JP2011207180A - 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 - Google Patents

液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 シール部材のみで液体の侵入を抑制して、液体の侵入による破壊を抑制した液体噴射ヘッド及び液体噴射装置を提供する。
【解決手段】 液体が流通する第1液体流路が形成され、圧力発生手段によりノズル開口から液体を噴射する液体噴射ヘッド本体20と、液体が貯留される貯留部材に一端側が連通すると共に他端側が前記第1液体流路に連通する第2液体流路を有するヘッドホルダ30と、ヘッド本体20とヘッドホルダ30との間に介装され、第1液体流路と第2液体流路とを連通する連通口61を有するシール部材60と、を具備し、シール部材60は、連通口61の周縁部に設けられる密着部62と、液体噴射ヘッド本体20の外周部に対応して設けられ、液体噴射ヘッド本体20側に突出して該液体噴射ヘッドと当接する第1当接部63A及びヘッドホルダ30側に突出して該ヘッドホルダ30と当接する第2当接部63Bと、を具備する。
【選択図】 図6

Description

本発明は液体噴射ヘッド及び液体噴射装置に関する。
液体噴射ヘッドの代表例であるインクジェット式記録ヘッドとしては、例えば、インクカートリッジ等の貯留部材から供給されるインクを噴射するノズルと圧力発生室とが形成された流路ユニットと、この流路ユニットに接合され圧電素子が収容されるヘッドケースとを有するヘッド本体と、複数のヘッド本体が固定されるヘッドホルダとを有するものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、このようなインクジェット式記録ヘッドにおいては、一般的に、ヘッド本体とヘッドホルダとの間に、連通口を有するシール部材が挟持されており、ヘッドホルダの流路(ホルダ流路)とヘッド本体の流路(ヘッド流路)とがこの連通口によって連通されている。
上記のようなシール部材を設けただけでは、ヘッド本体やヘッドホルダへインクが侵入してしまうため、シール部材の外周部を接着剤によりモールドして、インクの侵入を封止していた。
特開2003−39672号公報
しかしながら、モールドにはコストがかかるという問題や、モールドすることにより分解しにくくなり再利用が困難となるという問題があった。
なお、このような問題は、インクを吐出するインクジェット式記録ヘッドだけではなく、インク以外の液体を吐出する液体噴射ヘッドにおいても同様に存在する。
本発明は、このような事情に鑑み、シール部材のみで液体の侵入を抑制して、液体の侵入による破壊を抑制した液体噴射ヘッド及び液体噴射装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の態様は、液体が流通する第1液体流路が形成され、圧力発生手段によりノズル開口から液体を噴射する液体噴射ヘッド本体と、液体が貯留される貯留部材に一端側が連通すると共に他端側が前記第1液体流路に連通する第2液体流路を有するヘッドホルダと、前記液体噴射ヘッド本体と前記ヘッドホルダとの間に介装され、前記第1液体流路と前記第2液体流路とを連通する連通口を有するシール部材と、を具備し、前記シール部材は、前記連通口の周縁部に設けられる密着部と、前記液体噴射ヘッド本体の外周部に対応して設けられ、前記液体噴射ヘッド本体側に突出して該液体噴射ヘッド本体と当接する第1当接部及び前記ヘッドホルダ側に突出して該ヘッドホルダと当接する第2当接部と、を具備することを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる態様では、密着部により液体流路をシールすると共に、凹部により外部から内側へ液体が侵入するのを抑制することができる。これにより、液体の侵入による破壊を抑制することができる。
本発明の好適な実施態様としては、前記シール部材は、前記連通口を複数備えるものが挙げられる。
前記シール部材は、前記液体噴射ヘッド本体に接続する配線を挿入する開口を有する板状体であり、外周縁部に前記第1当接部及び第2当接部がそれぞれ連続的に設けられているのが好ましい。これによれば、密着部により液体流路をシールすると共に、第1当接部及び第2当接部により外周をシールすることができ、外部からの液体や気流の流入を好適に抑制することができる。
本発明の好適な実施態様としては、前記シール部材は、長手方向両端部の高さが長手方向中央部の高さより高いことが挙げられる。このような構成においても、好適に液体が侵入するのを抑制することができる。
本発明の他の態様は、上記液体噴射ヘッドを備えることを特徴とする液体噴射装置にある。
かかる態様では、液体の侵入による破壊を抑制した液体噴射装置を実現することができる。
実施形態にかかる液体噴射装置の模式的断面図である。 実施形態にかかるヘッドの分解斜視図である。 実施形態にかかるヘッドの正面図である。 実施形態にかかるヘッド本体の断面図である。 実施形態にかかるシール部材の斜視図である。 実施形態にかかるシール部材の断面図である。 実施形態にかかるシール部材の説明図である。 他の実施形態にかかるシール部材の説明図である。
(実施形態1)
図1に基づいてインクジェット式記録装置を説明する。同図に示すように、液体噴射装置としてのインクジェット式記録装置1は液体噴射ヘッドとしてのインクジェット式記録ヘッド(以下、ヘッドという)10を有している。ヘッド10は、インクカートリッジ2が搭載されるキャリッジ3に固定されている。キャリッジ3は上部に開放する箱型をなし、記録紙Sと対面する面(下面)にヘッド10のノズル面が露呈するよう取り付けられると共に、インクカートリッジ2が収容されるようになっている。そして、このインクカートリッジ2からのインクがヘッド10に供給される。
キャリッジ3はタイミングベルト4を介してステッピングモーター5に接続され、記録紙Sの紙幅方向(主走査方向)に往復移動するようになっている。これにより、キャリッジ3を移動させながら記録紙Sの上面にインク滴を吐出させて記録紙Sに画像や文字をドットマトリックスにより印刷するようになっている。
なお、図1の例では、キャリッジ3に液体源としてのインクカートリッジ2が収容される例を挙げて説明したが、インクカートリッジ2がキャリッジ3とは別の場所に収容され、供給管を介してインクがヘッド10の流路形成部に圧送される構成のインクジェット式記録装置であっても本発明を適用することが可能である。
図2、図3を用いてヘッド10について説明する。ヘッド10は、ヘッド本体20と、インクカートリッジ2(図1参照)からインクをヘッド10に導入するための液体導入路が形成された自己封止ユニット30とを備える。
ヘッド本体20は、ヘッドケース21を備え、ヘッドケース21には、ヘッド本体20の下端面を保護するヘッドカバー22が設けられている。ヘッドカバー22には、後述するノズル開口を露出する開口(図示せず)が形成されている。
ヘッド本体20について、図4を用いて説明する。ヘッド本体20のヘッドケース21下端側には、流路形成部200が設けられている。流路形成部200は、流路基板201を備える。具体的には、流路基板201には、複数の圧力発生室202が並設され、流路基板201の一方面側は、各圧力発生室202に対応してノズル開口203を有するノズルプレート204により封止され、他方面側は振動板205により封止されている。ノズル開口203は、ヘッド本体20の下端面の長手方向に列設されている。また、流路基板201には、圧力発生室202毎にインク連通路206を介して連通され、複数の圧力発生室202の共通のインク室となるマニホールド207が形成されている。マニホールド207には、ヘッドケース21に設けられたヘッドケース流路208が連通する。このヘッドケース流路208を介して自己封止ユニット30(図2参照)からインクがマニホールド207に供給される。本実施形態では、ヘッド本体20には、圧力発生室202、インク連通路206、マニホールド207及びヘッドケース流路208からなる第1液体流路が設けられていることになる。
一方、振動板205の圧力発生室202とは反対側には、各圧力発生室202に対応する領域にそれぞれ圧力発生手段としての圧電素子209の先端が当接されて設けられている。これらの圧電素子209は、圧電材料と電極形成材料及とを縦に交互にサンドイッチ状に挟んで積層され、振動に寄与しない不活性領域が固定基板210に固着されている。また、圧電素子209には、配線部材211が接続されて、該配線部材211より圧電素子209の電極形成材料により形成された電極に駆動信号が入力される。
このように構成されたインクジェット式記録ヘッド10では、自己封止ユニット30に連通されるヘッドケース流路208を介してマニホールド207にインクが供給され、インクは各圧力発生室202に分配される。これを具体的に説明すれば、圧電素子209に配線部材211から駆動信号が印加されることにより圧電素子209を収縮させる。これにより、振動板205が圧電素子209と共に変形されて(図中上方向に引き上げられて)圧力発生室202の容積が広げられ、圧力発生室202内にインクが引き込まれる。そして、ノズル開口203に至るまで内部をインクで満たした後、駆動信号に従い、圧電素子209に印加していた電圧を解除すると、圧電素子209が伸張されて元の状態に戻る。これにより、振動板205も変位して元の状態に戻るため圧力発生室202が収縮され、内部圧力が高まりノズル開口203からインク滴が吐出される。すなわち、本実施形態では、圧力発生室202に圧力変化を生じさせる圧力発生手段として縦振動型の圧電素子209が設けられている。
図2、3に戻り、ヘッド本体20の上端面側、即ちノズルプレートを覆うヘッドカバー22が設けられた下端面とは逆側に、フランジ部23が形成されている。ヘッド10は、このフランジ部23上に、駆動基板としてのFPC(Flexible Print Cable)40を備える。
FPC40は、フィルム状の駆動基板であり、折り曲げ可能である。本実施形態では、このFPC40は、屈曲されて、保持部材50によりフランジ部23に対して起立した状態で保持されている。保持部材50は、ヘッド本体20のフランジ部23上に立設されている。
FPC40は、プリンタ本体側からの図示しない外部配線部材を接続するためのコネクタ41を備えている。また、FPC40は、上述した圧電素子に信号を送出するための図示しない基板端子部を備え、この基板端子部に各圧電素子に接続された配線部材211(図4参照)が半田付け等によって電気的に接続される。即ち、FPC40は、コネクタ41に接続されたプリンタケーブルを通じてプリンタ本体側から駆動信号を受け、この駆動信号を基板端子部に接続された配線部材211を通じて圧電素子に供給するように構成されている。
また、ヘッド本体20のフランジ部23上には、自己封止ユニット30が設けられている。自己封止ユニット30は、矩形状の盤面を有する直方体ブロック形状とされ、その上部の端部にはインク導入孔31がそれぞれ設けられ、インク導入孔31にはインクカートリッジ2(図1参照)からインクがそれぞれ供給される。一方(図2中左側)のインク導入孔31に供給されたインクは、自己封止ユニット30内部に設けられたユニット流路32(図2中、点線で示してある)を経由して、自己封止ユニット30の盤面に設けられた主流路33に送られ、他方(図2中右側)のインク導入孔31に供給されたインクは、ユニット流路32を経由して図2の紙面の裏側に設けられた主流路33に送られる。即ち、本実施形態の自己封止ユニット30においては、対称な二つのユニット流路32が設けられている。この主流路33を流通したインクは、盤面の外側から自己封止ユニット30の内側の下部に送られ、4つの図示しない排出孔からシール部材60の連通口61を介してヘッドケース流路208(図4参照)に送られる。本実施形態では、自己封止ユニット30には、ユニット流路32、主流路33からなる第2液体流路が設けられていることになる。
また、インク導入孔31と主流路33の入口部34の間のユニット流路32には図示しない弁体がそれぞれ設けられ、ヘッド本体20のマニホールドの圧力が低下した際に、即ち、インクが吐出されて主流路33側の圧力が相対的に低下した際に弁体がインクの流通を許容するように作動する。所定の圧力でインクがインク導入孔31から供給される状態にある場合、すなわち、ヘッド本体20のマニホールドにインクが貯留されている場合、弁体は閉状態にされ、インクの吐出により後流側の圧力が低下すると、これに伴い発生する負圧力により弁体が開状態にされてインクがヘッド本体20に供給される。
また、自己封止ユニット30の中央部にはFPC挿通部35が形成されている。FPC挿通部35は上下が開口した空部であり、その内部に、保持部材50に保持されたFPC40を収容するように構成されている。このFPC挿通部35にFPC40を収容した状態では、FPC挿通部35の上部開口に、FPC40のコネクタ41が臨む。
自己封止ユニット30をヘッド本体20に設置する場合には、自己封止ユニット30の左右側面に設けられた位置決め孔36を、ヘッド本体20に設けられた位置決めピン24に挿入して位置決めする。なお、この位置決めピン24は、ヘッド本体20のフランジ部23に下面側から設けられたボルトであり、この位置決めピン24を位置決め孔36に挿入して、自己封止ユニット30をヘッド本体20上に固定して設置する。
また、ヘッド10は、ヘッド本体20と、自己封止ユニット30との間にシール部材60を有している。本実施形態では、自己封止ユニット30がヘッドホルダに該当する。
このシール部材60は、ヘッド本体20に自己封止ユニット30を設置する場合に、ヘッド本体20と自己封止ユニット30との間に配置されるもので、ヘッド本体20に形成されたヘッドケース流路208の開口と自己封止ユニット30内の排出孔との間のシール性を確保するためのものである。すなわち、ヘッドケース流路208の開口と自己封止ユニット30内の排出孔との接続部分は、シール部材60によって良好に密封されている。このシール部材60には、ヘッドケース流路208の開口と自己封止ユニット30内の排出孔とにそれぞれ連通する貫通した連通口61が設けられている。
上述したようにヘッド本体20と自己封止ユニット30との間には、シール部材60とが介装されており、第1液体流路と第2液体流路との接続部分、具体的には、ヘッドケース流路208の開口と自己封止ユニット30の排出孔とがシール部材60によって良好に封止されている。より詳細には、本実施形態では、シール部材60は、自己封止ユニット30内の排出孔が開口する突出部と、ヘッド本体20に設けられるヘッドケース流路208が開口する突出部との間に挟持されていることで、ヘッドケース流路208の開口と自己封止ユニット30の排出孔との接続部分を密封してこの接続部分からのインクの漏れを防止している。
ここで、本実施形態に係るシール部材60について、図5〜7を用いて説明する。図5は、シール部材の斜視図、図6は、図5のA−A´断面図、図7はシール部材の説明図である。
図5に示すように、シール部材60は、ヘッド本体20を挿入する開口65を有する板状体である。本実施形態では、シール部材60の開口65には、ヘッド本体20のFPC40及びその保持部材50が挿入されるようになっている。
また、シール部材60は、ヘッド本体20のフランジ部23の形状に合わせて、長手方向両端部の高さが長手方向中央部の高さより高くなるように構成されている。
シール部材60の長手方向には、厚さ方向に貫通する連通口61がそれぞれ4つずつ設けられており、ヘッドケース流路208の開口及び自己封止ユニット30の排出孔に対応する位置に設けられている。
また、シール部材60の長手方向には、厚さ方向に貫通する位置決め孔66が設けられている。この位置決め孔66はヘッド本体20に設けられた図示しない位置決めピンを挿入できるようになっている。この各位置決め孔66に各位置決めピンが挿通されることにより、シール部材60の連通口61がヘッドケース流路208の開口と自己封止ユニット30の排出孔を密封される。
ここで、図6を用いて、シール部材60の連通口61の周縁部について説明する。
図6に示すように、シール部材60の連通口61の周縁部には、密着部62が設けられている。この密着部62は、ヘッド本体20と自己封止ユニット30と圧接することにより潰されて、第1流路と第2流路との接続部分を密封できるようになっている。
また、シール部材60には、ヘッド本体20の外周部に対応するように、ヘッド本体20側に突出してヘッド本体20と当接する第1当接部63A及び自己封止ユニット30側に突出して自己封止ユニット30と当接する第2当接部63Bとが設けられている。本実施形態では、シール部材60の開口65とは反対側に、第1当接部63A及び第2当接部63Bが設けられている。本実施形態では、図5に示すように、シール部材60の外周縁部に連続的に設けられている。本実施形態では、第1当接部63A及び第2当接部63Bは、シール部材60の外周縁部に連続的に設けられている。この第1当接部63A及び第2当接部63Bにより、外周をシールすることができ、外部からの液体の侵入や気流の侵入を抑制することができる。
突出する第1当接部63A及び第2当接部63Bが設けられている、言い換えれば、シール部材60の両面に凹部64(凹部64A,凹部64B)が設けられている。このように、凹部64がシール部材60の厚さ方向両側に形成されていることにより、シール部材60の上下両側において、外部から内部への液体の侵入を抑制することができる。凹部64の形状は特に限定されるものではなく、本実施形態では、図6に示すように、凹部64Aと凹部64Bが異なる形状とした。
図7を用いて、外部からインクが侵入した場合のシール部材60について説明する。
図7に示すように、シール部材60は、外部からヘッド本体20側、すなわち、シール部材60の開口65側へインクが侵入しても、凹部64(64A,64B)においてインクの表面張力によりメニスカスが形成されて、内部へインクが流入しないようになっている。これにより、ヘッド本体20のFPC40の配線にインクが付着して短絡したりするのを抑制することができる。また、密着部62のシール性の低下を抑制することができる。なお、図7では、説明上、シール部材60が圧接されて(潰されて)いない状態を図示したが、実際は、シール部材60はヘッド本体20と自己封止ユニット30に圧接されて密着部62及び当接部63(第1当接部63A及び第2当接部63B)が潰された状態となる。
また、連通口61からインクが外部側、すなわち、シール部材60の開口65とは反対側へインクが流出しても、凹部64においてインクがメニスカスを形成し、当接部63へのインクの流出を抑制することができる。これにより、シール部材60の外周のシール性の低下を抑制することができる。
本実施形態では、上述したように、シール部材60の密着部62により液体流路をシールすると共に、凹部64によりシール部材60の開口65側へインクが侵入するのを抑制することができる。すなわち、シール部材のみで液体の侵入を抑制して、液体の侵入による破壊を抑制することができる。これにより、シール部材60を接着剤によりモールドする必要がなく、工程数が減ると共に材料費を削減でき、コストを低下させることができる。また、接着剤を使用していないため、ヘッド本体20や自己封止ユニット30に不良等の不具合が見つかったときに、容易に分解することができ、再利用することができる。
また、外周縁部に第1当接部63A及び第2当接部63Bがそれぞれ連続的に設けられていることにより、外周をシールすることができ、外部からの液体の侵入及び外部からの気流の流入を好適に抑制することができる。したがって、シール部材60の開口65側へインクが侵入するのをより効果的に抑制することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態に基づいて詳細に説明したが、勿論、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、シール部材60として、ヘッド本体20を挿入する開口65を有する板状体を例示したが、複数のシール部材を組み合わせることにより、本実施形態のシール部材60のような形状となるものであってもよい。
また、シール部材60の凹部64の形状は上述したものに限定されるものではなく、例えば、図8に示す凹部64Cのように、テーパー部を有するものであってもよい。
本実施形態では、シール部材60の開口65とは反対側に第1当接部63A及び第2当接部63Bを設けたが、シール部材60の開口65側にも当接部を設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、自己封止ユニット30を例示したが、ユニット流路等は限定されない。例えば、本実施形態では弁体が設けられた自己封止ユニットを例示したが、弁体が設けられていない液体流路を備えたものであってもよい。
本実施形態では、ヘッドホルダの一例である自己封止ユニットと、ヘッド本体との間にシール部材が配された構成について説明したが、これはあくまで一例に過ぎず、インクカートリッジとヘッド本体との間にシール部材が配された構成であれば、シール部材の位置に拘わらず、本発明を適用することができる。すなわち、インクカートリッジとヘッド本体との間の何れの部分に配されるシール部材にも本発明の技術を適用することができる。
さらに、上述した実施形態においては、液体噴射ヘッドの一例としてインクジェット式記録ヘッドを挙げて説明したが、本発明は、広く液体噴射ヘッド全般を対象としたものであり、インク以外の液体を噴射する液体噴射ヘッドにも勿論適用することができる。その他の液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンター等の画像記録装置に用いられる各種の記録ヘッド、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(電界放出ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等が挙げられる。
1 インクジェット式記録装置、 10 インクジェット式記録ヘッド、 20 ヘッド本体、 21 ヘッドケース、 23 フランジ部、 30 自己封止ユニット、 40 FPC、 60 シール部材、 61 連通口、 62 密着部、 63 当接部、 64,64A,64B,64C 凹部

Claims (5)

  1. 液体が流通する第1液体流路が形成され、圧力発生手段によりノズル開口から液体を噴射する液体噴射ヘッド本体と、
    液体が貯留される貯留部材に一端側が連通すると共に他端側が前記第1液体流路に連通する第2液体流路を有するヘッドホルダと、
    前記液体噴射ヘッド本体と前記ヘッドホルダとの間に介装され、前記第1液体流路と前記第2液体流路とを連通する連通口を有するシール部材と、を具備し、
    前記シール部材は、前記連通口の周縁部に設けられる密着部と、
    前記液体噴射ヘッド本体の外周部に対応して設けられ、前記液体噴射ヘッド本体側に突出して該液体噴射ヘッド本体と当接する第1当接部及び前記ヘッドホルダ側に突出して該ヘッドホルダと当接する第2当接部と、を具備することを特徴とする液体噴射ヘッド。
  2. 前記シール部材は、前記連通口を複数備えることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
  3. 前記シール部材は、前記液体噴射ヘッド本体に接続する配線を挿入する開口を有する板状体であり、外周縁部に前記第1当接部及び第2当接部がそれぞれ連続的に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の液体噴射ヘッド。
  4. 前記シール部材は、長手方向両端部の高さが長手方向中央部の高さより高いことを特徴とする請求項3に記載の液体噴射ヘッド。
  5. 請求項1〜4いずれかに記載の液体噴射ヘッドを備えることを特徴とする液体噴射装置。
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