JP2012126844A - アリル化ポリフェニレンエーテル - Google Patents

アリル化ポリフェニレンエーテル Download PDF

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Abstract

【課題】溶剤に対する溶解性に優れるとともに、硬化物が低誘電率、低誘電正接、及び高耐熱性を兼ね備えることを可能にするポリフェニレンエーテルを提供する。
【解決手段】1分子当たりのフェノール性水酸基の数が平均0.5個未満であり、かつ数平均分子量が1,000〜8,000であるアリル化ポリフェニレンエーテル、並びに該アリル化ポリフェニレンエーテルを含有する硬化性樹脂組成物、ワニス、複合体及び積層板を提供する。
【選択図】なし

Description

本発明は硬化性ポリフェニレンエーテルに関する。本発明はより詳しくは、溶剤への溶解性に優れるとともに低誘電正接、低誘電率及び高耐熱性を兼備しているため電子基板の原料として好適な、アリル基を有するポリフェニレンエーテルに関する。
ポリフェニレンエーテル(PPE)は誘電率及び誘電正接が低いことから高周波数プリント基板用の樹脂として注目されてきた。ポリフェニレンエーテルをプリント基板に適用した例としては、分子量が10,000以上のポリフェニレンエーテルと無水マレイン酸との反応物と、トリアリルイソシアヌレート(TAIC)との組成物(特許文献1)、及びポリフェニレンエーテルに有機過酸化物とビスフェノールAとを反応させることで低分子量化されたポリフェニレンエーテルをエポキシ樹脂と混合することで熱硬化性樹脂として用いた例(特許文献2)等がある。しかし特許文献1ではポリフェニレンエーテルの溶剤への溶解性が低いためにワニスの樹脂濃度を高くすることが困難であり、そのためにプリプレグ中の樹脂含有割合を高めることも困難であった。また特許文献2では、ポリフェニレンエーテル分子鎖末端のフェノール性水酸基が増加するため、樹脂組成物の誘電正接と誘電率とが高くなること、及び分子量が低下するため硬化物のTgが低下するという課題があった。特許文献3ではポリフェニレンエーテルを低分子量化した後、分子鎖末端のフェノール性水酸基を変性する方法が開示されている。
特公平7−37567号公報 特開昭52−42549号公報 特開2002−194077号公報
しかし、特許文献3の方法では、反応率が十分でないこと、及び変性剤として極性基を含む化合物を使用していることにより、樹脂の誘電率及び誘電正接の特性が不足していた。本発明は、溶剤への溶解性に優れるとともに、低誘電正接、低誘電率、及び高耐熱性を兼備した、電子基板の原料として好適なポリフェニレンエーテルを提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、分子量が低く、かつ分子鎖末端のフェノール性水酸基の多くがアリル基に変換されたポリフェニレンエーテルが、溶剤への溶解性に優れるとともに低誘電率、低誘電正接、及び高耐熱性を兼備することを見出し、本発明を完成するに到った。すなわち、本発明は以下の通りである。
[1] 1分子当たりのフェノール性水酸基の数が平均0.5個未満であり、かつ数平均分子量が1,000〜8,000である、アリル化ポリフェニレンエーテル。
[2] 下記式(1):
Figure 2012126844
[式中、Zは1〜5の整数であり、Jは下記式(2):
Figure 2012126844
(式中、R1、R2、R3及びR4は各々独立して、水素原子、アルキル基又はハロゲン原子を表す。)
で表される単位構造を含むポリフェニレンエーテル分子鎖を表す。]
で表される構造を有する、[1]に記載のアリル化ポリフェニレンエーテル。
[3] 1分子当たりのフェノール性水酸基の数が平均0.2個未満である、[1]又は[2]に記載のアリル化ポリフェニレンエーテル。
[4] 数平均分子量が2,000〜4,000である、[1]〜[3]のいずれかに記載のアリル化ポリフェニレンエーテル。
[5] (A)[1]〜[4]のいずれかに記載のアリル化ポリフェニレンエーテル5〜95質量部と、(B)分子内に2個以上のビニル基を持つモノマー5〜95質量部と、を含有する、硬化性樹脂組成物。
[6] [5]に記載の硬化性樹脂組成物を含有する、ワニス。
[7] [5]に記載の硬化性樹脂組成物と基材とから構成される、複合体。
[8] [5]に記載の硬化性樹脂組成物の硬化物と基材とから構成される硬化物複合体と、金属箔とが積層されている、積層板。
本発明によれば、溶剤への溶解性に優れるとともに低誘電率、低誘電正接、及び高耐熱性を兼備するポリフェニレンエーテルを提供することができる。
以下、本発明の内容を詳細に説明する。
本発明の一態様は、1分子当たりのフェノール性水酸基の数が平均0.5個未満であり、かつ数平均分子量が1,000〜8,000である、アリル化ポリフェニレンエーテルを提供する。本発明のアリル化ポリフェニレンエーテルとは、置換又は非置換のポリフェニレンエーテルの分子鎖末端に置換又は非置換のアリル基が結合した構造を持つポリマーを意味する。なお本明細書において、ポリフェニレンエーテルとは、置換又は非置換のフェニレンエーテル単位構造から構成されるポリマーを意味するが、本発明の効果を損なわない範囲で他の共重合成分を含んでもよい。
より典型的には、アリル化ポリフェニレンエーテルは、下記式(1):
Figure 2012126844
[式中、Zは1〜5の整数であり、Jは下記式(2):
Figure 2012126844
(式中、R1、R2、R3及びR4は各々独立して、水素原子、アルキル基又はハロゲン原子を表す。)
で表される単位構造を含むポリフェニレンエーテル分子鎖を表す。]
で表される構造を有する。
Jは、実質的に上記式(2)で表される構造のみを単位構造として構成されてもよいが、目的に応じて、上記式(2)で表される単位構造の他に共重合成分を含んでもよい。
上記式(1)において、重合の際に分子量の制御が比較的容易なため、用途に最適な分子量分布をもつポリマーの合成が容易なことから、Jは、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)構造であることが好ましい。また、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)とフェノール化合物とを有機過酸化物存在下で反応させて得られる共重合体構造であることができる。この場合に用いるフェノール化合物は分子内に1個以上のフェノール性水酸基を持てば特に限定されないが、具体的にはフェノール、クレゾール、2,6−キシレノール、2,3,6−トリメチルフェノール、ビスフェノールA,ビフェノール、クレゾール・ノボラック骨格フェノール等が挙げられ、反応率の高さの観点から2,6−キシレノール、ビスフェノールA、及びクレゾール・ノボラック骨格フェノールが好ましく用いられる。
上記式(2)において、R2及びR4がメチル基、かつR1及びR3が水素原子であるものが好ましい。
本発明のアリル化ポリフェニレンエーテルは、数平均分子量が1,000〜8,000の範囲であり、好ましい範囲は1,000〜5,000、特に好ましい範囲は2,000〜4,000の範囲である。該数平均分子量が8,000以下であれば、溶剤に対する溶解性に優れ、特に4,000以下では室温(23℃)でトルエンに30質量%以上の濃度で溶解する。一方、該数平均分子量が1,000以上であれば、アリル化ポリフェニレンエーテルを含有する硬化性樹脂組成物の硬化物の誘電率及び誘電正接を低くできるとともに硬化物のTg(ガラス転移温度)を高くできることによって高耐熱性が得られ、特に2,000以上ではTgをより高くすることができるため好ましい。
本発明のアリル化ポリフェニレンエーテルが1分子当たりに有するフェノール性水酸基の数は平均0.5個未満であり、好ましくは0.2個未満、特に好ましくは0.1個未満である。該フェノール性水酸基の数が0.5個未満であれば、アリル化ポリフェニレンエーテルを含有する硬化性樹脂組成物の硬化反応性が良好であり、得られる硬化物は低誘電率、低誘電正接、及び高いTgを兼備することができる。
本発明のアリル化ポリフェニレンエーテルは、典型的には、ポリフェニレンエーテルとアリル化合物との反応によって得ることができる。例えば、アリル化ポリフェニレンエーテルは、原料のポリフェニレンエーテル(例えば上記式(2)で表される単位構造を含むポリフェニレンエーテル)が持つフェノール性水酸基と、下記式(3):
Figure 2012126844
[式中、Xはハロゲン原子又はシアノ基を表す。]
で表されるアリル化合物の反応によって得られる。
上記式(3)において、XとしてはF、Cl、Br、I、CN等が挙げられる。式(3)で表されるアリル化合物の具体例としては、塩化アリル、アリルシアニド、臭化アリル、よう化アリル等が挙げられるが、中でも臭化アリルはフェノール性水酸基との反応性が高く、フェノール性水酸基の個数が少ないアリル化ポリフェニレンエーテルを容易に製造する点で好ましい。
本発明のアリル化ポリフェニレンエーテルの製造方法は特に限定されないが、例えばポリフェニレンエーテルと上記アリル化合物とをトルエン、キシレン等の溶液中で、強アルカリ化合物を触媒に用いて反応させる方法が挙げられる。強アルカリ化合物としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等の金属水酸化物、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート等のアルコラートが例として挙げられる。
本発明の別の態様は、上述した本発明のアリル化ポリフェニレンエーテルと分子内に2個以上のビニル基を持つモノマーとを含有する硬化性樹脂組成物を提供する。該硬化性樹脂組成物は、好ましくは、(A)上述した本発明のアリル化ポリフェニレンエーテル5〜95質量部と、(B)分子内に2個以上のビニル基を持つモノマー5〜95質量部と、を含有する。
上記モノマーとしてはトリアリルイソシアヌレート(TAIC)、トリアリルシアヌレート、ジビニルベンゼン等が挙げられるが、硬化性樹脂組成物の成形性の観点からTAICが好ましい。
本発明の硬化性樹脂組成物中、(A)上述した本発明のアリル化ポリフェニレンエーテルの含有量(a)の、(B)分子内に2個以上のビニル基を持つモノマー(特に好ましくはTAIC)の含有量(b)に対する組成比(a)/(b)は、5/95〜95/5(質量比)であることが好ましい。上記組成比が5/95以上である場合誘電率と誘電正接とが低く好ましく、95/5以下である場合成形性が良好である。上記組成比は、より好ましくは20/80〜90/10、特に好ましくは30/70〜80/20である。
本発明の硬化性樹脂組成物には、ビニルモノマーの重合反応を促進するためにアゾ化合物、有機過酸化物等のラジカル重合開始剤を更に含有させることができる。
後述のワニスの粘度調整、及び硬化物の成形性の改良を目的に、硬化性樹脂組成物は、数平均分子量8,000を超えるポリフェニレンエーテルを更に含有してもよい。数平均分子量が8,000を超えるポリフェニレンエーテルの使用量は、上記(A)のアリル化ポリフェニレンエーテルと上記(B)のモノマーとの合計量100質量部に対して、5〜95質量部の範囲であることが好ましく、40〜80質量部の範囲であることがより好ましい。このようなポリフェニレンエーテルのより好ましい例としては、例えば数平均分子量3,000〜20,000のポリフェニレンエーテルが挙げられる。
本発明の硬化性樹脂組成物には別の樹脂(例えば熱可塑性樹脂、硬化性樹脂等)を更に含有させることもできる。熱可塑性樹脂としては、エチレン、プロピレン、ブタジエン、イソプレン、スチレン、ジビニルベンゼン、メタクリル酸、アクリル酸、メタクリル酸エステル、アクリル酸エステル、塩化ビニル、アクリロニトリル、無水マレイン酸、酢酸ビニル、四フッ化エチレン等のビニル化合物の単独重合体及び2種以上のビニル化合物の共重合体、並びに、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアセタール、ポリフェニレンスルフィド、ポリエチレングリコール等を例として挙げることができる。これらの中でもスチレンの単独重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、及びスチレン−エチレン−ブタジエン共重合体が、溶剤への溶解性及び硬化性樹脂組成物の成形性の観点から好ましく用いることができる。硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、及びシアネートエステル類を例として挙げることができる。上記熱可塑性樹脂及び硬化性樹脂は、酸無水物、エポキシ化合物、アミン等の官能化化合物で変成されたものでもよい。このような別の樹脂の使用量は、上記(A)のアリル化ポリフェニレンエーテルと上記(B)のモノマーとの合計量100質量部に対して、好ましくは10〜90質量部、より好ましくは20〜70質量部である。
本発明の硬化性樹脂組成物は目的に応じ適当な添加剤を更に含有してもよい。添加剤としては、難燃剤、熱安定剤、酸化防止剤、UV吸収剤、界面活性剤、滑剤、充填剤、ポリマー添加剤等が挙げられる。
本発明の別の態様は、上述した本発明の硬化性樹脂組成物を含有するワニスを提供する。ワニスは、好ましくは、本発明の硬化性樹脂組成物を溶剤に溶解させることによって形成できる。このワニスを、例えばガラスクロス等である基材に含浸させた後、溶剤分を乾燥除去することにより、例えば基板材料の絶縁層の材料として好適なプリプレグを製造できる。
上記ワニスに用いられる溶剤としては、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、アセトン等を挙げることができる。これらの溶剤は単独でも2種以上を混合しても使用でき、例えば上記各種の溶剤の1種以上とメタノール等のアルコール類とを組合せてもよい。本発明のワニスに占める本発明の硬化性樹脂組成物の割合は、基材へのワニス含浸性及び樹脂付着量を良好に制御する観点から、ワニス全量100質量部に対して5〜95質量部であることが好ましく、20〜80質量部であることがより好ましい。
本発明の別の態様は、上述した本発明の硬化性樹脂組成物と、基材とから構成される複合体を提供する。典型的な複合体は、上述した本発明のワニスを基材に含浸させた後、熱風乾燥機等で溶剤分を揮発させて得られる、硬化性樹脂組成物と基材との複合体である。基材としては、ロービングクロス、クロス、チョップドマット、サーフェシングマット等の各種ガラス布;アスベスト布、金属繊維布、及びその他合成若しくは天然の無機繊維布;全芳香族ポリアミド繊維、全芳香族ポリエステル繊維、ポリベンゾオキサゾール繊維等の液晶繊維から得られる織布又は不織布;綿布、麻布、フェルト等の天然繊維布;カーボン繊維布、クラフト紙、コットン紙、紙−ガラス混繊糸から得られる布等の天然セルロース系基材;ポリテトラフルオロエチレン多孔質フィルム;等を単独で、又は2種以上組合せて用いることができる。
上記複合体に占める硬化性樹脂組成物の割合は、複合体全量100質量部に対して、30〜80質量部であることが好ましく、より好ましくは40〜60質量部である。上記割合が30質量部以上である場合、例えば電子基板として使用した際の絶縁信頼性に優れ、80質量部以下である場合、例えば電子基板として使用した際の曲げ弾性率等の機械特性に優れる。
本発明の別の態様は、上述した本発明の硬化性樹脂組成物の硬化物と基材とから構成される硬化物複合体と、金属箔とが積層されている積層板を提供する。本発明の積層板は、好ましくは、上記硬化物複合体と金属箔とが重なって密着しているもので、電子基板の材料として好適に用いられる。金属箔としては例えばアルミ箔及び銅箔を用いることができ、中でも銅箔は電気抵抗が低いため好ましい。金属箔と組合せる硬化物複合体は1枚でも複数枚でもよく、用途に応じて複合体の片面又は両面に金属箔を重ねて積層板に加工する。積層板の製造方法としては、例えば、硬化性樹脂組成物と基材とから構成される本発明の積層体を形成し、これを金属箔と重ねた後、硬化性樹脂組成物を硬化させることにより、硬化物積層体と金属箔とが積層されている本発明の積層板を得る方法が挙げられる。
〔分析方法〕
(1)GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィ)測定
カラムにShodex GPC K−806L×3、溶離液に40℃のクロロホルム、検出器にRI(屈折率計)を使用して測定し、同条件で測定した標準ポリスチレン試料の分子量と溶出時間との関係式から数平均分子量を算出した。
(2)アリル化ポリフェニレンエーテル1分子当たりのフェノール性水酸基の個数測定
高分子論文集,vol.51,No.7(1994),第480頁記載の方法に従い、ポリマーの塩化メチレン溶液にテトラメチルアンモニウムハイドロオキシド溶液を加えたときの318nmにおける吸光度変化を紫外可視吸光光度計で測定した値、及び数平均分子量の値から算出した。
〔使用した原料〕
・ポリフェニレンエーテル:S202A(旭化成ケミカルズ製)上記〔分析方法〕に従って測定した結果、数平均分子量は16,500、1分子鎖当たりのフェノール性水酸基の個数は1.6個であった。
・ビスフェノールA:東京化成工業製
・6質量%ナフテン酸コバルトミネラルスピリット溶液:和光純薬工業製
・ベンゾイルパーオキサイド溶液:BMT K−40(日本触媒製)ベンゾイルパーオキサイドの40質量%キシレン溶液
・テトラブチルアンモニウムヨージド:和光純薬工業製
・クレゾール・ノボラック骨格フェノール樹脂:郡栄化学工業社製 グレード:レヂトップPSM−4261
・臭化アリル:東京化成工業製
・臭化プロピル:東京化成工業製
・2,6−キシレノール:東京化成工業製
・TAIC:和光純薬工業製
・t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート:Perbutyl I(日油製)
スチレン系エラストマー:旭化成ケミカルズ製SOE L606
〔硬化性樹脂組成物の溶解性及び成形性(硬化反応性)の評価試験〕
アリル化ポリフェニレンエーテル8.1g、TAIC3.5g、スチレン系エラストマー0.24g、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート0.70gを混合して硬化性樹脂組成物(C1)を調製する。C1のアリル化ポリフェニレンエーテルとTAICとの組成比は、〔アリル化ポリフェニレンエーテル〕/〔TAIC〕=69.8/30.2〔質量比〕である。C1をトルエン7.8gと混合し、室温(23℃)で攪拌する。6時間攪拌した後、アリル化ポリフェニレンエーテルが溶解した場合は○、溶解しなかった場合は×として表1に記載した。溶解した場合は、溶液をテフロン(登録商標)シート上にキャストした後、熱風乾燥器内で120℃、3分間、加熱乾燥させると固形状の樹脂組成物が得られた。次に熱プレス機を用いて5MPa、170℃の条件で1時間、続いて5MPa、190℃の条件で1時間、圧縮成形することで50mm角、厚み0.5mmの成形片の作製を試みた。硬化反応が進行して硬い成形片が得られた場合は○、硬化反応が十分に進行せず、室温では柔らかい状態の場合は×として表1に記載した。
〔硬化成形物の電気特性の評価方法〕
インピーダンスアナライザー法で、500mV,1MHz〜1GHzの静電容量Cp[F]とコンダクタンスG[S]とを測定し、以下の式より誘電率εr、及び誘電正接tanδを求めた。
εr=(t×Cp)/{π×(d/2)2×ε0
tanδ=G/(2πfCp)
(t:試料厚み〔m〕、d:電極直径、f:測定周波数〔Hz〕、ε0:真空の誘電率=8.854×10-12〔F/m〕)
〔硬化成形物のTg測定方法〕
DSC(示差走査熱量測定)装置を用い、窒素気流下、50℃から20℃/minの昇温速度で250℃まで測定を行い、DSC曲線からガラス転移温度(Tg)を求めた。
[実施例1]
窒素ガスで置換された5Lのフラスコにポリフェニレンエーテル500g、トルエン1,200gを入れ、オイルバスで内温を90℃に調節しながら攪拌溶解させた。さらに40gのビスフェノールAをブタノール70gに溶かした溶液を上記フラスコに攪拌しながら加えた。5分間攪拌を続けた後、6質量%ナフテン酸コバルトミネラルスピリット溶液0.3mlを注射器で加え、5分間攪拌を続けた。続いてベンゾイルパーオキサイド溶液37.5gにトルエン112.5gを加えて、ベンゾイルパーオキサイド濃度が10質量%になるように希釈した溶液を滴下ロートに入れ、上記フラスコに2時間かけて滴下していった。滴下終了後、さらに2時間、90℃で加熱、攪拌を続け反応液(R1)を得た。R1の5mlを採取し、100mlのメタノールに攪拌しながら加えると褐色固形の沈殿物が得られたので、これをろ別し、乾燥させるとアリル化ポリフェニレンエーテル(P1)が得られた。P1を分析した結果、数平均分子量は2,800、1分子当たりのフェノール性水酸基個数は1.9個であった。
R1の温度を50℃に下げ、水酸化ナトリウム62.4gをイオン交換水562gに溶解させた水溶液とテトラブチルアンモニウムヨージド15gとを加えて、5分間攪拌した。続いて臭化アリル548gを加えてから温度50℃で4時間攪拌を続け、反応液(R2)を得た。R2の5mlを採取し、100mlのメタノールに攪拌しながら加えると褐色固形の沈殿物が得られたので、これをろ別、乾燥させてアリル化ポリフェニレンエーテル(P2)を得た。P2を分析した結果、数平均分子量は3,100、1分子当たりのフェノール性水酸基個数は0.02個であった。P2の溶解性及び硬化反応性の評価試験を行った。結果を表1に示す。
[実施例2]
臭化アリルの量を274gにした他は、実施例1と同様に行い、アリル化ポリフェニレンエーテル(P3)を得た。P3を分析した結果、数平均分子量は2,800、1分子当たりのフェノール性水酸基個数は0.04個であった。P3の溶解性及び硬化反応性の評価試験を行った。結果を表1に示す。
[実施例3]
臭化アリルの量を137gにした他は、実施例1と同様に行い、アリル化ポリフェニレンエーテル(P4)を得た。P4を分析した結果、数平均分子量は2,700、1分子当たりのフェノール性水酸基個数は0.18個であった。P4の溶解性及び硬化反応性の評価試験を行った。結果を表1に示す。
[実施例4]
窒素ガスで置換された5Lフラスコにポリフェニレンエーテル500g、トルエン1,200g、2,6−キシレノール5.0gを入れ、攪拌溶解させた。5分間攪拌を続けた後、6質量%ナフテン酸コバルトミネラルスピリット溶液1.0mlを注射器で加え、5分間攪拌を続けた。続いてベンゾイルパーオキサイド溶液37.5gにトルエン112.5gを加えて濃度10質量%に希釈した溶液を滴下ロートに入れ、上記フラスコに2時間かけて滴下していった。滴下終了後、さらに2時間加熱、攪拌を続けて反応液(R3)を得た。R3にクレゾール・ノボラック骨格フェノール樹脂40.0gをブタノール180gに溶解させた溶液を加えて5分間攪拌を続けた後、ベンゾイルパーオキサイド溶液125gにトルエン375gを加えて濃度10質量%に希釈した溶液を滴下ロートに入れ、上記フラスコに2時間かけて滴下していった。滴下終了後、さらに2時間加熱、攪拌を続けた。上記反応液の温度を50℃に下げ、水酸化ナトリウム62.4gをイオン交換水562gに溶解させた水溶液とテトラブチルアンモニウムヨージド15gとを加えて、5分間攪拌した。続いて臭化アリル548gを加えて温度50℃で4時間攪拌を続け、反応液(R3)を得た。R3の5mlを採取し、100mlのメタノールに攪拌しながら加えると褐色固形の沈殿物が得られたので、これをろ別し、乾燥させるとアリル化ポリフェニレンエーテル(P5)が得られた。P5を分析した結果、数平均分子量は2,900、1分子当たりのフェノール性水酸基個数は0.07個であった。P5の溶解性及び硬化反応性の評価試験を行った。結果を表1に示す。
[実施例5]
クレゾール・ノボラック骨格フェノール樹脂のブタノール溶液に代わり、2,6−キシレノール1.0gを用いた他は実施例4と同様に行い、アリル化ポリフェニレンエーテル(P6)を得た。P6を分析した結果、数平均分子量は7,300、1分子当たりのフェノール性水酸基個数は0.02個であった。溶解性及び硬化反応性の評価試験の結果を表1に示す。
[実施例6]
P2を81g、TAIC35g、スチレン系エラストマー2.4g、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート7.0gをトルエン78gと混合し、室温(23℃)で6時間攪拌すると褐色のワニスが得られた。このワニスにガラスクロス(グレード2112、旭化成イーマテリアルズ製)を含浸させ、続いて温風乾燥機で80℃、5分間乾燥させることにより硬化性樹脂組成物とガラスクロスとの複合体(プリプレグ)を作製した。このプリプレグを6枚重ね、両側を銅箔で挟んだものを、プレス機を用いて160℃で2時間、圧縮成形することにより銅張り積層板を作製した。
[比較例1]
臭化アリルの量を27.0gにした他は実施例1と同様に行い、アリル化ポリフェニレンエーテル(P7)を得た。P7を分析した結果、数平均分子量は2,500、1分子当たりのフェノール性水酸基個数は1.2個であった。硬化反応性の評価試験を行った結果、組成物は柔らかく未反応のTAICが表面に残存していた。電気特性の評価結果を表2に示す。
[比較例2]
テトラブチルアンモニウムヨージドを用いない他は実施例1と同様に行い、アリル化ポリフェニレンエーテル(P8)を得た。P8を分析した結果、数平均分子量は2,500、1分子当たりのフェノール性水酸基個数は1.2個であった。溶解性及び硬化反応性の評価試験の結果を表2に示す。
[比較例3]
実施例4と同様の方法で得られたR3に、水酸化ナトリウム62.4gをイオン交換水562gに溶解させた水溶液とテトラブチルアンモニウムヨージド15gとを加えて、5分間攪拌した。続いて臭化アリル548gを加えて温度50℃で4時間攪拌を続けアリル化ポリフェニレンエーテル(P9)を得た。P9を分析した結果、数平均分子量は12,000、1分子当たりのフェノール性水酸基個数は0.02個であった。上記溶解性の評価試験を行った結果、P10は完全に溶解せず、不溶分が見られた。完全に溶解しなかったため、成形性評価を実施することができなかった。
[比較例4]
臭化アリルの代わりに臭化プロピルを用いた他は実施例1と同様に行った。硬化物のTgは実施例1の場合に比べて低かった。
[比較例5]
臭化アリルの代わりに臭化プロピルを用いた他は実施例4と同様に行った。硬化物のTgは実施例1の場合に比べて低かった。
Figure 2012126844
Figure 2012126844
本発明のアリル化ポリフェニレンエーテルは溶剤に対する溶解性に優れ、その硬化物は低誘電率、低誘電正接、及び高Tgを兼備するため、本発明は信号の高速伝送、低損失及び耐熱性が要求される電子基板用途に有用である。

Claims (8)

  1. 1分子当たりのフェノール性水酸基の数が平均0.5個未満であり、かつ数平均分子量が1,000〜8,000である、アリル化ポリフェニレンエーテル。
  2. 下記式(1):
    Figure 2012126844
    [式中、Zは1〜5の整数であり、Jは下記式(2):
    Figure 2012126844
    (式中、R1、R2、R3及びR4は各々独立して、水素原子、アルキル基又はハロゲン原子を表す。)
    で表される単位構造を含むポリフェニレンエーテル分子鎖を表す。]
    で表される構造を有する、請求項1に記載のアリル化ポリフェニレンエーテル。
  3. 1分子当たりのフェノール性水酸基の数が平均0.2個未満である、請求項1又は2に記載のアリル化ポリフェニレンエーテル。
  4. 数平均分子量が2,000〜4,000である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のアリル化ポリフェニレンエーテル。
  5. (A)請求項1〜4のいずれか1項に記載のアリル化ポリフェニレンエーテル5〜95質量部と、(B)分子内に2個以上のビニル基を持つモノマー5〜95質量部と、を含有する、硬化性樹脂組成物。
  6. 請求項5に記載の硬化性樹脂組成物を含有する、ワニス。
  7. 請求項5に記載の硬化性樹脂組成物と基材とから構成される、複合体。
  8. 請求項5に記載の硬化性樹脂組成物の硬化物と基材とから構成される硬化物複合体と、金属箔とが積層されている、積層板。
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