JP2012115380A - 立体視画像取得方法および装置 - Google Patents

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孝夫 桑原
Yasuyoshi Ota
恭義 大田
Tetsuo Kusuki
哲郎 楠木
Yasuko Yahiro
靖子 八尋
Takeshi Kamiya
毅 神谷
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Abstract

【課題】立体視画像撮影の際の実際の撮影角度を高精度に取得し、その実際の撮影角度に基づいて、適切に立体視を行うことができる立体視画像を取得する。
【解決手段】被写体が設置される撮影台14aに設けられたマーカ30を撮影することによってマーカ画像の位置情報を取得し、その取得したマーカ画像の位置情報に基づいて撮影方向の角度を取得する。
【選択図】図7

Description

本発明は、互いに異なる2つの撮影方向からの被写体への放射線の照射によって立体視画像を構成する2つの画像を取得する立体視画像取得方法および装置に関するものである。
従来、複数の画像を組み合わせて表示することにより、視差を利用して立体視できることが知られている。このような立体視できる画像(以下、立体視画像またはステレオ画像という)は、同一の被写体を異なる位置から撮影して取得された互いに視差のある複数の画像に基づいて表示される。
そして、このような立体視画像の表示は、デジタルカメラやテレビなどの分野だけでなく、放射線画像撮影の分野においても利用されている。すなわち、被検者に対して互いに異なる方向から放射線を照射し、その被験者を透過した放射線を放射線画像検出器によりそれぞれ検出して互いに視差のある複数の放射線画像を取得し、これらの放射線画像に基づいて立体視画像を表示することが行われている。
たとえば、特許文献1においては、放射線源をアームの一端部に取り付け、そのアームの中心を軸として回転させることによって放射線画像検出器に対して放射線源を円弧状に移動させ、被検者に対して互いに異なる撮影方向から放射線を照射する装置が開示されている。
特開2010−187916号公報 特開2010−183965公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置のように、アームによって放射線源を移動させる構成では、機械的な精度によって放射線源の位置が所望の撮影角度からずれる場合がある。このように所望の撮影角度からずれた位置の放射線源から放射線を照射して撮影を行ったのでは、立体視画像の奥行方向の分解能が低下したり、適切に立体視することが困難な立体視画像となってしまうおそれがある。
また、たとえば、立体視画像上における所定の2点を指定し、その2点間の距離を計測する場合などにおいては、放射線源の撮影角度の情報が必要となるが、この計測に用いられる撮影角度の情報が、実際の立体視画像撮影時の放射線源の撮影角度とずれている場合には、正確な計測を行うことができない。
なお、特許文献2においては、乳房を圧迫する圧迫板に対してマーカを設け、そのマーカを撮影することによって実際の放射線の撮影角度を取得する方法が提案されているが、マーカの位置情報に基づいて実際の放射線の撮影角度を取得するには、マーカと放射線画像検出器との距離の情報が必要となるが、マーカが設けられる圧迫板は圧迫によって変形したりするので圧迫板の位置情報を取得したとしても、その位置情報がマーカの位置情報とは異なる場合があり、マーカと放射線画像検出器との正確な距離情報を取得することができない。
また、圧迫板の位置の制御もミリ単位で行われるため、圧迫板の位置情報、すなわちマーカの位置情報もその程度の精度でしか取得することができず、マーカと放射線画像検出器との距離情報を高精度に取得することができない。すなわち、マーカと放射線画像検出器との正確な距離情報を取得することができないので、実際の放射線源の撮影角度についても高精度に取得することができない。
本発明は、上記の事情に鑑み、立体視画像撮影の際の実際の撮影角度を高精度に取得することができ、その実際の撮影角度に基づいて、適切に立体視を行うことができる立体視画像を取得する立体画像取得方法および装置を提供することを目的とする。
本発明の立体視画像取得方法は、互いに異なる2つの撮影方向からの被写体への放射線の照射によって立体視画像を構成する撮影方向毎の2つの放射線画像を取得する立体視画像取得方法において、被写体が設置される撮影台に設けられたマーカ、または被写体を透過した放射線の照射を受けて放射線画像を検出する放射線画像検出器と放射線を照射する放射線源との間に着脱可能に設置されるファントムに設けられたマーカに対し、上記撮影方向からの放射線を照射することによって放射線画像検出器により検出されたマーカ画像の位置情報を取得し、その取得したマーカ画像の位置情報に基づいて、上記撮影方向の角度を取得することを特徴とする。
本発明の立体視画像取得装置は、互いに異なる2つの撮影方向からの被写体への放射線の照射によって立体視画像を構成する撮影方向毎の2つの放射線画像を取得する立体視画像取得装置において、被写体が設置される撮影台に設けられたマーカ、または被写体を透過した放射線の照射を受けて放射線画像を検出する放射線画像検出器と放射線を照射する放射線源との間に着脱可能に設置されるファントムに設けられたマーカに対し、上記撮影方向からの放射線を照射することによって放射線画像検出器により検出されたマーカ画像の位置情報を取得するマーカ位置情報取得部と、マーカ位置情報取得部によって取得されたマーカ画像の位置情報に基づいて、上記撮影方向の実際の角度を取得する角度取得部とを備えたことを特徴とする。
また、上記本発明の立体視画像取得装置においては、放射線を照射する放射線源の位置を制御する放射線源位置制御部を設け、その放射線源位置制御部を、角度取得部によって取得された上記撮影方向の実際の角度と上記撮影方向について予め設定された設定角度とが異なる場合には、上記撮影方向が予め設定された角度となるように放射線源の位置を調整することができる。
また、撮影方向について予め設定された設定角度の情報に基づいて所定の演算処理を行う演算処理部を設け、その演算処理部を、角度取得部によって取得された上記撮影方向の実際の角度と上記撮影方向について予め設定された設定角度とが異なる場合には、設定角度を実際の角度に変更して演算処理を行うものとできる。
また、立体視画像上における所定の2点の指定を受け付ける点指定受付部を設け、演算処理部を、点指定受付部において受け付けられ2点間の距離を演算するものとできる。
また、マーカを、撮影台の一箇所に設けるようにできる。
また、マーカを、放射線画像検出器の検出面に対して垂直方向について撮影台の互いに異なる複数の位置に設けるようにできる。
また、マーカを、ファントムの一箇所に設けるようにできる。
また、マーカを、放射線画像検出器の検出面に対して垂直方向についてファントムの互いに異なる複数の位置に設けるようにできる。
本発明の立体視画像取得方法および装置によれば、被写体が設置される撮影台またはファントムに設けられたマーカを撮影することによってマーカ画像の位置情報を取得し、その取得したマーカ画像の位置情報に基づいて、放射線の撮影方向の角度を取得するようにしたので、上述した圧迫板にマーカを設けた場合のように放射線画像検出器とマーカとの距離が変化することがないので、より高精度に放射線の撮影方向の角度を取得することができる。
そして、たとえば、その取得した撮影方向の角度が所望の角度とは異なる場合には、所望の撮影方向の角度に調整することができるので、適切に立体視を行うことができる立体視画像を取得することができる。また、奥行方向の分解能の低下を防止することができる。
また、たとえば、立体視画像上における2点間の指定を受け付け、その受け付けた2点間の距離を、放射線の撮影方向の角度に基づいて算出する場合には、高精度に取得された実際の撮影方向の角度に基づいて2点間の距離を算出することができるので、より精度の高い距離情報を算出することができる。
本発明の立体視画像取得装置の第1の実施形態を用いた乳房画像撮影表示システムの概略構成図 図1に示す乳房画像撮影表示システムにおいてアーム部を撮影角度θだけ傾けた状態を示す図 撮影台上に設けられたマーカの一例を示す図 図1に示す乳房画像撮影表示システムのコンピュータ内部の概略構成を示すブロック図 立体カーソルの位置を奥行方向に移動させるホイールマウスの一例を示す図 本発明の立体視画像取得装置の第1の実施形態を用いた乳房画像撮影表示システムの作用を説明するためのフローチャート マーカ画像に基づいて実際の撮影角度を取得する方法を説明するための図 右目用放射線画像と左目用放射線画像とステレオ画像との一例を模式的に示す図 2つのマーカ画像に基づいて実際の撮影角度を取得する方法を説明するための図 マーカが設けられたファントムの一例を示す図 2つのマーカが設けられたファントムの一例を示す図 本発明の立体視画像取得装置の第2の実施形態を用いた乳房画像撮影表示システムの概略構成図 本発明の立体視画像取得装置の第2の実施形態を用いた乳房画像撮影表示システムの作用を説明するためのフローチャート 立体カーソルによって指定された2点間の距離の演算方法を説明するための図
以下、図面を参照して本発明の立体視画像取得装置の第1の実施形態を用いた乳房画像撮影表示システムについて説明する。図1は、本実施形態の乳房画像撮影表示システム全体の概略構成を示す図である。
本実施形態の乳房画像撮影表示システムは、図1に示すように、乳房画像撮影装置1と、乳房画像撮影装置1に接続されたコンピュータ2と、コンピュータ2に接続されたモニタ3および入力部4とを備えている。
そして、乳房画像撮影装置1は、図1に示すように、基台21と、基台21に対し上下方向(Z方向)に移動可能であり、かつ回転可能な回転軸12と、回転軸12により基台21と連結されたアーム部13を備えている。なお、図2には、図1の右方向から見たアーム部13を示している。
アーム部13はアルファベットのCの形をしており、その一端には撮影台14が、その他端には撮影台14と対向するように放射線源ユニット16が取り付けられている。アーム部13の上下方向の移動は、基台21に組み込まれたアームコントローラ31により制御される。
撮影台14の内部には、フラットパネルディテクタ等の放射線画像検出器15と、放射線画像検出器15からの電荷信号の読み出しなどを制御する検出器コントローラ33が備えられている。
また、撮影台14の内部には、放射線画像検出器15から読み出された電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプや、チャージアンプから出力された電圧信号をサンプリングする相関2重サンプリング回路や、電圧信号をデジタル信号に変換するAD変換部などが設けられた回路基板なども設置されている。
また、図3に示すように、撮影台14の上壁14aの表側(放射線照射側)14bには、アーム部13(放射線源ユニット16)の撮影角度を計測するためのマーカ30が設けられている。マーカ30は、たとえば、放射線を吸収する鉛などの放射線吸収部材によって形成されるが、これに限らず、放射線画像上においてマーカ30の画像が明確に現れるものであればその他の材料によって形成するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、マーカ30は、図3に示すように、撮影台14(放射線画像検出器15)の胸壁側とは反対側の辺の左右方向(X方向)の略中心から上下方向(Y方向)に向かって伸びる線分形状で形成されている。そして、マーカ30の長さは、マーカ30の放射線画像検出器15の検出面上における投影像が、被写体の投影像に重ならない程度の長さに設定されている。すなわち、放射線画像検出器15によって検出された放射線画像における被写体領域(乳房領域)にマーカ画像が重ならないような長さに設定されている。
なお、本実施形態においては、マーカ30を上述したような線分形状としたが、これに限らずその他の形状としてもよい。また、マーカ30の位置についても、上述した位置に限らず、マーカ画像が放射線画像検出器15によって検出される位置であって、かつ放射線画像における被写体領域にマーカ画像が重ならない位置であればその他の位置としてもよい。
また、放射線画像における被写体領域にマーカ画像が重なる位置にマーカ30を設けるようにした場合には、撮影された放射線画像に画像処理を施してマーカ画像のみを取り除くようにしてもよい。
放射線画像検出器15は、放射線画像の記録と読出しを繰り返して行うことができるものであり、放射線の照射を直接受けて電荷を発生する、いわゆる直接型の放射線画像検出器を用いてもよいし、放射線を一旦可視光に変換し、その可視光を電荷信号に変換する、いわゆる間接型の放射線画像検出器を用いるようにしてもよい。また、放射線画像信号の読出方式としては、TFT(thin film transistor)スイッチをオン・オフされることによって放射線画像信号が読みだされる、いわゆるTFT読出方式のものや、読取光を照射することによって放射線画像信号が読み出される、いわゆる光読出方式のものを用いることが望ましいが、これに限らずその他のものを用いるようにしてもよい。
放射線源ユニット16の中には放射線源17と、放射線源コントローラ32が収納されている。放射線源コントローラ32は、放射線源17から放射線を照射するタイミングと、放射線源17における放射線発生条件(管電流、時間、管電圧等)を制御するものである。
また、アーム部13の中央部には、撮影台14の上方に配置されて乳房を押さえつけて圧迫する圧迫板18と、その圧迫板18を支持する支持部20と、支持部20を上下方向に移動させる移動機構19が設けられている。圧迫板18の位置、圧迫圧は、圧迫板コントローラ34により制御される。
コンピュータ2は、中央処理装置(CPU)および半導体メモリやハードディスクやSSD等のストレージデバイスなどを備えており、これらのハードウェアによって、図4に示すような制御部40、放射線画像記憶部41、放射線画像表示制御部42、立体カーソル表示制御部43、マーカ位置情報取得部44および角度取得部45が構成されている。
制御部40は、各種のコントローラ31〜35に対して所定の制御信号を出力し、システム全体の制御を行うものである。具体的な制御方法については後で詳述する。
放射線画像記憶部41は、互いに異なる2つの撮影方向からの撮影によって放射線画像検出器15によって検出された2枚の放射線画像信号を予め記憶するものである。
放射線画像表示制御部42は、放射線画像記憶部41から読み出された放射線画像信号に対して所定の信号処理を施した後、モニタ3に被検者Mの乳房のステレオ画像を表示させるものである。
立体カーソル表示制御部43は、立体カーソルを構成する、左右方向に相対的な視差量を有する右目用カーソル画像信号と左目用カーソル画像信号とを生成し、これらをモニタ3にそれぞれ表示させることによって立体視可能な立体カーソルを表示させるものである。
また、立体カーソル表示制御部43は、観察者による入力部4からの入力に応じてモニタ3に表示された立体カーソルをステレオ画像の奥行方向および面内方向に移動させるものである。なお、面内方向とは、奥行方向に対して直交する面内の方向のことをいう。奥行方向をZ方向とした場合、そのZ方向に直交するX−Y面内の方向のことをいう。
具体的には、立体カーソル表示制御部43は、入力部4からの入力に応じて右目用カーソル画像信号と左目用カーソル画像信号との相対的な左右の視差量を変更することによって立体カーソルを奥行方向に移動させるものである。また、立体カーソル表示制御部43は、入力部4からの入力に応じて右目用カーソル画像信号と左目用カーソル画像信号との相対的な左右のシフト量を維持した状態で、これらの表示位置を左右方向および上下方向に変更することによって立体カーソルを面内方向に移動させるものである。
マーカ位置情報取得部44は、所定の撮影角度からの放射線の照射によって撮影台14に設けられたマーカ30を撮影することによって得られた放射線画像に基づいて、その放射線画像内におけるマーカ画像の位置情報を取得するものである。
角度取得部45は、マーカ位置情報取得部44において取得されたマーカ画像の位置情報と、予め設定された放射線画像検出器15の検出面とマーカ30との距離情報とに基づいて、アーム部13(放射線源17)の撮影角度の情報を取得するものである。撮影角度の取得方法については、後で詳述する。
入力部4は、たとえば、キーボードやマウスなどのポインティングデバイスから構成されるものであり、撮影者による撮影条件や撮影開始指示の入力などを受け付けるものである。特に、本実施形態においては、立体カーソルの奥行方向の位置を移動させるものとして、図5に示すようなホイールマウス51が用いられる。ホイールマウス51は、回転ホイール52を備えており、この回転ホイール52を観察者が回転させることによって立体カーソルの奥行方向の位置が変更される。
モニタ3は、コンピュータ2から出力された2つの放射線画像信号を用いてステレオ画像表示するとともに、そのステレオ画像上に立体カーソルを表示するものであるが、その構成としては、たとえば、2つのモニタを用いて2つの放射線画像信号に基づく放射線画像をそれぞれ表示させて、これらをハーフミラーや偏光グラスなどを用いることで一方の放射線画像は観察者の右目に入射させ、他方の放射線画像は観察者の左目に入射させることによってステレオ画像を表示する構成を採用することができる。または、たとえば、2つの放射線画像を所定の視差量だけずらして重ね合わせて表示し、これを偏光グラスで観察することでステレオ画像を生成する構成としてもよいし、もしくはパララックスバリア方式およびレンチキュラー方式のように、2つの放射線画像を立体視可能な3D液晶に表示することによってステレオ画像を生成する構成としてもよい。
次に、本実施形態の乳房画像撮影表示システムの作用について、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、被写体である乳房の撮影の前に、アーム部13の撮影角度を調整するために撮影台14に設けられたマーカ30の撮影が行われる(S10)。
具体的には、入力部4においてマーカ画像の撮影開始の指示が入力され、その指示入力に応じて制御部40は、予め設定されたステレオ画像の撮影のための設定撮影角度θsを読み出し、その読み出した設定撮影角度θsの情報をアームコントローラ31に出力する。なお、本実施形態においては、このときの設定撮影角度θsの情報として0°と4°とが予め記憶されているものとするが、これに限らず、撮影者によって入力部4において任意の設定撮影角度を設定可能である。
そして、アームコントローラ31において、制御部40から出力された設定撮影角度θsの情報が受け付けられ、アームコントローラ31は、まず、設定撮影角度θs=0°の情報に基づいて、図2に示すように、アーム部13が、0°の方向となるように制御信号を出力する。なお、本実施形態における0°の方向とは、放射線画像検出器15の検出面の中央を通る垂線に対して放射線源17から照射される放射線の光軸がX−Z面内において0°の方向であることを意味する。
そして、このアームコントローラ31から出力された制御信号に応じてアーム部13が所定の位置に設置された後、制御部40は、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射と放射線画像信号の読出しを行うよう制御信号を出力する。この制御信号に応じて、放射線源17から放射線が射出され、マーカ30を撮影した放射線画像が放射線画像検出器15によって検出され、検出器コントローラ33によって放射線画像信号が読み出され、その放射線画像信号に対して所定の信号処理が施された後、コンピュータ2の放射線画像記憶部41に記憶される。
次に、放射線画像記憶部41に記憶されたマーカ画像を含む放射線画像信号が読み出され、マーカ位置情報取得部44に入力される。マーカ位置情報取得部44は、入力された放射線画像信号に基づいて、放射線画像全体におけるマーカ画像の位置情報を取得する(S12)。
そして、マーカ位置情報取得部44によって取得されたマーカ画像の位置情報は、角度取得部45に出力され、角度取得部45は、入力されたマーカ画像の位置情報に基づいてアーム部13の実際の撮影角度を取得する(S14)。具体的には、角度取得部45には、放射線画像の左右方向(X方向)の中央位置の座標が予め設定されており、角度取得部45は、中央位置座標とマーカ画像の位置情報とのズレ量を取得し、このズレ量と、放射線画像検出器15の検出面とマーカ30とのZ方向の距離Dとに基づいて、アーム部13の撮影角度を取得する。
たとえば、アーム部13(放射線源17)の実際の撮影角度θrが設定撮影角度θsと同じ0°である場合には、図7に示すように、放射線画像Gの左右方向(X方向)の中央位置にマーカ画像MG1が位置することになるので、中央位置座標とマーカ画像MG1とのズレ量はゼロとなる。そして、角度取得部45において、tanθr=0/Dが算出され、実際の撮影角度θr=0°が算出される。
一方、アーム部13(放射線源17)の機械的な精度により、アーム部13の実際の撮影角度θrが設定撮影角度θs=0°と異なる場合には、図7に示すように、マーカ画像MG2の位置が、放射線画像Gの左右方向(X方向)の中央位置からずれることになるので、中央位置座標とマーカ画像MG1とのズレ量dが取得される。そして、角度取得部45において、tanθr=d/Dが算出され、実際の撮影角度θrが算出される。
次に、アームコントローラ31は、設定撮影角度θs=4°の情報に基づいて、アーム部13が放射線画像検出器15の検出面に対して4°の方向となるように制御信号を出力する。なお、本実施形態における4°の方向とは、放射線画像検出器15の検出面の中央を通る垂線に対して放射線源17から照射される放射線の光軸がX−Z面内において4°の方向であることを意味する。
そして、このアームコントローラ31から出力された制御信号に応じてアーム部13が所定の位置に設置された後、上記と同様にしてマーカ画像を含む放射線画像信号が取得され、放射線画像記憶部41に記憶される。
そして、上記と同様にして、マーカ位置情報取得部44によってマーカ画像の位置情報が取得され後、角度取得部45において、マーカ画像の位置情報に基づいて、アーム部13の実際の撮影角度が取得される。
次に、制御部40は、角度取得部45において取得された実際の撮影角度θrと予め設定された設定撮影角度θsとを、0°と4°とについてそれぞれ比較する(S16)。
そして、制御部40は、実際の撮影角度θrと設定撮影角度θsとが異なる場合には、実際の撮影角度θrが設定撮影角度θsと一致するように調整する(S16,NO)。具体的には、たとえば、設定撮影角度が0°に対して実際の撮影角度θrが0.5°である場合には、設定撮影角度を−0.5°に調整する。また、たとえば、設定撮影角度が4°に対して実際の撮影角度θrが3.5°である場合には、設定撮影角度を4.5°に調整する。
上述したようにして設定撮影角度の調整が行われた後、被写体である乳房の撮影が行われる。具体的には、まず、撮影台14の上に患者の乳房Mが設置され、圧迫板18により乳房Mが所定の圧力によって圧迫される(S20)。
そして、入力部4において撮影開始の指示があると乳房Mのステレオ画像を構成する2枚の放射線画像のうちの1枚目の放射線画像の撮影が行われる(S22)。
具体的には、制御部40が、上述したようにして0°方向について調整された設定撮影角度θs’を読み出し、その読み出した調整後の設定撮影角度θs’の情報をアームコントローラ31に出力する。
そして、アームコントローラ31において、制御部40から出力された設定撮影角度θs’の情報が受け付けられ、アームコントローラ31は、その調整後の設定撮影角度θs’に応じた制御信号をアーム部13に出力する。
アーム部13は、入力された設定撮影角度θs’に応じた制御信号に基づいて回転し、その結果、アーム部13の実際の撮影角度は0°に設定される。続いて、制御部40は、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射と放射線画像信号の読出しを行うよう制御信号を出力する。この制御信号に応じて、放射線源17から放射線が射出され、乳房を0°方向から撮影した放射線画像が放射線画像検出器15によって検出され、検出器コントローラ33によって放射線画像信号が読み出され、その放射線画像信号に対して所定の信号処理が施された後、コンピュータ2の放射線画像記憶部41に記憶される。
次に、ステレオ画像を構成する2枚の放射線画像のうちの2枚目の放射線画像の撮影が行われる(S24)。
具体的には、1枚目の放射線画像の撮影と同様に、制御部40が、4°方向について調整された設定撮影角度θs’を読み出し、その読み出した設定撮影角度θs’の情報をアームコントローラ31に出力する。
そして、アームコントローラ31において、制御部40から出力された設定撮影角度θs’の情報が受け付けられ、アームコントローラ31は、その調整後の設定撮影角度θs’に応じた制御信号をアーム部13に出力する。
アーム部13は、入力された設定撮影角度θs’に応じた制御信号に基づいて回転し、その結果、アーム部13の実際の撮影角度は4°に設定される。続いて、制御部40は、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射と放射線画像信号の読出しを行うよう制御信号を出力する。この制御信号に応じて、放射線源17から放射線が射出され、乳房を4°方向から撮影した放射線画像が放射線画像検出器15によって検出され、検出器コントローラ33によって放射線画像信号が読み出され、その放射線画像信号に対して所定の信号処理が施された後、コンピュータ2の放射線画像記憶部41に記憶される。
そして、放射線画像記憶部41に記憶された2枚の放射線画像信号が読み出され、放射線画像表示制御部42においてこれらの放射線画像信号に対して所定の処理が施された後、モニタ3に出力され、モニタ3において、右目用放射線画像と左目用放射線画像とがそれぞれ表示されて乳房のステレオ画像が表示される(S26)。図8は、右目用放射線画像と左目用放射線画像とステレオ画像との一例を模式的に示した図である。
また、このとき、図8に示すように、モニタ3において、立体カーソル表示制御部43によって右目用カーソル画像CRと左目用カーソル画像CLとが表示されて立体カーソルCGが表示される。
一方、図6のS16において、設定撮影角度θsと実際の撮影角度θrとが一致する場合には、設定撮影角度θsの調整は行われず、上記と同様にしてS20〜S26の処理が行われる。
ここで、上記第1の実施形態の説明においては、マーカ30を撮影台14の上壁14aの表側14b(放射線照射側)のみに設ける場合について説明したが、これに限らず、たとえば、図9に示すように、撮影台14の上壁14aの裏側14cにもマーカ50を設けるようにしてもよい。マーカ50は、マーカ30とはZ方向の位置が異なるのみであり、その他はマーカ30と同様である。
そして、このように2つのマーカを設ける場合には、マーカ位置情報取得部44において、マーカ30のマーカ画像の位置情報とマーカ50のマーカ画像の位置情報とをそれぞれ取得し、角度取得部45において、2つのマーカ30,50の位置情報に基づいて、実際の撮影角度θrを算出するようにすればよい。
具体的には、マーカ30のマーカ画像の位置情報とマーカ50のマーカ画像の位置情報とのズレ量を算出し、このズレ量に基づいて実際の撮影角度θrを取得するようにすればよい。たとえば、設定撮影角度θsが0°の場合に、マーカ30のマーカ画像とマーカ50のマーカ画像とが、図9に示すように、ともにMG1の位置に重なって現れた場合には、これらのズレ量は0であるので、実際の撮影角度θrとしては設定撮影角度θsと同じ0°が算出される。
一方、設定撮影角度θsが0°の場合に、図9に示すように、マーカ30のマーカ画像がMG3の位置に現れ、マーカ50のマーカ画像が、MG2の位置に現れた場合には、これらのズレ量dと、マーカ30,50のマーカ画像の放射線画像のX方向の略中央に対するズレ方向とに基づいて実際の撮影角度θrが算出される。
なお、マーカ30のマーカ画像とマーカ50のマーカ画像とのズレ量と実際の撮影角度θrとの対応関係については、マーカ30とマーカ50との距離に基づいて予め算出されており、角度取得部45に予め設定されているものとする。
上述した第1の実施形態のように、撮影台14にマーカ30を1つだけ設けるようにした場合には、撮影台14上のマーカ30と放射線画像検出器15の検出面とのZ方向の距離Dが既知である必要があるため、撮影台14と放射線画像検出器15とが一体に構成された乳房画像撮影装置にしか利用することができないが、上述したように撮影台14に2つのマーカ30,50とを設けるようにすれば、実際の撮影角度θrを算出する際に撮影台14と放射線画像検出器15との距離Dを用いないので、撮影台14と放射線画像検出器15との距離Dが既知な装置に限らず、たとえば可搬型の放射線画像検出器が設置される乳房画像撮影装置であって撮影台14と放射線画像検出器15との距離Dが既知でない装置においても撮影角度θrを算出することができる。
また、上記第1の実施形態においては、マーカ30を撮影台14に設けるようにしたが、これに限らず、図10に示すように、撮影台14の上に着脱可能であって、箱体として構成されたファントム60の上にマーカ61を設けるようにしてもよい。
そして、被写体である乳房の撮影の前に、撮影台14上にファントム60を設置し、上記と同様にしてマーカ61のマーカ画像を撮影することによって実際の撮影角度θrを算出するようにしてもよい。なお、この場合には、放射線画像検出器15の検出面とファントム60のマーカ61とのZ方向についての距離は予め設定されており、その距離とマーカ画像の位置とに基づいて実際の撮影角度θrが算出されるものとする。
このようにファントム60を用いるようにすれば、被写体である乳房の撮影時にはファントム60を取り外すことができるので、マーカ61のマーカ画像が放射線画像内に写り込むのを防止することができる。
さら、図11に示すように、ファントム60の表側(放射線照射側)にマーカ61を設けるとともに、裏側にもマーカ62を設けるようにしてもよい。この場合の実際の撮影角度θrの算出方法については、上述した撮影台14の上壁14aの表側14bと裏側14cとの両方にマーカ30,50を設けた場合と同様である。
次に、本発明の立体視画像取得装置の第2の実施形態を用いた乳房画像撮影表示システムについて説明する。第2の実施形態の乳房画像撮影表示システムの全体概略構成は、図1に示す第1の実施形態の乳房画像撮影表示システムと同様である。
そして、第2の実施形態の乳房画像撮影表示システムは、モニタ3に表示されたステレオ画像上における所定の2点の指定を受け付け、その2点間の距離を算出するように構成されたものであるが、その2点間の距離を算出する際、予め設定された設定撮影角度θsを用いるのではなく、上記第1の実施形態で算出したような実際の撮影角度θrを用いるようにしたものである。
具体的には、第2の実施形態の乳房画像撮影表示システムのコンピュータ2は、図12に示すように、ステレオ画像上において指定された2点の位置情報を受け付け、その2点の位置情報と角度取得部45において取得された実際の撮影角度θrとに基づいて上記2点間の距離を算出する距離演算部46を備えている。
次に、本実施形態の乳房画像撮影表示システムの作用について、図13に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、被写体である乳房の撮影の前に、距離演算用の実際の撮影角度を取得するために撮影台14に設けられたマーカ30の撮影が行われる(S30)。なお、マーカ画像の位置情報の取得(S32)とそのマーカ画像の位置情報に基づいて実際の撮影角度θrを取得する方法(S34)については、上記第1の実施形態で説明したS12〜S14の作用と同様である。
次に、制御部40は、角度取得部45において取得された実際の撮影角度θrと予め設定された設定撮影角度θsとを、0°と4°とについてそれぞれ比較する(S36)。
そして、制御部40は、実際の撮影角度θrと設定撮影角度θsとが異なる場合には、距離演算用の撮影角度を設定撮影角度θsから実際の撮影角度θrに変更する(S36,NO)。なお、上記第1の実施形態においては、実際に乳房を撮影する際に用いられる設定撮影角度を調整するようにしたが、第2の実施形態においてはこのような調整は行わない。すなわち、乳房を撮影する際には、実際の撮影角度θrによって撮影が行われるものとする。
一方、実際の撮影角度θrと設定撮影角度θsとが一致する場合には、制御部40は、距離演算用の撮影角度として設定撮影角度θsを取得する(S36,YES)。
上述したようにして距離演算用の撮影角度の取得が行われた後、被写体である乳房の撮影が行われる。具体的には、まず、撮影台14の上に患者の乳房Mが設置され、圧迫板18により乳房Mが所定の圧力によって圧迫される(S40)。
そして、入力部4において撮影開始の指示があると乳房Mのステレオ画像を構成する2枚の放射線画像のうちの1枚目の放射線画像の撮影が行われる(S42)。
具体的には、制御部40が、予め設定された設定撮影角度θs=0°の情報を読み出し、その読み出した設定撮影角度θsの情報をアームコントローラ31に出力する。
そして、アームコントローラ31において、制御部40から出力された設定撮影角度θsの情報が受け付けられ、アームコントローラ31は、その設定撮影角度θsに応じた制御信号をアーム部13に出力する。
アーム部13は、入力された設定撮影角度θs=0°に応じた制御信号に基づいて回転する。続いて、制御部40は、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射と放射線画像信号の読出しを行うよう制御信号を出力する。この制御信号に応じて、放射線源17から乳房に放射線が照射され、その放射線画像が放射線画像検出器15によって検出され、検出器コントローラ33によって放射線画像信号が読み出され、その放射線画像信号に対して所定の信号処理が施された後、コンピュータ2の放射線画像記憶部41に記憶される。
次に、ステレオ画像を構成する2枚の放射線画像のうちの2枚目の放射線画像の撮影が行われる(S44)。
具体的には、1枚目の放射線画像の撮影と同様に、制御部40が、設定撮影角度θs=4°を読み出し、その読み出した設定撮影角度θsの情報をアームコントローラ31に出力する。
そして、アームコントローラ31において、制御部40から出力された設定撮影角度θsの情報が受け付けられ、アームコントローラ31は、その設定撮影角度θsに応じた制御信号をアーム部13に出力する。
アーム部13は、入力された設定撮影角度θs=4°に応じた制御信号に基づいて回転する。続いて、制御部40は、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射と放射線画像信号の読出しを行うよう制御信号を出力する。この制御信号に応じて、放射線源17から乳房に放射線が照射され、その放射線画像が放射線画像検出器15によって検出され、検出器コントローラ33によって放射線画像信号が読み出され、その放射線画像信号に対して所定の信号処理が施された後、コンピュータ2の放射線画像記憶部41に記憶される。
なお、上記のようにして2枚の放射線画像信号が放射線画像記憶部41に記憶されるが、このとき、上記で取得した距離演算用の撮影角度が紐付けされて一緒に記憶される。
そして、放射線画像記憶部41に記憶された2枚の放射線画像信号が読み出され、放射線画像表示制御部42においてこれらの放射線画像信号に対して所定の処理が施された後、モニタ3に出力され、モニタ3において、右目用放射線画像と左目用放射線画像とがそれぞれ表示されて乳房のステレオ画像が表示される(S46)。図8は、右目用放射線画像と左目用放射線画像とステレオ画像との一例を模式的に示した図である。
また、このとき、図8に示すように、モニタ3において、立体カーソル表示制御部43によって右目用カーソル画像CRと左目用カーソル画像CLとが表示されて立体カーソルCGが表示される。
ここで、図8に示すようなステレオ画像上において、たとえば、腫瘤や石灰化の大きさやニップルからの距離などを計測した場合などがある。そのような場合には、観察者によって立体カーソルCGを用いて所定の2点が指定される(S48)。
そして、立体カーソルCGによって指定された2点の位置情報は、距離演算部46に入力される。距離演算部46は、入力された2点の位置情報と、現在、モニタ3に表示されているステレオ画像を構成する放射線画像信号と紐付けされて記憶されている距離演算用の撮影角度とを取得し、これらに基づいて上記2点間の距離を演算する(S50)。
ここで、立体カーソルCGによって指定された2点の位置情報と撮影角度とに基づいて、2点間の距離を演算する方法について、図14を参照しながら詳細に説明する。
まず、図14に示すように、立体カーソルCGで指定された1点をA(x,y,Z)、設定撮影角度θs=0°で撮影した画像上における立体カーソルCGを構成する画像(右目用カーソル画像CRまたは左目用カーソル画像CL)の座標をA(x,y)、設定撮影角度θs=4°で撮影した画像上における立体カーソルCGを構成する画像(右目用カーソル画像CRまたは左目用カーソル画像CL)の座標をA(x,y)とすると、このAとAとの距離lは下式(1)で表すことができる。
そして、撮影台14のマーカ30が設けられた面14bから放射線源17までの距離をRとすると相似関係から下式(2)の関係となる。
ここで、L=Rsinθと近似すると、下式(3)となり、ZAを求めることができる。
次に、点Aのx座標については、設定撮影角度θ=4°のときの放射線源17の座標を(xθ,yθ)とすると、xθ=Rsinθ、近似的にyθ=0となる。したがって、下式(4)の関係となり、xを求めることができる。
次に、点Aのy座標については、相似関係から下式(5)を導き出すことができ、これよりyを求めることができる。
上記と同様にして立体カーソルCGによって指定されたもう一つの点B(x,y,z)についても求めることができ、立体カーソルCGによって指定された点Aと点Bとの距離Dを下式(6)により算出することができる。
そして、距離演算部46において演算された2点間の距離情報は制御部40に出力され、制御部40は入力された2点間の距離情報をモニタ3に表示させる(S52)。
なお、上記実施形態においては、放射線源ユニット16と撮影台14とが、アーム部13を介して一体的に構成された乳房画像撮影表示システムについて説明したが、これに限らず、放射線源ユニットと撮影台とが別体として設けられた構成としてもよい。
また、上記実施形態の乳房画像撮影表示システムにおいて、乳房に挿入され、乳房の一部の組織を搾取する生検針を有する生検針ユニットを設け、いわゆるステレオバイオプシとして構成するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、本発明の立体視画像取得装置を乳房画像撮影表示システムに適用するようにしたが、被写体は乳房に限定されるものではなく、乳房以外の胸部撮影用などのいわゆる一般撮影用の放射線画像撮影装置に適用するようにしてもよい。
1 乳房画像撮影装置
2 コンピュータ
3 モニタ
4 入力部
13 アーム部
14 撮影台
14a 上壁
14b 表側
14c 裏側
15 放射線画像検出器
16 放射線源ユニット
17 放射線源
18 圧迫板
30,50 マーカ
31 アームコントローラ
32 放射線源コントローラ
33 検出器コントローラ
34 圧迫板コントローラ
40 制御部
41 放射線画像記憶部
42 放射線画像表示制御部
43 立体カーソル表示制御部
44 マーカ位置情報取得部
45 角度取得部
46 距離演算部
60 ファントム
61,62 マーカ

Claims (9)

  1. 互いに異なる2つの撮影方向からの被写体への放射線の照射によって立体視画像を構成する前記撮影方向毎の2つの放射線画像を取得する立体視画像取得方法において、
    前記被写体が設置される撮影台に設けられたマーカ、または前記被写体を透過した放射線の照射を受けて前記放射線画像を検出する放射線画像検出器と前記放射線を照射する放射線源との間に着脱可能に設置されるファントムに設けられたマーカに対し、前記撮影方向からの放射線を照射することによって前記放射線画像検出器により検出されたマーカ画像の位置情報を取得し、
    該取得したマーカ画像の位置情報に基づいて、前記撮影方向の角度を取得することを特徴とする立体視画像取得方法。
  2. 互いに異なる2つの撮影方向からの被写体への放射線の照射によって立体視画像を構成する前記撮影方向毎の2つの放射線画像を取得する立体視画像取得装置において、
    前記被写体が設置される撮影台に設けられたマーカ、または前記被写体を透過した放射線の照射を受けて前記放射線画像を検出する放射線画像検出器と前記放射線を照射する放射線源との間に着脱可能に設置されるファントムに設けられたマーカに対し、前記撮影方向からの放射線を照射することによって前記放射線画像検出器により検出されたマーカ画像の位置情報を取得するマーカ位置情報取得部と、
    該マーカ位置情報取得部によって取得されたマーカ画像の位置情報に基づいて、前記撮影方向の実際の角度を取得する角度取得部とを備えたことを特徴とする立体視画像取得装置。
  3. 前記放射線を照射する放射線源の位置を制御する放射線源位置制御部を備え、
    該放射線源位置制御部が、前記角度取得部によって取得された前記撮影方向の実際の角度と前記撮影方向について予め設定された設定角度とが異なる場合には、前記撮影方向が前記予め設定された角度となるように前記放射線源の位置を調整するものであることを特徴とする請求項2項記載の立体視画像取得装置。
  4. 前記撮影方向について予め設定された設定角度の情報に基づいて所定の演算処理を行う演算処理部を備え、
    該演算処理部が、前記角度取得部によって取得された前記撮影方向の実際の角度と前記撮影方向について予め設定された設定角度とが異なる場合には、前記設定角度を前記実際の角度に変更して前記演算処理を行うものであることを特徴とする請求項2項記載の立体視画像取得装置。
  5. 前記立体視画像上における所定の2点の指定を受け付ける点指定受付部を備え、
    前記演算処理部が、前記点指定受付部において受け付けられ2点間の距離を演算するものであることを特徴とする請求項4記載の立体視画像取得装置。
  6. 前記マーカが、前記撮影台の一箇所に設けられるものであることを特徴とする請求項2から5いずれか1項記載の立体視画像取得装置。
  7. 前記マーカが、前記放射線画像検出器の検出面に対して垂直方向について前記撮影台の互いに異なる複数の位置に設けられるものであることを特徴とする請求項2から5いずれか1項記載の立体視画像取得装置。
  8. 前記マーカが、前記ファントムの一箇所に設けられるものであることを特徴とする請求項2から5いずれか1項記載の立体視画像取得装置。
  9. 前記マーカが、前記放射線画像検出器の検出面に対して垂直方向について前記ファントムの互いに異なる複数の位置に設けられるものであることを特徴とする請求項2から5いずれか1項記載の立体視画像取得装置。
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