JP2011256928A - ねじ軸及びねじの緩み止め方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】締結部の緩みを防止するとともに、仮に緩んだ場合であっても、その緩みの進行を抑制可能なねじ軸及びこれを用いたねじの緩み止め方法を提供することを目的とする。
【解決手段】このねじ軸10は、その外周面に雄ねじ12が形成されており、ねじ軸10の端面14に開口されるとともに、ねじ軸10の径方向に貫通したすり割り16を有する。
【選択図】図1
【解決手段】このねじ軸10は、その外周面に雄ねじ12が形成されており、ねじ軸10の端面14に開口されるとともに、ねじ軸10の径方向に貫通したすり割り16を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ねじ軸及びこれを用いたねじの緩み止め方法に関する。
従来から部材を締結固定するものとして、ボルト及びナットが使用されている。その際、ボルトとナット等による締結部における緩みを確実に防ぐことが望まれる。そのため、締結部における緩みを防止すべく、締結部に対する緩み防止機構が提案されている。
例えば特許文献1には、刺ピンを用いた技術が開示されている。同文献に示されている技術は、溝を有するボルトと、溝を有するナットと、刺ピンとで構成された緩み防止機構に関するものである。同文献記載の技術では、ナットとボルトとが締結された後、刺しピンが、ナット及びボルトに設けられた溝を貫通するようにして差し込まれる。刺しピンを刺し込んだ状態ではナットの回転は抑制されるので、ボルトとナットとの締結状態は維持される。このため、ナットの緩みを防止することができる。
例えば特許文献1には、刺ピンを用いた技術が開示されている。同文献に示されている技術は、溝を有するボルトと、溝を有するナットと、刺ピンとで構成された緩み防止機構に関するものである。同文献記載の技術では、ナットとボルトとが締結された後、刺しピンが、ナット及びボルトに設けられた溝を貫通するようにして差し込まれる。刺しピンを刺し込んだ状態ではナットの回転は抑制されるので、ボルトとナットとの締結状態は維持される。このため、ナットの緩みを防止することができる。
また、他の緩み防止機構としては、例えば特許文献2に記載された技術が開示されている。同文献に示されている技術は、くさび作用を利用した二重式のナットに関するものである。このナットは、下ナットと上ナットとで構成される。下ナットには上ナットに向けて軸方向に突出する凸部が形成されている。上ナットには、前記凸部に嵌合する円形凹部が形成されている。このため、上ナットを締めつけた際に下ナットの凸部がくさびの役割を果たす。これにより、凸部と凹部との間に摩擦力が発生するので、ナットの緩みを防止することができる。
しかしながら、特許文献1に記載された緩み防止機構を備えるボルト及びナットは、ナット及びボルトに設けられた溝に刺ピンを貫通するようにして差し込むことで、ナットの回転を防止する構造となっているので、刺ピンが緩むとナットの回転を防止することができない。このため、刺ピンが緩み、これらの締結部に一旦緩みが生じると一般のナットと同様にその緩みの進行を抑制することが難しい。
また、特許文献2に記載された二重ナット式の緩み防止機構は、上ナットを締めつけた際に下ナットの凸部がくさびの役割を果たし、凸部と凹部との間に摩擦力を生じさせる構造となっているので、この摩擦力が減少し、上ナットと下ナットとの締結部に一旦緩みが生じるとその緩みの進行を抑制することが難しい。
そこで、本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、締結部の緩みを防止するとともに、仮に緩んだ場合であっても、その緩みの進行を抑制可能なねじ軸及びこれを用いたねじの緩み止め方法を提供することを目的とする。
そこで、本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、締結部の緩みを防止するとともに、仮に緩んだ場合であっても、その緩みの進行を抑制可能なねじ軸及びこれを用いたねじの緩み止め方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るねじ軸は、外周面に雄ねじが形成されたねじ軸であって、前記ねじ軸の端面に開口されるとともに、当該ねじ軸の径方向に貫通したすり割りを有することを特徴とする。
本発明の一態様に係るねじ軸であれば、すり割りにより分割されたねじ軸の先端部を径方向に押し広げることができるため、例えばねじ軸とナットとを締結させた後に、ねじ軸の先端部を塑性変形させ、径方向に押し広げられたままの形状で維持することができる。このため、ナットがねじ軸の先端部方向に向かって移動することを抑制でき、ねじ軸とナットとの締結部における緩みを防止できる。
本発明の一態様に係るねじ軸であれば、すり割りにより分割されたねじ軸の先端部を径方向に押し広げることができるため、例えばねじ軸とナットとを締結させた後に、ねじ軸の先端部を塑性変形させ、径方向に押し広げられたままの形状で維持することができる。このため、ナットがねじ軸の先端部方向に向かって移動することを抑制でき、ねじ軸とナットとの締結部における緩みを防止できる。
また、本発明の一態様に係るねじ軸であれば、ねじ軸の先端部が拡径しているので、仮にねじ軸とナットとの締結部に緩みが生じたとしても、その緩みの進行を抑制して、ナットがねじ軸から脱落するのを防止することができる。
さらに、本発明の一態様に係るねじ軸であれば、仮にすり割りにより分割されたねじ軸の先端部の一部が破損し、欠落した場合であっても、ねじ軸の先端部に残された他の部分により、ねじ軸とナットとの締結状態を維持することができる。よって、ねじ軸の先端部の一部に破損が生じた場合でも、ねじ軸とナットとの締結部における緩みを防止することができ、ねじ軸からナットが脱落するのを防止することもできる。
さらに、本発明の一態様に係るねじ軸であれば、仮にすり割りにより分割されたねじ軸の先端部の一部が破損し、欠落した場合であっても、ねじ軸の先端部に残された他の部分により、ねじ軸とナットとの締結状態を維持することができる。よって、ねじ軸の先端部の一部に破損が生じた場合でも、ねじ軸とナットとの締結部における緩みを防止することができ、ねじ軸からナットが脱落するのを防止することもできる。
さらに、本発明の一態様に係るねじ軸であれば、ねじ軸の先端部にすり割りを形成する加工は、従来の緩み防止機構が施されたボルト又はナットの加工と比較して簡易である。このため、従来の緩み防止機構が備えられたボルト等と比較して、生産コストを低くすることができる。
ここで、本発明の一態様に係るねじ軸において、前記すり割りが、その一部に、前記すり割りに沿って前記ねじ軸の端面から形成された穿孔を有することは好ましい。
ここで、本発明の一態様に係るねじ軸において、前記すり割りが、その一部に、前記すり割りに沿って前記ねじ軸の端面から形成された穿孔を有することは好ましい。
このような構成であれば、例えば、すり割を軸直方向に拡幅させる際に用いる拡幅用の工具をすり割に挿入する際、穿孔を設けなかった場合と比較して、工具を挿入し易くなる。よって、すり割りを拡幅させる作業性を高めてねじ軸の先端部を拡径方向に押し広げる上で好適である。
さらに、このような構成であれば、穿孔を設けない場合と比較して、分割された先端部の、ねじ軸の軸直方向の厚みを薄くすることができる。このため、例えば工具による押圧により、すり割を軸直方向に拡幅させ、ねじ軸の先端部を拡径するとともに塑性変形させることがより簡易となる。
さらに、このような構成であれば、穿孔を設けない場合と比較して、分割された先端部の、ねじ軸の軸直方向の厚みを薄くすることができる。このため、例えば工具による押圧により、すり割を軸直方向に拡幅させ、ねじ軸の先端部を拡径するとともに塑性変形させることがより簡易となる。
また、本発明の一態様に係るねじ軸において、前記すり割りが、前記端面に設けた1以上のすり割りから成り、前記穿孔が、前記端面の中心に形成されていることは好ましい。
このような構成であれば、すり割を軸直方向に拡幅させる際に用いる拡幅用の工具をねじ軸の端面の中心に容易に挿入することができる。さらに、ねじ軸の先端部であって、ねじ軸の軸直方向の厚みを均等に薄くする上で好適である。このため、すり割りを軸直方向に均等に拡幅させ、ねじ軸の先端部を拡径するとともに塑性変形させることがより簡易となる。
このような構成であれば、すり割を軸直方向に拡幅させる際に用いる拡幅用の工具をねじ軸の端面の中心に容易に挿入することができる。さらに、ねじ軸の先端部であって、ねじ軸の軸直方向の厚みを均等に薄くする上で好適である。このため、すり割りを軸直方向に均等に拡幅させ、ねじ軸の先端部を拡径するとともに塑性変形させることがより簡易となる。
本発明の別の態様に係るねじの緩み止め方法は、上述した本発明の一態様に係るのねじ軸を用い、その用いたねじ軸を必要な締結状態にする締結工程と、その後、軸方向端面側から前記すり割りに挿入可能な工具の先端を挿入する工具挿入工程と、その挿入した工具の後端を打撃して前記ねじ軸の先端部を径方向に拡幅する拡幅工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の別の態様に係るねじの緩み止め方法であれば、本発明に係るねじ軸を必要な締結状態とした後に、ねじ軸の先端部を径方向に拡幅することができる。このため、例えばねじ軸にナットを締結させた場合には、ナット等の締結後にねじ軸の先端部の方向に向けてナットが移動することを抑制できる。よって、ねじ軸とナットとの締結部における緩みを防止することができる。
さらに、本発明の別の態様に係るねじの緩み止め方法であれば、ナット等を締結した後にねじ軸の先端部を拡幅することができるため、仮にこの締結部に緩みが生じた場合であっても、ねじ軸からナットが脱落することを防止することができる。
さらに、本発明の別の態様に係るねじの緩み止め方法であれば、ナット等を締結した後にねじ軸の先端部を拡幅することができるため、仮にこの締結部に緩みが生じた場合であっても、ねじ軸からナットが脱落することを防止することができる。
以上説明したように、本発明によれば、ねじ軸とナットとの締結部における緩みを防止するとともに、仮に緩んだ場合であっても、その緩みの進行を抑制可能とすることができる。
以下、本発明の実施の一形態に係るボルトについて、図面を適宜参照して説明する。
まず、本発明に係るねじ軸の第1実施形態に係るボルトについて説明する。図1(a)及び(b)に示すように、このボルト100は、ねじ軸10と正六角形状の頭部11とで構成されており、頭部11は、ねじ軸10の一方の端面であってねじ軸10と同軸に接合されている。
まず、本発明に係るねじ軸の第1実施形態に係るボルトについて説明する。図1(a)及び(b)に示すように、このボルト100は、ねじ軸10と正六角形状の頭部11とで構成されており、頭部11は、ねじ軸10の一方の端面であってねじ軸10と同軸に接合されている。
ねじ軸10は、その外周部に、螺旋状のねじ溝を有する雄ねじ12が形成されている。ねじ軸10には、端面(つまり、頭部11が接合されていない側の先端)14に、すり割りを有する。このすり割り16は、端面14に開口されるとともに、径方向に貫通して形成されている。さらに、このすり割り16は、ねじ軸10の中心部に、ねじ軸10の軸方向に沿って形成されている。本実施形態の例では、このすり割り16は2条形成されており、各すり割り16は、端面14の中心を通り、直角に交わっている。その結果、ねじ軸10の端面14を含む先端部18は、4つに分割されている(同図(b)参照)。なお、本実施形態の例では、このボルト100はSS41製のM12であって、ねじ軸10の外径Dは12mmであり、その長さLは45mmである。さらに、各すり割り16の端面14からの深さ16dは5mmである。そして、このボルト100のねじ軸10は、表面に硬化層を形成するように熱処理がされていない。
次に、上述したボルト100を用いた緩み止め方法について説明する。図2(a)から(d)は、このボルト100の緩み止め方法における各工程をそれぞれ示している。
まず、図2(a)に示すように、締結に必要な、ボルト100、ナット40、及び板50を用意する。板50は、ボルト100の外径Dよりも僅かに大きな貫通穴50aを有している。
まず、図2(a)に示すように、締結に必要な、ボルト100、ナット40、及び板50を用意する。板50は、ボルト100の外径Dよりも僅かに大きな貫通穴50aを有している。
次に、図2(b)に示すように、ボルト100のねじ軸10を板50の貫通穴50aにはめ込み、その後ボルト100の端面14側からナット40で締結する。この際、ボルト100は予めナットからねじ軸10の先端部18を少なくとも「雄ねじ12のピッチの3倍」程度突出させるものを用いている。
次に、図2(c)に示すように、ナット40を締結した後に、すり割り16を拡幅用の尖頭状の工具Kの先端部k1をすり割り16に挿入する。この工具Kは、拡幅するための専用工具ではなく、一般的に用いられている工具(例えば、ドライバー等)を用いることができる。この際、ねじ軸10の軸方向に沿って工具Kを挿入する。
次に、図2(c)に示すように、ナット40を締結した後に、すり割り16を拡幅用の尖頭状の工具Kの先端部k1をすり割り16に挿入する。この工具Kは、拡幅するための専用工具ではなく、一般的に用いられている工具(例えば、ドライバー等)を用いることができる。この際、ねじ軸10の軸方向に沿って工具Kを挿入する。
最後に、図2(d)に示すように、工具Kの先端部k1をすり割り16に挿入した後に、工具Kの後端k2をハンマーH等で打撃し、先端部18を拡径させる。この際、打撃する方向はねじ軸10の軸方向に沿った方向とする。そして先端部18を拡径させた後、挿入した工具Kを取り外すことで、ボルト100の緩み止め処理が完了する。
このボルト100のねじ軸10であれば、すり割り16により4分割されたねじ軸10の先端部18を径方向に押し広げることができる。このため、ねじ軸10とナット40とを締結させた後に、ねじ軸10の先端部18を塑性変形させ、径方向に押し広げられたままの形状で維持することができる。よって、ナット40がねじ軸10の先端部18方向に向かって移動することを抑制でき、ねじ軸10とナット40との締結部における緩みを防止できる。
このボルト100のねじ軸10であれば、すり割り16により4分割されたねじ軸10の先端部18を径方向に押し広げることができる。このため、ねじ軸10とナット40とを締結させた後に、ねじ軸10の先端部18を塑性変形させ、径方向に押し広げられたままの形状で維持することができる。よって、ナット40がねじ軸10の先端部18方向に向かって移動することを抑制でき、ねじ軸10とナット40との締結部における緩みを防止できる。
そして、このボルト100であれば、上述のように、ねじ軸10の先端部18を拡径させることができるので、その状態から仮にねじ軸10とナット40との締結部に緩みが生じたとしても、ナット40がねじ軸10から脱落するのを防止することができる。
さらに、このボルト100であれば、ねじ軸10の先端部18がすり割り16により分割されているので、仮に分割されたねじ軸10の先端部18の一部が破損し、欠落した場合であっても、ねじ軸10の先端部18に残された他の部分により、ねじ軸10とナット40との締結状態を維持することができる。よって、ねじ軸10の先端部18の一部に破損が生じた場合でも、ねじ軸10とナット40との締結部における緩みを防止することができ、ねじ軸10からナット40が脱落するのを防止することもできる。
さらに、このボルト100であれば、ねじ軸10の先端部18がすり割り16により分割されているので、仮に分割されたねじ軸10の先端部18の一部が破損し、欠落した場合であっても、ねじ軸10の先端部18に残された他の部分により、ねじ軸10とナット40との締結状態を維持することができる。よって、ねじ軸10の先端部18の一部に破損が生じた場合でも、ねじ軸10とナット40との締結部における緩みを防止することができ、ねじ軸10からナット40が脱落するのを防止することもできる。
また、このボルト100であれば、ねじ軸10の先端部18にすり割り16を形成する加工は、従来の緩み防止機構が施されたボルト、あるいはナットの加工と比較して簡易である。このため、従来の緩み防止機構が備えられたボルト等と比較して、ボルト100は生産コストを低くすることができる。
次に、本発明に係るねじ軸の第2実施形態に係るボルトについて、図3(a)及び(b)を参照して説明する。図3(a)及び(b)に示されたボルト200はねじ軸20を有しており、上述したボルト100と同様の形状をしている。つまり、このねじ軸20は端面24にすり割り26を有している。そして、このすり割り26は、端面24に開口されるとともに、径方向に貫通して形成されている。また、このすり割り26は、ねじ軸20の中心部に、ねじ軸20の軸方向に沿って形成されている。そして、このすり割り26は2条形成されており、各すり割り26は端面24の中心を通り、直角に交わっている。その結果、ねじ軸20の端面24を含む先端部28は、4つに分割されている(同図(b)参照)。そして、各すり割り26が直角に交わっている場所には、穿孔30が設けられている。この穿孔30は、その深さ30dが5mmであり、その直径30φが3mmである。さらに、この穿孔30は、端面24に向けて90°に拡幅するテーパー面Tを有している。
このようなボルト200であれば、例えばすり割26を軸直方向に拡幅させる際に用いる拡幅用の工具Kの先端k1をすり割26に挿入する際、穿孔30を設けない場合と比較して、工具をより挿入し易くなる。よって、作業性を高めてねじ軸20の先端部28を拡径方向に押し広げることができる。さらに、このボルト200であれば、穿孔30を設けない場合と比較して、分割された先端部28の、ねじ軸20の軸直方向の厚みを薄くすることができる。このため、例えば打撃力による押圧により、すり割26を軸直方向に拡幅させ、ねじ軸20の先端部28を拡径するとともに塑性変形させる拡幅作業がより簡易となる。
なお、第1実施形態及び第2実施形態は、本発明の一形態であり、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上述したボルト100に関しては、ねじ軸10の材質はSS41製の例で説明したが、これに限らず、塑性変形する材料であれば、他の剛種であっても構わないし、また非金属であってもよい。
また、本実施形態では、ボルトを例に説明したが、本発明に係る「ねじ軸」は、これに限定させるものではない。例えば、第1実施形態において、ボルト100から頭部11を除き、ねじ軸10だけの部材(つまり、棒ねじ)として、本発明を実施することもできる。なお、この際の締結には、上述した板50に代えて、板ナットを用いることができる。
また、本実施形態では、ボルトを例に説明したが、本発明に係る「ねじ軸」は、これに限定させるものではない。例えば、第1実施形態において、ボルト100から頭部11を除き、ねじ軸10だけの部材(つまり、棒ねじ)として、本発明を実施することもできる。なお、この際の締結には、上述した板50に代えて、板ナットを用いることができる。
また、ねじ軸10の長さL又は外径Dについても、上述した形状に限定されるものではなく、使用条件や使用目的などに応じて任意に設定することができる。
また、すり割り16の数や、すり割り16の溝幅16w、すり割り16の深さ16d等についても、ねじ軸10の使用条件や使用目的などに応じて任意に設定することができる。
また、すり割り16の数や、すり割り16の溝幅16w、すり割り16の深さ16d等についても、ねじ軸10の使用条件や使用目的などに応じて任意に設定することができる。
また、すり割り16を形成する位置については、上述したように、ねじ軸10の中心部を通る位置であって、ねじ軸10の軸方向に沿って形成されることが好ましいが、これに限定されるものではない。例えば、すり割り16はねじ軸10の中心部から外れていても構わないし、ねじ軸10の軸方向から外れていても構わない。
また、本発明に係るねじ軸10の第1実施形態に係るボルト100の緩み止め方法に関しては、ねじ軸10に板ナット50をはめ込み、その後ナット40で締結する際(図2(b)を参照)、ナット40からねじ軸10の先端部18が少なくとも「雄ねじ12のピッチの3倍」程度突出していることが好ましいが、これに限定されるものではない。工具Kを用いて先端部18を塑性変形させて、ナット40がねじ軸10の先端部18方向に向かって移動することを抑制し、ねじ軸10とナット40との締結部における緩みを防止することができれば、それで足りる。
また、本発明に係るねじ軸10の第1実施形態に係るボルト100の緩み止め方法に関しては、ねじ軸10に板ナット50をはめ込み、その後ナット40で締結する際(図2(b)を参照)、ナット40からねじ軸10の先端部18が少なくとも「雄ねじ12のピッチの3倍」程度突出していることが好ましいが、これに限定されるものではない。工具Kを用いて先端部18を塑性変形させて、ナット40がねじ軸10の先端部18方向に向かって移動することを抑制し、ねじ軸10とナット40との締結部における緩みを防止することができれば、それで足りる。
また、本実施形態では締結に用いる部材として、板50を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、板ナットであっても構わない。
また、拡幅用の工具Kに関しては、上述したように、ドライバー等の一般的に使用されている工具が好ましいが、これに限定されるものではない。たとえば、空気圧を使った工具でも構わないし、油圧を使った打撃工具を用いてもよい。
また、拡幅用の工具Kに関しては、上述したように、ドライバー等の一般的に使用されている工具が好ましいが、これに限定されるものではない。たとえば、空気圧を使った工具でも構わないし、油圧を使った打撃工具を用いてもよい。
また、拡幅用の工具Kをすり割り16に挿入する方向は、ねじ軸10の軸方向に沿った方向が好ましいが、工具Kの先端部k1がすり割り16に挿入可能であれば、ねじ軸10の軸方向に対してずれがあってもよい。
また、本実施形態では、先端部18を拡径させるために拡幅用の工具Kの後端k2をハンマーH等で打撃することを説明したが、「打撃」に限定されるものではない。例えば、工具Kの後端k2へ徐々に適正な加圧を与え、先端部18を徐々に拡径させてもよい。
また、本実施形態では、先端部18を拡径させるために拡幅用の工具Kの後端k2をハンマーH等で打撃することを説明したが、「打撃」に限定されるものではない。例えば、工具Kの後端k2へ徐々に適正な加圧を与え、先端部18を徐々に拡径させてもよい。
また、拡幅用の工具Kの後端k2を打撃する方向は、ねじ軸10の軸方向に沿った方向が好ましいが、先端部18を拡径させられれば、ねじ軸10の軸方向に対してずれがあってもよい。
また、上記第2実施形態に係るボルト200に関しては、上述した穿孔30の形状に限定されることなく、ねじ軸20の使用条件や使用目的などに応じて任意に設定することができる。したがって、工具Kの先端部k1が挿入可能であれば、例えば、角筒形であってもよい。
また、上記第2実施形態に係るボルト200に関しては、上述した穿孔30の形状に限定されることなく、ねじ軸20の使用条件や使用目的などに応じて任意に設定することができる。したがって、工具Kの先端部k1が挿入可能であれば、例えば、角筒形であってもよい。
また、テーパー面Tの開口の角度についても、90°に限らず、工具Kの先端k1の形状などに応じて任意に設定することができる。
なお、本発明の第1実施形態及び第2実施形態では、雄ねじ12が本発明の「雄ねじ」に対応し、ねじ軸10、20が本発明の「ねじ軸」に対応し、端面14、24が本発明の「端面」に対応し、すり割り16、26が本発明の「すり割り」に対応し、穿孔30が本発明の「穿孔」に対応する。
なお、本発明の第1実施形態及び第2実施形態では、雄ねじ12が本発明の「雄ねじ」に対応し、ねじ軸10、20が本発明の「ねじ軸」に対応し、端面14、24が本発明の「端面」に対応し、すり割り16、26が本発明の「すり割り」に対応し、穿孔30が本発明の「穿孔」に対応する。
10 ねじ軸
11 頭部
12 雄ねじ
14 端面
16 すり割り
16w すり割りの溝幅
16d すり割りの深さ
18 先端部
20 ねじ軸
26 すり割り
28 先端部
30 穿孔
30d 穿孔の深さ
30φ 穿孔の直径
40 ナット
50 板
50a 貫通穴
100 ボルト
200 ボルト
D ねじ軸の外径
L ねじ軸の長さ
T テーパー面
K 拡幅用の工具
k1 拡幅用の工具の先端
k2 拡幅用の工具の後端
H ハンマー
11 頭部
12 雄ねじ
14 端面
16 すり割り
16w すり割りの溝幅
16d すり割りの深さ
18 先端部
20 ねじ軸
26 すり割り
28 先端部
30 穿孔
30d 穿孔の深さ
30φ 穿孔の直径
40 ナット
50 板
50a 貫通穴
100 ボルト
200 ボルト
D ねじ軸の外径
L ねじ軸の長さ
T テーパー面
K 拡幅用の工具
k1 拡幅用の工具の先端
k2 拡幅用の工具の後端
H ハンマー
Claims (4)
- 外周面に雄ねじが形成されたねじ軸であって、
前記ねじ軸の端面に開口されるとともに、当該ねじ軸の径方向に貫通したすり割りを有することを特徴とするねじ軸。 - 前記すり割りは、その一部に、前記すり割りに沿って前記ねじ軸の端面から形成された穿孔を有することを特徴とする請求項1に記載のねじ軸。
- 前記すり割りは、前記端面に設けた1以上のすり割りから成り、
前記穿孔は、前記端面の中心に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のねじ軸。 - ねじの緩み止め方法であって、
請求項1から請求項3の何れか一項に記載のねじ軸を用い、
その用いたねじ軸を必要な締結状態にする締結工程と、
その後、軸方向端面側から前記すり割りに挿入可能な工具の先端を挿入する工具挿入工程と、
その挿入した工具の後端を打撃して前記ねじ軸の先端部を径方向に拡幅する拡幅工程と、を含むことを特徴とするねじの緩み止め方法。
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Citations (7)
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|---|---|---|---|---|
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-
2010
- 2010-06-08 JP JP2010131279A patent/JP2011256928A/ja active Pending
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