JP2012097505A - 建物の屋根構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉可能な天窓を設けて換気が行えるうえに、できるだけ屋根全体を有効利用することができる建物の屋根構造を提供する。
【解決手段】建物B1の屋根Y1の開口2に開閉可能な天窓M1が設けられており、天窓M1は、設備用パネルとしての太陽電池モジュールパネルP1が設けられており、太陽電池モジュールパネルP1の表面が開閉前後に略同じ角度を保って開口2に形成される開口面に略直交する方向に開閉可能な開閉装置1を備えた構成とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の屋根の開口に開閉可能な天窓が設けられた建物の屋根構造に関するものである。
従来から、建物の屋根に太陽電池モジュールパネルなどの設備用パネルを設置した屋根構造は、広く実施されている。
また、こうした設備用パネルを設置した屋根に天窓を設けた屋根構造も知られている(例えば、特許文献1等を参照)。
特許第2559186号公報
しかしながら、特許文献1のような従来の建物の屋根構造では、屋根の天窓を除いた部分にのみ太陽電池パネルなどの設備用パネルを設置していたため、換気のために開閉可能な天窓も設けたいが、できるだけ屋根全体を有効利用したいという需要者のニーズに応えられないでいたのが実情である。
そこで、本発明は、開閉可能な天窓を設けて換気が行えるうえに、できるだけ屋根全体を有効利用することができる建物の屋根構造を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の建物の屋根構造は、建物の屋根の開口に開閉可能な天窓が設けられており、前記天窓は、設備用パネルが設けられており、該設備用パネルの表面が開閉前後に略同じ角度を保って前記開口に形成される開口面に略直交する方向に開閉可能な開閉装置を備えていることを特徴とする。
ここで、前記開閉装置は、一端部で前記開口の内側面に回転自在に連結される第1アーム部材と、一端部で前記開口の内側面に回転自在且つ直動自在に連結されると共に中間部で前記第1アーム部材の中間部に回転自在に連結される第2アーム部材と、一端部で前記第1アーム部材に回転自在に連結される起動アームと、前記起動アームの他端部が回転自在に連結される回転体と、該回転体を回転させる回転源と、前記開口が閉鎖された状態で前記設備用パネル又は前記第2アーム部材の他端部に係合されると共に前記回転源による前記回転体の回転に起因しない前記開口の閉鎖を解除する前記第2アーム部材の一端部を中心とした回転を禁止する禁止機構とを備えているとよい。
また、前記設備用パネルは、太陽電池モジュールパネルであってもよい。
さらに、前記設備用パネルは、緑化パネルであってもよい。
また、前記設備用パネルは、防火パネルであってもよい。
さらに、前記設備用パネルは、内部水貯留パネルであってもよい。
このような本発明の建物の屋根構造は、建物の屋根の開口に開閉可能な天窓が設けられており、天窓は、設備用パネルが設けられており、設備用パネルの表面が開閉前後に略同じ角度を保って開口に形成される開口面に略直交する方向に開閉可能な開閉装置を備えた構成とされている。
こうした構成なので、開閉可能な天窓を設けて換気が行えるうえに、天窓にも設備用パネルが設けられているため、できるだけ屋根全体を有効利用することができる。
ここで、開閉装置は、一端部で開口の内側面に回転自在に連結される第1アーム部材と、一端部で開口の内側面に回転自在且つ直動自在に連結されると共に中間部で第1アーム部材の中間部に回転自在に連結される第2アーム部材と、一端部で第1アーム部材に回転自在に連結される起動アームと、起動アームの他端部が回転自在に連結される回転体と、回転体を回転させる回転源と、開口が閉鎖された状態で設備用パネル又は第2アーム部材の他端部に係合されると共に回転源による回転体の回転に起因しない開口の閉鎖を解除する第2アーム部材の一端部を中心とした回転を禁止する禁止機構とを備えている場合は、天窓の設備用パネルが開閉前後に略同じ角度を保つように開閉可能なのは勿論、閉鎖時に設備用パネルが設けられた天窓をしっかりと保持でき、それ故に、バタツキをなくし得、異音の発生をなくすことができる。
また、設備用パネルは、太陽電池モジュールパネルである場合は、天窓にも太陽電池モジュールパネルが設けられているので、その分多くの面積で太陽光発電を行うことができ、そのうえ、開放時にも、太陽電池モジュールパネルの表面の角度が略同じなので、受ける太陽光の角度は略同じであり、屋根に設置された他の太陽電池モジュールパネルと略同じ発電効率を保つことができる。
さらに、設備用パネルは、緑化パネルである場合は、天窓にも緑化パネルが設けられているので、その分多くの面積で屋上緑化を行うことができ、そのうえ、開放時にも、緑化パネルの表面の角度が略同じなので、受ける太陽光の角度は略同じであり、屋根に設置された他の緑化パネルと略同じ育成状態を保つことができる。
また、設備用パネルは、防火パネルである場合は、天窓にも防火パネルが設けられているので、その分多くの面積で屋根に防火性能を持たせることができる。
さらに、設備用パネルは、内部水貯留パネルである場合は、天窓にも内部水貯留パネルが設けられているので、その分多くの面積で屋根に意匠的美観を持たせることができる。
実施例1の建物の屋根構造を備えた建物の概略構成を説明する説明図である。 実施例1の天窓における開閉装置の概略構成を説明する説明図である。 実施例1の天窓における開閉装置の要部を説明する説明図である。 実施例1の天窓における開閉装置の要部を説明する説明図である。 実施例1の天窓における開閉装置の要部の動作を説明する説明図である。 実施例1の天窓の開放状態を示す説明図である。 実施例1の天窓における制御を説明するブロック図である。 実施例2の建物の屋根構造を備えた建物の概略構成を説明する説明図である。 実施例3の建物の屋根構造を備えた建物の概略構成を説明する説明図である。 実施例4の建物の屋根構造を備えた建物の概略構成を説明する説明図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に示す実施例1〜4に基づいて説明する。
先ず、実施例1について説明する。
図1は、実施例1の建物の屋根構造を備えた建物B1の概略構成を示している。
まず、このような建物B1は、図1に示したように、屋根Y1に、設備用パネルとしての太陽電池モジュールパネルP10,・・・が設置されている。
そして、その中央部に天窓M1が設けられている。
この天窓M1は、開閉装置1によって開閉可能な設備用パネルとしての太陽電池モジュールパネルP1が設けられており、閉鎖状態では、他の太陽電池モジュールパネルP10,・・・と表面の角度が略同一とされている。
また、太陽電池モジュールパネルP1は、開放状態としても、二点鎖線で示したように、他の太陽電池モジュールパネルP10,・・・と表面の角度が略同一とされている。
すなわち、この開閉装置1は、太陽電池モジュールパネルP1の表面が開閉前後に略同じ角度を保って開口2に形成される開口面に略直交する方向に開閉可能なものである。
この開閉装置1の具体的な構成については以下に説明する。
図2〜図4は、この開閉装置1の概略構成を説明するための説明図である。
この開閉装置1は、開口2の内側面を形成する矩形状の天窓枠体5と設備用パネルとしての太陽電池モジュールパネルP1との間に設けられている。
ここで、天窓枠体5は、角筒状の外枠11と、外枠11の一方の壁部12に取付けられた取付け枠13と、取付け枠13に取付けられている軸支持部材14,15及びレール部材16とを備えている。
設備用パネルとしての太陽電池モジュールパネルP1は、本体部17と、本体部17の一方の壁部18に取付けられている取付け具19と、本体部17に取付けられていると共にレール部材16と同様のレール部材20とを備えている。
そして、開閉装置1は、第1アーム部材26と、第2アーム部材38と、起動アーム42と、回転体45と、回転源としての電動モータ46と、禁止機構48と、補助エアーシリンダ装置56とから主に構成されている。
ここで、第1アーム部材26は、一端部22では軸支持部材14及び軸支持部材14に支持された軸部材23を介して天窓枠体5の取付け枠13に軸部材23を中心とするR1方向に回転自在に連結されていると共に軸支持部材24及び軸支持部材25が固着されている。
また、第2アーム部材38は、一端部28ではレール部材16、レール部材16にH1方向に案内されて転動するローラ部材29及びローラ部材29を回転自在に支持する軸部材30を介して天窓枠体5の取付け枠13に軸部材30を中心とするR2方向に回転自在であってH1方向に直動自在に連結されていると共に中間部35で第1アーム部材26の中間部36に軸部材37を介して回転自在に連結されている。
さらに、起動アーム42は、半クランク運動により第1アーム部材26をその一端部22を中心としてR1方向に回転させるように一端部39で軸支持部材25及び軸支持部材25に支持された軸部材41を介して第1アーム部材26にR3方向に回転自在に連結されている。
また、回転体45は、円板から成り、R4方向及びR5方向の回転により起動アーム42に半クランク運動(軸部材41を中心としたR3方向の揺動とH2方向の直動との合成運動)を生じさせるように起動アーム42の他端部43が軸部材44を介して回転自在に連結されている。
さらに、電動モータ46は、一方の壁部12に直交する外枠11の他方の壁部65の内面に取り付けられており、回転体45を回転させる。
また、禁止機構48は、開口2が太陽電池モジュールパネルP1の本体部17により閉鎖された状態で太陽電池モジュールパネルP1の取付け具19に係合するようになっていると共に電動モータ46による回転体45のR4方向及びR5方向の回転に起因しない太陽電池モジュールパネルP1の本体部17による開口2の閉鎖を解除する第2アーム部材38の一端部28を中心とするR2方向の回転を禁止する。
さらに、補助エアーシリンダ装置56は、ピストンロッド49、シリンダ50及びシリンダ50内に配されてピストンロッド49の一端部に連結されたピストン(図示せず)を具備していると共にピストンロッド49の他端部51では軸支持部材15及び軸支持部材15に支持された軸部材52を介して取付け枠13にR6方向に回転自在に連結されていると共にシリンダ50の一端部53では軸支持部材24及び軸支持部材24に支持された軸部材55を介して第1アーム部材26にR7方向に回転自在に連結されている。
また、第1アーム部材26は、その他端部61でレール部材20、レール部材20にH1方向に案内されて転動するローラ部材62及びローラ部材62を回転自在に支持する軸部材63を介して太陽電池モジュールパネルP1の本体部17にR8方向に回転自在であってH1方向に直動自在に連結されており、第2アーム部材38は、その他端部47で取付け具19及び取付け具19に支持された軸部材64を介してR9方向に太陽電池モジュールパネルP1の本体部17に回転自在に連結されている。
さらに、電動モータ46は、入力軸が電動モータ46の出力回転軸に連結された歯車機構(図示せず)と、この歯車機構の出力軸に連結されていると共に回転体45が固着された回転軸70とを備えており、電動モータ46の出力回転軸の回転を歯車機構及び回転軸70を介して回転体45に伝達して回転体45をR4方向及びR5方向に回転させるようになっている。
また、禁止機構48は、太陽電池モジュールパネルP1の取付け具19に設けられた凹所71と、回転体45に設けられていると共に凹所71に嵌入自在である突起72を有した係合部材73とを備えており、突起72の凹所71への嵌入(図5を参照)により第2アーム部材38のその一端部28を中心とするR2方向の回転を禁止するようになっている。
なお、凹所71を、太陽電池モジュールパネルP1の取付け具19に設ける代わりに、第2アーム部材38の他端部47に設けて実施してもよい。
さらに、補助エアーシリンダ装置56は、その空気圧により第1アーム部材26の一端部22を中心とするR1方向の回転においてその立ち上がり方向の回転を補助する。
ここで、開閉装置1は、図7に示したように、上記構成に加えて、太陽電池モジュールパネルP1の本体部17による開口2の図2に示したような閉鎖状態と図6に示したような開放状態とを検出する検出手段75と、検出手段75の検出結果に基づいて回転源の電動モータ46の作動を制御する制御手段76とを備えている。
この検出手段75は、図2及び図3に示したように、太陽電池モジュールパネルP1の本体部17による開口2の閉鎖状態を検出する閉鎖検出器77と、太陽電池モジュールパネルP1の本体部17による開口2の開放状態を検出する開放検出器78とを備えており、閉鎖検出器77は、回転体45に取付けられていると共に突起79を有した係合部材80と、天窓枠体5の取付け枠13に取付けられたリミットスイッチ81とを備えており、開放検出器78は、閉鎖検出器77と共用の係合部材80と、天窓枠体の取付け枠13に取付けられたリミットスイッチ83とを備えている。
そして、リミットスイッチ81は、回転体45のR4方向の回転における突起79による作動で太陽電池モジュールパネルP1の本体部17による開口2の閉鎖状態を検出するようになっており、リミットスイッチ83は、回転体45のR5方向の回転における突起79による作動で太陽電池モジュールパネルP1の本体部17による開口2の開放状態を検出するようになっている。
また、制御手段76は、電動モータ46の過電流を検出するようになっており、回転体45のR4方向の回転において閉鎖検出器77のリミットスイッチ81からの検出結果の生起後に電動モータ46の過電流を検出することにより電動モータ46の作動を停止させるようになっている。
なお、これに代えて、閉鎖検出器77のリミットスイッチ81からの検出結果の生起に拘わらず電動モータ46の過電流を検出することにより電動モータ46の作動を停止させるようになっていてもよい。
或いは、閉鎖検出器77のリミットスイッチ81からの検出結果により電動モータ46の作動を直ちに停止させるようになっていてもよい。
さらに、制御手段76は、回転体45のR5方向の回転において開放検出器78のリミットスイッチ83からの検出結果により電動モータ46の作動を停止させるようになっている。
なお、この場合にも、開放検出器78のリミットスイッチ83からの検出結果の生起に拘わらず電動モータ46の過電流を検出することにより電動モータ46の作動を停止させるようになっていてもよい。
或いは、開放検出器78のリミットスイッチ83からの検出結果の生起後に電動モータ46の過電流を検出することにより電動モータ46の作動を停止させるようになっていてもよい。
このように、開閉装置1では、電動モータ46の作動で回転体45がR5方向に回転されると、起動アーム42が軸部材44を介してH2方向において引張り直動されて、これにより第1アーム部材26が軸部材23を支点としてR1方向において立ち上がり始め、第1アーム部材26の立ち上がりにより、軸部材37を介して第1アーム部材26に連結された第2アーム部材38もまた、補助エアーシリンダ装置56の空気圧の補助をもって軸部材30を支点としてR2方向において立ち上がり始めて太陽電池モジュールパネルP1の本体部17が上昇され、更に回転体45がR5方向に回転されて、最終的に、図6に示したように、太陽電池モジュールパネルP1の本体部17が完全に上昇されて開口2が完全に開放状態となる。
また、リミットスイッチ83が突起79により作動され、これにより制御手段76は、リミットスイッチ83からの開口2の開放状態の検出結果で電動モータ46の作動を停止させる一方、電動モータ46の作動で回転体45がR4方向に回転されると、起動アーム42が軸部材44を介してH2方向において押出し直動される。
これにより、第1アーム部材26が軸部材23を支点としてR1方向において倒れ始め、第1アーム部材26の倒下により、軸部材37を介して第1アーム部材26に連結された第2アーム部材38もまた補助エアーシリンダ装置56の空気圧に抗して軸部材30を支点としてR2方向において倒れ始めて太陽電池モジュールパネルP1の本体部17が下昇される。
そして、更に回転体45のR4方向の回転で太陽電池モジュールパネルP1の本体部17が下降され開口2が略閉鎖されると、リミットスイッチ81が図2及び図3に示すように突起79により作動され、この作動後に更に回転体45がR4方向に回転されて、最終的に、太陽電池モジュールパネルP1の本体部17により開口2が完全に閉鎖されると共に図5に示すように突起72が凹所71へ嵌入され、突起72の凹所71への嵌入後に電動モータ46の過電流を検出すると制御手段76は電動モータ46の作動を停止させるようになっている。
すなわち、天窓M1は、このように開閉装置1によって太陽電池モジュールパネルP1を上昇、下降させて開口2を開放状態や閉鎖状態とするようになっている。
次に、実施例1の作用効果について説明する。
このような実施例1の建物の屋根構造は、建物B1の屋根Y1の開口2に開閉可能な天窓M1が設けられており、天窓M1は、設備用パネルとしての太陽電池モジュールパネルP1が設けられており、太陽電池モジュールパネルP1の表面が開閉前後に略同じ角度を保って開口2に形成される開口面に略直交する方向に開閉可能な開閉装置1を備えた構成とされている。
こうした構成なので、開閉可能な天窓M1を設けて換気が行えるうえに、屋根Y1には、太陽電池モジュールパネルP10,・・・だけでなく、天窓M1にも太陽電池モジュールパネルP1が設けられているため、できるだけ屋根Y1全体を有効利用することができる。
また、天窓M1にも太陽電池モジュールパネルP1が設けられている。
このため、その分多くの面積で太陽光発電を行うことができ、そのうえ、開放時にも、太陽電池モジュールパネルP1の表面の角度が略同じなので、受ける太陽光の角度は略同じであり、屋根Y1に設置された他の太陽電池モジュールパネルP10,・・・と略同じ発電効率を保つことができる。
さらに、開閉装置1は、一端部22で開口2の内側面に回転自在に連結される第1アーム部材26と、一端部28で開口2の内側面に回転自在且つ直動自在に連結されると共に中間部で第1アーム部材26の中間部に回転自在に連結される第2アーム部材38と、一端部39で第1アーム部材26に回転自在に連結される起動アーム42と、起動アーム42の他端部43が回転自在に連結される回転体45と、回転体45を回転させる回転源としての電動モータ46と、開口2が閉鎖された状態で設備用パネルとしての太陽電池モジュールパネルP1に係合されると共に電動モータ46による回転体45の回転に起因しない開口2の閉鎖を解除する第2アーム部材38の一端部28を中心とした回転を禁止する禁止機構48とを備えている。
このため、天窓M1の設備用パネルとしての太陽電池モジュールパネルP1が開閉前後に略同じ角度を保つように開閉可能なのは勿論、閉鎖時に太陽電池モジュールパネルP1をしっかりと保持でき、それ故に、バタツキをなくし得、異音の発生をなくすことができる。
次に、実施例2について説明する。
なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
図8は、実施例2の建物の屋根構造を備えた建物B2の概略構成を示している。
この実施例2の建物B2では、屋根Y2に、設備用パネルとしての緑化パネルP20,・・・が設置されている。
そして、その中央部に天窓M2が設けられている。
この天窓M2は、開閉装置1によって開閉可能な設備用パネルとしての緑化パネルP2が設けられており、閉鎖状態では、他の緑化パネルP20,・・・と表面の角度が略同一とされている。
また、緑化パネルP2は、開放状態としても、二点鎖線で示したように、他の緑化パネルP20,・・・と表面の角度が略同一とされている。
すなわち、この開閉装置1は、緑化パネルP2の表面が開閉前後に略同じ角度を保って開口2に形成される開口面に略直交する方向に開閉可能なものである。
このことが、実施例1の建物B1と主に異なる。
このため、天窓M2にも緑化パネルP2が設けられているので、その分多くの面積で屋上緑化を行うことができ、そのうえ、開放時にも、緑化パネルP2の表面の角度が略同じなので、受ける太陽光の角度は略同じであり、屋根Y2に設置された他の緑化パネルP20,・・・と略同じ育成状態を保つことができる。
なお、他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるので説明を省略する。
次に、実施例3について説明する。
なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
図9は、実施例3の建物の屋根構造を備えた建物B3の概略構成を示している。
この実施例3の建物B3では、屋根Y3に、設備用パネルとしての防火パネルP30,・・・が設置されている。
そして、その中央部に天窓M3が設けられている。
この天窓M3は、開閉装置1によって開閉可能な設備用パネルとしての防火パネルP3が設けられており、閉鎖状態では、他の防火パネルP30,・・・と表面の角度が略同一とされている。
また、防火パネルP3は、開放状態としても、二点鎖線で示したように、他の防火パネルP30,・・・と表面の角度が略同一とされている。
すなわち、この開閉装置1は、防火パネルP3の表面が開閉前後に略同じ角度を保って開口2に形成される開口面に略直交する方向に開閉可能なものである。
このことが、実施例1の建物B1と主に異なる。
このため、天窓M3にも防火パネルP3が設けられているので、その分多くの面積で屋根Y3に防火性能を持たせることができる。
なお、他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるので説明を省略する。
次に、実施例4について説明する。
なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
図10は、実施例4の建物の屋根構造を備えた建物B4の概略構成を示している。
この実施例4の建物B4では、屋根Y4に、設備用パネルとしての内部水貯留パネルP40,・・・が設置されている。
そして、その中央部に天窓M4が設けられている。
この天窓M4は、開閉装置1によって開閉可能な設備用パネルとしての内部水貯留パネルP4が設けられており、閉鎖状態では、他の内部水貯留パネルP40,・・・と表面の角度が略同一とされている。
また、内部水貯留パネルP4は、開放状態としても、二点鎖線で示したように、他の内部水貯留パネルP40,・・・と表面の角度が略同一とされている。
すなわち、この開閉装置1は、内部水貯留パネルP4の表面が開閉前後に略同じ角度を保って開口2に形成される開口面に略直交する方向に開閉可能なものである。
ここで、内部水貯留パネルP4,P40は、透明又は半透明のケーシング内に無色又は色付きの水を密閉したものである。
このことが、実施例1の建物B1と主に異なる。
このため、天窓M4にも内部水貯留パネルP4が設けられているので、その分多くの面積で屋根Y4に意匠的美観を持たせることができる。
なお、他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明を実施するための形態を実施例1〜4に基づいて詳述してきたが、具体的な構成は、これらの実施例1〜4に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、上記した実施例1〜4では、説明が簡単なように、屋根Y1,Y2,Y3,Y4を陸屋根として実施したが、これに限定されず、傾斜屋根などで実施してもよい。
また、上記した実施例1〜4では、開閉装置1を用いて実施したが、これに限定されず、設備用パネルとしての太陽電池モジュールパネルP1、緑化パネルP2、防火パネルP3、内部水貯留パネルP4の表面が開閉前後に略同じ角度を保って開口2に形成される開口面に略直交する方向に開閉可能なものであればよい。
さらに、上記した実施例1〜4では、開閉装置として電動式のものを用いて実施したが、これに限定されず、手動式のものなどを用いて実施してもよい。
また、上記した実施例1〜4では、天窓M1,M2,M3,M4として、設備用パネルとしての太陽電池モジュールパネルP1、緑化パネルP2、防火パネルP3、内部水貯留パネルP4が直接開閉するようにして実施したが、これに限定されず、これらのパネルを設置する開閉基盤を介して開閉するようにして実施してもよい。
さらに、上記した実施例1〜4では、設備用パネルとしての太陽電池モジュールパネルP1と太陽電池モジュールパネルP10,・・・、緑化パネルP2と緑化パネルP20,・・・、防火パネルP3と防火パネルP30,・・・、内部水貯留パネルP4と内部水貯留パネルP40,・・・というように、単一種類の設備用パネルのみで実施したが、これに限定されず、複数種類の設備用パネルを組み合わせて実施してもよい。
B1 建物
B2 建物
B3 建物
B4 建物
Y1 屋根
Y2 屋根
Y3 屋根
Y4 屋根
M1 天窓
M2 天窓
M3 天窓
M4 天窓
P1 太陽電池モジュールパネル(設備用パネル)
P10 太陽電池モジュールパネル(設備用パネル)
P2 緑化パネル(設備用パネル)
P20 緑化パネル(設備用パネル)
P3 防火パネル(設備用パネル)
P30 防火パネル(設備用パネル)
P4 内部水貯留パネル(設備用パネル)
P40 内部水貯留パネル(設備用パネル)
1 開閉装置
2 開口

Claims (6)

  1. 建物の屋根の開口に開閉可能な天窓が設けられており、
    前記天窓は、設備用パネルが設けられており、該設備用パネルの表面が開閉前後に略同じ角度を保って前記開口に形成される開口面に略直交する方向に開閉可能な開閉装置を備えていることを特徴とする建物の屋根構造。
  2. 前記開閉装置は、一端部で前記開口の内側面に回転自在に連結される第1アーム部材と、一端部で前記開口の内側面に回転自在且つ直動自在に連結されると共に中間部で前記第1アーム部材の中間部に回転自在に連結される第2アーム部材と、一端部で前記第1アーム部材に回転自在に連結される起動アームと、前記起動アームの他端部が回転自在に連結される回転体と、該回転体を回転させる回転源と、前記開口が閉鎖された状態で前記設備用パネル又は前記第2アーム部材の他端部に係合されると共に前記回転源による前記回転体の回転に起因しない前記開口の閉鎖を解除する前記第2アーム部材の一端部を中心とした回転を禁止する禁止機構とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の建物の屋根構造。
  3. 前記設備用パネルは、太陽電池モジュールパネルであることを特徴とする請求項1又は2に記載の建物の屋根構造。
  4. 前記設備用パネルは、緑化パネルであることを特徴とする請求項1又は2に記載の建物の屋根構造。
  5. 前記設備用パネルは、防火パネルであることを特徴とする請求項1又は2に記載の建物の屋根構造。
  6. 前記設備用パネルは、内部水貯留パネルであることを特徴とする請求項1又は2に記載の建物の屋根構造。
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