JP2011203030A - 原子炉格納容器の水素処理装置 - Google Patents

原子炉格納容器の水素処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】原子炉格納容器内の水素を処理する触媒式水素処理装置において、格納容器内部に様々なガスの流れが生じた場合であっても安定した水素処理性能を確保できる水素処理装置を提供することを課題とする。
【解決手段】原子炉格納容器11内の水素ガスを処理する触媒式の水素処理装置10において、水素ガスと反応する触媒2と、その触媒2を収容する触媒収納容器8を備え、触媒収納容器8は上部開口部1及び下部開口部3を備える収納容器であって、ガスが通過する上部開口部1の面積が位置によって異なるような部材4を設置することによって、上記課題を解決することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、原子力発電所の安全設計基準事象として考慮している冷却材損出事例時に発生する原子炉格納容器中の水素を処理する設備に係わり、特に、触媒式の水素処理装置に関する。
原子炉の安全設計で設計基準事象として考慮している冷却材喪失事例では、原子炉圧力容器内の燃料温度が上昇することで、燃料被覆材のジルコニウムと水が反応して水素ガスが発生し、配管破断部から放出された放射性物質が圧力抑制プールへ流入し、水の放射線分解によって水素ガスと酸素ガスが発生することが想定されている。
このような事象への対策として、圧力抑制型格納容器を採用している沸騰水型原子炉では、運転時の格納容器内を窒素ガスで置換するとともに、万一の事故時には、ブロアで格納容器内のガスを循環し、電気ヒーターで水素と酸素を再結合させ水蒸気に変換する、加熱式水素処理設備を設置している。
一方、近年では、受動的安全性に優れ、外部動力を必要としない触媒式の水素処理設備が開発されている。特許文献1には、原子炉圧力容器を収容するドライウェルと圧力制御室を含む原子炉格納容器内に、触媒式の水素処理装置を設置する例が開示されている。この水素処理装置は、水素ガスと酸素ガスを反応する触媒と、この触媒を収容する箱状の収納容器で構成され、この収容容器の入口側と出口側の2つの開口部を有する。この水素処理装置では、周囲に水素ガスと酸素ガスが存在する場合、これらのガスが触媒表面で化学反応を起こし、水に戻す機能を持つ。この化学反応では発熱が生じるため、触媒の周囲のガスは温められ、触媒収納容器の内部に上向きのガスの流れが発生し、このガスは上部の開口部(出口側の開口部)から排出される。その結果、触媒収納容器の内部は負圧になり、下部の開口部(入口側の開口部)から新たなガスが取り込まれ、再びガス中の水素ガスと酸素ガスが反応するプロセスを繰り返す。このように、触媒式の水素処理装置の場合、周囲に水素と酸素が存在すると、自発的に水素を処理しながら循環流を形成し、連続的に水素を処理することができる。特許文献1の水素処理装置では、触媒を収納する触媒収納容器の流路面積と高さの関係を最適化することで、水素ガスを効率よく処理している。
特開平10−227885号公報
冷却材喪失事例が発生する場合には、格納容器内部を冷却するため、格納容器上部に取り付けられた冷却用スプレイが作動し、格納容器内部にはスプレイ放出に伴うガスの流れが発生する。これらのガスの流れは解析等により方向や風速は事前に評価されており、触媒式水素処理装置は適切な位置に分散配置されている。しかしながら、冷却材喪失事例の状況によって、一部の触媒式水素処理装置については上部開口部(ガスの出口側)からガスが逆流する可能性がある。
このようなガスの逆流は、水素ガスの処理に伴う循環流を阻害するおそれがあり、十分な水素処理性能を得るためには、触媒式水素処理装置を余分に設置する必要があった。
本発明の目的は、格納容器内部に様々なガスの流れが生じた場合であっても、安定した水素処理性能を確保する触媒式の水素処理装置を提供することにある。
本発明は、原子炉格納容器内の水素ガスを処理する触媒式の水素処理装置において、水素ガスと反応する触媒と、この触媒を収容する触媒収納容器を備えて、触媒収納容器がその上端及び下端にそれぞれ開口部(上部開口部及び下部開口部)を備える箱型の収納容器であり、ガスが通過する上部開口部の面積が、その位置によって異なるような部材を上部開口部に配置することによって、上記課題を解決することができる。
本発明によれば、格納容器内部に様々な流れが生じた場合においても安定した水素処理性能を確保する触媒式水素処理装置を提供することができる。
本発明の触媒式の水素処理装置を設置した原子炉格納容器内の構成を示す概略図である。 本発明の実施例に用いた触媒式水素処理装置を示す斜視図である。 本発明の課題を説明するために用いた、触媒式水素処理装置の水素処理性能に及ぼす逆流の影響を説明する図である。 本発明の課題の解決手段を説明するために用いた、触媒式水素処理装置の水素処理性能に及ぼす逆流と流路の圧力損失の関係を示す図である。 本発明の実施例に用いた、触媒式水素処理装置の水素処理性能に及ぼす逆流の影響が緩和された効果を説明する図である。 本発明の他の実施例に用いた格納容器の水素処理装置を示す斜視図である。 本発明の他の実施例に用いた格納容器の水素処理装置を示す斜視図である。 本発明の他の実施例に用いた格納容器の水素処理装置を示す斜視図である。 本発明の他の実施例に用いた格納容器の水素処理装置を示す斜視図である。 参考例とした水素処理装置を示す斜視図である。
本発明者らは、格納容器内部に様々なガスの流れが生じた場合であっても、安定した水素処理性能を確保できる触媒式の水素処理装置を開発するため、図9に示す触媒式水素処理装置9を用いて実験を行った。
触媒式水素処理装置9は、水素ガスと反応する触媒92及びこの触媒92を収容する触媒収納容器98を備える。触媒収納容器98は、上端に形成された開口部(上部開口部)91及び下端に形成された開口部(下部開口部)92の2つの開口部を持つ箱状の収納容器であり、触媒92が下部開口部98付近に設置される。この上部開口部91及び下部開口部92には部材は配置せず、開放条件とした。このような触媒式水素処理装置9の場合、ガスは下部開口部92から流入して触媒92を通過し、上部開口部91から排出される。発明者らによる実験では、ガスの逆流を模擬するため、触媒式水素処理装置9の上部開口部92からガスを強制的に送り込んで水素処理性能を評価した。この水素処理性能の評価結果を、図3に示す。図3では、横軸に上部開口部91に送り込んだガスの流速(逆流速度)、縦軸に水素を処理する性能(水素処性能)を示す。図3に示すように、上部開口部91から送り込むガス(逆流のガス)の流速が小さい領域(0〜0.6(m/s))では、水素処理性能は一定値を示す。このような流速が小さい領域では、ガスの逆流に基づく水素処理性能の低下は見られない。しかし、上部開口部91から送り込むガスの流速が0.6(m/s)を超えると、水素処理性能が除々に低下してしまう。その後、ガスの流速が1.0(m/s)になると水素処理性能が極小値となり、それより高い流速では水素処理性能が上昇することを発明者らは新たに見出した。このように、ガスの流速が1.0(m/s)を越えた逆流流速が高い領域での水素処理性能が、逆流を発生させない領域(逆流のガス流速が0(m/s)の領域)での水素処理性能を上回る要因は、触媒式水素処理装置9内の風向きが完全に反転し、上部開口部91から下部開口部93への流れのまま水素ガスを処理しているためである。
次に発明者らは、形状の異なる触媒式水素処理装置において、水素処理性能が最も低下する流速を把握する実験を実施した。これにより発明者らは、水素処理性能が最も低下する逆流の流速域は、それぞれの装置における上部開口部と下部開口部の間の流路の圧力損失と相関があることを見出した。図4には、標準的な流路に比較して、流路の圧力損失が小さい場合と大きい場合における、水素処理性能に及ぼす逆流流速の影響を評価した一例を示す。このように、流路の圧力損失が小さい場合は、水素処理性能が最も低下する逆流流速は小さくなり、流路の圧力損失が大きい場合は逆に大きくなることが分かった。すなわち、触媒式水素処理装置は、それぞれの装置の上部開口部と下部開口部の間の流路の圧力損失に応じた固有の、水素処理性能が低下する逆流流速が存在することを新たに明らかにした。
この知見に基づき、発明者らは、このような特定の逆流流速における水素処理性能の低下を緩和するためには、流路の圧力損失分布を意図的に不均質にすることが有効であることを見出した。これにより、水素処理性能が低下する逆流流速の範囲は広がるが、その際の水素処理性能の低下の度合いは減少させることができる。このような触媒式水素処理装置の流路の圧力損失を意図的に不均質にする方法として、触媒式の触媒収納容器の上部開口部又は下部開口部の流路面積の分布を不均一にする方法がある。以下、この知見に基づく本発明の触媒式の水素処理装置の実施例を説明する。
(実施形態1)
本発明の好適な一実施例である触媒式の水素処理装置を、図面を用いて説明する。
まずは、図1を用いて、触媒式の水素処理装置を設置する原子炉容器格納容器内の概略を説明する。原子炉格納容器11は、図1に示すように、その内部に原子炉圧力容器12を格納する。原子炉格納容器11内はドライウェル13と圧力抑制室24に分けられる。
ドライウェル13内に、複数の触媒式の水素処理装置10(詳細は図2)、原子炉圧力容器12を取り囲むγシールド14、このγシールド14の外部に設置される複数の格納容器スプレイ15、メンテナンス用のフロアであるグレーディング16、給水系配管17及び主蒸気系配管18を設置する。給水系配管17と主蒸気系配管18は、それぞれ原子炉圧力容器12に接続される。
圧力抑制室24内には、複数の触媒式の水素処理装置10及び複数の格納容器スプレイ15が設置され、圧力抑制プール25が設けられる。
次に、ドライウェル13内に設置する触媒式の水素処理装置10の設置場所を、図1を用いて説明する。給水系配管17又は主蒸気系配管18の破断によって原子炉圧力容器12内の冷却材が減少する事象が生じた場合、運転操作者により、ドライウェル13の天井に固定された格納容器スプレイ15からスプレイ水が散水される。原子炉格納容器11内にスプレイ水が散水されることによって、原子炉圧力容器11内の雰囲気ガスは強制的に循環させられる。また、γシールド14は、原子炉圧力容器12からの放射熱のため雰囲気温度よりも高温となり、γシールド14付近のガスが自然循環する。これらの強制的循環と自然循環の結果、ドライウェル13内では、γシールド14の近傍付近(斜線領域A)及び原子炉格納容器11の外壁側の壁近傍(斜線領域A′)でガスの流れが形成される。複数の触媒式の水素処理装置10は、図1に示す斜線領域A及びA′内のガスの流れが形成される場所に設置すると良い。ガスの流れが形成される斜線領域A及びA′に触媒式の水素処理装置10を設置することで、より効率的に水素ガスを処理することができる。なお、斜線領域A及びA′内での横方向の触媒式の水素処理装置10の設置位置は、原子炉格納容器11の外壁と格納容器スプレイ15間の距離や格納容器スプレイ15のノズルの散水角度等によって決まる雰囲気ガスの流れを考慮して設置すると良い。さらに、触媒式の水素処理装置10を、ドライウェル13内のグレーディング16に設置すると良い。グレーディング16内に触媒式の水素処理装置10を設置することで作業性が向上する。
圧力抑制装置24内に設置する触媒式の水素処理装置10の設置場所について、図1を用いて説明する。給水系配管17又は主蒸気系配管18の破断によって放出された冷却水は、圧力抑制プール25に流入し、混入している放射性物質により圧力抑制プール25の水が放射線分解して水素ガスが発生する。ドライウェル13の場合と同様に、運転操作者からの指示により、圧力抑制室24の天井に設置された格納容器スプレイ15からスプレイ水が散水される。圧力抑制室24内にスプレイ水が散水されることによって、圧力抑制室24内の雰囲気ガスは強制的に循環させられる。また、圧力抑制室24の内壁側(原子炉圧力容器12に近い内壁側)は、原子炉圧力容器12からの放射熱のため雰囲気温度よりも高温となり、圧力抑制室24の内壁付近のガスが自然循環する。これらのガスの強制的循環と自然循環の結果、圧力抑制室24内では、圧力抑制室24の内壁側の近傍付近(斜線領域B)及び原子炉格納容器11(圧力抑制室24)の外壁側の壁近傍(斜線領域B′)でガスの流れが形成される。複数の触媒式の水素処理装置10は、図2に示す斜線領域B及びB′内のガスの流れが形成される場所に設置すると良い。このようなガスの流れが形成され場所に触媒式の水素処理装置10を設置することによって、より効率的に水素ガスを処理することができる。なお、斜線領域B及びB′内での横方向の触媒式の水素処理装置10の設置位置は、原子炉格納容器11の外壁と格納容器スプレイ15間の距離や格納容器スプレイ15のノズルの散水角度等によって決まる雰囲気ガスの流れを考慮して設置すると良い。
本実施例の特徴である触媒式水素処理装置の構成を、図2を用いて説明する。触媒式水素処理装置10は、図2に示すように、水素ガスと反応する触媒2及びこの触媒2を収容する触媒収納容器8を備える。触媒収納容器8は、上端に形成される開口部(上部開口部)1及び下端に形成される開口部(下部開口部)3の2つの開口部を持つ箱状の収納容器であり、上部開口部1には流入抑止板4が設置される。触媒2は、触媒収納容器8に形成された下部開口部3付近に配置される。
上部開口部1に形成される流入抑止板4は、ガスの流路開口部の面積の分布が不均質となるような形状を有する。具体的には、上部開口部1の面積が横方向に階段状になるような流入抑止板4を、触媒収納容器8の上部開口部1に形成する。このように、触媒収納容器8の上部開口部1を、ガスが通過する面積が位置によって異なるような開口部とすることによって、ガス流路の圧力損失を不均質にできる。本実施例では、流入抑止板4は、長方形の高さが異なる複数の板を重ね合わせて階段状に形成された例を示したが、流路抑止板は、階段状でなくてもよく、その高さが異なる複数の板を重ね合わせた形状として、ガスが通過する上部開口部の面積が位置で異なるような形状にすればよい。
なお、上部開口部1の開口面積が大きい領域ではガスの逆流が起こりやすく、開口面積が小さい領域では逆流が入りにくくなっている。
本実施例の触媒式の水素処理装置10を用いて、水素処理性能に及ぼす逆流の影響を評価する実験を行った。この実験では、本実施例の触媒式の水素処理装置10を用いて水素処理性能の評価と、比較例として触媒式水素処理装置9(図10)を用いた水素処理性能の評価を実施した。その実験結果を、図5を用いて説明する。流入抑止板4を形成しない比較例の触媒式水素処理装置9に比べて、流路の圧力損失分布を不均質にした本実施例の触媒式水素処理装置10は、水素処理性能が低下する逆流流速の範囲は広がるが、その際の水素処理性能の低下の度合いを大幅に減少させることができた。水素処理装置の性能としては、図5に示す縦軸の水素処理性能の値が高いことが望まれている。つまり、水素処理性能が相対値1よりも低い領域が広がったとしても、その値が高ければ、水素処理装置としてはより高い性能を保っていることを示す。図5に示すように、本実施例の触媒式の水素処理装置10によれば、格納容器内部に様々な流れが生じた場合においても安定した水素処理性能を確保することが可能になるとともに、十分な水素処理性能を確保するために必要な触媒式水素処理設備を合理的に設定することが可能となる。
なお、本実施例では、上部開口部1に流入抑止板4を設置したが、上部開口部1及び下部開口部3の両方に流入抑止版4を設置してもよい。また、下部開口部3のみに流入抑止板4を設置してもよい。
(実施形態2)
以下に、本発明の他の実施例である触媒式の水素処理装置を、図6を用いて説明する。
本実施例の触媒式の水素処理装置10Aは、実施例1の触媒式の水素処理装置10において上部開口部1に設置した流入抑止板4を、網目の粗さ(網目の隙間面積)が異なる複数の流路抵抗部材に替えた構成を有する。本実施例では、この複数の流路抵抗部材が、二つの流路抵抗部材(細かい網目のメッシュで構成される流路抵抗部材(第1流路抵抗部材)5と、第1流路抵抗部材5よりも粗い網目のメッシュで構成される流路抵抗部材(第2流路抵抗部材)6)で構成される例について説明する。
本実施例の触媒式の水素処理装置10Aは、水素ガスと反応する触媒2及びこの触媒2を収容する触媒収納容器8を備える。触媒収納容器8は、上部開口部1及び下部開口部3の2つの開口部を持つ箱状の収納容器であり、複数の流路抵抗部材(メッシュ状の部材)が上部開口部1に設置される。触媒2は、触媒収納容器8に形成された下部開口部3付近に配置される。
上部開口部1に形成される細かい網目状の流路抵抗部材5と粗い網目状の流路抵抗部材6は、ガスの流路開口部の面積の分布が不均質となるように配置される。このように、触媒収納容器8の上部開口部1に粗さが異なる複数の流路抵抗部材(メッシュ状の部材)を設置することによって、ガスの通過する横方向の面積が異なるような開口部を形成でき、ガス流路の圧力損失を不均質にすることができる。
なお、細かい網目状の流路抵抗部材5を設置した領域は、開口面積が小さくなるため、領域流路の圧力損失が大きく、ガスの逆流が入りにくい領域となる。他方で、粗い網目状の流路抵抗部材6を配置した領域は、開口面積が大きくなるため、流路の圧力損失が小さくなり、ガスの逆流が生じやすい領域となる。
本実施例の触媒式の水素処理装置10Aは、実施例1と同様の効果を得ることができる。
本実施例の触媒式の水素処理装置10Aは、従来の流路抵抗に差がない触媒式の水素処理装置に比べて、水素処理性能が低下する逆流流速の範囲は広がるが、その際の水素処理性能の低下の度合いを大幅に減少させることができ、安定した水素処理性能を確保することが可能になる。さらに、十分な水素処理性能を確保するために必要な触媒式水素処理装置を合理的に設定することが可能となる。
本実施例の触媒式の水素処理装置10Aは、メッシュ状の複数の流路抵抗部材を上部開口部1に設置するため、上部開口部1から異物が混入するのを防止することができる。
本実施例の触媒式の水素処理装置10Aは、メッシュ状の複数の流路抵抗部材を上部開口部1の四隅に固定して設置するため、強度を高く維持することができる。このため、地震による振動に強く、さらに格納容器スプレイ15からのスプレイ水が触媒式の水素処理装置10Aに直接あたったとしても、安定に流路抵抗部材を保持することができる。
本実施例では、上部開口部1に粗さが異なる複数の流路抵抗部材を設置したが、上部開口部1及び下部開口部3の両方にこのような流路抵抗部材を設置してもよい。また、粗さが異なる複数の流路抵抗部材を下部開口部3のみに設置してもよい。
本実施例では、2種類の網目状の流路抵抗部材を用いたが、これはより多くの種類の網目形状を持つ流路抵抗の組み合わせであってもよく、連続的に網目粒径が変化するような流路抵抗であってもよい。
(実施形態3)
以下に、本発明の他の実施例である触媒式の水素処理装置を、図7を用いて説明する。
本実施例の触媒式の水素処理装置10Bは、実施例2の触媒式の水素処理装置10Aにおいて、触媒収納容器8内に流路を分割する流路分割板7を取り付けた構成を有する。
本実施例の触媒式の水素処理装置10Bは、水素ガスと反応する触媒2、この触媒2を収容する触媒収納容器8及び流路分割板7を備える。触媒収納容器8は、上部開口部1及び下部開口部3の2つの開口部を持つ箱状の触媒収納容器であり、複数の流路抵抗部材(メッシュ状の部材)が上部開口部1に設置される。流路分割板7は、触媒収納容器8の内部を2つに分割するように配置され、触媒収納容器8の内壁に沿って固定される。具体的には、流路分割板7は、触媒収納容器8の内部が、細かい網目状の流路抵抗部材5を通過する領域と、粗い網目状の流路抵抗部材6を通過する領域とに分割されるように配置される。触媒2は、触媒収納容器8に形成された下部開口部3付近に配置される。
上部開口部1には、細かい網目状の流路抵抗部材5と粗い網目状の流路抵抗部材6が設置することで、ガスの流路開口部の面積の分布を不均質にできる効果がある。このように、触媒収納容器8の上部開口部1に粗さが異なる複数の流路抵抗部材(メッシュ状の部材)を設置することによって、ガスの通過する横方向の面積が異なるような開口部を形成でき、ガス流路の圧力損失を不均質にすることができる。
本実施例によれば、実施例2と同様の効果を得ることができる。
さらに、本実施例は、触媒式の水素処理装置10Bが流路分割板7を有すため、触媒収納容器8内の流路を分割することができ、より確実に流路抵抗を分散することができる。これにより、安定した水素処理性能を確保することが可能になるとともに、十分な水素処理性能を確保するために必要な触媒式水素処理装置を合理的に設定することが可能となる。
本実施例では、1つの流路分割板7を触媒収納容器8内に設置する例を示したが、触媒収納容器8内に複数の流路分割板を設置してもよい。複数の流路分割板を設置することによって、より安定した水素処理性能を発揮することが期待できる。
本実施例では、流路分割板7は触媒式水素処理設備の全体を区切ったが、一部のみを区切るような形状であってもよい。
本実施例では、異なる粗さを持つ複数のメッシュを備えた触媒式の水素処理装置に流路分割板7を設置した例を示したが、実施例1のような流入抑止板4を備えた触媒式の水素処理装置に流路分割板7を設置してもよい。
(実施形態4)
以下に、本発明の他の実施例である触媒式の水素処理装置を、図8を用いて説明する。
本実施例の触媒式の水素処理装置10Dは、実施例2の触媒式の水素処理装置10Aにおいて、網目の粗さが異なる複数の流路抵抗部材毎に分割した複数の水素処理装置を備えた構成を有する。
本実施例の触媒式の水素処理装置10Cは、第1の触媒収納容器8Aと第2の触媒収納容器8Bを備える。第1の触媒収納容器8A内に、水素ガスと反応する触媒2Aが設置される。第1の触媒収納容器8Aは、その上端に形成される開口部(上部開口部)1及びその下端に形成される開口部(下部開口部)3の2つの開口部を持つ箱状の収納容器であり、第1の流路抵抗部材(メッシュ部材)5が上部開口部1Aに設置される。また、第2の触媒収納容器8B内にも、水素ガスと反応する触媒2Bが設置される。第2の触媒収納容器8Bは、その上端に形成される開口部(上部開口部)1B及びその下端に形成される開口部(下部開口部)3Bの2つの開口部を持つ箱状の収納容器であり、第2の流路抵抗部材(メッシュ部材)6が上部開口部1Bに設置される。第1の流路抵抗部材5と第2の流路抵抗部材6は、異なる粗さの網目で構成されるメッシュであり、第1の流路抵抗部材5は、第2の流路抵抗部材6よりも細かい網目のメッシュで構成される。
第1の触媒収納容器8Aは、上部開口部1Aが、第2の触媒収納容器8Bの上部開口部1Bと同じ方向を向くように、隣り合わせに配置される。このように、本実施例の触媒式の水素処理装置10Cは、流路の圧力損失が異なる2台の触媒式水素処理装置を同一場所に隣り合わせで設置する例である。
なお、細かい網目状の流路抵抗部材5を備える第1の触媒収納容器8Aは、流路の圧力損失が大きく逆流が入りにくい構成であり、粗い網目状の流路抵抗部材6を備える第2の触媒収納容器8Bは、流路の圧力損失が小さい逆流が入りやすい構成となる。
本実施例によれば、実施例2と同様の効果を得ることができる。
さらに、本実施例の触媒式の水素処理装置10Dによれば、安定した水素処理性能を確保することが可能になるとともに、十分な水素処理性能を確保するために必要な触媒式水素処理装置を合理的に設定することが可能となる。
本実施例では、触媒収納容器8Aの上部開口部1Aに第1の流路抵抗部材5A、触媒収納容器8Bの上部開口部1Bに第2の流路抵抗部材5Bを設置した例を示したが、この第1の流路抵抗部材5A及び第2の流路抵抗部材5Bに替えて、実施例1に示した流入抑止板4をそれぞれの上部開口部1A,1Bに設置した構成であってもよい。
本実施例では、流路の圧力損失が異なる2台の触媒式水素処理装置を設定した例を示したが、2台以上の複数個の流路の圧力損失が異なる触媒式水素処理装置を設置してもよい。複数の触媒式水素処理装置を設置することで、より安定した水素処理性能を発揮することが期待できる。
(実施形態5)
以下に、本発明の他の実施例である触媒式の水素処理装置を、図9を用いて説明する。
本実施例の触媒式の水素処理装置10Eは、実施例4の触媒式の水素処理装置10Dにおける流路抵抗部材5,6に替えて流入抑止板4を設置し、さらに、2つの触媒収納容器を向かい合わせて配置した構成である。
本実施例の触媒式の水素処理装置10Dは、実施例4と同様、第1の触媒収納容器8Aと第2の触媒収納容器8Bを備える。第1の触媒収納容器8A内に、水素ガスと反応する触媒2Aが設置される。第1の触媒収納容器8Aは、その上端に形成される開口部(上部開口部)1A及びその下端に形成される開口部(下部開口部)3Aの2つの開口部を持つ箱状の収納容器であり、第1の流入抑止板4Aが上部開口部1Aに設置される。また、第2の触媒収納容器8B内に、水素ガスと反応する触媒2Bが設置される。第2の触媒収納容器8Bは、その上端に形成される開口部(上部開口部)1B及びその下端に形成される開口部(下部開口部)3Bの2つの開口部を持つ箱状の収納容器であり、第2の流入抑止板4Bが上部開口部1Bに設置される。第1の流入抑止板4A及び第2の流入抑止板4Bは、実施例1と同様、高さが異なる複数の板を階段状に配置した構成であり、ガスの流路開口部の面積の分布が不均質となるような形状を有する。このように、触媒収納容器8Aの開口部1A及び触媒収納容器8Bの上部開口部1Bを、ガスの通過する横方向の面積が異なるような開口部とすることによって、ガス流路の圧力損失を不均質にすることができる。
第1の触媒収納容器8Aは、その上部開口部1Aが、第2の触媒収納容器8Bの上部開口部1Bと異なる方向を向くように配置される。このように、本実施例の触媒式の水素処理装置10Dは、流路の圧力損失が異なる2台の触媒式水素処理装置を同一場所に、上部開口部がそれぞれ異なる方向を向くように設置する例である。
本実施例によれば、実施例1と同様の効果を得ることができる。
さらに、本実施例の触媒式の水素処理装置10Eは、2台の触媒収納容器の上部開口部が異なる方向を向くように配置されるため、逆流が発生した場合でも水素処理性能が低下せず、水素処理能力を維持することができる。このため、いずれか片方の触媒収納容器にガスの逆流が流入した場合であっても、ガスの流路の圧力損失分布が異なり、ガスの逆流の影響が緩和され、安定した水素処理性能を確保することが可能になる。また、十分な水素処理性能を確保するために必要な触媒式水素処理設備を合理的に設定することが可能となる。
本実施例では、触媒収納容器8Aの上部開口部1Aに流入抑止板4A、触媒収納容器8Bの上部開口部1Bに流入抑止板4Bを設置した例を示したが、この流入抑止板4A,4Bに替えて、第1の流路抵抗部材5A及び第2の流路抵抗部材5Bをそれぞれの上部開口部1A,1Bに設置した構成であってもよい。
本実施例では、流路の圧力損失分布が不均質な2台の触媒式水素処理装置を設定する例を示したが、3台以上の複数個の触媒式水素処理装置を、開口部の向きを変え設置してもよい。複数の触媒式水素処理装置を向きを変えて設置することによって、より安定した水素処理性能を発揮することが期待できる。
1,1A,1B 上部開口部
2,2A,2B 触媒
3,3A,3B 下部開口部
4 流入抑止板
5 細かい網目状の流路抵抗部材
6 粗い網目状の流路抵抗部材
7 流路分割板
8 触媒収納容器
10,10A,10B,10C,10D,10E 触媒式の水素処理装置
11 原子炉格納容器
12 原子炉圧力容器
13 ドライウェル
14 γシールド
15 格納容器スプレイ
16 グレーディング
17 給水系配管
18 主蒸気系配管
24 圧力抑制室
25 圧力抑制プール

Claims (8)

  1. 原子炉格納容器内の水素ガスを処理する触媒式の水素処理装置において、
    前記水素ガスと反応する触媒と、
    前記触媒を収容する触媒収納容器を備え、
    前記触媒収納容器は、その上端に上部開口部及びその下端に下部開口部を備える収納容器であり、前記上部開口部の面積が位置によって異なるような部材を前記上部開口部に配置することを特徴とする触媒式の水素処理装置。
  2. 前記部材は、網目の粗さが異なる複数のメッシュで構成されることを特徴とする請求項1に記載の触媒式の水素処理装置。
  3. 前記部材は、高さが異なる複数の板を重ね合わせた流入抑止板であることを特徴とする請求項1に記載の触媒式の水素処理装置。
  4. 前記触媒収納容器内を、複数に分割する流路分割板を設置ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の触媒式の水素処理装置。
  5. 請求項1に記載の触媒式の水素処理装置を、前記上部開口部の向きが同じ方向を向くように隣り合わせで複数個配置し、
    各々の水素処理装置の開口部に、網目の粗さが異なるメッシュを設置することを特徴とする請求項1に記載の触媒式の水素処理装置。
  6. 請求項1に記載の触媒式の水素処理装置を、前記上部開口部の向きが異なる方向を向くように複数個配置し、
    各々の水素処理装置の開口部に、網目の粗さが異なるメッシュを設置することを特徴とする請求項1に記載の触媒式の水素処理装置。
  7. 請求項3に記載の触媒式の水素処理装置を、前記開口部の向きが同じ方向を向くように隣り合わせで複数個設置することを特徴とする触媒式の水素処理装置。
  8. 請求項3に記載の触媒式の水素処理装置を、前記開口部の向きが異なる方向を向くように複数個配置することを特徴とする触媒式の水素処理装置。
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