JP2011256648A - ユニット式建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】片流れの屋根も含めて、大型の傾斜屋根を容易に形成できるユニット式建物を提供する。
【解決手段】1階部分に、台形ユニット3が傾斜面3aを外側に向けて設けられるとともに、標準ユニット2が台形ユニット3に後方から隣接して設けられ、2階部分に設けられている標準ユニット2のうち外側に位置する標準ユニット2が台形ユニット3より外側に位置するようにして設けられ、傾斜屋根1が、1階部分に設けられた前記標準ユニット2上から2階部分の外側に設けられた標準ユニット2上にかけて、台形ユニット3の傾斜面3aに沿って設けられ、傾斜屋根1の上端部が上階部分の標準ユニット2上に形成された上軸組部5によって支持され、傾斜屋根1の下端部が1階部分の外側に設けられた標準ユニット2上に形成された下軸組部6によって支持されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、大型の傾斜屋根を有する2階建てのユニット式建物に関する。
箱形に形成された複数の建物ユニットを組み合わせたユニット式建物の一例として特許文献1に記載のものが知られている。
このユニット式建物は、上部に傾斜面を含んで箱形に形成された台形ユニットがユニット式建物の上部に配置され、面状に形成された屋根パネルが、前記台形ユニットの傾斜面に沿って取り付けられてなるものである。
特開平09−125585号公報
ところで、前記従来のユニット式建物において、例えば、1階部分の外周側に設けられる建物ユニットが2階部分に設けられる建物ユニットより外側に位置する場合に、前記屋根パネルで構成される屋根を軒先側に延長して大型の屋根とし、この大型の屋根によって、1階部分の外側に位置する建物ユニットの上を覆うことが考えられる。
しかし、この場合、屋根が軒先側に延長されて大型となるので、この大型の屋根の延長した部分(先端部分)を確実に支持するとともに補強する必要があるが、前記従来の建物ユニットではこれを実現することは困難であった。
また、大型でかつ片流れの屋根の場合、屋根の上端部を確実に支持するとともに補強する必要があるが、前記従来の建物ユニットではこれを実現することは困難であった。
このように、従来のユニット式建物では、片流れの屋根も含めて、大型の傾斜屋根を形成するのは困難であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、片流れの屋根も含めて、大型の傾斜屋根を容易に形成できるユニット式建物を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図5に示すように、大型の傾斜屋根1を有するユニット式建物であって、
上階部分(1階部分)に、上面に傾斜面3aを有する台形箱状の台形ユニット3が前記傾斜面3aを外側に向けて設けられるとともに、矩形箱状の標準ユニット2が前記台形ユニット3に後方から隣接して設けられ、
下階部分(2階部分)に設けられている標準ユニット2のうち外側に位置する標準ユニット2が前記台形ユニット3より外側に位置するようにして設けられ、
前記傾斜屋根1が、上階部分に設けられた前記標準ユニット2上から下階部分の外側に設けられた前記標準ユニット2上にかけて、前記台形ユニット3の傾斜面3aに沿って設けられ、
前記傾斜屋根1の上端部が上階部分に設けられた前記標準ユニット2上に軸組みすることによって形成された上軸組部5によって支持され、
前記傾斜屋根1の下端部が下階部分の外側に設けられた前記標準ユニット2上に軸組みすることによって形成された下軸組部6によって支持されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、上階部分に設けられた標準ユニット2上から下階部分の外側に設けられた標準ユニット2上にかけて、台形ユニット3の傾斜面3aに沿って設けられた傾斜屋根1の上端部が上階部分に設けられた前記標準ユニット1上に軸組みすることによって形成された上軸組部5によって支持され、前記傾斜屋根1の下端部が下階部分の外側に設けられた前記標準ユニット2上に軸組みすることによって形成された下軸組部6によって支持されているので、傾斜屋根1の上端部と下端部とをそれぞれ上軸組部5と下軸組部6によって確実に支持して補強できる。したがって、片流れの屋根も含めて、大型の傾斜屋根1を容易に形成できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のユニット式建物において、
前記上軸組部5および下軸組部6は、それぞれ前記傾斜屋根1の傾斜方向と平行に設けられて、当該傾斜屋根1を下方から支持する傾斜軸部材5a,6aと、この傾斜軸部材5a,6aの上端部に連結された第1鉛直軸部材5b,6bとを備え、
前記第1鉛直軸部材5b,6bが、その下方に位置する前記標準ユニット2によって支持されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、傾斜屋根1の上端部が上軸組部5の傾斜軸部材5aによって下方から支持されるとともに、この傾斜軸部材5aの上端部に連結された第1鉛直軸部材5bが、その下方に位置する標準ユニット2によって支持されているので、傾斜屋根1の上端部を確実に支持できる。また、傾斜屋根1の下端部が下軸組部6の傾斜軸部材6aによって下方から支持されるとともに、この傾斜軸部材6aの上端部に連結された第1鉛直軸部材6bが、その下方に位置する標準ユニット2によって支持されているので、傾斜屋根1の下端部を確実に支持できる。さらに、傾斜屋根1の上端部と下端部との間に位置する部位は台形ユニット3によって支持できる。
したがって、上階部分に設けられた標準ユニット2上から下階部分の外側に設けられた標準ユニット2上にかけて設けられた大型の傾斜屋根1を確実に支持できる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のユニット式建物において、
前記上軸組部5は、前記傾斜軸部材5aの下端部に連結された第2鉛直軸部材5cを備え、
前記第2鉛直軸部材5cが、その下方に位置する前記標準ユニット2によって支持されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、上軸組部5の傾斜軸部材5aの上端部に連結された第1鉛直軸部材5bが、その下方に位置する標準ユニット2によって支持され、傾斜軸部材5aの下端部に連結された第2鉛直軸部材5cが、その下方に位置する前記標準ユニット2によって支持されているので、傾斜軸部材5aを安定的に支持でき、この結果、傾斜屋根1の上端部を安定的に支持できる。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載のユニット式建物において、
前記下軸組部6の前記傾斜軸部材6aの下端部は、その下方に位置する前記標準ユニット2に支持されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、下軸組部6の傾斜軸部材6aの上端部に連結された第1鉛直軸部材6bが、その下方に位置する標準ユニット2によって支持され、傾斜軸部材6aの下端部が、その下方に位置する標準ユニット2によって支持されているので、傾斜軸部材6aを安定的に支持でき、この結果、傾斜屋根1の下端部を安定的に支持できる。
請求項5に記載の発明は、例えば図6および図7に示すように、請求項1〜4のいずれか一項に記載のユニット式建物において、
前記台形ユニット3が前記傾斜屋根1の棟方向に複数隣接して設けられており、
複数の前記台形ユニット3・・・のうち、少なくとも一つの前記台形ユニット3上に位置する傾斜屋根1に、開口部8が前記台形ユニット3の傾斜面3aに対向して形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、少なくとも一つの台形ユニット3上に位置する傾斜屋根1に、開口部8が台形ユニット3の傾斜面3aに対向して形成されているので、この台形ユニット3をバルコニー等として利用できる。
また、複数の台形ユニット3・・・のうち中央部に位置する台形ユニット3上に位置する傾斜屋根1に、開口部8を当該台形ユニット3の傾斜面3aに対向して形成することによって、この台形ユニット3を中庭のようなバルコニーとして利用できる。
本発明によれば、上階部分に設けられた標準ユニット上から下階部分の外側に設けられた標準ユニット上にかけて、台形ユニットの傾斜面に沿って設けられた傾斜屋根の上端部が上階部分に設けられた前記標準ユニット上に軸組みすることによって形成された上軸組部によって支持され、前記傾斜屋根の下端部が下階部分の外側に設けられた前記標準ユニット上に軸組みすることによって形成された下軸組部によって支持されているので、傾斜屋根の上端部と下端部とをそれぞれ上軸組部と下軸組部によって確実に支持して補強できる。したがって、片流れの屋根も含めて、大型の傾斜屋根を容易に形成できる。
本発明に係るユニット式建物の一例を示すもので、その骨組の概略構造を示す側面図である。 同、骨組の概略構成を示す斜視図である。 同、屋根を取り付ける前の骨組の概略構造を示す斜視図である。 同、標準ユニットの骨組を示す斜視図である。 同、台形ユニットの骨組を示す斜視図である。 本発明に係るユニット式建物の他の例を示すもので、その骨組の概略構造を示す側面図である。 同、骨組の概略構成を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明に係るユニット式建物の一例を示すもので、その骨組の概略構造を示す側面図、図2は骨組の概略構成を示す斜視図、図3は屋根を取り付ける前の骨組の概略構造を示す斜視図である。
本実施の形態に係るユニット式建物は、大型の傾斜屋根1を備えた2階建ての住宅である。
1階部分には、矩形箱状に形成され、上面が水平面となっている標準ユニット2が平面視においてその長辺方向に3個、短辺方向に3個、合計9個互いに隣接して設けられ、隣接する標準ユニット2,2どうしは連結されている。
標準ユニット2は、例えば図4に示すように、4本の柱10と、これらの柱10の上端間どうしを結合する4本の天井梁11と、柱10の下端間どうしを結合する4本の床梁12とを備えている。
4本の天井梁11は、2本の長辺天井梁11aおよび長辺天井梁11aより短い2本の短辺天井梁11bによって構成されている。4本の床梁12は2本の長辺床梁12aおよび長辺床梁12aより短い2本の短辺床梁12bによって構成されている。なお、柱10は正方形筒状に形成されており、天井梁11と床梁12は、それぞれ断面コ字型に形成されている。
2本の長辺天井梁11a,11aには、複数の天井小梁13が架設されており、該天井小梁13は長辺天井梁11aの長手方向に所定間隔で設けられている。これら天井小梁13の下面には天井板14が固定されている。
2本の長辺床梁12a,12aには、複数の根太15が架設されており、該根太15は長辺床梁12aの長手方向に所定間隔で設けられている。これら根太15の上面には床板16が固定されている。
なお、柱10の上端部と天井梁11の端部とは柱頭接合部材17によって接合され、柱10の下端部と床梁12の端部とは柱脚接合部材18によって接合されている。
図1〜図3に示すように、2階部分には、3個の前記標準ユニット2が平面視においてその長辺方向に隣接して設けられており、これら3個の標準ユニット2は傾斜屋根1の上端部(棟側)において、1階の3個の標準ユニット2に積み重ねられて連結されている。
また、2階部分には、上面に傾斜面3aを有する台形ユニット3が前記傾斜面3aを外側に向けて設けられている。台形ユニット3は平面視においてその長辺方向に3個隣接して設けられており、隣接する台形ユニット3,3どうしは連結されている。
さらに、3個の台形ユニット3は、1階に設けられた中央の列に位置する3個の標準ユニット2に積み重ねられて連結されている。これら台形ユニット3には、2階部分に設けられた標準ユニット2が後方から隣接しており、隣接する台形ユニット3と標準ユニット2とは連結されている。
また、1階部分に設けられている9個の標準ユニット2・・・のうち外側に位置する3個の標準ユニット2・・・は2階部分に設けられている3個の台形ユニット3・・・より外側に位置するようにして設けられている。
前記台形ユニット3は、例えば図5に示すように、2本の柱10と、柱10より短い2本の柱10aと、柱10,10の上端間どうしを結合する長辺天井梁11aと、柱10a,10aの上端間どうしを結合する長辺天井梁11aと、柱10と柱10aの上端間どうしを結合する2本の短辺天井梁11bと、柱10,10の下端間どうしおよび柱10a,10aの下端間どうしを結合する2本の長辺床梁12aと、柱10,10aの下端間どうしを結合する2本の短辺床梁12bとによって構成されている。短辺天井梁11bは前記傾斜面3aと同方向に傾斜している。
なお、柱10,10aは正方形筒状に形成されており、天井梁11a,11bと床梁12a,12bは、それぞれ断面コ字型に形成されている。
2本の長辺天井梁11a,11aには、複数の天井小梁13が斜めに架設されており、該天井小梁13は長辺天井梁11aの長手方向に所定間隔で設けられている。これら天井小梁13の下面には図しない天井板が固定されている。
2本の長辺床梁12a,12aには、複数の根太15が架設されており、該根太15は長辺床梁12aの長手方向に所定間隔で設けられている。これら根太15の上面には図しない床板が固定されている。
なお、柱10,10aの上端部と、長辺天井梁11aおよび短辺天井梁11bの端部とは柱頭接合部材17によって接合され、柱10の下端部と長辺床梁12aおよび短辺床梁12bの端部とは柱脚接合部材18によって接合されている。
図1および図2に示すように、前記傾斜屋根1は片流れの屋根であり、例えば屋根パネルによって構成されている。この屋根パネルは、屋根面を形成する屋根面材の裏側周縁部に四角枠状のフレームを取り付けて剛性を確保したものである。
このような傾斜屋根1は、2階部分に設けられた3個の標準ユニット2上から1階部分の外側に設けられた3個の標準ユニット2上にかけて、台形ユニット3の傾斜面3aに沿って設けられている。
傾斜屋根1の上端部は2階部分に設けられた標準ユニット2上に現場で軸組みすることによって形成された上軸組部5によって支持されており、下端部は1階部分の外側に設けられた標準ユニット2上に現場で軸組みすることによって形成された下軸組部6によって支持されている。
上軸組部5は、傾斜屋根1の傾斜方向と平行に設けられて、当該傾斜屋根1を下方から支持する傾斜軸部材5aと、この傾斜軸部材5aの上端部に連結された第1鉛直軸部材5bと、傾斜軸部材5aの下端部に連結された第2鉛直軸部材5cを備えている。この第2鉛直軸部材5cは第1鉛直軸部材5bより短くなっている。
第1鉛直軸部材5bは、2階の標準ユニット2の後面側の柱10の上端部(柱頭接合部材17)に立設固定されており、第2鉛直軸部材5cは2階の標準ユニット2の前面側の柱10の上端部(柱頭接合部材17)に立設固定されている。これによって、第1鉛直軸部材5bおよび第2鉛直軸部材5cは、その下方に位置する標準ユニット2によって支持されている。
また、第1鉛直軸部材5bの上端部と、第2鉛直軸部材5cの上端部とにそれぞれ傾斜屋根1の下面が固定部材7を介して固定されている。
さらに、図2に示すように、傾斜軸部材5aと第1鉛直軸部材5bとの連結部どうしは、連結材5dによって連結されている。
このようにして、傾斜屋根1の上端部が2階部分に設けられた前記標準ユニット2上に軸組みすることによって形成された上軸組部5によって支持されている。
下軸組部6は、図1および図2に示すように、傾斜屋根1の傾斜方向と平行に設けられて、当該傾斜屋根1を下方から支持する傾斜軸部材6aと、この傾斜軸部材6aの上端部に連結された第1鉛直軸部材6bとを備えている。第1鉛直軸部材6bの長さは、前記台形ユニット3の柱10aとほぼ等しくなっている。
第1鉛直軸部材6bは、1階の外側の標準ユニット2の後面側の柱10の上端部(柱頭接合部材17)に立設固定されており、これによって、第1鉛直軸部材6bは、その下方に位置する標準ユニット2によって支持されている。
傾斜軸部材6aの下端部は、1階の外側の標準ユニット2の前面側の柱10の上端部(柱頭接合部材17)に固定部材7を介して固定されている。これによって、傾斜軸部材6aの下端部は、その下方に位置する標準ユニット2によって支持されている
また、第1鉛直軸部材6bの上端部と傾斜軸部材6aの下端部とに、それぞれ傾斜屋根1の下面が固定部材7を介して固定されている。
このようにして、傾斜屋根1の下端部が1階部分の外側に設けられた標準ユニット2上に軸組みすることによって形成された下軸組部6によって支持されている。
本実施の形態によれば、2階部分に設けられた標準ユニット2上から1階部分の外側に設けられた標準ユニット2上にかけて、台形ユニット3の傾斜面3aに沿って設けられた傾斜屋根1の上端部が2階部分に設けられた標準ユニット2上に軸組みすることによって形成された上軸組部5によって支持され、傾斜屋根1の下端部が1階部分の外側に設けられた標準ユニット2上に軸組みすることによって形成された下軸組部6によって支持されているので、傾斜屋根1の上端部と下端部とをそれぞれ上軸組部5と下軸組部6によって確実に支持して補強できる。したがって、片流れの屋根も含めて、大型の傾斜屋根1を容易に形成できる。
また、傾斜屋根1の上端部が上軸組部5の傾斜軸部材5aによって下方から支持されるとともに、この傾斜軸部材5aの上端部に連結された第1鉛直軸部材5bが、その下方に位置する標準ユニット2によって支持されているので、傾斜屋根1の上端部を確実に支持できる。また、傾斜屋根1の下端部が下軸組部6の傾斜軸部材6aによって下方から支持されるとともに、この傾斜軸部材6aの上端部に連結された第1鉛直軸部材6bが、その下方に位置する標準ユニット2によって支持されているので、傾斜屋根1の下端部を確実に支持できる。さらに、傾斜屋根1の上端部と下端部との間に位置する部位は台形ユニット3によって支持できる。
したがって、2階部分に設けられた標準ユニット2上から1階部分の外側に設けられた標準ユニット2上にかけて設けられた大型の傾斜屋根1を確実に支持できる。
さらに、上軸組部5の傾斜軸部材5aの上端部に連結された第1鉛直軸部材5bが、その下方に位置する標準ユニット2によって支持され、傾斜軸部材5aの下端部に連結された第2鉛直軸部材5cが、その下方に位置する標準ユニット2によって支持されているので、傾斜軸部材5aを安定的に支持でき、この結果、傾斜屋根1の上端部を安定的に支持できる。
また、下軸組部6の傾斜軸部材6aの上端部に連結された第1鉛直軸部材6bが、その下方に位置する標準ユニット2によって支持され、傾斜軸部材6aの下端部が、その下方に位置する標準ユニット2によって支持されているので、傾斜軸部材6aを安定的に支持でき、この結果、傾斜屋根1の下端部を安定的に支持できる。
(第2の実施の形態)
図6および図7は本発明に係るユニット式建物の一例を示すもので、図6はその骨組の概略構造を示す側断面図、図7は骨組の概略構成を示す斜視図である。
これらの図に示すユニット式建物が、前記第1の実施の形態のユニット式建物と異なる点は、台形ユニット3上に位置する傾斜屋根1に、開口部を形成した点であるので、以下ではこの点について説明し、第1の実施の形態と同一構成部分には同一符号を付して、その説明を省略ないし簡略化する。
図6および図7に示すように、2階部分において傾斜屋根1の棟方向に3個隣接して設けられた台形ユニット3・・・のうち、中央部に位置する台形ユニット3上に位置する傾斜屋根1に、矩形状の開口部8が台形ユニット3の傾斜面3aに対向して形成されている。
この台形ユニット3は、図5に示す台形ユニット3から天井小梁13を取り外した構成となっている。したがって、この台形ユニット3の上面は外側に向けて開放されている。また、この台形ユニット3の内側面には、図6に示すように、外装材20が工場等で予め取り付けられているとともに、底面には防水性能を有する床材21が工場等で予め取り付けられている。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
2階の中央部に位置する台形ユニット3上に位置する傾斜屋根1に、開口部8が台形ユニット3の傾斜面3aに対向して形成されているので、この台形ユニット3を中庭のようなバルコニー22として利用できる。
なお、上記二つの実施の形態では、傾斜屋根1を片流れの大家屋根としたが、本発明では、例えば図1において二点鎖線で示すように、傾斜屋根1の棟部に他方に傾斜する小さな屋根を有する招き屋根としてもよい。この場合、小さな屋根の下方に標準ユニット2を設ければよい。
また、上記二つの実施の形態では、傾斜屋根1を片流れの大家屋根としたが、本発明では、傾斜屋根を切り妻屋根としてもよい。
この場合、図1において、傾斜屋根1の上端部を通る仮想鉛直線に対して対称的に傾斜屋根1、標準ユニット2、台形ユニット3を設ければよい。
1 傾斜屋根
2 標準ユニット
3 台形ユニット
3a 傾斜面
5 上軸組部
5a 傾斜軸部材
5b 第1鉛直軸部材
5c 第2鉛直軸部材
6 下軸組部
6a 傾斜軸部材
6b 第1鉛直軸部材

Claims (5)

  1. 大型の傾斜屋根を有するユニット式建物であって、
    上階部分に、上面に傾斜面を有する台形箱状の台形ユニットが前記傾斜面を外側に向けて設けられるとともに、矩形箱状の標準ユニットが前記台形ユニットに後方から隣接して設けられ、
    下階部分に設けられている標準ユニットのうち外側に位置する標準ユニットが前記台形ユニットより外側に位置するようにして設けられ、
    前記傾斜屋根が、上階部分に設けられた前記標準ユニット上から下階部分の外側に設けられた前記標準ユニット上にかけて、前記台形ユニットの傾斜面に沿って設けられ、
    前記傾斜屋根の上端部が上階部分に設けられた前記標準ユニット上に軸組みすることによって形成された上軸組部によって支持され、
    前記傾斜屋根の下端部が下階部分の外側に設けられた前記標準ユニット上に軸組みすることによって形成された下軸組部によって支持されていることを特徴とするユニット式建物。
  2. 請求項1に記載のユニット式建物において、
    前記上軸組部および下軸組部は、それぞれ前記傾斜屋根の傾斜方向と平行に設けられて、当該傾斜屋根を下方から支持する傾斜軸部材と、この傾斜軸部材の上端部に連結された第1鉛直軸部材とを備え、
    前記第1鉛直軸部材が、その下方に位置する前記標準ユニットによって支持されていることを特徴とするユニット式建物。
  3. 請求項2に記載のユニット式建物において、
    前記上軸組部は、前記傾斜軸部材の下端部に連結された第2鉛直軸部材を備え、
    前記第2鉛直軸部材が、その下方に位置する前記標準ユニットによって支持されていることを特徴とするユニット式建物。
  4. 請求項2または3に記載のユニット式建物において、
    前記下軸組部の前記傾斜軸部材の下端部は、その下方に位置する前記標準ユニットによって支持されていることを特徴とするユニット式建物。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のユニット式建物において、
    前記台形ユニットが前記傾斜屋根の棟方向に複数隣接して設けられており、
    複数の前記台形ユニットのうち、少なくとも一つの前記台形ユニット上に位置する傾斜屋根に、開口部が前記台形ユニットの傾斜面に対向して形成されていることを特徴とするユニット式建物。
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