JP2012137492A5

JP2012137492A5 - 流路デバイス、サンプル処理装置、及びサンプル処理方法

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Publication number: JP2012137492A5
Application number: JP2012032035A
Authority: JP
Filing date: 2012-02-16
Publication date: 2012-10-11
Anticipated expiration: 2030-07-26

Claims

分子を含むサンプル溶液が流れるナノサイズ流路と、当該ナノサイズ流路に配置され、電圧が印加される少なくとも１つの測定電極対と、を有し、
前記測定電極対が配置された箇所である電極領域のナノサイズ流路の幅は、当該電極領域の入口部分のナノサイズ流路の幅よりも狭く構成されている、流路デバイス。
分子を含むサンプル溶液が流れるナノサイズ流路と、当該ナノサイズ流路に配置され、電圧が印加される少なくとも１つの電極対と、を有し、
前記電極対は、前記ナノサイズ流路を流れる前記サンプル溶液に接触しないように絶縁体材料で覆われている、流路デバイス。
請求項１において、
前記ナノサイズ流路は親水性特性を有している、流路デバイス。
請求項３において、
前記サンプル溶液は、前記ナノサイズ流路を、毛管現象によって流れる、流路デバイス。
請求項１において、
前記ナノサイズ流路は、前記サンプル溶液を分岐部まで導入する導入流路と、前記分岐部から分岐する複数の分岐流路と、を有する、流路デバイス。
請求項５において、
前記ナノサイズ流路は親水性特性を有している、流路デバイス。
請求項６において、
前記電極対は、前記ナノサイズ流路を流れる前記サンプル溶液に接触しないように絶縁体材料で覆われている、流路デバイス。
請求項１において、
さらに、前記ナノサイズ流路において前記サンプル溶液を電気的に誘導するための誘導電極を有する、流路デバイス。
請求項１の流路デバイスと、
前記測定電極対に電圧を印加するための電源と、
前記ナノサイズ流路を流れるサンプル溶液に含まれる分子１個を同定する測定部と、
を有する、サンプル処理装置。
請求項５の流路デバイスと、
スイッチング部と、を有し、
前記流路デバイスは、さらに、前記分岐部に配置された、少なくとも１つの誘導電極対を有し、
前記スイッチング部は、前記サンプル溶液に含まれる分子１個に前記誘導電極対を介して電気的刺激を与え、これにより前記分子に力学的挙動を促し、この力学的挙動により所定の分岐流路に前記分子を誘導する、サンプル処理装置。
サンプル溶液に含まれる分子を同定するサンプル処理装置であって、
請求項１の流路デバイスと、
前記測定電極対の電極間に電圧を印加し、前記分子が前記電極間を通過するときのインピーダンスを測定する測定部と、
前記測定部によって測定されたインピーダンス値に基づいて、前記分子を同定する演算処理部と、を有する、サンプル処理装置。
流路デバイスを用いて分子を含むサンプル溶液を処理するサンプル処理方法であって、
分子を含むサンプル溶液が流れるナノサイズ流路と、当該ナノサイズ流路に配置され、電圧が印加される少なくとも１つの測定電極対と、を有し、前記測定電極対が配置された箇所である電極領域のナノサイズ流路の幅は、当該電極領域の入口部分のナノサイズ流路の幅よりも狭く構成されている、流路デバイスに、サンプル溶液を導入する工程と、
前記電極領域に前記サンプル溶液が流れている状態で、前記測定電極対に電圧を印加する工程と、
前記電圧を印加したときに得られるインピーダンス値をメモリに格納する工程と、
を有する、サンプル処理方法。
請求項１２において、
前記サンプル溶液を毛管現象によって前記ナノサイズ流路を移動させる、サンプル処理方法。
請求項１２において、
前記流路デバイスは、さらに、前記ナノサイズ流路において前記サンプル溶液を電気的に誘導するための誘導電極を有し、
前記方法は、さらに、前記誘導電極に電圧を印加し、前記サンプル溶液を、電気浸透流、電気泳動、或いは、誘電泳動によって前記ナノサイズ流路を移動させる工程を有する、サンプル処理方法。
請求項１２において、
前記ナノサイズ流路は、前記サンプル溶液を分岐部まで導入する導入流路と、前記分岐部から分岐する複数の分岐流路と、前記分岐部に配置された少なくとも１つの誘導電極対と、を有し、
前記方法は、さらに、前記サンプル溶液に含まれる分子１個に前記誘導電極対を介して電気的刺激を与え、これにより前記分子に力学的挙動を促し、この力学的挙動により所定の分岐流路に前記分子を誘導する工程と、
を有する、サンプル処理方法。