JP2011214043A - Ito透明導電膜の形成方法及びその形成装置 - Google Patents

Ito透明導電膜の形成方法及びその形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ITOがアモルファスとなる成膜温度で、低抵抗で表面が平坦なITO透明導電膜を、膜剥がれを起こさずに安定して形成するための形成方法、それによって形成されたITO透明導電膜、およびそれを形成するための形成装置を提供する。
【解決手段】ITO透明導電膜の形成装置100は、レーザー光Lの照射機構を備えており、真空チャンバー1内で、スパッタリング法によりITOの薄膜を形成する成膜工程と、薄膜にレーザー光Lを照射するレーザー光照射工程とを繰り返えすことによりITO透明導電膜を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、低温プロセス(無加熱)で透明導電膜の抵抗を下げ、平坦な表面形状を得るためのITO透明導電膜の形成方法及びその形成装置に関する。
ITO(Indium Tin Oxide)透明導電膜は、低抵抗で透過率が高いため、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示装置を中心に、太陽電池、タッチパネルなど、広い範囲に亘って用いられている。
これらの機器は、近年、軽量化のために、樹脂フィルムなどの耐熱温度の低い基板を用いることも多くなっているが、その場合、150℃以下の低温プロセスで作製することが必要となる。また、有機ELなどのディスプレイにおいては、電極間のショートを避けるために、平坦で低抵抗なITO透明導電膜が必要となる。
通常、量産レベルでのITO透明導電膜の作製は、均一性や生産性に優れるスパッタリング法を用いて、200〜300℃の温度でガラス等の基板に形成するのが標準的で、1.2〜2.0×10−4Ω・cm程度の低い抵抗率を持ったITO膜を得ることができる。しかしながら、樹脂フィルム基板を用いる場合は、樹脂の耐熱温度は150℃以下であることが多いので、150℃以下の温度で膜を形成する必要がある。その場合、ITOの結晶化温度である150℃以下で膜が形成されるため、膜はアモルファスとなり、抵抗率は4×10−4Ω・cm以上の高い値となる。そのため、そのITO膜を用いて作製した機器の性能は低下してしまう。
また、通常の200〜300℃の温度で成膜したITO膜は、結晶化して抵抗率は下がるものの、表面凹凸は結晶化するので大きくなる。そのため、有機ELなどの表面平坦性が必要な機器に用いることは好ましくない。上に述べたように、150℃以下の温度でITO膜を形成すれば、膜はアモルファスとなり表面が平坦になるので有機ELに用いることは可能ではあるが、抵抗率が高く性能が低下する。
そこで、樹脂フィルムなどの基板に150℃以下の成膜温度で抵抗率が低く表面が平坦なITO膜を形成する方法がこれまでに幾つか検討されてきた。たとえば、カソードに用いる磁石を強い磁場が発生する磁石にしたり、DCスパッタにRFを重畳させたりするなどの簡便な方法がある。しかしながら、これらの方法では、膜は結晶化しないので、抵抗率は3×10−4Ω・cm程度までしか低下せず、200〜300℃の温度で成膜した場合の抵抗率1.2〜2.0×10−4Ω・cmと比べると、高い抵抗率となる。
また、レーザーを用いる方法も知られており、以下の特許文献1及び特許文献2に示すような方法が報告されている。
特許文献1に記載されている方法は、ITO膜を形成した後に、レーザー光を照射してITO膜を結晶化させ、抵抗を低下させるという方法である。しかしながら、この方法では、150℃以下の温度で形成したアモルファス膜を結晶化させるのに大きなエネルギー密度を持ったレーザー光を照射する必要があり、結晶化と同時に膜をスパッタしたり、膜に亀裂を入れたりして膜を剥がしてしまうことが多い。レーザー光のエネルギー密度が低い場合は、膜剥がれは発生しないが、膜は結晶化せず、抵抗は低下しない。また、結晶化した結晶粒は大きくなるので、表面の凹凸は大きくなる。このように、この方法では、低抵抗で表面が平坦なITO膜を安定して形成するのが難しい。
また、特許文献2に記載されている方法は、PLD法(パルスレーザー蒸着法、パルスレーザー光でターゲット物質を飛ばして膜を形成する方法)を用いて、レーザーを基板にも連続的に照射しながら成膜を行い、ITO膜を結晶化させ、抵抗を低下させるという方法である。この方法は、特許文献1と同様、膜を結晶化させるのにエネルギー密度が大きいレーザー光を基板に照射するため、基板温度が上昇し、結晶化が進行して抵抗率は低下する効果はある。しかしながら、反面、膜をスパッタしたり、膜に亀裂を入れたりして膜を剥がしてしまうことが多い。また、結晶化した結晶粒は大きくなるので、表面の凹凸は大きくなる。さらにこの方法は、通常、成膜速度が0.2nm/s以下で、また、抵抗が低くなる膜の面積が20mm以下であり、コストやサイズの点で、量産時の成膜手法として実用化するのは不可能な方法である。
以上のように、150℃以下の成膜温度(ITOがアモルファスとなる成膜温度)で、低抵抗で表面が平坦なITO膜を膜剥がれを起こさずに安定して形成することは、従来の技術では困難であった。
特開平10−12060号公報 特開2001−335918号公報
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、ITOがアモルファスとなる成膜温度(150℃以下)で、低抵抗で表面が平坦なITO透明導電膜を、膜剥がれを起こさずに安定して形成するための形成方法、それによって形成されたITO透明導電膜、およびそれを形成するための形成装置の提供を目的とする。
本発明のITO透明導電膜の形成方法は、一つの真空チャンバー内で、スパッタリング法によりITOの薄膜を形成する成膜工程と、前記薄膜にレーザー光を照射するレーザー光照射工程とを繰り返えすことによりITO透明導電膜を形成することを特徴とする。
このITO透明導電膜の形成方法では、まずスパッタリングにより基板にスパッタ粒子が堆積し薄く膜が形成された後にレーザー光が照射される。それによって膜は結晶化するが、その部分の膜は薄く、レーザー光の照射時間も短いので、形成される結晶粒のサイズを小さくすることができる。また、結晶化によりキャリア濃度が増加するので、抵抗率を低下させることができる。この過程を繰り返すことにより、低抵抗で結晶粒のサイズが小さい膜を形成することができ、膜を平坦に形成することができる。また、レーザー光の照射は断続的なので、膜の温度上昇を低くすることができ、また、膜のスパッタも起こりにくいので、膜剥がれを防止することができる。
また、本発明のITO透明導電膜の形成方法において、前記レーザー光照射工程は、前記薄膜の上にレーザー光を照射しながらスパッタリング法によりITOの薄膜を形成する工程であることを特徴とする。
この場合、まずスパッタリングにより基板にスパッタ粒子が堆積し薄く膜が形成され、その後にまたスパッタ粒子が堆積されながらレーザー光が照射され、膜が形成されることになる。レーザー光は、最初に形成された薄膜の部分にも到達し結晶化が起こるが、その部分の膜は薄く、照射時間も短いので、形成される結晶粒のサイズを小さくすることができる。また、このように粒子の堆積とレーザー光の照射とを同時に行う場合、不純物元素(Sn)の電気的活性化が向上し、キャリア濃度が増加するので、抵抗率を低下させることができる。そして、この過程を繰り返すことにより、低抵抗で結晶粒のサイズが小さい膜を形成することができ、膜を平坦に形成することができる。また、レーザー光の照射は断続的なので、膜の温度上昇を低くすることができ、また、膜のスパッタも起こりにくいので、膜剥がれを防止することができる。
本発明のITO透明導電膜の形成方法において、前記成膜工程の前又は後に、スパッタリング成膜及びレーザー光照射をともに行なわない休止工程を有するとよい。
このように、膜の堆積およびレーザー照射のいずれの工程も含まない工程が加わる場合は、さらに膜の温度上昇およびスパッタを抑えることができ、より平坦な膜を膜剥がれなしに安定して形成できる。
また、本発明のITO透明導電膜の形成方法において、スパッタリング法により形成するITOの前記薄膜の膜厚は50nm以下であるとよい。
50nm超える膜が形成されると、レーザー光が照射され結晶化する際に、大きな結晶粒が生成され、表面の平坦性が低下してしまう。一度に形成する膜の厚みを薄くすることで、レーザー光の照射時間を短くすることができるので、形成される膜の結晶粒のサイズを小さくすることができる。
膜厚の下限については特に限定はなく、薄ければ薄いほど、結晶粒のサイズが小さくなるので好ましい。実際は、原子1個分の大きさに相当する約0.1nmが膜厚の下限となるが、その膜厚でもよい。
本発明のITO透明導電膜の形成方法において、前記レーザー光照射工程での1回のレーザー光の照射で前記薄膜に照射される単位面積あたりの全エネルギーは1mJ/cm以上2J/cm以下であるとよい。
薄膜に照射されるレーザー光の全エネルギーが1mJ/cm未満であると結晶化が十分に進まずに抵抗率が下がらない。一方、レーザー光の全エネルギーが2J/cmを超えると、大きな結晶粒が形成され膜表面の平坦性が失われるとともに、膜がスパッタされて膜剥がれが発生し易くなる。レーザー光の全照射エネルギーを2J/cm以下にすることで、膜の温度上昇を低くすることができ、また、膜のスパッタも起こりにくいので、膜剥がれを防止することができる。
本発明のITO透明導電膜は、前記ITO透明導電膜の形成方法で作製したITO透明導電膜であって、結晶の粒径が50nm以下であることを特徴とする。
結晶粒径の下限については特に限定はなく、小さければ小さいほど好ましい。実際は、原子1個分の大きさに相当する約0.1nmが粒径の下限となるが、その大きさでもよい。
本発明のITO透明導電膜の形成装置は、真空チャンバーと、基板を前記真空チャンバー内でスパッタ領域を通過して移動させる基板移動機構と、前記スパッタ領域又は該スパッタ領域以外の前記基板の移動軌跡上にレーザー光を照射可能に設けられるレーザー光照射機構とを備えることを特徴とする。
本発明に係るITO透明導電膜の形成方法によれば、ITOがアモルファスとなる成膜温度(150℃以下)で、1回の成膜工程で形成される膜を薄くすることにより、レーザー光照射時の結晶粒径が粗大化することを抑制しつつ、これを繰り返して低抵抗で結晶粒のサイズが小さい膜を形成することができ、膜を平坦に形成することができる。また、レーザー光の照射は断続的なので、膜の温度上昇を低くすることができ、低抵抗で表面が平坦なITO膜を、膜剥がれを起こさずに安定して形成することができる。
本発明の一実施形態に係るITO透明導電膜の形成方法を実施するための形成装置の横断面を示す概略構成図である。 図1の形成装置の縦断面を示す概略構成図である。 図1,2とは異なる形態のITO透明導電膜の形成装置の横断面を示す概略構成図である。 図3の形成装置の縦断面を示す概略構成図である。
本発明の一実施形態のITO透明導電膜の形成方法は以下のとおりである。
本実施形態の形成装置100は、図1〜4に示すように、基板7へのスパッタ成膜とレーザー光照射とが同時に行える構成とされている。
形成装置100のスパッタ成膜を行う部分は、成膜用真空チャンバー1、真空ポンプ2、電源4、基板ホルダー5、ターゲット6、などから構成されている。形成装置100は、図2及び図4にP1〜P4で示したように、四つの工程に基板7を配置できるように回転機構やインターバック機構等の基板移動機構と、真空チャンバー1の窓15を介して基板7にレーザー光Lを照射するレーザー光照射機構とが備えられている。
工程P1は、図2及び図4に示すように、基板7がターゲット6上のスパッタリング領域内に配置されるが、レーザー光Lは照射されずにスパッタ成膜のみを実施する工程(成膜工程)である。また、工程P2は、図4に示すように、基板7にレーザー光Lの照射のみを実施する工程(レーザー光照射工程)である。そして、工程P3は、工程P1と工程P2を組み合わせたものであり、基板7へのスパッタ成膜及びレーザー光Lの照射を同時に実施する工程(成膜及びレーザー光照射工程)である。工程P4は、スパッタ成膜及びレーザー光Lの照射のいずれも実施しない休止工程を有する基板7の移動だけを実施する工程である。
基板移動機構は、基板7を、ターゲット6の直上を通る円周上に水平旋回させるように構成されており、基板ホルダー5に取り付けられた基板7が回転軸11によって回転移動される。
レーザー光照射機構は、レーザー装置12および光学系より構成される。利用可能なレーザー光Lの波長範囲は、近赤外域から紫外域で、レーザー装置12の種類としては、エキシマレーザー、Nd−YAGレーザー、半導体レーザーなどを用いることができる。好ましくは、ITO膜において吸収が大きい紫外域の光を放出できるエキシマレーザー、Nd−YAGレーザーなどを用いるのがよい。
光学系は、図1,2に示すターゲット6の直上の基板7、又は図3,4に示すスパッタ粒子の飛来がなくなってすぐの位置にある基板7にレーザー光Lが照射されるように、反射ミラー14等を用いて構成され、基板7の移動軌跡上にレーザー光を照射可能に設けられる。反射ミラー14は、前後左右、上下に動くと同時に水平方向および垂直方向で角度を調整できようになっている。レーザー光Lの照射位置の切り替え、調整はこの反射ミラー14を動かすことにより行なう。
また、光学系にはレーザー光Lの照射面積が調整できるよう、ピームエキスパンダー13が備わっている。
レーザー光Lを取り込むための窓15は、図1及び図2に示すように、成膜に用いるターゲット6の上に基板7が来た時にレーザー光Lが基板7に照射されるように、また、図3及び図4に示すように、基板7へのレーザー光Lの照射のみの工程もできるように、真空チャンバー1の下部などに取り付けられる。ターゲット6が複数個付いているスパッタ装置であれば、そのうちの一つをはずして、その部分に窓15を取り付けてもよい。窓15の材質は、赤外域から紫外域の光が透過できるよう石英などにするとよい。
なお、図中の8はカソード、9はガス導入口を示す。
以上のような構成の形成装置100を用いて、ITOの成膜を行う。
スパッタリングターゲット6としては、InにSnOを加えたITO焼結ターゲット、InにSnを加えたInSn合金ターゲットなどを用いる。好ましくは、ITO焼結ターゲットを用いるのがよい。SnOの濃度は、1〜15wt%がよい。
スパッタリング方式は、DCスパッタリング法、RFスパッタリング法、またはこれらを組みあわせたDC+RFスパッタリング法などが使用可能である。
スパッタリングガスとしては、不活性ガスの例えばArを使用する。必要に応じて、酸化性ガスや還元性ガスを導入してもよい。
成膜時の温度は可能な限り低くする。好ましくは、加熱せずに成膜を行うのがよい。
ターゲット6と基板7の間の距離は、放電が安定し、且つレーザー光Lがスパッタ中でも基板7に照射できる50〜300mm程度にする。好ましくは、抵抗が低下する50〜100mmである。
基板7としてはガラス、樹脂などを使用し、基板ホルダー5に取り付けて、回転させるなど、動かしながらスパッタ成膜を行う。
基板7を動かしながら成膜を行なうのは、上述した四つの工程P1〜P4を別個に行なうためである。
スパッタ成膜のみの工程P1と、レーザー光Lを照射しながらスパッタ成膜を行なう工程P3とを組み合わせてスパッタ成膜する場合は、例えば、図1及び図2に示すように、ターゲット6の中心頂上部にある基板7にレーザー光Lが照射されるように反射ミラー14を調整した後、ターゲット6の面積より小さい基板7を用いて、レーザー光Lの照射面積を基板面積と同程度に調整し、基板7へのスパッタ粒子の飛来が途切れないように、ターゲット6の中心直上を中心として、基板ホルダー5の1/4円周程度の範囲で基板7を往復移動させながら、レーザー光Lの照射とスパッタ成膜とを繰り返し行なう。
例えば、1回のスパッタ成膜により50nmの薄膜を形成する場合、総膜厚200nmのITO透明導電膜を形成するには、スパッタ成膜のみの工程P1と、レーザー光Lを照射しながらスパッタ成膜を行う工程P3とを、2回ずつ繰り返す。
このITO透明導電膜の形成方法では、まずスパッタリングにより基板7にスパッタ粒子が堆積し薄く膜が形成され、その後に、再度スパッタ粒子が堆積されながらレーザー光Lが照射されることにより膜が形成される。レーザー光Lは、最初に形成された薄膜の部分にも到達し結晶化が起こるが、その部分の膜は薄く、照射時間も短いので、形成される結晶粒のサイズを小さくすることができる。また、粒子の堆積とレーザー光Lの照射とを同時に行う場合、不純物元素(Sn)の電気的活性化が向上し、キャリア濃度が増加するので、抵抗率を低下させることができる。そして、この過程を繰り返すことにより、低抵抗で結晶粒のサイズが小さい膜を形成することができ、ITO透明導電膜を平坦に形成することができる。
そして、レーザー光Lの照射は断続的なので、膜の温度上昇を低くすることができ、また、膜のスパッタも起こりにくいので、膜剥がれを防止することができる。
また、スパッタ成膜のみの工程P1と、レーザー光Lを照射しながらスパッタ成膜を行なう工程P3と、スパッタ成膜及びレーザー光Lの照射のいずれも実施せずに、基板7の移動だけを行なう工程P4とを組み合わせてスパッタ成膜する場合は、例えば、上述したように反射ミラー14を調整した後、基板ホルダー5を連続的に回転させながら、レーザー光Lの照射とスパッタ成膜とを繰り返し行なう。基板7がスパッタを行なっているターゲット6から基板ホルダー5の3/4円周程度離れた基板ホルダー5の位置にある時は、膜の堆積は起こらず、回転しているのみである。
このように、スパッタリング成膜及びレーザー光Lの照射をともに行なわない基板7が動くだけの工程P4を、スパッタリング法により薄膜を形成する工程P1の前または後に含むことにより、膜の堆積およびレーザー光Lの照射のいずれも含まないので、さらに膜の温度上昇およびスパッタを抑えることができ、より平坦なITO透明導電膜を、安定して形成できる。
次に、スパッタ成膜のみの工程P1と、レーザー光Lの照射のみの工程P2とを行なう場合は、例えば、図3,4に示すように、スパッタ粒子の飛来がなくなってすぐの位置にある基板7にレーザー光Lが照射されるように反射ミラー14を調整した後、そのレーザー光Lの照射位置とスパッタターゲット6上の適当な位置(スパッタ粒子の飛来がある位置、たとえばターゲット6の中心上)の間を何度か基板7を往復移動させながら、レーザー光Lの照射とスパッタ成膜とを繰り返し行なう。
スパッタ粒子の飛来がある位置かどうかは、各位置において基板7を固定してスパッタ成膜を行い、膜厚計を用いて膜が付いているかどうかを確認することにより行なう。
スパッタ成膜のみの工程P1と、レーザー光Lの照射のみの工程P2と、スパッタ成膜及びレーザー光Lの照射のいずれも実施せずに、基板7の移動だけを行なう工程P4とを組み合わせてスパッタリング成膜する場合は、例えば、反射ミラー14を調整した後、基板ホルダー5を連続的に回転させながら、レーザー光Lの照射、スパッタ成膜を行なう。
また、上述のスパッタ成膜工程P1で形成する薄膜の厚さは50nm以下となるようスパッタパワー、基板7の移動速度、レーザー光照射までのスパッタ時間を調整することが好ましい。
1回のスパッタ成膜において薄膜の厚さが50nmを超えて形成されると、次のレーザー光照射の工程で結晶化する際に、大きな結晶粒が生成され、表面の平坦性が低下してしまうおそれがあるためである。
1回のレーザー光の照射工程でレーザー光の膜に照射される全エネルギーは、結晶化は起こるが膜剥がれは生じないエネルギー(単位面積あたりの全エネルギーが1mJ/cm以上2J/cm以下)になるように、レーザーパワー及び照射時間を調整して設定される。
このように、1回のスパッタ成膜の薄膜の厚さを50nm以下としてレーザー光Lを照射することにより、結晶粒径を50nm以下とすることができる。
以上説明したように、本発明のITO透明導電膜の形成方法によれば、1回の成膜工程で形成される膜を薄くすることにより、レーザー光照射時に結晶粒径が粗大化することを抑制しつつ、これを繰り返して低抵抗で結晶粒のサイズが小さい膜を形成することができ、ITO透明導電膜を平坦に形成することができる。また、レーザー光の照射は断続的なので、膜の温度上昇を低くすることができ、ITOがアモルファスとなる成膜温度(150℃以下)で、膜剥がれを起こさずに安定して形成することができる。
レーザー光の照射は、基板への薄膜の形成と同時にする場合と、形成された薄膜に照射する場合と、どちらを選択しても同様の効果が得られる。
次に、本発明のITO透明導電膜の形成装置に係る実施例1〜4および比較例1〜4について説明する。
(実施例1)
図1,2に示す構成の形成装置100を用いて、ターゲット6の中心直上を中心として、基板7を基板ホルダー5の1/4円程度の範囲で往復移動させて、スパッタリング成膜のみの工程P1、レーザー光照射及びスパッタリング成膜を同時に行う工程P3の二つの工程を含む方法でITO透明導電膜の作製を行った。スパッタリング成膜条件およびレーザー光照射条件は以下に示すとおりである。
(スパッタリング成膜条件)
スパッタリング装置:DCマグネトロンスパッタ装置
ターゲット:高密度ITO (In+10wt%SnO)燒結ターゲット、燒結密度99.9%
使用基板:50mm×50mm×1mmt 無アルカリガラス
ターゲット−基板間距離:60mm
磁界強度:1000Gauss(ターゲット直上、垂直成分)
到達真空度:<5×10−5Pa
スパッタリングガス:Ar、ガス流量100sccm
導入ガス:O、ガス流量0〜3sccm
スパッタリング圧力:0.5Pa
DCパワー:200W
基板加熱:なし
レーザー光照射の間に形成される膜の厚さ:5,50nmの2種類
基板ホルダー移動角速度:上記膜厚になるようそれぞれ調整
全膜厚:200nm
成膜時間:全体で200nmの膜厚になるよう、各条件で成膜速度を求めて、それぞれ設定
(レーザー光照射条件)
レーザー:Nd−YAGパルスレ−ザ−
波長:266nm(第4高調波)
発振周波数:10Hz
発振エネルギー密度(単位時間、単位面積あたり):100〜2000mJ/s・cm
基板上エネルギー密度(単位時間、単位面積あたり):10,500,2000mJ/s・cmの3種類
レーザー光照射時間:0.1,1secの2種類
レーザー光の基板上でのエネルギー密度は、その部分に強度測定用のパワーメーターを設置して測定したエネルギーの値を照射面積で割って求めた。1回の照射工程で膜に照射されたレーザー光の単位面積あたりの全エネルギーは、基板上のエネルギー密度に照射時間を乗じて求めた。
また、得られた薄膜の抵抗率は、膜厚測定と4探針法によるシート抵抗測定により求めた。
表面凹凸は、AFM測定によって得られた Rmax(表面の凹凸の最大高低差)およびRa(算術平均表面粗さ)で評価した。
膜剥がれは、碁盤目付着試験(一辺1mmの10×10の升目状の切り目をカッターナイフで膜につけ、18mm幅の粘着テープを貼り付けて剥がしたとき、剥がれずに残った升目の数で表す)で評価した。
膜の結晶粒の大きさは、表面のSEM観察を行い、解析ソフトを使って最大の粒子径を求めた。
(実施例2)
図1,2示す構成の形成装置100を用いて、基板を全回転させながら、スパッタリング成膜のみの工程P1、レーザー光照射及びスパッタリング成膜を同時に行う工程P3、および膜の堆積およびレーザー光照射のいずれの工程も含まない回転だけの工程P4、の三つの工程を含む方法でITO透明導電膜の作製を行い、膜の評価を行った。スパッタリング成膜条件、レーザー光照射条件、および評価方法は実施例1と同じである。
(実施例3)
図3,4に示す構成の形成装置100を用いて、基板をスパッタ粒子の飛来がなくなってすぐの位置とターゲットの中心直上部の間を往復移動させながら、スパッタ成膜のみの工程P1とレーザー光照射のみの工程P2との二つの工程を含む方法でITO透明導電膜の作製を行った。スパッタリング成膜条件、レーザー光照射条件、および評価方法は実施例1と同じである。
(実施例4)
図3,4に示す構成の形成装置100を用いて、基板を全回転させながら、スパッタ成膜のみの工程P1、レーザー光照射のみの工程P2、回転だけの工程P4、の三つの工程を含む方法でITO透明導電膜の作製を行い、膜の評価を行った。スパッタリング成膜条件、レーザー光照射条件、および評価方法は実施例1と同じである。
(比較例1)
図1,2に示す装置のスパッタリング部のみを用いて、レーザー光の照射を行わずに、通常の成膜方法で基板を全回転させながらITOの成膜を行い、膜の特性を評価した。スパッタリング成膜条件は、実施例1でレーザー光の照射がない条件と同じである。評価方法は実施例1同じである。
(比較例2)
比較例1と同様にして作製したITOの薄膜に、レーザー光を大気中で1分間照射して、レーザーアニール処理をしたITO透明導電膜を作製し、膜の特性を評価した。レーザー光照射条件は、照射時間を連続で1分間としたこと以外は実施例1と同じである。評価方法は実施例1と同じである。
(比較例3)
図1,2示す構成の装置を用いて、基板をターゲット中心直上に固定して、レーザー光を連続的に照射しながらスパッタリング成膜を行ってITO透明導電膜を作製し、膜の評価を行った。スパッタリング成膜条件は、基板を固定したこと以外は実施例1と同じである。レーザー光照射条件は、連続照射であること以外は実施例1と同じである。成膜時間(レーザー光照射時間)は90sで、膜厚は200nmである。評価方法は実施例1と同じである。
(比較例4)
PLD装置を用いて、基板をターゲット直上に固定して、レーザー光を連続的に照射しながらスパッタリング成膜を行ってITO透明導電膜を作製し、膜の評価を行った。スパッタリング成膜条件、レーザー光照射条件は以下のとおりである。
使用レーザー:Nd−YAGパルスレーザー
波長:266nm(第4高調波)
発振周波数:10Hz
発振エネルギー密度(単位時間、単位面積あたり):2000mJ/s・cm
(ビームをビームスプリッターで基板方向およびターゲット方向に1000mJ/s・cmずつ2方向に分離)
基板上エネルギー密度(単位時間、単位面積あたり):10,500,2000mJ/s・cmの3種類(ビームエキスパンダーで調整)
燒結タブレット上エネルギー密度:20J/s・cm(レンズで面積を1/20に縮小)
ターゲット:高密度ITO(In+10wt%SnO)燒結ターゲット、燒結密度99.9%
膜厚:200nm
成膜時間(レーザー照射時間):1000s
得られた膜の特性について、実施例1と同様にして評価した。
これらの評価結果を表1に示す。表1の中で数値を示しているサンプルは、それぞれの条件で酸素量を変えて作製したサンプルの中で、最も抵抗率が下がったサンプルである。以下に示す他の実施例、比較例についても同様のサンプルについての値である。
Figure 2011214043
表1に示すとおり、実施例1,2では、抵抗率が低く(3.5×10−4Ω・cm以下)、表面凹凸が小さく(Rmax:20nm以下、Ra:2nm以下)、膜剥がれがない(残った升目の数95以上)優れたITO透明導電膜が得られた。一方、比較例1の通常のスパッタ法では、表面は平坦で膜剥がれないものの、抵抗率が大きい(6.0×10−4Ω・cm)。比較例2の後アニール法では、抵抗率がやや高く(3.5×10−4Ω・cm以上)、膜剥がれが多く発生する(残った升目の数:78〜4)。比較例3のレーザー光を連続的に照射しながらのスパッタ法では、抵抗率は低いが、表面凹凸が大きく(Rmax:35nm以上、Ra:3.5nm以上)、膜剥がれが多く発生する(残った升目の数:81〜12)。比較例4のレーザー光を連続的に照射しながらのPLD法では、抵抗率は比較的低いものの、表面凹凸が大きく(Rmax:30nm以上、Ra:3.0nm以上)、膜剥がれが多く発生する(残った升目の数:85〜25)。これらの比較例で、表面凹凸が大きいのは温度上昇による結晶化の進行(実施例の最大結晶粒径は50nm以下であるのに対し、比較例ではアモルファスになる比較例1を除いて50nmを超えている)、膜剥がれはレーザーの連続照射によるダメージによるものと考えられる(膜に照射された単位面積あたりの全エネルギーが2J/cm以下の実施例では膜剥がれが殆どなし)。
以上のとおり、本発明方法では、抵抗率が低く、表面が平坦で、膜剥がれが少ないITO透明導電膜が得られることが確認できた。
なお、本発明は前記実施形態の構成のものに限定されるものではなく、細部構成においては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
1 真空チャンバー
2 真空ポンプ
4 DC、RF電源
5 基板ホルダー
6 ターゲット
7 基板
8 カソード
9 ガス導入口
11 基板ホルダー回転軸12 レーザー装置
13 ピームエキスパンダー
14 反射ミラー
15 石英窓
L レーザー光

Claims (7)

  1. 一つの真空チャンバー内で、スパッタリング法によりITOの薄膜を形成する成膜工程と、前記薄膜にレーザー光を照射するレーザー光照射工程とを繰り返えすことによりITO透明導電膜を形成することを特徴とするITO透明導電膜の形成方法。
  2. 前記レーザー光照射工程は、レーザー光を照射するとともに、前記薄膜の上にスパッタリング法によりITOの薄膜を形成する工程であることを特徴とする請求項1記載のITO透明導電膜の形成方法。
  3. 前記薄膜を形成する工程の前又は後に、スパッタリング成膜及びレーザー光照射をともに行なわない休止工程を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のITO透明導電膜の形成方法。
  4. スパッタリング法により形成するITOの前記薄膜の膜厚が50nm以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のITO透明導電膜の形成方法。
  5. 前記レーザー光照射工程での1回のレーザー光の照射で前記薄膜に照射されるレーザー光の単位面積あたりの全エネルギーが1mJ/cm以上2J/cm以下であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のITO透明導電膜の形成方法。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の前記ITO透明導電膜の形成方法で作製したITO透明導電膜であって、結晶の粒径が50nm以下であることを特徴とするITO透明導電膜。
  7. 真空チャンバーと、基板を前記真空チャンバー内でスパッタ領域を通過して移動させる基板移動機構と、前記スパッタ領域又は該スパッタ領域以外の前記基板の移動軌跡上にレーザー光を照射可能に設けられるレーザー光照射機構とを備えることを特徴とするITO透明導電膜の形成装置。
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