JP2012075741A - コードロック - Google Patents

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Abstract

【課題】コードロックにおける紐状体の係止状態の解除操作を、紐状体B側を動かさなくても、できるようにする。
【解決手段】長穴状をなすと共にその穴一端1a側から穴他端1b側に向かうに連れて穴幅を狭くする紐状体Bの挿通穴1を備えている。この挿通穴1は少なくとも前記穴他端1b側においてその穴幅を前記紐状体Bの太さより小さくさせている。取付対象物に対し前記穴一端1a側に回動中心を位置させた回動操作可能に取り付けられるようになっている。
【選択図】図1

Description

この発明は、取付対象物、典型的には、紐状体を備えた対象物に取り付けられて用いられるコードロックの改良に関する。
紐状体の挿通穴を有すると共に、この挿通穴に挿通される紐状体の太さよりも穴幅を狭くする箇所と、挿通される紐状体の太さと略等しいかこれよりも穴幅を広くする箇所を作り、挿通穴内に位置される紐状体の部分を穴幅を狭くする箇所に穴幅を広くする箇所から押しつぶし状に入り込ませることで、この紐状体の任意の位置に対して係止して、例えば、被服の開口部の絞り紐のこの開口部を巡る長さを一定にしてこの開口部の絞られた状態を維持するように用いられるコードロックとして、特許文献1及び2に示されるものがある。
しかるに、これらのコードロックにあっては、紐状体の係止状態を解くには、紐状体を把持してこの紐状体を前記挿通穴の穴幅を狭くする箇所から穴幅を広くする箇所に抜き出させる必要がある。
特開2002−312号公報 米国特許明細書第6581250号
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種のコードロックにおける紐状体の係止状態の解除操作を、紐状体側を動かさなくても、できるようにする点にある。
前記課題を達成するために、この発明にあっては、コードロックを、長穴状をなすと共に、その穴一端側から穴他端側に向かうに連れて穴幅を狭くする紐状体の挿通穴を備えており、
この挿通穴は少なくとも前記穴他端側においてその穴幅を前記紐状体の太さより小さくさせており、
取付対象物に対し前記穴一端側に回動中心を位置させた回動操作可能に取り付けられるようになっているものとした。
挿通穴内に位置される部分をこの挿通穴の穴他端側に位置させる紐状体は挿通穴に押しつぶされるような状態になってコードロックは紐状体に係止される。かかる紐状体に一定の張力が作用されている場合、紐状体には挿通穴から抜け出す向きの力が作用するため、コードロックはその回動中心よりもこの抜け出し先側に前記穴他端側にある端部を位置させる姿勢を持たされるようになり、紐状体の前記部分には前記穴他端側に入り込む向きの力が作用される。したがって、かかる係止状態は、紐状体に一定の張力が作用されている限り、安定的に維持される。
かかる係止状態から、コードロックを前記張力の作用方向と反対の方向に回動させると、挿通穴の長さ方向とこの張力の作用方向とが略直交する位置から先では、紐状体の前記部分には前記穴他端側から抜け出す向きの力が作用される。したがって、このコードロックの回動操作により、前記係止状態は速やかに解除される。
前記挿通穴を備えた挿通部と取付対象物に対する取付部とを、この挿通部の前面を取付部の前面に近づける向きの回動操作可能にヒンジ部をもって連接させるようにしておくことが、好ましい態様の一つとされる。この場合、かかるヒンジ部は、挿通部と取付部との間に介在される弾性変形可能部とすることが、好ましい態様の一つとされる。また、かかるヒンジ部を、軸及びこの軸に対する軸受穴のいずれか一方を挿通部に、これらの他方を取付部に備えさせて構成することが好ましい態様の一つとされる。
また、前記挿通穴の穴一端とこの穴一端側におけるコードロックの端部との間に、帯状体の通し部を形成させることで、この通し部を前記回動操作の回動中心とするように、この帯状体を取付対象物としてコードロックを取り付けることが可能とされる。
また、前記挿通穴の穴他端とこの穴他端側におけるコードロックの端部との間にあるコードロックの背面部を指かけ可能に構成させておけば、この背面部をい利用して前記回動操作を行いやすくすることができる。
硬質の合成樹脂よりなると共に挿通穴を備えた内部材を成形型内に位置づけた状態から軟質の合成樹脂をこの成形型内に射出することにより、この内部材の外側にこの軟質の合成樹脂よりなる外殻部を形成させていると共に、この外殻部に前記挿通穴への連通穴を形成させるようにしておくこともある。
このようにした場合、挿通穴は硬質の合成樹脂よりなる内部材に形成されていることから、挿通穴内において紐状体を強固に挟み込んで前記止着をなすことができる。その一方で、外殻部は軟質の合成樹脂からなることから、手触りが良く、被服などに使用しても違和感が少なく、また、取付部も軟質の合成樹脂からなることから、対象物に縫着により取り付けることが可能となる。
前記内部材の挿通穴の穴縁部の全部又は一部に、外殻部によって覆われない箇所を作るようにして、この外殻部を形成させるようにしておくこともある。このようにした場合、前記成形の金型内において内部材をこの箇所を利用してこの成形時に安定的に支持できるようになっている。また、このようにしておけば、挿通穴内にある部分をおしつぶされてその両側を膨らませるようになる紐状体のこの膨らんだ両側を連通穴内に逃がすことができ、留め付け箇所に紐状体を止着させ易くできる。
前記挿通穴の穴一端側を、コードロックの回動の回動軸線に略平行をなす下穴縁と、この下穴縁に略直交するように交わる側穴縁とにより構成しておくこともある。このようにした場合、紐状体が丸紐の場合には解除箇所においてこの紐状体と挿通穴との間に隙間を形成しやすく、紐状体の係止状態を解除したときには挿通穴の内壁にできるだけ紐状体が接しないようにすることができる。
この発明によれば、コードロックにおける紐状体の係止状態の解除操作を、紐状体側を動かさずに、操作部の回動操作によってなすことができ、この解除にあたり紐状体を目視する必要がなく、また、片手でかかる解除操作をなすことができる。
図1は取付対象物に取り付けられたコードロックに、紐状体を留め付けた様子を示した斜視図である。 図2は図1の状態をコードロックの挿通部の前面側から見て示した正面図である。 図3は図1の状態の断面図である。 図4は図1の状態からコードロックの挿通部を回動させた状態を示した斜視図である。 図5は図4の状態をコードロックの挿通部の前面側から見て示した正面図である。 図6は図4の状態の断面図である。 図7は図4の状態からコードロックの挿通部をさらに回動させた状態を示した斜視図である。 図8は図7の状態をコードロックの挿通部の前面側から見て示した正面図である。 図9は図7の状態の断面図である。 図10はコードロックの斜視図である。 図11はコードロックの正面図である。 図12はコードロックの右側面図である。 図13は第二例にかかるコードロックの斜視図である。 図14は第二例にかかるコードロックの正面図である。 図15は第二例にかかるコードロックの右側面図である。 図16は第二例にかかるコードロックの斜視図である。 図17は第二例にかかるコードロックの正面図である。 図18は第二例にかかるコードロックの右側面図である。
以下、図1〜図18に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について、説明する。この実施の形態にかかるコードロックCは、その取付対象物、典型的には、紐状体Bを備えた対象物Aに取り付けられて用いられるものであり、この紐状体Bの挿通穴1を備え、この挿通穴1に挿通された紐状体Bの任意の位置に留め付け可能で、また、この留め付け状態をコードロックCの全部又は一部を回動操作することで解くように構成されたものである。かかるコードロックCの留め付け対象となる紐状体Bは、前記挿通穴1に挿通・留め付けが可能なものであれば、その形状(丸紐、平紐など)、材質や構造(編み紐、ゴム紐、合成樹脂製の紐など)は問わないが、かかるコードロックCは典型的には弾性変形特性を有する紐状体Bの留め付けに用いるのに適している。かかるコードロックCは、典型的には、こうした紐状体Bにより絞られたり、引き締められたりする箇所を備えた各種の対象物Aに取り付けられて、前記挿通穴1に通された紐状体Bに対する留め付け位置を変えることでこのような箇所を絞ったり、緩めたりするように用いられる。例えば、かかるコードロックCは、前記対象物Aとしての衣類の開口部の絞り紐(前記紐状体B)の引き出し箇所の近傍に取り付けられて、この引き出し箇所から引き出された絞り紐に対する留め付けをなすように用いられる。
前記挿通穴1は、長穴状をなす。また、その穴一端1a側から穴他端1b側に向かうに連れて穴幅を狭くするように構成されている。また、この挿通穴1は少なくとも前記穴他端1b側においてその穴幅を前記紐状体Bの太さより小さくさせている。かかる挿通穴1は、挿通される紐状体Bの太さよりも穴長さを長くすると共に、図示の例では、その穴一端1a側においても挿通される紐状体Bの太さよりも穴幅をやや小さくさせ、穴他端1b側に向かうに従って穴幅をかかる紐状体Bの太さよりもさらに小さくさせるように構成されている。そして、かかるコードロックCは、取付対象物に対し前記穴一端1a側に回動中心を位置させた回動操作可能に取り付けられるようになっている。
挿通穴1内に位置される部分をこの挿通穴1の穴他端1b側に位置させる紐状体Bは挿通穴1に押しつぶされるような状態になってコードロックCは紐状体Bに係止される。かかる紐状体Bに一定の張力が作用されている場合、紐状体Bには挿通穴1から抜け出す向きの力が作用するため、コードロックCはその回動中心よりもこの抜け出し先側に前記穴他端1b側にある端部7を位置させる姿勢を持たされるようになり、紐状体Bの前記部分には前記穴他端1b側に入り込む向きの力が作用される。(図2及び図3)したがって、かかる係止状態は、紐状体Bに一定の張力が作用されている限り、安定的に維持される。
かかる係止状態から、コードロックCを前記張力の作用方向F1と反対の方向に回動させると、挿通穴1の長さ方向とこの張力の作用方向F1とが略直交する位置(図4〜図6の位置)から先では、紐状体Bの前記部分には前記穴他端1b側から抜け出す向きの力が作用される。(図7〜図9)したがって、このコードロックCの回動操作により、前記係止状態は速やかに解除される。
ここで図示の例では、挿通穴1の穴幅はその長さ方向に亘るどの位置でも紐状体Bの太さよりも小さくなっていることから、前記係止解除状態からコードロックCの回動操作を止めると、紐状体Bに一定の張力が作用されている場合には、この張力によりコードロックCは回動操作前の姿勢に復帰されると共に、この復帰に伴って紐状体Bの前記部分は前記穴他端1b側に入り込み、コードロックCからの紐状体Bの引き出し寸法を減少させた状態が維持される。
一方、コードロックCを回動操作した前記係止解除状態から、コードロックCからの紐状体Bの自由端側Baの引き出し寸法を増加させるように紐状体Bを引っ張ると、前記張力の作用方向と逆向きの張力F2(図9)がこの紐状体Bの自由端側Baに作用されるため、紐状体Bの前記部分には前記穴他端1b側に入り込む向きの力が作用され、紐状体Bは再びコードロックCに係止され、前記引き出し寸法を増加させた状態が維持される。この後、前記回動操作を止めると、紐状体Bに作用される前記張力(前記逆向きの張力でない張力)によってコードロックCは回動操作前の姿勢に復帰される。
(図1〜図12に示される第一例)
図1〜図12に示される第一例にあっては、コードロックCは、前記挿通穴1を備えた挿通部2と、取付対象物に対する取付部3とを有している。そして、この挿通部2と取付部3とを、この挿通部2の前面2aを取付部3の前面3aに近づける向きの回動操作可能にヒンジ部4をもって連接させている。また、かかるヒンジ部4は、前記挿通部2と取付部3との間に介在される弾性変形可能部4aとなっている。
図示の例では、前記取付部3は略正方形の板状を呈し、挿通部2はこの取付部3より肉厚の長さと幅とを備えた板状を呈している。取付部3の一辺部と挿通部2の幅側の一辺部とが、ヒンジ部43を介して一体に連接されている。
ヒンジ部4は、挿通部2及び取付部3の前面3a側を湾曲外側とするように湾曲された薄肉部として構成されている。ヒンジ部4は、その湾曲中心を挟んだ一方側を取付部3の一辺部に一体に連接させ、かつ、その湾曲中心を挟んだ他方側を挿通部2の幅側の一辺部に一体に連接させている。
挿通部2と取付部3とは、挿通部2の前面2aと取付部3の前面3aとがヒンジ部4において、180度よりもやや小さい鈍角を形成するように、このヒンジ部4によって連接されている。この第一例では、コードロックCの回動の回動軸線x、つまり、挿通部2の回動の回動軸線xは、ヒンジ部4の湾曲中心であって、取付部3及び挿通部2の幅方向に沿ったものとなっている。
挿通穴1は、挿通部2の前面2aと背面2bとを貫通している。また、挿通穴1は、挿通部2の長さ方向に長い長穴状を呈している。挿通穴1は、前記回動軸線xに略平行をなす下穴縁1cと、左右の側穴縁1d、1dとを持つように構成されている。(図11)下穴縁1cはヒンジ部4側に位置されている。左右の側穴縁1d、1dは、このヒンジ部4側においてそれぞれこの下穴縁1cに略直交するように交わる第一部分1eと、この第一部分1eに続いてヒンジ部4側から離れるに連れて次第に他方の側穴縁1dとの間の間隔を狭めるように傾斜した第二部分1fとを有している。左右の側穴縁1dの第一部分1eと下穴縁1cとの間には略直角の隅部1gが形成されている。かかる左右の側穴縁1dの第一部分1e間の距離は留め付け対象となる紐状体Bの太さよりもやや小さくなっている。一方、左右の側穴縁1dの第二部分1fは、挿通部2における取付部3との連接側に対向する端部1、つまり、前記穴他端1b側の端部7側において他方の側穴縁1dの第二部分1fとの間で鋭角の隅部1hを作っている。したがって、図示の例では、かかる挿通穴1の下穴縁1cが前記穴一端1aとなり、鋭角の隅部1hが前記穴他端1bとなっている。(図11)
また、この第一例にあっては、コードロックCは、硬質の合成樹脂よりなると共に挿通穴1を備えた内部材5を図示しない成形型内に位置づけた状態から軟質の合成樹脂をこの成形型内に射出することにより、この内部材5の外側にこの軟質の合成樹脂よりなる外殻部6を形成させていると共に、この外殻部6に前記挿通穴1への連通穴6aを形成させてなる。
内部材5は、挿通部2よりも外径及び厚さを小さくするように構成され、板状を呈している。内部材5の前面5aは、前記挿通穴1及びその穴縁部を除いた箇所が前記外殻部6で覆われ、この外殻部6にヒンジ部4を介して取付部3が連続している。
前記連通穴6aは、内部材5に形成された挿通穴1よりも大きく、この挿通穴1と連通穴6aとの間には外殻部6によって覆われない箇所5bが、内部材5の前面5aにおいて挿通穴1の全周に亘って形成されている。これにより、この実施の形態にあっては、前記成形の金型内において内部材5をこの箇所を利用してこの成形時に安定的に支持できるようになっている。また、このようにしておけば、挿通穴1内にある部分をおしつぶされてその両側を膨らませるようになる紐状体Bのこの膨らんだ両側を連通穴6a内に逃がすことができ、留め付け箇所10aに紐状体Bを止着させ易くできる。
この実施の形態にあっては、取付部3の表面20と挿通部2の前面2aとはヒンジ部4に鈍角を形成するように連接されており、一方、取付部3の背面3bと挿通部2の背面2bとはヒンジ部4に180度より大きな角を形成するように連接されている。コードロックCは、対象物Aの表面Aaに取付部3の背面3bを密着させるようにして、この対象物Aに取り付けられるようになっており、(図3)したがって、挿通部2は取付部3との連接側に対向する端部、つまり、前記穴他端1b側の端部7に向かうに連れて対象物Aの表面Aaから次第に離れるようにこの表面Aa上に位置される。
挿通穴1は硬質の合成樹脂よりなる内部材5に形成されていることから、挿通穴1内において紐状体Bを強固に挟み込んで前記止着をなすことができる。その一方で、外殻部6は軟質の合成樹脂からなることから、手触りが良く、被服などに使用しても違和感が少なく、また、取付部3も軟質の合成樹脂からなることから、対象物Aに縫着により取り付けることが可能となっている。
また、この実施の形態にあっては、前記挿通部2の回動操作をしたときに、この挿通部2を回動操作前の位置に押し戻す向きの付勢力が蓄勢されるようになっている。図示の例では、前記ヒンジ部4は軟質の合成樹脂よりなり取付部3及び外殻部6と一体をなしている。これによりかかるヒンジ部4は弾性変形により前記回動操作を許容し、これを止めると回動操作前の向きに弾性復帰するようになっている。
また、この実施の形態にあっては、挿通穴1の穴他端1bとこの穴他端1b側におけるコードロックCの端部7との間にあるコードロックCの背面部8が指かけ可能に構成されている。具体的には、前記の間にある挿通部2の背面2bは、穴他端1bとヒンジ部4との連接箇所までの間にある挿通部2の背面2bより前方に位置され、両者の間には段差9が形成されている。そして、これにより挿通部2を前記回動操作するにあたって、かかる挿通部2の端部7に指などを掛けやすくなっている。
また、この実施の形態にあっては、前記のように挿通穴1の穴一端1a側が、前記回動軸線xに略平行をなす下穴縁1cと、この下穴縁1cに略直交するように交わる側穴縁1dとにより構成されていることから、紐状体Bが丸紐の場合には挿通穴1の穴一端1a側においてこの紐状体Bと挿通穴1との間に隙間を形成しやすく、紐状体Bの係止状態を解除したときには挿通穴1の内壁と紐状体Bとが広い範囲で接しないようになっている。
また、図示の例では、挿通穴1は、挿通部2の背面2b側の開口径を、挿通部2の前面2a側の開口径よりも大きくしており、挿通穴1の内壁における挿通部2の背面2b側からこの挿通穴1の貫通方向略中程の位置までの範囲は、前記穴一端1a側を除いて、この中程の位置に近づくに従って次第に挿通穴1の穴径を狭める向きに傾斜している。挿通穴1の内壁におけるこの中程の位置から挿通部2の前面2aまでの範囲は前記貫通方向に略平行をなしている。これにより挿通穴1の内部には通された紐状体Bに突き立てられる角部1iが形成されている。
この第一例にかかるコードロックCは、図示は省略するが、前記挿通部2に二箇所以上の挿通穴1を設けることで、二本以上の紐状体Bの留め付けに用いることができる。
(図13〜図15に示される第二例)
図13〜図15に示される第二例にあっては、コードロックCは、前記挿通穴1を備えた挿通部2と、取付対象物に対する取付部3とを有している。そして、この挿通部2と取付部3とを、この挿通部2の前面2aを取付部3の前面3aに近づける向きの回動操作可能にヒンジ部4をもって連接させている。かかるヒンジ部4は、軸4b及びこの軸4bに対する軸受穴4cのいずか一方を挿通部2に、これらの他方を取付部3に備えさせてなる。図示の例では、軸4bを取付部3に、軸受穴4cを挿通部2に形成させている。具体的には、この第二例にあっては、挿通部2における挿通穴1の穴一端1a側の端部には、間に間隔を開けて左右にそれぞれ軸受腕部10が形成されている。そして、この左右の軸受腕部10、10にそれぞれ、軸受穴4cが形成されている。一方、取付部3の一辺部の中央には、かかる左右の軸受腕部10、10間に納まる突出部11が形成されていると共に、この突出部11の左右にそれぞれ対応する軸受穴4cに納まってこれに軸支される軸4bが形成されている。この第二例にかかるコードロックCのその余の構成は、第一例にかかるコードロックCの対応する構成と同一又は実質的に同一であるので、第一例にかかるコードロックCの対応する構成についての符号と同一の符号を図13〜図15に付してその説明は省略する。
(図16〜図18に示される第三例)
図16〜図18に示される第三例にあっては、コードロックCは、挿通穴1の穴一端1aとこの穴一端1a側におけるコードロックCの端部7との間に、帯状体の通し部12を備えた構成となっている。具体的には、第一例における挿通部2に相当する板状主体2’における挿通穴1の穴一端1a側の端部と、この穴一端1aとの間に、左右方向に長いスロット状をなす前記通し部12を形成させている。これにより、この第三例にあっては、かかる通し部12に通される図示しない帯状体を取付対象物として、この帯状体に回動操作可能に取り付けられるようになっている。その回動の回動中心は通し部12の形成箇所となる。この第三例にかかるコードロックCのその余の構成は、第一例にかかるコードロックCの対応する構成と同一又は実質的に同一であるので、第一例にかかるコードロックCの対応する構成についての符号と同一の符号を図16〜図18に付してその説明は省略する。
B 紐状体
1 挿通穴
1a 穴一端
1b 穴他端

Claims (9)

  1. 長穴状をなすと共に、その穴一端側から穴他端側に向かうに連れて穴幅を狭くする紐状体の挿通穴を備えており、
    この挿通穴は少なくとも前記穴他端側においてその穴幅を前記紐状体の太さより小さくさせており、
    取付対象物に対し前記穴一端側に回動中心を位置させた回動操作可能に取り付けられるようになっていることを特徴とするコードロック。
  2. 挿通穴を備えた挿通部と取付対象物に対する取付部とが、この挿通部の前面を取付部の前面に近づける向きの回動操作可能にヒンジ部をもって連接されていることを特徴とする請求項1に記載のコードロック。
  3. ヒンジ部が、挿通部と取付部との間に介在される弾性変形可能部であることを特徴とする請求項2に記載のコードロック。
  4. ヒンジ部が、軸及びこの軸に対する軸受穴のいずれか一方を挿通部に、これらの他方を取付部に備えさせてなることを特徴とする請求項2に記載のコードロック。
  5. 挿通穴の穴一端とこの穴一端側におけるコードロックの端部との間に、帯状体の通し部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコードロック。
  6. 挿通穴の穴他端とこの穴他端側におけるコードロックの端部との間にあるコードロックの背面部が指かけ可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のコードロック。
  7. 硬質の合成樹脂よりなると共に挿通穴を備えた内部材を成形型内に位置づけた状態から軟質の合成樹脂をこの成形型内に射出することにより、この内部材の外側にこの軟質の合成樹脂よりなる外殻部を形成させていると共に、この外殻部に前記挿通穴への連通穴を形成させてなることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のコードロック。
  8. 内部材の挿通穴の穴縁部の全部又は一部に、外殻部によって覆われない箇所を作るようにして、この外殻部が形成されていることを特徴とする請求項7に記載のコードロック。
  9. 挿通穴の穴一端側が、コードロックの回動の回動軸線に略平行をなす下穴縁と、この下穴縁に略直交するように交わる側穴縁とにより構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のコードロック。
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