JP2012091855A - テープ貼付装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】導入コンベヤ12と搬送コンベヤ14との渡り部の左右両側に、渡り部に位置する容器10に粘着テープ16を貼付する貼付アーム68が夫々配設される。各貼付アーム68は、横行用駆動モータ80により作動される横行機構70および昇降用駆動モータ86で作動される昇降機構72により夫々独立して動作するよう構成される。そして、容器10に対する粘着テープ16の貼付態様に応じて左右の貼付アーム68,68を夫々独立して動作することで、容器10の左右で粘着テープ16の貼付数が異なる品種の容器10に対応して任意の貼付位置、貼付数となるように粘着テープ16を貼付することができる。
【選択図】図1
Description
容器本体に蓋が冠着された容器をコンベヤで搬送する搬送路の側方に臨み、前記コンベヤに載置された容器の外縁に所定長さ毎に切断したテープ片を貼付して蓋と容器本体とを止着するテープ貼付手段を備え、
該テープ貼付手段は、コンベヤの搬送路を挟む左右に夫々配設されてテープロールから引き出した粘着テープの始端部を容器の蓋に貼付すると共に切断されたテープ片の終端部を容器本体に貼付する貼付アームと、各貼付アームに配設され、引き出した粘着テープを所定長さ毎に切断するカッタを作動するカッタ駆動手段と、前記各貼付アームを左右に往復動する第1駆動手段により作動される横行機構と、前記各貼付アームを昇降動する第2駆動手段により作動される昇降機構との夫々を備え、
前記容器の左右各側における粘着テープの貼付条件に応じて、前記左右の貼付アームにおける横行機構と昇降機構とを夫々異なるタイミングで作動すると共に該機構に連動してカッタを作動するよう、第1駆動手段と第2駆動手段とカッタ駆動手段との夫々を駆動制御する構成としたことを特徴とする。
前記導入コンベヤから搬送コンベヤへの渡り部において、対向するコンベヤ端部を水平移動して間隙を画成する支持解除機構を備え、
前記渡り部の所定位置に容器が至った際に、前記支持解除機構を作動して前記間隙を画成し、前記貼付アームの容器底面側の移動空間を確保してテープ片の終端部を容器底面に貼付する構成としたことを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、容器の停止状態でテープ貼付を行なうことで、貼付位置のずれや貼付の歪み等を防止した一定の貼付状態を得ることができる。
請求項3に係る発明によれば、導入コンベヤの搬送終端と搬送コンベヤの搬送始端との何れかまたは両方を水平移動して渡り部において、貼付アームの容器底面側への移動空間を確保するので、テープの貼着位置に対応した容器底面の横幅に依存することなく、容器底面にテープ片の終端部を良好に貼付することができる。
請求項4に係る発明によれば、容器に応じて左右の各貼付アームの左右移動と昇降動とを異なる移動量や移動速度あるいは移動時期で動作することで、左右で外形が異なる容器に適した貼付位置と各貼付位置毎に最適なテープ長となるテープ片により容器本体と蓋を確実に止着することができる。
請求項5に係る発明によれば、容器本体の一側に蓋が連結されて他側のみに粘着テープを貼付すれば足りる品種の容器に対し、粘着テープの貼付が必要のない側の貼付アームを不作動とすることで、装置の不要な動作を抑止することができる。
本発明は実施例の構成に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で、例えば以下のようにも変更可能である。
(1) 実施例では、導入コンベヤ12から搬送コンベヤ14への渡り部で容器10を一時停止し、該停止位置において容器10の下流側へ向けた移動を休止してテープ貼付手段18で容器本体10aと蓋10bとを粘着テープ16で止着する構成としたが、この実施形態に係る間欠動作方式に代えて、容器を下流側へ向けた移動中に貼付動作を行なうようにした形態を採用するようにしてもよい。
すなわち、容器10が、導入コンベヤ12から搬送コンベヤ14への渡り部の所定位置まで至る時期に合わせて、前記のように渡り部に間隙を画成すると共に、容器10が渡り部の両コンベヤ12,14間に跨って載置された状態で夫々の無端ベルト28,50の走行を停止し、各コンベヤ12,14の接続端部に臨む夫々のプーリ26a,48aを搬送方向下流側へ移動するよう構成することで、渡り部の両コンベヤ12,14間に跨って載置された容器10の下流側への移動を継続させる。また、渡り部の位置が下流へ移動するのに伴って、貼付アーム68を、渡り部の間隙の位置に対応して下流側へ同速で移動しつつ横行動と昇降動させることによって、前記のように粘着テープ16の貼付動作を行なうよう構成する。そして、貼付アーム68による貼付動作の終了時期に合わせて各無端ベルト28,50の走行を開始し、また各コンベヤ12,14の接続端部に臨む夫々のプーリ26a,48aを上流側の初期位置まで移動復帰すると共に、渡り部の間隙を閉じるように両プーリ26a,48aの相互間隔を縮めるように構成すればよい。
(2) 実施例では、導入コンベヤ12の搬送終端を伸縮するよう構成し、該搬送終端を縮めることで間隙を画成する構成としたが、搬送コンベヤ14の搬送始端を伸縮したり、あるいは両コンベヤ12,14の端部を相互に伸縮する構成や、渡り部における各コンベヤ12,14の接続端部となる一方あるいは両方のプーリ26a,48aを下方へ回動する構成や、導入コンベヤ12または搬送コンベヤ14を渡り部側に位置する短尺コンベヤとその下流または上流に接続したコンベヤとから構成し、該短尺コンベヤ自体を昇降動する構成等、その他の各種構成を採用することができる。
(3) 実施例では、横行機構70や昇降機構72として、モータ80,86により作動されるボールねじ78,84を採用したが、リニアアクチュエータ等を駆動手段とするその他公知の各種機構を採用し得る。
(4) 実施例では、支持解除機構の作動機構32を、リンク機構36と作動シリンダ38とで構成したが、ボールねじ機構等、その他移動フレーム22を進退移動し得る各種の機構を採用し得る。
(5) 実施例では、導入コンベヤ12と搬送コンベヤ14とに個々に無端ベルト28,50を巻掛けたが、両コンベヤ12,14に1つの無端ベルトを巻掛ける構成を採用することができる。例えば、両コンベヤ12,14の渡り部で対向するプーリ間に間隙を画成する際に、両プーリ間の無端ベルトが凹状となって移動空間Sを確保し得るように無端ベルトの巻掛け形態を採用すればよい。
(6) 実施例では、支持解除機構により導入コンベヤ12と搬送コンベヤ14との間に間隙を画成することで、容器底面まで粘着テープ16の貼付が要求される品種に対応し得る構成としたが、支持解除機構は必要に応じて採用すればよい。
14 搬送コンベヤ(コンベヤ),16 粘着テープ,16a 始端部,16b 終端部
18 テープ貼付手段,22 移動フレーム(支持解除機構)
32 作動機構(支持解除機構),68 貼付アーム,70 横行機構,72 昇降機構
80 横行用駆動モータ(第1駆動手段),86 昇降用駆動モータ(第2駆動手段)
88 テープロール,95 カッタ,96 カッタ駆動エアシリンダ(カッタ駆動手段)
Claims (5)
- 容器本体(10a)に蓋(10b)が冠着された容器(10)をコンベヤ(12,14)で搬送する搬送路の側方に臨み、前記コンベヤ(12,14)に載置された容器(10)の外縁に所定長さ毎に切断したテープ片を貼付して蓋(10b)と容器本体(10a)とを止着するテープ貼付手段(18)を備え、
該テープ貼付手段(18)は、コンベヤ(12,14)の搬送路を挟む左右に夫々配設されてテープロール(88)から引き出した粘着テープ(16)の始端部(16a)を容器(10)の蓋(10b)に貼付すると共に切断されたテープ片の終端部(16b)を容器本体(10a)に貼付する貼付アーム(68)と、各貼付アーム(68)に配設され、引き出した粘着テープ(16)を所定長さ毎に切断するカッタ(95)を作動するカッタ駆動手段(96)と、前記各貼付アーム(68)を左右に往復動する第1駆動手段(80)により作動される横行機構(70)と、前記各貼付アーム(68)を昇降動する第2駆動手段(86)により作動される昇降機構(72)との夫々を備え、
前記容器(10)の左右各側における粘着テープ(16)の貼付条件に応じて、前記左右の貼付アーム(68)における横行機構(70)と昇降機構(72)とを夫々異なるタイミングで作動すると共に該機構(70,72)に連動してカッタ(95)を作動するよう、第1駆動手段(80)と第2駆動手段(86)とカッタ駆動手段(96)との夫々を駆動制御する構成とした
ことを特徴とするテープ貼付装置。 - 前記各貼付アーム(68)は、コンベヤ(12,14)の搬送経路上の固定位置に設けられ、前記容器(10)の左右各側における粘着テープ(16)の貼付数と貼付位置とに対応してコンベヤ(12,14)の走行を停止して容器(10)を搬送休止状態として、前記貼付アーム(68)における横行機構(70)および昇降機構(72)を夫々作動させて粘着テープ(16)を容器(10)に貼付する構成とした請求項1記載のテープ貼付装置。
- 前記コンベヤは、導入コンベヤ(12)と該導入コンベヤ(12)の下流側に接続した搬送コンベヤ(14)とで構成され、
前記導入コンベヤ(12)から搬送コンベヤ(14)への渡り部において、対向するコンベヤ端部を水平移動して間隙を画成する支持解除機構(22,32)を備え、
前記渡り部の所定位置に容器(10)が至った際に、前記支持解除機構(22,32)を作動して前記間隙を画成し、前記貼付アーム(68)の容器底面側の移動空間(S)を確保してテープ片の終端部(16b)を容器底面に貼付する構成とした請求項1または2記載のテープ貼付装置。 - 前記容器(10)の品種毎に、前記横行機構(70)と昇降機構(72)とを左右の貼付アーム(68)の夫々で独立して動作するよう第1駆動手段(80)と第2駆動手段(86)とを駆動制御する構成とした請求項1〜3の何れか一項に記載のテープ貼付装置。
- 前記左右何れか一方の貼付アーム(68)は、前記容器本体(10a)と蓋(10b)との冠着形態に対応して前記横行機構(70)と昇降機構(72)との夫々を不作動とする構成とした請求項1〜4の何れか一項に記載のテープ貼付装置。
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JPH1135013A (ja) * | 1997-07-14 | 1999-02-09 | Fuji Mach Co Ltd | 包装機におけるテープ貼着装置 |
JP2009241987A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Fuji Seiki Co Ltd | テープ封止装置 |
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