JP2012101962A - 自己治癒コンクリート用細骨材及び自己治癒コンクリート - Google Patents

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Abstract

【課題】特定の細骨材を使用することにより、流動性を損ねることなく、いかなる環境下においても安定した自己治癒効果を発揮する自己治癒コンクリートを提供する
【解決手段】最大粒径5mm以下で、45μm以下を2質量%以下、45μmを超え〜1mmを10質量%以上含むクリンカーからなる自己治癒コンクリート用細骨材であり、前記クリンカーが、早強セメントクリンカーおよび/またはエコセメントクリンカーである前記自己治癒コンクリート用細骨材であり、前記自己治癒コンクリート用細骨材を、150kg/m以上配合した自己治癒コンクリートであり、さらに、膨張材を配合した前記自己治癒コンクリートであり、さらに、クリンカー粗骨材を配合した前記自己治癒コンクリートであり、セメントが、低熱セメント、中庸熱セメント、およびフライアッシュセメントから選ばれた1種または2種以上である前記自己治癒コンクリートである。
【選択図】図1

Description

本発明は、主に、土木・建築分野で使用される自己治癒コンクリート用細骨材及び自己治癒コンクリートに関する。
セメント・コンクリートに求められる性能は益々、多様化/高機能化している。これまで、コンクリートの材料開発は、セメントや混和材料を主体に行われてきた。特に、コンクリートのひび割れは、耐久性に大きな影響を及ぼすため、その抑制技術の開発研究は多方面から検討されている。例えば、膨張材や収縮低減剤などにより、コンクリートのひび割れを抑制する検討が行われてきた。
最近では、ひび割れを自己治癒するコンクリート、いわゆる自己治癒コンクリートの研究も盛んに行われている。自己治癒コンクリートの開発例としては、低水結合材比のコンクリートに膨張材を配合する方法(特許文献1)や、膨張材やジオマテリアル、炭酸塩などを組み合わせて配合した混和材料をコンクリートに配合する方法(特許文献2)、セメントクリンカーを用いる方法(特許文献3)などが知られている。
また、セメントクリンカーを骨材として利用する研究も行われている。セメントクリンカーを粗骨材として利用する研究(非特許文献1〜非特許文献4)や、セメントクリンカーを細骨材として用いたモルタルの性状について報告がある(非特許文献5)。
特開2003−267765号公報 特開2005−239482号公報 特開平9−86983号公報
鈴川研二、安部光史、川上正史:セメントクリンカーを粗骨材に用いたコンクリートの強度特性に関する一実験、土木学会年次学術講演会講演概要集、第5部、Vol.45、pp.420−421、1990 樫村欣哉、鈴川研二、川上正史:粗骨材としてのセメントクリンカーがコンクリートの圧縮靭性に及ぼす影響について、土木学会年次学術講演会講演概要集、第5部、Vol.45、pp.422−423、1990 田中勲、鈴木信雄:クリンカーを骨材に使用したリサイクルしやすいコンクリートに関する研究、日本建築学会学術講演梗概集、A−1、材料施工、Vol.1995、pp.1497−1498、1995 北条泰秀、尾花博、高橋章:エコセメントクリンカーの骨材性状、日本道路会議論文集、Vol.24、一般C、pp.472−473、2001 山下牧生、三浦春樹、田中久順、下坂健一:セメントクリンカーを細骨材としたモルタルの諸性状、宇部三菱セメント研究報告、No.5、pp.56−64、2004
本発明は、特定の細骨材を使用することにより、流動性を損ねることなく、安定した自己治癒効果を発揮する自己治癒コンクリートを提供する。
本発明は、(1)最大粒径5mm以下で、45μm以下を2質量%以下、45μmを超え〜1mmを10質量%以上含むクリンカーからなる自己治癒コンクリート用細骨材、(2)クリンカーが、早強セメントクリンカーおよび/またはエコセメントクリンカーである(1)の自己治癒コンクリート用細骨材、(3)(1)または(2)の自己治癒コンクリート用細骨材を、150kg/m以上配合した自己治癒コンクリート、(4)さらに、膨張材を配合した(3)の自己治癒コンクリート、(5)さらに、クリンカー粗骨材を配合した(3)または(4)の自己治癒コンクリート、(6)セメントが、低熱セメント、中庸熱セメント、およびフライアッシュセメントから選ばれた1種または2種以上である(3)〜(5)のいずれかの自己治癒コンクリート、(7)(3)〜(5)のいずれかの自己治癒コンクリートを用いた遠心成形コンクリート、である。
本発明は、特定粒度のクリンカー細骨材を特定量配合することにより、流動性を損ねることなく、安定した自己治癒効果を発揮する自己治癒コンクリートを提供する。
側面側配筋図(自己治癒性能の評価:その1用) 断面側配筋図(自己治癒性能の評価:その1用) 側面側配筋図(自己治癒性能の評価:その2用) 断面側配筋図(自己治癒性能の評価:その2用)
1:フープ鉄筋(φ6mm)
2:ストレート鉄筋(φ6mm)
なお、本発明で使用する部、%は、特に規定しない限り質量基準である。
また、本発明で云うコンクリートとは、セメントモルタル、セメントコンクリートを総称するものである。
本発明でいうクリンカーとは、CaO原料、Al原料、Fe原料、SiO原料、およびCaSO原料を粉砕して混合し、ロータリーキルンなどで焼成して得られるものであり、普通セメントクリンカー、早強セメントクリンカー、低熱セメントクリンカー、中庸熱セメントクリンカー、エコセメントクリンカーなどが挙げられる。いずれのクリンカーも鉱物として、3CaO・SiO(CSと略記)や2CaO・SiO(CSと略記)で表されるカルシウムシリケート、4CaO・Al・Fe(CAFと略記)で表されるカルシウムアルミノフェライト、3CaO・Al(CAと略記)で表されるカルシウムアルミネートを含有する。各鉱物の含有率はJIS R 5202またはJIS R 5204による化学分析の結果から、ボーグ式によって算出される。
本発明で使用するクリンカーは、特に限定されないが、早強クリンカーおよび/またはエコクリンカーを用いると自己治癒性能が高まるため好ましい。一般に普通クリンカーは、CSを50〜70%、CSを12〜25%含有し、早強クリンカーは、CSを60〜80%、CSを5〜12%含有し、エコクリンカーは、CSを45〜75%、CSを5〜25%、CAを10〜20%、CAFを10〜20%含有している。
本発明の自己治癒コンクリートは、最大粒径5mm以下で、45μm以下の微粉の含有量が2質量%以下で、45μmを超え〜1mmの粒子を10質量%以上含むクリンカー細骨材を150kg/m以上配合することを特徴とする。クリンカー細骨材の45μm以下の微粉の含有率が2質量%以下でないと、これを用いたコンクリートの流動性が悪くなったり、自己治癒性能が十分でなかったりする場合がある。また、クリンカー細骨材の45μmを超え〜1mmの粒子が10質量%以上ないと、十分な自己治癒性能が発揮されない場合がある。また、最大粒径が5mm以下でないと自己治癒性能が十分でなかったりする場合がある。
クリンカー細骨材の使用量が150kg/m以上でないと、十分な自己治癒性能が発揮されない場合がある。クリンカー細骨材の使用量は300kg/m以上が好ましく、500kg/m以上がより好ましく、細骨材の全量を用いることが最も好ましい。
本発明では、クリンカー細骨材に加えて、クリンカー粗骨材を併用することができる。クリンカー粗骨材は、球形なので流動性改善の効果もあり、また、強度発現性の面から、自己治癒性能の向上の面から、クリンカー細骨材と併用することが好ましい。
これらのうち、自己治癒性能の面から、早強セメントクリンカーおよび/またはエコセメントクリンカーを選定することが好ましい。
本発明で使用する膨張材とは、CaO原料、Al原料、Fe原料、SiO原料、およびCaSO原料を適宜混合して熱処理して得られるもので、遊離石灰−水硬性化合物−無水石膏を主体とするもので、エトリンガイト系、石灰系、エトリンガイト石灰複合系などが市販されている。水硬性化合物とは3CaO・3Al・CaSOで表されるアウイン、3CaO・SiO(CSと略記)や2CaO・SiO(CSと略記)で表されるカルシウムシリケート、4CaO・Al・Fe(CAFと略記)や6CaO・2Al・Fe(CFと略記)、6CaO・Al・Fe(CAFと略記)で表されるカルシウムアルミノフェライト、2CaO・Fe(CFと略記)などのカルシウムフェライトなどであり、これらのうちの1種または2種以上を含むことが好ましい。
膨張材の使用量は、特に限定されるものではないが、通常、5〜40kg/mが好ましく、10〜30kg/mがより好ましく、15〜25kg/mが最も好ましい。5kg/m未満では自己治癒の助長効果が十分でなく、40kg/mを超えると過膨張となる場合がある。
本発明では、遠心成形することによってコンクリートの自己治癒性能が高まる。遠心成形の条件は特に限定されるものではなく、例えば、回転台上に型枠を置いて、通常のコンクリートを投入し、低速(G5×5分)、中速(G20×3分)、高速(G30×5分)の三段階の遠心力成形条件で遠心力成形体を成形する。
本発明で用いるセメントは、特に限定されるものではなく、普通セメント、早強セメント、低熱セメント、中庸熱セメント、エコセメント、高炉セメント、フライアッシュセメントなどが挙げられる。中でも、低熱セメント、中庸熱セメント、フライアッシュセメントを選定することが、自己治癒効果が顕著である面から好ましい。
本発明では、砂、砂利、減水剤、高性能減水剤、AE減水剤、高性能AE減水剤、流動化剤、消泡剤、増粘剤、防錆剤、防凍剤、収縮低減剤、高分子エマルジョン、および凝結調整剤、ならびにセメント急硬材、ベントナイトなどの粘土鉱物、ゼオライト等のイオン交換体、シリカ質微粉末、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、石膏、ケイ酸カルシウムなどが挙げられ、有機系材料としては、ビニロン繊維、アクリル繊維、炭素繊維等の繊維状物質が挙げられる。
以下、実施例で詳細に説明する。
「実験例1」
表1に示す様々なクリンカー細骨材を用い、単位水量175kg/m、単位セメント量300kg/m、s/a=46%、スランプ18cmのコンクリートを調製した。クリンカー細骨材の単位量は300kg/m、残りはすべて細骨材Jとし、コンクリートのスランプロスと自己治癒特性を評価した。なお、練り混ぜ直後のスランプ値が18cmになるように適宜減水剤を添加して調整した。結果を表1に併記する。
(使用材料)
早強セメントクリンカー:CS71.2%、CS7.2%、CAF10.0%、CA8.7%
普通セメントクリンカー:CS60.1%、CS15.7%、CAF10.0%、CA10.2%
エコセメントクリンカー:CS54.9%、CS15.0%、CAF12.7%、CA13.3%
細骨材A:早強セメントクリンカーの粉砕物、Gmax5mm、45μm以下の含有率1%、45μmを超え〜1mmの含有率15%。
細骨材B:早強セメントクリンカーの粉砕物、Gmax5mm、45μm以下の含有率2%、45μmを超え〜1mmの含有率15%。
細骨材C:早強セメントクリンカーの粉砕物、Gmax5mm、45μm以下の含有率3%、45μmを超え〜1mmの含有率15%。
細骨材D:早強セメントクリンカーの粉砕物、Gmax5mm、45μm以下の含有率1%、45μmを超え〜1mmの含有率50%。
細骨材E:早強セメントクリンカーの粉砕物、Gmax5mm、45μm以下の含有率1%、45μmを超え〜1mmの含有率30%。
細骨材F:早強セメントクリンカーの粉砕物、Gmax5mm、45μm以下の含有率1%、45μmを超え〜1mmの含有率10%。
細骨材G:早強セメントクリンカーの粉砕物、Gmax5mm、45μm以下の含有率1%、45μmを超え〜1mmの含有率5%。
細骨材H:普通セメントクリンカーの粉砕物、Gmax5mm、45μm以下の含有率1%、45μmを超え〜1mmの含有率15%。
細骨材I:エコセメントクリンカーの粉砕物、Gmax5mm、45μm以下の含有率1%、45μmを超え〜1mmの含有率15%。
細骨材J:新潟県姫川産、砕砂、Gmax5mm、比重2.62g/cm
粗骨材イ:新潟県姫川産の砕石、Gmax25mm、比重2.64g/cm
セメント(1):普通ポルトランドセメント、ブレーン比表面積3300cm/g、比重3.15g/cm
水:水道水
減水剤:スーパー300K−102 (グレースケミカルズ)
(測定方法)
スランプ:JIS A 1101に準じて測定。練り混ぜ直後と90分後に測定を行った。
(試験方法)
[自己治癒性能の評価:その1]
試験体寸法:φ15×15cmの円柱状とし、図1に示すように鉄筋を内部に配筋する。20℃の水中で材齢28日まで養生を行い、この時点でこの試験体に割裂試験の要領で幅0.2mmのひび割れを発生させ、ひび割れ幅はπ型ゲージを使用し調整する。試験体を立てた状態で透水試験機にセットし、20kPaの水圧をかけて透水量を調べる。透水試験を開始し、透水材齢14日から24時間の透水量を、透水材齢1日から24時間の透水量で除した数値を漏水率とする。
漏水率(%)=透水材齢14日から24時間の透水量/透水材齢1日から24時間の透水量×100
また、ひび割れを導入した同じ試験体を20℃水中で1ヶ月間さらに水中養生し、表面ひび割れ幅をマイクロウォッチャーで計測した。水中養生1ヶ月後のひび割れ幅を、ひび割れ導入時の0.2mmで除した数値をひび割れ残存率とする。
ひび割れ残存率(%)=(水中養生1ヶ月後のひび割れ幅/0.20)×100
[自己治癒性能の評価:その2]
遠心成形用の型枠(直径20cm×長さ30cm×厚さ4cm)を回転台上に置き、内部に図2に示すような鉄筋を型枠内部に固定してコンクリートを投入し、低速(G5×5分)、中速(G20×3分)、高速(G30×5分)の三段階の遠心力成形条件で遠心力成形体を成形する。20℃の水中で材齢28日養生した時点で、この遠心力成形コンクリート試験体に割裂試験の要領で幅0.2mmのひび割れを発生させ、ひび割れ幅はπ型ゲージを使用し調整する。20℃水中に沈めてさらに1ヶ月間養生し、表面ひび割れ幅をマイクロウォッチャーで計測する。1ヶ月後のひび割れ幅を、ひび割れ導入時の0.2mmで除した数値をひび割れ残存率とした。
ひび割れ残存率=(水中養生1ヶ月後のひび割れ幅/0.20)×100。
Figure 2012101962
「実験例2」
クリンカー細骨材Aを使用し、クリンカー細骨材の使用量を表2に示すように変化したこと以外は実施例1と同様に行った。結果を表2に示す。
Figure 2012101962
「実験例3」
クリンカー細骨材Aを300kg/m使用し、表3に示すように膨張材を併用したこと以外は実施例1と同様に行った。結果を表3に示す。
(使用材料)
市販膨張材A:石灰エトリンガイト複合系、遊離石灰50%、アウイン12%、無水石膏30%。
市販膨張材B:エトリンガイト系、遊離石灰20%、アウイン34%、無水石膏45%。
Figure 2012101962
「実験例4」
クリンカー細骨材Aを300kg/m使用し、表4に示すようにクリンカー粗骨材を併用したこと以外は実施例1と同様に行った。結果を表4に示す。また比較例としてクリンカー細骨材Aを併用しない場合を示す。
(使用材料)
早強セメントクリンカー:CS71.2%、CS7.2%、CAF10.0%、CA8.7%
普通セメントクリンカー:CS60.1%、CS15.7%、CAF10.0%、CA10.2%
低熱セメントクリンカー:CS28.0%、CS58.2%、CAF1.5%、CA10.5%
粗骨材ロ:早強セメントクリンカーの粉砕物、Gmax25mm、最小粒度5mm、比重3.20g/cm
粗骨材ハ:普通セメントクリンカーの粉砕物、Gmax25mm、最小粒度5mm、比重3.21g/cm
粗骨材ニ:低熱セメントクリンカーの粉砕物、Gmax25mm、最小粒度5mm、比重3.26g/cm
Figure 2012101962
「実験例5」
クリンカー細骨材Aを300kg/m使用し、表5に示すようにセメントの種類を変化したこと以外は実施例1と同様に行った。結果を表5に示す。
(使用材料)
セメント(2):早強セメント、ブレーン比表面積4500cm/g、比重3.14g/cm
セメント(3):中庸熱セメント、ブレーン比表面積4500cm/g、比重3.14g/cm
セメント(4):低熱セメント、ブレーン比表面積3500cm/g、比重3.24g/cm
セメント(5):フライアッシュセメントB種、ブレーン比表面積3400cm/g、比重2.96g/cm
Figure 2012101962
「実験例6」
自己治癒試験を開始する材齢を28日から91日としたこと以外は実験例1と同様に行った。結果を表6に示す。
Figure 2012101962
「実験例7」
自己治癒試験を開始するまでの養生温度を20℃から35℃としたこと以外は実験例1と同様に行った。結果を表7に示す。
Figure 2012101962
本発明の自己治癒コンクリート用細骨材は、流動性を損ねることなく、いかなる環境条件においても安定した自己治癒効果を発揮する自己治癒コンクリートが得られるので広範に利用できる。

Claims (7)

  1. 最大粒径5mm以下で、45μm以下を2質量%以下、45μmを超え〜1mmを10質量%以上含むクリンカーからなる自己治癒コンクリート用細骨材。
  2. クリンカーが、早強セメントクリンカーおよび/またはエコセメントクリンカーであることを特徴とする請求項1に記載の自己治癒コンクリート用細骨材。
  3. 請求項1または2に記載の自己治癒コンクリート用細骨材を、150kg/m以上配合したことを特徴とする自己治癒コンクリート。
  4. さらに、膨張材を配合したことを特徴とする請求項3に記載の自己治癒コンクリート。
  5. さらに、クリンカー粗骨材を配合したことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の自己治癒コンクリート。
  6. セメントが、低熱セメント、中庸熱セメント、およびフライアッシュセメントから選ばれた1種または2種以上であることを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の自己治癒コンクリート。
  7. 請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の自己治癒コンクリートを用いた遠心成形コンクリート。
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