端子と、絶縁性本体を覆うハウジングとを備える。各端子は、接触部と、接触部から垂直に折り曲がる折曲部と、半田接続するための半田接続部とを有する。ハウジングが端子の接触部を遮蔽することによって、ＥＭＩを実現できる。折曲部が接触部から延在する。折曲部の横方向に沿う幅が横方向と直交する相手方向に沿う厚さより広い。

米国特許第５，７６９，６６６号明細書

折曲部の横方向に沿う幅が横方向と直交する相手方向に沿う厚さより広いことによって、絶縁性本体の後部にて、多くのスペースを占める。これにより、絶縁性本体の後部には、電子部材が使用することのできるスペースが不足する。

そこで本発明の目的は、絶縁性本体の後部に省スペースの端子を備える電気コネクタを提供することにある。

前記目的を達成するために、本発明の電気コネクタが相手方向に沿って相手部材と接続する。電気コネクタは、絶縁性本体と、絶縁性本体に挿入される複数の端子と、を備える。前記端子が連接部と、連接部の一端に設けられる接触部と、連接部の他端から折り曲がる折曲部とを含む。折曲部の幅が相手方向に沿って延在し、折曲部の厚さが前記相手方向と直交する横方向に沿って延在する。前記端子の折曲部の幅が厚さより大きい。

従来の技術に比べると、本発明は以下の長所がある。本発明の端子の折曲部の相手方向に沿う幅が、相手方向と直交する横方向に沿う厚さより大きい。絶縁性本体の後部では、端子の折曲部が、横方向に沿って占めるスペースが少ない。二つの折曲部の間の距離が大きくなる。これにより、絶縁性本体の貫通孔に挿入される電子部材（図示せず）のための充分なスペースを確保することができる。

本発明の第１実施形態における電気コネクタの組立図である。 図１に示す電気コネクタの別の組立図である。 図１に示す電気コネクタの後視図である。 図１に示す電気コネクタの部分の分解斜視図である。 図１に示す電気コネクタの別の部分の分解斜視図である。 図１に示す電気コネクタの分解斜視図である。 図１に示す電気コネクタの別の分解斜視図である。 図６に示す電気コネクタの第１、第２端子が挿入部に挿入される斜視図である。 第１、第２端子の斜視図である。 本発明の第２実施形態の電気コネクタと電子部材の斜視図である。 図１０に示す電子部材が電気コネクタに挿入される組立図である。 図１０に示す電子部材の斜視図である。 本発明の第３実施形態の電気コネクタと電子部材の斜視図である。 図１３に示す電子部材が電気コネクタに挿入される組立図である。 第３実施形態における第１、第２端子と電子部材の斜視図である。

図１〜図９に示すように、本発明の第１実施形態における電気コネクタ１００はＵＳＢコネクタである。電気コネクタ１００は、基部１１と挿入部１２とを含む絶縁性本体１と、絶縁性本体１に挿入される複数の第１、第２端子２１，２２と、絶縁性本体１を遮蔽するハウジング３とを備える。

図６及び図７に示すように、絶縁性本体１の基部１１は、主体部１３と、主体部１３から突出する舌板１４とを含む。主体部１３には、後表面１３３を貫通する複数の貫通孔１３５が形成される。主体部１３の底面が取付面１３８である。主体部１３の取付面１３８には、取付面１３８と後表面１３３を貫通するＬ字状のスロット１３４が形成される。各スロット１３４と各貫通孔１３５とは、互いに隣接する。主体部１３の取付面１３８には、取付面１３８から延在する一対の取付柱１３９が設けられる。主体部１３が取付面１３８と対向する天板１３１が設けられる。天板１３１が後表面１３３よりも張り出している。天板１３１と後表面１３３の間には挿入溝１３６が形成される。

図５及び図６に示すように、舌板１４の下部には収納部１４２が形成される。舌板１４の前端には相手部１４３が設けられる。相手部１４３の下部には、複数の間隔部１４３２が設けられる。二つの間隔部１４３２の間には凹所１４３１が形成される。

図６及び図７に示すように、挿入部１２の下表面には、複数の第１端子溝１２５が形成される。挿入部１２の上表面には複数の第２端子溝１２６が形成される。挿入部１２の前端には複数の凹口１２３が形成される。挿入部１２の後端には、上表面、下表面を貫通する複数のスリット１２４が形成される。

図６及び図７を参照すると、各第１端子２１が、第１連接部２１１と、第１連接部２１１の前端に設けられる弾性の第１接触部２１２と、第１連接部２１１の後端の第１側辺２１４から垂直に折り曲がる第１折曲部２１３と、第１折曲部２１３の末端に設けられる第１半田接続部２１６とを備える。第１端子２１の第１連接部２１１が水平な平面に位置し、第１折曲部２１３が前記水平な平面と直交する垂直な平面に位置する。

各第２端子２２が、第２連接部２２１と、第２連接部２２１の前端に設けられる平板状の硬い第２接触部２２２と、第２連接部２２１の後端の第２側辺２２４から垂直に折り曲がる第２折曲部２２３と、第２折曲部２２３の末端に設けられる第２半田接続部２２６とを備える。第２端子２２の第２連接部２２１の長さが第１端子２１の第１連接部２１１の長さより大きい。第２端子２２の第２連接部２２１が水平な平面上に位置し、第２折曲部２２３が前記水平な平面と直交する垂直な平面上に位置する。

ハウジング３には複数の弾性ビーム３４が設けられる。

図１〜図９を参照すると、電気コネクタ１００を取り付ける時、第１端子２１が挿入部１２に挿入される。第１端子２１の第１連接部２１１が挿入部１２の端子溝１２５に挿入され、第１半田接続部２１６が挿入部１２の下表面から下向きに延在する。第２端子２２の第２連接部２２１が挿入部１２の第２端子溝１２６に挿入される。第２端子２２の第２折曲部２２３が挿入部１２のスリット１２４に嵌合され、第２半田接続部２２６が下向きに延在する。

挿入部１２が絶縁性本体１の主体部１３の挿入溝１３６から収納部１４２に装着される。挿入部１２の凹口１２３が舌板１４の間隔部１４３２と係合する。挿入部１２の後部が主体部１３の挿入溝１３６に嵌合される。第２端子２２の第２接触部２２２が絶縁性本体１の凹所１４３１に嵌合される。互いに対応する第１、第２端子２１、２２の第１、第２折曲部２１４，２２４が絶縁性本体１の同じスロット１３４に挿入され、第１、第２半田接続部２１６，２２６が、下向きに延在する。ハウジング３が絶縁性本体１を遮蔽する。

図３及び図９に示すように、第１、第２端子２１，２２の第１、第２折曲部２１３，２２３の相手方向に沿う幅Ｗ１が、相手方向と直交する横方向に沿う厚さＷ２より大きい。
絶縁性本体１の後部では、第１、第２端子２１，２２の第１、第２折曲部２１３，２２３が、横方向に沿って占めるスペースが少ない。二つの第２折曲部２２３の間の距離が大きくなる。これにより、絶縁性本体１の貫通孔１３５に挿入される電子部材（図示せず）のための充分なスペースを確保できる。

第１実施形態における電気コネクタ１００の第２半田接続部２２６の間の距離が同じである。図１０〜図１２に示すように、第２実施形態における電気コネクタ１００’の第２半田接続部２２６’の間の距離が不等になる。外側の半田接続部２２６’の距離Ｓ１’が、中間の半田接続部２２６’の間の距離Ｓ２’より大きい。

電子部材８’が電気コネクタ１００’の後部から電気コネクタ１００’に挿入される。
電子部材８’は、絶縁部材８１’と、絶縁部材８１’と連接する複数のケーブル（図示せず）とを備える。絶縁部材８１’は、基部８１１’と、基部８１１’から延在する突出部８１２’とを備える。絶縁部材８１’には、前記基部８１１’と突出部８１２’とを貫通する複数の孔部８１３’が形成される。突出部８１２’の前端には、前向きに突出する複数の突出柱８１４’が設けられる。ケーブルが絶縁部材８１’の孔部８１３’に挿入される。電子部材８’が絶縁性本体１’の貫通孔１３５’に挿入される。

図１３〜１５を参照すると、第３実施形態における電気コネクタ１００’’は第２実施形態における電気コネクタ１００’と似ている。第３実施形態における電気コネクタ１００’’の絶縁部材８１’’には、電子部材８’’の一対の突出部８１２’’に対応する一対の貫通孔１３５’’が形成される。

電気コネクタ１００、１００’、１００’’は、ＵＳＢ２．０にも適合する。

以上、本発明について好ましい実施形態を参照して詳細に説明したが、実施形態はあくまでも例示的なものであり、これらに限定されるものではない。また上述の説明は、本発明に基づき成し得る細部の修正或いは変更などは、いずれも本発明の技術的範囲に属するものである。

１００ 電気コネクタ
１ 絶縁性本体
１１ 基部
１２ 挿入部
１２３ 凹口
１２４ スリット
１２５ 第１端子溝
１２６ 第２端子溝
１３ 主体部
１３１ 天板
１３３ 後表面
１３４ スロット
１３５ 貫通孔
１３６ 挿入溝
１３８ 取付面
１３９ 取付柱
１４ 舌板
１４２ 収納部
１４３ 相手部
１４３１ 凹所
１４３２ 間隔部
２１ 第１端子
２１１ 第１連接部
２１２ 第１接触部
２１３ 第１折曲部
２１４ 第１側辺
２１６ 第１半田接続部
２２ 第２端子
２２１ 第２連接部
２２２ 第２接触部
２２３ 第２折曲部
２２４ 第２側辺
２２６ 第２半田接続部
３ ハウジング
３４ 弾性ビーム
１００’ 電気コネクタ
８’ 電子部材
８１’ 絶縁部材
８１１’ 基部
８１２’ 突出部
８１３’ 孔部
８１４’ 突出柱
１００’’ 電気コネクタ
８’’ 電子部材
８１’’ 絶縁部材
８１１’ 基部
８１２’’ 突出部

Claims (10)

1. 相手方向に沿って相手部材と接続するコネクタにおいて、
   基部と、前記基部に挿入される挿入部と、を有する絶縁性本体と、
   前記絶縁性本体に挿入される複数の第１端子及び複数の第２端子と、
   を備え、各前記第１端子が前記挿入部に配置される弾性の第１接触部を有し、各前記第２端子が、前記基部に配置され、前記第１接触部の前に位置する平板状の第２接触部を有することを特徴とするコネクタ。
2. 前記基部は、主体部と、前記主体部の前表面から前向きに延在し、前記主体部と一体に製造される舌板と、を有し、前記舌板には相手部が設けられ、前記相手部が、前後に沿って延在する複数の凹所と、前記複数の凹所の間に設けられる複数の間隔部と、を有し、前記第２端子の第２接触部が、前記凹所に収納され、前記挿入部は、下表面と、前記下表面から窪んでいる複数の第１端子溝が形成され、前記第１接触部が前記第１端子溝に収納され、前記挿入部から突出することを特徴とする請求項１に記載のコネクタ。
3. 前記第１端子の第１接触部と第２端子の第２接触部とは、前記舌板の同じ側に位置し、前記第２接触部が前記挿入部の前に配置されることを特徴とする請求項２に記載のコネクタ。
4. 前記第１端子が、前記挿入部の第１端子溝に挿入される第１連接部を有し、前記第１接触部が前記第１連接部の一端に設けられ、前記第２端子が、前記挿入部と前記舌板との間に位置する第２連接部を有し、前記第２接触部が前記第２連接部の一端に設けられ、前記第２連接部と第１連接部とは、上下方向に沿って前記挿入部に隔てられることを特徴とする請求項２又は３に記載のコネクタ。
5. 前記挿入部は、前記下表面と対向する上表面と、前記上表面から窪んでいる複数の第２端子溝と、を備え、前記第２端子の第２連接部が前記第２端子溝に固持されることを特徴とする請求項４に記載のコネクタ。
6. 前記舌板には前記複数の凹所と貫通する収納部が設けられ、前記挿入部が前記収納部に収納されることを特徴とする請求項２に記載のコネクタ。
7. 前記主体部が前記前表面に対向する後表面を有し、前記主体部が、前記前表面と後端面に貫通し、前記収納部と連通する挿入溝が形成され、前記挿入部が前記挿入溝に挿入されることを特徴とする請求項６に記載のコネクタ。
8. 前記第１端子と第２端子とが前記挿入部に取り付けられることによって、端子モジュールに組み合わせ、前記端子モジュールが、前記収納部と前記挿入溝とに挿入されることを特徴とする請求項７に記載のコネクタ。
9. 前記挿入部の前端には、後向きに窪む複数の凹口が形成され、前記間隔部が、前記収納部に向かって突出し、前記挿入部の前記凹口と係合することを特徴とする請求項６〜８のいずれか一項に記載のコネクタ。
10. 前記基部の前記主体部には、複数の貫通孔が形成され、前記コネクタは、前記貫通孔に実装されるケーブルを備えることを特徴とする請求項２〜９のいずれか一項に記載のコネクタ。

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