JP2011245596A - 長尺材の定尺切断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】擦り疵の発生を抑制しつつ複数本の長尺材を容易に位置決めすることができ、小さい誤差の範囲で一定長さに切断することができる定尺切断装置の提供。
【解決手段】載置された長尺鋼材Wをその長手方向に搬送する搬送ローラ2と、長尺鋼材Wの搬送方向前端に当接して、長尺鋼材Wの長手方向の位置決めを行うストッパ3と、上記長尺鋼材Wを搬送ローラ2に押圧するとともに、回転によって長尺鋼材Wを前方に送るための押さえローラ4と、長尺鋼材Wを切断するための切断刃7とを備えており、上記押さえローラ4が、中心軸9から偏心した回転軸10を有し、搬送ローラ2と平行に、且つ、搬送ローラ2から上方に離間して配置され、回転軸10回りに回転することにより、その中心軸9側が長尺鋼材Wに対向する位置に近づくと長尺鋼材Wに当接し、その中心軸9側が長尺鋼材Wから遠ざかると長尺鋼材Wから離間する、作用位置に位置しうるように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、長尺材を所定長さに切断するための定尺切断装置、及び、この定尺切断装置によって切断される長尺材を位置決めのために押圧する押さえローラ部材に関する。
従来、鋼材製造工程等において、複数本の長尺鋼材を揃えて、一つの超硬鋸刃によってこれらを同時に同一長さに切断する作業が行われている。図4に示すように、この作業現場においては、一般的に、複数本の長尺鋼材Wが搬送ローラ51の上に載置され、その長手方向に搬送される。鋼材の切断ステージでは、鋼材搬送路52には、搬送されてきた長尺鋼材Wの先端が当接しうるストッパ53が設置されている。このストッパ53は、搬送されてきた複数本の長尺鋼材Wの先端が当接することにより、この複数本の長尺鋼材Wの長手方向の位置決めを行うためのものである。長尺鋼材Wがストッパ53に当接すると、搬送ローラ51は回転動作を停止する。回転が継続されると、ストッパ53で止められている長尺鋼材Wの表面に、搬送ローラ51による擦り疵が生じるおそれがあるからである。
次いで、側方から横バイス54が伸びて長尺鋼材Wを押し、複数本の長尺鋼材Wを密に纏める。鋼材搬送路52の横バイス54とは反対側の側部には、横バイス54に押された長尺鋼材Wが当接するように、図示しない側壁が形成されている。さらに、上方から圧下バイス55が降下してきて、上記複数本の長尺鋼材Wを搬送ローラ51上に押しつけて固定する。次いで、エメリ切断機等の切断機56が回転しながら降下してきて複数本の長尺鋼材Wを同時に切断する。
搬送されてきた長尺鋼材Wは、その先端がストッパ53に当接したとき、若干寸法だけ後方に跳ね返る場合がある。その結果、複数本の長尺鋼材Wの先端位置が相違してしまう。その状態で、複数本の長尺鋼材Wが同時に切断されると、長尺鋼材Wの切断後の長さLが相違してしまう。
この問題を解消するために、長尺鋼材を搬送ローラに押しつけるためのピンチローラを設けることが考えられる。ピンチローラは、搬送ローラとで長尺鋼材を挟み、搬送ローラと反対方向に回転する。すなわち、ピンチローラは、搬送ローラと同じく長尺鋼材を搬送する方向に回転する。ピンチローラと搬送ローラとは、長尺鋼材を挟んだ状態でストッパに押しつける。その結果、複数本の長尺鋼材がストッパで跳ね返ることが防止されるという効果が期待できる。なお、複数本の長尺鋼材を同時に切断する装置の一例が、特公平6−41061号公報に開示されている。
特公平6−41061号公報
前述したピンチローラを採用する場合、ピンチローラは長尺鋼材に押圧されるので、長尺鋼材がストッパに当接する時点及びそれ以降のピンチローラの回転により、長尺鋼材の表面に擦り疵が生じるおそれがある。複数本の長尺鋼材のうちの一部が跳ね返った後に、この長尺鋼材を位置決めするためにピンチローラが作動した場合は、跳ね返らなかった長尺鋼材にはさらに多くの擦り疵が生じるおそれがある。
本発明の目的は、かかる課題を解決するためになされたものであり、複数本の長尺材を同時に切断するに際し、長尺材の表面の擦り疵の発生を抑制しつつ、複数本の長尺材の位置決めがなされうる長尺材の定尺切断装置及びこの定尺切断装置に用いられる押さえローラ部材を提供することを目的としている。
本発明に係る長尺材の位置決め用押さえローラ部材は、
搬送ローラの上に載置されてその長手方向に搬送されてきた長尺材を位置決めするための押さえローラ部材であって、
当該押さえローラ部材は、自己の中心軸から偏心した回転軸を有しており、
上記搬送ローラと平行に、且つ、搬送ローラの上方に配置されており、
上記回転軸回りに回転することにより、その中心軸側が長尺材に対向する位置に近づくと長尺材に当接し、その中心軸側が長尺材から遠ざかると長尺材から離間する、作用位置に位置しうるように構成されている。
この押さえローラ部材によれば、一回転のうちのわずかな範囲でのみ、長尺材に接触する。従って、この押さえローラ部材は、作用位置において、長尺材を搬送する方向に回転することにより、わずかな接触によって長尺材を前方に押しやることができる。長尺材がストッパに当接した後、この押さえローラ部材を回転させれば、跳ね返った長尺材が存在していても、これをストッパの位置まで押し戻すことができる。このとき、押さえローラ部材は長尺材にわずかな時間接触するだけであるから、擦り疵の発生が抑制される。
長尺材表面の疵防止の観点から、上記押さえローラ部材は、その外周面のうちの少なくとも長尺材に接する部分に可撓性材料からなる緩衝層を有しているのが好ましい。
本発明に係る長尺材の定尺切断装置は、
載置された長尺材をその長手方向に搬送する搬送ローラと、上記長尺材の搬送方向前端に当接して、この長尺材の長手方向の位置決めを行うストッパと、上記長尺材を搬送ローラに押圧するとともに、回転によって長尺材を前方に送るための押さえローラ部材と、上記長尺材をその長手方向に交差する方向に切断するための切断刃とを備えている。上記押さえローラ部材は、前述したうちのいずれか一の押さえローラ部材である。
上記ストッパは、上記長尺材の搬送経路を閉止して長尺材の長手方向の位置決めを行いうる閉止位置と、長尺材の搬送経路を開放して長尺材のさらなる搬送を可能にする開放位置とに、移動可能に構成されているのが好ましい。
本発明に係る押さえローラ部材によれば、擦り疵の発生を抑制しつつ複数本の長尺材を容易に同一位置に位置決めすることができる。本発明に係る定尺切断装置によれば、複数本の長尺材を、たいへん小さい誤差の範囲で一定長さに切断することができる。
図1は、本発明に係る長尺材の定尺切断装置の一実施形態を概略的に示す斜視図である。 図2(a)は、図1の定尺切断装置における押さえローラ部材の一の状態を示す横断面図であり、図2(b)は上記押さえローラ部材の他の状態を示す横断面図である。 図3は、本発明に係る押さえローラ部材の他の実施形態を示す横断面図である。 図4は、従来の長尺鋼材の切断設備の一例を概略的に示す斜視図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1に示された定尺切断装置1は、長尺鋼材Wの搬送路8の一画を占めている。この鋼材搬送路8は平行に設置された多数本の搬送ローラ2を備えている。上記定尺切断装置1は、搬送ローラ2、ストッパ3、押さえローラ部材としての円柱形の押さえローラ4、横バイス5、圧下バイス6及び切断刃7を備えている。搬送ローラ2の端部には、長尺鋼材Wの落下防止のためのフランジ12が形成されている。上記定尺切断装置1には、複数本の長尺鋼材Wが搬送ローラ2の上に載置され、その長手方向に搬送されてくる。複数本の長尺鋼材Wの横断面の形状寸法は同一であり、その長手方向に沿って均一である。
上記ストッパ3は、定尺切断装置1中の鋼材搬送路8上に設置されている。ストッパ3は、その鋼材当接面13が、鉛直であり且つ搬送ローラ2と平行になるように配置されている。搬送されてきた複数本の長尺鋼材Wは、その先端が上記ストッパ3に当接することにより、長手方向の位置決めがなされうる。すなわち、複数本の長尺鋼材Wの先端が揃えられる。長尺鋼材Wがストッパ3に当接すると、搬送ローラ2はその回転動作を停止する。しかし、後述する押さえローラ4がすぐに回転作動する場合には、搬送ローラ2は停止しなくてもよい。長尺鋼材Wは、ストッパ3に当接することによって後方にわずかに跳ね返ることがある。
上記ストッパ3は、その鋼材当接面13が鋼材搬送路8を閉止して長尺鋼材Wに当接しうる閉止位置CPと、鋼材搬送路8を開放して長尺鋼材Wの搬送を許す開放位置OPとに移動可能に構成されている。本実施形態では、ストッパ3は、鋼材搬送路8上の閉止位置CPと、それより上方の開放位置OPとに昇降可能にされている。上記移動には、このように昇降の他、水平移動、ストッパ3の一部を回転軸にした回動等も含まれる。
上記押さえローラ4は、上記鋼材搬送路8の上方に、搬送ローラ2と平行に配置されている。この押さえローラ4は、搬送ローラ2に近接した作用位置WPと、それより上方の退避位置EPとに昇降可能に構成されている。押さえローラ4は、その作用位置WPにおいて、搬送ローラ2とは反対の方向に回転する。押さえローラ4が回転駆動されるときには、同時に搬送ローラ2も回転駆動される。押さえローラ4の回転速度は、搬送ローラ2の回転速度と同一である。長尺鋼材Wがいずれかのローラ2、4と摺接することを防止するためである。押さえローラ4は、搬送ローラ2とで長尺鋼材Wを挟んでストッパ3に向けて送る。この構成により、押さえローラ4は、ストッパ3に当接することによって後方に跳ね返った長尺鋼材Wを前方に戻すことができる。
図2に示すように、押さえローラ4は、その中心軸9から偏心した回転軸10を有している。符号RCで示すのは回転中心である。従って、この押さえローラ4は、回転するカムの様相を呈する。回転軸10は、図示しない軸受によって支持されており、図示しない電動モータを含む回転駆動機によって回転させられる。回転角度を制御しうるサーボモータを使用してもよい。この押さえローラ4は円柱形(横断面が円形)を有しているが、後述するように、かかる形状には限定されない。
押さえローラ4の外周には、ポリウレタン等の可撓性材料からなる緩衝層11が形成されている。この緩衝層11により、押さえローラ4に接触することによって長尺鋼材Wに擦り疵が生じることが回避され、長尺鋼材Wに摩擦による送り力が効率よく加えられ、並んだ複数本の長尺鋼材Wのそれぞれに均一な押圧力を加えることができる。
作用位置WPにおいて、押さえローラ4は、回転軸10回りに回転することにより、その中心軸9側が長尺鋼材Wに対向する位置に近づくときに長尺鋼材Wに当接し(図2(a))、その中心軸9側が長尺鋼材Wから遠ざかるときに長尺鋼材Wから離間する(図2(b))。従って、この押さえローラは、一回転のうちのわずかな範囲でのみ、長尺鋼材Wに接触する。押さえローラの一回転のうちの多くの部分は、長尺鋼材Wに接触しない状態の空回りとなる。押さえローラの一回転によって長尺鋼材Wが送られる距離は短い。しかし、長尺鋼材Wがストッパ3に当接して跳ね返る距離も短いので、押さえローラ4の一回転又は二回転によって十分に長尺鋼材Wをストッパ3の位置に戻すことができる。
前述したように、押さえローラ4が回転駆動されるときには、同時に搬送ローラ2も回転駆動される。しかし、作用位置WPにおける押さえローラ4の回転のうち、押さえローラ4が長尺鋼材Wに接触している角度範囲のみ、搬送ローラ2が同期して回転するように構成されてもよい。こうすれば、いずれかのローラ2、4と長尺鋼材Wとの摺接が一層効果的に回避される。
図1に示された横バイス5は、鋼材搬送方向に垂直な方向に且つ水平方向に伸縮可能に構成されている。この横バイス5は、複数本の長尺鋼材Wを、互いに密接するように、横方向に押すためのものである。横バイス5は、押さえローラ4によって位置決めされた複数本の長尺鋼材Wを、上記フランジ12に押圧して密接させる。横バイス5の個数は、長尺鋼材Wの切断長さLに応じて増減される。
図1に示された圧下バイス6は、搬送ローラ2と平行(長尺鋼材Wに対して垂直方向)に延び、且つ昇降可能に構成されている。この圧下バイス6は、鋼材の切断に際して、位置決めされ且つ密接させられた複数本の長尺鋼材Wを、上から搬送ローラ2に押しつけて固定するためのものである。このとき、横バイス5は、長尺鋼材Wを横から押した状態を維持している。圧下バイス6の個数は、長尺鋼材Wの切断長さLに応じて増減される。
図1には、切断刃7としてエメリ切断刃が例示されている。この切断刃7は円板状を呈しており、その両面に砥粒が固着されたものである。しかし、切断刃7はエメリ切断刃には限定されない。切断刃7は、その面が鉛直であり且つ搬送ローラ2に平行となるように設置されている。切断刃7は、その中心軸回りに回転可能、且つ、昇降可能に構成されている。切断刃7は、回転しながら、横バイス5及び圧下バイス6によって固定された状態の長尺鋼材Wに、その上から押圧される。これにより、複数本の長尺鋼材Wは、同時に且つ同一長さに切断される。
次に、この定尺切断装置1の運転を概説する。鋼材搬送路8上を、複数本の長尺鋼材Wが長手方向に、定尺切断装置1に向けて搬送されてくる。定尺切断装置1のストッパ3は閉止位置CPにある。押さえローラ4は、作用位置WPにおいて、その中心軸9側が回転軸10より上方にある姿勢(図2(b))で停止している。搬送されてきた複数本の長尺鋼材Wがストッパ3に当接する。この当接によって跳ね返った長尺鋼材Wが存在するか否かを確認することはしない。長尺鋼材Wがストッパ3に当接すると同時に押さえローラ4が一回転又は二回転する。このとき、搬送ローラ2も回転する。ストッパ3で跳ね返った長尺鋼材Wが存在していても、このローラ2、4の回転によってストッパ3の鋼材当接面13の位置に戻される。押さえローラ4の回転が停止すると同時に搬送ローラ2の回転も停止する。押さえローラ4は、その回転を停止したとき、その中心軸9側が回転軸10より上方に位置した姿勢(図2(b))となる。次いで、横バイス5が作動し、複数本の長尺鋼材Wを搬送ローラ2のフランジ12に押し当てて密接させる。次いで、圧下バイス6が降下して複数本の長尺鋼材Wを搬送ローラ2上に固定する。次いで、切断刃7が回転しながら降下し、複数本の長尺鋼材Wを同時に切断する。次いで、ストッパ3が開放位置OPに移動して鋼材搬送路8を開放する。搬送ローラ2が作動し、定尺に切断された複数本の長尺鋼材Wが同時に先のステージに搬送される。以上の動作が繰り返される。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
被切断材として、下記の4種類の鋼管がそれぞれ複数本用意された。被切断材Aは、外径が19.0mm、肉厚が1.6mm、設定切断長さが2000mmの鋼管、被切断材Bは、外径が27.5mm、肉厚が2.5mm、設定切断長さが4000mmの鋼管、被切断材Cは、外径が38.0mm、肉厚が4.0mm、設定切断長さが6000mmの鋼管、被切断材Dは、外径が25.4mm、肉厚が1.65mm、設定切断長さが11583mmの鋼管、である。
[実施例]
本体外径が100mmで、その外周に厚さ15mmのポリウレタンからなる緩衝層11が形成された押さえローラが用意された。この押さえローラの本体は鉄鋼から形成されている。この押さえローラの回転中心RCは、中心軸9から10mm偏心している。この押さえローラを前述した図1の定尺切断装置1における押さえローラ4として採用した。押さえローラ4の作用位置WPを、その中心軸側が鋼材搬送路8上の上記鋼管に対向する姿勢にしたとき、長尺鋼材Wの上端が緩衝層11に約1mm食い込む位置に設置した。前述の被切断材A、B、C、Dの各8本を、それぞれ定尺切断装置1の前述した運転方法によって同時に5分割切断した。切断された鋼管の長さのバラツキが表1に示されている。この長さのバラツキとは、上記8×5=40本の鋼管のうちの最長のものと最短のものとの長さの差である。
[比較例]
比較例としての定尺切断装置には上記押さえローラは設置されていない。この定尺切断装置により、被切断材A、B、C、Dの各8本を、前述した運転方法(押さえローラの動作を除く)によって同時に5分割切断した。切断された40本の鋼管の長さのバラツキが表1に示されている。
Figure 2011245596
表1中の数値0は、長さの差が0.5mm未満であることを示し、数値1は、長さの差が0.5mm以上で1.5mm未満であることを示し、数値2は、長さの差が1.5mm以上で2.5mm未満であることを示し、数値4は、長さの差が3.5mm以上で4.5mm未満であることを示している。表1に示されるように、実施例の装置1によれば、比較例の装置に比べて切断された後の鋼管の長さのバラツキが大幅に縮小している。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上の実施形態では、押さえローラ部材として円柱形の押さえローラ4を例示したが、かかる構成には限定されない。たとえば、回転軸が中心軸から偏心した長円形や楕円形の横断面を有する棒材が用いられてもよい。又は、図3に示されるような横断面を有する棒材(板材でもよい)21が用いられてもよい。この場合、その回転軸22は断面の図心(中心軸相当)23から偏心している。回転軸22側から見て中心軸23側の端面24、すなわち、長尺鋼材Wに接触する面24の横断面形状は、回転軸22の中心である回転中心RCを中心とした部分円形であるのが好ましい。この端面24には緩衝層26が形成されている。また、この端面24と回転中心RCとの位置関係は、回転軸22方向に沿って一定でなければならない。端面24が複数本の長尺鋼材Wに均一に接触するためである。この部分円形の端面24以外の面(他の面25という)の形状は限定されない。回転中心RCから他の面25までの距離が、上記部分円形の端面24の曲率半径より小さければよい。上記部分円形の端面24以外の部分25が長尺鋼材Wに接触しないようにするためである。
以上の実施形態では、処理対象の長尺材として鋼材を例示したが、鋼材には限定されない。その横断面の形状寸法が長手方向に沿って均一なものであればよく、材質は限定されない。また、横断面の形状にも限定されない。パイプ材であってもよい。
以上説明された定尺切断装置は、複数本の長尺材を同時に定尺に切断する作業に好適である。
1・・・定尺切断装置
2・・・搬送ローラ
3・・・ストッパ
4・・・押さえローラ
5・・・横バイス
6・・・圧下バイス
7・・・切断刃
8・・・鋼材搬送路
9・・・中心軸
10・・・回転軸
11・・・緩衝層
12・・・フランジ
13・・・鋼材当接面
21・・・押さえローラ
22・・・回転軸
23・・・図心
24・・・端面
25・・・他の面
26・・・緩衝層
L・・・(長尺鋼材の)切断長さ
RC・・・(押さえローラの)回転中心
W・・・長尺鋼材
CP・・・(ストッパの)閉止位置
OP・・・(ストッパの)開放位置
EP・・・(押さえローラの)退避位置
WP・・・(押さえローラの)作用位置

Claims (4)

  1. 搬送ローラの上に載置されてその長手方向に搬送されてきた長尺材を位置決めするための押さえローラ部材であって、
    当該押さえローラ部材は、自己の中心軸から偏心した回転軸を有しており、
    上記搬送ローラと平行に、且つ、搬送ローラから上方に離間して配置されており、
    上記回転軸回りに回転することにより、その中心軸側が長尺材に対向する位置に近づくと長尺材に当接し、その中心軸側が長尺材から遠ざかると長尺材から離間する、作用位置に位置しうるように構成されている長尺材の位置決め用押さえローラ部材。
  2. 外周面のうちの少なくとも長尺材に接する部分に可撓性材料からなる緩衝層が形成されている請求項1に記載の長尺材の位置決め用押さえローラ部材。
  3. 載置された長尺材をその長手方向に搬送する搬送ローラと、
    上記長尺材の搬送方向前端に当接して、この長尺材の長手方向の位置決めを行うストッパと、
    上記長尺材を搬送ローラに押圧するとともに、回転によって長尺材を前方に送るための押さえローラ部材と、
    上記長尺材をその長手方向に交差する方向に切断するための切断刃とを備えており、
    上記押さえローラ部材が、請求項1又は2記載の押さえローラ部材である、定尺切断装置。
  4. 上記ストッパが、上記長尺材の搬送経路を閉止して長尺材の長手方向の位置決めを行いうる閉止位置と、長尺材の搬送経路を開放して長尺材をさらなる搬送を可能にする開放位置とに、移動可能に構成されている請求項3記載の定尺切断装置。
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