JP2012018534A - 紙幣処理装置、紙幣処理システム、紙幣情報管理サーバ、紙幣情報管理プログラムおよび紙幣処理方法 - Google Patents

紙幣処理装置、紙幣処理システム、紙幣情報管理サーバ、紙幣情報管理プログラムおよび紙幣処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】取引時に顧客と紙幣との対応を確実にとれるように記憶し、しかも記憶する取扱データ量の小容量化を図ることができる紙幣処理装置、紙幣処理システム、紙幣情報管理サーバ、紙幣情報管理プログラムおよび紙幣処理方法を提供することを課題とする。
【解決手段】取引処理される紙幣を識別対象として該識別対象の識別情報を取得する紙幣読取部160と、前記紙幣読取部160による識別時の識別状況に基づいて前記識別対象に関して記憶する情報種別を定める紙幣判定部163と、該紙幣判定部163に決定された情報種別の前記識別対象に関する情報を識別対象記憶情報として上位記憶部206に記憶する上位制御部200とを備えた現金自動取引装置100を構成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、現金自動預払機(ATM)や両替機に備えられるような紙幣処理装置に関し、さらに詳しくは取引された紙幣と顧客とを対応付けて管理する紙幣処理装置、紙幣処理システム、紙幣情報管理サーバ、紙幣情報管理プログラムおよび紙幣処理方法に関する。
一般に、ATMや両替機などに内部構成される紙幣処理装置は、入金取引により紙幣が入金されると、その入金された紙幣の固有情報を紙幣読取部が読み取り、読み取った紙幣の入金情報に応じて紙幣を装置内部に収納処理あるいは返却処理している。
この紙幣の入金取引に関して、紙幣の記番号などの紙幣情報と顧客のID情報とを対応させて記憶することにより、取り扱われた紙幣と顧客との関係を照合できるようにしている。これにより、自動取引した際に、顧客による金銭トラブルや苦情が発生した場合は、直ちに照合確認できるようにした装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
しかし、紙幣の記番号と顧客のID情報を対応させて取り扱われた紙幣と顧客とを照合する照合方式では、紙幣から記番号部分を読み取る時に問題がある。例えば、紙幣の破れ、折れ、曲がり等で紙幣の形状や表裏の状態が認識できない場合がある。この場合は、記番号を印刷している部分の位置を特定できないので、記番号の文字認識や記番号印刷部の画像を記憶できない。また、認識できない紙幣を扱った際は、その後に金銭トラブルや苦情が発生した場合に対処できなくなる。
さらに、紙幣の固有情報を鑑別する紙幣鑑別手段で紙幣を鑑別した際に、金種や金額を確定できない場合は、その紙幣を回収箱に回収する前に紙幣の画像を記憶しておく。これにより、紙幣の金種情報だけでなく損券度合いの情報も記憶することができ、その後の金融機関の係員による精査を容易にするという紙幣取扱い制御方法が提案されている(例えば特許文献2参照)。
ところが、紙幣画像情報を記憶する場合は、この大きなデータサイズの画像を記憶、通信、検索することになり、メモリや通信に対して運用上、大きな負担になる。さらに、大量の画像情報を記憶するためコスト高となる問題が発生する。
さらに、出金紙幣と、顧客から持ち込まれた紙幣の画像情報や特徴量データを記憶しておき、これらの紙幣の照合が必要となった時に類似度を求めることにより、顧客との対応が明確になって問題の解決を図るという紙葉類管理システムが提案されている(例えば特許文献3参照)。
しかしながら、この場合も紙幣画像情報のような大きなデータを扱う記憶方式では、その大きなデータサイズを記憶し、さらに通信、検索することは、メモリや通信に対して運用上、大きな負担になる。また、データサイズが大きいと検索する時間が膨大になり、システムの負担も大きい。このため、トラブル発生時に仮に紙幣と顧客との対応をとって対処できるとしても、紙幣を取引した際に顧客を待たせる時間が長くなり、顧客へのサービス性が低下することになる。
特開平11−328493号公報 特公平6−101055号公報 PCT/JP2008/064355号公報
従来技術ではこれらの紙幣および顧客の情報管理に際して、利便性の改善を望む技術内容の課題を有していた。そこでこの発明は前記した課題を踏まえ、係員の利便性を確保しながら顧客と紙幣との対応を確実に取り、しかも取引時に記憶する取扱データ量を小さくすることができる紙幣処理装置、紙幣処理システム、紙幣情報管理サーバ、紙幣情報管理プログラムおよび紙幣処理方法を提供することを目的とする。
この発明は、紙幣を取引処理する紙幣処理装置であって、前記取引処理される紙幣を識別対象として該識別対象の識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記識別情報取得手段による識別時の識別状況に基づいて前記識別対象に関して記憶する情報種別を定める記憶情報種別決定手段と、該記憶情報種別決定手段に決定された情報種別の前記識別対象に関する情報を識別対象記憶情報として記憶手段に記憶する記憶制御手段とを備えたことを特徴とする。
この発明は、顧客と紙幣との対応を確実にとって照合確認でき、しかも紙幣を取引した際の紙幣と顧客の情報を管理する取扱データ量を小さくして記憶できる紙幣処理装置、紙幣処理システム、紙幣情報管理サーバ、紙幣情報管理プログラムおよび紙幣処理方法を提供することができる。
紙幣取引システムの概略を示す説明図。 紙幣取引システムを構成する現金自動取引装置の主要なデータ処理部の構成をブロックで示す内部構成図。 現金自動取引装置の紙幣の搬送経路を示す内部構成図。 入金取引時のデータ処理手順を示すフローチャート。 紙幣の搬送と紙幣の画像記憶との手順を示すフローチャート。 出金取引時のデータ処理手順を示すフローチャート。 入金口から識別部までの紙幣の搬送状態を模式的に示す説明図。 紙幣画像情報の記憶選択状態を示すフローチャート。 紙幣画像記憶の紙幣搬送条件との対応を示す図表。 紙幣画像記憶の紙幣認識結果との対応を示す図表。 各種データの格納内容を示す説明図。 紙幣画像情報と紙幣搬送部との関係を示す説明図。 紙幣画像情報の分離格納状態を示す説明図。 識別記憶部と紙幣搬送条件との関係を示すフローチャート。 取引ログ検索の内容を表わす検索画面の表示図。 取引検索結果の内容を表わす検索画面の表示図。 取引ログの入金計数の内容を表わす検索画面の表示図。 取り忘れ一覧の内容を表わす検索画面の表示図。 紙幣の追跡内容を表わす検索画面の表示図。 検索結果の内容を表わす検索画面の表示図。 紙幣の全面画像情報と記番号部分の画像情報の一例を示す表示図。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて説明する。
図1は紙幣取引システム10の構成例を概略的に示している。この紙幣取引システム10は、銀行の本支店に設置された現金自動取引装置100での紙幣の入出金取引に対応して構成している。
例えば、センター1のホストコンピュータHCと、各支店行の現金自動取引装置100とをインターネットNW(通信回線)によりデータを送受信可能に接続して紙幣処理システムとしての紙幣取引システム10を構成している。さらに、センター1内において、ホストコンピュータHCは現金自動取引装置100と専用線によりデータを送受信可能に接続している。そして、センター1内におけるホストコンピュータHCは、センター1を含むそれぞれの支店行の現金自動取引装置100を統括管理する紙幣情報管理サーバとして機能する。
この紙幣情報管理サーバとして備えられるホストコンピュータHCは、現金自動取引装置100からの紙幣トレースデータ等の記憶情報を取得する記憶情報取得手段としてのインターネットNWと、取得した記憶情報を出力する出力手段としてのパーソナルコンピュータで構成されるデータ解析機PCの表示器と、記憶情報に基づいて金種または枚数の少なくとも一方の入力を受け付ける入力手段としてのデータ解析機PCのキーボードおよびマウス等を備えている。
次に、現金自動取引装置100に内部構成されている紙幣処理装置の主要な構成を図2の制御ブロック図を参照して説明する。
この現金自動取引装置100は、カメラ115と、表示操作部120と、通帳受付部140と、カード受付部130と、紙幣受付払出機構部110とを、装置前面に対応させて備えている。これらは、紙幣の入出金取引を要請する顧客の操作や顧客への表示、さらには紙幣・通帳の受け渡しに関与する機器である。
カメラ115は、取引する顧客の取引動作を示す画像を撮影する撮影手段であり、例えばCCDカメラが装置前面側に備えられる。
紙幣受付払出機構部110は、装置前面に設置されて開閉されるシャッタ111(図3参照)を介して、図2に点線で示すように、入金紙幣を受け入れ、返却紙幣を払い出し、出金紙幣を払い出すという紙幣の受け渡し動作を実行する。
表示操作部120は、液晶ディスプレイの表示面にタッチ入力させるタッチパネル兼用の機能を備えており、液晶ディスプレイへの種々の文字情報・画像情報の表示を行うと共に、顧客が入出金取引に伴って行う入力操作を受け付ける。
カード受付部130は、カード搬送機器とカード読取機器を備え、顧客が入出金取引に際して挿入した磁気ストライプカードやIC内蔵カードを受け付け、入出金取引処理後にはカード返却を行う。このカード受付部130には、明細票に入出金明細事項を記入して明細票を発行する明細書発行機器が併設されている。
通帳受付部140は、通帳搬送機器と通帳読取機器と通帳印字機器を備え、カードに代わって、もしくはカードと共に顧客(入出金取引者)が挿入した通帳を受け付ける。入出金取引処理後には入出金処理明細を通帳に記入した上で通帳を返却する。
紙幣受付払出機構部110におけるシャッタ111の開閉や、表示操作部120での表示、カード受付部130でのカード受付・返却、通帳受付部140での通帳受付・印字・返却は、後述の制御部200からの制御信号に基づいて実行される。
カード受付部130はカードから入出金取引者を読み取り、通帳受付部140は通帳の磁気ストライプ等から入出金取引者を読み取る。読み取られた入出金取引者は、表示操作部120で顧客が実際に行った入出金取引操作に対応する信号と共に、制御部200に出力され、通信部202を通して、ホストコンピュータHCに出力される。
この入出金取引者は、顧客に固有のデータとして、口座開設時等において本人確認の上に作成された情報であり、挿入されたカードや通帳から読み取られるほか、表示操作部120での入金操作(例えば、暗証番号の入力、指紋や静脈紋といった生体識別データ)と対応付けられている。
時計210は、前述のネットワークNWを通して、例えば1時間に1回の割合で定期的に、ホストコンピュータHCに内蔵されている時計と時刻が同じになるように時刻の補正を実施する。入出金取引時には、時計210の時刻が入出金取引情報として記憶される。
制御部200は、コンピュータを用いて構成され、CPUやRAM・ROMおよびプログラム等と共同して、通信部202と上位記憶部206と入出金取引者特定部208と時計210を構成する。
さらに、制御部200には、紙幣を取引処理する現金自動取引装置100を、前記取引処理される紙幣を識別対象として該識別対象の識別情報を取得する識別情報取得手段としての紙幣読取部160と、前記紙幣読取部160による識別時の識別状況に基づいて前記識別対象に関して記憶する情報種別を定める記憶情報種別決定手段としての紙幣判定部163と、該紙幣判定部163に決定された情報種別の前記識別対象に関する情報を識別対象記憶情報として上位記憶部206に記憶する記憶制御手段として機能させるための紙幣情報管理プログラムを備えている。
通信部202は、インターネットNWと接続され、顧客の取引情報や、後述の上位記憶部206に保存されている紙幣トレースデータ等のホストコンピュータHCへの送信や、そのホストコンピュータHCからの紙幣トレース検索データの受信に関与する。
現金自動取引装置100は、前記した顧客に関与する機器に加え、装置の統括制御を担う制御部200のほかに、紙幣搬送部150、紙幣読取部160、保管部170を備えている。制御部200は、これらの機器との間でデータの送受信を行いながら紙幣の入金はもとより、紙幣の入金に伴うカードや通帳の受け付けと払い出し、紙幣の真偽判定等の制御を行う。
次に、紙幣搬送部150と紙幣読取部160と保管部170(図3参照)における紙幣の搬送とその保管について説明する。
紙幣の搬送は、図3に示すように入金される紙幣の受け付けと出金される紙幣の払い出しを行う紙幣受付払出機構部110と、紙幣の保管を行う保管部170との間において行われる。そして、紙幣受付払出機構部110では、シャッタ111の下方の紙幣投入ホッパ112と、紙幣払出スタッカ114とを備えている。
紙幣投入ホッパ112は、入金時に顧客が投入した入金紙幣を受け取り、紙幣払出スタッカ114へは顧客への返却紙幣が搬送される。出金時には出金紙幣が紙幣払出スタッカ114に払い出される。
一時保管庫116は、紙幣読取部160で紙幣を識別した結果、真紙幣と識別された紙幣を一時的に保管する。保管部170は、回収庫172と各保管庫173とに分けて区画されている。
保管庫173は、現金自動取引装置100が取り扱うことのできる紙幣を金種毎に用意し、入金紙幣を金種毎に収納して保管する。この実施例では、3種類の金種の紙幣を取り扱うことを想定しているので、3つの保管庫173が用意されている。
取り忘れ回収庫176は、入金取引の返却紙幣や出金取引の出金紙幣を顧客が取り忘れた際に、その紙幣を回収して保管する。
回収庫172は、汚れや破れなどの理由で再び出金しない紙幣を入金や出金取引時に、回収して保管する。また、上述の取り忘れ回収庫176が満杯で取り忘れ回収紙幣を収納することができない場合に、その取り忘れ回収紙幣を該回収庫172に回収して保管する。
回収庫172と、保管庫173と、取り忘れ回収庫176との紙幣出入口には、紙幣の通過を検知する紙幣通過センサ155と、紙幣の搬送方向を切り換える切替ゲート156がそれぞれ設置されている。紙幣通過センサ155の検知信号と紙幣読取部160が読み取った金種判定信号は、入出金処理部151(図2参照)に出力され、この入出金処理部151では、これらの信号に基づいてそれぞれの切替ゲート156を駆動する。これにより、入金紙幣は、回収庫172、保管庫173、あるいは取り忘れ回収庫176へと搬送されて保管される。
紙幣搬送部150は、前記した紙幣受付払出機構部110と保管部170との間に、以下に説明する入金経路152や払出経路153や取り忘れ回収経路154に沿って紙幣の搬送を行う。
入金経路152は、紙幣受付払出機構部110の紙幣投入ホッパ112から、紙幣読取部160を経由して一時保管庫116に至るまでの一時保管経路としての前半入金経路と、一時保管庫116から紙幣読取部160を経由して保管部170の回収庫172や保管庫173に至るまでの格納経路としての後半入金経路とで構成される。
払出経路153は、保管部170の回収庫172や保管庫173から紙幣読取部160を経て紙幣受付払出機構部110の紙幣払出スタッカ114に至るまでの経路で構成される。
取り忘れ回収経路154は、紙幣受付払出機構部110の紙幣投入ホッパ112から、紙幣読取部160を経由して取り忘れ回収庫176に至るまでの経路で構成される。
紙幣搬送部150は、制御部200の指令、詳しくは入出金処理部151の制御指令を受けて図示しない搬送モータを駆動し、この搬送モータの出力に連動して回転する搬送ベルト等により紙幣の搬送を行う。
この紙幣搬送部150は、入金者が紙幣受付払出機構部110の紙幣投入ホッパ112に紙幣を投入すると、紙幣投入ホッパ112から入金紙幣を1枚ずつ分離して内部に取り込み、取り込んだ入金紙幣を1枚ずつ、入金経路152の前記の前半入金経路に送り出す。このようにして送り出された入金紙幣は、紙幣読取部160の手前の紙幣通過センサ155にて紙幣の通過が検知された後に、紙幣読取部160に達する。
紙幣読取部160では、この入金紙幣をスキャナ部161にて読み取りスキャンし、そのスキャン結果を紙幣判定部163にて、紙幣の金種やその真偽、あるいは破れ等の紙幣の使用状況等を判定する。
前記スキャナ部161は、紙幣を識別するときの紙幣の画像情報を取得する画像情報取得手段として備えられ、紙幣に印刷されている記番号部分の画像情報を記番号画像情報161b(図21(B)参照)として取得する記番号画像情報取得処理と、紙幣の少なくとも片面全体の画像を全体画像情報161a(図21(A)参照)として取得する全体画像情報取得処理とを実行する機能を有している。
識別制御部162は、前述の判定結果を紙幣一枚毎に内部通信手段B706を経由して入出金処理部151に出力し、入金紙幣は紙幣搬送部150により引き続き搬送される。
前記紙幣判定部163の真偽判定で紙幣が真紙幣と判定された入金紙幣は、一時保管庫116に搬送される。ここで取引成立するまで一時保管され、取引成立後に保管部170へ搬送される。一時保管庫116に紙幣を搬送する際は、紙幣払出スタッカ114の手前の払出経路153との分岐位置の切替ゲート156が駆動制御される。
その一方、金種判定が不可であって、偽紙幣と判定された紙幣、寸法が異常と判定された紙幣などは、切替ゲート156を切替えて払出経路153より紙幣払出スタッカ114まで返却する。これにより、紙幣は入金者に返却される。
一時保管庫116に搬送された入金紙幣は、入金経路152の前記した後半入金経路に沿って保管部170まで搬送される。つまり、一時保管庫116に搬送された入金紙幣は、その手前の紙幣通過センサ155にて紙幣の通過が検知された後に、切替ゲート156にて紙幣読取部160まで戻され、改めてこの紙幣読取部160でスキャンされる。
このスキャンにより、保管部170へと搬送されつつある紙幣の金種や紙幣の使用状況が判る。このことから、一時保管庫116に搬送された入金紙幣は、スキャン結果に応じた前記した後半入金経路に沿って保管部170の回収庫172や保管庫173まで搬送される。
この場合、紙幣に汚れや破れがあるために再度出金できない不適な紙幣と読み取られると、回収すべき紙幣と判定され、当該紙幣は回収庫172に搬送されて保管される。一方、適正な紙幣は保管庫173に保管される。該保管庫173には、金種毎に対応されて紙幣が搬送される。
紙幣出金時には、紙幣保管庫173のいずれかから指定された金種の紙幣が1枚ずつ分離して繰り出され、紙幣読取部160へ搬送される。紙幣読取部160では紙幣の状態を確認し、適正な出金紙幣と判断された紙幣は紙幣払出スタッカ114へ搬送される。それ以外の紙幣は一時保管庫116へ搬送される。その後、一時保管庫116に搬送された紙幣は再び紙幣読取部160へ搬送されて読み取られる。この読取結果によって紙幣は保管庫173へ回収されるか、あるいは回収庫172に回収される。
紙幣払出スタッカ114において、紙幣を一定時間経過しても顧客が受け取らなかった場合には、押し板を駆動させ、払い出された紙幣を紙幣払出スタッカ114の空間から紙幣投入ホッパ112の空間に移動させ、入金経路152を経て紙幣通過センサ155で検知しながら紙幣を紙幣読取部160に搬送して紙幣の読み取りを行った後に、取り忘れ回収庫176に搬送して収納する。
次に、制御部200、紙幣搬送部150および紙幣読取部160において、紙幣の記番号や紙幣の画像情報を記憶する手順を説明する。
図4は入金取引時の処理手順を示すフローチャートである。
この入金処理では、まず、入金者による入金取引があるまで待機する(ステップS100)。この入金取引の有無は、図1および図2に示すようにカード受付部130への入金者によるカードの挿入、通帳受付部140への入金者による通帳の挿入、表示操作部120に表示された入金受付の操作を入金者による操作で判定される。
入金者による入金取引があると、制御部200は、入金者による入金操作を判読し(ステップS102)、前述のカードあるいは通帳の読取結果に基づいて入金者を特定する(ステップS104)。
通常、紙幣の入金に際しては、入金取引を要請する入金者自身の銀行口座、あるいは入金者自身が所望する振込先の口座に対して行われることから、入金者には、所定の入力操作が求められる。例えば、入金者には暗証番号が個別に割り振られているので、紙幣の入金取引を要請する入金者には、この暗証番号の入力操作が求められる。
制御部200は、こうした入金者による表示操作部120での暗証番号の入力操作を判読して、暗証番号の一致をもって入金者を特定する。この特定に際しては、ホストコンピュータHCのデータ記憶部HCMに記憶した入金者特定データ、すなわちカードや通帳に付加された入金者毎の入金者個別データと、入金者毎に予め定めた暗証番号データとを対応付けた入金者特定データが参照される。
この場合、入力判読した暗証番号とカードや通帳の入金者個別データとが一致しない場合には、表示操作部120の表示画面に、暗証番号の誤入力等の旨を表示する。
入金者の特定に続いては、制御部200が紙幣の入金を受け付けるべく紙幣搬送部150に紙幣の取り込みを指示する。入出金処理部151は、紙幣受付払出機構部110におけるシャッタ111の解放制御等を行い、顧客に入金紙幣を挿入させて入金紙幣を受け取る(ステップS106)。
つまり、シャッタ111を閉鎖した上で受け取った入金紙幣を1枚ずつ既述したように入金経路152に受け入れて紙幣読取部160に搬送し、紙幣の画像を読み取る(ステップS108)。
ここで、ステップS108の紙幣搬送および紙幣画像の読取動作を図5のフローチャートに示す。
紙幣読取部160は、搬送されてくる入金紙幣を搬送しつつ(ステップS200)、1枚ずつ、内蔵するスキャナ部161にてスキャンし(ステップS202)、そのスキャン結果を紙幣判定部163に出力する。
紙幣判定部163は、紙幣の金種や真偽判定を行い、金種が判別不明の場合や真紙幣と判定できない場合、あるいは搬送された紙幣の汚れ、破れ、折れ曲がりの状態や紙幣が2枚以上重なって搬送されている場合など一時保管庫116に収納するのに不適と判定した場合には当該紙幣について、入金者に返却する指示を入出金処理部151に出力する(ステップS204)。
前述のスキャン結果は、さらに記番号抽出部165に出力され、紙幣に印刷されている記番号部分の画像情報が抽出され、記番号認識部166および識別記憶部167に保存する。記番号認識部166は、この記番号画像を用いて記番号の文字認識を実行し、文字認識結果を識別記憶部167に保存する(ステップS206)。ここでいう記番号部分の画像情報とは、記番号を含む周辺の一部領域の画像情報をいう。
前述の紙幣認識結果より当該紙幣が紙幣画像記憶条件に合致する場合には、当該紙幣全体の画像情報等を識別記憶部167に保存する(ステップS208、S210)。紙幣画像記憶条件については、図9、図10とともに後述する。また、識別記憶部167に保存するデータは、図11とともに後述する。このような処理は紙幣投入ホッパ112に入金されている紙幣を全て搬送するまで繰り返される(ステップS212)。
前述の紙幣が紙幣読取部160で読取不可と判定されると、紙幣払出スタッカ114へ返却される。この紙幣払出スタッカ114に返却された紙幣を入金者が取り除き、再び入金計数を実施するなどをして入金操作が行われる。
入金計数終了処理は、入金計数の金額が確定する場合と、入金者が返却された紙幣を取り忘れて入金計数も確定せず取り忘れ回収する場合と、入金者が入金計数をキャンセルする場合とで動作が異なる。入金者が入金計数の金額を確定した場合には、入金取引が成立し、制御部200は入金取引の明細票を印字し、通帳やカードを入金者に返却するルレスーブルる。、ながらるを図りながら(ステップS110)。
その後、入出金処理部151から紙幣の搬送元・搬送先などの紙幣の付加情報を含む紙幣搬送結果情報を内部通信回線A702を経由して上位記憶部206に転送し記憶する(図2参照)。その後、識別記憶部167に保存されている各紙幣搬送情報に関連付けられた紙幣画像情報は圧縮・暗号部168で圧縮と暗号化とを行い内部通信回線C708を経由して上位記憶部206に転送し記憶する(ステップS112)。
一時保管庫116に一時保管された紙幣は、これより下方の保管部170へと搬送される。このときに前述の図5で表わしたステップS200〜S212の処理と同様に、紙幣読取部160にて紙幣画像情報の読み取りと保存を行う(ステップS114)。
その後、読み取られた紙幣の画像情報を圧縮・暗号部168で圧縮と暗号化とを行い、上位記憶部206に転送する(ステップS116)。なお、入金者が返却紙幣を一定時間経過しても取り出さず、入金確定も実施しない場合には、取り忘れ回収処理を実施することになる。
取り忘れ回収が行われた場合には、通帳やカードの回収が行われ(ステップS110)、識別記憶部167に保存した画像情報を圧縮・暗号部168で圧縮と暗号化とを行い、上位記憶部206に転送する(ステップS112)。紙幣払出スタッカ114は押し板を駆動させ、払い出された紙幣を紙幣払出スタッカ114の空間から紙幣投入ホッパ112の空間に移動させ、入金経路152を経て紙幣通過センサ155で検知しながら紙幣を紙幣読取部160に搬送され紙幣画像情報の読み取りを行った後に、取り忘れ回収庫176に搬送して収納する。一時保管庫116の紙幣は紙幣読取部160に搬送され紙幣画像情報の読み取りを行い、紙幣は取り忘れ回収庫176に収納される(ステップS114)。その後、読み取られた紙幣画像情報を圧縮・暗号部168で圧縮と暗号化とを行い、上位記憶部206に転送する(ステップS116)。
また、入金キャンセルが行われた場合には、まず一時保管庫116に一時保管された紙幣を紙幣受付払出機構部110より返却するとともに紙幣読取部160に搬送され紙幣画像情報の読み取りを行い、前記と同様に画像情報を圧縮と暗号化とを行い上位記憶部206に転送する(ステップS110〜S116)。
次に、出金取引時の処理手順を示す図6のフローチャートを参照して説明する。
前述の入金処理と同様に、カードあるいは通帳が挿入されるまで待機している(ステップS300)。出金者によりカードあるいは通帳が挿入されると、その読取結果に基づいて出金者が特定される(ステップS302)。さらに、出金者により出金金額などの入力操作(ステップS304)が行われ、入力された出金情報に応じて紙幣が保管庫173から繰り出され、図5で示した入金時の動作(ステップS200〜S212)と同様に、紙幣読取部160で紙幣の読み取りが行われる(ステップS306)。全ての紙幣について読み取りが行われると、出金取引の明細票を印字し、通帳やカードを出金者に返却するなどの終了処理を実施する(ステップS308)。
その後、識別記憶部167に保存した画像情報を圧縮・暗号部168で圧縮と暗号化を行い、上位記憶部206に転送する(ステップS310)。
出金された紙幣を出金者が一定時間経過しても受け取らない場合には、取り忘れ回収処理を実施することになる。まず、通帳やカードを回収する終了処理を実施する(ステップS308)。受け取られなかった出金紙幣は紙幣読取部160に搬送され、紙幣画像情報の読み取りを行った後(ステップS312)、取り忘れ回収庫176に収納される。その後、読み取られた紙幣の画像を圧縮・暗号部168で圧縮と暗号化を行い、上位記憶部206に転送する(ステップS314)。
次に、紙幣の画像を記憶する処理動作について説明する。
図7は紙幣入金計数時の入金経路152について、紙幣投入ホッパ112から、紙幣読取部160までの紙幣搬送状態を模式的に表した説明図である。この紙幣読取部160のスキャナ部では紙幣の表裏をスキャンすることが運用上望ましいが、実施例では紙幣片面の図で説明している。
紙幣は紙幣投入ホッパ112から紙幣読取部160に向かって搬送される。紙幣読取部160のスキャナ部161では、紙幣が通過している時も通過していない時も紙幣の画像を撮影する。その撮影された画像情報は紙幣画像抽出部164に出力され、紙幣がスキャナ部161を通過した後に、紙幣画像抽出部164により紙幣の先端から後端までが紙幣画像情報として抽出される。
図7の左側には紙幣511を読み取った画像情報を示し、図7の右側には記憶される紙幣データ521を示す。例えば、紙幣が大きく傾いて搬送されたスキュー紙幣512の場合には、紙幣搬送方向の先端から後端までの長さは、前述の紙幣データ521よりも長い紙幣データ522として読み取られることになる。
さらに、紙幣が2枚以上重なって搬送された重なり搬送紙幣513の場合には、先頭の紙幣の先端から最後の紙幣の後端までが1つのデータ523として取り扱われる。
現金自動取引装置100に備えられている紙幣処理装置では、紙幣が破れなどで小さく分断されている損券紙幣514を取り扱う場合もある。この損券紙幣514は破れ紙幣の片辺が搬送路途中で搬送できずに停滞している場合や、もともと破れ紙幣が入金された場合などに発生する。そして、これらの画像は装置内部で現金の精査不一致などの現金管理で参照され、紙幣画像の記憶データ524として読み取られることになる。
ところで、一方で取り扱いには至らない小さな紙くず515が搬送される場合もある。これについては図8のフローチャートに示すように検出媒体としての紙幣の大きさに一定の基準(例えば検出した紙幣の面積が200m2以上)を設け(ステップS401)、基準以上の大きな面積の紙幣であれば、紙幣画像情報として記憶し(ステップS402)、基準より小さい面積の紙幣であれば、紙幣以外と判断して紙幣画像を記憶しないようにする(ステップS403)。この基準は紙幣搬送路が媒体搬送として許容する大きさより小さくてもよく、紙幣画像情報により紙幣搬送路の不具合を検出する場合に活用することができる。これらの画像情報は、前述の紙幣の搬送条件や紙幣の判定結果により条件が合致した場合に識別記憶部167に出力される。
ことに、データ管理に際して、制御部200では紙幣に関する記憶データを必要最小限に構成するために、取引処理される紙幣を識別対象とし、その識別対象の紙幣の識別情報を、識別情報取得手段としての紙幣読取部160で取得する。この紙幣読取部160で取得した紙幣識別時の識別状況に基づいて記憶情報種別決定手段としての紙幣判定部163が紙幣に関して記憶する情報種別を定める。さらに、この紙幣判定部163が定めた情報種別の紙幣に関する情報を識別対象記憶情報として上位記憶部206に記憶させるように記憶制御手段としての制御部200が制御するデータ管理機能を備えている。
このデータ管理機能に基づいて紙幣画像情報を記憶する際、紙幣画像記憶条件に従う。例えば、出金取引動作の場合に、紙幣搬送及び識別情報が正常読取であった場合は、紙幣に不明な点がない正常紙幣ではあるが、顧客が受け取った紙幣に対してクレームを付ける場合がある。この出金紙幣と顧客との関連を後に照合確認できるようにするため、制御部200は小さな記憶容量で済む紙幣の記番号部分の画像情報を記番号画像情報161bとして上位記憶部206に記憶するようにしてデータ管理しておく。なお、記番号部分の画像情報とは、記番号を含む周辺の一部領域の画像情報をいう。
これに対し、紙幣に異常が発生して識別情報読取不可の場合は明確に異常を捉える必要があるため制御部200は紙幣の全体画像を上位記憶部206に記憶してデータ管理しておく。例えば、紙幣読取部160の紙幣認識結果で、紙幣の記番号部分が欠損である場合や、明らかに偽札と判断される場合や、意図的な落書きやホログラムの欠損を検出した場合など紙幣の異常が検出された場合に、制御部200は金銭トラブル等の顧客クレーム対応のために紙幣全体画像を上位記憶部206に記憶しておくことが非常に有効である。また、紙幣読取部160で紙幣を読み取ったときに識別情報読取不可であった場合は、その紙幣の金種、枚数、真偽の少なくとも1つが不明な場合であることを意味している。
このように、紙幣画像記憶条件は、正常時に記番号部分のみを、異常時に全面を記憶するように設定されている。これにより、取引後の顧客クレーム対応のために紙幣と顧客とを関連付けておく際、正常紙幣と判定した場合は記番号部分を記憶させるという必要最小限の小さなデータ量で対処するようにし、異常紙幣と判定した場合は紙幣全面の画像情報を記憶させる構成としている。このため、全ての紙幣に対して全面データを要しなくなり、正常紙幣のときは小データで記憶するため記憶容量が少なくて済み、その分データ記憶量の削減が図れ、データ処理の運用上において負担が減り、高速化および低コスト化を実現可能にしている。
さらに、スキャナ部161での画像取得に際して紙幣判定部163が定める情報種別として、記番号画像情報161bと全体画像情報161aとの種別が含まれている。これにより、紙幣判定部163により決定された画像を取得する際に、一部か全体かの画像の種別が選択されて必要なデータのみを記憶させる能率のよいデータ管理構成を図っている。
これらの紙幣画像記憶条件の一例を図9と図10に示している。
図9は紙幣搬送モードにおける紙幣の搬送状況と記憶フラグとの関係を図表で表わしている。この図表によれば、紙幣を正常に搬送した場合は記憶しておく必要がないので紙幣全面の画像情報は記憶しない。これに対し、正常搬送以外の搬送と認められた場合は搬送単位毎に対応関係をとって全面の画像情報を記憶するように定義付けている。ここで、搬送単位とは、搬送している紙幣の一塊をさし、正常時には紙幣1枚、重なり搬送時は重なった複数の紙幣を1単位とする。
詳述すると、搬送モードが入金計数の場合、搬送先が返却口(つまり返却紙幣)であれば、紙幣全面画像の記憶をし、搬送先が一時保管庫(つまり正常取引)であれば紙幣全面画像の記憶をしない。
搬送モードが入金収納の場合、搬送先が回収庫であれば、認識結果(図10参照)に応じて紙幣全面画像の記憶をするか否かを定め、搬送先が保管庫(つまり正常取引)であれば紙幣全面画像の記憶をしない。
搬送モードが入金返却取り忘れ回収の場合、搬送先は取り忘れ回収庫であり、紙幣全面画像の記憶をする。
搬送モードが入金放出の場合、搬送先が回収庫であれば、認識結果(図10参照)に応じて紙幣全面画像を記憶するか否か定め、搬送先が返却口であれば、認識結果(図10参照)に応じて紙幣全面画像を記憶するか否か定める。
搬送モードが出金返却取り忘れ回収の場合、搬送先は取り忘れ回収庫であり、紙幣全面画像の記憶をする。
これにより、正常な搬送状態のときは紙幣の画像情報の記憶を省略し、正常搬送以外のときだけ紙幣の画像情報を記憶する。この際、正常に搬送する割合が多く、異常搬送の発生頻度は極めて少ないため、紙幣の画像情報を取得する回数が少ないことから記憶容量が少なくて済み、取引運用に際して能率のよいデータ管理が図れる。
図10は紙幣の画像を読み取った認識結果と記憶フラグとの関係を図表で表わしている。この図表によれば、紙幣読取時に不明な点がないと認識した場合、あるいは取引者の利用情報が一致して適性と認められた取引者条件が一致した場合は、懐疑余地がないため紙幣全面の画像情報は記憶しない。これに対し、紙幣に不明な部分がある場合は識別情報毎に対応関係をとって全面の画像情報を記憶するように定義付けている。
詳述すると、認識結果が、金種不明、枚数不明、偽札検出、記番号条件一致、落書き・ホログラム異常などの損券条件一致、記番号部分欠損、または読み取った媒体面積の大きさが所定面積以上で画像を取得し、所定面積以下の画像を無視するように紙幣全面の画像の記憶を行い、認識結果が、認識結果は正常または取引者条件一致の場合は、紙幣全面の画像の記憶を行わない。
これにより、正常な紙幣の場合は記番号部分の小さな画像情報を取得するに留め、異常紙幣を検出した場合にのみ紙幣全面の画像情報を取得する。この際、正常紙幣の流通割合が多く、異常紙幣の発生頻度は極めて少ないため、紙幣全面の画像情報を取得する回数が少ないことから記憶容量が少なくて済み、取引運用に際して能率のよいデータ管理が図れる。
これらの識別情報毎の定義は、係員パネルで表示・変更できる構成にしておくことが望ましい。このようにすると、銀行運用への柔軟な対応が可能となる。
さらに、取引時のデータ管理に際して、制御部200は識別対象記憶情報として、取引に関する取引情報と、該取引を行った顧客を特定する顧客情報との少なくとも一方を上位記憶部206に記憶させる制御機能を有している。これにより、紙幣と顧客との照合対応が必ずとれるようになり、紙幣や顧客を追跡可能に特定して管理することができる。
制御部200が記憶する識別対象記憶情報としての紙幣の記憶情報は、顧客が紙幣を受け渡したときの顧客の操作情報と、紙幣を識別したときの紙幣の画像情報と、紙幣を搬送したときの紙幣の搬送情報とのうち少なくとも1つ以上で構成される。
まず、顧客が紙幣を受け渡したときの顧客の操作情報として、紙幣投入ホッパ112に対し、不正な紙幣取扱い操作をCCDカメラ等で顧客の取引動作を示す画像、例えば顧客の顔画像、あるいは顧客の手元画像を取得して、上位記憶部206に記憶するように構成する。これにより、顧客の顔画像などから紙幣を取り扱う顧客を的確に特定して記憶管理することができる。
また、紙幣を識別したときの紙幣の画像情報の場合は、既述したように紙幣自体の画像情報の特徴を正確に捉えて上位記憶部206に記憶させて管理することができる。これにより、記番号部分の紙幣損傷はもちろん、様々な損券や偽紙幣の特徴を正確に記憶管理でき、紙幣の追跡を可能にしている。
さらに、紙幣を搬送したときの紙幣の搬送情報の場合は、既述したように紙幣搬送状態の画像情報の特徴を正確に捉えて上位記憶部206に記憶させて管理することができる。これにより、紙幣の連れ出し、重なり状態、あるいは回収庫などの収納先が明確になり、紙幣の存在を正確に記憶でき、紙幣の追跡性能を高めることができる。
次に、紙幣に付帯するデータを識別記憶部167に保存する際の紙幣付帯データの格納内容を、図11を参照して説明する。
紙幣付帯データ部は、紙幣が紙幣読取部160を通過する毎に更新される紙幣のIDと、識別した紙幣の金種、識別した紙幣の姿勢方向、紙幣の真偽判定結果、紙幣に印刷された記番号を文字認識により読み取った紙幣番号、紙幣を搬送した時の後述する搬送元IDと後述する搬送先ID、紙幣データ部には取引されたATM等の現金自動取引装置100のID、取引された年月日および時刻、入金や出金などの取引種類、顧客の口座番号や顧客名あるいは取引番号などの取引顧客情報、紙幣画像を格納するデータの種類を示すデータ選択情報によって構成される。これらは、紙幣の記憶情報を検索するための特定情報として利用される。
画像情報部は、記憶する紙幣のデータサイズ、記番号部分の画像情報、および前述の保存条件によっては紙幣全体画像情報が追加される。
上述の搬送元IDは、保管庫173であれば、該保管庫173のメモリに記憶されている保管庫固有のID番号、あるいは紙幣投入ホッパ112や一次スタッカ116のいずれかである。
また、搬送先IDは、紙幣払出スタッカ114、あるいは一時保管庫116、入出金ホッパ、収納した保管庫173、回収庫172、取り忘れ回収庫176のいずれかである。
さらに、図11の下側には識別記憶部167に記憶される記憶データのフォーマットの一例を表わしている。この記憶データのフォーマットには全ての紙幣に対応して1枚ずつ紙幣付帯データ部の記憶部と、画像情報部の記憶部とがそれぞれ備えられており、これらに紙幣毎の識別結果データが記憶される。
これらの記憶データは、図11記載の紙幣の付帯データ部および画像情報部の各データを関連付けて記憶しておき、後に紙幣追跡用および顧客追跡用に照合確認できるようにしている。
次に、図12にてスキャナ部161で紙幣を読み取った紙幣画像情報と紙幣搬送部150との関係について述べる。
紙幣搬送部150では、その搬送方向に連続的に搬送される紙幣の搬送間隔は、切替ゲート156の切替に必要な時間の間搬送されている紙幣が移動する長さ、すなわちゲート切替時の紙幣移動距離LENGよりも長く設定される。
図12の左側上部に示すスキュー量が小さい搬送状態の紙幣516の場合には、搬送されている紙幣と紙幣との搬送方向間隔が、ゲート切替時の紙幣移動距離LENGよりも短い紙幣間隔LEN1となっている。この場合には、切替ゲート156が動作する時間を確保できないため、紙幣搬送部150は切替ゲート156を固定して、これら2枚の紙幣を1つの塊として扱う。このときに抽出された抽出データを紙幣画像情報526として読み取る。
引き続き搬送される紙幣との搬送方向間隔LEN2が前記LENGよりも大きい場合には、紙幣データは分離される。スキュー量が大きい搬送状態の紙幣517の場合にも2枚の紙幣は1つの塊として扱われる。そのときの紙幣画像については、重なりはないので紙幣画像情報527A、527B毎に分けてもよい。この紙幣画像を2つに分離する際には切替ゲート156との関連はないので、識別紙幣間隔はLEN3のように搬送方向に垂直に測定する必要もなく、紙幣が重なっていなければよい。
このように紙幣画像の分離を行う場合には、スキュー量が大きい搬送状態の紙幣517のような搬送条件の紙幣データは、図13の紙幣2に示すように、1つの紙幣付帯データの中に2つの紙幣画像情報527A,527Bが格納されることになる。このとき、紙幣読取部160がそれぞれの紙幣に対して金種判別が可能であれば、紙幣付帯データ部にそれぞれの紙幣について金種を格納させる方式としてもよい。
次に、識別記憶部167と紙幣搬送条件との関係について図14のフローチャートを参照して説明する。
識別記憶部167は高速応答性が重視されるためコストも高く、上位記憶部206とは別に紙幣読取部160に実装される。
また、識別記憶部167は紙幣画像情報を一時的に記憶しておく手段であり、記憶された紙幣データは紙幣搬送完了後に圧縮・暗号部168で圧縮と暗号化とを行い、上位記憶部206に出力される。
通常の取引では、異常紙幣の発生はほとんどなく、紙幣の読み取りは正常に終了する。このため、紙幣全面の紙幣画像情報を必要とする確率は低い。この結果、識別記憶部167の容量は紙幣投入ホッパ112が許容する枚数、例えば200枚よりも小さな20枚分の画像情報が保存できれば十分である。
しかし、悪条件では200枚の全てに対して紙幣画像を取得する場合もありうる。この悪条件のために識別記憶部167の容量を200枚分とするのは製品コストの効率が悪い。そのため、紙幣搬送の結果、識別記憶部167に紙幣データが記憶され、識別記憶部167の残り容量が少なくなると(ステップS501)、紙幣搬送部150は、紙幣投入ホッパ112の紙幣の繰り出しを一時的に中断する(ステップS502)。中断後も、何枚かは紙幣読取部160を通過するので、その所定枚数分の記憶容量は確保しておく必要がある。
この実施例では前記所定枚数分の一基準例として3枚分とした。紙幣が全て通過して紙幣データを読み取った後に、紙幣読取部160は、識別記憶部167の紙幣データを圧縮・暗号部168で圧縮と暗号化とを行い、上位記憶部206に送信し、識別記憶部167をクリアする(ステップS503)。その後、紙幣投入ホッパ112の繰り出しを再開して紙幣搬送動作を続ける(ステップS504)。
このような画像情報取得方式により、より最小の紙幣記憶部167で対処できるようになり、コスト効果の高い製品を実現することができる。特に、装置内紙幣精査など大量に紙幣搬送を行う場合に有効である。
これらのデータは紙幣取引の度に紙幣読取部160と紙幣処理部150にて取得され、制御部200の上位記憶部206に出力され、蓄積される。
この制御部200では上位記憶部206で記憶した紙幣の記憶情報に関連する少なくとも1つの限られた特定情報から該特定情報に関連する紙幣の記憶情報を検索する検索機能と、該検索機能で検索した紙幣の記憶情報を表示手段としての表示操作部120に表示させる表示機能を備えている。
これにより、1つの限られた特定情報、例えば紙幣に印刷されている記番号と、該紙幣を保管した保管庫の番号との少なくとも一方を含むものから紙幣および顧客を検索して特定することができる。保管庫としては、回収庫172、保管庫173、取り忘れ回収庫176である。
さらに、制御部200は取引する顧客の取引動作を示す画像、例えば顔画像および手元画像等を撮影したカメラ115の画像を紙幣の記憶情報と関連付けて記憶し、これと、検索機能により検索した紙幣の記憶情報とを関連付けて、カメラ115で撮影した顧客の取引動作を示す画像を表示操作部120に表示する表示機能を備えている。
これにより、取引者の取引動作を示す画像、例えば顔画像および手元画像等が表示されるため、顧客が紙幣取引者本人なのか否かの確認を行い、同時に不審な動作がないことも確認することができる。さらに、紙幣全体画像を記憶してあれば、顧客に対して、より納得性の高い情報を提供できる。
次に、現金自動取引装置100の取引中、あるいは取引直後において、顧客からのクレーム要請に対応する場合を図15〜図20により説明する。
図15は、取引ログを検索する取引ログ検索画面121を示し、図16は、取引検索結果を表示する取引検索結果表示画面122を示し、図17は、個別の取引ログを詳細表示する取引ログ詳細表示画面123を示す。
図15に示すように、取引ログ検索画面121には、取引番号入力部121aと、日時入力部121bと、検索ボタン121cと、戻るボタン121dが設けられており、取引番号や日時で検索が行えるように構成されている。
図16に示すように、取引検索結果表示画面122は、一覧表示部122aと、カーソル下移動ボタン122bと、カーソル上移動ボタン122cと、決定ボタン122dと、戻るボタン122eとが設けられている。一覧表示部122aには、日時、処理、カメラ、および紙幣を表示する。
これにより、検索結果を一覧表示部122aに一覧表示し、カーソル下移動ボタン122bとカーソル上移動ボタン122cとで下や上にカーソルを移動し、決定ボタン122dで詳細に見る情報を決定できる。
図17に示すように、取引ログ詳細表示画面123は、顧客画像表示部123a、手元画像表示部123c、外部カメラ1画像表示部123b、外部カメラ2画像表示部123d、紙幣ログボタン123e、および戻るボタン123fが設けられている。
顧客画像表示部123aは、現金自動取引装置100を操作する顧客の画像を動画像で表示し、手元画像表示部123cは、現金自動取引装置100を操作する顧客の手元画像を動画像で表示する。外部カメラ1画像表示部123bおよび外部カメラ2画像表示部123dは、それぞれ外部カメラ1,2で撮影した画像を動画像で表示する。これらの動画像は、再生ボタンと停止ボタンとで再生停止が行える。紙幣ログボタン123eは、当該取引で出金等した紙幣の記番号を表示する記番号表示画面へ移行するボタンである。搬送モード表示部123gは、外部カメラ画像撮影時の搬送モードが表示される。例えば入金計数や出金放出や取り忘れ回収などである。
図18は、取り忘れ紙幣を一覧表示する取り忘れ一覧画面124を示す。取り忘れ一覧画面124は、一覧表示部124aと、カーソル下移動ボタン124bと、カーソル上移動ボタン124cと、印刷ボタン123dと、保存ボタン124eと、選択ボタン124fと、戻るボタン122gとが設けられている。一覧表示部124aには、日時、取り忘れ紙幣、さらに金種や枚数が確定できた場合には“○”、確定できなかった場合には“×”を表示する。
これにより、検索結果を一覧表示部124aに一覧表示し、カーソル下移動ボタン124bとカーソル上移動ボタン124cとで下や上にカーソルを移動し、選択している情報の詳細情報を印刷ボタン124dで印刷する、選択している情報の詳細情報を保存ボタン124eで保存する、選択している情報を選択ボタン124fで記番号や紙幣画像を詳細に見る後述の図20で説明する検索結果一覧画面126に移行するといったことを実行できる。
図19は、検索により紙幣追跡を行うための紙幣追跡画面125を示す。
紙幣追跡画面125は、期間入力部125a、金種入力部125b、記番号入力部125c、発見入力部125d、ATM入力部125e、取引番号入力部125f、紙幣読み込みボタン125g、戻るボタン125h、および検索ボタン125jが設けられている。
期間入力部125aは、期間の入力を受け付け、金種入力部125bは、金種の入力を受付、記番号入力部125cは、記番号の入力を受け付ける。発見入力部125dは、発見した回収庫IDや保管庫IDの入力を受け付け、ATM入力部125eは、検索対象の現金自動取引装置100の特定情報(号機番号など)の入力を受け付け、取引番号入力部125fは、取引番号の入力を受け付ける。
紙幣読み込みボタン125gは紙幣読み込みを実行し、検索ボタン125jは検索を実行する。
図20は、検索結果を一覧表示する検索結果一覧画面126を示す。検索結果一覧画面126は、一覧表示部126aと、記番号表示部126bと、紙幣画像表示部126cと、全体ボタン126dと、表裏ボタン126eと、拡大ボタン126fと、カーソル下移動ボタン126gと、カーソル上移動ボタン126hと、ページ下移動ボタン126iと、ページ上移動ボタン126jと、戻るボタン126kとが設けられている。
一覧表示部126aは、番号、日時、搬送元、搬送先を表示する。記番号表示部126bは、記番号部分の画像を表示し、紙幣画像表示部126cは、紙幣全体の画像を表示する。全体ボタン126dは、紙幣画像表示部126cを全体表示し、表裏ボタン126eは、紙幣画像表示部126cに表示する画像を表裏反転し、拡大ボタン126fは、紙幣画像表示部126cに表示する画像を拡大する。カーソル下移動ボタン126gとカーソル上移動ボタン126hは、一覧表示部126aのカーソルを下や上へ移動し、ページ下移動ボタン126iとページ上移動ボタン126jは、一覧表示部126aの表示をページ単位で下や上に移動する。カメラボタン126mは、顧客画像表示部123に移行するボタンである。
この図15〜図20に示した各画面は、表示操作部120や、データ解析機PCの表示器に表示され、次のように利用される。
例えば、紙幣取引者より、現金自動取引装置100から出金された紙幣が偽物であるとのクレームを受けた場合に、現金自動取引装置100に記憶された紙幣情報を用いて、当該紙幣が本当に現金自動取引装置100から出金されたのか、あるいは顧客が嘘のクレームで外部から持ち込んでいるのかを確認する。
なお、以前の運用であれば、持ち込まれた偽札が現金自動取引装置100で受け付けるかどうかの確認をする。現金自動取引装置100は出金時にも紙幣読取部160で出金紙幣の鑑定を行い、紙幣が真券であることを確認してから出金するので、仮に保管庫173に偽札が装填されていた場合には、当該偽札は回収庫172に回収されて出金されることはない。したがって、顧客クレーム時に持ち込み紙幣が現金自動取引装置100で排除される場合には、現金自動取引装置100から出金されたものではないことが判る。しかしながら、顧客には納得してもらえない状況があり、紙幣が同一であることを示すことが必要になる。
この実施例によると、顧客が取引した結果、現金自動取引装置100から発行された明細書に印刷されている時刻、あるいは取引Noを表示操作部120に表示されている図15の入力画面にしたがって入力すると、その取引前後の各情報から取引検索結果に該当する取引情報を図16に太い実線で囲って示す如く、表示操作部120に特定して表示することができる。この検索結果には、取引者の顔カメラ画像と取引者の手元カメラ画像と紙幣情報のデータ有無が表示される。
該当する取引条件を選択し、決定ボタンを押下すると、図17に示す如く、カメラ画像表示画面に切り替わり、当該取引のカメラ映像を再生することができる。係員はここで、顧客が紙幣取引者本人なのか否かの確認を行い、同時に不審な動作がないことも確認することができる。
さらに、紙幣ログボタンを押下すると、当該紙幣取引で顧客に出金した紙幣の記番号を表示し、持ち込まれた紙幣との照合が行われ、顧客にも同一の紙幣であることを示すことができる。さらに、紙幣全体画像を記憶してあれば、顧客に対して、より納得性の高い情報を提供できる。
次に、取り忘れ紙幣の取扱い処理動作について説明する。紙幣入金計数で返却された紙幣や、一定時間経過しても出金紙幣を受け取らなかった場合に、取り忘れ回収処理が行われる。これらの紙幣は、口座入出金の処理は行われず、取引者が所有者であるため、後日取引者に返却される。
また、取り忘れ回収では当該紙幣は紙幣読取部の真偽判定結果の如何に関わらず、紙幣は取り忘れ回収庫に収納される。当該紙幣は原則現物を取引者に返却する必要があり、紙幣情報の詳細な記録として紙幣全体画像を取得しておくことが望ましい。図19の検索画面で、取り忘れ回収庫のIDを入力すると、図18の如く、取り忘れ回収取引の一覧が表示される。さらに特定の取引を選ぶと図20の検索画面が表示され、それぞれの紙幣取引情報を表示される。各取引時の紙幣の記番号を確認し、カセット内の紙幣を取引者別に分離する。
さらに、なんらかの原因により記番号が読めない場合も含めて、紙幣全体画像を用いて金種や枚数を確認する。これらにより、取り忘れ回収庫176の紙幣を確実に取引者の元へ返却することができる。なお、金種や金額が確定されていれば現物返却ではなく返金金額が合っていれば良いとする運用も可能である。その場合には図18の確定情報が有効である。
なお、中国では取り忘れが多く、取り忘れ回収庫176が満杯となった場合には、装置を停止することなく、その後、取り忘れ紙幣の回収を回収庫172で実施し、装置の稼動を継続する場合がある。したがって、この運用は回収庫172から取り忘れ回収紙幣を探し出す場合にも適用される。
次に、これらの画像取得データを検索し、その検索結果に基づいて紙幣を追跡する方法の一例を示す。
例えば、回収庫172がセンター1の紙幣整理部に運び込まれ、その回収庫172から偽札NCが発見された場合(図1)には、その偽札発見時点から紙幣を追跡する際、紙幣追跡画面(図19)により、当該紙幣の入金者を特定する。入金者の特定を行う係員は、センター1のホストコンピュータHCに接続されたデータ解析機PCを用いて、検索対象の期間と金種、発見された偽札の記番号、発見された回収庫172のIDを入力する。偽札NCの記番号部分が破損していたり汚れで読む事ができない場合にはスキャナなどから読み込ませて紙幣画像の類似度から検索する事もできる。
検索を開始すると、当該回収庫172のIDが実装されていた現金自動取引装置100から、紙幣取引情報がホストコンピュータHCに送付される。紙幣取引情報は、回収庫172への回収時や、一日の業務終了後にホストコンピュータHCに送付する運用でもよい。紙幣取引情報が予めホストコンピュータHCに送付されていれば、検索前の紙幣取引情報の伝送を検索前に完了させておくことができる。検索が実行されると、紙幣情報から一致度の高い順に紙幣取引情報が表示される。
例えば、紙幣に印刷されている記番号が全数一致していれば一番目に表示され、次に1桁異なる記番号に関連付けられた紙幣取引情報が順次表示される。これにより記番号文字認識時に記番号を誤認識した場合でも検索結果に該当の情報を表示することができる。
この回収庫172には入金取引以外で収納された紙幣が収納されている場合もある。例えば、出金準備で保管庫から繰り出されたが、紙幣識別が不完全で回収庫に収納されてしまう場合である。これら紙幣の出所元を明確にするため、当該紙幣が搬送された時の搬送元・搬送先情報も合わせて表示される。
さらに、入金者から投入されたものであれば、搬送元に紙幣投入ホッパ112を示す情報が表示される。該当紙幣の搬送元が保管庫173であれば、係員が装填した紙幣に偽札が混ざっていたと判断できる。
発見された紙幣の記番号を検索した結果、表示された取引情報の記番号が一致していれば、発見された紙幣の取引情報であると確認できる。
検索結果の1つを選択して紙幣画像が記憶されている場合には、その紙幣データの紙幣画像を表示させることができる。係員は紙幣画像より記番号以外の情報、例えば紙幣の皺や汚れ具合を照合することができる。表示操作部の「全体」キーを押下すると紙幣全面が映し出され、「拡大」キーを押下すると特定部分が拡大される。また「表裏」キーを押下すると紙幣画像の表面と裏面の表示を切り替えることができる。また、カメラで撮影した顧客の取引動作を示す画像を表示して取引時の顧客の様子を確認することができる。
このような検索と検索結果の表示を確認することにより、係員は偽札が現金自動取引装置のどの取引で取り込まれたのかを知ることができる。さらに、日時情報からホストコンピュータの情報と照合して犯人を特定することができる。
以上に説明したように、紙幣が正常に受け付けられている場合では紙幣の全面画像情報は不要であるので取得せず、紙幣の汚れ、破れなどの異常紙幣を検出した場合や取り忘れ紙幣を回収したときなどの搬送変更が生じた場合などに紙幣の全面画像情報を取得する。したがって、正常紙幣や正常搬送のときだけ紙幣の全体画像情報161aを記憶することになる。特に、紙幣の入出金取引時に異常紙幣の発生や搬送変更が生じる頻度は少なく、正常紙幣および正常搬送がほとんどである。
これにより、紙幣の全体画像情報161aを取得する回数が少ないことから記憶容量が少なくて済み、取引運用に際して業務コストを抑え、且つ効率のよい運用を図ることができる。また、記憶データ量の低減に伴い、顧客と紙幣の照合確認時での高速応答性を促進できるため顧客を待たせる時間が短縮し、顧客へのサービス性が向上する。また、記憶データ量の低減に伴って低コスト化も同時に図ることができる。
さらに、取引時のデータ管理に際して、制御部200は識別対象記憶情報として、取引に関する取引情報と、該取引を行った顧客を特定して記憶させる制御機能を有しているため、紙幣と顧客との対応が必ずとれるようになり、紙幣と顧客とを追跡可能に管理することができる。
また、紙幣を取引した際に、顧客が不審に思い係員に苦情を要請する顧客クレームが生じても、取り扱った紙幣の画像情報および顧客の取引動作を示す画像、例えば顔画像および手元画像等を表示させて明瞭に確認させることができるため、顧客の勘違いなどによる金銭トラブルのような苦情や悪意の問い合わせ時には、明瞭な画像情報が証拠データとなるため、的確に表示確認させて顧客に納得させることができ、直ちに金銭トラブルを解消することができる。ことに、不正行為の場合は取得した画像情報が本人を特定する貴重な証拠データとなるため効果的である。
また、全ての紙幣について、特定可能な画像を残すことができる。すなわち、紙幣全体の画像を残すか、記番号部分の画像を残すことで、利用者に対して処理した紙幣を画像で特定して説明することが可能となる。さらに、搬送された何らかの媒体が所定の大きさよりも小さい場合には、異物等の不適な媒体と判定し、上述した識別対象の紙幣としては取り扱わないため、検索対象にゴミなどの不要なデータが混入することも無い。
以上、この発明の実施例について説明したが、この発明は前記した実施の形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
例えば、上述の実施例では顧客の取引動作を示す画像、例えば顔画像および手元画像等を取得して取引者の記憶情報を取得する例を示したが、これに限らず、顧客の指紋、声紋、虹彩等の情報を取得して記憶するように構成することもできる。
紙幣を取り扱うATM、両替機、券売機などの自動取引する装置の全般に適用することができる。
10…紙幣取引システム
100…現金自動取引装置
115…カメラ
120…表示操作部
160…紙幣読取部
161…スキャナ部
163…紙幣判定部
166…記番号認識部
200…制御部
206…上位記憶部
208…入出金取引者特定部
HC…ホストコンピュータ
HCM…データ記憶部
入金計数終了処理は、入金計数の金額が確定する場合と、入金者が返却された紙幣を取り忘れて入金計数も確定せず取り忘れ回収する場合と、入金者が入金計数をキャンセルする場合とで動作が異なる。入金者が入金計数の金額を確定した場合には、入金取引が成立し、制御部200は入金取引の明細票を印字し、通帳やカードを入金者に返却する(ステップS110)。
これらのデータは紙幣取引の度に紙幣読取部160と紙幣搬送部150にて取得され、制御部200の上位記憶部206に出力され、蓄積される。
この制御部200では上位記憶部206で記憶した紙幣の記憶情報に関連する少なくとも1つの限られた特定情報から該特定情報に関連する紙幣の記憶情報を検索する検索機能と、該検索機能で検索した紙幣の記憶情報を表示手段としての表示操作部120に表示させる表示機能を備えている。
以上に説明したように、紙幣が正常に受け付けられている場合では紙幣の全面画像情報は不要であるので取得せず、紙幣の汚れ、破れなどの異常紙幣を検出した場合や取り忘れ紙幣を回収したときなどの搬送変更が生じた場合などに紙幣の全面画像情報を取得する。したがって、異常紙幣や異常搬送のときだけ紙幣の全体画像情報161aを記憶することになる。特に、紙幣の入出金取引時に異常紙幣の発生や搬送変更が生じる頻度は少なく、正常紙幣および正常搬送がほとんどである。

Claims (13)

  1. 紙幣を取引処理する紙幣処理装置であって、
    前記取引処理される紙幣を識別対象として該識別対象の識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記識別情報取得手段による識別時の識別状況に基づいて前記識別対象に関して記憶する情報種別を定める記憶情報種別決定手段と、
    該記憶情報種別決定手段に決定された情報種別の前記識別対象に関する情報を識別対象記憶情報として記憶手段に記憶する記憶制御手段とを備えた
    紙幣処理装置。
  2. 紙幣を識別するときの紙幣の画像情報を取得する画像情報取得手段を備え、
    前記画像情報取得手段は、
    紙幣に印刷されている記番号部分の画像情報を記番号画像情報として取得する記番号画像情報取得処理と、
    前記紙幣の少なくとも片面全体の画像を全体画像情報として取得する全体画像情報取得処理とを実行する構成であり、
    前記情報種別は、
    記番号画像情報と全体画像情報との種別が含まれている
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  3. 前記記憶制御手段は、
    前記識別状況が識別情報正常読取であった場合に、前記記番号画像情報を前記記憶手段に記憶し、
    前記識別状況が識別情報読取不可であった場合に、前記全体画像情報を前記記憶手段に記憶する
    請求項2に記載の紙幣処理装置。
  4. 前記識別情報読取不可であった場合は、
    金種、枚数、真偽の少なくとも1つが不明な場合である
    請求項3項に記載の紙幣処理装置。
  5. 前記記憶制御手段は、
    前記識別対象記憶情報として、取引に関する取引情報と、該取引を行った顧客を特定する顧客情報との少なくとも一方を前記記憶手段に記憶させる
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の紙幣処理装置。
  6. 前記識別対象記憶情報は、
    顧客が紙幣を受け渡したときの顧客の操作情報と、
    紙幣を識別したときの紙幣の画像情報と、
    紙幣を搬送したときの紙幣の搬送情報と、
    のうち少なくとも1つ以上で構成される
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の紙幣処理装置。
  7. 前記記憶手段で記憶した前記識別対象記憶情報に関連する少なくとも1つの限られた特定情報から該特定情報に関連する前記識別対象記憶情報を検索する検索手段と、
    前記検索手段で検索した識別対象記憶情報を表示させる表示手段とを備えた
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の紙幣処理装置。
  8. 前記特定情報は、
    前記紙幣に印刷されている記番号と、該紙幣を保管した保管庫の番号との少なくとも一方を含む
    請求項7に記載の紙幣処理装置。
  9. 取引する顧客の取引動作を示す画像を撮影する撮影手段を備え、
    該取引動作を示す画像を前記識別対象記憶情報と関連付けて記憶し、
    前記検索手段で検索した識別対象記憶情報と関連付けて、前記撮影手段で撮影した顧客の取引動作を示す画像を前記表示手段に表示する
    請求項7に記載の紙幣処理装置。
  10. 紙幣を処理する紙幣処理装置と、該紙幣処理装置と通信回線を介して通信するサーバとを備えた紙幣処理システムであって、
    前記紙幣処理装置は、
    前記取引処理される紙幣を識別対象として該識別対象の識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記識別情報取得手段による識別時の識別状況に基づいて前記識別対象に関して記憶する情報種別を定める記憶情報種別決定手段と、
    該記憶情報種別決定手段に決定された情報種別の前記識別対象に関する情報を識別対象記憶情報として記憶手段に記憶する記憶制御手段とを備えた
    紙幣処理システム。
  11. 紙幣処理装置から記憶情報を取得する記憶情報取得手段と、
    取得した記憶情報を出力する出力手段と、
    該記憶情報に基づいて金種または枚数の少なくとも一方の入力を受け付ける入力手段とを備えた
    紙幣情報管理サーバ。
  12. 紙幣を取引処理する紙幣処理装置を、
    前記取引処理される紙幣を識別対象として該識別対象の識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記識別情報取得手段による識別時の識別状況に基づいて前記識別対象に関して記憶する情報種別を定める記憶情報種別決定手段と、
    該記憶情報種別決定手段に決定された情報種別の前記識別対象に関する情報を識別対象記憶情報として記憶手段に記憶する記憶制御手段として機能させるための
    紙幣情報管理プログラム。
  13. 取引処理される紙幣を識別対象として該識別対象の識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
    前記識別情報取得ステップによる識別時の識別状況に基づいて前記識別対象に関して記憶する情報種別を定める記憶情報種別決定ステップと、
    該記憶情報種別決定ステップに決定された情報種別の前記識別対象に関する情報を識別対象記憶情報として記憶手段に記憶する記憶制御ステップとを備えた
    紙幣処理方法。
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