JP2012157714A - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012157714A JP2012157714A JP2012096481A JP2012096481A JP2012157714A JP 2012157714 A JP2012157714 A JP 2012157714A JP 2012096481 A JP2012096481 A JP 2012096481A JP 2012096481 A JP2012096481 A JP 2012096481A JP 2012157714 A JP2012157714 A JP 2012157714A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- game
- display
- guidance
- state
- game guidance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)
Abstract
【解決手段】変動表示ゲーム等の実行を制御する遊技制御装置100と、この遊技制御装置から送出される制御情報に基づいて変動表示ゲームの表示を行う表示装置53を制御する表示制御装置110とを備えたパチンコ機2において、表示制御装置110が、遊技状態毎の遊技案内表示を記憶し、遊技者の遊技案内表示の要求(操作スイッチ121の操作)を受け付けると、この遊技案内要求の受付タイミングと、前記制御情報により特定される遊技状態とに基づいて遊技案内表示を選択し、選択した遊技案内表示を表示装置53に表示する構成とする。
【選択図】図3
Description
あるいは、役物内に入賞した遊技球が特定領域を通過することで、特典遊技を発生する等の特定の遊技価値を付与するようにした遊技機(パチンコ機)もある。
さらに最近は、上記したゲーム性が複合化した遊技機が登場し、遊技手順が複雑化している。
そうしたなか、各遊技機毎の遊技方法を記載した案内板を、遊技機の前面側に掲示したり、画像表示装置を用いて案内表示する遊技機が存在した。
例えば、タッチ部からのタッチ信号がなく、ストップスイッチからのストップ信号が入力あると、CPUは、図柄表示装置のCPUに遊技案内の表示を指示し、図柄表示装置のCPUは、主制御装置のCPUからの遊技案内の表示の指示があると、ROMからメッセージデータを読込み、これを駆動回路に送出して液晶表示盤に遊技案内を表示させる遊技機の提案がある(特許文献1)。これによれば、遊技客が遊技案内の表示を指令すると、液晶表示盤に遊技案内が表示されるので、遊技客は、自分の好きなタイミングで遊技案内を表示させることができる。
そこで本発明は、適切なタイミングで適切な遊技案内を、遊技説明を欲している遊技者にのみ案内する遊技機を提供することを目的とする。
遊技を統括的に制御する遊技制御手段と、この遊技制御手段から送信される制御情報に基づいて実行される変動表示ゲームを表示装置にて表示制御する表示制御手段と、を備え、前記遊技の結果に関連して所定の遊技価値を付与可能な遊技機において、
遊技者が外部から操作可能な操作手段を備え、
前記遊技制御手段は、
遊技状態に応じた表示を指示する表示制御指令を前記制御情報として前記表示制御手段に送出する指令送出手段、を備え、
前記表示制御手段は、
前記操作手段による遊技案内の要求を有効とする遊技案内可能状態と、前記操作手段による遊技案内の要求を無効とする遊技案内不可状態と、の何れか一つの状態に変化し、
前記遊技案内可能状態中に前記操作手段への操作を検出した場合に、当該遊技状態に対応する遊技案内を表示することを特徴とする。
即ち、前記操作手段による遊技案内要求が受け付けられた時点の遊技状態を、前記制御情報により特定し、この遊技状態についての遊技案内表示を、少なくとも最初に表示するものとして選択して表示する態様があり得る。また、遊技案内要求が受け付けられた時点の遊技状態に対して表示すべき遊技案内が特に無い場合などに、その時点よりも後に移行することが予定される遊技状態についての遊技案内表示を少なくとも最初に表示するものとして選択する態様も含まれる。ここで、「少なくとも最初に表示するものとして選択する」とは、選択した遊技案内表示を最初から最後まで表示し続けて表示終了するまで切替えない態様(1回の遊技案内要求に対して1回しか選択しない態様)と、選択した遊技案内表示を最初に表示した後、例えば遊技状態の変化等に応じて遊技案内表示を異なるものに選択し直して切替えてゆく態様(1回の遊技案内要求に対して複数回選択することがあり得る態様)とを含むことを意味する。
前記表示装置は、前記変動表示ゲームを表示可能な演出表示領域を備え、
前記遊技案内表示を行う際には、前記演出表示領域の一部に遊技案内表示領域を出現させ、該遊技案内表示領域において前記遊技案内を表示する構成としてもよい。
前記指令送出手段は、遊技機の機種を特定する機種特定情報を、前記制御情報として送出可能であって、
前記表示制御手段は、
予め複数の機種に対応して複数の遊技案内表示を記憶するとともに、前記機種特定情報に基づいて当該機種に対応する遊技状態毎の遊技案内表示を選択可能であり、
前記機種特定情報が受信されなかった場合には、予め設定されたデフォルトの機種に対応する遊技状態毎の遊技案内表示を選択可能である構成としてもよい。
A.パチンコ装置の前面構成
まず図1により、本例のパチンコ装置の前面構成について説明する。図1は、本例のパチンコ機2の正面側斜視図である。
パチンコ装置は、例えば、いわゆるCR機(カードリーディング機)と称されるもので、大きく分けてパチンコ機2(遊技機本体)と、カード式球貸機(図示省略)とによって構成され、これらが対をなして設置される。カード式球貸機には、カードリーダライタが内蔵され、前面には磁気カード又はICカードなどのカードが挿入されるカード挿入口等が設けられている。
そして図示省略しているが、前面枠11の裏面側には、遊技盤10(図2に示す)を収納可能な遊技盤収納部材(いわゆる裏機構盤)を備える。遊技盤10は、この遊技盤収納部材に収納されて、前面枠11の上側に取り付けられる。
またガラス枠13は、ヒンジ部3において前面枠11に開閉可能に軸支されている。
また、このガラス枠13の下側には、開閉パネル15が配置され、前面枠11に対して開閉自在に取付けられている。さらに、この開閉パネル15の下側には、操作パネル16が前面枠11に対して通常は固定状態に設けられている。
また、前面枠11の開閉側(図1において右側)の縁部には、前面枠11及びガラス枠13の施錠装置(図示省略)の鍵挿入部21が形成されている。
また、開閉パネル15に設けられた上皿17は、賞球として又は貸球として排出された発射前の遊技球を一時保持するものである。この上皿17には、上皿17の遊技球を後述の下皿26に移す玉通路開閉用の上皿球抜きレバー24と、押しボタン式の操作ボタン20(操作時の機能については後述する)が設けられている。
また、図1において符号29で示すものは、ガラス枠13の左右両側や上皿17の前面に設けられ、効果音を出力するスピーカである。また、図1において符号18で示すものは、ガラス枠13の上部に設けられた装飾ランプである。また、図1において符号19で示すものは、前面枠11の上部裏側に設けられた球貯留タンクである。パチンコ機2を設置する島設備側から適宜供給される遊技球がこの球貯留タンク19に貯留され、この球貯留タンク19内の遊技球が、パチンコ機2における賞球又は貸球として排出される。
図2は本形態例のパチンコ機の遊技盤の前面図である。
図2において、符号10は遊技盤であり、既述したように、前面の略円形領域がガイドレール32で囲まれることにより遊技領域33が形成されている。
遊技盤10の前面には、図2に示すように、アウト球流入口34、センターケース40、普通電動役物(いわゆる普電)としての始動入賞口41、変動入賞装置42、一般入賞口43〜46、普図表示器47、普図記憶表示器48、普図始動ゲート49、特図表示器50、特図記憶表示器51、状態表示器52、多数の遊技釘35などが設けられている。なお遊技釘35は、遊技領域33の上部に飛入した遊技球がこれに当たりながら流下するものであり、センターケース40等の取付部分を除いた遊技領域内に複数本植設されている。
表示装置53は、数字や文字などの識別情報(場合により特図という)を表示可能な表示部54(画面)が形成された表示ユニット(例えば、液晶表示器よりなるもので、図示省略する)を内蔵し、複数列の特図を表示可能である。例えば、左側と中央と右側に特図を縦3列に表示し、各列において数字や文字等よりなる特図を停止状態で表示(停止表示)したり、あるいは変動状態(例えば、縦方向にスクロールする状態)で表示(即ち、変動表示)したりすることが可能である。また表示部54には、上記特図とは別個に背景画像やキャラクタ画像などの演出用又は情報報知用の画像が表示可能である。
また、変動入賞装置42は、後述する大当りになったことを条件として開放される大入賞口42a(下大入賞口)を有する装置(いわゆるアタッカー)である。
また、普図記憶表示器48は、普図表示器47の周囲4箇所に設けられた小さなランプよりなり、そのランプの点灯数によって、普図始動ゲート49を遊技球が通過することにより発生した普図の始動記憶の数(この場合、上限数が4個)を表示するものである。
また、特図記憶表示器51は、特図表示器50の周囲4箇所に設けられた小さなランプよりなり、そのランプの点灯数によって、始動入賞口41への入賞により発生した始動記憶の数(この場合、上限数が4個)を表示するものである。
また、状態表示器52は、一般入賞口45,46の下側に設けられた複数のランプよりなり、その点灯状態によって、変動表示ゲームの遊技状態を報知する。
次に、本例のセンターケース40の概略構成を、図2によって説明する。
遊技盤1を構成する基板10a(いわゆるベニヤ)には、センターケース40をはめ込むためのセンターケース用開口(図示省略)が形成されており、センターケース40は、このセンターケース用開口にはめ込まれて取り付けられる。
このセンターケース40は、前面に開口し後方に窪んだ凹室60を内側に有し、この凹室60の奥手面に窓用開口部61が形成されている。窓用開口部61は、前記表示装置53の表示部54を前面から視認可能とするものである。
またセンターケース40には、その凹室60の底部に、遊技球を特定領域(特定入賞する領域)又は非特定領域に振り分ける球見せ用のステージ部63(入賞領域構成部)が形成されている。
そして、取付ベース70の前面における上端部中央には、前面が飾りとしても機能する上端側鎧部71が形成されている。また取付ベース70の前面側には、前記上端側鎧部71の左右の端の下側の位置に、可動片(いわゆる羽根)72,73が設けられているとともに、これら可動片の間の位置には、センターケース40の内部裏側への導入口74が設けられている。
ここで、上端側鎧部71は、取付ベース70の前面から遊技盤前面のガラス板14の内面近傍まで出っ張っており、この部分を遊技球が流下できない構成となっている。
即ち、可動片72,73は、略直立状に起立した状態(上大入賞口を閉鎖した閉状態)から上端が外側に倒れた状態(上大入賞口を開放した開状態)まで回動可能となっている。なお、これら可動片72,73が閉状態に維持されると、流下してきた遊技球がセンターケース40内(上大入賞口内)に流入することが阻止される遊技者にとって不利な状態となり、開状態に揺動すると、流下してきた遊技球がこれら可動片72,73により受け止められて上大入賞口に流入し易い遊技者にとって有利な状態となる。なお、図2においては、可動片72,73が開状態となっている様子と、閉状態になっている様子の両方を図示しているが、実際には、何れか一方の状態となる。
上カウントSW(上カウントスイッチ)81は、導入口74から奥側に流下した遊技球を1個ずつ検出するものである。
落下流路は、導入口74から奥側に流下した遊技球を、鉛直下方に案内して分岐部材の所定位置に落下させる流路である。
ステージ部63は、前記凹室60の底面の位置に設けられて、センターケース40内の遊技空間部の下流側を構成する部分である。このステージ部63は、概略水平回転する第1回転体64及び第2回転体65と、これら回転体64,65を左右方向に隣接した状態で配置するための円形凹室(図示省略)をそれぞれ備える。
なお、特定入賞用落下口は、いわゆる特定入賞(V入賞)の入賞口であり、この特定入賞用落下口への入賞を特定入賞又はV入賞という。
なお、分別突片は、図示省略したソレノイド等によって駆動され、前記誘導樋内(左側の誘導部よりも若干後流側の位置)に対して出没する部材である。
ここで、排出スイッチ83は、センターケース40から排出される全ての遊技球、即ち、前述の一般入賞用落下口から落下した遊技球と、前述の特定入賞用落下口から落下して特定領域スイッチ82で検出された遊技球とを検出するセンサである。なお、こうして排出スイッチ83によって検出された遊技球は、図示省略した流路によって遊技機下部に送られ、パチンコ機2が設置される島側の設備に回収される。
次に、センターケース40における遊技球の流れについて説明する。
可動片72,73が開状態のときに、可動片72,73によって受け入れられた遊技球は、まず遊技空間部の上流である導入口74を奥に向かって流下し、前記落下流路を経て分岐部材の所定位置(振分け突起の真上又はその近傍)に落下する。次いで遊技球は、振分け突起の位置によって左方向又は右方向に振り分けられ、分岐部材の左側又は右側の案内路を流下し、左側又は右側の連通流路に流入して、この連通流路内を下方に流下する。
次いで左側の誘導樋内を流下した遊技球は、前記分別突起が突出状態にあると、前記誘導部を経て第1回転体64の側(左側の円形凹室内)に流入し、第1回転体64のうちの何れかの一般領域又は特定領域に入る。そして、一般領域に入った遊技球は、第1回転体64の回転に伴って排出用傾斜部の位置に回転移動したときに、径方向外側に向かって流下し、奥側一般入賞用落下口から下方に落下する。また、特定領域に入った遊技球は、第1回転体64の回転に伴って特定入賞用落下口に回転移動したときに、この特定入賞用落下口から下方に落下する(即ち、特定入賞する)。
また、前記左側の誘導樋内を流下した遊技球は、前記分別突起が没状態にあると、ほとんどの場合、手前側一般入賞用落下口から排出されて下方に落下する。
このため遊技者は、前記分岐部材による遊技球の振り分け動作に特に注目する。
次に、本例のパチンコ機の制御系統について、図3を参照して説明する。図3は制御系統全体のブロック図である。
図3において、遊技制御装置100は、遊技の総括的制御(遊技進行の制御やそのための各被制御機器の直接的又は間接的な制御含む)を行う制御装置であり、パチンコ遊技等に必要な役物制御を行うワンチップマイコンからなる遊技用マイコン101(遊技用マイクロコンピュータ:いわゆるアミューズチップ用のICとして製造)と、入力インターフェース102と、出力インターフェース103と、外部通信端子104を含んで構成されている。
ここで、始動口SW84は、遊技領域33に設けられた特図の始動入賞口11に入賞した遊技球を1個ずつ検出するセンサであり、下カウントSW85は、遊技領域33に設けられた特別変動入賞装置42の大入賞口42aに入賞した遊技球を1個ずつ検出するセンサである。また、入賞口センサL86又は入賞口センサR87は、遊技領域33に設けられた一般入賞口43〜46に対して設けられたセンサである。前記一般入賞口に入賞した遊技球は、入賞口センサL86又は入賞口センサR87のうちの何れか一方によって検出される構成となっている。また、ゲートSW88は、前述した普図始動ゲート49を通過する遊技球を検出するセンサである。
ここで、表示制御指令等の制御情報は、表示制御装置110等によって構成される演出制御装置120が演出内容等を決めるための情報であり、例えば図16に例示するように、16進数で表されるMODEとACTIONのコマンドよりなる。本例の場合、機種特定情報も同様のコマンドとして送信される。例えば図16では、初期化系のコマンドとして機種指定1〜6のコマンド(CHF/20H〜25H)が設定され、これのうちの一つが表示制御装置110に送信されて機種特定情報として機能する。
次いでGDP116は、RAM113の上記表示データを内部RAMに読み込み展開する。即ち、表示する特図や演出図柄やキャラクタのコードに対応して画像ROM117に格納されているキャラクタフォントデータを読み出し、表示位置データ等に従って表示すべき画像データ(背景画像含む)を生成して内部RAMの表示画像格納領域(フレームバッファ)に格納する。
その後GDP116は、前記表示画像格納領域から画像データを読み出して表示装置53の表示駆動信号を形成する。これによって、表示装置53の画面上に所定の表示が行われる。
なお、表示制御装置110と音制御装置93と装飾制御装置94は、演出制御装置120を構成する。
また表示制御装置110の何れかの記憶手段(例えばROM112又は画像ROM117)は、遊技案内の選択肢となる複数の遊技案内表示のデータを記憶する遊技案内表示記憶手段を構成する。なお本例の場合、この遊技案内表示記憶手段は、前記複数の遊技案内表示のデータを、機種毎及び遊技状態毎に記憶する。例えば図8に示すように、複数の遊技案内表示のデータ(MSG_01〜MSG_n)を記憶しており、一つの機種ABCの状態(01)では(MSG_01)、同機種ABCの状態(02)では(MSG_02)、同機種ABCの状態(03)では(MSG_03)、また他の機種XYZの状態(01)では(MSG_01)、同機種XYZの状態(02)では(MSG_12)、といったように、機種、遊技状態、遊技案内表示のデータを各々対応付けて記憶している。
したがって、機種と、遊技状態とを特定すれば一の遊技案内表示データを特定可能になる。
即ち表示制御装置110は、操作SW121の出力を読み取ることによって、遊技者からの遊技案内の要求を受け付ける遊技案内要求受付手段としての機能を実現する(詳細後述する)。
また表示制御装置110は、遊技案内要求の受付タイミングと、遊技制御装置100からの制御情報により特定される遊技状態とに基づいて、前記遊技案内表示記憶手段から当該遊技状態に対応する遊技案内表示を選択する遊技案内表示選択手段としての機能を実現する(詳細後述する)。
また表示制御装置110は、遊技案内要求が受け付けられると、選択した遊技案内表示を表示装置53に表示する遊技案内表示制御手段としての機能を実現する(詳細後述する)。
次に、遊技案内の制御、即ち、表示制御装置110の機能(遊技案内要求受付手段、遊技案内表示選択手段、遊技案内表示制御手段)を実現するための制御処理について、図9〜図13によって説明する。
まず図9は、MSG表示初期化処理を示すフローチャートである。この処理は、少なくとも電源投入時又は停電からの復帰時に実行される。なお、電源投入時又は停電からの復帰時には、必ず前述した機種特定情報が遊技制御装置100から送信される構成となっている(但し、デフォルト機種である場合には、この限りでない)。極端な態様としては、遊技制御装置100から演出制御装置120に送信される全ての制御情報に機種特定情報が含まれていてもよい。
ステップS2では、受信した機種特定情報に応じて指定機種を更新し、ステップS4に進む。
ステップS4では、ステップS2又はS3で設定された指定機種に応じて、遊技案内表示のデータを図8の下段のように構成し、このMSG表示初期化処理を終了してリターンする。
この処理が開始されると、まずステップS11で、遊技状態が取得される。即ち、受信した制御情報から現在(直後含む)の遊技状態を特定して、ステップS12に進む。
ステップS12では、ステップS11で特定された遊技状態が、MSG表示操作入力(操作SW121(操作ボタン20)による遊技案内(メッセージ)の要求操作)が可能な遊技状態であるか否か判定され、可能であればステップS14に進み、可能でない場合にはステップS13に進む。なお、MSG表示操作入力が可能な遊技状態(例えば、特図の変動表示中、或いは大当り中など)は、予め設定されている。
ステップS14に進むと、MSG表示操作設定を行った後、この操作SW機能切替処理を終了してリターンする。MSG表示操作設定とは、MSG表示操作入力を可能な状態として、操作ボタン20を前記遊技案内可能状態(図4(b)の左側に示す)にする処理である。
次にステップS16では、操作無効設定を行った後、この操作SW機能切替処理を終了してリターンする。操作無効設定とは、MSG表示操作入力も演出操作入力も不可能な状態として、操作ボタン20を前記操作無効状態(図4(b)の右側に示す)にする処理である。
この処理が開始されると、まずステップS21で、MSG表示操作入力(操作SW121(操作ボタン20)による遊技案内の要求操作)が有ったか否か判定され、有ればステップS22へ進み、無ければこのMSG表示処理を終了してリターンする。
この処理が開始されると、まずステップS31で、MSG表示(遊技案内表示)を実行中か否か判定され、実行中であればステップS32へ進み、実行中でなければこのMSG更新処理を終了してリターンする。
そしてステップS35では、前記ステップS24と同様に、選択された遊技案内表示が表示装置53の画面54で表示されるように、表示データの設定を実行した後、このMSG更新処理を終了してリターンする。
また、例えば図12(b)に示すように、遊技状態の変化に追随して、選択する遊技案内表示が更新され、遊技案内表示の内容が切替えられる。また、遊技案内の表示終了の条件が成立すれば、遊技案内表示が画面54から消える。これにより、遊技案内表示を希望する遊技者の1回の操作により、遊技状態が変化しても一連の案内を行うことができる。
このように、遊技者が要求した案内表示に対応する遊技進行を確認(終了トリガの成立)した場合に案内を終了することで、遊技者の操作が案内どおりであったことを遊技者が確認できる。
この処理が開始されると、まずステップS41で、遊技制御装置100から特図の表示制御指令を受信しているか否か判定し、受信していればステップS42に進み受信データを解析する。一方、表示制御指令を受信していなければ、表示シーケンスを生成することなく、ステップS44に進む。
そしてステップS44では、演出操作入力(操作SW121による演出操作)が有ったか否か判定し、有ればステップS45に進み、無ければステップS46に進む。
そしてステップS46では、MSG表示指示、即ちMSG表示操作入力(操作SW121による遊技案内の要求操作)が有ったか否か判定し、有ればステップS47に進み、無ければステップS48に進む。
なお、ステップS46では、前述のステップS24やステップS35の処理結果に基づいてMSG表示の指示の有無を判定し、ステップS47では、前述のステップS24やステップS35の処理結果に基づいてMSG表示シーケンスが生成される。
ステップS49に進むと、CPU111がステップS48で決定したスプライトデータをGDP116に転送し、さらにステップS50で、ステップS48で決定したアトリビュートデータをGDP116に転送する。なお、この転送を受けたGDP116は、内部RAMのフレームバッファに上記表示データを展開する。
ステップS52を経ると、CPU111は、垂直同期フラグをクリアした後、ステップS41に戻る。
次に、本形態例のパチンコ機で行われる遊技の概要や遊技の流れについて、図4〜図7を参照して説明する。なお、図4(a)は、遊技の流れ(遊技状態の変化)を示す図であり、図4(b)は、既述した操作ボタン20の状態変化を示す図である。
まず、遊技開始当初の時点(或は遊技開始前の時点)では、客待ち状態(デモ中)となっており、客待ち画面の表示を指令する表示制御指令(例えば図16のC0H/00H)が遊技制御装置100から表示制御装置110に送信され、表示装置53の画面(表示部54)には客待ち画面が表示される。
なお、上記変動表示ゲームによって大当りとなる確率は低く、これに対して小当たりとなる確率は高く設定されている。
また、上記小当りを経て大当りになった場合には、そのファンファーレ演出を行っている状態において、大当りのラウンド数(後述する)を抽選するラウンド抽選が行われる。そしてこの際、操作ボタン20は、前記演出操作可能状態(図4(b)の中央に示す)となり、遊技者は操作ボタン20を操作することで、所定のラウンド抽選遊技を行うことができる。
また、前記大当り状態(前記小当り遊技で特定入賞して大当りになった場合)になると、開閉部材72,73を所定時間だけ開状態として上大入賞口を開放する動作が所定回数連続して実行される動作が、所定のインターバル期間をおいて、所定のラウンド数(前記ラウンド抽選の結果決まったラウンド数)だけ繰り返し行われる。なお図4(a)では、上記複数回の開放動作や、上記インターバル期間や、最終ラウンド直後に行われるエンディング演出等を含めて、大当り動作と表記している。
即ち、変動表示ゲームが大当たり又は小当たりで終了すれば大当たり又は小当たり状態に移行し、小当たり遊技で大当りになれば大当り状態に移行し、小当たり遊技や変動表示ゲームがはずれで終了し始動記憶があれば再度変動表示ゲームが実行され、小当たり遊技や変動表示ゲームがはずれで終了し始動記憶が無ければ客待ち状態に戻り、大当たり状態が終了して始動記憶があれば再度変動表示ゲームが実行され、大当たり状態が終了して始動記憶が無ければ客待ち状態に戻る。
この普図当りになると、始動入賞口41の一対の開閉部材41aが逆ハの字に開いた開放状態に、例えば0.5秒程度保持される遊技が行われる。これにより、始動入賞口41に遊技球が入賞し易くなり、その分、特図の変動表示ゲームの実施回数が増えて大当り又は小当たりになる可能性が増す。
また、前記普図の変動表示ゲーム中に、普図始動ゲート49にさらに遊技球が入賞したときには、普図記憶表示器48で普図始動記憶表示が実行されてこの場合4個まで記憶され、普図の変動表示ゲームの終了後に、その記憶に基づいて前記普図の変動表示ゲームが繰り返される。
なお、図5〜図7は、各スイッチや可動部の動作状態の変化例と、それに伴う遊技状態変化を示すタイミングチャートである。このうち図5は、始動入賞して特図の変動表示ゲームの結果として小当りとなったが、上大入賞口への入賞が無いか、上大入賞口へ入賞してもV入賞が無く、外れとなった場合を例示している。また図6は、始動入賞して特図の変動表示ゲームの結果として小当りとなり、その小当り遊技において上大入賞口へ入賞してV入賞し、大当りとなった場合を例示している。また図7は、始動入賞して特図の変動表示ゲームの結果として大当りとなった場合を例示している。
次に、遊技案内の表示例を説明する。
遊技案内は、例えば図15に示すように表示される。即ち、遊技案内の表示が行われない場合、表示装置53の表示部54では、図15(a)に示す如く、例えば所定の演出表示領域54aにおいて演出表示(ダミー特図の変動表示等)が行われる。そして、遊技案内の表示が行われる場合には、例えば図15(b)に示す如く、演出表示領域54a内に遊技案内(MSG)表示用の領域(MSG表示領域54b)が形成され、このMSG表示領域54bにおいて遊技案内表示が行われる。このように表示装置53の表示部54で遊技案内表示が行われると、遊技者が一番注目する特図表示用の画面で遊技案内が行われることになるので、効果的な遊技案内が可能となる。
なお、図15(c)は、遊技案内の表示が行われない場合でも、データとしては常に表示している態様(後述する図14の表示制御メイン処理を行う態様)を示しているが、これについては後述する。
また、機種のスペック違いが多様化するなかで、部品の共用化を図ったときに、機種が異なると遊技状態に応じた遊技案内も変化するが、こうした場合であっても、適切な案内表示を可能とすることができる。
例えば、上記形態例において、図13の表示制御メイン処理の代わりに、図14に示した表示制御メイン処理を実行する態様でもよい。この図14のルーチンでは、ステップS61〜S63で前記ステップS41〜S43と同じ処理を実行した後、前記ステップS47と同じ処理をステップS64で実行する。次いでステップS65,S66で、前記ステップS44,S45と同じ処理を実行した後、前記ステップS46と同じ判定をステップS67で実行し、MSG表示操作入力(操作SW121による遊技案内の要求操作)が有ればステップS68に進み、無ければステップS69に進む。そして、ステップS68では、MSG表示明示処理(遊技案内表示を実際に遊技者が明確に見えるように表示する処理)を実行し、一方ステップS69では、MSG表示非明示処理(遊技案内表示を実際には遊技者がよく見えないか全く見えないように表示する処理)を実行する。なお、MSG表示非明示処理は、例えば、遊技案内表示のレイヤの非表示、スプライト制御のパレート変更等によって、容易に可能である。ステップS68,S69を経ると、ステップS70〜S74において、前記ステップS48〜S52と同じ処理を実行する。このように、制御上の遊技案内表示は、遊技案内の要求操作が無くても実行するようにし、遊技案内の要求操作が無ければ非明示状態とし、遊技案内の要求操作があったことを条件としてこの遊技案内表示を明示する態様も、本発明に含まれる。
10 遊技盤
20 操作ボタン
33 遊技領域
40 センターケース
100 遊技制御装置(遊技制御手段)
110 表示制御装置(表示制御手段)
112,117 ROM(遊技案内表示記憶手段)
121 操作SW
Claims (3)
- 遊技を統括的に制御する遊技制御手段と、この遊技制御手段から送信される制御情報に基づいて実行される変動表示ゲームを表示装置にて表示制御する表示制御手段と、を備え、前記遊技の結果に関連して所定の遊技価値を付与可能な遊技機において、
遊技者が外部から操作可能な操作手段を備え、
前記遊技制御手段は、
遊技状態に応じた表示を指示する表示制御指令を前記制御情報として前記表示制御手段に送出する指令送出手段、を備え、
前記表示制御手段は、
前記操作手段による遊技案内の要求を有効とする遊技案内可能状態と、前記操作手段による遊技案内の要求を無効とする遊技案内不可状態と、の何れか一つの状態に変化し、
前記遊技案内可能状態中に前記操作手段への操作を検出した場合に、当該遊技状態に対応する遊技案内を表示することを特徴とする遊技機。 - 前記表示装置は、前記変動表示ゲームを表示可能な演出表示領域を備え、
前記遊技案内表示を行う際には、前記演出表示領域の一部に遊技案内表示領域を出現させ、該遊技案内表示領域において前記遊技案内を表示することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記指令送出手段は、遊技機の機種を特定する機種特定情報を、前記制御情報として送出可能であって、
前記表示制御手段は、
予め複数の機種に対応して複数の遊技案内表示を記憶するとともに、前記機種特定情報に基づいて当該機種に対応する遊技状態毎の遊技案内表示を選択可能であり、
前記機種特定情報が受信されなかった場合には、予め設定されたデフォルトの機種に対応する遊技状態毎の遊技案内表示を選択可能であることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012096481A JP5540255B2 (ja) | 2012-04-20 | 2012-04-20 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012096481A JP5540255B2 (ja) | 2012-04-20 | 2012-04-20 | 遊技機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006059971A Division JP2007236473A (ja) | 2006-03-06 | 2006-03-06 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012157714A true JP2012157714A (ja) | 2012-08-23 |
JP5540255B2 JP5540255B2 (ja) | 2014-07-02 |
Family
ID=46838729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012096481A Expired - Fee Related JP5540255B2 (ja) | 2012-04-20 | 2012-04-20 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5540255B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09140879A (ja) * | 1995-11-24 | 1997-06-03 | Taiyo Elec Kk | 弾球遊技機 |
JP2004275540A (ja) * | 2003-03-17 | 2004-10-07 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2004275342A (ja) * | 2003-03-14 | 2004-10-07 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
JP2005304949A (ja) * | 2004-04-23 | 2005-11-04 | Olympia:Kk | 遊技機、プログラム及び記憶媒体 |
-
2012
- 2012-04-20 JP JP2012096481A patent/JP5540255B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09140879A (ja) * | 1995-11-24 | 1997-06-03 | Taiyo Elec Kk | 弾球遊技機 |
JP2004275342A (ja) * | 2003-03-14 | 2004-10-07 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
JP2004275540A (ja) * | 2003-03-17 | 2004-10-07 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2005304949A (ja) * | 2004-04-23 | 2005-11-04 | Olympia:Kk | 遊技機、プログラム及び記憶媒体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5540255B2 (ja) | 2014-07-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6710024B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2003000858A (ja) | 遊技機 | |
JP2018187153A (ja) | 遊技機 | |
JP2015002789A (ja) | パチンコ機 | |
JP2013215447A (ja) | 遊技機 | |
JP2013248291A (ja) | 遊技機 | |
JP2013215446A (ja) | 遊技機 | |
JP6192933B2 (ja) | パチンコ機 | |
JP6042082B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2018198895A (ja) | 遊技機 | |
JP2015042198A (ja) | 遊技機 | |
JP2017202015A (ja) | 遊技機 | |
JP2006320576A (ja) | 遊技機および遊技用プログラム | |
JP2007236473A (ja) | 遊技機 | |
JP2008183045A (ja) | 遊技機 | |
JP5540255B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5656206B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5590534B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2005237474A (ja) | 遊技機 | |
JP5680822B2 (ja) | 遊技機の演出方法 | |
JP6600287B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5656207B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2005278680A (ja) | 遊技機 | |
JP2014230968A (ja) | 遊技機 | |
JP6103886B2 (ja) | 遊技機および遊技システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120521 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130619 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130801 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140328 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140403 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5540255 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |