JP2011511174A - 製織方法、ならびにこの方法を実施するための織機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 設計および使用方法が単純であって、ひと続きであり、縫製、接着、さらにはこれら2つの組み付け方法を組み合わせたものにより、当初別々であった要素を組み付けることにより得られる先行技術の既知の製品よりも高い機械的特性をもたらす製織方法ならびに織機を提供する。
【解決手段】 本発明は、製織方法、ならびにこの方法を実施するための織機に関する。この織機は、少なくとも1つの上部通路および下部通路に、それぞれが少なくとも1つの横糸挿入要素により少なくとも2つの縦糸の間に挿入されるような横糸が挿入される織りゾーン(18)と、前記通路のうちの1つに載架し前記横糸に対する前記縦糸の位置を求める第1手段と、少なくとも1本の地糸(16)を前記通路の上方、間および下方に挿入するための第2手段とを備える。本発明によれば、本織機は、前記少なくとも1本の地糸(16)の少なくとも1つの把握要素、および前記少なくとも1つの把握要素を前記少なくとも1本の地糸(16)に接触させ前記少なくとも1本の地糸(16)の引き作業を可能にするための前記少なくとも1つの把握要素を織りゾーン(18)外および内に移動する手段を含む。
【選択図】図7

Description

本発明は製織方法、ならびにこの方法を実施するための織機に関する。より詳細には本発明は柔軟容器の製織方法に関するものである。
偶発的に滑走路から逸脱した商業飛行機および軍用機の泥除去および回収を容易にするために設計された飛行機立て直し用エアバッグが知られている。
これらのエアバッグにより、滑走路からの飛行機の逸脱に直面した空港の緊急救助要員は飛行機を押し上げ、次にすばやくかつ安全に飛行機を牽引することができるので、飛行機に対し二次的損害が生じるのを防止することができる。
図1は、先行技術による持ち上げ用エアバッグの断面図である。通常このバッグは、防水性確保のため塗装され熱間加硫された2つの織物ウォール1、2を含む。これらの織物ウォール1、2はゴム製余肉部3によりウォールの外周部で結合される。
これらのウォール1、2はまた、バッグの膨張によりそれらウォールが加圧された時、平行になりそれぞれ等間隔になるポリアミド糸4により相互に結合される。
この糸4は、ウォール1、2を平行な状態に保つよう、同一の長さである。これにより、このバッグがセットされた飛行機の構造体に均一な押し上げ圧力を加えることができる。
たとえば、飛行機の翼5など破損しやすい構成要素の持ち上げ時、これらの構成要素上に構造上の破損が生じるのを防ぐには、この点はきわめて重要である(図2)。
ところで、製造の欠陥により生じるか、時間の経過とともに、持ち上げ用エアバッグの破断点6のレベルにおいて発生するこれらエアバッグの空気損失がみられることがある。たとえば、製造の欠陥は、加硫不良、さらには加硫前のゴム製余肉部3の滑りを原因とすることがある。
そのような不良により、飛行機の構造体に加えられる持ち上げ力が不均一になり、場合によっては二次的損害の原因となる。
したがって、応力に対してより高い強度を有すよう単一部材で作製されるエアバッグに対する切迫したニーズが存在する。
より一般的には、ポリスチレンボールを充填したオットマン、肘掛け椅子カバーなど複雑な形状を有する多くの織物品は、当初は別々の織物部材を組み合わせることにより得られ、次に製品に最終的な形状を付与するためにたとえば縫製により結合される。
ところが、これらの製品は本来、このような組み合せゾーンにおいてはある構造的脆弱さを有する。
これらのゾーンにおいて製品が早期に摩耗し、その結果、製品の充填材の損失をきたすことがある。
最後に、複雑な形状を有するこれらの製品の組み付け時間は比較的長くなることがあり、有資格作業者を必要とすることがあるので、製品は高価になる。
したがって本発明の目的は、設計および使用方法が単純であって、ひと続きであり、縫製、接着、さらにはこれら2つの組み付け方法を組み合わせたものにより、当初別々であった構成要素を組み付けることにより得られる先行技術の既知の製品よりも高い機械的特性をもたらす製織方法ならびに織機を提供することである。
本発明の別の目的は、円錐形または円筒形など複雑な形状を有し、ラドーム、飛行機の胴体部分、船体、さらには家具などの複合部品を作製するためにより高い機械的強度を有するひと続きの織物構造体の製織方法である。
この目的のため、本発明は、少なくとも1本の連続地糸により相互に結合された少なくとも2つの布の製織方法に関する。本発明によれば、
a) 少なくとも1本の縦糸または少なくとも1つの糸群を第1布の基本織りに挿入することによりこれらの布の織りを開始し、この縦糸またはこの糸群が前記地糸を構成し、
b) 前記少なくとも1本の地糸を第2布の基本織りに挿入する前に、これらの布の織りを中断し、
c) 引かれる長さの少なくとも一部を、このようにして引かれたこれらの布で形成された一体物の外側にセットすることにより、前記少なくとも1本の地糸を第2布の側に引き、
d) 前記少なくとも1本の地糸を第2布の基本織りに挿入して布の織りを再開し、
‐ これらの布のうちの1つの布の基本織りに前記少なくとも1本の地糸を新しく挿入する毎に、以下のサイクルを反復する:
e) 前記布の織りを中断する、
f) 引かれる長さの少なくとも一部を、このようにして引かれたこれらの布で形成された一体物の外側にセットすることにより、前記少なくとも1本の地糸を引く、
g) 次に、前記少なくとも1本の地糸を前記布の基本織りに挿入して布の織りを再開する。
本発明の方法により、少なくとも1本の連続地糸により相互に結合された少なくとも2つの織物ウォールを備える織物構造体を製造することができる。
この織物構造体は閉じていても、あるいは少なくとも部分的に開いてもよい。この開口部は、織物構造体の任意の地点、すなわち織物構造体の端部のうちの少なくとも1つに設け、これらのウォールの対応する縁同士は結合されなくなるようにするか、さらにはウォールのうちの少なくとも1つに孔を存在させることにより設けることもできる。
この織物構造体の断面は、必要のない縦糸を場合によっては切断した後、円形、正方形、直角形、菱形、T字形、U字形、L字形、H字形、I字形など任意の形状を有することができるのが有利である。
「連続地糸」とは、ウォールを組み付けるための各ウォールの織り作業の後には地糸が付け加えられないが、製造の進行にともない、これらの織物ウォールの横糸には挿入されることを意味する。したがって地糸は、2つのウォールの部分上においてこれらウォールの織りの必須部分を成す。
このようにして得られる織物構造体はひと続きであるため、応力に対しより高い機械的強度が同構造体に付与される。
この織物構造体は単一部材によるものであっても、反対に異なる材料を含むものであってもよい。
「織物構造体は単一部材による」という表現は、この織物構造体がシングルピースであり、1つの材料で作製されることを意味する。しかしながら、使用する縦糸または横糸は異なる形態のものであってもよい、すなわち、たとえば、モノフィラメント糸であっても、マルチフィラメント糸であっても、平糸であっても、撚り繊維で形成された糸であっても、単純糸であっても、ロータであってもよく、異なる厚さまたは直径をもつことができる。
これらの糸はたとえば木綿糸、ポリエステル糸、ポリアミド糸、ポリプロピレン糸、アミドンベースの生分解性プラスチック材料、酸化分解性プラスチック材料、カーボンファイバ、グラファイト、ガラス、シリカ、アラミドで形成された糸とすることができる。
またウォールは、織物構造体に関して想定する用途に応じて異なる寸法および/または異なる形状を有することができる。
織物構造体が複数の異なる機械的強度ゾーンを有するよう、地糸は複数の異なる材料で作製できることが有利である。
この製織方法の個別の種々の実施形態においては、各実施形態が個別の長所を有し、多くの技術的組み合せが可能である:
‐ これらの布を織った後、前記引かれる長さの少なくとも一部部分をこれらの布の間に戻し、このようにして結合された布によって形成された一体物に最終形状を付与するようにする。
‐ 工程c)およびf)において、地糸を引くことにより、これらの地糸が加圧され、前記地糸の連続する2つのシンカ間の長さの少なくとも大部分が等間隔になるか、等間隔にならなくなる、
‐ 工程c)およびf)において、前記少なくとも1本の地糸のみを引くために少なくとも1つの把握要素をこの織りゾーンに挿入し、対応する工程d)およびg)の前に、織りゾーンからこの把握要素を取り出す、
‐ この把握要素はテンプルであるので、このようにして結合された布で形成されたユニットに複雑な形状を付与するために、この構成要素は、少なくとも2つの連続するサイクルe)、f)およびg)の間で異なる形状を有する。
「テンプル」とは、地糸の引き作業を行うようにするため地糸の下に通すことができるロッドを意味する。
前記少なくとも1本の地糸を受け入れるようになっているテンプルの少なくとも縁部は、前記少なくとも1本の地糸に対し直角なこれらの布のうちの1つに付与すべき起伏の型となる形状を有することができる。この形状は、他の布に比べ複雑な形状を布のうちの1つに付与するために、縦糸方向または横糸方向において地糸を異なる長さ分引くことが必要な場合にはきわめて有利である。もちろん、前記少なくとも1本の地糸により相互に結合された前記少なくとも2つの布により形成された一体物の織りが進行するに従い、この布の最終形状を作製するために、地糸を織り、引く段階でテンプルを交換することが必要となることがある。
‐ 前記地糸を受け取るフックを端部に含むニードルを使用し、このニードルを直線移動することにより各地糸を引き、
‐ このようにして横糸方向および/または縦糸方向に結合された布で形成されたこの一体物のうちの少なくとも一部分上で引く長さを連続的にまたは非連続的に変化させる。
「連続的変化」とは、この変化が均一であり飛躍または段階を有さないことを意味する。反対に、この変化は段階を含んでもよい。
‐ 引かれる長さは、このようにして横糸方向および/または縦糸方向に結合された布で形成されたこの一体物のうちの少なくとも一部分上では一定である
‐ 以下の工程を実行する
a) 少なくとも1本の追加縦糸または少なくとも1つの糸群を上側布および中間布のうちの一方、および下側布および中間布のうちの一方の基本織りに挿入することによりこれらの布の織りを開始し、この糸群および/またはこの縦糸が前記上側布および中間布ならびに下側布および中間布の前記地糸を構成し、
b) 上側布および中間布のうちのもう一方、および下側布および中間布のうちのもう一方に前記少なくとも1本の地糸を挿入する前に、これらの布の織りを中断し、
c) これらの引かれる長さの少なくとも一部を、このようにして結合されたウォールで形成された一体物の外側にセットすることにより、上側布および中間布ならびに下側布および中間布の前記少なくとも1本の地糸を所定の長さ分だけ引き、
d) 上側布および中間布ならびに下側布および中間布の前記少なくとも1本の地糸をこの別の布の基本織りに挿入して布の織りを再開し、
‐ 前記上側布および中間布のうちの一方ならびに下側布および中間布の基本織りに前記少なくとも1本の地糸を新しく挿入する毎に、以下のサイクルを反復する:
e) 布の織りを中断する、
f) これらの引かれる長さの少なくとも一部を、このようにして結合されたウォールで形成された一体物の外側にセットすることにより、上側布および中間布ならびに下側布および中間布の前記少なくとも1本の地糸を所定の長さ分だけ引く、
g) 次に、前記上側布および中間布ならびに下側布および中間布の前記少なくとも1本の地糸をこの別の布の基本織りに挿入して布の織りを再開する。
好ましくは、前記引かれる長さの少なくとも一部分を上側布の上方に位置させる第1把握要素を使用して前記上側ウォールおよび中間ウォールの前記少なくとも1本の地糸を引き、前記引かれる長さの少なくとも一部分を下側布の下方に位置させる第2把握要素を使用して前記下側ウォールおよび中間ウォールの前記少なくとも1本の地糸を引く。
前記少なくとも1本の地糸および前記布を構成する糸は織り作業の開始に先立ち予備含浸されるのが有利である。
たとえば、これらの糸は熱硬化または熱可塑性樹脂、特にポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアミド(PA)のファミリの樹脂などの熱安定熱可塑性樹脂で予備含浸することができる。
本発明はさらに、少なくとも1つの上部通路および下部通路に、それぞれが少なくとも1つの横糸挿入要素により少なくとも2つの縦糸の間に挿入されるような横糸と、前記通路のうちの1つに載架し前記横糸に対する前記縦糸の位置を求める第1手段と、少なくとも1本の地糸を前記通路の上方、間および下方に挿入するための第2手段とが挿入される織りゾーンを備える織機にも関する。
本発明によれば、この織機は、前記少なくとも1本の地糸の少なくとも1つの把握要素、および前記少なくとも1つの把握要素を前記少なくとも1本の地糸に接触させ前記少なくとも1本の地糸の引き作業を可能にするための前記少なくとも1つの把握要素を織りゾーン外および内に移動する手段を含む。
前記少なくとも1つの把握要素はテンプルとすることができる。前記少なくとも1本の地糸を受け入れるようになっているこのテンプルの縁部は、前記糸を引く作業の際、糸が滑るのを防止するためのこれらの糸の保持手段を含むのが有利である。
前記少なくとも1本の地糸を受け入れるようになっているこのテンプルの少なくとも縁部は、前記少なくとも1本の地糸に対し直角なこれらの布のうちの1つに付与すべき起伏の型となる形状を有するのが好ましい。
前記少なくとも1つの把握要素は、地糸を受け入れるためのフックを端部に含むニードルとすることもできる。したがって織機は引く地糸の本数と同数のニードルを含む。各ニードルの移動手段は、たとえば電磁石あるいは油圧または空圧ピストンを備える。これらのニードルの移動は駆動手段により駆動される。
これらの駆動手段は、地糸の引かれる長さを別の値に変更することができるよう前記ニードルのそれぞれについての個別制御手段であるのが有利である。その場合、各ニードルは直線移動が可能である。
この織機は、エアージェット織機、ニードル織機、ノズル織機あるいは発射体織機などの乾式織機であるのが好ましい。
本発明は、複合材料部品を作製するために上で説明したような方法または織機により得られる少なくとも1つの織物構造体の使用にも関し、その方法においては、前記少なくとも1つの織物構造体を型に入れ、前記型を閉じ、前記型にマトリクス材を投入し、次に、このようにして得られた全体物を硬化させる。
本発明はさらに、上で説明したような方法によって、あるいは織機を使用して得られ、マトリクス材の中に埋め込まれたるプリフォームを含む複合材料部品にも関する。
これらの複合材料部品は、たとえば飛行機または自動車などの乗り物用の構造パネルである。さらに家具もそれに該当する。
使用されるマトリクス材は、たとえば、熱硬化または熱可塑性樹脂、特にポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアミド(PA)のファミリの樹脂などの熱安定熱可塑性樹脂である。
重合化作業は先行技術のよく知られた工程であるのでここで改めて説明することはしない。ここでは単に例としてレジントランスファーモールディング(RTM)法またはリキッドレジン注入モールディング(LRI)法を挙げておく。
以下、添付の図面を参照して本発明をより詳細に説明する。
先行技術による持ち上げ用エアバッグの断面図である。 滑走路から逸脱した飛行機の翼の下に設置された図1の持ち上げ用エアバッグの重なりを示す図である。 本発明の好ましい実施形態による持ち上げ用柔軟タンクの上面図である。 地糸により相互に結合された布で形成された一体物の外側にセットされた地糸の引かれる長さを示す部分略図である。 図3の柔軟タンクの織り方を示す図である。 1番から8番までの横糸および5、6の縦糸を有する図5の織り方の縮小略図である。 簡略化した、すなわち本発明の1実施形態におけるカレンダもシャトルもない織機の部分図である。 柔軟タンクが後置されている糸がけ作業の部分図である。
図3は本発明の好ましい実施形態による柔軟タンクの上面図である。この柔軟タンクは、連続地糸により相互に結合された2つの織物ウォール10、11を含む織物構造体で構成される。これらのウォールは円形に織られ、織物構造体の各端における糸は切断されなかったので、容器にはより高い機械的強度が付与される。
これら2つのウォール10、11は連続し、タンクの縁部からその中心に向かって複数の部分を有する。
タンクの周囲全体にわたり、まず、平織された第1部分12がみられる。この第1部分12はタンクの耳を形成する。この耳は2つの織物ウォールの組み付け部に相当し、タンクの縁部を画定する。この耳12によりアイボルトなどのアクセサリを受け入れ、柔軟容器を伸張させることが可能である。もっぱら1例としては、この第1部分の幅はおよそ15cmである。
次に、空気などの気体流体、あるいは砂、ポリスチレンボールなどの粒で柔軟容器を充填した後、この容器に球形を付与することができる球形の第2部分13がみられる。
この容器が防水である時には、この第2部分13により柔軟容器の膨張高さを決めることができる。ポリ塩化ビニル(PVC)またはポリウレタンを基材とする材料、さらに好ましくは難燃化可塑化PVCを基材とする材料などの防水材料をこの構造体に塗布する工程によりタンクの形状を付与する織物構造体の製織作業の後、容器は防水になる。
上側および下側布の基礎織りに交互に挿入される地糸により布11、12が相互に結合されて分離されるのはこの地点からである。これら2つのウォール11、12は、織物構造体の良好な防水化を確保するために、10本/cmを超える本数の縦糸と、6本/cmを超える本数の横糸とを有する1:1平織を有する。もちろんこれらの織り方は同1であってもよい。上側ウォールが、この柔軟タンクに重ねられた別のタンクの上側布(ハニカム織り)上にセットされたオスくぼみを受け入れるようになっているメスくぼみを有するよう、上側ウォールの基部用のハニカム織りにしてもよい。
布10、11が連続地糸により相互に結合されたこのゾーンは柔軟タンクの中央部分14を構成する。柔軟タンクには、相互に結合されたこれら2つの布によって形成された全体部に地糸の引かれる長さを戻すために2つの布10、11の距離を離すことができるハンドル15が設置される。
もっぱら1例としては、この織物構造の縦糸は、外装、すなわち耳12および第2部分13および中央部分14およびハンドル15用として2354Dtexマルチフィラメントポリエステル糸である。ここでは追加の縦糸である地糸16については、S字にて215回の2Xに35Dtexマルチフィラメントポリエステル糸を使用する。この地糸の密度は通常、1本/10cmから数百本/10cmまでの間である。最後に横糸は2354Dtexマルチフィラメントポリエステル糸である。
より一般的には、地糸は、モノフィラメント糸、マルチフィラメント糸、集塊化繊維を含む糸、平糸、柔軟性金属糸、外装補強糸、すなわち芯糸および熱可塑性材料で作製された外装をそれぞれ含む糸、ならびにこれらの要素の組み合せを含む群の中から選択される。
「平糸」とは、横断方向断面が、全長にわたりほぼ一定で、楕円、正方形、圧縮円および変形正方形または直角形、すなわち凸弧形状を有する2つの対辺と、直線で同じ長さで平行な他の二辺を有する形状のダイを通って押し出し成形、圧延または他の加工がされる製品を意味する。
さらにこれらの平糸は中空であってもよく、また、たとえば扁平管状断面を有してもよい。
これらの糸はたとえば木綿糸、ポリエステル糸、ポリアミド糸、ポリプロピレン糸、アミドンベースの生分解性プラスチック材料、酸化分解性プラスチック材料、カーボンファイバ、グラファイト、ガラス、シリカ、アラミドで形成された糸とすることができる。
タンクの形状を付与する織物構造体は、下で説明する製造方法により得られた(図4)。
最初に、各ウォールの基本織りに従って上側布10および下部布11を織ることにより、ウォールを同時に織ることから始めるが、地糸16は上側布10の基本織りに結合されるだけである。前記少なくとも地糸によりこれら2つのウォール10、11を結合する時点、すなわち、地糸を下部布11内に結合する前に、織りを中断し、テンプルと呼ばれるロッドを織りゾーンに挿入すると、前記少なくとも1本の地糸16だけが引かれるようになる。このようにして引かれた地糸の長さ部分は、ループ17を形成する上側布10の上方にセットされる。
このようにして引かれる地糸のこの長さならびに上側布10と下側布11の間隔は、最終タンクのウォール間の距離、すなわちタンクの使用時の厚さに相当する。
いったん地糸が適当な長さまで引かれたら、テンプルが織りゾーンから引き抜かれ、通常の織物ウォール10、11の製造が再開され、この地糸16によりウォールが次回結合されるまで継続される。
したがってこれらの地糸16は、織物構造体の上部ウォールおよび下部ウォールを形成する2つの布の上方で引かれ、したがって一部、ループ17を形成して織物構造体の外側にセットされる。代替方法としては、テンプルは、相互に結合されたこれらの布により形成された一体物の下方を移動することができ、その結果、これらのループ17は一部、この一体物の下方にセットされる。
次にこれらの地糸16は、ハンドル15を使用して布同士を遠ざけることにより織物構造体の中に戻される。
最後に、持ち上げ用タンクを形成するために織物構造体に防水材が塗布される。
図5は、上部ウォール10および下部ウォール11の製造および結合のためのタンクの形状を有する織物構造体の織り方を示す図である。従来のようにして示したこの織り方は、10個の垂直段に対面する1から10までの符号を付した10本の縦糸と、1から20までの番号を付したに20本の横糸と、織りの進行方向の21列に対面する、21の符号を付した織りゾーン内のテンプルの動作を含む。
符号1および3の縦糸は下側布11の縦糸に相当し、符号2および4の縦糸は上側布10の縦糸に相当する。符号5および6の縦糸は地糸に相当し、符号7および8の縦糸はハンドル15の縦糸に相当する。符号9の縦糸は耳12の地糸に相当し、符号10の縦糸はステイに相当する。
列と段の交点においては、既知のように、ライザ縦糸を黒で、残りの交点におけるシンカ縦糸を白で示してある。
したがって、たとえば図5および図6を見た場合、織りの進行に従い、4番縦糸は最初の2本の横糸(1番およびに2番)の上を通過し(ライザ糸になり)、次に3番横糸の下を通過し(シンカ糸になり)、再度、4番から6番までの3本の横糸の上を通過し、次に7番横糸の下を通過し、再び8番から10番までの3本の横糸の上を通過し、次に11番横糸の下を通過し、再び12番から14番までの3本の横糸の上を通過し、次に15番横糸の下を通過し、さらに16番から18番までの3本の横糸の上を通過し、再び19番横糸の上を通過し、次に20番横糸の下を通過し、最初の2本の横糸に2番およびに3番の上を通過することがわかる。
また、織り方の列21は、ほぼ糸群の代わりとなるものに相当すること、すなわち符号5および6の地糸を引くためにテンプルを織りゾーンに挿入し、織りゾーンからこのテンプルを取り出す織り段階に相当すること、がわかる。これはシャトルが動力を受けない織機の状態に相当する。
次に、通常通りの、下側布11の織り方に地糸を挿入する上側布10および下側布11の織り作業が再開する(列22以降)。
図7は、1実施形態による上で説明した方法を実施するための織機を示す。この織機は、少なくとも1つの上部通路および下部通路に、それぞれが、シャトル、エアージェット、ウォータージェットなど少なくとも1つの横糸挿入要素により少なくとも2つの縦糸の間に挿入されるような横糸挿入される織りゾーン18を備える。織機はまた、前記通路のうちの1つに載架し前記横糸に対する前記縦糸の位置を求める第1手段も備える。これらの第1手段はたとえば第1の縦糸によるヘドルを備えることができ、これらの第1ヘドルはドビーとも呼ばれる織り機構により駆動される。織機はまた、少なくとも1本の地糸を前記通路の上方、間および下方に挿入するための第2手段も備える。これらの第2手段は、第2の地糸によるヘドルを含むことができ、これらの第2ヘドルは同じ織り機構により駆動される。
織機はまた、地糸を引くためのテンプル19と、このテンプル19を地糸に接触させ地糸の引き作業を可能にするためこのテンプルを織りゾーン18外および内に移動する手段も含む。
好ましくは、地糸を受け入れるようになっているこのテンプルの縁部20は、織物構造体の進行方向に対して直角な方向において地糸間の間隔を保持するための地糸の保持手段を含む。ロッド19はたとえばこの縁部上に、それぞれが単数または複数の地糸を受け入れるようになっている粗面または垂直溝網(図示せず)を有する。
地糸を支承するボビン21の運転は以下の通りである。作業者は、たとえば地糸の展開長さが過剰であるためにモータ22を止めるか第1センサ23をオンするまで、連続運転しているモータに電源を送る。モータ22によりボビンから地糸を展開させることができる。もちろん、作製する形状が複雑な時、すなわちウォール10、11が平坦ではなくなったら、このボビン21をクリールに交換しなければならない。
織機は、たとえばピッカまたはエアージェットタイプの駆動装置により織機上にシャトル(図示せず)が放り出されるのを防止するために、シャトルを上方に移動させるよう、シャトルを一時的に収納することができるボックス24、25などの受け入れ要素を織りゾーン18の両側に含む。
第2センサ26により、これらのボックス24、25が高いところにセットされ、その結果シャトルがでることがないことを検出することができる。したがってテンプル19により地糸を引くことが可能である。反対に第3センサ27により、シャトルの通過のためのピッカ28が開いていることを検出することができる。
テンプル19の移動手段はまず、織りゾーン18内でテンプルを前後させることができるシリンダまたは伸縮自在タイプの2つのアクチュエータ29、30を含む。これらのアクチュエータ29、30はいっしょに作動するよう同期化される。アクチュエータは織りゾーン18の側面に設置され、アクチュエータの運動振幅により、テンプル19によって引かれる地糸の長さを決めることができる。
これらの移動手段は、テンプルを横方向に移動すること、すなわち織りゾーン18へのテンプル19の出し入れを行うこと、ができる第3アクチュエータ31も含む。テンプル19が織りゾーン18内にセットされると、その端部は、第1アクチュエータ29の端部においてこの目的のために設けられた収納部32内に収納される。制止検出装置33など第4センサにより、テンプルの端部がその収納部32内の定位置にあり、アクチュエータ31を停止していることを検出することができる。このアクチュエータは、エンジンシャフト上に設置され回転運動を直線移動運動に変換するローラとすることができる。
第5センサ34により、テンプルが織りゾーン18から完全に出ていることを検出することができる。
したがってテンプル19は、織りゾーン18の面内をX軸およびY軸方向に直線移動することができる。
シリンダタイプの第4センサ35により織機のクラッチの入り切りを行うことができる。
テンプル19の動作サイクルの起動が行なえるための当初の累積条件は以下の通りである:
‐ 2つのボックスのうちの一方が高位置にあること、すなわちセンサ26がオンしていること、
‐ 織機がオープンピッキング28にあること、すなわち第3センサ27がオンしていること、
‐ テンプル19が停止位置にあること、すなわち第4センサ33および第5センサ34がオンしていること、
‐ 第1、第2および第4アクチュエータが休止位置にあること、すなわちシリンダのロッドがたとえば中に入っていること。
本発明の方法は、複合板金部品、ならびに、たとえば胴体または飛行機の翼またはレードームなど胴体の一部分など、飛行機の製造に関わる構造部品の作製に適用することができる。また推進装置のタンクあるいはタンクのスカートを作製することも可能である。
たとえば船体、コンテナ、フロートの作製など、海事的応用も可能である。
10、11 ウォール
12 耳(平織された第1部分)
13 第2部分
14 中央部分
15 ハンドル
16 地糸
17 ループ
18 ゾーン
19 テンプル(ロッド)
20 縁部
21 ボビン
22 モータ
23 第1センサ
24、25 ボックス
26 第2センサ
27 第3センサ
28 ピッカ
29 第1アクチュエータ
30 アクチュエータ
31 第3アクチュエータ
32 収納部
33 第4センサ
34 第5センサ
35 第4センサ

Claims (19)

  1. a) 少なくとも1本の追加縦糸または少なくとも1つの糸群を第1布(10、11)の基本織りに挿入することによりこれらの布の織りを開始し、この糸群またはこの縦糸が前記地糸(16)
    を構成し、
    b) 前記第2布の基本織りに前記少なくとも1本の地糸(16)を挿入する前に、前記布(10、11)の織りを中断し、
    c) 引かれる長さの少なくとも一部を、このようにして結合されたこれらの布(10、11)で形成された一体物の外側にセットすることにより、前記少なくとも1本の地糸(16)を第2布の側に引き、
    d) 次に、前記少なくとも1本の地糸(16)を第2布の基本織りに挿入して前記布(10、11)の織りを再開し、
    ‐ これらの布のうちの1つの布の基本織りに前記少なくとも1本の地糸(16)を新しく挿入する毎に、以下のサイクルを反復する:
    e) 前記布(10、11)の織りを中断する、
    f) 引かれる長さの少なくとも一部を、このようにして結合されたこれらの布(10、11)により形成された一体物の外側にセットすることにより、前記少なくとも1本の地糸(16)を引く、
    g) 次に、前記少なくとも1本の地糸(16)を前記布の基本織りに挿入して布(10、11)の織りを再開する、
    ことを特徴とする少なくとも1本の地糸により相互に結合された少なくとも2つの布の製織方法。
  2. 前記布(10、11)を織った後、前記布(10、11)を相互に引き離し、前記引かれる長さの少なくとも一部部分をこれらの布の間に戻し、このようにして結合された布によって形成された一体物に最終形状を付与するようにすることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 工程c)およびf)において、前記少なくとも1本の地糸(16)のみを引くために少なくとも1つの把握要素をこの織りゾーン(18)に挿入し、対応する工程d)およびg)の前に、前記織りゾーン(18)から前記把握要素を取り出すことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記把握要素がテンプル(19)であることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. このようにして結合された前記布(10、11)によって形成された一体物に複雑な形状を付与するために、テンプル(19)が、連続する少なくとも2つのサイクルe)、f)およびg)の間において異なる形状を有することを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. フックを端部に含むニードルを使用し、前記ニードルを直線移動することにより各地糸(16)を引くようになることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  7. このようにして横糸方向および/または縦糸方向に結合された前記布(10、11)で形成されたこの一体物のうちの少なくとも一部分上で引く長さを連続的にまたは非連続的に変化させることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 引かれる長さが、このようにして横糸方向および/または縦糸方向に結合された前記布(10、11)で形成されたこの一体物のうちの少なくとも一部分上では一定であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
  9. a) 少なくとも1本の追加縦糸または少なくとも1つの糸群を上側布および中間布のうちの一方、および下側布および中間布のうちの一方の基本織りに挿入することによりこれらの布の織りを開始し、この糸群および/またはこの縦糸が前記上側布および中間布ならびに下側布および中間布の前記地糸(16)を構成する工程と、
    b) 前記上側布および中間布のうちのもう一方、および下側布および中間布のうちのもう一方に前記少なくとも1本の地糸(16)を挿入する前に、前記布の織りを中断する工程と、
    c) 前記引かれる長さの少なくとも一部を、このようにして結合された前記ウォールで形成された一体物の外側にセットすることにより、上側布および中間布ならびに下側布および中間布の前記少なくとも1本の地糸(16)を所定の長さ分だけ引く工程と、
    d) 上側布および中間布ならびに下側布および中間布の前記少なくとも1本の地糸(16)を前記別の布の基本織りに挿入して前記布の織りを再開する工程と、
    ‐ 前記上側布および中間布のうちの一方ならびに前記下側布および中間布の基本織りに前記少なくとも1本の地糸(16)を新しく挿入する毎に、以下のサイクルを反復する:
    e) 前記布の織りを中断するサイクルと、
    f) 前記引かれる長さの少なくとも一部を、このようにして結合された前記ウォールで形成された一体物の外側にセットすることにより、上側布および中間布ならびに下側布および中間布の前記少なくとも1本の地糸(16)を所定の長さ分だけ引くサイクルと、
    g) 次に、上側布および中間布ならびに下側布および中間布の前記少なくとも1本の地糸(16)を前記別の布の基本織りに挿入して布の織りを再開するサイクル、
    を実施することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 前記引かれる長さの少なくとも一部分を上側布の上方に位置させる第1把握要素を使用して前記上側ウォールおよび中間ウォールの前記少なくとも1本の地糸(16)を引くこと、および前記引かれる長さの少なくとも一部分を下側布の下方に位置させる第2把握要素を使用して前記下側ウォールおよび中間ウォールの前記少なくとも1本の地糸(16)を引くことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 前記少なくとも1本の地糸および前記布を構成する糸が織り作業の開始に先立ち予備含浸されることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 少なくとも1つの上部通路および下部通路に、それぞれが少なくとも1つの横糸挿入要素により少なくとも2つの縦糸の間に挿入されるような横糸が挿入される織りゾーン(18)と、前記通路のうちの1つに載架し前記横糸に対する前記縦糸の位置を求める第1手段と、少なくとも1本の地糸(16)を前記通路の上方、間および下方に挿入するための第2手段とを備える織機であって、前記少なくとも1本の地糸(16)の少なくとも1つの把握要素、および前記少なくとも1つの把握要素(19)を前記少なくとも1本の地糸(16)に接触させ前記少なくとも1本の地糸(16)の引き作業を可能にするための前記少なくとも1つの把握要素を織りゾーン(18)外および内に移動する手段を含むことを特徴とする織機。
  13. 前記少なくとも1つの把握要素がテンプル(19)であることを特徴とする請求項12に記載の織機。
  14. 前記少なくとも1本の地糸(16)を受け入れるようになっている前記テンプルの縁部(20)が、前記糸(16)を引く作業の際、前記糸が滑るのを防止するための前記糸の保持手段を含むことを特徴とする請求項13に記載の織機。
  15. 前記少なくとも1本の地糸(16)を受け入れるようになっている前記テンプルの少なくとも縁部が、前記少なくとも1本の地糸(16)に対し直角な前記布のうちの1つに付与すべき起伏の型となる形状を有することを特徴とする請求項13または14に記載の織機。
  16. 前記少なくとも1つの把握要素が、端部にフックを含むニードルであることを特徴とする請求項12に記載の織機。
  17. 地糸(16)の引かれる長さを別の値に変更することができるよう前記ニードルのそれぞれについての個別制御手段を含むことを特徴とする請求項16に記載の織機。
  18. エアージェット織機、ニードル織機、ノズル織機あるいは発射体織機などの乾式織機であることを特徴とする請求項12から17のいずれか1項に記載の織機。
  19. 請求項1から18のいずれか1項に記載の方法によって、あるいは織機を使用して得られ、マトリクス材の中に埋め込まれたプリフォームを含む複合材料部品。
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