JP2012090751A - 遊技システム - Google Patents

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和秀 篠倉
Mitsuru Hara
満 原
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Abstract

【課題】遊技者の年齢、性別、年収、遊技履歴などの個人情報に応じて遊技動作に係るサービス内容を変化させることで、遊技者の遊技に対する資金力や技量に適応した遊技サービスを提供する。
【解決手段】遊技機10及び/又は遊技媒体を貸し出す遊技用装置20を制御する遊技システム1であって、遊技機10毎に設けられ、遊技者を特定可能な識別情報を受け付ける遊技用装置20と、識別情報に係る遊技者の個人情報を記憶し、所定の通信回線を介して入力された識別情報に対応する個人情報を抽出するとともに、抽出された個人情報に対応する遊技機10及び/又は遊技用装置20の動作に係る所定のサービス内容を決定する管理サーバー40と、を備え、遊技機10及び/又は遊技用装置20は、サービス内容にもとづいて所定の動作を行う構成としてある。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技機及び/又は遊技機に併設される遊技媒体貸出装置などの遊技用装置を制御する遊技システムに関し、特に、遊技者の個人情報にもとづいて遊技機及び/又は遊技用装置を制御する遊技システムに関する。
パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機が設置される遊技場は、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)にもとづいて営業が許認可される事業であるため、法を遵守した営業が行なわれている。
例えば、風営法では、遊技可能な年齢を制限しているので、遊技場はこれに従い18歳未満の者の遊技を禁止しなければならない。ところが、遊技場では遊技者に対して身分証明書等で年齢確認を行っているものの、遊技者一人一人に対して厳格な年齢確認を行うことは困難であることから、実際には現金を所持していれば、誰もが遊技を行うことが可能であり、このような違法行為を効果的に防止する措置がとられていないのが現状である。
そこで、特許文献1には、ICカードから所定の認証データを読み取るとともに、認証データに所定の内容が含まれていないときは、遊技媒体の投入を拒否することにより遊技を行うことを禁止する遊技機の制御装置が開示されている。このICカードは、遊技者の生年月日を含む個人情報を遊技場に提示することを条件として、遊技者に発行されるものであり、18歳に未満の者には発行されないことから、18歳未満の者が遊技を行うことを効果的に防止することが可能となる。
特開2007−259902号公報
一方、18歳以上の遊技者に対しては、遊技場では全ての遊技者に対して平等なサービスが提供されている。
しかしながら、来店する遊技者は、年齢、性別、年収、遊技経験年数などそれぞれ遊技に対する資金力や遊技技量の異なる客層からなるものの、遊技場では、遊技者を分け隔てなく画一的に扱うことで、以下のような弊害を生じさせることもある。
例えば、遊技の結果獲得される遊技媒体は現金等の有価物と交換可能であることから、遊技投資の見返りを多大に期待するあまり遊技にのめり込む、ギャンブル依存症となる遊技者が増加し、大きな社会問題となっている。
このような問題は、遊技場では投資額の多少を問わず平等なサービスを提供することから、例えば、年収が少ないにもかかわらず、多くの遊技資金を費やす遊技者に対しては何ら制限を設けることなく、遊技を可能としていることに起因しているものと考えられる。
また、遊技の履歴のなかで多くの遊技資金を投入したにもかかわらず、一度も大当りが発生することなく遊技資金が底をつくことで、余儀なく遊技を止めざるを得ない遊技者に対して、何ら損失を補填しないことは、次回再来店する意欲を減退させ、遊技場にとっても好ましいことではなく、次回再来店時に損失がさらに拡大することになれば、遊技者を金銭的に追い詰めることになる。
また、遊技経験の浅い遊技者は経験豊かな遊技者に比べて損失を蒙る(負ける)可能性が高いにもかかわらず、遊技媒体の貸出料金は、遊技経験の有無を問わず同額の貸出料金となっている。このような画一的な貸出料金は、遊技経験の浅い遊技者とって不利なことは明らかである。
同様に、遊技場に新たに導入された遊技機を試し遊技(打ち)する場合でも、その遊技機で初めて遊技を行う遊技者は、何回か遊技した経験のある遊技者よりも明らかに不利であるものの、遊技媒体の貸出料金は均一な値となっている。
このように、遊技者は年齢、性別、年収などそれぞれ遊技に対する資金力や遊技技量が異なるにもかかわらず、平等に扱われることよって弊害が生じていることも事実であった。
本発明は、上記のような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、遊技者の年齢、性別、年収、遊技履歴などの個人情報に応じて遊技動作に係るサービス内容を変化させることで、遊技者の遊技に対する資金力や技量に適応した遊技サービスを提供する遊技システムの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の遊技システムは、遊技者の所定の個人情報にもとづいて当該遊技者が遊技を行う遊技機及び/又はこの遊技機に併設される所定の遊技用装置を制御する遊技システムであって、遊技機毎に設けられ、遊技者を特定可能な所定の識別情報を受け付ける識別情報受付手段と、前記識別情報に係る遊技者の個人情報を記憶するとともに、前記識別情報受付手段から所定の通信回線を介して入力された前記識別情報に対応する前記個人情報を抽出する個人情報管理手段と、前記個人情報管理手段によって抽出された個人情報に対応する前記遊技機及び/又は前記遊技用装置の動作に係る所定のサービス内容を決定するサービス内容決定手段と、を備え、前記遊技機及び/又は前記遊技用装置は、前記サービス内容にもとづいた所定の動作を行う構成としてある。
本発明によれば、遊技者の年齢、性別、年収、遊技履歴などの個人情報に応じて遊技動作に係るサービス内容を変化させることで、遊技者の遊技に対する資金力や技量に適応した最適な遊技サービスを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る遊技システムの構成を模式的に示す説明図である。 管理サーバーに記憶された個人情報データベースを示す図である。 遊技媒体の貸し出しに係るサービス内容を示す説明図であり、(a)は、年齢に応じて決定される貸出料金を示し、(b)は、性別に応じて決定される貸出料金を示し、(c)は、年収に応じて決定される貸出限度額を示す図である。 出玉率の変更に係るサービス内容を示す説明図であり、(a)は、遊技損益(負け金額)に応じて決定されるART突入までのゲーム回数を示し、(b)は、遊技損益(負け金額)に応じて決定される小役当選時のナビ率を示す図である。 遊技システムの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る遊技システムの好ましい実施形態について図1〜図5を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る遊技システム1は、複数の遊技機10と、遊技機10毎に併設される遊技用装置20と、ホール側通信サーバー30(30a,30b)と、管理サーバー40と、ユーザー端末50とで構成され、ホール側通信サーバー30と管理サーバー40とユーザー端末50とは、ネットワーク60(インターネット)を介して通信可能に接続されている。
ホール側通信サーバー30(30a,30b)は、遊技場(遊技場A,遊技場B)毎に設置され、各遊技場に設置された遊技用装置20と接続されることで(例えば、LAN)、遊技用装置20と管理サーバー40との間で送受される所定のデータを中継する中継情報処理装置として動作する。
ユーザー端末50は、管理サーバー40を管理する所定の第三者機関と事前に契約したユーザー(例えば、遊技場、遊技機メーカー)所有の情報端末装置(例えば、パソコン)であって、管理サーバー40が管理する個人情報を加工した所定の情報(後述)を受信する。
遊技機10は、スロットマシン、パチンコ機など様々な種類があるが、本実施形態では、スロットマシンを遊技機として適用してある。遊技機10は、複数のリールを回転させることによって遊技媒体であるメダルを獲得できる一般的な回胴式遊技機であるものの、遊技用装置20と接続されることで、遊技用装置20から送信されたサービス内容にもとづいて所定の動作を行う。
遊技機10がサービス内容にもとづいて行う所定の動作とは、例えば、後述するような出玉率の変更動作、演出内容の変更動作などのゲーム内容の調整動作である。
また、遊技機10は、当該遊技機から払出されるメダルの払出数を示す払出信号、当該遊技機に投入されるメダルの投入数を示す投入信号、ゲーム回数を示すスタート信号などの遊技データを遊技用装置20に送信する。
遊技用装置20は、本発明に係る識別情報受付手段として動作し、遊技者を特定可能な所定の識別情報(例えば、ID)を受け付け、ホール側通信サーバー30を介して受け付けた識別情報を管理サーバー40に送信するとともに、遊技機10及び/又は当該遊技用装置20の動作に係る所定のサービス内容を管理サーバー40から受信する。
具体的には、本実施形態の遊技用装置20は、例えば、挿入されたICカード70(例えば、キャッシュカード)から識別情報(例えば、ID)を読取るICカードリーダと、パスワード(PW)等を入力可能な操作部と、データ通信部と、制御部(コンピュータ)などを備える遊技媒体貸出装置(メダル貸出装置)で構成され、遊技者が所持するICカード70から識別情報(ID)を読取り、遊技者の入力したパスワード(PW)とともにこれらを管理サーバー40に送信し、管理サーバー40から遊技機10及び/又は遊技用装置20の動作に係る所定のサービス内容を受信するとともに、このサービス内容にもとづいた所定の動作を実行する。
遊技用装置20がサービス内容にもとづいて実行する所定の動作とは、例えば、後述するような遊技媒体の貸出料金の変更動作、貸出限度額までの遊技媒体の貸出許可/貸出限度額以上の貸出禁止などの遊技媒体の貸し出しに係る動作で、受信したサービス内容が遊技機10の動作に係る場合は、遊技機10へ受信したサービス内容を送信して、遊技機10に所定の動作を実行させる。
また、遊技用装置20は、貸し出しに係る現金等の投入金額と遊技者の手持ちの遊技媒体数とから、遊技者の遊技損益を算出して管理サーバー40に履歴データとして送信する。なお、手持ちの遊技媒体数は、遊技機10における遊技媒体の払出数から投入数を減算して算出する。
また、遊技用装置20は、現金の直接投入、又は個人情報に登録された遊技者の銀行口座からの引き落としのいずれかの選択操作の代償として、遊技媒体の貸し出しを行なう。
管理サーバー40は、本発明に係る個人情報管理手段及びサービス内容決定手段として動作し、識別情報(ID)に係る遊技者の個人情報を記憶し、遊技用装置20からネットワーク60を介して受信した識別情報(ID)に対応する個人情報を抽出するとともに、抽出された個人情報に対応する遊技機10及び/又は遊技用装置20の動作に係る所定のサービス内容を決定する。
具体的には、本実施形態の管理サーバー40は、例えば、個人情報を管理する、遊技場や遊技機メーカーとは異なる第三者機関に設置された情報処理装置(コンピュータ)であって、遊技者の個人情報を識別情報(ID)と対応付けてデータベースとして記憶している。
図2は、管理サーバー40に記憶される個人情報データベース41であり、パスワード(PW)、名前、性別、年齢、年収(収入情報)、銀行の口座番号、遊技年数(遊技経験年数)、過去の遊技損益、本日の遊技損益、来店した遊技場(ホール名)の履歴、遊技した遊技機(機種名)の履歴などの個人情報が、識別情報(ID)と対応付けられて、所定の記憶部(ハードディスク等)に記憶されている。
これらの個人情報のうち、パスワード(PW)、名前、性別、年齢、年収、銀行の口座番号などは、ICカード70の発行と引き換えに遊技者が予め第三者機関に登録したものであるが、遊技履歴に係る個人情報である、例えば、遊技年数は遊技場来店毎に更新され、過去の遊技損益、本日の遊技損益、来店する遊技場の履歴、遊技した遊技機の履歴などは、遊技用装置20から送信される履歴データにもとづいて更新されるようになっている。
管理サーバー40は、遊技用装置20から識別情報(ID)を受信するとパスワードの一致を条件に、個人情報データベース41から識別情報(ID)に対応する個人情報を抽出する。
また、管理サーバー40は、個人情報を抽出すると、さらに、抽出された個人情報に対応する遊技機10及び/又は遊技用装置20の動作に係る所定のサービス内容を決定する。
サービス内容は、抽出された個人情報にもとづいて決定され、例えば、遊技者の年齢、性別、遊技年数により、遊技媒体の貸出料金が決定され、年収により遊技媒体の貸出限度額が決定される。
また、過去の遊技損益、本日の遊技損益などの遊技履歴により遊技機10の出玉率が決定され、遊技した遊技機の履歴により遊技機10の演出内容が決定される。
ここで、個人情報にもとづいて決定されるサービス内容について具体例を挙げて説明する。
図3は、遊技媒体の貸し出しに係るサービス内容を示す説明図であり、(a)は、年齢に応じて決定される貸出料金1を示し、(b)は、性別に応じて決定される貸出料金2を示し、(c)は、年収に応じて決定される貸出限度額を示す図である。
また、図4は、出玉率の変更に係るサービス内容を示す説明図であり、(a)は、遊技損益(負け金額)に応じて決定されるART突入までのゲーム回数を示し、(b)は、遊技損益(負け金額)に応じて決定される小役当選時のナビ率を示す図である。
遊技媒体の貸し出しに係るサービス内容として、図3(a)に示すように、遊技者の年齢に応じて異なる貸出料金が決定され、例えば、18〜19才までの遊技者の貸出料金は、A円(例えば、メダル1枚当り5円)、30〜59才では、B円(例えば、メダル1枚当り20円)、30〜59才では、C円(例えば、メダル1枚当り10円)と設定され、識別情報(ID)から特定される遊技者の年齢に応じて、遊技者毎に異なる貸出料金が決定される。
また、図3(b)に示すように、遊技者の性別に応じて異なる貸出料金が決定され、例えば、男性の遊技者の貸出料金2は、図3(a)の貸出料金1がそのまま適用され、女性の遊技者の貸出料金2は、図3(a)の貸出料金1に所定の割引率D(例えば、0.8)を掛けた金額に設定され、識別情報(ID)から特定される遊技者の性別に応じて、遊技者毎に異なる貸出料金が決定される。
一般的に年齢、性別は、遊技に対する資金力の客観的な目安となることから、これらに応じて遊技者の負担を低減(調整)するようになっている。
なお、特に図示しないが遊技年数に応じても、異なる貸出料金が決定することもでき、この場合、遊技年数(遊技経験年数)が短いほど低い貸出料金が決定される。
また、図3(c)に示すように、遊技者の年収に応じて異なる貸出限度額が決定され、例えば、年収199万円以下の遊技者の一日当りの貸出限度額は1万円、年収200万円〜499万円の遊技者の一日当りの貸出限度額は2万円、年収500万円以上の遊技者の一日当りの貸出限度額は3万円に設定され、識別情報(ID)から特定される遊技者の年収に応じて、遊技者毎に異なる貸出限度額が決定される。これにより、ギャンブル依存症による自己破産等の社会問題を抑制することができる。
また、出玉率の変更に係るサービス内容として、図4(a)に示すように、遊技損益(負け金額)に応じて異なるART突入までのゲーム回数(いわゆる天井ゲーム)が決定され、例えば、遊技損益(過去又は本日)の負け金額が2万円未満の遊技者のART突入までのゲーム回数は1000ゲーム、負け金額が2万円以上〜4万円未満の遊技者では500ゲーム、負け金額が4万円以上の遊技者では100ゲームに設定され、識別情報(ID)から特定される遊技者の遊技損益(過去又は本日)に応じて、遊技者毎に異なるART突入までのゲーム回数が決定される。
ここで、ARTとは、スロットマシンのゲームにおけるアシスト・リプレイタイムを意味し、通常の遊技状態より出玉率の高い遊技状態であり、所定のボーナス遊技(大当り)となるまで継続する遊技者にとっては有利なゲーム状態となっている。つまり、このARTに少ないゲーム回数で突入するほど遊技者の金銭的負担が軽減されることになることから、負け金額が多くなるほど、ART突入までのゲーム回数は少なくなるように設定してある。
また、図4(b)に示すように、遊技損益(負け金額)に応じて異なる小役当選時のナビ率が決定され、例えば、遊技損益(過去又は本日)の負け金額が2万円未満の遊技者の小役当選時のナビ率は0%、負け金額が2万円以上〜4万円未満の遊技者では50%、負け金額が4万円以上の遊技者では100%に設定され、識別情報(ID)から特定される遊技者の遊技損益(過去又は本日)に応じて、遊技者毎に異なる小役当選時のナビ率が決定される。
ここで、小役当選時のナビとは、スロットマシンのゲームにおいて小役に当選したときに、所定の操作を遊技者に促してその小役入賞に導くナビゲーションを意味し、例えば、小役に対応する図柄を表示してその図柄の目押しを促したり、リール停止に係る停止ボタンの操作順序を報知してその操作順序での停止ボタンの操作を促すことをいう。この小役当選時のナビ率が高いほど小役入賞の可能性が高まり、その結果出玉率が高くなり、遊技者の金銭的負担が軽減されることになることから、負け金額が多くなるほど、小役当選時のナビ率が高くなるように設定してある。
また、特に図示しないが遊技した遊技機の履歴によって、遊技者の好む遊技機の特性を把握できることから、好みの特性に応じて、例えば、異なる遊技演出を決定し、この決定内容に応じて、遊技機に備える演出手段(TV、音声、光など)を動作させることもできる。
具体的には、一般的に遊技機は、波の穏やかな(ギャンブル性の低い)遊技特性を有する遊技機と、波の荒い(ギャンブル性の高い)遊技特性を有する遊技機とに分かれることから、遊技者の好む遊技機の遊技特性を遊技機の履歴から判定し(遊技した遊技機を遊技特性別に区分けし、その多少から判定)、これに応じて異なる遊技演出を決定することもできる。
例えば、波の穏やかな遊技機を好む遊技者には、ART突入の契機となる所定の演出(ARTに突入することになる特定図柄の停止を促す演出で、例えば、特定図柄を目押しにより選択させる演出や、停止ボタンの操作順序を選択させる演出)をゲーム数に対してほぼ均等な頻度で出現させることで、波の穏やかなゲーム性を創出することができ、一方、波の荒い遊技機を好む遊技者には、このような演出をゲーム数に対して偏って出現させることで、波の荒いゲーム性を創出することができる。
また、波の穏やかな遊技機を好む遊技者に対するサービス内容としては、ボーナス当選を期待させるような演出(本当はボーナス当選ではないものの、ボーナス当選を匂わす予告演出)の発生頻度を多く決定する一方、波の荒い遊技機を好んで遊技する遊技者に対しては、このような演出の発生頻度を前記の遊技者に比べて少なく決定することもできる。
また、遊技した遊技機の履歴によって、初めて遊技する遊技機か否かを把握することができることから、当該遊技機を初めて遊技するときには、遊技損益に応じて、負けた金額分を遊技者の銀行口座に振り込んだり(キャッシュバック)、遊技媒体の貸出料金を低く設定(例えば、メダル1枚当り5円、経験者は10円以上)することもできる。
以上のような様々なサービス内容は、重複して又は単独で決定され、識別情報(ID)を送信した遊技用装置20にホール側通信サーバー30を介して送信される。
送信されるサービス内容は、例えば、遊技媒体の貸し出しに係るサービス内容であれば、具体的な貸出料金、貸出限度額などが送信され、出玉率の変更に係るサービス内容であれば、ART突入までのゲーム回数、小役当選時のナビ率、演出手段を動作させる頻度(確率)などが送信される。
その結果、遊技用装置20は、例えば、受信した貸出料金で遊技媒体を貸し出すとともに、受信した貸出限度額以上の遊技資金(現金、又は引き落とし)の投入を禁止し、遊技機10は、受信したART突入までのゲーム回数に達するとART状態に移行し、受信した小役当選時のナビ率に従って小役当選時にナビを実行し、演出手段を受信した頻度で動作させる。
以上のように構成された遊技システム1は、遊技機10と遊技用装置20と管理サーバー40との間で所定のデータを送受することで、それぞれ図5に示すように動作する。
まず、遊技用装置20は、ICカード70から読取った識別情報(ID)と、入力されたパスワード(PW)を管理サーバー40に送信する(S1)。
管理サーバー40は、識別情報(ID)とパスワード(PW)を受信すると(S2)、パスワードの一致を条件に、識別情報(ID)に対応する遊技者の個人情報を個人情報データベース41から抽出(検索)する(S3)。そして、抽出した個人情報にもとづいてサービス内容を決定するとともに(S4)、決定したサービス内容を遊技用装置20に送信する(S5)。
遊技用装置20は、サービス内容を受信するとともに(S6)、受信したサービス内容が遊技機10の動作に係るものの場合は、そのサービス内容を遊技機10に送信する(S7)。そして、遊技用装置20は、受信したサービス内容に従った動作を実行する(S9)。例えば、受信したサービス内容が遊技媒体の貸出料金のときは、その貸出料金で遊技媒体の貸し出しを行い、受信したサービス内容が遊技媒体の貸出限度額のときは、その貸出限度額までの遊技媒体の貸し出しを許容し、貸出限度額以上の遊技資金の投入(現金、又は引き落とし)の禁止、又は貸出限度額に対応する遊技媒体数以上の貸し出しを禁止する。
遊技機10は、遊技用装置20からサービス内容を受信すると(S8)、受信したサービス内容に従った動作を実行する(S10)。
例えば、受信したサービス内容がART突入までのゲーム回数であれば、そのゲーム回数に達するとART状態に移行し、受信したサービス内容が小役当選時のナビ率であれば、このナビ率に従って小役当選時にナビを実行し、受信したサービス内容が演出手段の演出頻度であれば、その頻度で演出手段を動作させる。
さらに、遊技機10は、遊技の結果の遊技データ(スタート信号、払出信号、投入信号)をリアルタイムで遊技用装置20に送信する(S11)。
遊技用装置20は、この遊技データを受信すると(S12)、履歴データを作成する。履歴データは、現在までの遊技者の遊技損益、遊技時間(ICカード挿入からの時間)、遊技している遊技機の機種名、遊技開始からのゲーム回数などで、遊技用装置20は、これらの履歴データを管理サーバー40に送信する(S13)。
管理サーバー40は、履歴データを受信すると(S14)、記憶している遊技履歴を履歴データにもとづいて更新し(S15)、更新の結果、例えば、遊技損益(負け金額)が拡大しているときは、次のサービス内容(ART突入までのゲーム回数、小役当選時のナビ率)を決定し(S4)、再びそのサービス内容を遊技用装置20に送信する動作を繰り返す(S5)。
このように、遊技システム1では、遊技者の年齢、性別、年収、遊技履歴などの個人情報に応じて遊技動作に係るサービス内容を変化させることで、遊技者の遊技に対する資金力や技量に適応した遊技サービスを提供するようになっている。
また、管理サーバー40は、記憶する個人情報データベース41を所定のカテゴリ別に集計して第三者に提供(送信)することもできる。
管理サーバー40は、例えば、性別、年齢、年収にもとづいて、来店する遊技者の年齢層、性別の比率、平均年収等を遊技場別に集計し、これらの情報を、予め第三者機関と契約した遊技場のユーザー端末50(パソコン)に送信することもできる。
また、管理サーバー40は、例えば、遊技した遊技機の履歴にもとづいて、遊技者の平均年齢、性別の比率、平均年収、遊技年数、平均遊技時間(ICカードの挿入から排出までの遊技時間から算出)、平均投資金額を遊技機(機種名)別に集計し、これらの情報を、予め第三者機関と契約した遊技機メーカーのユーザー端末50(パソコン)に送信することもできる。
遊技場や遊技機メーカーは、このような情報を入手することにより、さらなるサービスの質の向上や新機種の開発に役立てることができる。
以上説明したように、本実施形態の遊技システムによれば、遊技者の年齢、性別、年収、遊技履歴などの個人情報に応じて遊技動作に係るサービス内容を変化させることで、遊技者の遊技に対する資金力や技量に適応した遊技サービスを提供することができる。
以上、遊技システム1の好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る遊技システム1は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることはいうまでもない。
例えば、本実施形態では、管理サーバー40を、サービス内容決定手段として動作させたが、遊技用装置20をサービス内容決定手段として動作させることもできる。この場合、遊技用装置20は、管理サーバー40から個人情報を受信するとともに、受信した個人情報にもとづいて上述したようなサービス内容を決定することができる。
また、本実施形態では、遊技用装置20を遊技媒体貸出装置としたが、これに限るものではなく、例えば、遊技機の上方に設置されている呼出ランプ、遊技機からの遊技データを集計する台コンピュータを遊技用装置20として動作させることで、遊技媒体貸出装置と遊技機に対して上述した所定の動作を実行させるように制御することもできる。
また、本実施形態では、遊技用装置20に識別情報受付手段を設けたが、遊技機10に識別情報受付手段を設け、受け付けた識別情報を遊技機10から直接管理サーバー40に送信する構成とすることもできる。
また、識別情報(ID)を記録する記録媒体は、電子的に識別情報を読み取り可能な記録媒体が好ましく、ICカードに限らず、磁気カードや携帯電話などのでもよい。携帯電話の場合、識別情報(ID)に代わりMACアドレスを用いることもできる。
また、識別情報受付手段が識別情報を受け付ける態様は、記録媒体からの電子的な読取りに限らず、遊技者が操作部を操作して直接入力してもよい。
また、識別情報は、IDに限らず、メールアドレスや携帯電話の電話番号など遊技者を特定可能なユニークな情報であればよい。
また、収入情報として年収を用いたが、納税額を収入情報として扱い、これにもとづいてサービス内容を決定してもよい。
また、遊技機10及び遊技用装置20が行う動作は、上記の実施形態に限定されるものではなく、遊技機10及び遊技用装置20の有する機能に応じて様々に変更できる。
本発明は、遊技機や遊技媒体貸出装置を設置する遊技場に広く利用することができる。
1 遊技システム
10 遊技機
20 遊技用装置(識別情報受付手段)
30 (30a,30b)ホール側通信サーバー
40 管理サーバー(個人情報管理手段、サービス内容決定手段)
50 ユーザー端末
60 ネットワーク
70 ICカード

Claims (6)

  1. 遊技者の所定の個人情報にもとづいて当該遊技者が遊技を行う遊技機及び/又はこの遊技機に併設される所定の遊技用装置を制御する遊技システムであって、
    遊技機毎に設けられ、遊技者を特定可能な所定の識別情報を受け付ける識別情報受付手段と、
    前記識別情報に係る遊技者の個人情報を記憶するとともに、前記識別情報受付手段から所定の通信回線を介して入力された前記識別情報に対応する前記個人情報を抽出する個人情報管理手段と、
    前記個人情報管理手段によって抽出された個人情報に対応する前記遊技機及び/又は前記遊技用装置の動作に係る所定のサービス内容を決定するサービス内容決定手段と、を備え、
    前記遊技機及び/又は前記遊技用装置は、前記サービス内容にもとづいた所定の動作を行うことを特徴とする遊技システム。
  2. 前記サービス内容は、前記個人情報における当該遊技者の性別及び/又は年齢に応じて異なることを特徴とする請求項1記載の遊技システム。
  3. 前記サービス内容は、前記個人情報における当該遊技者の年収を含む所定の収入情報に応じて異なることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技システム。
  4. 前記サービス内容は、前記個人情報における当該遊技者の遊技履歴に応じて異なることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊技システム。
  5. 所定の動作を、遊技機における出玉率の変更動作としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の遊技システム。
  6. 所定の動作を、遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出装置における貸出料金の変更動作及び/又は貸出限度額以上の遊技媒体の貸し出し禁止動作としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の遊技システム。
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