JP2011522543A - 二相抽出発酵を用いてブタノールを生産するための方法 - Google Patents
二相抽出発酵を用いてブタノールを生産するための方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011522543A JP2011522543A JP2011512654A JP2011512654A JP2011522543A JP 2011522543 A JP2011522543 A JP 2011522543A JP 2011512654 A JP2011512654 A JP 2011512654A JP 2011512654 A JP2011512654 A JP 2011512654A JP 2011522543 A JP2011522543 A JP 2011522543A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- butanol
- fermentation medium
- phase
- isobutanol
- fatty
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Ceased
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
- C12P7/00—Preparation of oxygen-containing organic compounds
- C12P7/02—Preparation of oxygen-containing organic compounds containing a hydroxy group
- C12P7/04—Preparation of oxygen-containing organic compounds containing a hydroxy group acyclic
- C12P7/16—Butanols
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/10—Biofuels, e.g. bio-diesel
Landscapes
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Zoology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Microbiology (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
Description
a)少なくとも1つの発酵性炭素源からブタノールを生成する、ブタノール、水、および遺伝子組換え微生物を含む発酵培地を提供するステップと、
b)発酵培地を、i)C12〜C22脂肪族アルコール、C12〜C22脂肪酸、C12〜C22脂肪酸のエステル、C12〜C22脂肪族アルデヒド、およびそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1つの第1の水不混和性有機抽出剤、ならびに場合によって(ii)C12〜C22脂肪族アルコール、C12〜C22脂肪酸、C12〜C22脂肪酸のエステル、C12〜C22脂肪族アルデヒド、およびそれらの混合物からなる群から選択される第2の水不混和性有機抽出剤と接触させ、水相およびブタノール含有有機相を含む二相混合物を形成するステップと、
c)ブタノール含有有機相を水相から分離するステップと、
d)ブタノールをブタノール含有有機相から回収し、回収ブタノールを生成するステップと、
を含む、方法を提供する。
a)少なくとも1つの発酵性炭素源からブタノールを生成する遺伝子組換え微生物を提供するステップと、
b)微生物を、水相と、C12〜C22脂肪族アルコール、C12〜C22脂肪酸、C12〜C22脂肪酸のエステル、C12〜C22脂肪族アルデヒド、およびそれらの混合物からなる群から選択される水不混和性有機抽出剤とを含む二相発酵培地中で成長させるステップであって、ここで前記二相発酵培地は、ブタノールの有機抽出剤への抽出によってブタノール含有有機相を形成することを可能にするのに十分な時間、前記水不混和性有機抽出剤の約3容量%〜約60容量%を含むステップと、
c)ブタノール含有有機相を水相から分離するステップと、
d)ブタノールをブタノール含有有機相から回収し、回収ブタノールを生成するステップと、
を含む、方法を提供する。
a)少なくとも1つの発酵性炭素源からブタノールを生成する遺伝子組換え微生物を提供するステップと、
b)微生物を発酵培地中で成長させるステップであって、ここで微生物は、前記ブタノールを発酵培地中に生成し、ブタノール含有発酵培地を生成するステップと、
c)ブタノール含有発酵培地を、i)C12〜C22脂肪族アルコール、C12〜C22脂肪酸、C12〜C22脂肪酸のエステル、C12〜C22脂肪族アルデヒド、およびそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1つの第1の水不混和性有機抽出剤、ならびに場合によって(ii)C12〜C22脂肪族アルコール、C12〜C22脂肪酸、C12〜C22脂肪酸のエステル、C12〜C22脂肪族アルデヒド、およびそれらの混合物からなる群から選択される第2の水不混和性有機抽出剤と接触させ、水相およびブタノール含有有機相を含む二相混合物を形成するステップと、
d)ブタノール含有有機相を水相から分離するステップと、
e)ブタノールをブタノール含有有機相から回収するステップと、
を含む、方法を提供する。
a)少なくとも1つの発酵性炭素源からブタノールを生成する遺伝子組換え微生物を提供するステップと、
b)微生物を、好気的条件下で、予め選択された成長レベルに達するのに十分な期間、発酵培地中で成長させるステップと、
c)微好気的または嫌気的条件に変更し、発酵培地中でのブタノール生成を刺激し、ブタノール含有発酵培地を形成するステップと、
d)ブタノール含有発酵培地を、i)C12〜C22脂肪族アルコール、C12〜C22脂肪酸、C12〜C22脂肪酸のエステル、C12〜C22脂肪族アルデヒド、およびそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1つの第1の水不混和性有機抽出剤、ならびに場合によって(ii)C12〜C22脂肪族アルコール、C12〜C22脂肪酸、C12〜C22脂肪酸のエステル、C12〜C22脂肪族アルデヒド、およびそれらの混合物からなる群から選択される第2の水不混和性有機抽出剤と接触させ、水相およびブタノール含有有機相を含む二相混合物を形成するステップと、
e)ブタノール含有有機相を水相から分離するステップと、
f)ブタノールをブタノール含有有機相から回収するステップと、
を含む、方法を提供する。
a)少なくとも1つの発酵性炭素源を含む発酵培地からブタノールを生成する、ブタノール、水、および遺伝子組換え微生物を含む発酵培地を提供するステップと、
b)発酵培地を、並流または向流抽出剤流を介して、i)C12〜C22脂肪族アルコール、C12〜C22脂肪酸、C12〜C22脂肪酸のエステル、C12〜C22脂肪族アルデヒド、およびそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1つの第1の水不混和性有機抽出剤、ならびに場合によって(ii)C12〜C22脂肪族アルコール、C12〜C22脂肪酸、C12〜C22脂肪酸のエステル、C12〜C22脂肪族アルデヒド、およびそれらの混合物からなる群から選択される第2の水不混和性有機抽出剤と接触させ、水相およびブタノール含有有機相を含む二相混合物を形成するステップと、
c)ブタノール含有有機相を水相から分離するステップと、
d)ブタノールをブタノール含有有機相から回収し、回収ブタノールを生成するステップと、
を含む、方法を提供する。
用語「ブタノール」は、本明細書で使用される場合、1−ブタノール、2−ブタノール、イソブタノール、またはこれらの混合物を示す。
ブタノール生成のための微生物宿主は、細菌、シアノバクテリア、糸状真菌および酵母から選択してもよい。使用される微生物宿主は、収率が宿主に対する生成物の毒性によって制限されないように、生成されるブタノール生成物に対して耐性を示す必要がある。ブタノール生成のための微生物宿主の選択は、下記に詳述される。
a)アセチル−CoAからアセトアセチル−CoA、
b)アセトアセチル−CoAから3−ヒドロキシブチリル−CoA、
c)3−ヒドロキシブチリル−CoAからクロトニル−CoA、
d)クロトニル−CoAからブチリル−CoA、
e)ブチリル−CoAからブチルアルデヒド、および
f)ブチルアルデヒドから1−ブタノール
を含む1−ブタノール生合成経路を発現してもよい。
a)ピルビン酸塩からα−アセト乳酸、
b)α−アセト乳酸からアセトイン、
c)アセトインから2,3−ブタンジオール、
d)2,3−ブタンジオールから2−ブタノン、および
e)2−ブタノンから2−ブタノール
を含む2−ブタノール生合成経路を発現してもよい。
a)ピルビン酸塩からアセト乳酸塩
b)アセト乳酸塩から2,3−ジヒドロキシイソ吉草酸
c)2,3−ジヒドロキシイソ吉草酸からα−ケトイソ吉草酸
d)α−ケトイソ吉草酸からイソブチルアルデヒド、および
e)イソブチルアルデヒドからイソブタノール.
を含むイソブタノール生合成経路を含むことが可能である。
本明細書中に記載の方法において有用な抽出剤は、水不混和性有機溶媒である。好適な有機抽出剤は、ブタノールの生成または回収のための商業的な二相抽出発酵にとって理想的な溶媒における基準を満たす必要がある。詳細には、抽出剤は、(i)例えば、遺伝子組換え大腸菌(Escherichia coli)、ラクトバチルス・プランタルム(Lactobacillus plantarum)、およびサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)などのブタノール生成微生物に対して無害であり、(ii)発酵培地と実質的に不混和性であり、(iii)ブタノールの抽出において高い分配係数を有し、(iv)栄養素の抽出において低い分配係数を有し、(v)発酵培地とエマルジョンを形成する傾向が低く、かつ(vi)低コストで無害である必要がある。本明細書で開示される方法での使用に適した有機抽出剤は、C12〜C22脂肪族アルコール、C12〜C22脂肪酸、C12〜C22脂肪酸のエステル、C12〜C22脂肪族アルデヒド、およびそれらの混合物からなる群から選択される。本明細書で使用される用語「それらの混合物」は、これらの基員の内部の混合物およびそれらの間の混合物の双方、例えばC12〜C22脂肪族アルコールの内部の混合物とともに、例えばC12〜C22脂肪族アルコールとC12〜C22脂肪酸の間の混合物を包含する。
微生物は、ブタノールを生成する、好適な発酵槽内の好適な発酵培地中で培養してもよい。撹拌槽発酵槽、エアリフト発酵槽、気泡(bubble)発酵槽、またはこれらの任意の組み合わせを含む任意の好適な発酵槽を使用してもよい。微生物培養物の維持および成長のための材料および方法は、微生物学または発酵科学の当業者に周知である(例えば、Baileyら、Biochemical Engineering Fundamentals、第2版、McGraw Hill,New York,、1986年を参照)。好適な発酵培地、pH、温度、および好気的、微好気的、または嫌気的条件に対する要件に対しては、微生物、発酵、およびプロセスの特定の要件に応じて熟慮しなければならない。使用される発酵培地は重要ではないが、それは、使用される微生物の成長を支持し、所望されるブタノール生成物の生成に必要な生合成経路を促進する必要がある。限定はされないが、酵母抽出物またはペプトンなどの有機窒素源および少なくとも1つの発酵性炭素源を含有する複合培地;最少培地;ならびに限定培地を含む従来の発酵培地を使用してもよい。好適な発酵性炭素源は、限定はされないが、単糖、例えばグルコースまたはフルクトース;二糖、例えば乳糖またはスクロース;オリゴ糖;多糖、例えばデンプンまたはセルロース;1つの炭素基質;およびそれらの混合物を含む。好適な炭素源に加え、発酵培地は、当業者に既知の好適な窒素源、例えばアンモニウム塩、酵母抽出物またはペプトン、ミネラル、塩、共同因子、緩衝液および他の成分を含有してもよい(Baileyら、上記)。抽出発酵に適した条件は、使用される特定の微生物に依存し、通常の実験を用いて、当業者によって容易に測定することが可能である。
ブタノールは、ブタノールを少なくとも1つの炭素源から生合成経路を介して生成するため、ブタノール、水、少なくとも1つの発酵性炭素源、および遺伝子組換え(すなわち遺伝子操作)がなされている微生物を含有する発酵培地から回収することが可能である。かかる遺伝子組換え微生物は、大腸菌(Escherichia coli)、ラクトバチルス・プランタルム(Lactobacillus plantarum)、およびサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)からなる群から選択してもよい。同プロセスにおける第1のステップは、発酵培地を上記の水不混和性有機抽出剤と接触させ、水相およびブタノール含有有機相を含む二相混合物を形成することである。「接触させる」は発酵培地を意味し、有機抽出剤は、発酵プロセスの間、常に物理的接触状態にされる。一実施形態では、発酵培地はエタノールをさらに含有し、かつブタノール含有有機相はエタノールを含有してもよい。
組換え大腸菌(Escherichia coli)株NGCI−031の作成
イソブタノール生合成経路と、次の遺伝子、すなわちpflB(配列番号23、ピルビン酸・ギ酸リアーゼをコード)、ldhA(配列番号24、乳酸デヒドロゲナーゼをコード)、adhE(配列番号25、アルコールデヒドロゲナーゼをコード)、およびfrdB(配列番号27、フマル酸レダクターゼのサブユニットをコード)の欠失を含む組換え大腸菌(Escherichia coli)株を下記のように作成した。イソブタノール生合成経路における遺伝子は、(配列番号1として与えられる)クレブシエラ・ニューモニエ(Klebsiella pneumoniae)由来のbudB、(配列番号3として与えられる)大腸菌(Escherichia coli)由来のilvC、(配列番号5として与えられる)大腸菌(Escherichia coli)由来のilvD、(配列番号7として与えられる)ラクトコッカス・ラクティス(Lactococcus lactis)由来のkivD、および(配列番号9として与えられる)アクロモバクター・キシロスオキシダンス(Achromobacter xylosoxidans)由来のsadBであった。組換え株の作成を、2つのステップで行った。まず、上記遺伝子の欠失を有する大腸菌(Escherichia coli)株を作成した。次いで、イソブタノール生合成経路をコードする遺伝子を株に導入した。
大腸菌(E.coli)株のKeio collection(Babaら、Mol.Syst.Biol.、2:1−11頁、2006年)を、本明細書中で4ノックアウト(four−knock out)大腸菌(E.coli)株と称される意図された遺伝子欠失を有する大腸菌(E.coli)株の生成に使用した。Keio collectionは、DatsenkoおよびWannerの方法によって大腸菌(E.coli)株BW25113中で生成される単一の遺伝子ノックアウトのライブラリーである(Datsenko K.A.およびWanner B.L.、Proc.Natl.Acad.Sci.、U.S.A.97 6640−6645頁、2000年)。Collection中での各欠失遺伝子を、Flpリコンビナーゼによって除去可能なFRTで隣接されるカナマイシンマーカーと置換した。4ノックアウト大腸菌(E.coli)株を、ノックアウト−カナマイシンマーカーをKeioドナー株からP1形質導入によってレシピエント株に移すことによって作成した。ノックアウトを生成するための各P1形質導入後、カナマイシンマーカーをFlpリコンビナーゼによって除去した。このマーカーレス株は、次のP1形質導入のための新しいドナー株として機能した。
−JW0886:kanマーカーがpflB遺伝子内に挿入される
−JW4114:kanマーカーがfrdB遺伝子内に挿入される
−JW1375:kanマーカーがldhA遺伝子内に挿入される
−JW1228:kanマーカーがadhE遺伝子内に挿入される
プラスミドpTrc99A::budB−ilvC−ilvD−kivDを、同時係属中の共同所有される米国特許出願公開第2007/0092957号明細書(参照により本明細書中に援用される)の実施例9〜14中に記載のように作成した。このプラスミドは、次の遺伝子、すなわち、クレブシエラ・ニューモニエ(Klebsiella pneumoniae)由来のアセト乳酸シンターゼをコードするbudB(配列番号1)、大腸菌(E.coli)由来のアセトヒドロキシ酸レダクトイソメラーゼをコードするilvC遺伝子(配列番号3)、大腸菌(E.coli)由来のアセトヒドロキシ酸デヒドラターゼをコードするilvD(配列番号5)、およびラクトコッカス・ラクティス(Lactococcus lactis)由来の分岐鎖ケト酸デカルボキシラーゼをコードするkivD(配列番号7)を含んだ。ブタノールデヒドロゲナーゼをコードするアクロモバクター・キシロスオキシダンス(Achromobacter xylosoxidans)由来のsadB遺伝子(配列番号9)を、下記のようにpTrc99A::budB−ilvC−ilvD−kivDプラスミドにサブクローン化した。
NGI−049は、内因性PDC1、PDC5、およびPDC6遺伝子の挿入不活性化を有し、かつ発現ベクターpLH475−Z4B8およびpLH468を有するサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)株である。PDC1、PDC5、およびPDC6遺伝子は、ピルビン酸デカルボキシラーゼの3つの主要なアイソザイムをコードする。同株は、融合されるかまたはプラスミド上に存在する、イソブタノール生合成経路における酵素をコードする遺伝子を発現する。
酵母におけるALSおよびKARIの発現のため、pLH475−Z4B8プラスミド(配列番号30)を作成した。pLH475−Z4B8は、次のキメラ遺伝子、すなわち、
1)CUP1プロモーター(配列番号31)、枯草菌(Bacillus subtilis)由来のアセト乳酸シンターゼのコード領域(AlsS;配列番号32;タンパク質配列番号33)およびCYC1ターミネーター(配列番号34);
2)ILV5プロモーター(配列番号35)、Pf5.IlvC−Z4B8コード領域(配列番号36;タンパク質配列番号37)およびILV5ターミネーター(配列番号38);ならびに
3)FBA1プロモーター(配列番号39)、S.セレビシアエ(S.cerevisiae)KARIコード領域(ILV5;配列番号40;タンパク質配列番号41)およびCYC1ターミネーターを有するpHR81ベクター(ATCC番号87541)である。
C33L(システインが位置33でロイシンに変化)、
R47Y(アルギニンが位置47でチロシンに変化)、
S50A(セリンが位置50でアラニンに変化)、
T52D(トレオニンが位置52でアスパラギンに変化)、
V53A(バリンが位置53でアラニンに変化)、
L61F(ロイシンが位置61でフェニルアラニンに変化)、
T80I(トレオニンが位置80でイソロイシンに変化)、
A156V(アラニンが位置156でトレオニンに変化、および
G170A(グリシンが位置170でアラニンに変化)
を有する。
pLH468プラスミド(配列番号42)を、酵母におけるDHAD、KivDおよびHADHの発現のために作成した。
pdc6::GPM1p−sadB−ADH1t−URA3r組込みカセットを、pRS425::GPM−sadB(上記)由来のGPM−sadB−ADHtセグメント(配列番号60)をpUC19−URA3r由来のURA3r遺伝子と連結することによって作成した。pUC19−URA3r(配列番号61)は、インビボでの相同組換えおよびURA3マーカーの除去を可能にする、75bpの相同リピート配列によって隣接されたpRS426(ATCC番号77107)由来のURA3マーカーを有する。2つのDNAセグメントを、Phusion DNAポリメラーゼ(New England Biolabs Inc.(Beverly,MA);カタログ番号F−540S)およびプライマー114117−11A〜114117−11D(配列番号62、63、64および65)、ならびに114117−13Aおよび114117−13B(配列番号66および67)とともに、鋳型としてpRS425::GPM−sadBおよびpUC19−URA3rプラスミドDNAを使用するSOE PCR(Hortonら(1989年) Gene 77:61−68頁で記載)によって連結した。
pdc1::PDC1p−ilvD−FBA1t−URA3r組込みカセットを、Phusion DNAポリメラーゼ(New England Biolabs Inc.(Beverly,MA);カタログ番号F−540S)およびプライマー114117−27A〜114117−27D(配列番号73、74、75および76)とともに、鋳型としてpLH468およびpUC19−URA3rプラスミドDNAを使用するSOE PCR(Hortonら(1989年) Gene 77:61−68頁で記載)により、pLH468(上記)由来のilvD−FBA1tセグメント(配列番号72)をpUC19−URA3r由来のURA3r遺伝子と連結することによって作成した。
を30℃で補充したウラシル欠損合成完全培地上で維持した。形質転換体は、プライマー114117−36Dおよび135(配列番号77および78)とプライマー112590−49Eおよび112590−30F(配列番号70および79)を使用するPCRによってスクリーニングし、PDC1コード配列の欠失を伴うPDC1遺伝子座での組込みについて検証した。URA3rマーカーを、標準プロトコルに従い、30℃で2%グルコースおよび5−FOAを補充した合成完全培地上にプレーティングすることによって再生した。マーカーの除去を、5−FOAプレートからのコロニーをSD−URA培地上にパッチすることによって確認し、成長がないことを検証した。得られた同定株「NYLA67」は、遺伝子型:BY4700pdc6::GPM1p−sadB−ADH1t pdc1::PDC1p−ilvD−FBA1tを有する。
内因性HIS3コード領域を欠失させるため、his3::URA3r2カセットをURA3r2鋳型DNA(配列番号84)からPCR増幅した。URA3r2は、インビボでの相同組換えおよびURA3マーカーの除去を可能にする、500bpの相同リピート配列によって隣接されたpRS426(ATCC番号77107)由来のURA3マーカーを有する。PCRを、Phusion DNAポリメラーゼとプライマー114117−45Aおよび114117−45B(配列番号85および86)を使用して行い、約2.3kbのPCR産物を生成した。各プライマーのHIS3部分は、URA3r2マーカーの組込みがHIS3コード領域の置換をもたらすように、HIS3プロモーターの上流の5’領域およびコード領域の下流の3’領域から得られた。標準の遺伝子技術(Methods in Yeast Genetics、2005年、Cold Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spring Harbor,NY、201−202頁)を用いてPCR産物をNYLA67に形質転換し、かつ、形質転換体は、2%グルコースを30℃で補充したウラシル欠損合成完全培地上で選択した。形質転換体は、スクリーニングし、形質転換体の2%グルコースを30℃で補充したヒスチジン欠損合成完全培地上へのレプリカプレーティングによって正確な組込みを検証した。URA3rマーカーを、標準プロトコルに従い、2%グルコースおよび5−FOAを30℃で補充した合成完全培地上でのプレーティングによって再利用した。マーカーの除去を、5−FOAプレートからのコロニーをSD−URA培地上にパッチすることによって確認し、成長がないことを検証した。得られた同定株「NYLA73」は、遺伝子型:BY4700 pdc6::GPM1p−sadB−ADH1t pdc1::PDC1p−ilvD−FBA1t Δhis3を有する。
pdc5::kanMX4カセットを、Phusion DNAポリメラーゼとプライマーPDC5::KanMXFおよびPDC5::KanMXR(配列番号80および81)を使用し、YLR134W染色体DNA株(ATCC番号4034091)からPCR増幅し、約2.2kbのPCR産物を生成した。各プライマーのPDC5部分は、kanMX4マーカーの組込みがPDC5コード領域の置換をもたらすように、PDC5プロモーターの上流の5’領域およびコード領域の下流の3’領域から得られた。標準の遺伝子技術(Methods in Yeast Genetics、2005年、Cold Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spring Harbor,NY、201−202頁)を用いてPCR産物をNYLA73に形質転換し、かつ、形質転換体は、1%エタノールおよびジェネティシン(geneticin)(200μg/ml)を30℃で補充したYP培地上で選択した。形質転換体は、PCRによってスクリーニングし、プライマーPDC5koforおよびN175(配列番号82および83)を使用したPDC5コード領域の置換により、PDC遺伝子座での正確な組込みを検証した。同定された正確な形質転換体は、遺伝子型:BY4700 pdc6::GPM1p−sadB−ADH1t pdc1::PDC1p−ilvD−FBA1t Δhis3 pdc5::kanMX4を有する。
次のGC法を用いて、下記の実施例1〜7における水相および有機相中でのイソブタノールの量を測定した。GC法では、Agilent Technologies(Santa Clara,CA)製のHP−InnoWaxカラム(30m×0.32mm ID、0.25μmのフィルム)を使用した。キャリアガスは、一定の上部圧力、150℃での測定された1mL/分の流速のヘリウムであり、インジェクタスプリット比は200℃で1:10であり、オーブン温度は45℃で1分間、10℃/分で45℃〜230℃、および230℃で30秒間であった。フレームイオン化検出を、40mL/分のヘリウム補給気体(makeup gas)を使用して260℃で用いた。培養液試料を、注入前に、0.2μmの回転フィルタを通して濾過した。所望される分析感度に依存し、0.1μLまたは0.5μLのいずれかの注入容量を使用した。較正標準曲線を、次の化合物、すなわちエタノール、イソブタノール、アセトイン、メソ−2,3−ブタンジオール、および(2S,3S)−2,3−ブタンジオールについて生成した。また、分析標準を使用し、イソブチルアルデヒド、イソ酪酸、およびイソアミルアルコールにおける保持時間を同定した。これらの条件下で、イソブタノール保持時間は、約5.33分であった。
実施例7および8においては、有機相中のイソブタノールは、上記のGC法を用いて測定した。実施例7および8においては、水相中のイソブタノールおよびグルコース濃度は、溶離剤としてアイソクラティック(isocratic)な0.01Nの水性硫酸を使用する、8.0mm×300mmのShodex sugar SH1011カラム(昭和電工株式会社(神奈川、日本)(Thompson Instruments(Clear Brook,VA)仲介)を使用するHPLC(Waters Alliance Model(Milford,MA)またはAgilent 1100 Series(Santa Clara,CA))によって測定した。試料を、0.2μmのシリンジフィルター(PALL GHP膜)を通過させてHPLCバイアルに入れた。HPLC実行条件は次の通りであった。
注入容量:10μL
流速:0.80mL/分
実行時間:32分
カラム温度:50℃
検出器:屈折率
検出器温度:40℃
UV検出:210nm、4nmの帯域幅
溶媒のスクリーニング
本実施例の目的は、さまざまな有機溶媒を、ブタノールの抽出発酵での使用についてスクリーニングすることであった。検討した溶媒特性は、溶媒と水相の間でのイソブタノールの分配、二相系における溶媒のエマルジョン形成傾向、および溶媒の野生型サッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)株との生体適合性であった。
イソブタノールおよびオレイルアルコールの存在下でのサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)の成長
これら実施例の目的は、オレイルアルコールがイソブタノールの毒性をサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)に対して弱めることを示すことであった。野生型サッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)BY4741株のグルコース消費速度および成長速度を、オレイルアルコールの存在下(実施例2)およびオレイルアルコールの不在下(実施例3、比較)で、高濃度のイソブタノールを含有する振とうフラスコの培養物中で測定した。
イソブタノールおよびオレイルアルコールの存在下でのラクトバチルス・プランタルム(Lactobacillus plantarum)の成長
これらの実施例の目的は、オレイルアルコールがイソブタノールの毒性をラクトバチルス・プランタルム(Lactobacillus plantarum)に対して弱めることを示すことであった。ラクトバチルス・プランタルム(Lactobacillus plantarum)株PN0512のグルコース消費速度および成長速度を、オレイルアルコールの存在下(実施例4)およびオレイルアルコールの不在下(実施例5、比較)で、高濃度のイソブタノールを含有する振とうフラスコの培養物中で測定した。
抽出発酵を使用する組換え大腸菌(Escherichia coli)によるイソブタノールの生成
本実施例の目的は、大腸菌(Escherichia coli)の組換え株によるイソブタノールの生成が、水不混和性の有機抽出剤としてのオレイルアルコールでの抽出発酵を使用するイソブタノール生合成経路を有することを示すことであった。
抽出剤の添加を伴わない発酵を用いる、組換え大腸菌(Escherichia coli)によるイソブタノールの生成
本比較実施例の目的は、オレイルアルコールの添加を伴わない場合、イソブタノールの生成が生成物の毒性によって阻害されることを示すことであった。
抽出発酵を用いる、組換えサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)によるイソブタノールの生成
本実施例の目的は、水不混和性有機抽出剤としてオレイルアルコールを伴う抽出発酵を用いる、イソブタノール生合成経路を有するサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)の組換え株によるイソブタノールの生成について示すことであった。
抽出剤の添加を伴わない発酵を用いる、組換えサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)によるイソブタノールの生成
本比較実施例の目的は、オレイルアルコールの添加を伴わない場合、イソブタノールの生成が生成物の毒性によって阻害されることを示すことであった。
2Lの発酵槽を使用して、バッチされた初期オレイルアルコールの一部が除去され、新しいオレイルアルコールと交換される点以外では実施例8と同様の、イソブタノールを生成する組換え酵母を使用して発酵を行ってもよい。このプロセスは、発酵槽内のオレイルアルコールの量が全発酵プロセスの間に一定を保たれるように、新しいオレイルアルコールが徐々に漏れ、使用済みオレイルアルコールが吐出される場合、連続モードで実行してもよい。発酵からの生成物および副生成物のかかる連続抽出により、有効速度、力価および収率が増加しうる。
Claims (23)
- 発酵培地からブタノールを回収するための方法であって、
a)ブタノール、水、および少なくとも1つの発酵性炭素源を含む発酵培地からブタノールを生産する遺伝子組換え微生物を含む発酵培地を備えるステップと、
b)発酵培地を、i)C12〜C22脂肪アルコール、C12〜C22脂肪酸、C12〜C22脂肪酸のエステル、C12〜C22脂肪アルデヒドおよびそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1つの第1の水不混和性有機抽出剤、および場合により(ii)C12〜C22脂肪アルコール、C12〜C22脂肪酸、C12〜C22脂肪酸のエステル、C12〜C22脂肪アルデヒドおよびそれらの混合物からなる群から選択される第2の水不混和性有機抽出剤と接触させ、水相およびブタノール含有有機相を含む二相混合物を形成させるステップと、
c)ブタノール含有有機相を水相から分離するステップと、
d)ブタノールをブタノール含有有機相から回収して回収ブタノールを生産するステップと、
を含む、方法。 - ブタノールはイソブタノールである、請求項1に記載の方法。
- 有機抽出剤は、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、ステアリルアルコール、1−ウンデカノール、オレイン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、ミリスチン酸メチル、オレイン酸メチル、ウンデカナール、ラウリンアルデヒド、2−メチルウンデカナールおよびそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
- 有機抽出剤は、オレイルアルコールを含む、請求項3に記載の方法。
- ブタノールの一部は、
a)ブタノールを、発酵培地から気体と共にストリッピングし、ブタノール含有気相を形成させるステップと、
b)ブタノールをブタノール含有気相から回収するステップと、
を含むプロセスにより、発酵培地から同時に取り出される、請求項1に記載の方法。 - 回収ブタノールは、発酵培地の少なくとも約37g/Lの有効力価を有する、請求項1に記載の方法。
- 発酵培地はエタノールをさらに含有し、かつブタノール含有有機相はエタノールを含有する、請求項1に記載の方法。
- ブタノールを生産するための方法であって、
a)少なくとも1つの発酵性炭素源を含む発酵培地からブタノールを生産する遺伝子組換え微生物を備えるステップと、
b)微生物を、水相と、C12〜C22脂肪アルコール、C12〜C22脂肪酸、C12〜C22脂肪酸のエステル、C12〜C22脂肪アルデヒド、およびそれらの混合物からなる群から選択される水不混和性有機抽出剤とを含む二相発酵培地中で増殖させるステップであって、ここで該二相発酵培地は、ブタノールの有機抽出剤への抽出を可能にしてブタノール含有有機相を形成させるのに十分な時間、前記水不混和性有機抽出剤の約3容量%〜約60容量%を含む、上記ステップと、
c)ブタノール含有有機相を水相から分離するステップと、
d)ブタノールをブタノール含有有機相から回収し、回収ブタノールを生産するステップと、
を含む、上記方法。 - ブタノールは、イソブタノールである、請求項8に記載の方法。
- 有機抽出剤は、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、ステアリルアルコール、1−ウンデカノール、オレイン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、ミリスチン酸メチル、オレイン酸メチル、ウンデカナール、ラウリンアルデヒド、2−メチルウンデカナールおよびそれらの混合物からなる群から選択される、請求項8に記載の方法。
- 有機抽出剤は、オレイルアルコールを含む、請求項8に記載の方法。
- ブタノールの一部は
a)ブタノールを、発酵培地から気体と共にストリッピングし、それによりブタノール含有気相を形成させるステップと、
b)ブタノールをブタノール含有気相から回収するステップと、
を含むプロセスにより、発酵培地から同時に取り出される、
請求項8に記載の方法。 - 回収ブタノールは、水相の少なくとも約37g/Lの有効力価を有する、請求項8に記載の方法。
- 発酵培地はエタノールをさらに含有し、かつブタノール含有有機相はエタノールを含有する、請求項8に記載の方法。
- ブタノールを生産するための方法であって、
a)少なくとも1つの発酵性炭素源を含む発酵培地からブタノールを生産する遺伝子組換え微生物を備えるステップと、
b)微生物を発酵培地中で増殖させるステップであって、ここで微生物は、ブタノールを発酵培地中に生産して、ブタノール含有発酵培地を生産する、上記ステップと、
c)ブタノール含有発酵培地を、i)C12〜C22脂肪アルコール、C12〜C22脂肪酸、C12〜C22脂肪酸のエステル、C12〜C22脂肪アルデヒドおよびそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1つの第1の水不混和性有機抽出剤、および場合により(ii)C12〜C22脂肪アルコール、C12〜C22脂肪酸、C12〜C22脂肪酸のエステル、C12〜C22脂肪アルデヒドおよびそれらの混合物からなる群から選択される第2の水不混和性有機抽出剤と接触させ、水相およびブタノール含有有機相を含む二相混合物を形成させるステップと、
d)ブタノール含有有機相を水相から分離するステップと、
e)ブタノールをブタノール含有有機相から回収するステップと、
を含む、上記方法。 - ブタノールは、イソブタノールである、請求項15に記載の方法。
- ブタノールを生産するための方法であって、
a)少なくとも1つの発酵性炭素源を含む発酵培地からブタノールを生産する遺伝子組換え微生物を備えるステップと、
b)微生物を、好気的条件下で、予め選択された増殖レベルに達するのに十分な期間、発酵培地中で増殖させるステップと、
c)微好気的または嫌気的条件に切り替えて、発酵培地へのブタノール生産を刺激して、ブタノール含有発酵培地を形成させるステップと、
d)ブタノール含有発酵培地を、i)C12〜C22脂肪アルコール、C12〜C22脂肪酸、C12〜C22脂肪酸のエステル、C12〜C22脂肪アルデヒドおよびそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1つの第1の水不混和性有機抽出剤、および場合により(ii)C12〜C22脂肪族アルコール、C12〜C22脂肪酸、C12〜C22脂肪酸のエステル、C12〜C22脂肪族アルデヒドおよびそれらの混合物からなる群から選択される第2の水不混和性有機抽出剤と接触させ、水相およびブタノール含有有機相を含む二相混合物を形成させるステップと、
e)ブタノール含有有機相を水相から分離するステップと、
f)ブタノールをブタノール含有有機相から回収するステップと、
を含む、上記方法。 - ブタノールは、イソブタノールである、請求項17に記載の方法。
- ブタノールを生産するための方法であって、
a)ブタノール、水、および少なくとも1つの発酵性炭素源を含む発酵培地からブタノールを生産する遺伝子組換え微生物を含む発酵培地を備えるステップと、
b)発酵培地を、並流または向流の抽出剤流れを介して、i)C12〜C22脂肪アルコール、C12〜C22脂肪酸、C12〜C22脂肪酸のエステル、C12〜C22脂肪アルデヒドおよびそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1つの第1の水不混和性有機抽出剤、および場合により(ii)C12〜C22脂肪アルコール、C12〜C22脂肪酸、C12〜C22脂肪酸のエステル、C12〜C22脂肪アルデヒドおよびそれらの混合物からなる群から選択される第2の水不混和性有機抽出剤と接触させ、水相およびブタノール含有有機相を含む二相混合物を形成させるステップと、
c)ブタノール含有有機相を水相から分離するステップと、
d)ブタノールをブタノール含有有機相から回収し、回収ブタノールを生産するステップと、
を含む、上記方法。 - ブタノールは、イソブタノールである、請求項19に記載の方法。
- 遺伝子組換え微生物は、細菌、シアノバクテリア、糸状真菌および酵母からなる群から選択される、請求項1、8、15、17および19のいずれか一項に記載の方法。
- 細菌は、ザイモモナス、エシェリキア、サルモネラ、ロドコッカス、シュードモナス、バチルス、乳酸桿菌、腸球菌、ペディオコッカス、アルカリゲネス、クレブシエラ、パエニバチルス、アルスロバクター、コリネバクテリウムおよびブレビバクテリウムからなる群から選択される、請求項18に記載の方法。
- 酵母は、ピキア、カンジダ、ハンゼヌラおよびサッカロミセスからなる群から選択される、請求項18に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US5856708P | 2008-06-04 | 2008-06-04 | |
US61/058,567 | 2008-06-04 | ||
PCT/US2009/046278 WO2009149270A2 (en) | 2008-06-04 | 2009-06-04 | A method for producing butanol using two-phase extractive fermentation |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011522543A true JP2011522543A (ja) | 2011-08-04 |
Family
ID=41398866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011512654A Ceased JP2011522543A (ja) | 2008-06-04 | 2009-06-04 | 二相抽出発酵を用いてブタノールを生産するための方法 |
Country Status (12)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US20090305370A1 (ja) |
EP (2) | EP2657344B1 (ja) |
JP (1) | JP2011522543A (ja) |
KR (1) | KR20110015045A (ja) |
CN (1) | CN102177243A (ja) |
AU (1) | AU2009256148B2 (ja) |
BR (1) | BRPI0909965A2 (ja) |
CA (1) | CA2723877C (ja) |
MX (1) | MX2010013182A (ja) |
NZ (1) | NZ588988A (ja) |
WO (1) | WO2009149270A2 (ja) |
ZA (1) | ZA201007949B (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012523245A (ja) * | 2009-04-13 | 2012-10-04 | ビュータマックス・アドバンスド・バイオフューエルズ・エルエルシー | 抽出発酵を用いてブタノールを生成するための方法 |
JP2012533555A (ja) * | 2009-07-15 | 2012-12-27 | ビュータマックス・アドバンスド・バイオフューエルズ・エルエルシー | ブタノール、水および有機抽出剤の混合物からのブタノール回収 |
JP2014042472A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-13 | Nippon Shokubai Co Ltd | アルコール製造方法 |
JP2014187892A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Nippon Shokubai Co Ltd | ブタノールの製造方法 |
JP2014532427A (ja) * | 2011-11-03 | 2014-12-08 | イーゼル・バイオテクノロジーズ・エルエルシー | 微生物によるn−ブチルアルデヒドの生産 |
JP2015507473A (ja) * | 2011-12-14 | 2015-03-12 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 非セルロース系バイオマスからのブタノールの製造方法 |
JP2015149931A (ja) * | 2014-02-13 | 2015-08-24 | 一般財団法人電力中央研究所 | 微生物を利用したブタノール生産方法 |
JP2015528309A (ja) * | 2012-09-12 | 2015-09-28 | ビュータマックス・アドバンスド・バイオフューエルズ・エルエルシー | 発酵産物の生成のための方法およびシステム |
JP7415098B1 (ja) | 2022-09-08 | 2024-01-16 | 日鉄エンジニアリング株式会社 | 抽出発酵における中間界面の制御方法 |
WO2024053285A1 (ja) * | 2022-09-08 | 2024-03-14 | 日鉄エンジニアリング株式会社 | 抽出発酵における中間界面の制御方法 |
Families Citing this family (80)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9303225B2 (en) | 2005-10-26 | 2016-04-05 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Method for the production of isobutanol by recombinant yeast |
US8188250B2 (en) * | 2008-04-28 | 2012-05-29 | Butamax(Tm) Advanced Biofuels Llc | Butanol dehydrogenase enzyme from the bacterium Achromobacter xylosoxidans |
BRPI0909989A2 (pt) | 2008-06-05 | 2021-06-22 | Butamax Advanced Biofuels Llc | célula de levedura recombinante e método para a produção de um produto |
JP5846912B2 (ja) * | 2008-09-29 | 2016-01-20 | ビュータマックス・アドバンスド・バイオフューエルズ・エルエルシー | 細菌性[2Fe−2S]ジヒドロキシ酸デヒドラターゼの同定および使用 |
MX2011003313A (es) | 2008-09-29 | 2011-06-16 | Butamax Tm Advanced Biofuels | Actividad enzimatica de fe-s heterologa aumentada en levadura. |
US8652823B2 (en) * | 2008-12-03 | 2014-02-18 | Butamax(Tm) Advanced Biofuels Llc | Strain for butanol production with increased membrane unsaturated trans fatty acids |
BR112012000659A2 (pt) * | 2009-06-26 | 2019-09-24 | Gevo Inc | recuperação de álcoois superiores de soluções aquosas diluídas |
US8968523B2 (en) * | 2009-07-15 | 2015-03-03 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Recovery of butanol isomers from a mixture of butanol isomers, water, and an organic extractant |
US8373009B2 (en) | 2009-11-23 | 2013-02-12 | Butamax (Tm) Advanced Biofuels Llc | Recovery of butanol from a mixture of butanol, water, and an organic extractant |
US8373008B2 (en) | 2009-11-23 | 2013-02-12 | Butamax (Tm) Advanced Biofuels Llc | Recovery of butanol from a mixture of butanol, water, and an organic extractant |
MX2012005684A (es) * | 2009-11-23 | 2012-06-19 | Butamax Tm Advanced Biofuels | Metodo para producir butanol usando fermentacion extractiva con adiccion de electrolitos. |
EP2504447A2 (en) * | 2009-11-23 | 2012-10-03 | ButamaxTM Advanced Biofuels LLC | Method for producing butanol using extractive fermentation with osmolyte addition |
US8906204B2 (en) | 2009-12-21 | 2014-12-09 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Methods for alcohol recovery and concentration of stillage by-products |
US8574406B2 (en) | 2010-02-09 | 2013-11-05 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Process to remove product alcohol from a fermentation by vaporization under vacuum |
EP2536821B1 (en) * | 2010-02-17 | 2018-06-13 | Butamax(TM) Advanced Biofuels LLC | Improving activity of fe-s cluster requiring proteins |
GB2478137A (en) | 2010-02-25 | 2011-08-31 | Hycagen Ltd | Biodiesel compositions |
US8906235B2 (en) | 2010-04-28 | 2014-12-09 | E I Du Pont De Nemours And Company | Process for liquid/solid separation of lignocellulosic biomass hydrolysate fermentation broth |
US8721794B2 (en) | 2010-04-28 | 2014-05-13 | E I Du Pont De Nemours And Company | Production of high solids syrup from lignocellulosic biomass hydrolysate fermentation broth |
WO2011159645A1 (en) * | 2010-06-14 | 2011-12-22 | 3M Innovative Properties Company | Methods of removing inhibitors from cellulosic biomass and producing alcohols |
CA2801576A1 (en) | 2010-06-17 | 2011-12-22 | Butamax(Tm) Advanced Biofuels Llc | Yeast production culture for the production of butanol |
WO2011160030A2 (en) * | 2010-06-18 | 2011-12-22 | Butamax(Tm) Advanced Biofuels Llc | Methods and systems for removing undissolved solids prior to extractive fermentation in the production of butanol |
NZ603291A (en) | 2010-06-18 | 2015-01-30 | Butamax Tm Advanced Biofuels | Extraction solvents derived from oil for alcohol removal in extractive fermentation |
US9040263B2 (en) | 2010-07-28 | 2015-05-26 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Production of alcohol esters and in situ product removal during alcohol fermentation |
US8871488B2 (en) | 2010-06-18 | 2014-10-28 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Recombinant host cells comprising phosphoketolases |
CN103097001B (zh) | 2010-09-02 | 2015-05-20 | 布特马斯先进生物燃料有限责任公司 | 通过在真空下蒸发从发酵中移除产物醇的方法 |
EP2614138B1 (en) | 2010-09-07 | 2017-08-30 | Butamax (TM) Advanced Biofuels LLC | Integration of a polynucleotide encoding a polypeptide that catalyzes pyruvate to acetolactate conversion |
US20130040340A1 (en) | 2011-02-07 | 2013-02-14 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Production of alcohol esters in situ using alcohols and fatty acids produced by microorganisms |
US9206443B2 (en) | 2011-03-14 | 2015-12-08 | Easel Biotechnologies, Llc | Microbial synthesis of aldehydes and corresponding alcohols |
BR112013024329A2 (pt) * | 2011-03-23 | 2017-12-19 | Butamax Tm Advanced Biofuels | métodos, célula hospedeira recombinante, método de aumento de tolerância de um micro-organismo que produz álcool ao álcool produzido, de pressão de ésteres butílicos durante uma fermentação, meio de fermentação e produto de alimentação animal |
US8759044B2 (en) | 2011-03-23 | 2014-06-24 | Butamax Advanced Biofuels Llc | In situ expression of lipase for enzymatic production of alcohol esters during fermentation |
US8765425B2 (en) | 2011-03-23 | 2014-07-01 | Butamax Advanced Biofuels Llc | In situ expression of lipase for enzymatic production of alcohol esters during fermentation |
CN103827304B (zh) | 2011-03-24 | 2018-04-17 | 布特马斯先进生物燃料有限责任公司 | 用于异丁醇生产的宿主细胞和方法 |
JP2014516581A (ja) | 2011-06-17 | 2014-07-17 | ビュータマックス・アドバンスド・バイオフューエルズ・エルエルシー | バイオ燃料製造工程からの共産物及びその製造方法 |
CA2838519A1 (en) | 2011-06-17 | 2012-12-20 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Lignocellulosic hydrolysates as feedstocks for isobutanol fermentation |
WO2013016717A2 (en) * | 2011-07-28 | 2013-01-31 | Butamax(Tm) Advanced Biofuels Llc | Keto-isovalerate decarboxylase enzymes and methods of use thereof |
US20130180164A1 (en) | 2011-07-28 | 2013-07-18 | Butamax(Tm) Advanced Biofuels Llc | Low sulfur fuel compositions having improved lubricity |
US9663802B2 (en) * | 2014-07-09 | 2017-05-30 | Synata Bio, Inc. | Processes for removing co-produced oxygenated organics from anaerobic fermentation broths for the bioconversion of syngas to product oxygenated organic compound |
CA2858668A1 (en) | 2011-12-09 | 2013-06-13 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Process to remove product alcohols from fermentation broth |
CN104284980A (zh) | 2011-12-30 | 2015-01-14 | 布特马斯先进生物燃料有限责任公司 | 用于丁醇生产的基因开关 |
WO2013102084A2 (en) | 2011-12-30 | 2013-07-04 | Butamax (Tm) Advanced Biofuels Llc | Fermentative production of alcohols |
MX2014011355A (es) | 2012-03-23 | 2014-12-05 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Complementacion con acetato de medio para butanologenos. |
EP2647696A1 (de) * | 2012-04-02 | 2013-10-09 | Evonik Degussa GmbH | Verfahren zur aeroben Herstellung von Alanin oder einer unter Verbrauch von Alanin entstehenden Verbindung |
JP2015517303A (ja) | 2012-05-04 | 2015-06-22 | ビュータマックス・アドバンスド・バイオフューエルズ・エルエルシー | アルコールの製造および回収のための方法およびシステム |
US20140024064A1 (en) | 2012-07-23 | 2014-01-23 | Butamax(Tm) Advanced Biofuels Llc | Processes and systems for the production of fermentative alcohols |
US9605281B2 (en) | 2012-09-12 | 2017-03-28 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Processes and systems for the fermentative production of alcohols |
EP2877440A1 (en) | 2012-07-26 | 2015-06-03 | Butamax Advanced Biofuels LLC | Butanol purification |
WO2014031831A1 (en) | 2012-08-22 | 2014-02-27 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Production of fermentation products |
WO2014037912A2 (en) * | 2012-09-07 | 2014-03-13 | Cellworks Research India Pvt. Ltd | Methods for production of isobutanol through nutrient stress and genetically modified microorganisms thereof |
US9109196B2 (en) | 2012-09-12 | 2015-08-18 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Processes and systems for the production of fermentation products |
WO2014047421A1 (en) | 2012-09-21 | 2014-03-27 | Butamax(Tm) Advanced Biofuels Llc | Production of renewable hydrocarbon compositions |
US9249076B2 (en) | 2012-09-21 | 2016-02-02 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Recyclable extractant compositions |
CN105102616A (zh) | 2012-09-26 | 2015-11-25 | 布特马斯先进生物燃料有限责任公司 | 具有酮醇酸还原异构酶活性的多肽 |
WO2014052735A1 (en) | 2012-09-28 | 2014-04-03 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Production of fermentation products |
US9273330B2 (en) | 2012-10-03 | 2016-03-01 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Butanol tolerance in microorganisms |
CA2887574A1 (en) | 2012-10-11 | 2014-04-17 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Processes and systems for the production of fermentation products |
WO2014081848A1 (en) | 2012-11-20 | 2014-05-30 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Butanol purification |
US9650624B2 (en) | 2012-12-28 | 2017-05-16 | Butamax Advanced Biofuels Llc | DHAD variants for butanol production |
WO2014105840A1 (en) | 2012-12-31 | 2014-07-03 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Fermentative production of alcohols |
WO2014130352A1 (en) | 2013-02-21 | 2014-08-28 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Recovery of thermal energy as heat source in the production of butanol from a fermentation process |
US9523104B2 (en) | 2013-03-12 | 2016-12-20 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Processes and systems for the production of alcohols |
EP2970863B1 (en) | 2013-03-14 | 2019-04-24 | E. I. du Pont de Nemours and Company | Glycerol 3- phosphate dehydrogenase for butanol production |
US9156760B2 (en) | 2013-03-15 | 2015-10-13 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Method for production of butanol using extractive fermentation |
WO2014144643A1 (en) | 2013-03-15 | 2014-09-18 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Method for producing butanol using extractive fermentation |
US9469584B2 (en) | 2013-03-15 | 2016-10-18 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Method for producing butanol using extractive fermentation |
US9580705B2 (en) | 2013-03-15 | 2017-02-28 | Butamax Advanced Biofuels Llc | DHAD variants and methods of screening |
WO2014151645A1 (en) | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Process for maximizing biomass growth and butanol yield by feedback control |
WO2014144210A2 (en) | 2013-03-15 | 2014-09-18 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Competitive growth and/or production advantage for butanologen microorganism |
US9663759B2 (en) | 2013-07-03 | 2017-05-30 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Partial adaptation for butanol production |
US9897677B2 (en) | 2013-09-04 | 2018-02-20 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method for correcting errors associated with asynchronous timing offsets between transmit and receive clocks in MRI wireless radiofrequency coils |
WO2015065871A1 (en) | 2013-10-28 | 2015-05-07 | Danisco Us Inc. | Large scale genetically engineered active dry yeast |
EP3114103A4 (en) * | 2014-03-04 | 2018-01-17 | White Dog Labs, Inc. | Energy efficient batch recycle method for the production of biomolecules |
MX2016013359A (es) | 2014-04-11 | 2017-02-09 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Mitigacion de la contaminacion. |
TWI665299B (zh) * | 2014-06-27 | 2019-07-11 | 國立中興大學 | 大量製備發酵產物之方法 |
CA2957920A1 (en) | 2014-08-11 | 2016-02-18 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Yeast preparations and methods of making the same |
CA3021002A1 (en) | 2016-07-22 | 2018-01-25 | Vito Nv (Vlaamse Instelling Voor Technologisch Onderzoek Nv) | Method and system for producing products by fermentation |
WO2018019841A1 (en) * | 2016-07-27 | 2018-02-01 | Evonik Degussa Gmbh | Process for producing alcohols under aerobic conditions and product extraction using oleyl alcohol |
WO2019048438A1 (en) | 2017-09-05 | 2019-03-14 | Vito Nv | IN SITU PRODUCT RECOVERY METHOD AND APPARATUS |
EP3450564A1 (en) | 2017-09-05 | 2019-03-06 | Vito NV | Method of producing organic solvents in a bioreactor |
CN110452847A (zh) * | 2019-08-19 | 2019-11-15 | 山东汇冠康博生物科技有限公司 | 一种高产异丁醇的yh-76s菌株及其制备方法 |
WO2024068434A2 (en) * | 2022-09-26 | 2024-04-04 | Octarine Bio Aps | Genetically modified host cells producing violacein, analogues, and derivatives thereof |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60172290A (ja) * | 1984-02-17 | 1985-09-05 | Kao Corp | ブタノ−ルの製造方法 |
JP2003500062A (ja) * | 1999-05-21 | 2003-01-07 | カーギル ダウ エルエルシー | 有機生成物の合成方法および合成材料 |
JP2005261239A (ja) * | 2004-03-17 | 2005-09-29 | Japan Steel Works Ltd:The | 低級アルコールの製造法 |
WO2006066839A2 (de) * | 2004-12-21 | 2006-06-29 | Basf Aktiengesellschaft | Verfahren zur herstellung von pyrrolidonen aus succinaten aus fermentationsbrühen |
WO2007050671A2 (en) * | 2005-10-26 | 2007-05-03 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Fermentive production of four carbon alcohols |
Family Cites Families (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2374379A (en) * | 1939-09-05 | 1945-04-24 | American Hyalsol Corp | Process for the manufacture of reduction products from unsaturated fatty acids or their derivatives |
DE965236C (de) * | 1955-08-22 | 1957-06-06 | Dehydag Gmbh | Verfahren zur kontinuierlichen Herstellung einfach ungesaettigter, hoehermolekularerFettalkohole |
DE1258854B (de) * | 1963-05-11 | 1968-01-18 | Deutsche Erdoel Ag | Verfahren zur kontinuierlichen Herstellung von Alkoholen durch Hydrolyse von Aluminiumalkoxiden in einem homogenen System aus n-Butanol und Wasser |
US4176127A (en) * | 1977-11-28 | 1979-11-27 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien (Henkel Kgaa) | Process for the production of silanes from oleic acid esters |
US4865973A (en) * | 1985-09-13 | 1989-09-12 | Queen's University At Kingston | Process for extractive fermentation |
JPS63245478A (ja) | 1987-03-31 | 1988-10-12 | Sakura Color Prod Corp | 固形塗料 |
US5110319A (en) * | 1990-06-13 | 1992-05-05 | The Board Of Trustees Of The University Of Little Rock Arkansas | Process for extracting ethanol from fermentation broths for direct blending into gasoline while preserving the broth for recycling |
DE4230645C2 (de) | 1992-09-12 | 1996-03-07 | Bernd Hansen | Ampulle |
US9297028B2 (en) | 2005-09-29 | 2016-03-29 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Fermentive production of four carbon alcohols |
US8129162B2 (en) * | 2007-12-20 | 2012-03-06 | Butamax(Tm) Advanced Biofuels Llc | Ketol-acid reductoisomerase using NADH |
US8962298B2 (en) | 2006-05-02 | 2015-02-24 | Butamax Advanced Biofuels Llc | Recombinant host cell comprising a diol dehydratase |
US7541173B2 (en) * | 2006-06-15 | 2009-06-02 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Solvent tolerant microorganisms and methods of isolation |
BRPI0719748A2 (pt) * | 2006-12-01 | 2013-12-10 | Gevo Inc | Microrganismo modificados por engenharia para produzir n-butanol e métodos relacionados |
JP2011514140A (ja) * | 2007-12-27 | 2011-05-06 | ジーヴォ,インコーポレイテッド | 低濃度水溶液からの高級アルコールの回収 |
US20100143995A1 (en) * | 2008-12-04 | 2010-06-10 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Process for Fermentive Preparation of Alcohols and Recovery of Product |
US20100143992A1 (en) * | 2008-12-04 | 2010-06-10 | E. I Du Pont De Nemours And Company | Process for Fermentive Preparation of Alcohols and Recovery of Product |
US20100143993A1 (en) * | 2008-12-04 | 2010-06-10 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Process for fermentive preparationfor alcolhols and recovery of product |
US20100143994A1 (en) * | 2008-12-04 | 2010-06-10 | E. I. Du Pont De Memours And Company | Process for fermentive preparation of alcohols and recovery of product |
US10079208B2 (en) | 2016-07-28 | 2018-09-18 | Globalfoundries Inc. | IC structure with interface liner and methods of forming same |
-
2009
- 2009-06-04 CA CA2723877A patent/CA2723877C/en not_active Expired - Fee Related
- 2009-06-04 KR KR1020117000014A patent/KR20110015045A/ko not_active Application Discontinuation
- 2009-06-04 EP EP13168584.4A patent/EP2657344B1/en not_active Not-in-force
- 2009-06-04 MX MX2010013182A patent/MX2010013182A/es not_active Application Discontinuation
- 2009-06-04 CN CN2009801205453A patent/CN102177243A/zh active Pending
- 2009-06-04 EP EP09759429.5A patent/EP2283141B1/en not_active Not-in-force
- 2009-06-04 US US12/478,389 patent/US20090305370A1/en not_active Abandoned
- 2009-06-04 WO PCT/US2009/046278 patent/WO2009149270A2/en active Application Filing
- 2009-06-04 AU AU2009256148A patent/AU2009256148B2/en not_active Ceased
- 2009-06-04 JP JP2011512654A patent/JP2011522543A/ja not_active Ceased
- 2009-06-04 BR BRPI0909965-4A patent/BRPI0909965A2/pt not_active Application Discontinuation
- 2009-06-04 NZ NZ588988A patent/NZ588988A/xx not_active IP Right Cessation
-
2010
- 2010-11-05 ZA ZA2010/07949A patent/ZA201007949B/en unknown
-
2011
- 2011-08-16 US US13/210,644 patent/US20110294179A1/en not_active Abandoned
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60172290A (ja) * | 1984-02-17 | 1985-09-05 | Kao Corp | ブタノ−ルの製造方法 |
JP2003500062A (ja) * | 1999-05-21 | 2003-01-07 | カーギル ダウ エルエルシー | 有機生成物の合成方法および合成材料 |
JP2005261239A (ja) * | 2004-03-17 | 2005-09-29 | Japan Steel Works Ltd:The | 低級アルコールの製造法 |
WO2006066839A2 (de) * | 2004-12-21 | 2006-06-29 | Basf Aktiengesellschaft | Verfahren zur herstellung von pyrrolidonen aus succinaten aus fermentationsbrühen |
WO2007050671A2 (en) * | 2005-10-26 | 2007-05-03 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Fermentive production of four carbon alcohols |
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
JPN6014004972; Current Opinion in Biotechnology Vol.18, 2007, p.220-227 * |
JPN6014004974; Applied and Environmental Microbiology Vol.54,No.7, 1988, p.1662-1667 * |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012523245A (ja) * | 2009-04-13 | 2012-10-04 | ビュータマックス・アドバンスド・バイオフューエルズ・エルエルシー | 抽出発酵を用いてブタノールを生成するための方法 |
JP2012533555A (ja) * | 2009-07-15 | 2012-12-27 | ビュータマックス・アドバンスド・バイオフューエルズ・エルエルシー | ブタノール、水および有機抽出剤の混合物からのブタノール回収 |
JP2014532427A (ja) * | 2011-11-03 | 2014-12-08 | イーゼル・バイオテクノロジーズ・エルエルシー | 微生物によるn−ブチルアルデヒドの生産 |
JP2015507473A (ja) * | 2011-12-14 | 2015-03-12 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 非セルロース系バイオマスからのブタノールの製造方法 |
JP2014042472A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-13 | Nippon Shokubai Co Ltd | アルコール製造方法 |
JP2015528309A (ja) * | 2012-09-12 | 2015-09-28 | ビュータマックス・アドバンスド・バイオフューエルズ・エルエルシー | 発酵産物の生成のための方法およびシステム |
JP2014187892A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Nippon Shokubai Co Ltd | ブタノールの製造方法 |
JP2015149931A (ja) * | 2014-02-13 | 2015-08-24 | 一般財団法人電力中央研究所 | 微生物を利用したブタノール生産方法 |
JP7415098B1 (ja) | 2022-09-08 | 2024-01-16 | 日鉄エンジニアリング株式会社 | 抽出発酵における中間界面の制御方法 |
WO2024053285A1 (ja) * | 2022-09-08 | 2024-03-14 | 日鉄エンジニアリング株式会社 | 抽出発酵における中間界面の制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
BRPI0909965A2 (pt) | 2015-08-04 |
WO2009149270A2 (en) | 2009-12-10 |
US20110294179A1 (en) | 2011-12-01 |
AU2009256148A1 (en) | 2009-12-10 |
CA2723877C (en) | 2017-10-24 |
EP2657344B1 (en) | 2016-04-27 |
US20090305370A1 (en) | 2009-12-10 |
CA2723877A1 (en) | 2009-12-10 |
EP2283141B1 (en) | 2014-04-23 |
EP2657344A1 (en) | 2013-10-30 |
KR20110015045A (ko) | 2011-02-14 |
WO2009149270A3 (en) | 2010-04-22 |
EP2283141A2 (en) | 2011-02-16 |
CN102177243A (zh) | 2011-09-07 |
ZA201007949B (en) | 2012-03-28 |
AU2009256148B2 (en) | 2014-11-27 |
MX2010013182A (es) | 2011-01-14 |
NZ588988A (en) | 2012-08-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2283141B1 (en) | A method for producing butanol using extraction and gas stripping | |
US8828695B2 (en) | Method for producing butanol using two-phase extractive fermentation | |
US8969055B2 (en) | Method for producing butanol using extractive fermentation with electrolyte addition | |
JP2012523245A (ja) | 抽出発酵を用いてブタノールを生成するための方法 | |
JP6905518B2 (ja) | エネルギー発生発酵経路を含む遺伝子操作細菌 | |
US20110136193A1 (en) | Method for producing butanol using extractive fermentation with osmolyte addition | |
JP2022520348A (ja) | 近接沸騰生成物を回収するためのプロセス | |
CN104254609B (zh) | 正丁醛的微生物生产 | |
JP6554102B2 (ja) | 発酵プロセス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120529 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140218 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20140519 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20140526 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140527 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140529 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140916 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150116 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20150302 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150512 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150527 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150623 |
|
A045 | Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment] |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045 Effective date: 20151027 |