JP2012051698A - エレベータ据付方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】安全性が高く、かつ工期の短縮が可能なエレベータ据付方法を提供する。
【解決手段】多層構造物1の床部3で、エレベータの据付工事を行なう平面位置に設けられた開口部5に、床部3の下面3aの少なくとも一部より所定量下方で仮設デッキ7を設置する工程(a)と、仮設デッキ7を設置した状態で、仮設デッキ7の上方でのエレベータの据付工事を行う工程(b)と、仮設デッキ7を取り外す工程(c)と、により、多層構造物1の構築の際にエレベータの据付工事を行う。
【選択図】図2
【解決手段】多層構造物1の床部3で、エレベータの据付工事を行なう平面位置に設けられた開口部5に、床部3の下面3aの少なくとも一部より所定量下方で仮設デッキ7を設置する工程(a)と、仮設デッキ7を設置した状態で、仮設デッキ7の上方でのエレベータの据付工事を行う工程(b)と、仮設デッキ7を取り外す工程(c)と、により、多層構造物1の構築の際にエレベータの据付工事を行う。
【選択図】図2
Description
本発明はエレベータ据付方法に関する。
従来、鉄骨造等の多層構造物にエレベータを据付ける際には、図5(a)に示すように、エレベータの昇降路に対応する平面位置を開口部53としつつ、昇降路空間に対応する多層構造物51の各フロアを構築する。多層構造物51の構築中は、落下防止のため、開口部53の周囲にシート54等を設けたり、各フロアの開口部53に仮設デッキ56を設けるなどする。また、昇降路空間の壁面としてALC等のパネルを取り付け、各フロアの構築後には、例えば、上階から順に仮設デッキ56を外しつつ昇降路内部の鉄骨部分の耐火被覆の施工等を行なう。
仮設デッキ56を全て外した後にエレベータ据付工事を行なう。エレベータ据付工事は、図5(b)に示すように、昇降路空間の上階に設けた巻上機58等から、予め組み立てておいた仮設ゴンドラ55を吊り下げて作業台とし、ウィンチ59等でガイドレール57を吊り上げつつ仮設ゴンドラ55の作業者によりガイドレール57の取付けを行なう。その他、エレベータの乗場における出入口を囲む三方枠、エレベータの出入口扉や出入口扉の敷居受けの取付け等、エレベータ部品の取付作業を行ったのち、エレベータかごの組み立て等を行ない、エレベータの据付がなされる。このような工事の例が、特許文献1に記載されている。
しかしながら、このようなエレベータ据付工事では、各フロアに開口部が存在する状態で大部分のエレベータ据付工事を行うことになる。開口部近辺には落下防止のためシート等も設けられるが、各フロアから作業者が誤って落下するほか、仮設ゴンドラの作業者、あるいは各作業者の持つ工具やガイドレール等のエレベータ部品も落下する危険性があり、安全性の点で問題となっていた。また、多層構造物を構築し仮設デッキを取り外したあとで昇降路空間内のエレベータ据付工事を行なうので、工期が長くなる要因ともなっていた。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、より安全で工期の短縮も可能なエレベータ据付方法を提供することを目的とする。
前述した目的を達するために第1の発明は、多層構造物の構築の際にエレベータの据付工事を行うエレベータ据付方法であって、前記多層構造物の床部で、前記エレベータの据付工事を行なう平面位置に設けられた開口部に、前記床部の下面の少なくとも一部より所定量下方で仮設デッキを設置する工程(a)と、前記仮設デッキを設置した状態で、前記仮設デッキの上方での前記エレベータの据付工事を行う工程(b)と、前記仮設デッキを取り外す工程(c)と、を含むことを特徴とするエレベータ据付方法である。
前記所定量は、前記仮設デッキの近傍の床部の下面の少なくとも一部に設けられる梁の成のサイズ以下とできる。
また、前記仮設デッキには穴部が設けられ、前記工程(b)において、前記穴部を通して前記エレベータのガイドレールおよび/またはケーブルを搬送し、前記ガイドレールおよび/または前記ケーブルの取付を行うことが望ましい。更に、前記仮設デッキの穴部は、開閉可能であることが望ましい。
加えて、前記工程(a)は、前記多層構造物の構築の際に前記多層構造物で新たに構築された階で行うことができる。
上記構成により、多層構造物の所定の高さ位置に仮設デッキを設けつつエレベータ据付工事を行うことにより、エレベータ据付工事の安全性を高めることができる。また、多層構造物の構築中に設けた仮設デッキを取り外すことなくそのまま使用し、エレベータ据付工事を行なうことができるので、工期の短縮が期待できる。仮設デッキは、エレベータ据付工事時以外では落下防止の役割を果たすとともに、エレベータ据付工事の際には作業台としての役割を果たす。また、仮設デッキを床部の下面より所定量下方で設けることにより床部との干渉部分が無くなり、三方枠や敷居受けの取付工事等の各種のエレベータ据付工事を容易に行なうことができる。
また、仮設デッキの高さを床部の下面と梁の下部との間とすることにより、仮設デッキの梁への取り付けが容易になる。さらに、仮設デッキには穴部を設けることで、ガイドレールやケーブルの上下方向の搬送なども当該穴部を介して行なうことができるようになる。また、この穴部は開閉可能とし、必要のない場合には閉じておくことで、ガイドレールやケーブル、工具などの落下を防ぐことが出来る。さらに、仮設デッキの設置を、多層構造物の構築の際に新たに構築された階で行い、階を構築するごとに仮設デッキを設けることにより、多層構造物の構築中に開口部からの落下を確実に防ぐことができる。
本発明により、より安全で工期の短縮も可能なエレベータ据付方法を提供することができる。
以下図面を参照しながら、本発明のエレベータ据付方法等の実施形態について説明する。本実施形態のエレベータ据付方法は、鉄骨造等の多層構造物1においてエレベータ据付工事を行なうエレベータの昇降路空間で、多層構造物1の所定の高さ位置に仮設デッキを設けつつエレベータ据付工事を行うことによりエレベータ据付工事の安全性を高めるものである。
本実施形態のエレベータ据付方法について、図1〜4を用いて説明する。本実施形態のエレベータ据付方法では、まず、図1(a)に示すように、多層構造物1において、開口部5を有する階2−2の床部3を構築する。
開口部5は、多層構造物1においてエレベータ据付工事を行なうエレベータの昇降路空間の平面位置に対応するように設けられる。なお、階2−2は昇降路空間における最下階2−1より1つ上の階である。最下階2−1で昇降路空間に対応する部分には、ピット4が設けられている。
次に、図1(b)に示すように、階2−2の開口部5に仮設デッキ7を設置する。図3、4を用いて、本実施形態の仮設デッキ7について説明する。図3は仮設デッキ7の配置状態を示す図であり、図3(a)は図1(b)においてAで示された部分を示す図、図3(b)は図3(a)の線B−Bにおける断面図である。また、図4は仮設デッキ7の平面を示す図である。
図3(a)に示すように、仮設デッキ7は、床部3の下面3aの少なくとも一部より、所定量下方の高さに設けられている。本実施形態では、図3(b)に示すように、仮設デッキ7が、開口部5の近傍で床部3の下面3aの少なくとも一部に設けられ、床部3を支持する梁9に接続プレートおよびボルト等の接続具10で接続され、上記の所定量は上記の梁9の成のサイズより短くなっている。開口部5に仮設デッキ7を設ける高さ位置は、後述するエレベータ部品の取り付けの容易さの観点から、床部3の下面3aより低い位置であればよく、取り付け方法も上記に限るものではないが、上記のように床部3を支える梁9に対応する高さ位置に設けることは、仮設デッキ7の設置の容易さの観点から好ましい。
図4は、仮設デッキ7を図3(a)のC方向(上方向)からみた平面を示す図である。図4(a)に示すように、仮設デッキ7には、芯出し用のピアノ線等を通す穴部11、本設用のケーブル(電線)を通す穴部12、エレベータかご用のガイドレールを通すための穴部13、カウンターウェイト用のガイドレールを通すための穴部15が設けられる。仮設デッキ7の材質や構造は、施工の作業性、支持重量、機能性等に基づき、様々に定めることができる。また、穴部11、穴部12、穴部13、穴部15の位置や大きさは、芯出し位置や芯出し方法、ガイドレールやケーブルの取付位置や大きさ、あるいはその搬送方法等に合わせて適宜定めることができる。
また、図4(b)に示すように、仮設デッキ7には、例えばスライド機構により図の方向a〜cにスライドし、穴部12や穴部13、穴部15を開閉可能な開閉扉12a、開閉扉13a、開閉扉15aを設けるなどして、穴部12や穴部13、穴部15を開閉可能としてもよい。上記したように、穴部12や穴部13、穴部15はガイドレール等を通すための穴部であるが、エレベータの据付工事を行なっていない時や、エレベータの据付工事においてガイドレール等を通した状態でない場合にはこれを閉じることにより、穴部12や穴部13、穴部15から工具やガイドレール等が落下することを防ぐことができる。なお、穴部11にも同様の開閉扉を設けてよい。また、開閉扉はこれらの穴部を開閉可能なものであればよく、その機構は上記したものに限らない。
エレベータ据付方法の説明に戻る。図1(c)に示すように、図1(a)と図1(b)の工程を繰り返しつつ、多層構造物1の所定の階2−nに至るまで、各階2−2〜2−nごとに、新しく床部3を構築した後当該床部3の開口部5の平面位置にあわせて仮設デッキ7を設置する作業を繰り返す。なお、複数階分の床部3の構築を行なった後、各階の開口部5に仮設デッキ7を設けてもよいが、階を構築するごとに仮設デッキ7を設けることは、多層構造物1の構築中に開口部5からの落下を確実に防ぐことができる利点がある。また、安全性を満たす限りにおいて、一部の階について仮設デッキ7の設置を省略することも可能である。
図1(d)に示すように、所定の階2−nまで床部3の構築および仮設デッキ7の設置を行った後、エレベータの各部品の設置工事の際の寸法を定めるための芯出しを行う。芯出しは、例えば、ピアノ線等の線条材21を2本、上方から各仮設デッキ7の各穴部11に通しつつ垂下し、その線条材21の平面位置を結ぶ線を基準として、エレベータの各部品の設置の際の基準線等を得ることにより行なわれる。
その後、図2(a)に示すように、階2−1〜2−nのエレベータ昇降路内で、仮設デッキ7等に位置する作業者により、エレベータかご用のガイドレール23、およびカウンターウェイト用のガイドレール25やケーブル(不図示)を取り付ける。また、昇降路空間側面のALC壁や下がり壁26、吊り天井やエレベータの三方枠固定材(不図示)の施工、鉄骨部分の耐火被覆等も行なう。このように、仮設デッキ7の上方で昇降路空間周りの必要な工事を行う。
ガイドレール23、25は、予め所定の作業箇所でワイヤ22等に取り付けた所定長さのガイドレール23やガイドレール25をクレーン(不図示)等により上方から吊り下ろし、昇降路空間の下方から順に、ピット4に設けた基部24の上で組み立てる。この際、取り付け済みのガイドレール23やガイドレール25の上端部に、新たに取り付けるガイドレール23やガイドレール25の下端部を接続する。また、ガイドレール23、25は昇降路空間の側壁等にブラケット(不図示)等を用いて取り付ける。
各階の昇降路空間は、上下を仮設デッキ7で隔てられている状態であるが、前述したように、仮設デッキ7にはガイドレール23を通すための穴部13、ガイドレール25を通すための穴部15が設けられている。従って、本実施形態のエレベータ据付方法では、ガイドレール23、ガイドレール25を、この穴部13、15に通すことで、ガイドレール23、25の搬送、組み立てを行うことができる。
また、仮設デッキ7にはケーブルを通すための穴部12も設けられており、ケーブルをこの穴部12に通すことで、ケーブルの搬送、設置を行なうことができる。
また、仮設デッキ7にはケーブルを通すための穴部12も設けられており、ケーブルをこの穴部12に通すことで、ケーブルの搬送、設置を行なうことができる。
なお、ガイドレール23やガイドレール25は、下層から搬入して穴部13、穴部15を通してクレーンで吊り上げつつその組み立てを行なうことも可能である。
エレベータ据付方法の説明に戻る。上記の工事とともに、図2(b)に示すように、エレベータの乗場の出入口を囲む枠である三方枠27および出入口扉28の取付け、出入口扉28の敷居受け29の施工など、仮設デッキ7の上方でのエレベータ部品の据付工事を仮設デッキ7等に位置する作業者により行う。なお、必要に応じて図2(a)および図2(b)の工程における各工事の手順は前後してもよい。
本実施形態では、前述したように、仮設デッキ7を開口部5の近傍の床部3の下面3aより低く設けるので、開口部5の仮設デッキ7上では、敷居受け29の施工や開口部5近傍の耐火被覆等に必要な高さ方向の間隔が、床部3と仮設デッキ7の上面との間に確保され、これらを含め、図2(a)および図2(b)の工程で行なう、仮設デッキ7の上方でのエレベータ据付に関する工事が容易になる。例えば敷居受け29は開口部5の乗場方向の側面に対応する床部3の端面に取り付けるので、仮設デッキ7を開口部5で床部3の下面3aより上に設けると、作業が困難になる。
以降、上記示した工程を繰り返し、図2(c)に示すように、昇降路空間の最上階2−mまでガイドレール23、25、ケーブルの取り付け、昇降路空間の耐火被覆、エレベータの三方枠27および出入口扉28の取付け、敷居受け29の施工など、エレベータ据付工事を行なう。また、巻上機30等を昇降路空間の上階2−(m+1)の機械室までクレーン(不図示)等で揚重して設置する。なお、昇降路空間で何階ごとに上記の作業あるいはその一部を行なうかは適宜定めることができ、例えば1つの階を構築し仮設デッキ7を設置するごとに昇降路の当該階においてガイドレール23、25の組み立て等を行なうなどしてもよい。また、図1(d)に示す段階で昇降路空間の最上階2−mまで多層構造物1を構築していてもよい。
昇降路空間の最上階2−mまでエレベータ据付工事を行なえば、図2(d)に示すように、各階2−2〜2−mの仮設デッキ7を解体し、除去する。またエレベータかごやカウンターウェイト(不図示)の組み立てを行いガイドレール23、25へ取り付け、これらを巻上機30を介してワイヤ等で接続する。さらに、各種のエレベータ電装品、ピット機器の取り付け、昇降路内の耐火被覆の補修、昇降路内器具、ケーブル配線の取り付け等を行い、試運転等を行なえば、エレベータ据付工事を終了する。
以上説明したように、本実施形態のエレベータ据付方法は、多層構造物1においてエレベータ据付工事を行なうエレベータの昇降路空間で、多層構造物1の所定の高さ位置に仮設デッキ7を設けつつエレベータ据付工事を行うもので、これによりエレベータ据付工事の安全性を高めることができる。また、多層構造物1の構築中に設けた仮設デッキ7を取り外すことなくそのまま使用し、多層構造物1の構築中にエレベータ据付工事を行なうことができるので、工期の短縮が期待できる。仮設デッキ7は、多層構造物1の構築中は落下防止の役割を果たすとともに、エレベータ据付工事の際には作業台としての役割を果たす。また、仮設デッキ7を床部3の下面3aより所定量下方で設けることにより、各種のエレベータ据付工事を容易に行なうことができる。
また、仮設デッキ7を梁9に取り付け、その高さを床部3の下面と梁9の下部との間とすることにより、仮設デッキ7の取り付けが容易になる。さらに、仮設デッキ7には穴部11、12、13、15等を設けることで、ガイドレールやケーブルの上下方向の搬送や芯出し作業を当該穴部を介して行なうことができるようになる。また、この穴部11、12、13、15を開閉可能とし、必要のない場合には閉じておくことで、ガイドレール23、25、ケーブルや工具の落下を防ぐことが出来る。さらに、仮設デッキ7の設置を、多層構造物1の構築の際に新たに構築された階で行い、階を構築するごとに仮設デッキ7を設けることにより、多層構造物1の構築中、開口部5からの落下を確実に防ぐことができる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係るエレベータ据付方法等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本実施形態のエレベータ据付方法は、巻上機、エレベータかご、カウンターウェイト等により構成される前述のエレベータに限らず、様々な形式のエレベータの据付工事を行なう際に適用することが可能である。
また、上記のエレベータ据付方法は、昇降路の最下階部分より開始するものに限らず、仮設ゴンドラや下方から組み上げた仮設作業床等の上で作業を行なう従来の手法を用いて昇降路の下方からその途中までガイドレールの設置等のエレベータ据付工事を行なったあと、これに引き継いで昇降路の途中から行なうものであってもよい。あるいは昇降路の下方からその途中まで本手法によりエレベータ据付工事を行なった後、これに引き継いで従来の手法を用いて昇降路の最上階までエレベータ据付工事を行なうものであってもよい。
例えば、本実施形態のエレベータ据付方法は、巻上機、エレベータかご、カウンターウェイト等により構成される前述のエレベータに限らず、様々な形式のエレベータの据付工事を行なう際に適用することが可能である。
また、上記のエレベータ据付方法は、昇降路の最下階部分より開始するものに限らず、仮設ゴンドラや下方から組み上げた仮設作業床等の上で作業を行なう従来の手法を用いて昇降路の下方からその途中までガイドレールの設置等のエレベータ据付工事を行なったあと、これに引き継いで昇降路の途中から行なうものであってもよい。あるいは昇降路の下方からその途中まで本手法によりエレベータ据付工事を行なった後、これに引き継いで従来の手法を用いて昇降路の最上階までエレベータ据付工事を行なうものであってもよい。
1、51………多層構造物
2−1〜2−n、2−m、2−(m+1)………階
3………床部
5、53………開口部
7、56………仮設デッキ
9………梁
11、12、13、15………穴部
12a、13a、15a………開閉扉
23、25、57………ガイドレール
27………三方枠
28………出入口扉
29………敷居受け
54………シート
2−1〜2−n、2−m、2−(m+1)………階
3………床部
5、53………開口部
7、56………仮設デッキ
9………梁
11、12、13、15………穴部
12a、13a、15a………開閉扉
23、25、57………ガイドレール
27………三方枠
28………出入口扉
29………敷居受け
54………シート
Claims (5)
- 多層構造物の構築の際にエレベータの据付工事を行うエレベータ据付方法であって、
前記多層構造物の床部で、前記エレベータの据付工事を行なう平面位置に設けられた開口部に、前記床部の下面の少なくとも一部より所定量下方で仮設デッキを設置する工程(a)と、
前記仮設デッキを設置した状態で、前記仮設デッキの上方での前記エレベータの据付工事を行う工程(b)と、
前記仮設デッキを取り外す工程(c)と、
を含むことを特徴とするエレベータ据付方法。 - 前記所定量は、前記仮設デッキの近傍の床部の下面の少なくとも一部に設けられる梁の成のサイズ以下とすることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ据付方法。
- 前記仮設デッキには穴部が設けられ、
前記工程(b)において、前記穴部を通して前記エレベータのガイドレールおよび/またはケーブルを搬送し、前記ガイドレールおよび/または前記ケーブルの取付を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエレベータ据付方法。 - 前記仮設デッキの穴部は、開閉可能であることを特徴とする請求項3に記載のエレベータ据付方法。
- 前記工程(a)を、前記多層構造物の構築の際に前記多層構造物で新たに構築された階で行うことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のエレベータ据付方法。
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- 2010-09-02 JP JP2010196452A patent/JP2012051698A/ja active Pending
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