JP2012058692A - 液晶表示装置の駆動装置および液晶表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】低消費電力動作が可能な駆動装置および液晶表示システムを提供する。
【解決手段】本実施形態によれば、複数の走査線と、複数の信号線と、前記走査線と前記信号線との交点に配置される複数の液晶画素と、を備える液晶表示装置を駆動する液晶表示装置の駆動装置は、液晶表示装置の駆動装置は、第1の共通配線と、第2の共通配線と、複数のドライバモジュールと、を備える。前記ドライバモジュールのそれぞれは、比較回路と、第1のスイッチと、第2のスイッチと、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、液晶表示装置の駆動装置および液晶表示システムに関する。
液晶表示装置の大画面化に伴い、液晶表示装置の駆動装置の消費電力も増加する傾向にある。駆動装置の消費電力は、駆動装置内での自己消費電流によるものと、液晶表示装置への充放電電流によるものが挙げられるが、近年では、特に後者が支配的となっている。そのため、液晶表示装置への充放電電流を減らして、低消費電力で動作可能な駆動装置が必要となってきている。
特開2009−104173号公報
低消費電力動作が可能な液晶表示装置の駆動装置および液晶表示システムを提供する。
本実施形態によれば、複数の走査線と、複数の信号線と、前記走査線と前記信号線との交点に配置される複数の液晶画素と、を備える液晶表示装置を駆動する液晶表示装置の駆動装置は、液晶表示装置の駆動装置は、第1の共通配線と、第2の共通配線と、複数のドライバモジュールと、を備える。第1の共通配線は、奇数本目の前記信号線に対応し、第1のコンデンサに接続可能である。第2の共通配線は、偶数本目の前記信号線に対応し、第2のコンデンサに接続可能である。複数のドライバモジュールは、前記複数の信号線のそれぞれに対応して設けられる。前記ドライバモジュールのそれぞれは、比較回路と、第1のスイッチと、第2のスイッチと、を有する。比較回路は、前記信号線に供給される第1の画素信号と、前記第1の画素信号の次に前記信号線に供給される第2の画素信号と、に基づいて、チャージシェアを実行するか否かを判定する。第1のスイッチは、前記比較回路の判定結果に応じて、前記第1の画素信号を前記信号線に供給するタイミングを切り替える。第2のスイッチは、前記比較回路の判定結果に応じて、前記信号線とその信号線に対応する前記第1または第2の共通配線とを電気的に接続するか否かを切り替える。
一実施形態に係る液晶表示システム100の概略構成図。 カラム反転方式を説明する図。 ソースドライバ4の内部構成の一例を示す概略ブロック図。 画素信号Vd1と画素電圧Va1との関係の一例を示す図。 ソースドライバ4の処理動作の一例を示すフローチャート。 スイッチSW2,SW3のオン・オフ動作および信号線12の電圧波形の一例を示す図。 スイッチSW2,SW3のオン・オフ動作および信号線12の電圧波形の別の例を示す図。 チャージシェアを実行するか否かの判断手法の一例を示す図。 画素信号Vdが7ビットである場合の、チャージシェアを実行するか否かの判断手法の一例を示す図。 画素信号Vdが6ビットである場合の、チャージシェアを実行するか否かの判断手法の一例を示す図。
以下、の実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、一実施形態に係る液晶表示システム100の概略構成図である。図1の液晶表示システム100は、液晶表示装置1と、タイミングコントローラLSI2と、ゲートドライバ3と、ソースドライバ(液晶表示装置の駆動装置)4と、外付けコンデンサC_OD(第1のコンデンサ),C_EV(第2のコンデンサ)とを備えている。
液晶表示装置1は、2枚のガラス基板を対向配置して、これらガラス基板の間に液晶材料を密封した構造である。液晶表示装置1は、複数(例えば1080本)の走査線11と、複数(例えば1920*3本)の信号線12と、走査線11および信号線12の各交差箇所に形成される液晶画素13とを有する。液晶画素13は、赤色に点灯するR液晶画素、緑色に点灯するG液晶画素および青色に点灯するB液晶画素からなる。
タイミングコントローラLSI2はゲートドライバ制御信号5およびソースドライバ制御信号6を生成する。ゲートドライバ3は、ゲートドライバ制御信号5に基づいて、走査線11の1つを順繰りに選択する。液晶表示システム100は、例えば4個のゲートドライバ3を備えており、そのぞれぞれは1080/4=270本の走査線11を制御する。ソースドライバ4は、ソースドライバ制御信号6に基づいて、画素電圧Vaを信号線12に供給する。画素電圧Vaはゲートドライバ3に選択された走査線11に接続される液晶画素13に供給される。液晶表示システム100は、例えば8個のソースドライバ4を備えており、そのぞれぞれは1920*3/8=720本の信号線12に画素電圧Vaを供給する。
本実施形態の液晶表示装置1は焼き付きを防止するために反転駆動される。すなわち、各液晶画素13はフレーム毎に画素電圧Vaの極性が反転しており、正極性および負極性のいずれかで駆動される。ここで、正極性とは中心電圧(以下、8Vとする)と高基準電圧(以下、16Vとする)との間の電圧、負極性とは、中心電圧と低基準電源(以下、0Vとする)との間の電圧を意味する。
液晶画素13が非点灯なのは、液晶画素13の共通電極が8Vであり、正極性の場合および負極性の場合ともに、画素電圧Va=8Vのときである。また、液晶画素13が最大輝度で点灯するのは、正極性の場合はVa=16Vのときであるが、負極性の場合はVa=0Vのときである。このように、同じ輝度で点灯させる場合であっても、液晶画素13に供給する画素電圧Vaの極性を中心電圧を中心としてフレーム毎に反転させることで、液晶の焼き付きを防止できる。
本実施形態の液晶表示装置1は、例えば反転駆動方式の1つであるカラム反転方式により駆動される。図2は、カラム反転方式を説明する図である。図2には、走査線11(ロウ)方向および信号線12(カラム)方向に設けられる液晶表示装置1内の複数の液晶画素13を図示している。液晶画素13内の「+」は正極性、「−」は負極性の画素電圧Vaでそれぞれ駆動されることを示している。
図2(a)では、奇数カラムの液晶画素13は全て正極性であり、偶数カラムの液晶画素13は全て負極性である。一方、図2(b)では、奇数カラムの液晶画素13は全て負極性であり、偶数カラムの液晶画素13は全て正極性である。フレームが切り替わる毎に、図2(a)または図2(b)に示す極性で交互に駆動される。
このように、カラム反転方式では、カラム方向に隣接する液晶画素13を駆動する画素電圧Vaの極性は同一であり、ロウ方向に隣接する液晶画素13を駆動する画素電圧Vaの極性は互いに異なっている。また、フレーム毎に各液晶画素13の極性が反転する。カラム反転方式は、カラム方向およびロウ方向に隣接する液晶画素13を駆動する画素電圧Vaの極性が互いに異なるドット反転方式に比べ、低消費電力で液晶表示装置1を駆動できる。
図3は、ソースドライバ4の内部構成の一例を示す概略ブロック図である。図3のソースドライバ4は、例えば720個のドライバモジュール20と、奇数カラム用チャージシェア共通配線CS_OD(第1の共通配線)と、偶数カラム用チャージシェア共通配線CS_EV(第2の共通配線)と、駆動方式判定回路30と、極性認識回路40と、共通配線短絡スイッチ(第3のスイッチ)SW1とを有する。これらは、例えば1個のチップに内蔵される。
ドライバモジュール20のそれぞれは、第1のラッチ回路(1st latch)21と、第2のラッチ回路(2nd latch)22と、比較回路(CMP)23と、レベルシフタ回路24と、デコーダ回路25と、出力オペアンプ(AMP)26と、チャージシェア用スイッチ(第2のスイッチ)SW2と、ハイインピーダンス用スイッチ(第1のスイッチ)SW3とを有する。ドライバモジュール20は各信号線12に対応して設けられ、信号線12を介して画素信号Vdを液晶画素13に供給する
第1のラッチ回路21は、供給先の液晶画素13の点灯輝度を示す画素信号Vdが外部から入力され、これをラッチする。第2のラッチ回路22は第1のラッチ回路21が出力する画素信号Vdをラッチする。本実施形態では、画素信号Vdは8ビット(256階調)のデジタル信号であるとする。
レベルシフタ回路24は画素信号Vdの信号レベルをデコーダ回路25の入力電圧に合わせて変換し、画素信号Vd1を出力する。例えば、ハイが3V、ロウが0Vにそれぞれ対応する画素信号Vdを、ハイが10V、ロウが0Vにそれぞれ対応する画素信号Vd1に変換する。
デコーダ回路25には画素電圧Vaの極性を示す極性信号Polが入力され、画素信号Vd1をアナログ信号である画素電圧Va1に変換する。極性信号Polは、例えば1ビットの信号である。極性信号Polの一方の値は図2(a)に、他方の値は図2(b)に対応しており、フレーム毎に切り替わる。デコーダ回路25は、極性信号Polに基づいて、対応する信号線12が正極性で駆動されるのか、負極性で駆動されるのかを判別する。
図4は、画素信号Vd1と画素電圧Va1との関係の一例を示す図である。信号線12が正極性の画素電圧Vaで駆動されるとき、デコーダ回路25は画素信号Vd1を8〜16Vのアナログ電圧である画素電圧Va1に変換する(曲線g1)。一方、負極性で駆動されるとき、デコーダ回路25は画素信号Vd1を0〜8Vの画素電圧Va1に変換する(曲線g2)。
画素信号Vd1と画素電圧Va1との関係は、画素電圧Vaの極性の他、液晶表示装置1の輝度特性や視覚特性を考慮して予め設定される。一例として、図4に示すように、画素信号Vd1が0〜63および192〜255の場合は、画素信号Vd1に対して画素電圧Va1は大きく変化し、画素信号Vd1が64〜191の場合は、画素電圧Va1はあまり変化しないのが液晶特性の特徴である。
出力オペアンプ26は、液晶画素13を駆動するために、デコーダ回路25が出力した画素電圧Va1をインピーダンス変換して画素電圧Vaを生成する。画素電圧VaはスイッチSW3を介して信号線12に供給される。スイッチSW3の動作タイミングは比較回路23により制御される。
比較回路23は、第1のラッチ回路21から出力される画素信号Vdと、第2のラッチ回路22から出力される画素信号Vdとに基づいて、チャージシェアを実行するか否かを判断する。比較回路23は、レベルシフタ回路24を介し、比較結果に応じてスイッチSW2,SW3を制御する。詳細な動作は後述する。なお、レベルシフタ回路24を介する理由は、デコーダ回路25の入力電圧に合わせて変換したのと同様に、スイッチSW2,SW3を制御するのに必要な電圧レベルを得るためである。
本実施形態の1つの特徴は、各ドライバモジュール20内に比較回路23を設け、ドライバモジュール20毎にチャージシェアを実行するか否かを判断することである。これにより、効率よくチャージシェアを実行することができ、消費電力を低減できる。
共通配線CS_ODは外付けコンデンサC_ODの一端に接続される。外付けコンデンサC_ODの他端は接地端子に接続される。また、共通配線CS_ODは、スイッチSW2がオンすると、奇数本目の信号線12に電気的に接続される。共通配線CS_EVについても同様である。
駆動方式判定回路30は駆動方式に応じてスイッチSW1を制御する。より具体的には、カラム反転方式で液晶表示装置1を駆動する場合はスイッチSW1をオフに、ドット反転方式で駆動し、チャージシェアを実行する場合はオンにそれぞれ設定する。極性認識回路40は、極性の切り替わりに同期して、所定期間、スイッチSW1,SW2をオンする。以下では、カラム反転方式で駆動される場合を中心に説明する。
図5は、ソースドライバ4の処理動作の一例を示すフローチャートであり、図6および図7は、スイッチSW2,SW3のオン・オフ動作および信号線12の電圧波形の一例を示す図である。スイッチSW2が共通配線CS_ODに接続され、正極性の画素電圧Vaで駆動される信号線12に対応するドライバモジュール20を例にとって、ソースドライバ4の処理動作を説明する。
比較回路23は、第2のラッチ回路22から出力される画素信号(第1の画素信号)Vdと、と第1のラッチ回路21から出力され、第1の画素信号Vdの次に信号線12に供給される画素信号(第2の画素信号)Vdと、に基づいて、チャージシェアを実行するか否かを判断する(ステップS1)。
図8は、チャージシェアを実行するか否かの判断手法の一例を示す図である。同図に示すように、第1および第2の画素信号Vdを0〜63(第1グループ),64〜127(第2グループ),128〜192(第3グループ)および192〜255(第4グループ)の4グループに分け、第1の画素信号Vdが第1グループに属し、かつ、第2の画素信号Vdが第4グループに属する場合、または、第1の画素信号Vdが第4グループに属し、かつ、第2の画素信号Vdが第1グループに属する場合にチャージシェアを実行する。それ以外のグループの遷移はチャージシェアを実行しない。
図8のように画素信号Vdを4グループに分けると、比較回路23は画素信号Vdの上位2ビットのみを用いて画素信号Vdがどのグループに属するかを判断できるため、比較回路23の処理を簡略化でき、回路規模を削減できる。また、画素信号Vdの中心である128の他、64,192をグループの境界とする。これは、図4に示すように、画素信号Vd1が64以下および192以上の場合は画素電圧Va1の変化量が大きいためである。
図6は、第1の画素信号Vdが0(画素電圧Va=8V)、第2の画素信号Vdが255(画素電圧Va=16)であり、チャージシェアを実行する場合の例を示している。
チャージシェアを実行する場合(ステップS1のYES)、比較回路23は、時刻t1でスイッチSW2をオンに、スイッチSW3をオフにそれぞれ設定する(ステップS2)。これにより、外付けコンデンサC_ODに蓄積された電荷が信号線12に放電され、その電荷に応じた電圧に信号線12は設定される。液晶画素13が正極性で駆動される場合、外付けコンデンサC_ODには、8Vと16Vの中間電圧である12V程度に充電されており、信号線12は約12Vとなる。続いて、比較回路23は、時刻t2でスイッチSW2をオフに、スイッチSW3をオンにそれぞれ設定する(ステップS3)。これにより、信号線12は出力オペアンプ26が出力する画素電圧Vaに設定される。
チャージシェアを実行しない場合、出力オペアンプ26は信号線12の電圧を8Vから16Vまで上昇させる必要がある。これに対し、チャージシェアを実行する場合、外付けコンデンサC_ODに蓄積された電荷を利用して信号線12の電圧を約12Vまで上昇させることができる。そのため、出力オペアンプ26は約12Vから16Vまで上昇させるだけでよく、消費電力を低減できる。
図7は、第1の画素信号Vdが255(画素電圧Va=16V)、第2の画素信号Vdが0(画素電圧Va=8V)であり、チャージシェアを実行する場合の例を示している。
比較回路23が時刻t1でスイッチSW2をオンに、スイッチSW3をオフにそれぞれ設定すると、信号線12に蓄積された電荷は外付けコンデンサC_ODに放電される。続いて、比較回路23が時刻t2でスイッチSW2をオフに、スイッチSW3をオンにそれぞれ設定すると、信号線12は出力オペアンプ26が出力する画素電圧Vaに設定される。
チャージシェアを実行することにより、信号線12に蓄積されていた電荷が外付けコンデンサC_ODに充電され、電荷を回収できる。
このように、外付けコンデンサCS_OD,CS_EVで電荷を回収したり、回収された電荷を用いて信号線12を充電したりすることで、出力オペアンプの負荷が減り、消費電力を低減できる。
また、奇数本目または偶数本目の一方の信号線12は正極性で、他方の信号線12は負極性で駆動される。これに合わせて、奇数本目用の共通配線CS_ODおよび外付けコンデンサC_ODと、偶数本目用の共通配線CS_EVおよび外付けコンデンサC_EVを設けるため、同じ極性で駆動される信号線12同士で効率よくチャージシェアを実行できる。
一方、図5のステップS1で、比較回路23がチャージシェアを実行しないと判断した場合(ステップS1のNO)、比較回路23は、時刻t1でスイッチSW2をオフに、スイッチSW3をオンにそれぞれ設定する(ステップS3)。これにより、信号線12は出力オペアンプ26が出力する画素電圧Vaに設定される。
なお、ステップS3でスイッチSW3はオンに設定された後、次の走査線11に接続される画素13の駆動を開始するまで、オン状態を維持する。
図8に示すように、チャージシェアを実行するのは、第1の画素信号Vdが最大値(255)と最小値(0)との中間値である128より小さい第1の定数(例えば64)より小さくかつ第2の画素信号Vdが中間値より大きい第2の定数(例えば192)以上、または、第1の画素信号Vdが中間値より大きい第3の定数(例えば192)以上かつ第2の画素信号Vdが中間値より小さい第4の定数(例えば64)より小さい場合である。他の場合、例えば、第1の画素信号Vdが0(画素電圧Va=8V)で、第2の画素信号Vdが32(画素電圧Va=10.5Vとする)のときにチャージシェアを実行すると、信号線12の電圧はチャージシェアにより0Vから一旦12Vに設定され、その後に、出力オペアンプ26により信号線12の電圧を12Vから10.5Vまで下げなければならない。結果として、消費電力を低減できないばかりか、却って消費電力が増大してしまう。
このように、第1および第2の画素信号Vdに応じて、チャージシェアの実行により消費電力を低減できるか否かが異なる。仮に、チャージシェアを実行するか否かの判定をソースドライバ4単位で行い、ソースドライバ4内の全ドライバモジュール20でチャージシェアを実行してしまうと消費電力が増大してしまうおそれがある。全てのドライバモジュール20で消費電力を低減できるとは限らないからである。これに対し、本実施形態では、ソースドライバ4単位でなく、ドライバモジュール20単位でチャージシェアを実行するか否かを判定し、確実に消費電力を低減できるドライバモジュール20のみチャージシェアを実行するため、効率よく消費電力を低減できる。
その後、極性認識回路40は極性信号Polに基づいて画素電圧Vaの極性が切り替わるか否かを判断する(ステップS4)。極性が切り替わる場合、極性認識回路40はスイッチSW1,SW2をオンに設定する(ステップS5。極性認識回路40からの制御信号は不図示)。スイッチSW1をオンする前は、2つの外付けコンデンサC_OD,C_EVのうち、正極性で駆動される信号線12に接続される外付けコンデンサは約12Vに、負極性で駆動される信号線12に接続される外付けコンデンサは約4V(0Vと8Vとの中間電圧)に、それぞれ対応する電荷が蓄積されている。スイッチSW1,SW2がオンすることにより、外付けコンデンサC_OD,C_EVは、ともに約8Vに対応する電荷が蓄積され、全ての信号線12もこの電圧値に設定される。
所定期間が経過した後、極性認識回路40はスイッチSW1,SW2をオフに設定する(ステップS6)。その後、チャージシェアが繰り返し実行されて外付けコンデンサC_OD,C_EVが充放電されることにより、外付けコンデンサC_OD,C_EVには約4Vまたは12Vに対応する電荷が蓄積されていく。さらに、次の画素信号Vdが入力されれば、図5のステップS1に戻って同様の処理動作が行われる。
このように、本実施形態では、画素信号Vdと、次に信号線12に供給される画素信号Vdとに基づいて、ドライバモジュール20毎に、独立して、チャージシェアを実行するか否かを判断する。また、奇数本目の信号線12に接続される外付けコンデンサC_ODと、偶数本目の信号線12に接続される外付けコンデンサC_EVを設けてチャージシェアを実行する。そのため、液晶表示装置1への充放電電流を抑制でき、効率よく駆動装置4の消費電力を低減できる。さらに、図8に示すように、画素信号を4つのグループに分けてチャージシェアを実行するか否かを判定するため、判定を行う比較回路23の回路規模を削減できる。
上述した実施形態では画素信号Vdが8ビットである例を示したが、画素信号Vdが異なるビット等であっても本実施形態を適用できる。例えば、図9は、画素信号Vdが7ビットである場合の、チャージシェアを実行するか否かの判断手法の一例を示す図であり、図10は、画素信号Vdが6ビットである場合の、チャージシェアを実行するか否かの判断手法の一例を示す図である。また、画素信号は10ビット以上の信号であってもよい。さらに、図8〜図10とは異なる手法で比較回路23はチャージシェアを実行するか否かを判定してもよい。例えば、4グループ以上に分けてもよいし、画素信号Vdと画素電圧Vaとの関係に応じてグループを設定してもよい。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した個々の実施形態には限定されるものではない。特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
1 液晶表示装置
4 ソースドライバ
11 走査線
12 信号線
13 液晶画素
20 ドライバモジュール
23 比較回路
40 極性認識回路

Claims (10)

  1. 複数の走査線と、複数の信号線と、前記走査線と前記信号線との交点に配置される複数の液晶画素と、を備える液晶表示装置を駆動する液晶表示装置の駆動装置であって、
    奇数本目の前記信号線に対応し、第1のコンデンサに接続可能な第1の共通配線と、
    偶数本目の前記信号線に対応し、第2のコンデンサに接続可能な第2の共通配線と、
    前記複数の信号線のそれぞれに対応して設けられる複数のドライバモジュールと、を備え、
    前記ドライバモジュールのそれぞれは、
    前記信号線に供給される第1の画素信号と、前記第1の画素信号の次に前記信号線に供給される第2の画素信号と、に基づいて、チャージシェアを実行するか否かを判定する比較回路と、
    前記比較回路の判定結果に応じて、前記第1の画素信号を前記信号線に供給するタイミングを切り替える第1のスイッチと、
    前記比較回路の判定結果に応じて、前記信号線とその信号線に対応する前記第1または第2の共通配線とを電気的に接続するか否かを切り替える第2のスイッチと、を有することを特徴とする液晶表示装置の駆動装置。
  2. 前記比較回路は、前記第1の画素信号が、前記第1の画素信号の最大値と最小値との中間値より低い第1の定数より小さく、かつ、前記第2の画素信号が前記中間値より高い第2の定数以上である場合、または、前記第1の画素信号が前記中間値より高い第3の定数以上であり、かつ、前記第2の画素信号が前記中間値より低い第4の定数より小さい場合、チャージシェアを実行すると判定することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の駆動装置。
  3. 前記第1および第2の画素信号はデジタル信号であり、
    前記比較回路は、前記第1および第2の画素信号の上位から所定ビットのみを用いて、チャージシェアを実行するか否かを判定することを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装置の駆動装置。
  4. チャージシェアを実行する場合、前記比較回路は、前記第2のスイッチにより、前記信号線とその信号線に対応する前記第1または第2の共通配線とを電気的に接続させ、所定時間経過後、前記第1のスイッチにより、前記第1の画素信号を前記信号線に供給させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の液晶表示装置の駆動装置。
  5. 前記信号線とその信号線に対応する前記第1または第2の共通配線とが電気的に接続すると、前記信号線は、その信号線に対応する前記第1または第2のコンデンサに蓄積された電荷に応じた電圧に設定されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の液晶表示装置の駆動装置。
  6. 前記第1および第2の共通配線を短絡するか否かを切り替える第3のスイッチを備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の液晶表示装置の駆動装置。
  7. 前記液晶画素を駆動する電圧の極性が切り替わるタイミングに同期して、所定期間、前記第2および第3のスイッチをオンさせる極性認識回路を備えることを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置の駆動装置。
  8. 複数の走査線と、複数の信号線と、前記走査線と前記信号線との交点に配置される複数の液晶画素と、を備える液晶表示装置を駆動する液晶表示装置の駆動装置であって、
    コンデンサに接続可能な共通配線と、
    前記複数の信号線のそれぞれに対応して設けられる複数のドライバモジュールと、を備え、
    前記ドライバモジュールのそれぞれは、
    前記信号線に供給される第1の画素信号が、前記第1の画素信号の最大値と最小値との中間値より低い第1の定数より小さく、かつ、前記第1の画素信号の次に前記信号線に供給される第2の画素信号が前記中間値より高い第2の定数以上である場合、または、前記第1の画素信号が前記中間値より高い第3の定数以上であり、かつ、前記第2の画素信号が前記中間値より低い第4の定数より小さい場合、チャージシェアを実行すると判定する比較回路と、
    前記比較回路の判定結果に応じて、前記第1の画素信号を前記信号線に供給するタイミングを切り替える第1のスイッチと、
    前記比較回路の判定結果に応じて、前記信号線とその信号線に対応する前記共通配線とを電気的に接続するか否かを切り替える第2のスイッチと、を有することを特徴とする液晶表示装置の駆動装置。
  9. 複数の走査線と、複数の信号線と、前記走査線と前記信号線との交点に配置される複数の液晶画素と、を有する液晶表示装置と、
    前記液晶表示装置を駆動する液晶表示装置の駆動装置と、
    第1および第2のコンデンサと、を備え、
    前記駆動装置は、
    奇数本目の前記信号線に対応し、前記第1のコンデンサに接続される第1の共通配線と、
    偶数本目の前記信号線に対応し、前記第2のコンデンサに接続される第2の共通配線と、
    前記複数の信号線のそれぞれに対応して設けられる複数のドライバモジュールと、を有し、
    前記ドライバモジュールのそれぞれは、
    前記信号線に供給される第1の画素信号と、前記第1の画素信号の次に前記信号線に供給される第2の画素信号と、に基づいて、チャージシェアを実行するか否かを判定する比較回路と、
    前記比較回路の判定結果に応じて、前記第1の画素信号を前記信号線に供給するタイミングを切り替える第1のスイッチと、
    前記比較回路の判定結果に応じて、前記信号線とその信号線に対応する前記第1または第2の共通配線とを電気的に接続するか否かを切り替える第2のスイッチと、を有することを特徴とする液晶表示システム。
  10. 前記液晶表示装置は、前記走査線方向に隣接する液晶画素を駆動する電圧の極性は互いに異なり、前記信号線方向に隣接する液晶画素を駆動する電圧の極性が同一であることを特徴とする請求項9に記載の液晶表示システム。
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