JP2011254298A5 - - Google Patents

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カメラシステム及びこれに用いられるレンズユニット、カメラユニット
本発明はカメラユニットと、それに着脱可能レンズユニットとを有するカメラシステム及びこれに用いられるレンズユニット、カメラユニットに関し、特に双方の間で各種の情報の通信を円滑に行うことができるビデオカメラやデジタルカメラ等に好適なものである。
従来からビデオカメラやTVカメラ等の光学機器におけるカラー映像方式には、地域によってNTSC,PAL,SECAM等の複数のテレビジョン方式(映像方式)が用いられている。これらの映像方式の信号処理には互換性がない。このため、それぞれにあわせた映像方式を用いたビデオカメラを作る必要がある。またレンズ交換式のビデオカメラにおいては、レンズ(レンズユニット)側もそのテレビジョン方式の違いからくるフレームレート違いにより光学制御を変える必要がある。
この映像方式の違いを回避するようにしたカメラシステムが知られている(特許文献1)。特許文献1では光学制御に大きく影響のあるフレームレート違いを判別してそれぞれのフレームレートに応じた制御を行う。これにより、どのフォーマットのカメラに接続しても対応できるようにした交換レンズ用のカメラシステムを開示している。
一方、近年、ビデオカメラにおいては、可変フレームレートに対応したビデオカメラが多く提案されている。例えば映画などに使われるフィルムと同じフレームレートの24P撮影や、60Hzよりも高い高速撮影を行えるカメラが提案され、フレームレートは多岐にわたりつつある。そして高速撮影した映像を、通常の再生フレームレートが60Hzや50Hzの信号として出力することで、再生時には、スロー再生のような効果を得ている。また、複数枚の画像を重ねて一枚の絵として合成することによってワイドダイナミックレンジの映像にしたり、複数の画像の位置を合わせて合成することで画像防振する方法などの撮像装置が知られている(特許文献2)。
このように撮像周期は従来の固定周期から、可変周期へと移りつつあり、撮像素子や画像処理ICの発展により高速撮像ができるようになってきている。また、旧来は撮像周期と映像信号出力のフレームレートが同一であったものが、スローモーション、ワイドダイナミックレンジ、画像防振などにより、撮像周期と映像出力信号の周波数が異なる場合も増えてきている。
特開平2−210312号公報 特開平5−7336号公報
ビデオカメラ等においては前述した理由により撮像周期や映像信号出力の周波数(フレームート)が異なる場合が生じてくる。このような現状に対し、従来のカメラシステムにおいて撮像周期が変化することを考慮していなかった。このため、交換レンズが対応可能な撮像周期の範囲が不明の場合、このレンズをカメラユニットに装着すると不適切な動作が起こる可能性がある
また旧来の交換レンズに対して、カメラユニット側から高速なフレームートに対応した光学制御信号を送ってしまうと正常な動作を行うことができない場合が生じてくる。つまり交換レンズは撮像周期が変化することを考慮していないため、最適な撮像周期で、各種の光学制御行うことが困難であった。そして、近年は映像信号のフレームレートと撮像周期が同一でない場合も多く生じてきている。
本発明は、レンズユニットとカメラユニット間光学制御ごとに撮像周期に関する情報を通信することによってカメラユニットとレンズユニットの対応可能な撮像周期の範囲が異なる場合でも最適な制御を行うことができるカメラシステム及びこれに用いられるレンズユニット、カメラユニットの提供を目的とする。
本発明に係るカメラシステムは、カメラユニットとカメラユニットに着脱可能なレンズユニットとを有するカメラシステムであって、前記カメラユニットはカメラ通信手段有し、前記レンズユニットはレンズ通信手段有し、前記カメラ通信手段と前記レンズ通信手段とは電気的な接点を介して通信を行い、前記レンズ通信手段が通信可能な周波数の最大値である、レンズ側の最大通信周波数に関する情報と、前記カメラ通信手段が通信可能な周波数の最大値である、カメラ側の最大通信周波数に関する情報を通信し、前記カメラ通信手段及び前記レンズ通信手段は、前記レンズ側の最大通信周波数と前記カメラ側の最大通信周波数のうち、小さい方の周波数以下で通信を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る別のカメラシステムは、カメラユニットと該カメラユニットに着脱可能なレンズユニットとを有するカメラシステムであって、前記カメラユニットはカメラ通信手段と、撮像手段とを有し、前記レンズユニットはレンズ通信手段と、前記レンズユニットの光学特性を変更する光学制御手段とを有し、前記カメラ通信手段と前記レンズ通信手段とは電気的な接点を介して通信を行い、前記光学制御手段が制御可能な周波数の最大値である、最大光学制御周波数に関する情報と、前記撮像手段が撮像可能な周波数の最大値である、カメラ側の最大撮像周波数に関する情報を通信し、前記光学制御手段は、前記最大光学制御周波数と前記カメラ側の最大撮像周波数のうち、小さい方の周波数以下で前記レンズユニットの光学特性を制御することを特徴とする。
また、本発明に係るレンズユニットは、レンズ通信手段を有し、カメラユニットに着脱可能なレンズユニットであって、前記カメラユニットはカメラ通信手段を有し、前記レンズ通信手段は、電気的な接点を介して前記カメラ通信手段と通信を行い、前記レンズ通信手段が通信可能な周波数の最大値である、レンズ側の最大通信周波数に関する情報と、前記カメラ通信手段が通信可能な周波数の最大値である、カメラ側の最大通信周波数に関する情報を通信し、前記レンズ通信手段は、前記レンズ側の最大通信周波数と前記カメラ側の最大通信周波数のうち、小さい方の周波数で前記カメラ通信手段と通信を行うことを特徴とする。
また、本発明に係るカメラユニットは、カメラ通信手段を有し、レンズユニットが着脱可能なカメラユニットであって、前記レンズユニットはレンズ通信手段を有し、前記カメラ通信手段は、電気的な接点を介して前記レンズ通信手段と通信を行い、前記レンズ通信手段が通信可能な周波数の最大値である、レンズ側の最大通信周波数に関する情報と、前記カメラ通信手段が通信可能な周波数の最大値である、カメラ側の最大通信周波数に関する情報を通信し、前記カメラ通信手段は、前記レンズ側の最大通信周波数と前記カメラ側の最大通信周波数のうち、小さい方の周波数で前記レンズ通信手段と通信を行うことを特徴とする。
更に、本発明に係る別のレンズユニットは、レンズ通信手段と、光学特性を変更する光学制御手段と、を有し、カメラユニットに着脱可能なレンズユニットであって、前記カメラユニットはカメラ通信手段と、撮像手段とを有し、前記カメラ通信手段と前記レンズ通信手段とは電気的な接点を介して通信を行い、前記光学制御手段が制御可能な周波数の最大値である、最大光学制御周波数に関する情報と、前記撮像手段が撮像可能な周波数の最大値である、カメラ側の最大撮像周波数に関する情報を通信し、前記光学制御手段は、前記最大光学制御周波数と前記カメラ側の最大撮像周波数のうち、小さい方の周波数以下で前記光学特性を制御することを特徴とする。
また、本発明に係る別のカメラユニットは、カメラ通信手段と、撮像手段と、を有し、レンズユニットが着脱可能なカメラユニットであって、前記レンズユニットは、レンズ通信手段と、光学特性を変更する光学制御手段とを有し、前記カメラ通信手段と前記レンズ通信手段とは電気的な接点を介して通信を行い、前記光学制御手段が制御可能な周波数の最大値である、最大光学制御周波数に関する情報と、前記撮像手段が撮像可能な周波数の最大値である、カメラ側の最大撮像周波数に関する情報を通信し、前記カメラ通信手段は、前記最大光学制御周波数と前記カメラ側の最大撮像周波数のうち小さい方の周波数以下で、前記レンズユニットの光学特性を制御させる情報を前記レンズ通信手段に送信することを特徴とする。
本発明によれば、レンズユニットとカメラユニット間で通信可能な周波数に関する情報を通信することによってカメラユニットとレンズユニットの通信可能な周波数の範囲が異なる場合でも最適な制御を行うことができるカメラシステムが得られる。
本発明のカメラシステムのブロック図 カメラユニットとレンズユニットの通信方式図 本発明のカメラユニットとレンズユニット間の通信を表す図 本発明のカメラユニットとレンズユニット間の通信シーケンス図 本発明のカメラシステムのフローチャート 本発明に係る高速制御時のAFと従来のAFの説明図
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて記述する。
[実施例1]
図1はレンズ交換式ビデオカメラに本発明のカメラシステム(撮影システム)を使用した実施例1の要部ブロック図である。この撮影システムは大きく分けてレンズユニット123とカメラユニット124を有する。そして両ユニットは電気的な接点を持ったマウント部を介して自由に着脱できるようになっている。
レンズユニット123の撮影光学系に入射した被写体からの光は、防振を行うVAP(Vari Angle Prism)101を通り、固定レンズ102、変倍を行うズーム部(バリエータレンズ)103、光量調節を行う絞り104を通過する。その後静止画撮影用のシャッタ105、固定されているレンズ106、フォーカシングを行うフォーカスレンズ(コンペンセータレンズ)107を通り、CCD等の撮像素子108上で結像する。
撮像素子108によって電子信号となった映像信号は、信号処理装置109に送られる。そして信号増幅などの信号を処理し、デジタル映像信号を作り出し、色補正、ホワイトバランスなどの撮像処理を行い適切な映像信号(映像信号データ)へと変換され、記録処理装置110へ映像信号が出力される。また信号処理装置109から映像信号データがレンズ制御データ演算装置117に送られ、自動露光、自動焦点、動きベクトルなどのためのレンズ制御に必要な信号(AE信号、AF信号、ベクトル信号)を生成する。
AE信号は輝度信号について1画面分もしくは、特定領域分を積分し、その輝度が適正露出状態からどれだけ離れているかを評価する評価値データを作成することで作られる。AF信号は輝度信号を1画面分もしくは、特定領域分をレンズ制御データ演算装置117内のハイパスフィルターによって摘出された高周波成分の量を積分した1つもしくは複数の高周波信号積分値を利用することによって得られる。レンズ制御データ演算装置117は合焦かどうか判断するAF信号を生成する。一般的に合焦付近の映像は高周波積分値が高い。一方、合焦から外れたボケている映像は高周波積分値が低い。これより高周波積分値を用いて撮影レンズの合焦判定を判断している。この方式は、コントラストAFなどと呼ばれている。またベクトル信号は1画面分もしくは、特定領域分の1つ前の過去の画像と比較してそれぞれの画面内の被写体がどこに移動したかを計算し、その中で画面全体の移動と判断される動き量を判断しベクトル信号をして生成する。このようにしてレンズ制御データを演算し、演算したレンズ制御データは、カメラマイコン120に送られる。
またカメラマイコン120はズームスイッチ111の方向と量やフォーカス操作スイッチ118の方向と量、シャッタスイッチ121の状態をカメラマイコン120で検知し、レンズへの操作情報を作っている。また撮像素子の撮像周期を変更するためのダイアルスイッチ122によって後述する制限のもとカメラユニット124の撮像周期選択する。
一方、カメラマイコン120はレンズユニット123とは電気的な接点を介して60Hzまたは50Hz等の所定の周波数(予め決められた周期)で通信する通信手段(カメラ通信手段)を有している。そしてカメラユニット124からレンズ制御データや操作情報やカメラの状態を示す情報を送る。レンズユニット123はレンズ状態(撮影状態)などのお互い必要なデータを相互通信する通信手段(レンズ通信手段)を有している。
レンズマイコン119は、カメラマイコン120から受け取った各種レンズ制御データや、操作情報を元に各種部位を動かしている。フォーカスレンズ107はフォーカスレンズ駆動装置116、シャッタはシャッタ駆動装置115、絞り104は絞り駆動装置114で駆動される。ズーム部103はズームレンズ駆動装置113からの指令信号で駆動される。VAP101の駆動はVAP駆動装置112からの指令信号で駆動される。これらの各部材によってカメラシステムとしての基本動作を行っている。
先に述べたカメラユニット124とレンズユニット123間の通信は、レンズマイコン119内のレンズ通信手段とカメラマイコン120内のカメラ通信手段によって図2のように4線によってコントロールされたクロック同期式のシリアル通信で行われている。カメラユニット124側からCS信号をLowの状態にして、レンズユニット123側に通信開始を知らせ、カメラユニット124からの通信データを1Byteごとに数個のブロック単位で通信データを送信する。
その際に、カメラとレンズの通信タイミングを合わせるため、クロック信号に同期させて通信を行っている。レンズユニット123側カメラユニット124からレンズユニット123への通信データを含むCTL信号を受信する。それと共に、クロック信号に同期させてレンズユニット123からカメラユニット124への通信データをLTC信号として1Byteごとに数個のブロック単位で送信する。例えば前述したレンズ制御のためのAE,AF,ベクトル信号データなどCTL信号内に各データを配置してレンズユニット123側に送っている。またズームやフォーカス、シャッタ操作情報などCTL信号内に配置されレンズユニット123側に送られる。
そして後述する通信周期や撮像周期情報などもCTL信号により送られる。レンズユニット123からもレンズ制御周期情報や、レンズ状態などのデータLTC信号内によりカメラユニット124側に送信される。これによってレンズユニット123とカメラユニット124間でデータのやりとりを行う。
図3は、カメラユニットとレンズユニットの通信とレンズ制御のタイミングを撮像素子の撮像周期の間隔で並べて書き、タイミングを模したものである。図3(A)は従来のカメラユニットと従来のレンズユニットとの通信と処理時間の関係を示している。図3(A)では60Hzの撮像周期に同期して通信を行い、その後にレンズ制御を行う。撮像周期60Hzを想定して作られているカメラユニットとレンズユニット同士の場合は何ら不都合なく動作する。
図3(B)は、高速撮像に対応したカメラユニットと高速撮像に対応していないレンズユニットとの通信と処理時間関係を示している。図3(B)のように、カメラユニット側60Hzの4倍の240Hzの周波数で撮像を行うように、撮像周期と同期してレンズユニットとの通信を行う。そうすると、レンズユニットがカメラユニットから情報を受信し、レンズユニットにおける制御が完了する前に、次の通信のタイミングになってしまう。これによりレンズユニットにおける制御や、カメラユニットとレンズユニットの間の通信を正常に行うことができなくなる。
図3(C)は、高速撮像に対応したカメラユニットと高速撮像に対応したレンズユニットとの通信と処理時間の関係を示している。図3(C)のように240Hzの周波数での撮像に対応可能なカメラユニットとレンズユニットであれば、何ら不都合なく高速撮影に対応したレンズ制御行うことができる。
図3(D)は高速撮像に対応したカメラユニットと高速撮像に対応していないレンズユニットとの通信と処理時間の関係を示している。図3(D)のように、高速撮像に対応していない従来のレンズユニットが高速撮像に対応したカメラユニットに接続された場合には、旧来の60Hzの撮像周期で通信を行うことにより、レンズユニットは正常に動作する。このとき撮像周期を短くしてもよい本実施例では、レンズのレスポンスを、それほど向上させる必要がない場合が多いことを考慮し、レンズを制御する信号の送信周期と撮像周期を異なる周期としている。図3(D)では、レンズユニットとカメラユニットの間の通信やレンズ制御を旧来の周期で行うことによって、高速撮影に対応していないレンズユニットを、高速撮像に対応したカメラユニットに接続しても正常に動作するようにしている
図4は本発明のカメラシステムにおけるカメラユニットとレンズユニットの通信シーケンスの説明図である。まず、カメラユニットとレンズユニットがお互いの初期データを送受信する初期通信を行う。初期通信では、カメラユニット側からカメラユニット側で通信可能な周波数の最大値に関する情報送信する。図では240Hzを示す情報を送信している。また、カメラユニットが撮像可能な撮像周波数の最大値送信する。図では240Hzを示す情報送信する。レンズユニット側では、カメラユニット側からカメラユニット側で通信可能な周波数の最大値カメラユニットが撮像可能な撮像周波数の最大値受信するそして、レンズユニット側で通信可能な周波数の最大値として240Hzを示す情報を送信する。また、レンズユニットが制御可能な光学制御周波数の最大値)に関する情報を送信する。
ここでレンズユニットが有する光学制御手段では、フォーカス制御、絞り制御、防振制御、ズーム制御、シャッタ制御を制御対象として制御を行う。そして、各制御対象を制御可能な周波数(光学制御周波数)の最大値以下の周波数で、各制御を行うことができる。レンズユニットからカメラユニットに対して、AF制御は240Hz、AE制御は60Hz、IS制御は240Hz、シャッタ動作は30Hz、ズーム動作、フォーカス動作として240Hzであることを示す情報をカメラユニット側に送信する。
上記の初期通信は、あらかじめ決められた通信速度で行う必要がある。また、旧レンズユニットなどで対応している60Hzや50Hzで行うのが互換性を含めて妥当な周波数となる。
このように初期通信でお互いの通信可能な最大の周波数情報を送受信し、その情報を元に、カメラユニットとレンズユニット通信できる周波数で制御通信を行う。ここではレンズユニットとカメラユニットの通信可能な最大の通信周波数が同じだったため、その最大値である240Hzの周波数で通信を行うことで、通信を高速で行うことができる。
制御通信では実際のAFのための周波数データや、AEのための輝度、輝度差情報、IS動作の低域動作に使われるベクトル情報などが送信される。またズーム操作命令や、フォーカス操作命令、防振命令など、カメラユニット側の操作部材から判断された命令の送信なども行われる。
レンズユニットとカメラユニットとの間で行われる、制御対象に関する制御情報の送受信を説明する。まず、レンズユニット側から、各制御対象を制御可能な周波数(光学制御周波数)の最大値以下の周波数で、制御情報を送信する。またレンズユニット側ではカメラユニットからの制御通信データを受け取って、各種操作をそれぞれ指定された周波数で制御する。具体的には、AF動作を240Hz、AE動作を60Hz、ISベクトル動作を240Hz、シャッタ動作30Hzでそれぞれ制御する。レンズユニット側はカメラユニット側からの制御通信によって制御対象に対する制御情報を受信しそれに基づいて制御を行う。そして、次の制御通信において、その制御結果をカメラユニット側に送信する。
図5は本発明のカメラシステムにおける一連の流れを説明するフローチャート図である。まず初期通信をカメラユニットとレンズユニット間で行って、カメラユニットが撮像可能な撮像周波数の最大値、レンズユニット側で通信可能な周波数の最大値、カメラユニットが撮像可能な撮像周波数の最大値、レンズユニットが制御可能な光学制御周波数の最大値に関する情報送受信する。
詳細は前述のとおりである。次にレンズユニット側で通信可能な周波数の最大値が不定な場合(不明な場合)、例えば所定バイトが0x00などの場合はレンズユニット側で通信可能な周波数の最大値が不定(不明)と判断し、S503に進む。そしてカメラユニット側で最大の通信周波数を日本であれば60Hz、ヨーロッパ仕様のカメラユニットであれば50Hzに設定し、S507に進む。一方S502においてレンズユニット側で通信可能な周波数の最大値が確定されている場合、カメラユニット側でカメラユニットが撮像可能な撮像周波数の最大値レンズユニット側で通信可能な周波数の最大値を比較する(S504)。そしてカメラユニットが撮像可能な撮像周波数の最大値のほうがレンズユニット側で通信可能な周波数の最大値より小さい場合は、カメラユニットが撮像可能な撮像周波数の最大値を通信周波数の最大値とする(S505)。レンズユニット側で通信可能な周波数の最大値のほうがカメラユニットで撮像可能な撮像周波数の最大値より小さい場合は、レンズユニット側で通信可能な周波数の最大値を通信周波数の最大値として(S506)、S507に進み、設定され通信周波数の最大値で制御通信を行う。
そして、制御通信でお互いに必要なデータを交換し合い、通信終了後に前述したようにレンズユニット側は各種制御を行う。そして、この制御通信は、S508で電源OFF操作がされるまで、繰り返しS507で制御通信を行いレンズユニット、カメラユニット制御を繰り返すことになる。もし電源OFFが操作された場合は所定の終了動作(S509)を行った後、電源OFFされることになる。
以下は所定の周波数を60Hzとするが50Hzであっても良い。カメラ通信手段が60Hzよりも高速な通信を行うことができる場合で、レンズ通信手段から送られてくる通信情報に、レンズユニットで通信可能な通信周波数の最大値が含まれていないときはカメラ通信手段は60Hz以下の周波数にてレンズ通信手段と通信を行う。
または、カメラユニットの撮像手段が60Hzよりも高速な撮像周波数で撮像することができる場合で、レンズ通信手段から送られてくる通信情報に、レンズユニットが制御可能な光学制御周期の最大値が含まれていないときはカメラユニットの撮像手段は60Hz以下の周波数にてレンズユニットの制御を通信を介して行う。
または、レンズ通信手段が60Hzよりも高速な通信を行うことができる場合で、カメラ通信手段から送られてくる通信情報に、カメラユニットで通信可能な通信周波数の最大値が含まれていないときは、レンズ通信手段は60Hzの周波数にてカメラ通信手段と通信を行う。
または、レンズ通信手段が60Hzよりも高速な制御を行うことができる場合で、カメラ通信手段から送られてくる通信情報に、カメラユニットが通信可能な撮像周波数の最大値が含まれていないときはレンズ通信手段は60Hzの周波数にてカメラ通信手段と通信を行う
図6は高速制御時のAF(自動焦点検出)と従来のAFの様子の説明図である。カメラユニットからの制御通信によりカメラユニット側から撮像周期ごとにAF信号がレンズユニット側に送られてくる。このAF信号は撮像素子で撮影された映像に対していくつか代表的な周波数ごとに輝度信号のコントラストの強弱を測りAFに用いるものである。
一般的に合焦位置に近づくほどAF信号は大きくなり、合焦位置から遠ざかるとAF信号は小さくなる。このAF信号を利用してAF動作を行っている。AF動作では、フォーカスレンズを至近側、望遠側にそれぞれ微小距離だけ駆動させ、合焦位置がある方向を決定する。この動作を繰り返すことで、合焦状態が得られる。
図6(A)は撮像周波数が60Hzのときであり、至近側に微小距離の駆動、停止、無限側に微小距離の駆動、停止、という動作を行う。至近側と無限側に停止しているときのAF信号のコントラスト値を比較し、値が大きい方向に合焦位置があると判断し、合焦位置があると判断された方向にフォーカスレンズを大きく駆動させる。撮像周波数が60Hzのときは、60秒で1回、この駆動が行われる。図6(B)は240Hzの撮像周波数のときであり、同じ60秒で4回の駆動が行われるまた、本実施例において、各制御対象の中で、光学制御周波数の最大値が最も大きいものは、AF制御に対する周波数情報である。このようにレンズを交換可能なカメラシステムにおいて撮像周波数大きいカメラシステムに対して、高速撮像に対応したレンズユニットを装着することにより高速なAFを実現することができる
AE動作、ISベクトル動作、ズーム動作、フォーカス動作も同様であり、撮像周期が高速であればそれだけ1秒間あたりに参照できるAE信号データやベクトル信号データ、ズームデータ、フォーカスデータが多くなる。そして、きめ細やかなレンズ制御を行うことができる。またシャッタに関しては、絞りガタ取り動作、シャッタ動作開始、シャッタ閉じきり動作、シャッタオープン動作までの一連動作を終了する
また高速動作に対応していない旧レンズユニットであれば、60Hz以下の撮像周波数に落とすことで従来と同じ撮影もできる。またカメラユニット側の撮像周期は高速のままにしておいて、通信周期のみをレンズユニットにあわせた60Hz以下にしておく。そして、カメラユニット側でAE信号、ベクトル信号を積分、もしくは平均値を計算し、60Hz以下の通信周期の通信データに送ることでレンズに合ったより決めこまやかなレンズ制御を行うことができる。以上説明したように、本実施例によれば、レンズユニットとカメラユニット間で通信可能な周波数に関する情報を通信することによって、カメラユニットとレンズユニットの通信可能な周波数の範囲が異なる場合でも最適な制御を行うことができる
108 撮像素子 112 VAP駆動装置 113 ズームレンズ駆動装置
114 絞り駆動装置 115 シャッタ駆動装置
116 フォーカスレンズ駆動装置 119 レンズマイコン
120 カメラマイコン 123 レンズユニット 124 カメラユニット

Claims (14)

  1. カメラユニットとカメラユニットに着脱可能なレンズユニットとを有するカメラシステムであって、
    前記カメラユニットはカメラ通信手段有し、
    前記レンズユニットはレンズ通信手段有し、
    前記カメラ通信手段と前記レンズ通信手段とは電気的な接点を介して通信を行い、前記レンズ通信手段が通信可能な周波数の最大値である、レンズ側の最大通信周波数に関する情報と、前記カメラ通信手段が通信可能な周波数の最大値である、カメラ側の最大通信周波数に関する情報を通信し、
    前記カメラ通信手段及び前記レンズ通信手段は、前記レンズ側の最大通信周波数と前記カメラ側の最大通信周波数のうち、小さい方の周波数以下で通信を行うことを特徴とするカメラシステム。
  2. 前記カメラ通信手段と前記レンズ通信手段は、所定の周波数で初期通信を行い、
    前記カメラ通信手段が、前記所定の周波数より大きな周波数で通信を行うことができる場合に、前記初期通信において通信する情報に、前記レンズ側の最大通信周波数が含まれていないときには、前記カメラ通信手段及び前記レンズ通信手段は、前記所定の周波数以下の周波数で通信を行うことを特徴とする請求項1に記載のカメラシステム。
  3. 前記カメラ通信手段と前記レンズ通信手段は、所定の周波数で初期通信を行い、
    前記レンズ通信手段が、前記所定の周波数より大きな周波数で通信を行うことができる場合に、前記初期通信において通信する情報に、前記カメラ側の最大通信周波数が含まれていないときには、前記レンズ通信手段及び前記カメラ通信手段は、前記所定の周波数以下の周波数で通信を行うことを特徴とする請求項1に記載のカメラシステム。
  4. 前記所定の周波数は50Hz又は60Hzであることを特徴とする請求項2または3に記載のカメラシステム。
  5. カメラユニットと該カメラユニットに着脱可能なレンズユニットとを有するカメラシステムであって、
    前記カメラユニットはカメラ通信手段と、撮像手段とを有し、
    前記レンズユニットはレンズ通信手段と、前記レンズユニットの光学特性を変更する光学制御手段とを有し、
    前記カメラ通信手段と前記レンズ通信手段とは電気的な接点を介して通信を行い、前記光学制御手段が制御可能な周波数の最大値である、最大光学制御周波数に関する情報と、前記撮像手段が撮像可能な周波数の最大値である、カメラ側の最大撮像周波数に関する情報を通信し、
    前記光学制御手段は、前記最大光学制御周波数と前記カメラ側の最大撮像周波数のうち、小さい方の周波数以下で前記レンズユニットの光学特性を制御することを特徴とするカメラシステム。
  6. 前記カメラ通信手段と前記レンズ通信手段は、所定の周波数で初期通信を行い、
    前記カメラユニットの撮像手段が、前記所定の周波数より大きな周波数で撮像することができる場合に、前記初期通信において通信する情報に、前記最大光学制御周波数が含まれていないときには、前記カメラ通信手段は、前記所定の周波数以下の周波数で前記光学制御手段に前記レンズユニットの光学特性を制御させる情報を、前記レンズ通信手段に送信することを特徴とする請求項5に記載のカメラシステム。
  7. 前記カメラ通信手段と前記レンズ通信手段は、所定の周波数で初期通信を行い、
    前記光学制御手段が、前記所定の周波数より大きな周波数で前記レンズユニットの光学特性を制御することができる場合に、前記初期通信において通信する情報に、前記カメラ側の最大撮像周波数が含まれていないときには、前記光学制御手段は前記所定の周波数以下の周波数で前記レンズユニットの光学特性を制御することを特徴とする請求項5に記載のカメラシステム。
  8. 前記所定の周波数は50Hz又は60Hzであることを特徴とする請求項6または7に記載のカメラシステム。
  9. 前記光学制御手段は、フォーカス制御、絞り制御、防振制御、ズーム制御、シャッタ制御の制御対象のうち、少なくとも1つの制御対象の制御を行うことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のカメラシステム。
  10. 前記光学制御手段は、制御対象ごとに、各制御対象について制御可能な周波数の最大値以下の周波数で制御を行うことを特徴とする請求項9に記載のカメラシステム。
  11. レンズ通信手段を有し、カメラユニットに着脱可能なレンズユニットであって、
    前記カメラユニットはカメラ通信手段を有し、
    前記レンズ通信手段は、電気的な接点を介して前記カメラ通信手段と通信を行い、前記レンズ通信手段が通信可能な周波数の最大値である、レンズ側の最大通信周波数に関する情報と、前記カメラ通信手段が通信可能な周波数の最大値である、カメラ側の最大通信周波数に関する情報を通信し、前記レンズ通信手段は、前記レンズ側の最大通信周波数と前記カメラ側の最大通信周波数のうち、小さい方の周波数で前記カメラ通信手段と通信を行うことを特徴とするレンズユニット。
  12. カメラ通信手段を有し、レンズユニットが着脱可能なカメラユニットであって、
    前記レンズユニットはレンズ通信手段を有し、
    前記カメラ通信手段は、電気的な接点を介して前記レンズ通信手段と通信を行い、前記レンズ通信手段が通信可能な周波数の最大値である、レンズ側の最大通信周波数に関する情報と、前記カメラ通信手段が通信可能な周波数の最大値である、カメラ側の最大通信周波数に関する情報を通信し、前記カメラ通信手段は、前記レンズ側の最大通信周波数と前記カメラ側の最大通信周波数のうち、小さい方の周波数で前記レンズ通信手段と通信を行うことを特徴とするカメラユニット。
  13. レンズ通信手段と、光学特性を変更する光学制御手段と、を有し、カメラユニットに着脱可能なレンズユニットであって、
    前記カメラユニットはカメラ通信手段と、撮像手段とを有し、
    前記カメラ通信手段と前記レンズ通信手段とは電気的な接点を介して通信を行い、前記光学制御手段が制御可能な周波数の最大値である、最大光学制御周波数に関する情報と、前記撮像手段が撮像可能な周波数の最大値である、カメラ側の最大撮像周波数に関する情報を通信し、
    前記光学制御手段は、前記最大光学制御周波数と前記カメラ側の最大撮像周波数のうち、小さい方の周波数以下で前記光学特性を制御することを特徴とするレンズユニット。
  14. カメラ通信手段と、撮像手段と、を有し、レンズユニットが着脱可能なカメラユニットであって、
    前記レンズユニットは、レンズ通信手段と、光学特性を変更する光学制御手段とを有し、
    前記カメラ通信手段と前記レンズ通信手段とは電気的な接点を介して通信を行い、前記光学制御手段が制御可能な周波数の最大値である、最大光学制御周波数に関する情報と、前記撮像手段が撮像可能な周波数の最大値である、カメラ側の最大撮像周波数に関する情報を通信し、
    前記カメラ通信手段は、前記最大光学制御周波数と前記カメラ側の最大撮像周波数のうち小さい方の周波数以下で、前記レンズユニットの光学特性を制御させる情報を前記レンズ通信手段に送信することを特徴とするカメラユニット。
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