JP2012019986A - 遊技台 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、パチンコ機等に代表される遊技台に関し、困難を乗り越えた遊技者に対して特典を付与すると共に、特別遊技に至る過程に変化を与えて、遊技者の遊技の継続意欲を促進させることが可能になる遊技台を提供することを目的とする。
【解決手段】パチンコ機100は、特図1始動口230や特図2始動口232よりも遊技球の通過が困難な入球困難部250に設けられた当り穴14aを備えており、遊技球が当り穴14aに入球した場合に保留先読み演出モードへの移行を決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、パチンコ機等に代表される遊技台に関する。

従来のパチンコ機は、通常遊技状態から大当り状態となるまでに長時間を要するため、大当り状態となるまでに遊技者が飽きないように様々な工夫がなされている(例えば、特許文献1参照)。

特開2008−200302号公報

しかしながら、従来のパチンコ機では、入球困難な特図始動口に遊技球を入球させた遊技者に対して充分な特典を付与できず、遊技者の遊技の継続意欲を促進させるに至っていなかった。

本発明の目的は、困難を乗り越えた遊技者に対して特典を付与すると共に、特別遊技に至る過程に変化を与えて、遊技者の遊技の継続意欲を促進させることが可能になる遊技台を提供することにある。

上記目的は、図柄を停止表示可能な図柄表示部と、遊技球が始動領域に進入した場合に、始動情報を導出する始動情報導出手段と、前記導出した始動情報を所定の上限数まで記憶可能な始動情報記憶手段と、前記始動情報記憶手段から始動情報を取得する始動情報取得手段と、前記取得した始動情報に基づいて当否判定を行う当否判定手段と、図柄を変動表示させた後、前記当否判定の結果に対応した図柄態様を停止表示する図柄変動停止表示を前記図柄表示部で行う図柄表示制御手段と、前記当否判定の結果が特定の当否判定結果である場合に、通常遊技状態よりも遊技者に対して有利である特別遊技状態に移行させる特別遊技移行制御手段と、前記当否判定手段が前記当否判定を行うよりも前に、前記始動情報記憶手段に記憶されている始動情報を先読みする始動情報先読み手段と、前記始動情報記憶手段に記憶されている所定の始動情報について前記当否判定手段による当否判定が行われるよりも前に、前記先読みされた該所定の始動情報について該当否判定手段が前記特定の当否判定結果を導出するかどうかを事前判定する事前判定手段と、前記事前判定結果に基づいて、前記当否判定手段が前記特定の当否判定結果を導出するかどうかを示唆する事前予告報知を、前記当否判定手段が当否判定を行うよりも前に行う事前予告報知手段と、前記事前予告報知を行う事前予告報知モードに移行するか否かを決定する事前予告報知モード移行決定手段と、前記事前予告報知モード移行決定手段が前記事前予告報知モードに移行すると決定した場合に、前記事前予告報知モードへの移行制御を行う事前予告報知モード移行制御手段と、を備えた遊技台であって、前記始動領域よりも遊技球の通過が困難な遊技球検知領域を備え、前記事前予告報知モード移行決定手段は、遊技球が前記遊技球検知領域に進入した場合、前記事前予告報知モードへの移行を決定することを特徴とする遊技台によって達成される。

本発明によれば、困難を乗り越えた遊技者に対して特典を付与して、遊技者の遊技の継続意欲を促進させることが可能になる。

本発明の一実施の形態によるパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 本発明の一実施の形態によるパチンコ機100を背面側から見た外観図である。 本発明の一実施の形態によるパチンコ機100の遊技盤200を正面から見た略示正面図である。 本発明の一実施の形態によるパチンコ機100に備えられた入球困難部250の斜視図である。 本発明の一実施の形態によるパチンコ機100の制御部の回路ブロック図である。 本発明の一実施の形態によるパチンコ機100での表示図柄の一例であって、(a)は、特図の停止表示図柄の一例を示し、(b)は装飾図柄の一例を示し、(c)は普図の停止表示図柄の一例を示す図である。 本発明の一実施の形態によるパチンコ機100の主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態によるパチンコ機100の主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態によるパチンコ機100の主制御部タイマ割込処理における入賞受付処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態によるパチンコ機100の主制御部300における特図先読み処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態によるパチンコ機100の第1副制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態によるパチンコ機100の第1副制御部での処理の流れを示すフローチャートであり、(a)はコマンド受信割込処理の流れを示し、(b)は第1副制御部タイマ割込処理の流れを示し、(c)は演出制御処理の流れを示している。 本発明の一実施の形態によるパチンコ機100の第1副制御部の保留先読み演出制御処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態によるパチンコ機100の第1副制御部の保留先読み演出モード移行判定処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態によるパチンコ機100の第1副制御部の保留先読み演出モード移行処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態によるパチンコ機100の第1副制御部の保留先読み演出処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態によるパチンコ機100の第1副制御部の保留先読み演出モード終了判定・終了処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態によるパチンコ機100の第2副制御部500での処理の流れを示すフローチャートであり、(a)は第2副制御部メイン処理の流れを示し、(b)は第2副制御部コマンド受信割込処理の流れを示し、(c)は第2副制御部タイマ割込処理の流れを示している。 本発明の一実施の形態によるパチンコ機100における保留先読み演出モードへの移行を決定した場合の動作態様を示す図である。 本発明の一実施の形態によるパチンコ機100における、ミッションモード中に保留先読み演出モードへの移行を決定した場合の動作態様を示す図である。 本発明の一実施の形態の変形例による遊技台としてのスロットマシン1000を正面から見た略示正面図である。 本発明の一実施の形態の変形例による遊技台を示す図であり、(a)はカジノマシン2000を示し、(b)は本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている携帯電話機3000を示し、(c)は本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えているポータブルゲーム機4000を示し、(d)は本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている家庭用テレビゲーム機5000を示し、(e)は本発明を実現する電子データを記憶したデータサーバ6000を示している。

以下、図面を用いて、本発明の一実施の形態に係る遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロットマシン等の回胴遊技機)について詳細に説明する。まず、図1を用いて、本実施の形態に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面に備える。

外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状からなる木製の枠部材である。本体104は、内枠と呼ばれ、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。また、本体104が開放された場合、本体104の開放を検出する不図示の内枠開放センサを備える。

前面枠扉106は、ロック機能付きでかつ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。なお、前面枠扉106には、開口部116にガラス製または樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124を区画形成する。また、前面枠扉106が開放された場合、前面枠扉106の開放を検出する不図示の前面枠扉開放センサを備える。

球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きでかつ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能でかつ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図1では図示せず)の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部144と、を備える。また、下皿128が満タンであることを検出する不図示の下皿満タンセンサを備える。

発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。

遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。

図2は、図1のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。

払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させるとともに、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。

払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローのいずれか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローのいずれか他方の信号を払出制御部600へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の表側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、この構成により遊技者に対して球の払出しを行う。

払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300を構成する主基板156を収納する主基板ケース158と、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162と、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166と、遊技球の払出しに関する制御処理を行う払出制御部600を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172と、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176と、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRWMクリア信号を主制御部300に出力するRWMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184と、払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186と、を配設している。

図3は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、普通図柄保留ランプ216と、高確中ランプ222とを配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」、第1特別図柄を「特図1」、第2特別図柄を「特図2」と称する場合がある。

装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施の形態では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し(図中、装飾図柄の変動を下向きの白抜き太矢印で表している)、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。

普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施の形態では7セグメントLEDによって構成する。特図1表示装置212および特図2表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施の形態では7セグメントLEDによって構成する。

普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施の形態では、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。特図1保留ランプ218および特図2保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施の形態では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。

また、演出装置206の周囲には、所定の球進入口、例えば、一般入賞口226と、普図始動口228と、特図1始動口230と、特図2始動口232と、可変入賞口234を配設している。

一般入賞口226は、本実施の形態では遊技盤200に複数配設しており、一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施の形態では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。

普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施の形態では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。

特図1始動口230は、本実施の形態では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。特図1始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、後述する払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、特図1表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、特図1始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。

特図2始動口232は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本実施の形態では特図1始動口230の真下に1つだけ配設している。特図2始動口232は、左右に開閉自在な一対の羽根部材232aを備え、羽根部材232aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に羽根部材232aが所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。特図2始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、特図2表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、特図2始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。

可変入賞口234は、大入賞口またはアタッカと呼ばれ、本実施の形態では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。可変入賞口234は、開閉自在な扉部材234aを備え、扉部材234aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選して特図表示装置が大当り図柄を停止表示した場合に扉部材234aが所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。

さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設しているとともに、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。

パチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドルの操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(特図1始動口230、特図2始動口232、特図3始動口12)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。

次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242、前面ステージ244および入球困難部250を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉あるいはシャッタと称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、前面ステージ244、および入球困難部250の後方に位置することとなる。ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方の前面ステージ244にワープ出口242bから排出する。前面ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技盤200の釘などによって乗り上げた球などが転動可能であり、前面ステージ244の中央部には、通過した球が特図1始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aが設けられており、前面ステージ244の右側には、入球困難部250が設けられている。

図4は、遊技球の入球が困難な入球困難部250の斜視図である。なお、図4では、隠れ線は破線で図示されている。図4に示すように、入球困難部250は、前面ステージ244から遊技球が進入するクルーン10と、クルーン10から遊技球が進入する特図3始動口12(以下、「特図3始動口12」と称する場合がある。)と、特図3始動口12から遊技球が進入するレール部16と、レール部16から遊技球が進入するシリンダ14とを有している。

クルーン10は、2つのはずれ通過孔11と1つの当り通過孔13とを備えた薄板円形状の平板部10aと、平板部10aの外周囲に設けられてクルーン10に進入した遊技球が平板部10aの外周囲から落下するのを防止する側壁部10bとを有している。遊技球が前面ステージ244からクルーン10に進入できるように、側壁部10bは前面ステージ244とクルーン10との接続部には設けられていない。1つの当り通過孔13および2つのはずれ通過孔11は、平板部10aの中心軸の周囲にほぼ等間隔に中心軸を囲んで配置されている。当り通過孔13を通過した遊技球のみが特図3始動口12およびシリンダ14に誘導され、はずれ通過孔11を通過した遊技球は、パチンコ機100の裏側に誘導された後に遊技島側に排出されるようになっている。このように、クルーン10は前面ステージ244から進入した遊技球を特図3始動口12および遊技島側のいずれか一方に振り分ける振り分け装置として機能する。クルーン10は、後述のシリンダ14と異なり、前面ステージ244に固定されて回転しないようになっている。

特図3始動口12は、入球した球を遊技島側ではなくレール部16およびシリンダ14側へ誘導することを除いて、特図2始動口232と同様の機能を有している。例えばパチンコ機100は、特図3始動口12への入球を所定の球検出センサが検出した場合には、特図2始動口232への入球が検知された場合と同様に動作するようになっている。

レール部16はシリンダ14の前面下方に設けられ、シリンダ14に向かって傾斜して配置されている。レール部16は、円弧状に形成されて中央部に溝部16aを有している。

シリンダ14は、軸部18と、軸部18の周囲にほぼ等間隔に配置された1つの当り穴14aおよび5つのはずれ穴14b1〜14b5とを有している。当り穴14aおよびはずれ穴14b1〜14b5は、軸部18を囲んで例えば右回りにこの順に配置されている。遊技者が当り穴14aであることが認識できるように、当り穴14aには、外周囲に3つの三角形状の目印が形成されている。シリンダ14は軸部18を回転軸として回転するようになっている。シリンダ14は、例えばパチンコ機100に電源が投入されている間は、常時回転するようになっている。当り穴14aおよびはずれ穴14b1〜14b5は、シリンダ14に固定されており、シリンダ14の回転に伴って例えば「当り穴14a→はずれ穴14b1→はずれ穴14b2→・・・→はずれ穴14b5→当り穴14a」の順に所定の周期で溝部16aの背面を順次通過するようになっている。

特図3始動口12からレール部16に進入した遊技球は、溝部16aを挟んでレール部16上を往復運動して最終的に溝部16a上に留まる。レール部16はシリンダ14に向かって傾斜しているので、遊技球は、シリンダ14側に向かって溝部16a上を転動し、シリンダ14に到達した際に溝部16aの背面側に配置された当り穴14aおよびはずれ穴14b1〜14b5のいずれか1つに入球するようになっている。このように、シリンダ14は特図3始動口12から進入した遊技球を当り穴14aおよびはずれ穴14b1〜14b5のいずれかに振り分ける振り分け装置として機能する。

本実施の形態によるパチンコ機100は、例えば当り穴14aに所定の通過検知部(不図示)を有しており、はずれ穴14b1〜14b5には所定の通過検知部を有していない。遊技球が当り穴14aに入球して当該通過検知部により検知されると、パチンコ機100は後述の保留先読み演出モードへの移行を決定するようになっている。一方、遊技球がはずれ穴14b1〜14b5に入球しても、パチンコ機100は後述の保留先読み演出モードへの移行を決定しないようになっている。所定の通過検知部を有する当り穴14aと所定の通過検知部を有さないはずれ穴14b1〜14b5とを設けることにより、遊技球の動きに興趣性を持たせることが可能になる場合がある。なお、当り穴14aおよびはずれ穴14b1〜14b5に入球した遊技球はパチンコ機100の裏側に誘導された後に遊技島側に排出されるようになっている。

図3に戻って、遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。

次に、図5を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。

まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えている。基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314と、を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400や第2副制御部についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。

また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用しているカウンタ回路318(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果をカウンタ回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば特図1表示装置212や特図2表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば特図2始動口232の羽根部材232aや可変入賞口234の扉部材234a等を開閉駆動したり入球困難部250のシリンダ14を回転駆動したりする各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334と、を接続している。

なお、特図1始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号をカウンタ回路318に出力する。この信号を受信したカウンタ回路318は、特図1始動口230に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図1始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、カウンタ回路318は、特図2始動口232または特図3始動口12に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、特図2始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図2始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。

さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。

また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本例では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。

また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。

また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インターフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インターフェースとをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400および払出制御部600との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400および払出制御部600にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400および払出制御部600からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。

次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えている。基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412とを搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。

また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC(S−ROM)416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、遮蔽装置246の駆動制御を行うための駆動回路432と、遮蔽装置246の現在位置を検出する遮蔽装置センサ430と、チャンスボタン136の押下を検出するチャンスボタンセンサ426と、遮蔽装置センサ430やチャンスボタンセンサ426からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)434と、を接続している。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。

次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インターフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えている。基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512とを搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路502には、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラムおよびデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。

また、基本回路502には、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530と遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。

次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御するとともに、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払出しが完了したか否かを検出する。また払出制御部600は、インターフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。

発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。

電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施の形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。

次に、図6(a)〜(c)を用いて、パチンコ機100の特図1表示装置212、特図2表示装置214、装飾図柄表示装置208、普図表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。図6(a)は特図の停止図柄態様の一例を示したものである。特図1始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、特図2始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことまたは特図3始動口12に球が入球したことを第3始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、特図1表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、特図2表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」を行う。これらの「特図1の変動表示」および「特図2の変動表示」が本実施形態にいう図柄の変動表示の一例に相当する。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、特図1表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、特図2表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。したがって、「特図1の変動表示」を開始してから特図1の停止図柄態様を停止表示するまで、あるいは「特図2の変動表示」を開始してから特図2の停止図柄態様を停止表示するまでが本実施形態にいう図柄変動停止表示の一例に相当し、以下、この「特図1又は2の変動表示」を開始してから特図1又は2の停止図柄態様を停止表示するまでの一連の表示を図柄変動停止表示と称する。後述するように、図柄変動停止表示は複数回、連続して行われることがある。

図6(a)には、図柄変動停止表示における停止図柄態様として「特図A」から「特図J」までの10種類の特図が示されている。図6(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。「特図A」は15ラウンド(15R)特別大当り図柄であり、「特図B」は15R大当り図柄である。本実施形態のパチンコ機100では、後述するように、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。大当りと特別大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(特別大当り)か低い(大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、15R特別大当り遊技終了後および15R大当り遊技終了後はいずれも電サポ状態(時短状態という場合もある)に移行する。電サポ状態については詳しくは後述するが、電サポ状態に移行する状態のことを普図高確率状態と称し、電サポ状態に移行しない状態のことを普図低確率状態と称する。15R特別大当り図柄である「特図A」は、特図高確率普図高確率状態であり、15R大当り図柄である「特図B」は、特図低確率普図高確率状態である。これらの「特図A」および「特図B」は、遊技者に対する有利度が相対的に大きくなる図柄である。

「特図C」は突然確変と称される2R大当り図柄であり、特図高確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図A」と比べて、「特図C」は2Rである点が異なる。「特図D」は突然時短と称される2R大当り図柄であり、特図低確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図B」と比べて、「特図D」は2Rである点が異なる。「特図E」は隠れ確変と称される2R大当り図柄であり、特図高確率普図低確率状態である。「特図F」は突然通常と称される2R大当り図柄であり、特図低確率普図低確率状態である。これら「特図E」および「特図F」はいずれも、2Rであるとともに、電サポ状態に移行しない状態である。

「特図G」は第1小当り図柄であり、「特図H」は第2小当り図柄であり、何れも特図低確率普図低確率状態である。ここにいう小当りは、2R電サポ無し大当りと同じものに相当する。すなわち、この「特図G」、「特図H」は「特図F」と同じ状態であるが、両者では装飾図柄表示装置208に表示される演出が異なり、あえて、同じ状態でも「特図G」、「特図H」と「特図F」を設けておくことで、遊技の興趣を高めている。

また、「特図I」は第1はずれ図柄であり、「特図J」は第2はずれ図柄であり、遊技者に対する有利度が相対的に小さくなる図柄である。なお、本実施形態のパチンコ機100には、15R特別大当り図柄として「特図A」以外の図柄も用意されており、15R大当り図柄等の他の図柄についても同様である。

図6(b)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。特図1始動口230、特図2始動口232または特図3始動口12に球が入賞したこと、すなわち、特図1始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、特図2始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したこと、あるいは特図3始動口12に球が入球したことを第3始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。

そして、「特図A」の15R特別大当りまたは「特図B」の15R大当りを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに同じ装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾2−装飾2−装飾2」等)を停止表示する。「特図A」の15R特別大当りを明示的に報知する場合には、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)を停止表示する。

また、「特図E」の隠れ確変と称される2R大当り、「特図F」の突然通常と称される2R大当り、あるいは「特図G」の第1小当り、「特図H」の第2小当りを報知する場合には、「装飾1−装飾2−装飾3」を停止表示する。さらに、「特図C」の突然確変と称される2R大当り、あるいは「特図D」の突然時短と称される2R大当りを報知する場合には、「装飾1−装飾3−装飾5」を停止表示する。

一方、「特図I」の第1はずれ、「特図J」の第2はずれを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに図6(b)に示す図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示する。

図6(c)は普図の停止表示図柄の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当り図柄である「普図A」と、はずれ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを上述のゲートセンサが検出したことに基づいて、普図表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図A」を停止表示し、普図変動遊技のはずれを報知する場合には「普図B」を停止表示する。図6(c)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。

次に、図7を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図7に示す主制御部メイン処理を実行する。

まずステップS101では、初期設定1を行う。初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可および初期値の設定等を行う。なお、本実施の形態では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。

ステップS101の次のステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。ステップS103の次のステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本例では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。

ステップS107では、初期設定2を行う。初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。

ステップS107の次のステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。具体的には、最初に、電源基板に設けたRWMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。

ステップS111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、図5に示す主制御部300のRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるコマンド設定送信処理(ステップS233)において、第1副制御部400へ送信される。

ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるコマンド設定送信処理(ステップS233)において、第1副制御部400へ送信される。

ステップS113の次のステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、および、当否判定結果が「はずれ」の場合の図柄決定に使用されるはずれ用図柄乱数カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタと、普図タイマ乱数値、および特図タイマ乱数値をそれぞれ生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図タイマ乱数値として取り得る数値範囲が0〜99とすると、RAM308に設けた普図タイマ乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が100であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。なお、初期値生成用乱数カウンタは、後述する基本乱数初期値更新処理(ステップS207)でも更新する。主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、ステップS115の処理を繰り返し実行する。

次に、図8を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。主制御部300は、所定の周期(本例では約2msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。

まずステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。ステップS201の次のステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本例では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDTを定期的に(本例では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。

ステップS203の次のステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、上述の前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサ、各種の球検出センサを含む各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。

また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、ステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施の形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。

主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施の形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。ステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施の形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、特図1始動口230、特図2始動口232、特図3始動口12および入球困難部250に備えられた当り穴14aへの入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口226、234やこれらの始動口230、232、12、228あるいは当り穴14aへの入賞があったと判定する。例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。

また、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施の形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。

ステップS205の次のステップS207では基本乱数初期値更新処理を行い、その次のステップS209では基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値および大当り判定ではずれの場合の図柄決定に用いるはずれ用図柄乱数を生成するためのはずれ用図柄乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜99とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が100であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合には、それぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。

例えば、0〜99の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットするとともに、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、はずれ用図柄乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。

ステップS209の次のステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。演出用乱数値としては、特図変動パターン抽選テーブル(不図示)を用いて特図変動遊技での特図変動パターン(不図示)を決めるための特図変動パターン決定用乱数値等がある。

ステップS211の次のステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普図表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、特図1表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、特図2表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。

ステップS213の次のステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口226、234や始動口12、230、232、228に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。

ステップS215の次のステップS217では、入賞受付処理を行う。この入賞受付処理では、特図1始動口230、特図2始動口232、特図3始動口12、普図始動口228および可変入賞口234への入賞があったか否かを判定する。ここでは、ステップS205における入賞判定パターン情報と一致するか否かの判定結果を用いて判定する。

特図1始動口230へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する特図1保留数記憶領域が満タンでない場合、例えば所定の上限個数(例えば4個)の乱数値のセットが記憶されていない場合、カウンタ回路318の特図1始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶された値に所定の加工を施して生成した特図1当選乱数値を取得し、RAM308に設けた大当り用図柄乱数カウンタから大当り用図柄乱数値を取得し、RAM308に設けた特図変動パターン決定用乱数カウンタから特図変動パターン決定用乱数値を取得し、これらの乱数値が乱数値のセットとして特図1乱数値記憶領域に取得順に格納される。特図1乱数値記憶領域内の特図1当選乱数値、大当り用図柄乱数値および特図変動パターン決定用乱数値の乱数値のセットは、特図1保留数記憶領域に記憶された特図1保留数と同数分だけ格納される。特図1乱数値記憶領域内では、特図1保留数が1つ減るごとに保留順位が最上位(最先)の特図1当選乱数値、大当り用図柄乱数値および特図変動パターン決定用乱数値の乱数値のセットのデータが消去されるとともに、残余の特図1当選乱数値、大当り用図柄乱数値および特図変動パターン決定用乱数値の乱数値のセットのデータの保留順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1保留数が1つ増えるごとに、保留順位が最下位(最後)の特図1当選乱数値、大当り用図柄乱数値および特図変動パターン決定用乱数値の乱数値のセットのデータの次の保留順位に新たな特図1当選乱数値、大当り用図柄乱数値および特図変動パターン決定用乱数値の乱数値のセットのデータが書き込まれる。

特図2始動口232または特図3始動口12へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する特図2保留数記憶領域が満タンでない場合、例えば所定の上限個数(例えば4個)の乱数値のセットが記憶されていない場合、カウンタ回路318の特図2始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶された値に所定の加工を施して生成した特図2当選乱数値を取得し、RAM308に設けた大当り用図柄乱数カウンタから大当り用図柄乱数値を取得し、RAM308に設けた特図変動パターン決定用乱数カウンタから特図変動パターン決定用乱数値を取得し、これらの乱数値が乱数値のセットとして特図2乱数値記憶領域に保留順に格納される。特図2乱数値記憶領域内の特図2当選乱数値、大当り用図柄乱数値および特図変動パターン決定用乱数値の乱数値のセットは、特図2保留数記憶領域に記憶された特図2保留数と同数分だけ格納される。特図2乱数値記憶領域内では、特図2保留数が1つ減るごとに保留順位が最上位(最先)の特図2当選乱数値、大当り用図柄乱数値および特図変動パターン決定用乱数値の乱数値のセットのデータが消去されるとともに、残余の特図2当選乱数値、大当り用図柄乱数値および特図変動パターン決定用乱数値の乱数値のセットのデータの保留順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図2保留数が1つ増えるごとに、保留順位が最下位(最後)の特図2当選乱数値、大当り用図柄乱数値および特図変動パターン決定用乱数値の乱数値のセットのデータの次の保留順位に新たな特図2当選乱数値、大当り用図柄乱数値および特図変動パターン決定用乱数値の乱数値のセットのデータが書き込まれる。

普図始動口228へ入賞があった場合かつRAM308に設けた対応する普図保留数記憶領域が満タンでない場合、普図当選乱数値生成用乱数カウンタから値を普図当選乱数値として取得して対応する普図乱数値記憶領域に格納する。可変入賞口234へ入賞があった場合には、可変入賞口用の入賞記憶領域に、可変入賞口234に球が入球したことを示す情報を格納する。

ステップS217では、入球困難部250に設けられた当り穴14aについての入賞受付処理も実行される(詳細は後述する)。

ステップS217の次のステップS219では、払出要求数送信処理を行う。なお、払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は、例えば1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。

ステップS219の次のステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普図表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普図表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。

また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、普図当りフラグがオンの場合には、当り図柄の表示態様となるように普図表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、普図当りフラグがオフの場合には、はずれ図柄の表示態様となるように普図表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普図表示装置210は、当り図柄(図6(c)に示す普図A)およびはずれ図柄(図6(c)に示す普図B)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500ms)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。

また、普図変動遊技の結果が当りであれば、普図当りフラグがオンにされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、特図2始動口232の羽根部材232aの開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、羽根部材232aを開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。

また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500ms間)、羽根部材の開閉駆動用のソレノイド332に、羽根部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。

また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がはずれであれば、普図当りフラグがオフにされる。この普図当りフラグがオフの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。

ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および特図2始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、かつ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定を行い、当選とする場合にはRAM308に設けた普図当りフラグをオンに設定する。不当選の場合には、普図当りフラグをオフに設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をする度に、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。

ステップS223の次のステップS224では、特図先読み処理を行う。特図先読み処理では、特図保留数が増加すると、当該増加した保留に係る乱数値のセットを先読みし、当否判定時に用いるテーブルを参照し、当該保留に係る特図変動遊技の停止図柄を後述する特図関連処理(ステップS229、ステップS231)での当否判定よりも前に事前判定する。事前判定した特図変動遊技の停止図柄は、特図1または特図2の先読み結果(事前判定結果ともいう)として、RAM308内に設けられた先読み結果記憶部に記憶される。先読み結果記憶部に記憶された先読み結果は、コマンド設定送信処理(ステップS233)において、先読み結果情報コマンドとして第1副制御部400に送信される。特図先読み処理の詳細については後述する。

次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS225)。この特図2状態更新処理は、特図2の状態に応じて、次の複数(本例では9つ)の処理のうちの1つの処理を行う。

例えば、特図2変動開始のタイミングにおける特図2状態更新処理では、RAM308に設けた特図2保留数記憶領域に記憶された特図2保留数の値を1だけ減算した値を特図2保留数記憶領域に記憶し直す。それとともに、特図2保留ランプ220の点滅を制御する。例えば、図3に示す特図2保留ランプ220の4つのLEDを図左から右に向かって順にLED番号1−4とすると、LED番号の若い方から順に特図2保留数分のLEDを例えば赤色に点灯させ、他を消灯させる。

また例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。

また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、2R大当りフラグ、第1小当りフラグ、第2小当りフラグ、第1はずれフラグ、第2はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグそれぞれのフラグが用意されている。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には図6(a)に示す特図A、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図B、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には特図C、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図D、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグはオフの場合には特図E、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグもオフの場合には特図F、第1小当りフラグがオンの場合には特図G、第2小当りフラグがオンの場合には特図H、第1はずれフラグがオンの場合には特図I、第2はずれフラグがオンの場合には特図Jそれぞれの態様となるように、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は、15R特別大当り図柄(特図A)、15R大当り図柄(特図B)、突然確変図柄(特図C)、突然時短図柄(特図D)、隠れ確変図柄(特図E)、突然通常図柄(特図F)、第1小当り図柄(特図G)、第2小当り図柄(特図H)、第1はずれ図柄(特図I)、および第2はずれ図柄(特図J)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500ms間)その表示を維持するためにRAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた電サポ(詳細は後述)回数記憶部に記憶された電サポ回数が1以上であれば、その電サポ回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中(詳細は後述)でなければ、時短フラグをオフにする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフにする。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。

また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、後述するように、大当りフラグがオンにされる。この大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するためにRAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。

また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口234の扉部材234aの開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材234aを開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。

また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234の扉部材234aの開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材234aを閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。

また、この扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本実施形態では15ラウンドか2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するためにRAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた電サポ回数記憶部に電サポ回数(例えば、100回)をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンにする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、電サポ回数記憶部に電サポ回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンにすることもない。ここでの電サポ状態とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。この時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率(普図確変)状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技で当りになる確率が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間および特図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、特図2始動口232の一対の羽根部材232aの1回の開放における開放時間が長くなり易い(電チュー開延)。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材232aは多く開き易い。これらの普図確変、普図変短、電チュー開延による制御状態をまとめて、電サポ(電動チューリップによる始動口入賞サポート)状態と呼ぶ。

また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当り遊技中に普図高確率状態であると、大当り遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に特図2始動口232に多くの遊技球が入球し、大当り中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。

また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。さらに、特図2変動遊技の結果がはずれであれば、後述するように、はずれフラグがオンにされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS227に移行するようにしている。

続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。

ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS231)。これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の大当り判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、特図2始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、特図1始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。

特図2関連抽選処理(ステップS229)の場合には、特図2乱数値記憶領域内の最先の(最も過去に記憶された)保留位置から特図2当選乱数値、大当り用図柄乱数値および特図変動パターン決定用乱数値のセットを取得し、不図示の判定用テーブルを用いて大当りとするか否かの決定、小当りとするか否かの決定などを行う。また、後述するテーブルを用いて、特図2の変動表示後に停止表示する図柄(停止図柄)の決定、特図2の変動表示を開始してから停止表示するまでの時間の決定などを行う。特図2乱数値記憶領域から最先の特図2当選乱数値、大当り用図柄乱数値および特図変動パターン決定用乱数値のセットを取り出した後、特図2乱数値記憶領域における当該乱数値のセットの記憶はクリアされるとともに、特図2保留数を1減算する。このとき、特図2乱数値記憶領域から取り出した特図2当選乱数値、大当り用図柄乱数値および特図変動パターン決定用乱数値のセットをRAM308に設けた一時領域に記憶し、この一時領域に記憶している当該乱数値のセットに基づいて上述の決定を行うようにしてもよい。

さらに、特図2先読み結果は、特図2乱数値記憶領域における当該特図2当選乱数値、大当り用図柄乱数値および特図変動パターン決定用乱数値のセットの記憶がクリアされるのに同期して特図2用先読み結果記憶部からクリアされるとともに、特図2先読み数記憶領域に記憶された特図2先読み数を1減算する。以上のような特図2関連抽選処理(ステップS229)の後に、特図1関連抽選処理(ステップS231)が同様に行われる。

以上の説明では、特図2変動遊技が特図1変動遊技よりも優先して開始され、特図2の保留が特図1の保留よりも優先して消化される特図2優先変動を例に挙げたが、特図1および特図2のいずれを優先することもなく特図1および特図2それぞれの保留に係る特図変動遊技を始動口入賞順に開始する始動口入賞順変動であってもよい。以下に説明する実施の形態では、始動口入賞順変動による特図変動遊技が行われるパチンコ機100を例に挙げる。

ステップS231の次のステップS233では、コマンド設定送信処理を行い、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本実施の形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、FRAMクリアコマンド、先読み結果情報コマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。

具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオンまたはオフになるようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、15R大当りフラグや2R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、15R大当りフラグや2R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含み、先読み結果情報コマンドの場合であれば先読み結果の情報(停止図柄情報)などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、特図1始動口230への入賞の有無、特図2始動口232への入賞の有無、入球困難部250への入賞の有無、可変入賞口234への入賞の有無などを含む。

また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグや2R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグや2R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。

また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。

第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。

ステップS233の次のステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。

ステップS235の次のステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視する。前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合には、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して特図2始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普図表示装置210、特図1表示装置212、特図2表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報を出力ポート(I/O310)を介して第1副制御部400に出力する。

ステップS237の次のステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進む。ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、図7に示す主制御部メイン処理に復帰する。一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、図7に示す主制御部メイン処理に復帰する。

図9は、主制御部タイマ割込処理の入賞受付処理(ステップS217)の流れを示すフローチャートである。入賞受付処理において、例えば主制御部300は、入球困難部250の当り穴14aに備えられた所定の通過検知部が遊技球の通過を検知したか否かを判断する(ステップS301)。遊技球が所定の通過検知部を通過したか否かは、例えばRAM308に設けられた入球困難部用の入賞記憶領域に当り穴14aに球が入球したことを示す通過検知フラグがオン状態か否かで判断される。

ステップS301において主制御部300は、入球困難部用の入賞記憶領域から読み出した通過検知フラグがオン状態であって所定の通過検知部に遊技球が通過していると判断すると、次に保留先読み演出モード移行許可コマンドの送信設定処理を実行し(ステップS303)、入賞受付処理を終了する。ステップS303では、主制御部300は、例えばRAM308の所定領域に設けられた保留先読み演出モード許可フラグをオン状態に設定する。

本実施の形態によるパチンコ機100は、入賞受付処理を実行する際の遊技状態にはよらず常に保留先読み演出モード移行許可コマンドを主制御部300から第1副制御部400に送信するように構成されているが、これに限られない。例えば、パチンコ機100は、主制御部300が遊技状態(例えば、特別遊技中や保留先読み演出モード中であるか否か等)を把握して、遊技状態に応じて保留先読み演出モード許可コマンドを第1副制御部400に送信するか否かを決定するように構成されていてもよい。

ステップS301において主制御部300は、入球困難部用の入賞記憶領域から読み出した通過検知フラグがオフ状態であって所定の通過検知部に遊技球が通過していないと判断すると、次にその他の入賞受付処理を実行し(ステップS305)、ステップS303を実行せずに、入賞受付処理を終了する。ステップS305では例えば、図8を用いて説明した上述の入賞受付処理が実行される。

図10は、主制御部タイマ割込処理の特図先読み処理(ステップS224)の流れを示すフローチャートである。特図先読み処理では、主制御部300は、特図1および特図2のそれぞれにおいて増加した始動情報を先読みして停止図柄および変動タイマ番号を事前判定し、停止図柄情報および変動タイマ情報を事前判定結果(特図先読み結果)としてRAM308内の先読み結果記憶部に記憶する。

ここで、RAM308内には、特図1用先読み結果記憶部(不図示)に記憶されている特図1先読み結果の数を特図1先読み数として記憶する特図1先読み数記憶領域が設けられている。特図1用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図1用先読み結果記憶部では、特図1先読み数が1つ減るごとに順位が最上位(最先)の特図1先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図1先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位(最後)の特図1先読み結果のデータの次の順位に新たな特図1先読み結果のデータが書き込まれる。

またRAM308内には、特図2用先読み結果記憶部(不図示)に記憶されている特図2先読み結果の数を特図2先読み数として記憶する特図2先読み数記憶領域が設けられている。特図2用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図2用先読み結果記憶部では、特図2先読み数が1つ減るごとに順位が最上位の特図2先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図2先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図2先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位の特図2先読み結果のデータの次の順位に新たな特図2先読み結果のデータが書き込まれる。

特図先読み処理において、まず主制御部300は、特図2の始動情報が増加しているか否かを判断する(ステップS401)。始動情報が増加しているか否かの判断は、特図2保留数記憶領域に記憶されている特図2保留数と、特図2先読み数記憶領域に記憶された特図2先読み数とを比較して行う。主制御部300は、特図2保留数と特図2先読み数とを比較して、「特図2保留数>特図2先読み数」の関係が成り立つ場合には特図2の保留が増加していると判断し、この関係が成り立たない場合には特図2の保留は増加していないと判断する。特図2保留数が増加していると判断した場合には(ステップS401)、増加した保留に係る特図2当選乱数値、大当り用図柄乱数値および特図変動パターン決定用乱数値のセットを特図2乱数値記憶領域から先読みし、当否判定時に用いる大当り判定テーブル、図柄決定テーブルおよび特図変動パターン抽選テーブル(いずれも不図示)を参照して、当該保留に係る特図2変動遊技の停止図柄および変動タイマ番号を事前判定する(ステップS402)。

次に、事前判定で得られた特図2先読み結果としての停止図柄情報および変動タイマ番号をRAM308内の特図2用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶して(ステップS403)、ステップS404に移行する。ステップS401において、特図2の保留が増加していないと判断したら、ステップS402、S403を実行せずにステップS404へ移行する。

次に、主制御部300は、特図1の始動情報が増加しているか否かを判断する(ステップS404)。始動情報が増加しているか否かの判断は、例えば特図2と同様に、特図1保留数記憶領域に記憶されている特図1保留数と、特図1先読み数記憶領域に記憶された特図1先読み数とを比較して行う。主制御部300は、特図1保留数が増加していると判断した場合には(ステップS404)、次に未判定情報設定条件(例えば、電サポ中や大当り遊技中であること、あるいは、特図1に係る始動情報について、大当り遊技終了後の制御状態が電サポ状態に移行されることを表す大当り図柄が事前判定または当否判定されていること)が成立しているか否かを判断する(ステップS405)。

主制御部300は、未判定情報設定条件が成立していないと判断した場合には(ステップS405)、次に増加した保留に係る特図1当選乱数値、大当り用図柄乱数値および特図変動パターン決定用乱数値のセットを特図1乱数値記憶領域から先読みし、不図示の大当り判定テーブル、図柄決定テーブルおよび特図変動パターン抽選テーブル(いずれも不図示)を参照して、当該保留に係る特図1変動遊技の停止図柄および変動タイマ番号を事前判定する(ステップS406)。

特図変動パターン抽選テーブルは、例えば停止図柄、保留個数および特図変動パターン決定用乱数値に基づいて変動タイマ番号が決定されるように構成されていたり、大当りに係る乱数の一部やはずれに係る乱数の極一部には保留個数および所定の乱数値に関わらず停止図柄のみで変動タイマ番号が決定されるように構成されていたりする。当否判定時の保留個数は事前判定時には不確定であるため、変動タイマ番号が停止図柄、保留個数および所定の乱数値に基づいて事前判定される場合には、一義的に変動タイマ番号が決定しない。従って、この場合には、選択され得る複数の変動タイマ番号が特図1用先読み結果記憶部に記憶され、事前判定での変動タイマ情報は大まかな情報となる。

次に、事前判定で得られた特図1先読み結果としての停止図柄情報および変動タイマ番号をRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶して(ステップS407)、特図先読み処理を終了する。

ステップS405において、主制御部300は、未判定情報設定条件が成立していると判断した場合には、ステップS406、S407の処理をせずに、増加した始動情報を先読みせずに「未判定」情報を特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶して(ステップS408)、特図先読み処理を終了する。

また、ステップS404において、主制御部300は、特図1の保留が増加していないと判断した場合には、ステップS405〜S408の処理をせずに、特図先読み処理を終了する。

本実施の形態では、主制御部300は、特図2始動口232に入球して新たな乱数を取得した際に、取得した乱数に係る停止図柄情報および変動タイマ番号のみを第1副制御部400に送信するようになっているが、本実施の形態はこれに限られない。例えば、特図2用先読み結果記憶部に既に記憶されている先読み結果に係る保留の停止図柄情報および変動タイマ番号を再度先読みして、新たに取得した乱数および再度先読みした乱数に係る停止図柄情報および変動タイマ番号をまとめて第1副制御部400に送信するようになっていてもよい。また、主制御部300は、新たに取得した乱数に係る情報のみを第1副制御部400に送信する場合、および、新たに取得した乱数および再度先読みした乱数に係る情報をまとめて第1副制御部400に送信する場合のいずれであっても、停止図柄情報および変動タイマ番号のいずれか一方のみを第1副制御部400に送信するようになっていてもよい。なお、主制御部300は、特図1始動口230に遊技球が入球して新たな乱数を取得した場合も、特図2始動口232の場合と同様に動作する。

本実施の形態のように、主制御部300が保留先読み演出モードであるか否かを管理している場合には、主制御部300は、非保留先読み演出モード中ではステップS405において未判定情報設定条件成立の有無を判断せずに、増加した始動情報の先読み結果を特図1用先読み結果記憶部に記憶するようにしてもよい。非保留先読み演出モード中は、先読み結果に基づく事前予告報知は実行されず保留数のみが分かっていればよいので、特図1用先読み結果記憶部に記憶される情報は事前判定された図柄情報および未判定情報のいずれであってもよい。

また、パチンコ機100は、主制御部300が保留先読み演出モードであるか否かを管理している場合には、非保留先読み演出モード中に特図1用および特図2用先読み結果記憶部に記憶された先読み結果情報をコマンド設定したり第1副制御部400に送信したりしないように構成されていてもよい。この構成によれば、第1副制御部400に先読み結果情報が送信されないので、第1副制御部400の誤動作による保留先読み演出モードの実行を防止することができる場合がある。

本実施の形態では、主制御部300は、停止図柄情報に代えて未判定情報を特図1用先読み結果記憶部に記憶し、変動タイマ番号については未判定情報に代えずに変動タイマ番号をそのまま特図1用先読み結果記憶部に記憶するようになっているが、本実施の形態はこれに限られない。例えば、パチンコ機100が「図柄変動時間が180秒の場合には大当り確定」のように構成されている場合、変動タイマ時間のみで大当りであるか否かが遊技者に分かってしまう場合がある。従って、図柄変動時間のみで大当りか否かを遊技者が判断できる場合には、パチンコ機100は、主制御部300が停止図柄情報および変動タイマ番号に代えて未判定情報を特図1用先読み結果記憶部に記憶するように構成されていてもよい。

次に、図11乃至図17を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。図11は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理の流れを示すフローチャートである。まず、図11のステップS501では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS501で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。

ステップS501の次のステップS503では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS505の処理に移行する。ステップS505では、タイマ変数に0を代入する。

ステップS505の次のステップS507では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。

ステップS507の次のステップS509では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS407で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。演出制御処理の詳細については後述する。

ステップS509の次のステップS511では、チャンスボタン制御処理を行う。チャンスボタン制御処理では、チャンスボタン136の押下を検出していた場合、ステップS509で更新した演出データをチャンスボタン136の押下に応じた演出データに変更する処理を行う。

ステップS511の次のステップS513では、音制御処理を行う。音制御処理では、ステップS509で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。

ステップS513の次のステップS515では、ランプ制御処理を行う。ランプ制御処理では、ステップS509で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。

ステップS515の次のステップS517では、シャッタ制御処理を行う。シャッタ制御処理では、ステップS509で読み出した演出データの中に遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。

ステップS517の次のステップS519では、情報送信処理を行う。情報送信処理では、ステップS509で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行う。その後、ステップS503に戻る。

図12(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部コマンド受信割込処理(ストローブ割込処理)の流れを示すフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が主制御部300からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS601では、主制御部300から受信したコマンド中に、入球困難な入球口である入球困難部250に遊技球が入球した場合に送信される保留先読み演出モード移行許可コマンドが含まれているか否かを判断する。ステップS601において、第1副制御部400は、保留先読み演出モード移行許可コマンドを受信したと判断すると、次に例えばRAM408の所定領域に設けられた保留先読み演出モード移行許可コマンド受信フラグをオン状態にして(ステップS602)、後述のステップS603〜S605の処理をせずにコマンド受信割り込み処理を終了する。ステップS602の処理においてオン状態となった保留先読み演出モード移行許可コマンド受信フラグは、後述の保留先読み演出モード移行判定処理で用いられる。

ステップS601において、第1副制御部400は、保留先読み演出モード移行許可コマンドを受信していないと判断すると、次に主制御部300から受信したコマンド中に保留先読み情報が含まれているか否かを判断する(ステップS603)。ステップS603において、第1副制御部400は、保留先読み情報を受信したと判断すると、次に例えばRAM408の所定領域に設けられた保留先読み情報受信フラグをオン状態にして(ステップS604)、ステップS602および後述のステップS605の処理をせずにコマンド受信割り込み処理を終了する。ステップS604の処理においてオン状態となった保留先読み情報受信フラグは、後述の保留先読み演出処理で用いられる。

ステップS603において、第1副制御部400は、保留先読み情報を受信していないと判断すると、その他のコマンド受信割り込み処理を実行し(ステップS605)、ステップS602およびS604の処理をせずにコマンド受信割り込み処理を終了する。

図12(b)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。第1副制御部400は、所定の周期(本例では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。第1副制御部タイマ割込処理のステップS701では、第1副制御部メイン処理のステップS503において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS503において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。

ステップS701の次のステップS702では、第1副制御部メイン処理の情報送信処理(ステップS519)で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。

図12(c)は、第1副制御部メイン処理のステップS509における演出制御処理の流れを示すフローチャートである。ステップS801では、保留先読み演出制御処理を行う。ここでは、保留先読み演出モードへの移行判定や移行後の保留先読み演出制御等が実行される。なお、ステップS801の処理の詳細については、図13乃至図17を用いて説明する。

ステップS801の次のステップS802では、その他の演出制御処理が実行される。

次に、保留先読み演出制御処理について図13乃至図17を用いて説明する。図13は、保留先読み演出制御処理の全体の処理の流れを示すフローチャートである。図13に示すように、保留先読み演出制御処理では、まず、保留先読み演出モード移行判定処理が実行される(ステップS901)。

ステップS901の次のステップS902では、保留先読み演出モード移行処理が実行される。

ステップS902の次のステップS903では、保留先読み演出処理が実行される。

ステップS903の次のステップS904では、保留先読み演出モード終了判定・終了処理が実行され、保留先読み演出制御処理は終了する。

図14は、保留先読み演出モード移行判定処理の流れを示すフローチャートである。当該処理では、保留先読み演出モードへ移行するか否かが判定される。保留先読み演出モード移行判定処理では、まず、第1副制御部400は、保留先読み演出モード移行許可コマンド受信フラグがオン状態であるか否かを判断する(ステップS1001)。ステップS1001において第1副制御部400は、RAM408に格納された保留先読み演出モード移行許可コマンド受信フラグを読み出して当該受信フラグがオン状態であると判断すると、次にステップS1002の処理に移行する。一方、第1副制御部400は、保留先読み演出モード移行許可コマンド受信フラグがオフ状態であると判断すると(ステップS1001)、後述のステップS1002〜S1007の処理を実行せずに、保留先読み演出モード移行判定処理を終了する。

ステップS1001の次のステップS1002では、第1副制御部400は、RAM408の所定領域から読み出した保留先読み演出モード移行許可コマンド受信フラグをオフ状態にするとともに、RAM408の当該所定領域に記憶し直す。

ステップS1002の次のステップS1003では、既に保留先読み演出モード中であるか否かを判断する。例えば第1副制御部400は、RAM408の所定領域に記憶された保留先読み演出モードフラグを読み出して、当該フラグがオフ状態であるか否かを判断する。第1副制御部400は、保留先読み演出モードフラグがオフ状態であって保留先読み演出モード中でないと判断すると(ステップS1003)、ステップS1004の処理へ移行し、保留先読み演出モードフラグがオフ状態ではなくオン状態であって保留先読み演出モード中であると判断すると(ステップS1003)、後述のステップS1004〜S1007の処理を実行せずに、保留先読み演出モード移行判定処理を終了する。

本実施の形態ではステップS1003の処理において、第1副制御部400は、保留先読み演出モード中であると判断した場合には、主制御部300から送信された保留先読み演出モード移行許可コマンドを破棄する(例えば、保留先読み演出モード移行許可コマンドを受信するものの保留先読み演出モード移行判定に関する一切の処理を行わなかったり、当該コマンドをRAM408の所定領域に一旦書き込んだ後に消去したりする)ようになっているが、本実施の形態はこれに限られない。例えば、複数の保留先読み演出モード移行許可コマンドをストック可能な領域がRAM408に設けられており、第1副制御部400は、ステップS1003の処理において、保留先読み演出モード中であると判断した場合には、当該保留領域に保留先読み演出モード移行許可コマンドを順次ストックするようにしてもよい。この場合、パチンコ機100は保留先読み演出モードが終了すると直ちにストックされた保留先読み演出モード移行許可コマンドを保留領域から読み出して、再び保留先読み演出モードに移行するようになっている。あるいは、パチンコ機100は、保留先読み演出モードの終了後に数回の特図変動遊技を実行してからストックされた保留先読み演出モード移行許可コマンドを保留領域から読み出して、再び保留先読み演出モードに移行するようになっていてもよい。

第1副制御部400が保留先読み演出モード移行許可コマンドを破棄する場合には、保留先読み演出モードが連続して実行されることがなくなるので、保留先読み演出モードの移行および終了にメリハリを持たせることが可能になる場合がある。また、第1副制御部400が保留先読み演出モード移行許可コマンドをストックする場合には、遊技者の困難達成が無駄にならず、遊技者は報われる場合がある。保留先読み演出モード間に特図変動遊技が実行される場合には、保留先読み演出モードの終了および開始時期が明確になるので、保留先読み演出モード移行許可コマンドをストックしても、保留先読み演出モードの移行および終了にメリハリを持たせることが可能になる場合がある。

また、パチンコ機100は、保留先読み演出モード移行許可コマンドをRAM408にストックするか否かを、例えば当該コマンドの受信時の遊技状態(例えば、潜伏確変状態等)や先読み結果の内容(例えば、当りやはずれ)に基づいて決定するように構成されていてもよい。例えば、潜伏確変状態時に保留先読み演出モード移行許可コマンドがストックされる構成の場合、保留先読み演出モードが継続すればするほどアツイ(例えば、確率変動遊技状態である可能性が高い、あるいは、確率変動遊技状態である可能性が高いために大当りとなる可能性が高い)と遊技者に思わせることができる。これにより、保留先読み演出モードの継続に遊技性(例えば、確率変動遊技状態への期待感や大当りへの期待感)が付与されて興趣性向上を図れる場合がある。

ステップS1003の次のステップS1004では、第1副制御部400は、RAM408の所定領域に記憶された保留先読み演出モード移行決定フラグを読み出して、当該フラグがオフ状態であるか否かを判断する。第1副制御部400は、保留先読み演出モード移行決定フラグがオフ状態であって保留先読み演出モードへの移行が決定していない状態であると判断すると(ステップS1004)、ステップS1005の処理へ移行し、保留先読み演出モード移行決定フラグがオフ状態でなくオン状態であって保留先読み演出モードへの移行が決定している状態であると判断すると(ステップS1004)、後述のステップS1005〜S1007の処理を実行せずに、保留先読み演出モード移行判定処理を終了する。

本実施の形態ではステップS1004の処理において、第1副制御部400は、保留先読み演出モードへの移行が既に決定していると判断した場合には、ステップS1003の処理と同様に、主制御部300から送信された保留先読み演出モード移行許可コマンドを破棄するようになっているが、保留先読み演出モード移行許可コマンドをRAM408に設けられた所定領域に順次ストックするようにしてもよい。

ステップS1004の次のステップS1005では、第1副制御部400は、特別遊技中(例えば、大当り遊技中や小当り遊技中)であるか否かを判断する。第1副制御部400は、特別遊技中であると判断すると(ステップS1005)、ステップS1006の処理へ移行し、特別遊技中でないと判断すると(ステップS1005)、後述のステップS1006およびS1007の処理を実行せずに、保留先読み演出モード移行判定処理を終了する。

本実施の形態ではステップS1005の処理において、第1副制御部400は、特別遊技中であると判断した場合には、ステップS1003およびS1004の処理と同様に、主制御部300から送信された保留先読み演出モード移行許可コマンドを破棄するようになっているが、保留先読み演出モード移行許可コマンドをRAM408に設けられた所定領域に順次ストックするようにしてもよい。

ステップS1005の次のステップS1006では、第1副制御部400は、保留先読み演出モード移行決定コマンドフラグをオン状態にして、RAM408の所定領域に記憶する。

ステップS1006の次のステップS1007では、第1副制御部400は、保留先読み演出モード移行決定演出内容をRAM408の所定領域に記憶して、保留先読み演出モード移行判定処理を終了する。保留先読み演出モード移行決定演出とは、保留先読み演出モード移行条件を充足したことを遊技者に報知するための演出をいい、本実施の形態では、例えば装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dに星型の画像が表示される(図19および図20参照)。

図14に示すように、本実施の形態によるパチンコ機100は、ステップS1003〜S1005の処理を実行するので、第1副制御部400が保留先読み演出モード移行決定許可コマンドを受信しても保留先読み演出モードに直ちに移行するとは限らないようになっている。また、パチンコ機100は、図柄変動中に保留先読み演出モード移行決定した場合には、当該図柄変動の終了直後、当該図柄変動の次の図柄変動の開始直前または直後に保留先読み演出モードに移行するようになっている。また、パチンコ機100は、図柄変動中に保留先読み演出モード移行決定した場合には、保留の有無により処理を切り替えるように構成されていてもよい。例えば、パチンコ機100は、保留がある場合には当該図柄変動の終了直後に保留先読み演出モードに移行し、保留がない場合には当該図柄変動の次の図柄変動の開始直前または直後に保留先読み演出モードに移行するようになっていてもよい。

次に、保留先読み演出モード移行処理について図15を用いて説明する。図15は、保留先読み演出モード移行処理の流れを示すフローチャートである。当該処理では、保留先読み演出モードへの移行処理が実行される。保留先読み演出モード移行処理では、まず、第1副制御部400は、保留先読み演出モードフラグがオフ状態であるか否かを判断する(ステップS1101)。ステップS1101において第1副制御部400は、RAM408に格納された保留先読み演出モードフラグを読み出して当該フラグがオフ状態であって保留先読み演出モード中でない状態であると判断すると、次にステップS1102の処理に移行する。一方、第1副制御部400は、保留先読み演出モードフラグがオン状態であって保留先読み演出モード中であると判断すると(ステップS1101)、後述のステップS1102〜S1107の処理を実行せずに、保留先読み演出モード移行処理を終了する。本実施の形態によるパチンコ機100は、ステップS1101において保留先読み演出モードフラグの状態を判断することにより、既に保留先読み演出モードに滞在している場合には、図15に示す保留先読み演出モード移行処理を実行しないようになっている。

ステップS1101の次のステップS1102では、保留先読み演出モード移行決定フラグがオン状態であるか否かを判断する。例えば第1副制御部400は、RAM408の所定領域に記憶された保留先読み演出モード移行決定フラグを読み出して、当該フラグがオン状態であって保留先読み演出モードへの移行が決定している状態であると判断すると(ステップS1102)、ステップS1103の処理へ移行し、保留先読み演出モード移行決定フラグがオフ状態であって保留先読み演出モードへの移行が決定していない状態であると判断すると(ステップS1102)、後述のステップS1103〜S1107の処理を実行せずに、保留先読み演出モード移行処理を終了する。本実施の形態によるパチンコ機100は、保留先読み演出モード移行処理の前段階の処理である保留先読み演出モード移行判定処理で保留先読み演出モードに移行しないことを決定している場合には、保留先読み演出モード移行処理が実行されないように、保留先読み演出モード移行決定フラグの状態を判定するようになっている。

ステップS1102の次のステップS1103では、図柄変動中であるか否かを判断する。例えば第1副制御部400は、RAM408の所定領域に記憶された図柄変動開始コマンド受信フラグおよび図柄変動停止コマンド受信フラグを読み出して、図柄変動開始コマンド受信フラグがオン状態であって図柄変動停止コマンド受信フラグがオフ状態であると図柄変動中であると判断して(ステップS1103)、ステップS1104の処理へ移行し、図柄変動開始コマンド受信フラグがオフ状態であって図柄変動停止コマンド受信フラグがオン状態であると図柄変動停止中であると判断して(ステップS1103)、後述のステップS1104〜S1107の処理を実行せずに、保留先読み演出モード移行処理を終了する。

本実施の形態によるパチンコ機100は、図柄変動中には保留先読み演出モードに移行しないように構成されている。パチンコ機100は、図柄変動中には保留先読み演出モードに移行せず、例えば当該図柄変動の次の図柄変動開始直前または図柄変動開始直後に保留先読み演出モードに移行するように構成されている。第1副制御部400は図柄変動中に保留先読み演出モードへの移行処理を実行しなくてよいので、第1副制御部400の処理負担が軽減するという効果が得られる場合がある。また、図柄変動中に保留先読み演出が開始されないので、遊技者が図柄変動中の演出に集中できるという効果が得られる場合がある。

また、本実施の形態によるパチンコ機100は、図柄変動中に保留先読み演出モードに突然移行するように構成されていてもよい。図柄変動中に保留先読み演出モードに突然移行することにより、遊技者に驚きを提供することができる場合がある。図柄変動中に保留先読み演出モードに突然移行させるためには、例えばパチンコ機100は、ステップS1103の処理を実行しないように構成されていたり、図柄変動の残り時間を判断して突然移行するか否かを判定するように構成されていたりしてもよい。また、パチンコ機100は、図柄変動中に保留先読み演出モードに突然移行するか否かを、例えば当該コマンドの受信時の遊技状態(例えば、潜伏確変状態か否か等)や先読み結果の内容(例えば、当りが存在するか否か等)に基づいて決定するように構成されていてもよい。遊技状態や保留先読み内容に基づいて、保留先読み演出モードへの移行タイミングを異ならせることにより、当該演出モードへの移行タイミング自体に遊技性(例えば、確率変動遊技状態への期待感や大当りへの期待感)を付与することができ、興趣の向上を図ることができる場合がある。

ステップS1103の次のステップS1104では、保留先読み演出モード以外の他の演出モード中(例えば、ミッションモードのような遊技者を楽しませる演出中)であるか否かを判断する。例えば第1副制御部400は、RAM408の所定領域に記憶された他の演出モードのフラグを読み出して、当該フラグがオン状態であると他の演出モード中であると判断して(ステップS1104)、ステップS1105の処理へ移行し、当該フラグがオフ状態であると他の演出モード中でないと判断して(ステップS1104)、後述のステップS1105〜S1107の処理を実行せずに、保留先読み演出モード移行処理を終了する。

本実施の形態のパチンコ機100は、例えばミッションモード中には保留先読み演出モードに移行しないように構成されている。パチンコ機100は、ミッションモード中に保留先読み演出モードへの移行が決定されると、RAM408の所定領域の保留先読み演出モード移行決定フラグを一旦オン状態としてストックしておき、ミッションモードの終了後にRAM408から保留先読み演出モード移行決定フラグを読み出して、保留先読み演出モードに移行するように構成されている。また、パチンコ機100は、図14に示すステップS1003、S1004およびS1005の処理と同様に、ミッションモード中では保留先読み演出モード移行決定フラグのオン状態を破棄するように構成されていてもよい。さらに、パチンコ機100は、遊技状態や保留先読み内容等に基づいてミッションモード中であっても保留先読み演出モードへの移行を強制的に割り込むように構成されていてもよい。

オン状態の保留先読み演出モード移行決定フラグをストックする場合には、保留先読み演出モードへ移行せずにミッションモードが継続されるので、ミッションモードが損なわれないという効果が得られる。一方、保留先読み演出モードを割り込ませてミッションモードを強制終了する場合には、遊技者に驚きを提供することができる場合がある。また、遊技状態や保留先読み内容に基づいて保留先読み演出モードを割り込ませてミッションモードを強制終了する場合には、保留先読み演出モードが継続すればするほどアツイ(例えば、確率変動遊技状態である可能性が高い、あるいは、確率変動遊技状態である可能性が高いために大当りとなる可能性が高い)と遊技者に思わせることができる。これにより、保留先読み演出モードの継続に遊技性(例えば、確率変動遊技状態への期待感や大当りへの期待感)が付与されて興趣性向上を図れる場合がある。

ステップS1104の次のステップS1105では、他の所定条件を充足しているか否かを判断する。本実施の形態では、保留先読み演出モードへの移行に適さない場合、例えば保留先読み演出モードを実行しても面白くない場面で保留先読み演出モードへ移行しないようにステップS1105の処理が設けられている。第1副制御部400は、例えば、大当り確定リーチ(例えば、全回転リーチ等)のような所定のスーパーリーチ中などの他の所定条件を充足しているかを判定し、他の所定条件を充足していると判断すると(ステップS1105)、ステップS1106の処理へ移行し、他の所定条件を充足していないと判断すると(ステップS1105)、後述のステップS1106およびS1107の処理を実行せずに、保留先読み演出モード移行処理を終了する。

ステップS1105の次のステップS1106では、保留先読み演出モード移行決定フラグをオフ状態にする。例えば第1副制御部400は、RAM408の所定領域から保留先読み演出モード移行決定フラグを読み出して、当該フラグをオフ状態にすると共にRAM408の当該所定領域に記憶し直して、ステップS1107へ移行する。

ステップS1105の次のステップS1107では、保留先読み演出モードフラグをオン状態にする。例えば第1副制御部400は、RAM408の所定領域の保留先読み演出モードフラグを読み出して、当該フラグをオン状態にすると共にRAM408の当該所定領域に記憶し直して、保留先読み演出モード移行処理を終了する。保留先読み演出モードフラグがオン状態になることにより、パチンコ機100は保留先読み演出モードへ移行する。

次に、保留先読み演出処理について図16を用いて説明する。図16は、保留先読み演出処理の流れを示すフローチャートである。当該処理では、保留先読み演出の具体的内容が決定される。保留先読み演出処理では、まず、第1副制御部400は、保留先読み情報受信フラグがオン状態であるか否かを判断する(ステップS1201)。ステップS1201において第1副制御部400は、RAM408に格納された保留先読み情報受信フラグを読み出して当該フラグがオン状態であると判断すると、次にステップS1202の処理に移行する。一方、第1副制御部400は、保留先読み情報受信フラグがオフ状態であると判断すると(ステップS1201)、後述のステップS1202〜S1204の処理を実行せずに、保留先読み演出処理を終了する。

ステップS1201の次のステップS1202では、第1副制御部400は、RAM408の所定領域から保留先読み情報受信フラグを読み出して当該フラグをオフ状態にしてから当該所定領域に記憶し直すと共に、次のステップS1203の処理に移行する。

ステップS1202の次のステップS1203では、第1副制御部400は、保留先読み演出モードフラグがオン状態か否かを判断する。第1副制御部400は、RAM408の所定領域から保留先読み演出モードフラグを読み出して、当該フラグがオン状態であって保留先読み演出モードに移行していると判断すると(ステップS1203)、次のステップS1204の処理に移行する。一方、第1副制御部400は、当該フラグがオフ状態であって保留先読み演出モードに移行していないと判断すると(ステップS1203)、後述のステップS1204の処理を実行せずに保留先読み演出処理を終了する。

ステップS1203において、第1副制御部400は、保留先読み演出モードに移行していない非保留先読み演出モード中に保留先読み情報を受信した場合には、当該保留先読み情報を破棄するようになっている。本実施の形態によるパチンコ機100では、主制御部300は保留先読み演出モードに移行しているか否かに関わらず保留先読み情報を第1副制御部400へ送信し、第1副制御部400が受信した保留先読み情報を破棄するか否かを判定するようになっている。

ステップS1203の次のステップS1204では、遊技状態および保留先読み情報に基づいて、保留先読み演出内容を例えばRAM408の所定領域に設定する。保留先読み演出内容は、例えば主制御部300から送信される変動タイマ番号および/または停止図柄情報に基づいて決定される。あるいは、保留先読み演出内容は保留先読み演出決定用の専用乱数を用いて決定されてもよい。

第1副制御部400は、例えば保留先読み演出を決定するために用いるはずれ用テーブル、大当り用テーブル、変動タイマ番号用テーブル等をROM406の所定領域に記憶している。これらのテーブルは、当否判定結果または事前判定結果と、図柄変動時間すなわち変動タイマ番号とに対応付けてROM406に記憶されている。ステップS1203の処理において保留先読み演出モードフラグがオン状態であって保留先読み演出の実行が決定されると、第1副制御部400は、例えば先読みして事前判定された停止図柄情報および変動タイマ番号に対応するテーブルをROM406から読み出して、読み出されたテーブルと保留先読み演出決定用の専用乱数とを照らし合わせて具体的な演出内容を決定する。

後程図19および図20を用いて説明するが、本実施の形態によるパチンコ機100は保留先読み演出として装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dに人型の画像を表示するようになっている。当該人型の画像の表示数は特図1または特図2の保留数を報知し、当該人型の画像に施された色彩等は大当りに当選する確率の高低を報知するようになっている。ステップS1204の処理において第1副制御部400は、主制御部300から受信した保留数の情報や停止図柄情報等に基づいて、対応するテーブルと保留先読み演出決定用の専用乱数とを照らし合わせて、人型の画像の表示数および当該画像に施す色彩や模様等を決定する。パチンコ機100では、人型の画像に色彩等が施される確率は、はずれよりも大当りの場合、短い特図変動遊技時間よりも長い特図変動遊技時間の場合に高くなるように設定されている。

図10を用いて説明したように、パチンコ機100は、所定条件が成立した場合に、増加した始動情報を先読みせずに先読み結果記憶部に「未判定情報」を記憶するように構成されている。本実施の形態では、例えば保留先読み演出モード移行決定後に第1副制御部400が主制御部300からの未判定情報を受信した場合にも、第1副制御部400は未判定情報に基づいて保留先読み演出を実行するようになっている。本実施の形態では、例えば未判定情報に基づく保留先読み演出は、大当り図柄情報およびはずれ図柄情報等の停止図柄情報や変動タイマ番号に基づく保留先読み演出に関連した画像(例えば、人型の画像)により行われる。

未判定情報受信時の保留先読み演出と、停止図柄情報受信時の保留先読み演出とで、保留先読み演出用の画像(本実施の形態では、色彩の施された人型の画像)の出現率を大きく異ならせると遊技者に違和感を与えたり遊技者を必要以上に煽ったりしてしまう場合がある。また、主制御部300から第1副制御部400に未判定情報を送信する契機によっては、遊技者が未判定情報の送信に気付いてしまい、特図1変動遊技の大当りを保留できる場合がある。このため、未判定情報の送信自体を遊技者に極力気付かれないようにする必要がある。そこで、第1副制御部400が未判定情報を受信した際に保留先読み演出の決定に用いる未判定情報用テーブルは、未判定情報受信時の保留先読み演出用の画像(例えば、色彩等の施された人型の画像)の出現率が停止図柄情報受信時の保留先読み演出用の画像の出現率とほぼ同一になるように設定されている。例えば、未判定情報用テーブルは、停止図柄情報受信時に出現率の相対的に低い画像は未判定情報受信時にも出現率が相対的に低くなり、停止図柄情報受信時に出現率の相対的に高い画像は未判定情報受信時にも出現率が相対的に高く設定されている。未判定情報用テーブルは例えばROM406の所定領域に記憶されている。

本実施の形態によるパチンコ機100は、保留先読み演出モード移行決定後に保留された特図変動遊技について人型の画像に色彩等を施すか否かを決定し、保留先読み演出モード移行決定前に保留された特図変動遊技については演出表示領域208dにデフォルトの人型の画像(例えば、白色の人型の画像)を表示するようになっている。なお、パチンコ機100は、保留先読み演出モード移行決定前に保留された特図変動遊技についても人型の画像に色彩等を施すか否かを決定するように構成されていてももちろんよい。

また、パチンコ機100は、ステップS1204において、保留先読み演出モード移行決定フラグまたは保留先読み演出モードフラグがオン状態になる段階(保留先読み演出モード移行決定時や移行時)で、保留先読み演出モードを実行する特図変動遊技の回数である保留先読み演出モード滞在G数を抽選により決定するように構成されていてもよい。この場合、パチンコ機100は、遊技状態等に基づいて当該滞在G数を決定するように構成されていてもよい。例えば潜伏確変状態か否かにより滞在G数が異なる場合には、遊技状態の予測要素を付与することが可能になり、保留先読み演出の興趣性向上を図ることができる場合がある。パチンコ機100は、例えば潜伏確変状態の場合には滞在G数が長くなるように構成されていてもよい。この場合、遊技者は、保留先読み演出モードが継続すればするほど潜伏確変状態であるかも知れないと期待でき、保留先読み演出の興趣性向上を図ることができる場合がある。

また、パチンコ機100は、保留先読み演出モード滞在G数を決定せずに、特図変動遊技の実行毎に保留先読み演出モードを終了するか否かを決定する転落抽選を実行するように構成されていてもよい。この場合、パチンコ機100は、遊技状態等に基づいて当該滞在G数を決定するように構成されていてもよい。あるいは、パチンコ機100は、保留先読み演出モード滞在G数を決定し、特図変動遊技の実行毎に転落抽選を行うように構成されていてもよい。例えば潜伏確変状態か否かにより転落確率が異なる場合には、遊技状態の予測要素を付与することが可能になり、保留先読み演出の興趣性向上を図ることができる場合がある。また例えば、パチンコ機100は、潜伏確変状態の場合には転落確率が低くなるように構成されていてもよい。この場合、遊技者は、保留先読み演出モードが継続すればするほど転落確率が低いことを期待でき、さらに潜伏確変状態であるかも知れないと期待でき、保留先読み演出の興趣性向上を図ることができる場合がある。また、パチンコ機100は、例えばはずれ穴14b1〜14b5のいずれかに入球した場合に転落抽選が開始されるようになっていてもよい。さらに例えば、パチンコ機100は、ある遊技状態でははずれ穴14b1が転落抽選の契機となるはずれ穴であり、それとは別の遊技状態でははずれ穴14b1、14b2が転落抽選の契機となるはずれ穴であるというように、遊技状態によって、転落抽選が開始されるためのはずれ穴14b1〜14b5の個数が異なるようになっていてもよい。またさらに例えば、パチンコ機100は、当り穴14aに入球した場合にも転落抽選が開始されるようになっていてもよい。

次に、保留先読み演出モード終了判定・終了処理について図17を用いて説明する。図17は、保留先読み演出モード終了判定・終了処理の流れを示すフローチャートである。当該処理では、保留先読み演出モードを終了するか否かが決定される。保留先読み演出モード終了判定・終了処理では、まず、第1副制御部400は、保留先読み演出モードフラグがオン状態であるか否かを判断する(ステップS1301)。ステップS1301において第1副制御部400は、RAM408に格納された保留先読み演出モードフラグを読み出して当該フラグがオン状態であって保留先読み演出中であると判断すると、次にステップS1302の処理に移行する。一方、第1副制御部400は、保留先読み演出モードフラグがオフ状態であって保留先読み演出中でないと判断すると(ステップS1301)、後述のステップS1302およびS1303の処理を実行せずに、保留先読み演出モード終了判定・終了処理を終了する。

ステップS1301の次のステップS1302では、第1副制御部400は、保留先読み演出モード終了条件が充足しているか否かを判断する。第1副制御部400は、例えば特別遊技状態に移行していると判定した場合には、保留先読み演出モード終了条件が充足していると判断して(ステップS1302)、次のステップS1303に移行する。あるいは、第1副制御部400は、例えば保留先読み演出モードを開始した後の特図変動遊技の全変動数が保留先読み演出モード滞在G数より多い場合に保留先読み演出モード終了条件が充足していると判断して(ステップS1302)、次のステップS1303に移行する。また、パチンコ機100が転落抽選を実行するように構成されている場合には、第1副制御部400は、図16に示すステップS1204における転落抽選によって保留先読み演出モードを終了することが決定していると判定すると、保留先読み演出モード終了条件が充足していると判断して(ステップS1302)、次のステップS1303に移行する。一方、第1副制御部400は、保留先読み演出モード終了条件が充足していないと判断すると(ステップS1302)、後述のステップS1303の処理を実行せずに保留先読み演出モード終了判定・終了処理を終了する。

ステップS1302の次のステップS1303では、保留先読み演出モードフラグをオフ状態にする。第1副制御部400は、例えばRAM408の所定領域から保留先読み演出モードフラグを読み出して、当該フラグをオフ状態にするとともに、RAM408の当該所定領域に記憶し直して、保留先読み演出モード終了判定・終了処理を終了する。これにより、保留先読み演出モードは終了する。

次に、図18を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。図18(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図18(a)のステップS1401では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS1401で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。

ステップS1401の次のステップS1403では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS1405の処理に移行する。ステップS1405では、タイマ変数に0を代入する。

ステップS1405の次のステップS1407では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400からコマンドを受信したか否かを判別する。

ステップS1407の次のステップS1409では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS1407で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。

ステップS1409の次のステップS1411では、ランプ制御処理を行う。例えば、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。その後、ステップS1403に戻る。

図18(b)は、第2副制御部500のCPU504が実行するコマンド受信割込処理のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が第1副制御部400からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS1501では、第1副制御部400から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。

図18(c)は、第2副制御部500のCPU504が実行するタイマ割込処理のフローチャートである。第2副制御部500は、所定の周期(本例では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。ステップS1601では、図18(a)に示す第2副制御部メイン処理のステップS1403において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS1403において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。第2副制御部タイマ割込処理のステップS1603では、演出用乱数値の更新処理等を行う。

次に、本実施の形態によるパチンコ機100における保留先読み演出モードの具体的な態様について図19および図20を用いて説明する。図19(a)〜図19(e)および図20(a)〜図20(g)は、パチンコ機100での特図変動遊技における装飾図柄の変動表示および保留先読み演出を図上方から下方への時系列でそれぞれ示している。図19(a)〜図20(g)では理解を容易にするため、装飾図柄表示装置208、特図1および特図2保留ランプ218、220、特図1および特図2表示装置212、214の相対的な配置関係が図3の図示に対して異ならせて示されている。図19(a)〜図20(g)はそれぞれ、中央に装飾図柄表示装置208が示され、装飾図柄表示装置208左下方に特図1保留ランプ218が示され、その右側に特図2保留ランプ220が示されている。特図1保留ランプ218と特図2保留ランプ220の下方には特図1表示装置212と、特図2表示装置214がそれぞれ示されている。

また、特図1保留ランプ218は、特図1変動遊技の保留状態を最大4つまで表示できるように4個のLEDで構成されている。特図1保留ランプ218の4個のLEDは図左から右に向かって順にLED番号1−4として区別される。例えば、各LED1−4は、特図1変動遊技の保留順序に対応付けられており、LED番号の若い方から順に、保留順序の早い特図変動遊技に対応している。各LED1−4は、LED番号の若い方から順に特図1保留数分のLEDを例えば赤色に点灯させ、他を消灯させる。
特図2保留ランプ220は、特図2変動遊技の保留状態を最大4つまで表示できるように4個のLEDで構成されている。特図2保留ランプ220の4個のLEDは図左から右に向かって順にLED番号1−4として区別される。例えば、各LED1−4は、特図2変動遊技の保留順序に対応付けられており、LED番号の若い方から順に、保留順序の早い特図変動遊技に対応している。各LED1−4は、LED番号の若い方から順に特図2保留数分のLEDを例えば赤色に点灯させ、他を消灯させる。なお、図において、特図変動遊技が保留されている状態を黒丸で表し、保留されていない状態を白丸で表している。

図19(a)に示すように、特図1表示装置212が特図1変動遊技を実行するとともに、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各領域には装飾図柄が図中の下向きの矢印に示す方向に順次回転移動する装飾図柄変動表示が実行されている。また、このとき、特図1保留ランプ218の2つのLED1および2が赤色に発光して、特図1変動遊技が2つ保留されている。一方、特図2保留ランプ220の4つのLED1−4は全て消灯しており、特図2変動遊技の保留はない状態である。パチンコ機100は、この時点で保留先読み演出モードに移行しておらず、演出表示領域208dには、特図1および特図2保留ランプ218、220を表した特図1および特図2保留ランプ画像が表示されている。演出表示領域208d内の左側には特図1保留ランプ218を○印で表した特図1保留ランプ画像が4個表示され、右側には特図2保留ランプ220を○印で表した特図2保留ランプ画像が4個表示されている。特図1変動遊技は2つ保留されているので、特図1保留ランプ画像は、例えば左側2つが赤丸になり、残りが例えば白丸になっている。特図2変動遊技は保留されていないので、特図2保留ランプ画像は、例えば全て白丸になっている。

ここで、主制御部300が入球困難な入球口である入球困難部250に遊技球が進入して特図3始動口12への1個の遊技球の入球を検知すると、パチンコ機100は、特図2始動口232への1個の遊技球の入球が検知されたと看做す。これにより、この遊技球の入賞に基づき特図2当選乱数値、大当り用図柄乱数値および特図変動パターン決定用乱数値の乱数値のセットが1つ取得され、当該乱数値のセットが特図2始動口232に対応する内蔵の特図2乱数値記憶領域にそれぞれ記憶される。これにより、図19(b)に示すように、特図2変動遊技の保留数が1つ増加して、特図2保留ランプ220のLED1が赤色に発光する。さらに、第1副制御部400は、特図2変動遊技の保留数が1つ増加したことを示すコマンドを主制御部300から受信して、左側から1つ目の特図2保留ランプ画像が例えば赤丸となるように装飾図柄表示装置208を制御する。

さらに、当該遊技球がレール部16およびシリンダ14側に誘導されて当り穴14aに入賞すると、パチンコ機100は、図12乃至図14に示す処理を実行し、保留先読み演出モード移行決定演出内容をセットする(図14に示すステップS1007)。これにより、図19(b)に示すように、演出表示領域208d内であって特図1および特図2保留ランプ画像の間に、保留先読み演出モードへの移行が決定したことを遊技者に報知する、例えば星型の保留先読み演出モード移行決定画像が表示される。このように、本実施の形態のパチンコ機100は、装飾図柄の変動中に保留先読み演出モード移行条件が充足されたことを報知できるようになっている。また、パチンコ機100は、保留先読み演出モード移行決定画像を装飾図柄表示装置208の表示領域内の下方に表示して装飾図柄の変動中の演出に影響を与えることなく遊技者に保留先読み演出モードに移行されたことを報知できるようになっている。

図19(b)では、図19(a)に示す特図変動遊技が継続しているので、第1副制御部400は、図15に示す保留先読み演出モード移行処理において図柄変動中であると判断し(ステップS1103)、パチンコ機100は保留先読み演出モードに移行しない。このため、図19(b)に示すように、演出表示領域208dには、特図1および特図2保留ランプ画像の表示が維持される。

図19(c)に示すように、継続していた特図1変動遊技が終了し、特図1表示装置212には「特図I」が停止表示され、これに同期して左中右図柄表示領域208a〜208cには停止図柄として「装飾2」−「装飾3」−「装飾8」が停止表示される。これにより、継続していた特図1変動遊技が「はずれ」であることが遊技者に報知される。

図19(c)では、第1副制御部400は、特図1変動遊技が終了しており(図15に示すステップS1103)、他の演出モード中でなく(ステップS1104)、他の所定条件を充足していると判断し(ステップS1105)、保留先読み演出モードフラグをオン状態にする(ステップS1107)。これにより、パチンコ機100は保留先読み演出モードを実行する。

パチンコ機100が保留先読み演出モードを実行すると、演出表示領域208dに表示されていた特図1および特図2保留ランプ画像は、人型の画像に変更され、保留先読み演出が実行される。図19(c)の時点では、特図1変動遊技が2つ保留され、特図2変動遊技が1つ保留されているので、保留先読み演出モードが実行されると、演出表示領域208d内の左寄りに2つの人型の画像が表示され、右寄りに1つの人型の画像が表示される。

本実施の形態では、保留先読み演出モード移行決定後に保留された分が保留表示変化対象となり、人型の画像に色彩等を施すか否かを決定する抽選処理の対象となる。本例では、特図1変動遊技は、当該モード移行決定前に保留されているので、当該抽選処理の対象とはならず、デフォルト表示の例えば白色の人型の画像により保留先読み演出が実行される。一方、特図2変動遊技の保留は当該移行決定後に保留されているので、当該抽選処理の対象となって人型の画像に色彩等を施すか否かが決定される。

例えば、既に表示されている特図1変動遊技の保留先読み演出を書き換えるためには、第1副制御部400は非保留先読み演出モード時にも保留先読み情報を一時記憶するための処理を実行する必要が生じて処理負担が増加してしまう。本実施の形態では、特図1変動遊技の保留が既に存在している状況下で当り穴14aに設けられた所定の通過検知部が遊技球の通過を検知した場合に、既に保留されていた特図1変動遊技の保留先読み演出はデフォルト表示とし、新たに保留された特図1変動遊技が表示態様変化対象になっている。これにより、パチンコ機100は非保留先読み演出モード時には保留先読み情報の記憶処理をしなくてよいので、第1副制御部400の制御負担が軽減する場合がある。

パチンコ機100は例えば特図2変動優先機であるので、図19(d)において、特図1表示装置212よりも先に特図2表示装置214が特図2変動遊技を開始する。このとき、特図2保留数が1つ減るので、特図2保留ランプ220のLED1に対応する特図当選乱数値、大当り用図柄乱数値および特図変動パターン決定用乱数値の乱数値のセットのデータが消去される。この処理に同期して、特図2用先読み結果記憶部の記憶領域から図柄情報および変動タイマ番号が消去される。この結果、特図2保留ランプ220の1つ目のLED1が消灯する。

これに同期して、当否判定や特図2変動遊技の保留数等の情報を含むコマンドを受信した第1副制御部400は、装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cの各領域に装飾図柄が図中の下向きの矢印に示す方向に順次回転移動する装飾図柄変動表示を開始する。また、第1副制御部400は、保留数が1つ減少した情報を受信しているので、演出表示領域208dの右寄りに表示された1つの人型の画像(図19では、不図示)を消去するように装飾図柄表示装置208を制御する。保留先読み演出モードは継続されているので、保留先読み演出モード移行決定画像の表示は維持される。

図19(e)は、この特図2変動遊技中に特図1始動口230に遊技球が2個入球した状態を示している。遊技球の入賞に基づき特図1当選乱数値、大当り用図柄乱数値および特図変動パターン決定用乱数値の乱数値のセットが取得され、当該乱数値のセットが特図1始動口230に対応する内蔵の特図1乱数値記憶領域に記憶される。これにより、特図1変動遊技の保留数が2つ増加するので、図19(e)に示すように、特図1保留ランプ218のLED3および4が赤色に発光する。

この2つの特図1変動遊技は保留先読み演出モード実行中に保留されたので、保留表示変化対象となり、この2つの特図1変動遊技の保留を表す人型の画像に色彩等を施すか否かを決定するために抽選処理がなされる。図19(e)に示すように本例では、当該抽選処理の結果、例えば1つ目に保留された特図1変動遊技の先読み結果は、色彩の施された人型の画像(図19(e)では、当該色彩は斜線で表されている)で報知され、2つ目に保留された特図1変動遊技の先読み結果は、色彩が施されないデフォルト表示で報知される。

このように、本実施の形態によるパチンコ機100は、困難を乗り越えた遊技者に対して特典を付与することができるので、遊技の継続意欲を促進させることが可能になる場合がある。また、パチンコ機100は、演出表示領域208dに保留先読み演出を表示したり表示しなかったりするので、特別遊技が開始されるまでの過程に変化を与えることができ、遊技者の遊技の継続意欲を促進させることができる場合がある。

次に、本実施の形態によるパチンコ機100における、ミッションモード中に保留先読み演出モードへの移行を決定した場合の具体的な態様について図20を用いて説明する。
図20(a)に示すように、特図1表示装置212が特図1変動遊技を実行するとともに、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各領域には装飾図柄が図中の下向きの矢印に示す方向に順次回転移動する装飾図柄変動表示が実行されている。また、このとき、特図1保留ランプ218の2つのLED1および2が赤色に発光して、特図1変動遊技が2つ保留されている。一方、特図2保留ランプ220の4つのLED1−4は全て消灯しており、特図2変動遊技の保留はない状態である。

パチンコ機100は、この時点で保留先読み演出モードに移行しておらず、装飾図柄表示装置208の表示領域中の下側の演出表示領域208dには、特図1および特図2保留ランプ218、220を表した特図1および特図2保留ランプ画像が表示されている。演出表示領域208d内の左側には特図1保留ランプ218を○印で表した特図1保留ランプ画像が4個表示され、右側には特図2保留ランプ220を○印で表した特図2保留ランプ画像が4個表示されている。特図1変動遊技は2つ保留されているので、特図1保留ランプ画像は、例えば左側2つが赤丸になっており、残りが例えば白丸になっている。特図2変動遊技は保留されていないので、特図2保留ランプ画像は、例えば全て白丸になっている。

図20(a)において、装飾図柄表示装置208の表示領域中の上側の演出表示領域208dには、「ミッションモード」という文字を長方形状の破線で囲んだ画像が表示されて、遊技者にミッションモード中であることが報知されている。

ここで、主制御部300が入球困難な入球口である入球困難部250に遊技球が進入して特図3始動口12への1個の遊技球の入球を検知すると、パチンコ機100は、特図2始動口232への1個の遊技球の入球が検知されたと看做す。これにより、この遊技球の入賞に基づき特図2当選乱数値、大当り用図柄乱数値および特図変動パターン決定用乱数値の乱数値のセットが1つ取得され、当該乱数値のセットが特図2始動口232に対応する内蔵の特図2乱数値記憶領域にそれぞれ記憶される。これにより、図20(b)に示すように、特図2変動遊技の保留数が1つ増加して、特図2保留ランプ220のLED1が赤色に発光する。さらに、第1副制御部400は、特図2変動遊技の保留数が1つ増加したこと示すコマンドを主制御部300から受信して、特図2保留ランプ画像の左側から1つ目が例えば赤丸となるように装飾図柄表示装置208を制御する。

さらに、当該遊技球がレール部16およびシリンダ14側に誘導されて当り穴14aに入賞すると、パチンコ機100は、図12乃至図14に示す処理を実行し、保留先読み演出モード移行決定演出内容をセットする(図14に示すステップS1007)。これにより、図20(b)に示すように、演出表示領域208d内であって特図1および特図2保留ランプ画像の間に、保留先読み演出モードへの移行が決定したことを遊技者に報知する、例えば星型の保留先読み演出モード移行決定画像が表示される。

図20(b)では、図20(a)に示す特図変動遊技が継続しているので、第1副制御部400は、図15に示す保留先読み演出モード移行処理において図柄変動中であると判断し(ステップS1103)、パチンコ機100は保留先読み演出モードに移行しない。このため、図20(b)に示すように、演出表示領域208dには、特図1および特図2保留ランプ画像の表示が維持される。また、図20(b)では、図20(a)に示すミッションモードが継続しており、演出表示領域208dには、ミッションモード中を示す画像の表示が継続されている。

図20(c)に示すように、継続していた特図1変動遊技が終了し、特図1表示装置212には「特図I」が停止表示され、これに同期して左中右図柄表示領域208a〜208cには停止図柄として「装飾2」−「装飾3」−「装飾8」が停止表示される。これにより、継続していた特図1変動遊技が「はずれ」であることが遊技者に報知される。

図20(c)では、第1副制御部400は、特図1変動遊技が終了しているものの(図15に示すステップS1103)、他の演出モードとしてのミッションモード中であるため(ステップS1104)、パチンコ機100は保留先読み演出モードを実行しない。このため、特図1および特図2保留ランプ画像は、保留先読み演出用の人柄の画像には変化せず、演出表示領域208dに表示され続ける。

パチンコ機100は例えば特図2変動優先機であるので、図20(d)において、特図1表示装置212よりも先に特図2表示装置214が特図2変動遊技を開始する。このとき、特図2保留数が1つ減るので、特図2保留ランプ220のLED1に対応する特図当選乱数値、大当り用図柄乱数値および特図変動パターン決定用乱数値の乱数値のセットのデータが消去される。この処理に同期して、特図2用先読み結果記憶部の記憶領域に記憶された図柄情報および変動タイマ番号が消去される。この結果、特図2保留ランプ220の1つ目のLED1が消灯する。

これに同期して、当否判定や特図2変動遊技の保留数等の情報を含むコマンドを受信した第1副制御部400は、装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cの各領域に装飾図柄が図中の下向きの矢印に示す方向に順次回転移動する装飾図柄変動表示を開始する。また、第1副制御部400は、保留数が1つ減少した情報を受信しているので、特図2保留ランプ画像の左側から1つ目の赤丸(図20では不図示)が白丸になるように装飾図柄表示装置208を制御する。保留先読み演出モードおよびミッションモードは継続されているので、保留先読み演出モード移行決定画像およびミッションモード中の表示は維持される。

図20(e)は、この特図2変動遊技中に特図1始動口230に遊技球が2個入球した状態を示している。遊技球の入賞に基づき特図1当選乱数値、大当り用図柄乱数値および特図変動パターン決定用乱数値の乱数値のセットが取得され、当該乱数値のセットが特図1始動口230に対応する内蔵の特図1乱数値記憶領域に記憶される。これにより、特図1変動遊技の保留数が2つ増加するので、図20(e)に示すように、特図1保留ランプ218のLED3および4が赤色に発光する。

この2つの特図1変動遊技は保留先読み演出モードの非実行中の保留分であるため、第1副制御部400は、特図1変動遊技の保留数が2つ増加したこと示すコマンドを主制御部300から受信すると、特図1保留ランプ画像の左側から3つ目および4つ目が例えば赤丸となるように装飾図柄表示装置208を制御する。

図20(f)に示すように、継続していた特図2変動遊技が終了し、特図2表示装置212には「特図I」が停止表示され、これに同期して左中右図柄表示領域208a〜208cには停止図柄として「装飾6」−「装飾9」−「装飾4」が停止表示される。これにより、継続していた特図2変動遊技が「はずれ」であることが遊技者に報知される。

また、図20(f)では、第1副制御部400は、ミッションモードが終了したことを遊技者に報知するために、「ミッションモード終了」という文字を長方形状の破線で囲んだ画像を演出表示領域208dに表示する。

図20(f)では、第1副制御部400は、特図2変動遊技が終了しており(図15に示すステップS1103)、ミッションモードが終了して他の演出モード中でもなく(ステップS1104)、他の所定条件を充足していると判断し(ステップS1105)、保留先読み演出モードフラグをオン状態にする(ステップS1107)。これにより、パチンコ機100は保留先読み演出モードを実行する。

図20(g)に示すように、特図1表示装置212が特図1変動遊技を開始する。このとき、特図1保留数が1つ減るので、特図1保留ランプ218のLED1に対応する特図当選乱数値、大当り用図柄乱数値および特図変動パターン決定用乱数値の乱数値のセットのデータが消去されるとともに、特図1保留ランプ218のLED2乃至LED4に対応する特図当選乱数値、大当り用図柄乱数値および特図変動パターン決定用乱数値の乱数値のセットのデータの保留順位が1ずつ繰り上がるように処理される。この処理に同期して、特図1用先読み結果記憶部の記憶領域に記憶されて特図1保留ランプ218のLED1に対応する図柄情報および変動タイマ番号が消去されるとともに、特図1用先読み結果記憶部の記憶領域に記憶されて特図1保留ランプ218のLED2乃至LED4に対応する図柄情報および変動タイマ番号の記憶順位が1ずつ繰り上がるように処理される。この結果、特図1保留ランプ218の4つ目のLED4が消灯し、LED1乃至3の点灯は継続する。これに同期して、当否判定や特図1変動遊技の保留数等の情報を含むコマンドを受信した第1副制御部400は、装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cの各領域に装飾図柄が図中の下向きの矢印に示す方向に順次回転移動する装飾図柄変動表示を開始する。

パチンコ機100が保留先読み演出モードを実行すると、演出表示領域208dに表示されていた特図1保留ランプ画像は、人型の画像に変更され、保留先読み演出が実行される。図20(g)に示す特図1変動遊技の開始時点では、特図1変動遊技が3つ保留されているので、保留先読み演出モードが実行されると、演出表示領域208d内の左寄りに3つの人型の画像が表示される。本実施の形態では、保留先読み演出モード移行決定後に保留された分が保留表示変化対象となるので、特図1保留ランプ218のLED2、3に対応する保留が人型の画像に色彩等を施すか否かを決定する抽選処理の対象となる。

図20(g)に示すように本例では、当該抽選処理の結果、例えば特図1保留ランプ218のLED2に対応する特図1変動遊技の保留先読み結果は、色彩が施されないデフォルト表示で報知され、特図1保留ランプ218のLED3に対応する特図1変動遊技の保留先読み結果は、色彩の施された人型の画像(図20(g)では、当該色彩は斜線で表されている)で報知される。

このように、本実施の形態によるパチンコ機100は、困難を乗り越えた遊技者に対して特典を付与することができるので、遊技の継続意欲を促進させることが可能になる場合がある。また、パチンコ機100は、演出表示領域208dに保留先読み演出を表示したり表示しなかったりするので、特別遊技に至る過程に変化を与えることができ、遊技者の遊技の継続意欲を促進させることができる場合がある。

以上説明した本実施の形態によるパチンコ機100の特徴的構成について再度図1乃至図20を参照しつつ説明する。
(1)本実施の形態によるパチンコ機100は、図柄を停止表示可能な図柄表示部(例えば、特図1表示装置212、特図2表示装置214および装飾図柄表示装置208)と、遊技球が始動領域(例えば、特図1始動口230、特図2始動口232あるいは特図3始動口12)に進入した場合に、始動情報(例えば、特図当選乱数値、大当り用図柄乱数値および特図変動パターン決定用乱数値の乱数値のセット)を導出する始動情報導出手段(例えば、カウンタ回路318や入賞受付処理(ステップS217))と、前記導出した始動情報を所定の上限数まで記憶可能な始動情報記憶手段(例えば、RAM308の対応する特図1乱数値記憶領域および特図2乱数値記憶領域)と、前記始動情報記憶手段から始動情報を取得する始動情報取得手段(例えば、特図2関連抽選処理(ステップS229)や特図1関連抽選処理(ステップS231))と、前記取得した始動情報に基づいて当否判定を行う当否判定手段(例えば、特図2関連抽選処理(ステップS229)や特図1関連抽選処理(ステップS231))と、図柄を変動表示させた後、前記当否判定の結果に対応した図柄態様を停止表示する図柄変動停止表示を前記図柄表示部で行う図柄表示制御手段(例えば、主制御部300および第1副制御部400)と、前記当否判定の結果が特定の当否判定結果(例えば、大当り)である場合に、通常遊技状態(例えば、可変入賞口234が非動作状態(扉部材234aが閉状態))よりも遊技者に対して有利である特別遊技状態(例えば、可変入賞口234が動作状態(扉部材234aが開状態))に移行させる特別遊技移行制御手段(例えば、特図2状態更新処理(ステップS225)や特図1状態更新処理(ステップS227))と、前記当否判定手段が前記当否判定を行うよりも前に、前記始動情報記憶手段に記憶されている始動情報を先読みする始動情報先読み手段と、前記始動情報記憶手段に記憶されている所定の始動情報について前記当否判定手段による当否判定が行われるよりも前に、前記先読みされた該所定の始動情報について該当否判定手段が前記特定の当否判定結果を導出するかどうかを事前判定する事前判定手段と、前記事前判定結果に基づいて、前記当否判定手段が前記特定の当否判定結果を導出するかどうかを示唆する事前予告報知(例えば、保留先読み演出)を、前記当否判定手段が当否判定を行うよりも前に行う事前予告報知手段(例えば、装飾図柄表示装置208)と、前記事前予告報知を行う事前予告報知モード(例えば、保留先読み演出モード)に移行するか否かを決定する事前予告報知モード移行決定手段(例えば、保留先読み演出モード移行判定処理(ステップS1001〜S1007))と、前記事前予告報知モード移行決定手段が前記事前予告報知モードに移行すると決定した場合(例えば、保留先読み演出モード移行決定フラグをオフ状態からオン状態に設定した場合(ステップS1006))、前記事前予告報知モードへの移行制御を行う事前予告報知モード移行制御手段(例えば、保留先読み演出モード移行処理(ステップS1101〜S1107))と、を備えた遊技台であって、前記始動領域よりも遊技球の通過が困難な遊技球検知領域(例えば、入球困難部250の当り穴14aに設けられた所定の通過検知部)を備え、前記事前予告報知モード移行決定手段は、遊技球が前記遊技球検知領域に進入した場合、前記事前予告報知モードへの移行を決定することを特徴とする。

本実施の形態によるパチンコ機100は、困難を乗り越えた遊技者に対して特典を付与することができるので、遊技の継続意欲を促進させることが可能になる場合がある。また、パチンコ機100は、演出表示領域208dに保留先読み演出を表示したり表示しなかったりするので、特別遊技が開始されるまでの過程に変化を与えることができ、遊技者の遊技の継続意欲を促進させることができる場合がある。

(2)本実施の形態によるパチンコ機100において、前記事前予告報知モード移行制御手段は、前記図柄表示部で前記図柄の変動表示が行われている状況下で遊技球が前記遊技球検知領域に進入した場合、該図柄の変動表示中に前記事前予告報知モードへ移行することを特徴とする。

当該構成のパチンコ機100は、図柄変動中であっても直ちに事前予告報知モードに移行するようになっているが、図柄変動表示中の所定の移行不可時期(例えば、図柄の停止表示前の数秒間)には事前予告報知モードに移行しないように構成されていてもよい。
当該構成によるパチンコ機100によれば、困難を達成した遊技者に対して直ちに特典を付与することができるので、遊技者に達成感を与え易かったり、困難を達成したことを遊技者に認識させ易かったりする場合がある。

(3)本実施の形態によるパチンコ機100において、前記事前予告報知モード移行制御手段は、前記図柄表示部で前記図柄の変動表示が行われている状況下で遊技球が前記遊技球検知領域に進入した場合、該図柄の停止表示後に前記事前予告報知モードへ移行することを特徴とする。

当該構成のパチンコ機100は、図柄変動中である場合には事前予告報知モードに移行せず、当該図柄変動停止後に事前予告報知モードに移行するようになっている。例えば、パチンコ機100は、当該図柄変動の次の図柄変動の開始後(あるいは、開始時)に事前予告報知モードに移行するようになっている。
当該構成によるパチンコ機100によれば、遊技者は事前予告報知が変動中の図柄や演出等を邪魔していると感じにくくなり、変動中の図柄等に集中し易くなる場合がある。また、第1副制御部400の処理負担が軽減する場合がある。

(4)本実施の形態によるパチンコ機100において、前記事前予告報知手段は、前記事前予告報知モード移行後に前記始動情報記憶手段に記憶された始動情報について、前記事前予告報知を行うことを特徴とする。

当該構成のパチンコ機100は、事前予告報知モード移行後に係る保留を先読み報知演出の対象とするように構成されている。
当該構成のパチンコ機100によれば、遊技者は事前判定や事前報知されている保留と事前判定や事前報知されていない保留とが明確に認識できる場合がある。また、第1副制御部400の処理負担が軽減する場合がある。

(5)本実施の形態によるパチンコ機100において、前記事前予告報知手段は、前記事前予告報知モード移行前に前記始動情報記憶手段に記憶された始動情報について、前記事前予告報知を行うことを特徴とする。
当該構成のパチンコ機100は、事前予告報知モード移行前後問わず、全ての保留を先読み報知演出の対象とするように構成されている。
当該構成のパチンコ機100によれば、より多くの保留に対して事前報知がなされるので遊技者に特典をより付与できる場合がある。

ところで、現在最も普及しているパチンコ遊技機は1種(1種1種)タイプである。この遊技機における通常遊技状態時の大当り確率は1/300〜1/400である。通常遊技状態時は大当り状態となるまでに長い時間を要するため、遊技者を飽きさせないような様々な手法が提案されている。例えば、メインとなる特図1始動口よりも入球困難な特図2始動口に遊技球が入球した場合に、(1)特図1始動口への入球に係る演出とは異なる演出(特図2始動口専用演出)を行う手法、(2)所定の演出(例えばスーパーリーチ)が選択される頻度が高くなったり必ず選択されたりする手法、を採用したパチンコ遊技機が存在する。しかしながら、これらの手法では、入球困難な特図始動口に遊技球を入球させた遊技者に対して充分な特典を付与できておらず、遊技者の遊技の継続意欲を促進させるに至っていない。

例えば特図2始動口より入球困難な特図3始動口に遊技球が入球した場合にスーパーリーチが発生するように構成されたパチンコ遊技機(以下、「第1のパチンコ遊技機」という)が知られている。また、保留内容(例えば、停止図柄や変動タイマ時間)に基づいて抽選により、図柄変動の1変動〜4変動にまたがる先読み演出を実行するか否かを決定するパチンコ遊技機(以下、「第2のパチンコ遊技機」という)が知られている。さらに、遊技者の所定の操作により保留先読み演出を実行可能なモードに移行するか否かを決定するパチンコ遊技機(以下、「第3のパチンコ遊技機」という)が知られている。

第1および第2のパチンコ遊技機は、入球困難な特図始動口(通過困難な通過検知部)に遊技球が入球(遊技球を検知)した場合に遊技者に対して特典を付与(所定の演出を実行)するようになっている。

第1のパチンコ遊技機では困難な入球に係る図柄変動に対してのみ特典を付与するようになっている。これに対し、本実施の形態によるパチンコ機100は、入球困難な入球困難部250に遊技球が入球すると複数の図柄変動に亘って特典を付与することができるようになっている。

また、第2のパチンコ遊技機では保留内容や抽選に基づき先読み演出モード(先読み演出)を実行するか否かを決定するようになっている。これに対し、本実施の形態によるパチンコ機100は、保留された始動情報の保留内容や抽選によらず偶発的に保留先読み演出モード(先読み演出)に切り換わるようになっている。

さらに、第3のパチンコ遊技機では遊技者の操作という手動で先読み演出モードに切り替え可能になっている。これに対し、本実施の形態によるパチンコ機100は、偶発的に保留先読み演出モードに切り替わり、特殊な処理により保留先読み演出モード移行契機が不定期となるように構成されている。

本実施の形態によるパチンコ機100は、従来の第1乃至第3のパチンコ遊技機と比較して、遊技者に驚きや達成感を付与することが可能となり、遊技の継続意欲を促進させることが可能となる場合がある。

本発明は、上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
上記実施の形態によるパチンコ機100では、所定の始動領域よりも遊技球の通過が困難な遊技球検知領域として入球困難部250を例にとって説明したが、本発明はこれに限られない。入球困難部は、例えば特図1始動口230以外(メインとなる始動口以外)を意味している。例えば入球困難部として、1種1種であれば非電サポ時の特図2始動口232であり、入球困難な第3始動口を設けている遊技台にあっては該第3始動口であり、各始動口の内部に特別な機構を設けた遊技台にあっては該特別な機構内の入球口(例えば、アウト球の入る入球口)が挙げられる。なお、メインではない始動領域(例えば、1種1種であれば非電サポ中の特図2始動口)への入賞に基づき導出された始動情報は、先読み対象ではない、または先読みされる確率が低くなっていてもよい。

上記実施の形態によるパチンコ機100は、増加した始動情報のみを先読みして事前判定するように構成されているが、本発明はこれに限られない。例えば、パチンコ機100は、始動情報が増加したら、増加した始動情報と共に特図乱数記憶領域に記憶されている始動情報を再度先読みして事前判定をし直すように構成されていてもよい。

本実施の形態によるパチンコ機100は、はずれ穴14b1〜14b5にはストッパが設けられており、はずれ穴14b1〜14b5に入球した遊技球が直ちに遊技島側に排出されずに、所定条件が充足するまではずれ穴14b1〜14b5内に滞在し、遊技球が滞在している状態では新たな遊技球が当該入球口に入球できないように構成されていてもよい。当該構成によれば、全てのはずれ穴14b1〜14b5が遊技球で埋められた後にレール部16に進入する遊技球は、はずれ穴14b1〜14b5に入球できないので、必ず当り穴14aに入球する。これにより、当り穴14aに設けられた所定の通過検知部は遊技球の入球を検知して所定条件が充足されるので、保留先読み演出モード移行決定条件が充足する。このように、はずれ穴14b1〜14b5内に所定数(上記実施の形態では、5個)の遊技球が入球した場合に必ず保留先読み演出モードに移行する結果、遊技者の遊技の継続意欲をより促進させることが可能になる場合がある。なお、例えば所定の通過検知部が遊技球の入球を検知すると、はずれ穴14b1〜14b5のストッパが解除されて、はずれ穴14b1〜14b5に滞在している遊技球は遊技島側に排出される。

全てのはずれ穴14b1〜14b5が遊技球で埋められる前に当り穴14aに遊技球が入球した場合には、保留先読み演出モード移行決定条件が充足して、はずれ穴14b1〜14b5に滞在している遊技球は遊技島側に排出される。この構成のパチンコ機100は、6個の遊技球が特図3始動口12を通過するか、6個の遊技球が特図3始動口12を通過する前に当り穴14aに遊技球が入球することにより、保留先読み演出モード移行決定条件が充足することになる。

また、本実施の形態では、当り穴14aのみに所定の通過検知部が設けられているが、本発明はこれに限られない。例えば、所定の通過検知部は、はずれ穴14b1〜14b5にも設けられており、当り穴14aの通過検知部が1個の遊技球の入球を検知した場合、または、はずれ穴14b1〜14b5の通過検知部が所定回数以上(例えば、合計6個以上)の遊技球の入球を検知した場合に、保留先読み演出モード移行決定条件が充足するようになっていてもよい。当該構成によれば、シリンダ14内に所定数の遊技球が入球した場合に必ず保留先読み演出モードに移行するので、遊技者の遊技の継続意欲をより促進させることが可能な場合がある。

上記実施の形態では、特図3始動口12は特図2始動口232とほほ同様の機能を有しているが、本発明はこれに限られない。例えば、特図3始動口12は、入球した球を遊技島側ではなくレール部16およびシリンダ14側へ誘導することを除いて、特図1始動口230と同様の機能を有するように構成してもよい。

従来のパチンコ機では、特図1変動遊技の保留や特図2変動遊技の保留が満タンであると、遊技者はこれらの保留が消化されるまで止め打ちしてしまい、パチンコ機の稼働率が低下するという問題がある。本実施の形態のパチンコ機100は、入球困難部250が特図1および特図2始動口230、232とは別に設けられている。遊技者は、保留先読み演出という特典を得るために、特図1変動遊技の保留や特図2変動遊技の保留が満タンであっても入球困難部250に入球させようとして遊技球を打ち続ける。これにより、パチンコ機100の稼働率が向上する場合がある。

また、パチンコ機100は、入球困難部250の代わりに特図2始動口232に所定の通過検知部を設けていてもよい。この場合、遊技者は、特図1変動遊技の保留が満タンであっても止め打ちせずに、特図2始動口232に遊技球を進入させようとして遊技球を打ち続ける。これにより、パチンコ機100の稼働率が向上する場合がある。

また、特図2始動口232は、特図1始動口230と比較して遊技球の入球が困難であるため、例えば所定の通過検知部が特図2始動口232内に設けられていると、特図2始動口232は特図1始動口230に係る入球困難部として機能する。当該構成によれば、特図2始動口232に入球困難部という新たな役割を持たせることができ、興趣性向上が図れる場合がある。

さらに、パチンコ機100は、入球困難部250の代わりに特図1始動口230に所定の通過検知部を設けていてもよい。遊技球は特図2始動口232と比較して特図1始動口230に入球し易く特図1変動遊技の保留が相対的に溜まり易い。特図1始動口230に所定の通過検知部を設けておくと、例えば特図1変動遊技の保留が満タンになった場合に保留先読み演出モードへ移行することが可能になる。これにより、パチンコ機100はより多くの保留について先読み報知演出を実行することができるので、興趣の向上を図ることができる場合がある。

本実施の形態によるパチンコ機100は、例えば所定の通過検知部を所定の特図始動口(例えば、特図1始動口230や特図2始動口232)の上部に有し、当該通過検知部を通過した遊技球が当該特図始動口に入球するように構成されていてもよい。この場合、特図1または特図2変動遊技の保留が増加する前に保留先読み演出モード移行契機が訪れるため、保留先読み演出の興趣性向上が図れる場合がある。

上記実施の形態では、保留先読み演出モード移行前に既に保留されている特図1および特図2変動遊技は保留先読み演出における表示態様の変化対象から除外されているが、本発明はこれに限られない。例えば、本実施の形態によるパチンコ機100は、保留先読み演出モード移行前に既に保留されている特図1および特図2変動遊技も保留先読み演出における表示態様の変化対象であってもよい。この場合、相対的に多くの特図1および特図2変動遊技の保留に対して表示態様が変化するので、保留先読み演出の興趣性向上を図ることができる場合がある。

本実施の形態によるパチンコ機100は、主制御部300が保留先読み演出モードであるか否かを把握しており、非保留先読み演出モード時には遊技状態によらずに保留先読み情報を第1副制御部400に送信し、保留先読み演出モード時には遊技状態に基づいて保留先読み情報を決定すると共に第1副制御部400に送信するように構成されていてもよい。非保留先読み演出モード時は、主制御部300から第1副制御部に図柄情報を送信しても先読み結果報知がされないので、主制御部300から第1副制御部にあえて未判定情報を送信する必要がない。このため、主制御部300は、未判定情報に関する処理を非保留先読み演出モード時に実行する必要がなく、保留先読み演出モード時だけ実行すればよい。これにより、主制御部300の処理負担の軽減が図れる場合がある。なお、パチンコ機100は保留先読み処理自体を実行するか否かを切り替えるように構成されていてもよい。

本実施の形態によるパチンコ機100は、当り穴14aに設けられた所定の通過検知部が遊技球の通過を検知した時に電サポ状態であるか否か等によって処理内容が異なる(例えば、特図2を先読みする等)ように構成されていてもよい。これにより、保留先読み演出の興趣性向上が図れる場合がある。

1種1種の遊技機は、所定の通過検知部を特図3始動口内に有している。当該構成によれば、1種1種の遊技性を損なうことなく、特図3始動口に新たな役割を持たせることができ、興趣性向上が図れる場合がある。

上記実施の形態によるパチンコ機100は、入球困難部250への入球に対して保留先読み演出モードに移行するという特典を遊技者に付与するようになっているが、本発明はこれに限られない。例えば、遊技者への特典は演出の切り替え契機が不定期であれば、保留先読み演出以外の他の演出であってもよい。

上記実施の形態では、遊技台の例としてパチンコ機を用いたが本発明はこれに限られない。本発明は、図21に示すようなスロットマシン1000にも適用可能である。
本発明に係る遊技台は、図21に示す「複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリール1002と、リールの回転を指示するためのスタートレバー1004と、各々のリールに対応して設けられ、リールの回転を個別に停止させるための停止ボタン1006と、複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段(入賞役内部抽選)と、抽選手段の抽選結果に基づいてリールの回転の停止に関する停止制御を行うリール停止制御手段(リール停止制御処理)と、抽選手段の抽選結果に基づいて停止されたリールによって表示される図柄組合せが、内部当選した役に対応して予め定めた図柄組合せであるか否かの判定をする判定手段(入賞判定処理)と、図柄の停止態様が所定の入賞態様である場合、所定の入賞態様に対応する遊技媒体を払出す遊技媒体払出処理を行う払出制御手段(メダル払出処理1008)と、に加え、抽選手段の抽選結果に基づいて演出を実行する演出手段1010を備え、この演出手段が、所定の遊技領域1012に球を発射する発射装置1014と、発射装置から発射された球を入球可能に構成された入賞口1016と、入賞口1016に入球した球を検知する検知手段1018と、検知手段1018が球を検知した場合に球を払出す払出手段1020と、所定の図柄(識別情報)を変動表示する可変表示装置1022と、可変表示装置1022を遮蔽する位置に移動可能なシャッタ1024と、球の入球が困難な入球困難部1250と、を備え、入賞口に遊技球が入って入賞することを契機として、可変表示装置1022が図柄を変動させた後に停止表示させて、遊技を演出するような演出装置1010、であるスロットマシン1000」にも好適である。

本発明に係る遊技台は図22(a)に示す、「紙幣投入口2002に紙幣を投入し、ベット2004およびスタート2006操作に基づいて抽選を実行し、抽選結果を抽選結果表示装置2008で表示し、当選時には特典コイン数を残クレジット数に加算し、キャッシュアウト2012が選択された場合には、レシート発行機2010から残クレジット数に対応するコードが記載されたレシートを発行するカジノマシン2000」であってもよい。

さらには、同図(b)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている携帯電話機3000、同図(c)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えているポータブルゲーム機4000、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている家庭用テレビゲーム機5000、に適用してもよい。

より具体的には、同図(b)における携帯電話機3000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを携帯電話回線を通じで取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。

同図(c)におけるポータブルゲーム機4000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを所定の記憶媒体(DVD等)から取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。同図(d)における家庭用テレビゲーム機5000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを所定の記憶媒体(DVD等)から取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。

さらには、同図(e)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶したデータサーバ6000に適用してもよい。このデータサーバ6000からインタネット回線を介して同図(d)に示す家庭用テレビゲーム機5000に本発明を実現する電子データをダウンロードするような場合がある。

また、パチンコ機等の実機の動作を家庭用ゲーム機用として擬似的に実行するようなゲームプログラムにおいても、本発明を適用してゲームを実行することができる。その場合、ゲームプログラムを記録する記録媒体は、DVD−ROM、CD−ROM、FD(フレキシブルディスク)、その他任意の記録媒体を利用できる。

さらに、本発明は、遊技台としてパチンコ機およびスロットマシンを例にあげたが、これに限るものではなく、アレンジボール遊技機や、じゃん球遊技機、スマートボール等に適用してもよい。

10 クルーン
11 はずれ通過孔
12 特図3始動口
13 当り通過孔
14 シリンダ
14a 当り穴
14b1〜14b5 はずれ穴
16 レール部
18 軸部
100 パチンコ機
208 装飾図柄表示装置
208a〜208c 図柄表示領域
208d 演出表示領域
212 特図1表示装置
214 特図2表示装置
218 特図1保留ランプ
220 特図2保留ランプ
250、1250 入球困難部
300 主制御部
304、404 CPU
306、406 ROM
308、408 RAM
400 第1副制御部
500 第2副制御部

Claims (5)

  1. 図柄を停止表示可能な図柄表示部と、
    遊技球が始動領域に進入した場合に、始動情報を導出する始動情報導出手段と、
    前記導出した始動情報を所定の上限数まで記憶可能な始動情報記憶手段と、
    前記始動情報記憶手段から始動情報を取得する始動情報取得手段と、
    前記取得した始動情報に基づいて当否判定を行う当否判定手段と、
    図柄を変動表示させた後、前記当否判定の結果に対応した図柄態様を停止表示する図柄変動停止表示を前記図柄表示部で行う図柄表示制御手段と、
    前記当否判定の結果が特定の当否判定結果である場合に、通常遊技状態よりも遊技者に対して有利である特別遊技状態に移行させる特別遊技移行制御手段と、
    前記当否判定手段が前記当否判定を行うよりも前に、前記始動情報記憶手段に記憶されている始動情報を先読みする始動情報先読み手段と、
    前記始動情報記憶手段に記憶されている所定の始動情報について前記当否判定手段による当否判定が行われるよりも前に、前記先読みされた該所定の始動情報について該当否判定手段が前記特定の当否判定結果を導出するかどうかを事前判定する事前判定手段と、
    前記事前判定結果に基づいて、前記当否判定手段が前記特定の当否判定結果を導出するかどうかを示唆する事前予告報知を、前記当否判定手段が当否判定を行うよりも前に行う事前予告報知手段と、
    前記事前予告報知を行う事前予告報知モードに移行するか否かを決定する事前予告報知モード移行決定手段と、
    前記事前予告報知モード移行決定手段が前記事前予告報知モードに移行すると決定した場合に、前記事前予告報知モードへの移行制御を行う事前予告報知モード移行制御手段と、
    を備えた遊技台であって、
    前記始動領域よりも遊技球の通過が困難な遊技球検知領域を備え、
    前記事前予告報知モード移行決定手段は、遊技球が前記遊技球検知領域に進入した場合、前記事前予告報知モードへの移行を決定することを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1に記載の遊技台において、
    前記事前予告報知モード移行制御手段は、前記図柄表示部で前記図柄の変動表示が行われている状況下で遊技球が前記遊技球検知領域に進入した場合、該図柄の変動表示中に前記事前予告報知モードへ移行することを特徴とする遊技台。
  3. 請求項1に記載の遊技台において、
    前記事前予告報知モード移行制御手段は、前記図柄表示部で前記図柄の変動表示が行われている状況下で遊技球が前記遊技球検知領域に進入した場合、該図柄の停止表示後に前記事前予告報知モードへ移行することを特徴とする遊技台。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技台において、
    前記事前予告報知手段は、前記事前予告報知モード移行後に前記始動情報記憶手段に記憶された始動情報について、前記事前予告報知を行うことを特徴とする遊技台。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技台において、
    前記事前予告報知手段は、前記事前予告報知モード移行前に前記始動情報記憶手段に記憶された始動情報について、前記事前予告報知を行うことを特徴とする遊技台。
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