JP2012055381A - 折畳み杖 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来折畳み杖は、組立の際に紐のコブをグリップ上部の溝に引っ掛けて固定していたため、紐のコブの位置でシャフト長が決まっていた。そのため、長さを調節する機構を設けることができなかった。また、紐コブを溝に嵌める際に、かなりの力を必要としていた。
【解決手段】軸方向へつなぎ合せることにより1本のロッドを構成可能な複数本のパイプシャフト2〜5と、そのロッドを軸方向に貫通する軸方向穴内に挿通されると共に一端がロッドの軸方向の一端に配置される基端側パイプシャフト2に支持され且つ他端がロッドの軸方向の他端に配置される先端側パイプシャフト5に支持される操作紐6と、軸方向穴内に設けられ且つ操作紐の引っ張り操作により複数本のパイプシャフト2〜5の着脱操作を可能とした着脱操作機構20と、を備えている。複数本のパイプシャフト2〜5は、他のパイプシャフトと接続される軸方向の一端又は両端に、互いに係合可能とされた接続凸部3b〜5b又は接続凹部2a〜4aのいずれか一方を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、トレイルランニング(山岳マラソン)、ハイキング、ウォーキング、散歩等に使用して好適な折畳み杖に関し、特に、複数本のパイプシャフトをワンタッチ操作により連結させて1本の所定長さの杖を組み立てることができると共に、簡単な操作により複数本のパイプシャフトに分割して折り畳むことができる折畳み杖に関する。
従来の折畳み杖の第1の例としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、長さ調節が可能な伸縮式の多段伸縮杖に関するものが記載されている。この特許文献1に記載された多段伸縮杖(以下「第1の従来例」という。)は、軸方向に嵌挿されて相互にスライドし合う大小径金属管ペアの複数を組み合わせて複数段の伸縮式連結管を構成し、使用時には小径管内に備わる外方向へ付勢されたロックピンを小径管内へ押し込むことによって位置ロックを解除して小径管を大径管内へスライド収納できるように構成されている。更に、相互にスライドし合う管ペアの組合せごとに一方の管内に凹継ぎ手が、他方の管内には凸継ぎ手が備わっており、両継ぎ手のうち少なくとも凸継ぎ手が軸心方向へ沿って放射状略等間隔に複数個のスリットを有して全方位ラジアル方向へ可撓的に形成されており、非使用時における縮尺して収納した状態においては、凹継ぎ手及び凸継ぎ手が互いに嵌り合って連結するべく構成された、ことを特徴としている。
また、従来の折畳み杖の第2の例として、特許文献2に記載されているようなものもある。特許文献2には、シャフト部に2種類の異なる長さ調節機構を有するステッキに関するものが記載されている。この特許文献2に記載されたステッキ(以下「第2の従来例」という。)は、グリップ部、シャフト部、石突きを有し、シャフト部が少なくとも3段以上の複数段に分割され、最大径の上段シャフト、中径の中段シャフト及び1本又は複数本の小径の下段シャフトからなり、それぞれ上段のシャフト内に遊嵌して伸縮可能に構成されている。更に、上段シャフトと中段シャフトの第1嵌合部に設けられる第1長さ調節機構と中段シャフト以下の各シャフトの嵌合部に設けられる長さ調節機構とが、それぞれ異なる、ことを特徴としている。
実用新案登録第3158936号公報 特開2001−46128号公報
しかしながら、上述した第1の従来例の場合には、4本のシャフトを入れ子式に収納する構成となっており、取っ手の付いた上段シャフトの外径に比べて、その反対側に位置する石突きの付いた下段シャフトの外径が著しく細いものとなっていた。そのため、上段シャフト側の強度に比べて下段シャフト側の強度が弱いものとなり、杖の強度を全長に亘って大きなものとすることが難しいという問題があった。更に、内外のシャフト間を連結するそれぞれの継ぎ手部分にピンロック方式のロック機構が設けられているため、この杖を最も短い長さに収縮させる場合には、全てのロック機構を個別に解除して小径シャフトを大径シャフトに収納しなければならず、長さ調節時の作業性が悪いという問題もあった。
また、第2の従来例の場合には、3本のシャフトを入れ子式に収納する構成となっており、第1の従来例の場合と同様に、取っ手の付いた上段シャフトの外径に比べて、その反対側に位置する石突きの付いた下段シャフトの外径が著しく細いものとなっていた。そのため、上段シャフト側の強度に比べて下段シャフト側の強度が弱いものとなり、杖の強度を全長に亘って大きなものとすることが難しいという問題があった。更に、上段シャフトと中段シャフトとの間に無段階調節機構を設けると共に、中段シャフトと小段シャフトとの間に多段階調節機構を設け、各継ぎ手部分に長さ調節機構を設ける構成となっていた。そのため、杖全体の長さ調節が複雑なものになっており、長さ調節時の作業性が悪いという問題もあった。
解決しようとする問題点は、前述したような従来の技術においては、複数本のシャフトを入れ子式に収納して杖の長さを調節する構成となっていた。そのため、上段シャフト側(取っ手側)の強度に比べて下段シャフト側(石突き側)の強度が弱いものとなり、杖の強度を全長に亘って大きく且つ略均一なものとすることが難しいという点である。また、内外のシャフト間を連結するそれぞれの継ぎ手部分にロック機構が設けられており、全てのロック機構を個別に操作しないと、長さ調節や分解作業を行うことができないという点である。
本発明は、軸方向へつなぎ合せることにより1本のロッドを構成可能な複数本のパイプシャフトと、ロッドを軸方向に貫通する軸方向穴内に挿通されると共に一端がロッドの軸方向の一端に配置される基端側パイプシャフトに支持され且つ他端がロッドの軸方向の他端に配置される先端側パイプシャフトに支持される操作紐と、軸方向穴内に設けられ且つ操作紐の引っ張り操作により複数本のパイプシャフトの着脱操作を可能とした着脱操作機構と、を備えて構成されている。そして、複数本のパイプシャフトは、他のパイプシャフトと接続される軸方向の一端又は両端に、互いに係合可能とされた接続凸部又は接続凹部のいずれか一方を有する、ことを最も主要な特徴としている。
本発明によれば、1本の操作紐を引っ張り操作することにより、複数本のパイプシャフトをワンタッチ操作で連結させて1本の所定長さの杖を組み立てることができる。また、操作紐を引っ張るという簡単な操作により、パイプシャフトの自重や小さな引張り力を加えるだけで1本のロッドを複数本のパイプシャフトに分割して折り畳むことができる。
本発明の折畳み杖の組立状態の概観図である。 図1に示す折畳み杖を軸方向に沿って断面した中央縦断面図である。 図1に示す折畳み杖を4つのパイプシャフトに分割した説明図である。 図2に示すP部を拡大した断面図である。 本発明の折畳み杖に係る着脱操作機構の回転カム軸とスライド筒軸等の組立状態を示す側面図である。 本発明の折畳み杖に係る着脱操作機構の回転カム軸を示すもので、図6Aは斜視図、図6Bは正面図、図6Cは平面図、図6Dは図6BのT−T線断面図である。 本発明の折畳み杖に係る着脱操作機構のスライド筒軸を示すもので、図7Aは斜視図、図7Bは正面図、図7Cは平面図、図7Dは図7BのU−U線断面図である。 本発明の折畳み杖に係る着脱操作機構の固定カム筒を示すもので、図8Aは斜視図、図8Bは正面図、図8Cは平面図、図8Dは図8BのV−V線断面図である。 本発明の折畳み杖に係る着脱操作機構のキャップ部材を示すもので、図9Aは斜視図、図9Bは正面図、図9Cは平面図である。 本発明の折畳み杖に係る着脱操作機構のブシュを示す斜視図である。 本発明の折畳み杖に係る着脱操作機構を示すもので、図11Aは図4のW−W線断面図、図11Bは図4のX−X線断面図、図11Cは図4のY−Y線断面図、図11Dは図4のZ−Z線断面図である。 図2に示すS部を拡大した断面図である。 本発明の折畳み杖に係る着脱操作機構の動作を説明するもので、図13Aは着脱操作機構の初期位置の状態、図13Bは回転カム軸の第1のガイド突条が固定カム筒のガイド溝に摺動係合した状態、図13Cは回転カム軸の第1のガイド突条とスライド筒軸の第2のガイド突条とが固定カム筒のガイド溝に摺動係合した状態、図13Dは回転カム軸の第1のガイド突条が固定カム筒のガイド溝から離脱した初期状態、図13Eは回転カム軸の第1のガイド突条が固定カム筒のガイド溝から離脱して回転を始めた状態、図13Fは着脱操作機構のロック状態を、それぞれ示す説明図である。 本発明の折畳み杖に係る取っ手を示す説明図である。
以下、本発明の折畳み杖を実施する形態の例について、図面を参照して説明する。なお、本発明は、この実施例に示した折畳み杖1に限定されるものではない。
図1〜図3に示す折畳み杖1は、トレイルランニング(山岳マラソン)、ハイキング、ウォーキング、散歩等に使用して好適なものである。この折畳み杖1の主な特徴は、複数本のパイプシャフトをワンタッチ操作により連結させて1本の所定長さの杖を組み立てることができると共に、簡単な操作により複数本のパイプシャフトに分割して折り畳むことができるところにある。
図1〜図3に示すように、折畳み杖1は、4本のパイプシャフト2,3,4,5と、1本の操作紐6と、取っ手7と、石突き8等によって構成されている。1本の杖に必要なパイプシャフトの数は、この実施例で示す4本に限られるものではなく、5本以上であってもよく、また、3本若しくは2本であってもよい。4本のパイプシャフト2〜5は、その外径及び肉厚は同一に設定されており、長さも略同一長さに設定されている。ただし、一端に石突き8が取り付けられる先端側パイプシャフトである第4のパイプシャフト5については、その軸方向の中途部から一側にかけて先細に形成されており、その先細の先端部に石突き8が取り付けられている。
4本のパイプシャフト2〜5のうち、基端側パイプシャフトである第1のパイプシャフト2には取っ手7が取り付けられる。第1のパイプシャフト2には第2のパイプシャフト3が着脱可能に接続され、第2のパイプシャフト3には第3のパイプシャフト4が着脱可能に接続され、第3のパイプシャフト4には第4のパイプシャフト5が着脱可能に接続される。このような各パイプシャフト2〜5間における接続状態を確保するため、第1のパイプシャフト2の軸方向の一側には接続凹部2aが設けられ、第2のパイプシャフト3の一側には接続凹部3aが設けられ且つ他側には接続凸部3bが設けられ、第3のパイプシャフト4の一側には接続凹部4aが設けられ且つ他側には接続凸部4bが設けられ、そして、第4のパイプシャフト5の一側には接続凸部5bが設けられている。
第1のパイプシャフト2の接続凹部2aと、第2のパイプシャフト3の接続凹部3aと、第3のパイプシャフト4の接続凹部4aとは、各パイプシャフト2〜4の穴をそのまま用いることによって接続凹部2a〜4aが形成されている。一方、第2のパイプシャフト3の接続凸部3bと、第3のパイプシャフト4の接続凸部4bと、第4のパイプシャフト5の接続凸部5bとは、各パイプシャフト2〜4の穴に接続軸9を取り付けることによって接続凸部3b〜5bが形成されている。各接続凸部3b〜5bの先端には、接続凹部2a〜4aとの係合・離脱を容易にするため比較的大きく面取りした面取り部9aが設けられている。
図12に拡大して示すように、接続凸部3b〜5bを形成する接続軸9は、中央部に軸方向へ貫通する軸方向穴11が設けられたスリーブ状の部材として形成されている。接続軸9の外周面であって、軸方向の中途部には、半径方向外側に展開するフランジ部9bが設けられている。接続軸9のフランジ部9bから一側の軸部の外径は、面取り部9aのある側の外径よりも少し大きく形成されており、その大径軸部をパイプシャフト2〜4の穴に圧入することによって接続軸9がパイプシャフト2〜4にそれぞれ固定されて一体的に構成されている。一方、接続軸9のフランジ部9bから他側の軸部の外径は、パイプシャフト2〜4の穴径よりも少し小さく形成されており、これにより、パイプシャフト2〜4の穴に対する出し入れが比較的容易に行えるようにしている。
4本のパイプシャフト2〜5及び接続軸9の材質としては、アルミニウム合金が好適である。しかしながら、これらの材質としては、この実施例のアルミニウム合金に限定されるものではなく、例えば、ステンレス鋼、スチール鋼等を用いることができ、また、十分な強度を有するものであればABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)、PC(ポリカーボネート)、POM(ポリアセタール)その他各種のエンジニアリングプラスチックまたはCFRP、FRP等を用いることもできる。
第4のパイプシャフト5の先端に取り付けられる石突き8は、従来から用いられているものと同様のものである。この石突き8は、パイプシャフト5の先端に圧入固定されて取り付けられる石突き本体12と、この石突き本体12の先端側に一体的に設けられたゴム部13と、石突き本体12の基端側に回転自在に支持された樹脂製のリング14とから構成されている。
図2等に示すように、4本のパイプシャフト2〜4の穴に操作紐6が挿通されている。操作紐6は、第1〜第3のパイプシャフト2〜4の穴と第1及び第2の接続凸部3b,4bの穴とを貫通して、第3の接続凸部4bの穴から第4のパイプシャフト5の穴内に挿通されている。そして、第4のパイプシャフト5の穴内で、所定の範囲内において軸方向へ移動可能に弾性支持されている。操作紐6の材質としては、例えば「ケブラー(デュポン社の登録商標)」(芳香族ポリアミド系樹脂)が好適であるが、その他の合成樹脂製の紐、繊維製の紐等を用いることもできる。
操作紐6の長さは、折畳み杖1の全長と略同程度である。また、操作紐6の太さは、折畳み杖1を組み立てる際、及び、分解する際に引っ張り操作する力に対して十分に耐えうる強度を有する太さに設定する。操作紐6の一端には、図12に示すように、抜け止め用の固定具15が、押し潰し或いはカシメ止め等の固定手段によって一体的に固定されている。この固定具15の内側にばね受けブシュ16が装着されており、このばね受けブシュ16と第4のパイプシャフト5の接続凸部5bを形成する接続軸9との間にコイルばね17が介在されている。
ばね受けブシュ16は、操作紐6が貫通される穴を有する筒軸部16aと、この筒軸部16aの軸方向の一端に設けられ且つ半径方向外側に展開されたフランジ部16bとを有している。このフランジ部16bの一面にコイルばね17の一端が着座され、コイルばね17の他端が接続軸9の一面に着座されている。このコイルばね17のバネ力によりばね受けブシュ16が固定具15側に付勢される。
図2等に示すように、第1のパイプシャフト2の穴内で、接続凹部2aと反対側の端部に、操作紐6の引っ張り操作により4本のパイプシャフト2〜4の着脱操作を可能とした着脱操作機構20が設けられている。着脱操作機構20は、回転カム軸21と、スライド筒軸22と、ばね受けリング23と、コイルばね24と、固定カム筒25と、キャップ部材26等によって構成されている。
回転カム軸21は、図6A〜6Dに示すような構成を有している。即ち、回転カム軸21は、中央穴27aを有する円筒状のカム軸本体27と、このカム軸本体27と一体に設けた3つの第1のガイド突条28とを有している。3つの第1のガイド突条28は、カム軸本体27の周方向へ等間隔に配置されていると共に、互いに平行をなして軸方向へ直線状に延在されている。カム軸本体27の軸方向の一側には、他の部分よりも外径を小さくした小径部27bが設けられている。3つの第1のガイド突条28は、カム軸本体27の外周面から半径方向外側へ突出するように形成されている。更に、3つの第1のガイド突条28の軸方向の一方の端部は小径部27b側に突出されており、その先端部28aは、片面側を傾斜させることによってクサビ状に形成されている。これに対して3つの第1のガイド突条28の他方の端部は、カム軸本体27内に収められている。
スライド筒軸22は、図7A〜7Dに示すような構成を有している。即ち、スライド筒軸22は、中央穴32を有する円筒状の筒軸本体31と、この筒軸本体31と一体に設けた3つの第2のガイド突条33とを有している。3つの第1のガイド突条33は、筒軸本体31の周方向へ等間隔に配置されていると共に、互いに平行をなして軸方向へ直線状に延在されている。筒軸本体31の軸方向の一側には、回転カム軸21の3つの第1のガイド突条28と係合・離脱可能に摺動接触される凹凸部34が設けられている。この凹凸部34は、三角形に形成された山形が周方向に連続した6箇所のV字状の切欠きからなり、3つの第1のガイド突条28がそれぞれ1山づつあけて3箇所同時に係合可能とされている。
この凹凸部34に対して3つの第2のガイド突条33は、図7Cに示すように、3つの第2のガイド突条33の一方の側面が、凹凸部34の三角山の頂点と軸方向へ平行となるよう周方向へ回転偏移させて設けられている。このように凹凸部34に対して第2のガイド突条33を周方向へ偏移させることにより、後述するように、操作紐6の操作時において、スライド筒軸22から回転カム軸21に回転方向へ向かう力を発生させるように構成している。また、スライド筒軸22の中央穴32には、半径方向内側に突出する内フランジ部35が穴方向の中間部に設けられている。この内フランジ部35を設けたことにより中央穴32に凹凸部34側の中径部32aと、その反対側の大径部32bとを設定している。
図4及び図5に示すように、スライド筒軸22の中径部32aには回転カム軸21の小径部27bが摺動可能に嵌合される。また、スライド筒軸22の大径部32bには、コイルばね24とばね受けリング23の一部が挿入される。図10に示すように、ばね受けリング23は、操作紐6が貫通される穴を有する筒軸部23aと、この筒軸部23aの軸方向の一端に設けられ且つ半径方向外側に展開されたフランジ部23bとを有している。このフランジ部23bの一面にコイルばね24の一端が着座され、コイルばね24の他端が内フランジ部35の大径部32b側の端面に着座されている。このコイルばね24のバネ力によりスライド筒軸22が回転カム軸21側に付勢されている。
コイルばね24のバネ力によって付勢されるスライド筒軸22及び回転カム軸21を所定位置に位置決めするために操作紐6の所定位置に、2つの位置決め固定具37,38が所定の間隔をあけて固定されている。第1の位置決め固定具37には、コイルばね24のバネ力によって回転カム軸21が付勢される。また、第2の位置決め固定具38には、コイルばね24のバネ力によってばね受けリング23が付勢される。このとき、図5に示すように、スライド筒軸22側とばね受けリング23側との間には隙間Qが設定されており、この隙間Qの範囲内において、スライド筒軸22側とばね受けリング23側とが軸方向へ相対的に移動することができる。
この回転カム軸21とスライド筒軸22の動作を規制するために、第1のパイプシャフト2には固定カム筒25が設けられている。固定カム筒25は、図8A〜8Dに示すような構成を有している。即ち、固定カム筒25は、第1のパイプシャフト2の穴内に嵌り合う外径を有する筒軸部25aと、この筒軸部25aの軸方向の一端に設けた外フランジ部25bとを有している。固定カム筒25の筒軸部25aを軸方向に貫通する中央穴29は、回転カム軸21とスライド筒軸22が移動可能に嵌り合う内径を有している。この固定カム筒25の外フランジ部25aと反対側の内部に、回転カム軸21及びスライド筒軸22の周方向への回動を防止しつつ軸方向へのみ直線的に移動可能に支持することができる3つのガイド溝41〜41が設けられている。
固定カム筒25の3つのガイド溝41〜41は、図8A及び図8B等に示すように、周方向へ等間隔に配置されていると共に、互いに平行をなして軸方向へ直線状に延在されている。3つのガイド溝41〜41には、回転カム軸21の3つの第1のガイド突条28〜28とスライド筒軸22の3つの第2のガイド突条33〜33とが、それぞれ出し入れ可能に摺動接触される。そのため、3つのガイド溝41〜41を形成するランド部42の外フランジ部25aと反対側の開口部には、周方向のどちら側からも出入りが容易なようにV字状の誘い込み部43が設けられている。
また、固定カム筒25のランド部42の誘い込み部43と反対側には、先端部28aに着脱可能に係合して回転カム軸21をロックするロック凹部44が設けられている。ロック凹部44は、第1のガイド突条28の先端部28aを形成するクサビ形状に対応するクサビ形状の凹部からなり、周方向に等間隔に3箇所に設けられている。このロック凹部44と第1のガイド突条28との係合状態は、スライド筒軸22により押されてガイド溝41に第1のガイド突条28が通過した後、コイルばね24のばね力に基づいてスライド筒軸22から付与される回転方向に作用する外力によって回転カム軸21が回転される(本実施例では15度程度)ことによって実現される。
図4に示すように、固定カム筒25の外フランジ部25aには、キャップ部材26が装着されて一体的に取り付けられている。キャップ部材26は、図9A〜9Cに示すような構成を有している。即ち、キャップ部材26は、操作紐6が貫通される軸方向穴46を有する筒軸部26aと、この筒軸部26aの軸方向の一端に設けられ且つ半径方向外側に展開されたフランジ部26bとを有している。更に、軸方向穴46のフランジ部26bと反対側は、他の部分よりも直径の大きな大径部46aとして形成されており、軸方向の中途部に段部46bが設定されている。軸方向穴46の大径部46aには回転カム軸21が挿入可能とされており、段部46bに回転カム軸21の端面が当接し得るように構成して、固定カム筒25からの回転カム軸21の抜け出しを防止している。
更に、図9A〜9Cに示すように、キャップ部材26の筒軸部26aには、2つのスリット溝47,47が、直径方向に所定の間隔をあけ且つ互いに並行をなして軸方向に延在されて設けられている。これにより筒軸部26aに、直径方向に可撓性を有する2つの弾性片48,48が、180度回転変位した位置に対向するように設けられている。そして、各弾性片48の先端部には、半径方向外側に突出する爪部48aが設けられている。この2つの爪部48a,48aが着脱可能に係合される2つの係合穴49,49が固定カム筒25の筒軸部25aに設けられている。第1のパイプシャフト2の穴に筒軸部25aを挿入し、2つの弾性片48,48の2つの爪部48a,48aを筒軸部25aの2つの係合穴49,49に係合することにより、固定カム筒25が第1のパイプシャフト2に固定されている。
第1のパイプシャフト2の固定カム筒25が固定されている側の端部に、取っ手7と、この取っ手7を位置決めする位置決め部材50が取り付けられている。位置決め部材50は、第1のパイプシャフト2に摺動可能に嵌合される筒状の部材からなり、軸方向の任意の位置においてシャフトを締め付けることで固定可能なバンド締付機構51が設けられている。
取っ手7は、手で握り易い外形形状を有する棒状の部材からなり、その中央部には、位置決め部材50に固定された内装筒55が挿入される嵌合穴54が設けられている。内装筒55の穴に第1のパイプシャフト2が着脱可能に嵌合されている。更に、取っ手7には、嵌合穴54に連通する通し穴56が設けられている。図14に示すように、通し穴56は、取っ手7の長手方向の一端である上端部に設けた紐係止部57に開口されている。この紐係止部57内に操作紐6の一端がフリーな状態で折り曲げられて収納される。操作紐6の一端には、コブ部の一具体例を示す紐固定具61が固定されている。なお、取っ手7には、符号59で示す係合溝が設けられている。この係合溝59は、位置決め部材50を押し込んで取っ手7の位置を短くしたときに、紐固定具61を一時的に係合保持しておくためのものである。
回転カム軸21とスライド筒軸22とばね受けリング23と固定カム筒25とキャップ部材26とばね受けブシュ16の材質としては、例えば、ナイロン樹脂、ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)等の熱可塑性樹脂が好適である。しかしながら、アルミニウム合金等の金属を用いることもできる。また、固定具15と位置決め固定具37,38の材質としては、例えば、アルミニウム合金が好適であるが、銅合金、鉄その他の金属を用いることもできる。
このような構成を有する折畳み杖1は、例えば、次のようにして製造することができる。まず、所定の長さに切断した操作紐6の所定位置に第2の位置決め固定具38を固定する。この第2の位置決め固定具38の取付位置が折畳み杖1を組み立てる際の基準位置となる。次に、第2の位置決め固定具38が固定された操作紐6の一側を、ばね受けリング23と、コイルばね24と、スライド筒軸22と、回転カム軸21の各穴に順番に挿入する。
このとき、コイルばね24をばね受けリング23の筒軸部23aに嵌合させると共に、フランジ部23bの内面にコイルばね24の一端を当接させ、そのコイルばね24の他端をスライド筒軸22の内フランジ部35の一面に当接させる。更に、スライド筒軸22の中央穴32の中径部32aに回転カム軸21のカム軸本体27の小径部27bを嵌合させる。そして、図4に示すように、コイルばね24を少し圧縮してスライド筒軸22とフランジ部23bとの間に所定の隙間Qを設定した状態において、操作紐6の回転カム軸21の外側に第1の位置決め固定具37を固定する。
次に、固定カム筒25の一側にキャップ部材26を取り付ける。次いで、キャップ部材26の付いた固定カム筒25を、第1のパイプシャフト2の穴の第1の接続凹部2aと反対側に差し込み、固定カム筒25を第1のパイプシャフト2に取り付ける。次に、回転カム軸21等が取り付けられた操作紐6の一側を、第1の接続凹部2a側から第1のパイプシャフト2の穴に挿通し、その先端を外部に突出させる。更に、操作紐6の他側を、第2のパイプシャフト3の穴に第1の接続凸部3b側から挿通して貫通させ、他方の第2の接続凹部3aから外部に突出させる。同じく、操作紐6の他側を、第3のパイプシャフト4の穴に第2の接続凸部4b側から挿通して貫通させ、他方の第3の接続凹部4aから外部に突出させる。
次に、操作紐6の他側を、第4のパイプシャフト5から外しておいた第3の接続軸9の軸方向穴11に挿通させ、他方から外部に突出させる。次いで、操作紐6の突出部にコイルばね17とばね受けブシュ16を順次装着する。このとき、コイルばね17の一端を接続軸9の端面に当接させ、そのコイルばね17の他端をばね受けブシュ16のフランジ部16bに当接させる。そして、コイルばね17を少し圧縮して接続軸9とばね受けブシュ16との間に所定の隙間Rを設定した状態において、操作紐6のばね受けブシュ16の外側に位置決め用の固定具15を固定する。次に、この接続軸9を第4のパイプシャフト5の穴に接着剤で接着固定し、第4のパイプシャフト5に第3の接続凸部5bを形成する。
次に、第1のパイプシャフト2に取っ手7と位置決め部材50を取り付ける。このとき、操作紐6の取っ手7側の端部を、取っ手7に設けた通し穴56を貫通させて紐係止部57から外側に突出させる。次いで、操作紐6の操作紐6の先端に紐固定具61を取り付け、折畳み杖1の分離作業の際に、操作紐6の先端がパイプシャフト内に引き込まれるのを防止する。これにより、折畳み杖1を製造する際の組立作業が完了する。
次に、折畳み杖1を使用する際の、4本のパイプシャフト2〜5の結合動作と分離動作について説明する。図1及び図2は、4本のパイプシャフト2〜5を連結させて1本の杖を構成した状態を示しており、また、図3は、4本のパイプシャフト2〜5を分離させて4つに分離させた折畳み状態を示している。折畳み杖1は、非使用時には図3に示す折り畳んだ状態にあり、その状態から操作紐6を取っ手7側へ引っ張ることにより、操作紐6のワンタッチ操作によって図1等に示す状態に連結させることができる。そして、軸方向に連結された4本のパイプシャフト2〜5は、操作紐6が着脱操作機構20によってロックされ、1本の杖として固定保持される。
まず、4本のパイプシャフト2〜5を1本の杖に変化させる組立時の動作について説明する。図13A〜13Fは、この組立時における着脱操作機構20の動作を説明するものであり、図13Aは分解時のフリー状態を示し、図13Fは連結時のロック状態を示している。
図13Aに示す分解時のフリー状態では、コイルばね24のバネ力によってスライド筒軸22が回転カム軸21側に付勢されているため、回転カム軸21の3つの第1のガイド突条28〜28がスライド筒軸22の凹凸部34に係合されていて、各第1のガイド突条28の先端部28aは、各凹部の最も深く凹んだ部分に位置している。このとき、回転カム軸21は固定カム筒25の穴の外にあり、3つの第1のガイド突条28〜28は固定カム筒25の3つのガイド溝41〜41から離れた位置にある。
この図13Aの状態から、4本のパイプシャフト2〜5を連結するために、操作紐6を取っ手7から引き出す方向(同図において上方)へ引っ張ると、図13Bに示す状態となり、回転カム軸21の3つの第1のガイド突条28〜28が固定カム筒25の3つのガイド溝41〜41内に入り込む。これにより、各ガイド突条28が各ガイド溝41にガイドされて、回転することなく軸方向へ真っ直ぐ移動する。そして、図13Bに示す状態から図13Cに示す状態に変化する。
この図13Bに示す状態から図13Cに示す状態の間に、3つの第1のガイド突条28〜28に続いてスライド筒軸22の3つの第2のガイド突条33〜33が固定カム筒25の3つのガイド溝41〜41内に入り込む。この際、3つの第2のガイド突条33〜33は、3つの第1のガイド突条28〜28に対して周方向へ所定角度(15度〜20度程度)偏移して設けられているため、3つの第2のガイド突条33〜33が3つのガイド溝41〜41に入り込む際に、その偏移量の分だけ回転される。
このとき、回転カム軸21はガイド溝41によって回転方向には移動不能な状態になっているため、スライド筒軸22の回転に基づく凹凸部34の回転変位によって回転カム軸21がスライド筒軸22から少し引き離される。このときの回転カム軸21の一端からスライド筒軸22の他端までの長さをH2とすると、初期状態における回転カム軸21の一端からスライド筒軸22の他端までの長さH1よりも長くなり(H2>H1)、その長さの差Δ(H2−H1)の分だけコイルばね24のバネ力が増加する。このバネ力の増加が、後述するロック時における回転カム軸21をスライド筒軸22側に付勢する力となる。
図13Cに示す状態から、更に操作紐6を引っ張ることにより回転カム軸21とスライド筒軸22が、図13Dに示す状態になる。そして、3つの第1のガイド突条28〜28の各先端部28aが、3つのガイド溝41〜41の各端部を越えると、上述したコイルばね24のバネ力によって回転カム軸21がスライド筒軸22側に付勢される。これにより、図13Eに示すように、第1のガイド突条28の先端部28aの斜面部が固定カム筒25のランド部42に設けたロック凹部44の斜面部に乗り上げられ、その斜面部にガイドされてガイド突条28がロック凹部44を谷側へ移動する。
その結果、図13Fに示すように、3つの第1のガイド突条28〜28がロック凹部44の3つの凹部に係合されてロック状態となる。これにより、操作紐6がロックされ、4本のパイプシャフト2〜5が連結されて、図1及び図2に示すように、1本の丈夫な杖が確保される。このとき、操作紐6の着脱操作機構20から上方にはテンションは掛かっておらず、紐係止部57内に無負荷の状態で収納されている。
なお、操作紐6の取っ手7側と反対側の端部に固定具15を設け、ばね受けブシュ16と接続軸9との間にコイルばね17を介在させる構成としたため、組立時において操作紐6を引っ張る際に、その操作力が小さい場合にも、コイルばね17のばね力の働により、各接続部において接続凹部2a〜4aを接続凸部3b〜5bにスムースに挿入させて確実に嵌め合わせることができる。
次に、1本に連結された折畳み杖1を、4つに分割して折り畳む分離操作について説明する。この場合には、図13Fに示す状態から、操作紐6を更に強く引っ張って、第1のガイド突条28の先端部28aをロック凹部44の縦壁を乗り越えさせる。これにより、回転カム軸21の3つの第1のガイド突条28〜28が固定カム筒25のロック凹部44の軸方向に延在された縦壁を乗り越えると、3つの第1のガイド突条28〜28は、コイルばね24のバネ力により斜面部に沿って移動して3つのガイド溝41〜41内に入り込む。
その結果、3つのガイド溝41〜41内に3つの第1のガイド突条28〜28と3つの第2のガイド突条33〜33がそれぞれ入り込むため、回転カム軸21とスライド筒軸22を共に軸方向へ移動させることが可能となる。この操作紐6の引っ張り操作を上方へ向けて行う場合には、下方に位置するパイプシャフトの自重により、下段のパイプシャフトの接続凸部が上段のパイプシャフトの接続凹部から抜け出し、それまで連結されていたパイプシャフトが自動的に分離される。また、折畳み杖1を横長にした状態で操作紐6を水平方向へ引っ張る場合には、互いに離反する方向へ軽く引っ張ることにより、それまで連結されていたパイプシャフトを容易に分離することができる。
以上説明したが、本発明の折畳み杖は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、構成や形状、材料等において、本発明の構成を逸脱しない範囲において種々の変形、変更が可能であることはいうまでもない。なお、上記実施例においては、弾性部材としてコイルばねを用いた例について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、ゴム状弾性体、板ばね等を用いることもできる。
1・・折畳み杖、 2,3,4,5・・パイプシャフト、 2a,3a,4a・・接続凹部、 3b,4b,5b・・接続凸部、 6・・操作紐、 7・・取っ手、 8・・石突き、 9・・接続軸、 15・・固定具、 16・・ばね受けブシュ、 17・・コイルばね、 20・・着脱操作機構、 21・・回転カム軸、 22・・スライド筒軸、 23・・ばね受けリング、 24・・コイルばね(弾性部材)、 25・・固定カム筒、 26・・キャップ部材、 27・・カム軸本体、 28・・第1のガイド突条、 28a・・先端部、 31・・筒軸本体、 33・・第2のガイド突条、 34・・凹凸部、 37,38・・位置決め固定具、 41・・ガイド溝、 42・・ランド部、 44・・ロック凹部、 57・・紐係止部、 58・・蓋体、 59・・係合溝、 61・・紐固定具(コブ部)

Claims (5)

  1. 軸方向へつなぎ合せることにより1本のロッドを構成可能な複数本のパイプシャフトと、
    前記ロッドを軸方向に貫通する軸方向穴内に挿通されると共に一端が前記ロッドの軸方向の一端に配置される基端側パイプシャフトに支持され且つ他端が前記ロッドの軸方向の他端に配置される先端側パイプシャフトに支持される操作紐と、
    前記軸方向穴内に設けられ且つ前記操作紐の引っ張り操作により前記複数本のパイプシャフトの着脱操作を可能とした着脱操作機構と、を備え、
    前記複数本のパイプシャフトは、他のパイプシャフトと接続される軸方向の一端又は両端に、互いに係合可能とされた接続凸部又は接続凹部のいずれか一方を有する
    ことを特徴とする折畳み杖。
  2. 前記着脱操作機構は、
    前記基端側パイプシャフトの軸方向穴内に固定されると共に内周面に軸方向に延在されたガイド溝を有する固定カム筒と、
    前記操作紐に回動可能且つ軸方向へ移動可能に支持されると共に前記ガイド溝に摺動可能な第1のガイド突条を有する回転カム軸と、
    前記操作紐に回動可能且つ軸方向へ移動可能に支持されると共に前記ガイド溝に摺動可能な第2のガイド突条を有するスライド筒軸と、
    前記スライド筒軸を前記回転カム軸側へ付勢する弾性部材と、を備え、
    前記第1のガイド突条と前記第2のガイド突条とは、互いに重なり合う範囲内で周方向へ適宜角度を偏移させて設け、
    前記第1のガイド突条の前記スライド筒軸側の先端が着脱可能に係合される凹部を前記固定カム筒に設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の折畳み杖。
  3. 前記第1のガイド突条の前記スライド筒軸側の先端部は、一面側に傾斜したクサビ状凸部からなり、
    前記スライド筒軸の前記回転カム軸側に、前記クサビ状凸部が係合・離脱可能に摺動接触される山形の凹凸が周方向に連続された凹凸部を設けた
    ことを特徴とする請求項2記載の折畳み杖。
  4. 前記操作紐の前記先端側パイプシャフトの端部に、前記操作紐の引っ張り操作時に隣り合うパイプシャフトを嵌め込み側に押し付けるように付勢力を発生させるコイルばねを設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の折畳み杖。
  5. 前記基端側パイプシャフトに装着される取っ手を設け、
    前記取っ手に、前記操作紐の先端に設けたコブ部を着脱自在に係合可能な止め溝を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の折畳み杖。
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