JP2012003042A5 - - Google Patents

Description

上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、偏光成分が第１の偏光方向に揃う光を射出する光源と、光を散乱させる散乱素子と、第１の偏光方向と略垂直な第２の偏光方向の偏光成分を、散乱素子から射出された散乱光から分離する偏光分離素子と、偏光分離素子で分離された第２の偏光方向の偏光成分が通過する光路上に設けられ、第２の偏光方向の偏光成分を第１の偏光方向に変換させる偏光回転素子と、を備えることを特徴とする。

また、本発明の好ましい態様としては、偏光回転素子が接着剤によって接着される基部をさらに備え、偏光回転素子は、無機材料で構成されることが望ましい。上述したように、偏光回転素子に入射する光の光量を低減できるので、偏光回転素子として、水晶やサファイアなどの無機材料を用いた場合にも、それらを接着させる接着材の劣化を抑えることができる。すなわち、偏光回転素子として無機材料を用いた場合にも、光源装置の信頼性の向上に寄与することができる。

Claims (6)

1. 偏光成分が第１の偏光方向に揃う光を射出する光源と、
   前記光を散乱させる散乱素子と、
   前記第１の偏光方向と略垂直な第２の偏光方向の偏光成分を、前記散乱素子から射出された散乱光から分離する偏光分離素子と、
   前記偏光分離素子で分離された前記第２の偏光方向の偏光成分が通過する光路上に設けられ、前記第２の偏光方向の偏光成分を前記第１の偏光方向に変換させる偏光回転素子と、を備えることを特徴とする光源装置。
2. 前記散乱素子は、蛍光層であることを特徴とする請求項１に記載の光源装置。
3. 前記偏光回転素子は、有機材料で構成されることを特徴とする請求項１または２に記載の光源装置。
4. 偏光回転素子が接着剤によって接着される基部をさらに備え、
   前記偏光回転素子は、無機材料で構成されることを特徴とする請求項１または２に記載の光源装置。
5. 前記散乱素子から射出された前記散乱光において、前記第２の偏光方向の偏光成分は前記第１の偏光方向の偏光成分よりも少ないことを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載の光源装置。
6. 請求項１〜５のいずれか１つに記載の光源装置と、
   前記光源装置から射出した光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、を有することを特徴とするプロジェクター。