JP2012102047A - 染毛剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】
染料の毛髪への浸透促進効果が高く染色性に優れ、皮膚への刺激が少なく、色素の肌染着除去性、ならびに外観の良い染毛剤組成物の提供。
【解決手段】
(A)特定のアルキル基炭素鎖長及び、エチレンオキシド平均付加モル数から選択されたポリオキシエチレンアルキルエーテル(アルキル基:炭素12−14、18、n=10〜30)、(B)ベンジルグリセロール、(C)ヒドロキシカルボン酸及び/又はその塩、(D)酸性染料の4成分を必須成分として含有することにより、染料の毛髪への浸透促進効果が高く染色性に優れ、皮膚への刺激が少なく、色素の肌染着除去性、ならびに外観の良い染毛剤組成物を提供できる。

【選択図】なし

Description

本発明は、染毛効果が高く、染毛処理操作を簡便に行うことができる、安全性に優れた染毛料に関するものである。
染毛時、アルカリ性下に過酸化水素水を作用させる酸化染毛剤は毛髪損傷や一次皮膚刺激を起こすという問題がある。この問題を解決するため、酸性染料とベンジルアルコールを主とする有機溶剤を含有する染毛剤が提案されている(文献1〜3)。しかしながら、移染性やアレルギー性を十分に考慮に入れた工夫や使用方法の開発が要望されていた。文献4ではこの課題を解決するためにベンジルグリセロール誘導体を含有した酸性染毛剤が提案されているが、肌染着除去性などの未解決課題がある。
以下の特許文献の提案を見ることが出来る。
特開2000−186018号公報 特開2000−247850号公報 特開2002−241245号公報 特開平9―227346号公報
従来の染毛剤の欠点を解消し、染料の毛髪への浸透促進効果が高く、染色性に優れ、皮膚への刺激も少なく、色素の肌染着除去性、ならびに外観に優れた染毛剤を提供する。
本発明者らは、従来の染毛剤の欠点を解消すべく、鋭意研究を重ねた結果、前記課題を解決する染毛剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は下記構成からなる染毛剤を提供する。

下記A〜Dの4成分を必須成分として含有することを特徴とする染毛剤組成物
・ 下記一般式(I)で表される。ポリオキシエチレンアルキルエーテル
[化1]

RO−(EO)n−H (I)
{式中、Rは炭素数12〜14のアルキル基、及び/または炭素数18の不飽和アルキル基を示し、EOはエチレンオキサイドを示し、nは平均付加モル数であり、10〜30を示す。}
・ ベンジルグリセロール
・ ヒドロキシカルボン酸及び/又はその塩
・ 酸性染料
〔2〕
上記(C)成分がアンモニウム塩である前記〔1〕記載の染毛剤組成物
上記4成分を組合せることにより、毛髪への浸透促進効果が高く、染色性に優れ、皮膚への刺激が少なく、色素の肌染着除去性、ならびに外観がよい染毛剤を得られることを見出したものである。
以下に、本発明の染毛料について詳述する。
本発明の染毛料の(A)成分は下記一般式(I)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテルであって、

[化1]
RO−(EO)n−H (I)

{式中、Rは炭素数12〜14のアルキル基、及び/または18の不飽和アルキル基を示し、EOはエチレンオキサイドを示し、nは平均付加モル数であり、10〜30を示す。}
前記一般式(I)におけるアルキル基Rは、炭素鎖長が12〜14の場合は飽和でも不飽和でもよく、分岐でも直鎖でも良い。炭素数が18の場合は不飽和であることが好ましい。具体的には、ラウリル基、ミリスチル基、オレイル基が挙げられる。単独で用いても、組み合わせることもできる。
また、前記一般式(I)におけるEO付加モル数nは、10〜30が好ましい。
配合量は、ハンドリング並びに肌染着除去性の点から0.2〜5質量%が好ましい。
本発明の染毛料の(B)成分であるベンジルグリセロールは、グリセロールの1つの水酸基がベンジルエーテル化された化合物である。
(B)成分の製造方法は、既知の合成法を適宜組み合わせることにより調製できる。例えば、グリセロールとベンジルアルコールを原料とした特願2008−233894記載の方法、あるいは、ベンジルアルコールとエピクロルヒドリンを原料としてベンジルグリシジルエーテルを反応中間体として得た後にエポキシ部位を開裂させる方法などあるが、これに限らない。
また、ベンジルグリセロールとしては、市販品を使用してもよく、例えば2−(ベンジルオキシ)1,3−プロパンジオール(東京化成工業社製)、3−(ベンジルオキシ)1,2−プロパンジオール(ALDRICH社製)等を挙げることができる。
(B)成分の配合量は、外観、染毛性ならびに肌への刺激のなさの点から0.1〜30質量%が好ましい。
本発明の染毛料の(C)成分であるヒドロキシカルボン酸及び/又はその塩は染色性向上の観点から配合されるが、pH調整剤としても用いることができる。
ヒドロキシカルボン酸及び/又はその塩としては、乳酸、酒石酸、酢酸、クエン酸、グリコール酸等の有機酸およびその塩が挙げられる。中でも染毛性の点から、特に乳酸、グリコール酸又はその塩がよく、塩としてはアンモニウム塩が好ましい。
配合量は、特に制限されるものではないが、組成物全体に対して1〜20質量%が好ましく、染毛剤組成物のpHが2.5〜4.5になるように配合される。
本発明の(D)成分である酸性染料は、その種類が制限されるものではなく、例えばニトロ染料、アゾ染料、ニトロソ染料、トリフェニルメタン染料、キサンチン染料、キノリン染料、アントラキノン染料、インジゴ染料等が挙げられる。
より具体的には、赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、黄色4号、黄色6号、緑色3号、青色1号、青色2号、赤色201号、赤色227号、赤色220号、赤色230号、赤色231号、赤色232号、橙色205号、橙色207号、黄色202号、黄色203号、緑色201号、緑色204号、緑色206号、青色202号、青色203号、青色205号、褐色201号、赤色401号、赤色602号、赤色503号、赤色504号、赤色506号、橙色402号、黄色402号、黄色403号、黄色406号、黄色407号、緑色401号、緑色402号、紫色401号、黒色401号等が挙げられ、特に、これらの酸性染料の中でも、黄色4号、緑色204号、赤色2号、赤色102号、緑色3号、青色1号、青色205号、黄色203号、黄色403号、赤色106号、赤色201号、赤色227号、橙色205号、黒色401号、緑色201号、紫色401号等が染毛力の観点より、より好適であり、特に黒401号、紫401号、橙205号、黄色403号、赤227号等が特に好ましい。これらは1種単独で又は2種以上を適宜混合して用いることができる。
上記酸性染料の含有量は、特に制限されるものではなく、通常、組成物全体に対して、0.01〜5質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜2質量%である。上記含有量が0.01質量%未満であると、充分な染色性が得難く、また5質量%超であると、溶解性が悪化する惧れがあり、また染料含有量の増加に伴う染色性の向上も見られない場合がある。
また、本発明の染毛剤組成物には、pH調整剤としてリン酸、塩酸等を配合することも出来る。また、系の安定性、pH値を損なわない範囲であれば、前記の必須成分の他に、低級アルコール、水溶性高分子、防腐剤、キレート剤、香料等を適宜配合することができる。
本発明の染毛剤組成物は、通常、クリーム、エマルジョン、ゲル、溶液、ムース状乃至フォーム状等の剤型で提供されるのが好ましい。クリーム、エマルジョン、ゲル又は溶液の剤型とするには、例えば、本発明の染毛料に、通常化粧品分野において用いられる湿潤剤(乳化剤)、可溶化剤、安定化剤、感触向上剤、整髪基剤、香料等を添加し、常法に従って製造すればよい。ここで用いられる湿潤剤(乳化剤)としては、例えば、アルキルベンゼンスルホネート、脂肪族アルコールサルフェート、アルキルスルホネート、アシル化アミノ酸類、脂肪酸アルカノールアミド、エチレンオキシドと脂肪族アルコールとの付加生成物等のアニオン性、両性及び非イオン性界面活性剤が挙げられ、また、感触向上剤及び整髪基剤としては、例えば、シリコーン誘導体、高級アルコール、各種非イオン界面活性剤等の油性成分、カチオン界面活性剤が挙げられる。
また、ムース状乃至フォーム状の剤型とするのには、例えば、本発明の染毛料に通常の界面活性剤(ノニオン系)を1質量%以下及び増粘剤を0.5〜1質量%添加したものを、フロンガス又はプロパン系ガス等の液化噴射ガス(噴射剤)と共にエアゾール缶に充填し、使用時に泡状(ムース状乃至フォーム状)に噴射されるように調製すればよい。
本発明の染毛剤組成物を用いて毛髪等の角質繊維の染色を実施するには、例えば、本発明の染毛料を角質繊維に15〜50℃で適用し、10〜30分前後の作用時間をおいた後、角質繊維を洗浄し、乾燥すればよい。
本発明の染毛料は、毛髪に適用して毛髪を洗浄した後、乾燥させると良好に染色すると共に、皮膚への刺激や色残りが少ない。また、外観に優れた染毛料である。
以下、実施例及び比較例を挙げ、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
実施例1〜5ならびに比較例1〜8の染料組成物を製造する過程において、下記に記載する方法にて1)外観を評価し、製造した染料剤組成物を用いて下記に記載する方法にて、2)染色性、3)肌染着除去性、4)皮膚刺激性を評価した。
各評価で、A、Bは合格、Cを不合格とした。なお、総合的な判定では、一項目でも不合格(C)となった場合は、不合格とした。結果を表1に示す。
1)外観
染料以外の原料を配合して均一になった状態を目視で確認した後、透明性を下記2段階の判定をした。

A:透明
B:不透明
2)染色性
得られた染毛料1gを、白い毛束(やぎ毛:スタッフス社製)に均一に塗布し、15分放置した後、毛髪を通常のシャンプーで洗浄し、乾燥させる。専門パネラー5名に対し、やぎ毛への染色性を目視にて評価し、下記3段階の判定をした。

A:やぎ毛への染色性がよいと評価した者が4名以上
B:やぎ毛への染色性がよいと評価した者が3名
C:やぎ毛への染色性がよいと評価した者が2名以下
3)肌染着除去性
専門パネラー5名に対して、染料剤1gをヒト前腕部(12cm)に均一に
塗布し15分放置後、水洗し、表面についた染毛剤組成物を十分に除去させた後
に乾燥させた。皮膚への色残りを目視にて確認し、下記3段階の判定をした。

A:皮膚への染色が全く気にならないと評価した者が4名以上
B:皮膚への染色が全く気にならないと評価した者が3名
C:皮膚への染色が全く気にならないと評価した者が2名以下
4)皮膚刺激性
専門パネラー5名に対して、染料剤1gをヒト前腕部(12cm)に均一に
塗布し15分放置後、水洗し、表面についた染毛剤組成物を十分に除去させた後
に乾燥させた。塗布から乾燥までの過程を通して使用感(ピリピリ感)を、下記
3段階の判定をした。

A:全くピリピリしなかったと評価した者が4名以上
B:全くピリピリしなかったと評価した者が3名
C:全くピリピリしなかったと評価した者が2名以下
実施例1〜5及び比較例1〜8の染料剤組成物は、表1に示す処方に従って、常法に準じて各成分を均一に混合、溶解させて調整した。表中の数字は毛髪剤中の質量%を示す。なお、D成分は最後に添加した。

Figure 2012102047
<表中で使用した成分>
A−1:POE-オレイルエーテル(EO23モル) 日本エマルジョン(株)製
A−2:POE-ラウリルエーテル(EO30モル) 日本エマルジョン(株)製
A−3:POE-セチルエーテル(EO30モル) 日本エマルジョン(株)製
A−4:POE-ラウリルエーテル(EO3モル) 日本エマルジョン(株)製
B−1:ベンジルグリセロール・・・東京化成工業(株)製
B−2:ベンジルアルコール・・・東京化成工業(株)製
B−3:シンナミルアルコール・・・東京化成工業(株)製
C−1:乳酸ナトリウム・・・関東化学(株)製
C−2:グリコール酸ナトリウム・・・東京化成工業(株)製
C−3:グリコール酸アンモニウム・・・佐々木化学(株)製
D−1:黒色401号 ・・・癸巳化成(株)製
D−2:紫色401号 ・・・癸巳化成(株)製
<共通組成1>
ヒドエロキシエチルセルロース(ダイセル化学(株)製) 1.3質量%
エタノール(東京化成工業(株)製) 20質量%
水 バランス

Claims (2)

  1. 下記(A)〜(D)の4成分を必須成分として含有することを特徴とする染毛剤組成物
    ・ 下記一般式(I)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル
    [化1]
    RO−(EO)n−H (I)
    {式中、Rは炭素数12〜14のアルキル基、及び/または18の不飽和アルキル基を示し、EOはエチレンオキサイドを示し、nは平均付加モル数であり、10〜30を示す。}
    (B)ベンジルグリセロール
    (C)ヒドロキシカルボン酸および/またはその塩
    (D)酸性染料
  2. 上記(C)成分がアンモニウム塩である請求項1記載の染毛剤組成物

































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