JP2011200588A - バルーンカテーテル及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】造影マーカが固定される内管シャフトの外径が局所的に大きくなることを回避でき、バルーンへの損傷を抑え、内管シャフトの柔軟性(血管中の通過性能を良好とする柔軟性)を確保する。
【解決手段】ガイドワイヤを挿通するための内管シャフト28と、拡張用液体が流通する拡張用ルーメン30を有する先端シャフト20と、内管シャフト28が挿通されると共に、先端部が内管シャフト28に接合固着され、基端部付近にて先端シャフト20の拡張用ルーメン30と連通する収縮あるいは折り畳み可能なバルーン14とを有するバルーンカテーテル10において、内管シャフト28は、造影性を有する1以上の第1内管40と、造影性を有しない1以上の第2内管42とが接合されて構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、生体器官内の狭窄部の処置等に用いられるバルーンカテーテル及びその製造方法に関する。
例えば、心筋梗塞や狭心症の治療では、冠動脈の病変部(狭窄部)をバルーンカテーテルにより押し広げる方法が行われており、他の血管、胆管、気管、食道、尿道、その他の臓器等の生体器官内に形成された狭窄部の改善についても同様に行われることがある。バルーンカテーテルは、一般的に、長尺なシャフト本体と、該シャフト本体の先端側に設けられて径方向に拡張するバルーンとを備えて構成され、先行するガイドワイヤが挿通されることで体内の狭窄部へと送られる。
通常、PTCA(Percutaneous Transluminal Coronary Angioplasty:経皮的冠動脈形成術)用のバルーンカテーテルや、ステント用のバルーンカテーテルによる手技では、病変の位置までバルーンを輸送し、該病変の位置にて拡張させる際に、バルーンの正確な位置を確認するためにX線を透過しない性質(造影性)を有するマーカ(造影マーカ)が用いられている。この造影マーカはプラチナや金等の造影性を持った金属製のチューブを用いることが多く、その場合、従来では、例えば特許文献1に示すように、カテーテルチューブの外周に造影マーカを装着するようにしている。なお、特許文献1では、造影マーカの両側に外周がテーパ状に形成された一対の固定チューブを装着することによって、造影マーカと固定チューブとの間、並びに固定チューブとカテーテルチューブとの間にそれぞれ段差が生じないようにしている。
上述の特許文献1に示すような方法の場合、カテーテルチューブのうち、造影マーカが装着された部分の外径が大きくなり、また、金属製の造影マーカ(金属製のチューブ)であることから、造影マーカの部分が硬く、全体としての柔軟性のバランス等が損なわれ、バルーンカテーテルの通過性能に影響を及ぼすことも考えられる。
そこで、特許文献2では、バルーンカテーテルのシャフト本体を内層チューブと外層チューブとの二重管構造とし、内層チューブを、該シャフト本体を構成する本体部、湾曲部及び先端部にわたって一体成形されたチューブとし、外層チューブを本体部、湾曲部及び先端部に対応して分離した形態としている。そして、各外層チューブを、熱可塑性樹脂に造影剤を配合して構成するようにしている。これにより、バルーンカテーテル等の治療デバイスを血管内の狭窄部内に容易に挿入することができ、ガイディングカテーテルを血管に挿入した際に、ガイディングカテーテルが血管形状に良好に追従することができる、とされている。
特開2002−143316号公報 特開2006−230442号公報
ところで、特許文献2記載の構成は、シャフト本体の本体部、湾曲部及び先端部にわたって造影剤が配合された外層チューブが配されることから、血管中に挿入されたバルーンの正確な位置を確認することが難しいという問題がある。この問題は、ガイドワイヤを用いたバルーンカテーテルに適用した場合に顕著となる。また、シャフト本体を二重管構造としているため、シャフト本体の厚みが大きくなり、シャフト本体の外径が大きくなるほか、柔軟性が損なわれるおそれがあるという問題もある。
本発明はこのような従来の課題を考慮してなされたものであり、ガイドワイヤが挿通される内管シャフトを用いたバルーンカテーテルにおいて、血管中に挿入されたバルーンの正確な位置を確認することが可能となり、しかも、造影マーカが固定される内管シャフトの外径が局所的に大きくなることを回避でき、バルーンへの損傷を抑え、内管シャフトの柔軟性(血管中の通過性能を良好とする柔軟性)を確保することができるバルーンカテーテル及びその製造方法を提供することを目的とする。
[1] 第1の本発明に係るバルーンカテーテルは、ガイドワイヤを挿通するための内管シャフトと、拡張用液体が流通する拡張用ルーメンを有する外管シャフトと、前記内管シャフトが挿通されると共に、先端部が前記内管シャフトに接合固着され、基端部付近にて前記外管シャフトの前記拡張用ルーメンと連通する収縮あるいは折り畳み可能なバルーンとを有するバルーンカテーテルにおいて、前記内管シャフトは、造影性を有する1以上の第1内管と、造影性を有しない1以上の第2内管とが接合されて構成されていることを特徴とする。
これにより、血管中に挿入されたバルーンの正確な位置を確認することが可能となり、しかも、造影マーカが固定される内管シャフトの外径が局所的に大きくなることを回避でき、バルーンへの損傷を抑え、内管シャフトの柔軟性(血管中の通過性能を良好とする柔軟性)を確保することができる。
[2] 第1の本発明において、前記内管シャフトのうち、前記バルーンに対応した部分に、前記第1内管と前記第2内管とが接合された部位が位置していることを特徴とする。この場合、血管中に挿入されたバルーンの正確な位置を確認することが可能となる。
[3] 第1の本発明において、前記第1内管の外径と、前記第2内管の外径とがほぼ同じであることを特徴とする。この場合、造影マーカが固定される内管シャフトの外径が局所的に大きくなることを回避することができ、バルーンへの損傷も回避することができる。ここで、「ほぼ同じ」とは、製造ばらつきを考慮したものである。理想的には「同じ」であるが、現実には製造ばらつきがあるので、「ほぼ同じ」としている。
[4] 第1の本発明において、前記第1内管の端面に前記第2内管の端面が接合されていることを特徴とする。この場合、造影マーカが固定される内管シャフトの外径が局所的に大きくなることを回避することができ、バルーンへの損傷も回避することができる。
[5] 第1の本発明において、前記第1内管と前記第2内管との接合面全面が造影性を有することを特徴とする。この場合、第1内管を、造影性を有するチューブと、造影性を有しないチューブとの多層構造で構成した場合と異なり、小径でありながら造影性を高めることができる。
[6] 第1の本発明において、前記第1内管の両側にそれぞれ前記第2内管が配され、各前記第2内管の前記第1内管側の端部は、それぞれ外周側に縮径部を有し、前記第1内管は、各前記第2内管の前記外周側の前記縮径部にて形成される環状の凹部にはめ込まれ、且つ、融着されていることを特徴とする。これにより、第1内管の端面に第2内管の端面を融着にて接合することができ、内管シャフトのうち、造影マーカが固定される部分の外径が局所的に大きくなることがなく、バルーンへの損傷も回避することができ、しかも、内管シャフトの柔軟性(血管中の通過性能を良好とする柔軟性)も確保することができる。
[7] 第1の本発明において、前記第2内管の両側にそれぞれ前記第1内管が配され、各前記第1内管の前記第2内管側の端部は、それぞれ外周側に縮径部を有し、前記第2内管は、各前記第1内管の前記外周側の前記縮径部にて形成される環状の凹部にはめ込まれ、且つ、融着されていることを特徴とする。この場合も、第1内管の端面に第2内管の端面を融着にて接合することができ、内管シャフトのうち、造影マーカが固定される部分の外径が局所的に大きくなることがなく、バルーンへの損傷も回避することができ、しかも、内管シャフトの柔軟性(血管中の通過性能を良好とする柔軟性)も確保することができる。
[8] 第1の本発明において、前記第1内管の両側にそれぞれ前記第2内管が配され、前記両側の前記第2内管のうち、先端部側の前記第2内管の硬さをH2a、基端部側の前記第2内管の硬さをH2bとし、前記第1内管の硬さをH1としたとき、H2a<H1<H2bを満足することを特徴とする。ここで、前記硬さは、JIS K 6253(又はISO 48)準拠のタイプAデュロメータで測定した値を示す。例えば内管シャフトとして、先端部と基端部とで硬さが異なるシャフトを用いる場合、先端部の硬さをHa、基端部の硬さをHbとしたとき、Ha<H2a<H1<H2b<Hbを実現させることができる。この場合、内管シャフトは、先端部から基端部にかけて硬さが緩やかに移行することとなり、キンク現象の発生を抑えることができ、造影マーカを有する内管シャフトの長寿命化を図ることができる。
[9] 第1の本発明において、前記第1内管と前記第2内管とは、熱融着によって接合されていることを特徴とする。内管シャフトの柔軟性(血管中の通過性能を良好とする柔軟性)も確保することができる。
[10] 第1の本発明において、前記第1内管と前記第2内管とは、互いに突き合わされ、且つ、熱収縮チューブによって前記第1内管と前記第2内管とを連続して覆うことで接合されていることを特徴とする。熱収縮チューブが加熱によって収縮することで、第1内管と第2内管とが接合された状態で固定されることになる。このとき、熱収縮チューブが被覆された部分の径は均一になることから、内管シャフトのうち、例えばバルーンが固定される部分にかけて熱収縮チューブを被覆することで、バルーン内において、内管シャフトが局所的に外径が大きくなる部分がなくなり、バルーンへの損傷も回避することができる。また、熱収縮チューブが被覆される部分をバルーンに対応した位置だけにした場合、内管シャフトの柔軟性(血管中の通過性能を良好とする柔軟性)も確保することができる。
[11] 第1の本発明において、前記造影性を有する第1内管は、熱可塑性樹脂に造影剤が配合されて構成されていることを特徴とする。これにより、第1内管に簡単に造影性を持たせることができる。
[12] 第1の本発明において、前記造影剤はタングステンであることを特徴とする。
[13] 第2の本発明に係るバルーンカテーテルの製造方法は、ガイドワイヤを挿通するための内管シャフトを作製する内管シャフト作製工程と、拡張用液体が流通する拡張用ルーメンを有する外管シャフトを作製する工程と、収縮あるいは折り畳み可能なバルーンを作製する工程と、前記バルーン内に前記内管シャフトを挿入する工程と、前記バルーンの先端部に前記内管シャフトの先端部を接合固着する工程と、前記バルーンの基端部と前記外管シャフトの先端部とを接合固着して、前記外管シャフトの前記拡張用ルーメンに前記バルーンを連通させる工程と、を有するバルーンカテーテルの製造方法において、前記内管シャフト作製工程は、造影性を有する1以上の第1内管と、造影性を有しない1以上の第2内管とを接合する内管接合工程を有することを特徴とする。
これにより、血管中に挿入されたバルーンの正確な位置を確認することが可能となり、しかも、造影マーカが固定される内管シャフトの外径が局所的に大きくなることを回避でき、バルーンへの損傷を抑え、内管シャフトの柔軟性(血管中の通過性能を良好とする柔軟性)を確保することができるバルーンカテーテルを簡単に製造することができる。
[14] 第2の本発明において、前記内管接合工程は、前記第1内管の端面に前記第2内管の端面を接合することを特徴とする特徴とする。
[15] 第2の本発明において、前記接合は、熱融着による接合であることを特徴とする。
[16] 第2の本発明において、前記接合は、前記第1内管の端面と前記第2内管の端面とを互いに突き合わせ、チューブによって前記第1内管と前記第2内管とを連続して覆うことによる接合であることを特徴とする。
[17] 第2の本発明において、前記内管接合工程は、前記第2内管として、少なくとも一方の端部の外周側に縮径部を有する第2内管を使用し、前記第1内管に対して両側からそれぞれ前記第2内管の前記縮径部を挿入して、前記第2内管の前記縮径部側の端面同士を対向させ、少なくとも前記第1内管と各前記縮径部及び各前記第2内管の前記端面間を融着することを特徴とする。
[18] 第2の本発明において、前記内管接合工程は、前記第1内管として、少なくとも一方の端部の外周側に縮径部を有する第1内管を使用し、前記第2内管に対して両側からそれぞれ前記第1内管の前記縮径部を挿入して、前記第1内管の前記縮径部側の端面同士を対向させ、少なくとも前記第2内管と各前記縮径部及び各前記第1内管の前記端面間を融着することを特徴とする。
[19] 第2の本発明において、前記縮径部は、端面に向かって径が段階的に縮径する段差部を有することを特徴とする。
[20] 第2の本発明において、前記縮径部は、端面に向かって径が連続して縮径するテーパ部を有することを特徴とする。
上述したように、本発明に係るバルーンカテーテル及びその製造方法によれば、ガイドワイヤが挿通される内管シャフトを用いたバルーンカテーテルにおいて、血管中に挿入されたバルーンの正確な位置を確認することが可能となり、しかも、造影マーカが固定される内管シャフトの外径が局所的に大きくなることを回避でき、バルーンへの損傷を抑え、内管シャフトの柔軟性(血管中の通過性能を良好とする柔軟性)を確保することができる。
本実施形態に係るバルーンカテーテルの全体構成図である。 バルーンカテーテルの先端側を拡大した側面断面図である。 本実施形態に係るバルーンカテーテルの製造方法を示す工程図である。 内管シャフトの一部の構成を拡大して示す説明図である。 図5A及び図5Bは第1の接合方法を示す説明図である。 第2の接合方法を示す説明図である。 図7Aは第3の接合方法を示す説明図であり、図7Bは第4の接合方法を示す説明図である。 図8A及び図8Bは第5の接合方法を示す説明図である。 図9A及び図9Bは第6の接合方法を示す説明図である。 図10A及び図10Bは第7の接合方法を示す説明図である。 第1の変形例に係るバルーンカテーテルの先端側を拡大した側面断面図である。 第2の変形例に係るバルーンカテーテルの先端側を拡大した側面断面図である。 第3の変形例に係るバルーンカテーテルの先端側を拡大した側面断面図である。 第4の変形例に係るバルーンカテーテルの先端側を拡大した側面断面図である。
以下、本発明に係るバルーンカテーテルについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
本発明に係るバルーンカテーテルは、長尺な外管シャフトを生体器官、例えば冠動脈に挿通させ、その先端側に設けられたバルーンを狭窄部(病変部)で拡張させることで該狭窄部を押し広げて治療する、いわゆるPTCA(Percutaneous Transluminal Coronary Angioplasty:経皮的冠動脈形成術)拡張カテーテルである。本発明は、このようなPTCA拡張カテーテル以外のもの、例えば、他の血管、胆管、気管、食道、尿道、その他の臓器等の生体器官内に形成された病変部の改善のためのカテーテルにも適用可能である。
本実施形態に係るバルーンカテーテル10は、図1に示すように、細径で長尺な外管シャフト12と、外管シャフト12の先端部に設けられたバルーン14と、外管シャフト12の基端側に設けられたハブ18とを備える。なお、図1、図2において、外管シャフト12の右側(ハブ18側)を「基端(後端)」側、外管シャフト12の左側(バルーン14側)を「先端」側と呼ぶ。
図2に示すように、外管シャフト12は、外周面がバルーン14の基端部に液密に接合(例えば熱融着又は接着)することにより互いに固着(以後、接合固着という。)された先端シャフト20と、先端側が先端シャフト20の基端側に挿入及び接合固着された基部シャフト22とを有する。
また、バルーン14内と先端シャフト20内には、ガイドワイヤ24(図1参照)が挿通されるワイヤ用ルーメン26を形成した内管シャフト28が挿入されている。従って、外管シャフト12のうち、バルーン14及び先端シャフト20の部分は、内管シャフト28と、拡張用ルーメン30を内管シャフト28の外周面との間に形成した外管(この場合、バルーン14と先端シャフト20)とから構成される同心二重管となっている。
内管シャフト28は、バルーン14及び先端シャフト20の内部を延在すると共に、先端近傍がバルーン14の先端側に液密に接合され、基端で開口する基端側開口部28aが先端シャフト20の基端側(途中)に形成された開口部20aに接合固着されている。従って、内管シャフト28の先端側開口部28bを入口として挿入されたガイドワイヤ24(図1参照)は、内管シャフト28のワイヤ用ルーメン26を先端側から基端側へと挿通し、出口である基端側開口部28aから外部へと導出される。
先端シャフト20は、バルーン14の後端から基部シャフト22との接合部34まで延びており、先端から開口部20aまでの部位は内管シャフト28との間に拡張用ルーメン30を形成する二重管を構成し、開口部20aから接合部34までの部位は基部シャフト22の先端部36が内挿されると共に、該基部シャフト22の拡張用ルーメン38に連続する拡張用ルーメン30を形成している。
基部シャフト22は、その軸方向に沿う方向及び該軸方向に沿う方向から傾斜した方向にチューブが切断されることで軸方向に傾斜する樋状に形成された先端部36を有し、該先端部36より基端側はハブ18(図1参照)まで延びたチューブとして形成されている。先端部36は、細い最先端部36aと、該最先端部36aの基端側から傾斜状に拡径した傾斜部36bとを有すると共に、そのチューブ剛性を漸次変化させるため、傾斜部36bの基端側から接合部34の間付近に形成されたらせん状のスリット36cを有する。これにより、先端部36は先端から基端に向かってその剛性が漸次強くなるように構成される。
基部シャフト22及び先端シャフト20は、ハブ18に設けられるルアーテーパー32(図1参照)等によって図示しないインデフレーター等の圧力印加装置から圧送される拡張用流体をバルーン14まで送液可能となっている。
内管シャフト28は、例えば外径が0.1〜1.0mm程度、好ましくは0.3〜0.7mm程度であり、肉厚が10〜150μm程度、好ましくは20〜100μm程度であり、長さが100〜2000mm程度、好ましくは150〜1500mm程度のチューブであり、先端側と基端側とで外径や内径が異なるものでもよい。
先端シャフト20は、例えば外径が0.3〜3.0mm程度、好ましくは0.5〜1.5mm程度であり、肉厚が約10〜150μm程度、好ましくは20〜100μm程度、長さが100〜2000mm程度、好ましくは150〜1500mm程度である。
基部シャフト22は、例えば、外径が0.5mm〜1.5mm程度、好ましくは0.6mm〜1.3mm程度であり、内径が0.3mm〜1.4mm程度、好ましくは0.5mm〜1.2mm程度、長さが800mm〜1500mm程度、好ましくは1000mm〜1300mm程度のチューブである。
これら内管シャフト28、先端シャフト20及び基部シャフト22は、術者が基端側を把持及び操作しながら、長尺な外管シャフト12を血管等の生体器官内へと円滑に挿通させることができるために、適度な可撓性と適度な強度(コシ。剛性)を有する構造であることが好ましい。そこで、先端シャフト20は、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、或いはこれら二種以上の混合物等)、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー、ポリイミド、フッ素樹脂等の高分子材料或いはこれらの混合物、或いは上記2種以上の高分子材料の多層チューブ等で形成するとよい。基部シャフト22は、比較的剛性の高い材質で形成されることが好ましく、例えば、Ni−Ti合金、真鍮、SUS、アルミ等が挙げられるが、勿論、ポリイミド、塩化ビニル、ポリカーボネート等の樹脂を用いてもよい。内管シャフト28については後述する。
バルーン14は、内圧の変化により折り畳み及び拡張が可能であり、図2に示すように、拡張用ルーメン30を介して内部に注入される拡張用流体により筒状(円筒状)に拡張する筒部14a(ストレート部)と、筒部14aの先端側で漸次縮径する先端テーパ部14bと、筒部14aの基端側で漸次縮径する基端テーパ部14cと、先端テーパ部14bの先端側に設けられ、且つ、内管シャフト28の外周面に液密に接合固着される円筒状の先端側非拡張部14dと、基端テーパ部14cの基端側に設けられ、且つ、先端シャフト20の先端部の外周面に液密に接合固着される円筒状の基端側非拡張部14eとを有する。
バルーン14は、先端側に設けられた先端側非拡張部14dが内管シャフト28の外周面に液密に接合固着され、基端側に設けられた基端側非拡張部14eが先端シャフト20の先端部の外周面に液密に接合固着されることで、外管シャフト12に固着されている。先端側非拡張部14d及び基端側非拡張部14eの各内径は、内管シャフト28の外径に略一致している。
バルーン14の拡張時の大きさは、例えば、筒部14aの外径が1〜6mm程度、好ましくは1〜4mm程度であり、長さが5〜50mm程度、好ましくは5〜40mm程度である。また、先端側非拡張部14dの外径は、0.5〜1.5mm程度、好ましくは0.6〜1.3mm程度であり、長さは1〜5mm程度、好ましくは1〜2mm程度である。基端側非拡張部14eの外径は0.5〜1.6mm程度、好ましくは0.7〜1.5mm程度であり、長さは1〜5mm程度、好ましくは2〜4mm程度である。さらに先端テーパ部14b及び基端テーパ部14cの長さは1〜10mm程度、好ましくは3〜7mmで程度である。
このようなバルーン14は、内管シャフト28及び先端シャフト20と同様に適度な可撓性が必要とされると共に、狭窄部を確実に押し広げることできる程度の強度が必要であり、その材質は、例えば、上記にて例示した内管シャフト28及び先端シャフト20のものと同一でよく、勿論他の材質であってもよい。
そして、このバルーンカテーテル10の内管シャフト28は、造影性を有する1以上の第1内管40と、造影性を有しない1以上の第2内管42とが接合された部位を有する。図2の例では、2つの第1内管40及び3つの第2内管42を、それぞれ第1内管40と第2内管42を互い違いに接合することによって内管シャフト28が構成されている。内管シャフト28のうち、バルーン14に対応する2つの部位がそれぞれ第1内管40(先端側第1内管40a及び基端側第1内管40b)で構成され、それ以外の3つの部位がそれぞれ第2内管42(先端側第2内管42a、中央第2内管42b及び基端側第2内管42c)で構成されている。2つの第1内管40のうち、先端側第1内管40aは、その先端側端部がバルーン14の先端テーパ部14bと筒部14aとの境界部分に対応した位置に配され、基端側第1内管40bは、その基端側端部がバルーン14の基端テーパ部14cと筒部14aとの境界部分に対応した位置に配されている。また、3つの第2内管42のうち、先端側第2内管42aは、先端側第1内管4aよりも先端側の位置に配され、中央第2内管42bは、先端側第1内管40aと基端側第1内管40b間の位置に配され、基端側第2内管42cは、基端側第1内管40bよりも基端側の位置に配されている。つまり、造影性を有する先端側第1内管40a及び基端側第1内管40bは、それぞれ造影マーカとして機能することとなる。
造影性を有する第1内管40は、熱可塑性樹脂に造影剤が配合されて構成され、第2内管42は、熱可塑性樹脂(造影剤は配合されていない)で構成されている。ここで、熱可塑性樹脂は、上述した先端シャフト20と同様に、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、或いはこれら二種以上の混合物等)、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー、ポリイミド、フッ素樹脂等の高分子材料或いはこれらの混合物、或いは上記2種以上の高分子材料である。造影剤は、硫酸バリウムや酸化ビスマスのほか、タングステンのフィラーを用いることができる。
さらに、本実施の形態においては、先端側第2内管42a、先端側第1内管40a、中央第2内管42b、基端側第1内管40b、基端側第2内管42cの硬さをH2a、H1a、H2b、H1b、H2cとしたとき、H2a<H1a<H2b<H1b<H2cを満足する。ここで、前記硬さは、JIS K 6253(又はISO 48)準拠のタイプAデュロメータで測定した値を示す。
次に、本実施の形態に係るバルーンカテーテル10の製造方法について図3〜図10Bも参照しながら説明する。
先ず、図3のステップS1において、先端から後端まで貫通したワイヤ用ルーメン26を有し、ガイドワイヤ24を挿通するための内管シャフト28を作製する。この場合、それぞれ外径がほぼ同じとされた先端側第2内管42a、先端側第1内管40a、中央第2内管42b、基端側第1内管40b、基端側第2内管42cの順番に並べて各内管を接合する。「ほぼ同じ」とは、製造ばらつきを考慮したものである。理想的には「同じ」であるが、現実には製造ばらつきがあるので、「ほぼ同じ」としている。この内管シャフト28の作製についての具体例は後述する。
ステップS2において、先端から後端まで貫通した拡張用ルーメン30を有する先端シャフト20を作製する。
ステップS3において、先端から後端まで貫通した拡張用ルーメン38を有する基部シャフト22を作製する。
ステップS4において、先端から後端まで貫通した拡張用ルーメン30を有し、内径が内管シャフト28の外径より大きいバルーン14を作製する。
ステップS5において、バルーン14内に先端シャフト20の先端部を挿入した後、バルーン14の基端部と先端シャフト20の先端部とを接合固着する。例えば図2に示すように、バルーン14の基端側非拡張部14eの内周面と先端シャフト20の先端部の外周面とを接合固着する。
ステップS6において、先端シャフト20内及びバルーン14内に内管シャフト28を挿入し、先端シャフト20の基端部に内管シャフト28の基端部を接合固着する。例えば図2に示すように、先端シャフト20の基端側(途中)の開口部20aに内管シャフト28の基端側開口部28aを接合固着する。このとき、先端シャフト20の途中に、内管シャフト28のワイヤ用ルーメン26に連通する基端側開口部28aが形成された形態となる。
ステップS7において、バルーン14の先端部に内管シャフト28の先端部を接合固着する。例えば図2に示すように、バルーン14の先端開口から内管シャフト28の先端部を突出させ、バルーン14の先端側非拡張部14dの内周面と内管シャフト28の先端部の外周面とを接合固着する。
ステップS8において、図2に示すように、先端シャフト20の基端部に、基部シャフト22の先端部36を挿入し、内管シャフト28の基端部と基部シャフト22の先端部36とを接合固着する。
ステップS9において、基部シャフト22の後端にハブ18を取り付けることで、本実施形態に係るバルーンカテーテル10が完成する。
ここで、上述した内管シャフト28の作製、特に、第1内管40と第2内管42の接合についての具体例を図4〜図10Bを参照しながら説明する。なお、以下の説明では、説明の煩雑化を避けるために、先端側第2内管42a、先端側第1内管40a及び中央第2内管42bの接合を主体に説明する。
この内管シャフト28の作製では、図2及び図4に示すように、先端側第2内管42aの基端側端面と先端側第1内管40aの先端側端面とを接合すると共に、先端側第1内管40aの基端側端面と中央第2内管42bの先端側端面とを接合する。
これら端面同士の接合方法としては、以下の7つの手法(第1〜第7の接合方法)を好ましく採用することができる。なお、図5A〜図6において、混合部分44のサイズ及び接着剤46のサイズを誇張して示してある。
第1の接合方法は、図5Aに示すように、先端側第2内管42aの基端側端面と先端側第1内管40aの先端側端面同士を接触させた後(突き合わせた後)、その接触部分に対して局部的に熱を加える。熱を加えることで、図5Bに示すように、先端側第2内管42aの基端側端面と先端側第1内管40aの先端側端面との接触部位に先端側第2内管42aの構成材料と先端側第1内管40aの構成材料との混合部分44が生成され、先端側第2内管42aの基端側端面と先端側第1内管40aの先端側端面同士が熱融着されることとなる。同様に、先端側第1内管40aの基端側端面と中央第2内管42bの先端側端面同士を接触させた後、その接触部分に対して局部的に熱を加えて熱融着する。
第2の接合方法は、図6に示すように、先端側第2内管42aの基端側端面と先端側第1内管40aの先端側端面同士を接着剤46を介して接着接合し、同様に、先端側第1内管40aの基端側端面と中央第2内管42bの先端側端面同士を接着剤46を介して接着接合する。
第3の接合方法は、図7Aに示すように、先端側第2内管42aの基端側端面と先端側第1内管40aの先端側端面同士を熱融着して接合し(混合部分44)、先端側第1内管40aの基端側端面と中央第2内管42bの先端側端面同士を接着剤46を介して接着接合する。
第4の接合方法は、図7Bに示すように、先端側第2内管42aの基端側端面と先端側第1内管40aの先端側端面同士を接着剤46を介して接着接合し、先端側第1内管40aの基端側端面と中央第2内管42bの先端側端面同士を熱融着して接合する(混合部分44)。
第5の接合方法は、図8Aに示すように、先端側第2内管42a及び中央第2内管42bとして、少なくとも一方の端部の外周側に縮径部48を有する第2内管42を使用する。図8Aの例では、先端側第2内管42aは、その基端側端部の外周側に縮径部48を有し、中央第2内管42bは、その先端側端部の外周側に縮径部48を有する。「外周側」の意味は、内径は縮径せず、外径が縮径していることを指す。
先端側第2内管42aの縮径部48は、段差部50と小径部52とを有する。段差部50は、通常の外径を有する部分から小径部52にかけて位置され、小径部52は、段差部50の基端から先端側第2内管42aの基端側端面にわたる部分に形成され、一定の外径を有する。小径部52と段差部50とのなす角は直角でもよいし、鈍角(すなわち、小径部52に向かって徐々に縮径されたテーパ状)でもよい。図8Aの例では、段差部50をテーパ状にした場合を示す。小径部52の長さ(先端側第2内管42aの軸方向に沿った長さ)は、先端側第1内管40aの先端側端面の内縁を小径部52と段差部50との境界部分に位置させたとき、先端側第1内管40aの長さ(軸方向に沿った長さ)の1/2よりも1〜2mm程度短く設定されている。
中央第2内管42bの縮径部48も、上述した先端側第2内管42aと同様の構成を有し、段差部50と小径部52とを有する。
一方、先端側第1内管40aは、その厚みが、先端側第2内管42aの段差部50及び中央第2内管42bの段差部50の高さ(段差)と同じか僅かに小とされている。
そして、先端側第2内管42a、先端側第1内管40a及び中央第2内管42bを接合するときは、先端側第1内管40aに対して両側から先端側第2内管42aの縮径部48(正確には小径部52)及び中央第2内管42bの縮径部48(小径部52)を挿入する。このとき、先端側第2内管42aの縮径部48を、先端側第1内管40aの先端側端面の内縁が段差部50と小径部52との境界部分に位置するまで挿入し、中央第2内管42bの縮径部48を、先端側第1内管40aの基端側端面の内縁が段差部50と小径部52との境界部分に位置するまで挿入する。このとき、先端側第2内管42aの縮径部48及び中央第2内管42bの縮径部48の各端面同士が対向し、縮径部48の各端面間には間隙が形成される。その後、先端側第1内管40aと各縮径部48及び各縮径部48の端面間を熱融着する。
この熱融着によって、図8Bに示すように、先端側第2内管42aの段差部50と先端側第1内管40aの端面間の間隙に、先端側第2内管42aの構成材料と先端側第1内管40aの構成材料の混合部分44aが生成、充填され、中央第2内管42bの段差部50と先端側第1内管40aの端面間の間隙に、中央第2内管42bの構成材料と先端側第1内管40aの構成材料の混合部分44bが生成、充填され、縮径部48の各端面間の間隙に、先端側第2内管42aの構成材料、中央第2内管42bの構成材料及び先端側第1内管40aの構成材料の混合部分44cが生成、充填されることとなり、これら先端側第2内管42a、先端側第1内管40a及び中央第2内管42bの接合部分に段差は生じない。つまり、生成された混合部分44a〜44cが内管シャフト28の外周よりも外にはみ出すことが回避される。これは、内管シャフト28の局所的な外径の増大を防止する上で有利である。
この第5の接合方法によって、先端側第1内管40aが、先端側第2内管42aの縮径部48及び中央第2内管42bの縮径部48にて形成される環状の凹部にはめ込まれ、且つ、熱融着された接合構造を得ることができる。
第6の接合方法は、上述した第5の接合方法とほぼ同様であるが、図9Aに示すように、先端側第2内管42aの縮径部48が、通常の外径の部分から基端側端面にかけて外径が徐々に縮径したテーパ部54とされ、中央第2内管42bの縮径部48が、通常の外径の部分から先端側端面にかけて外径が徐々に縮径したテーパ部54とされている点で異なる。
先端側第2内管42aの縮径部48は、先端側第2内管42aの縮径部48を先端側第1内管40aに挿入して、縮径部48を先端側第1内管40aの先端側端面の内縁に接触させたとき、先端側第2内管42aの外周の位置と、先端側第1内管40aの外周の位置とが一致するように傾斜角や長さが設定され、さらに、縮径部48のうち、先端側第1内管40aの先端側端面の接触位置から端面までの長さが先端側第1内管40aの長さの1/2よりも1〜2mm程度短く設定されている。
中央第2内管42bの縮径部48も、上述した先端側第2内管42aと同様の構造を有し、テーパ部54とされている。
一方、先端側第1内管40aは、先端側第2内管42aの縮径部48(又は中央第2内管42bの縮径部48)を先端側第1内管40aに挿入して、縮径部48を先端側第1内管40aの先端側端面の内縁に接触させたとき、先端側第2内管42a(又は中央第2内管42b)の外周の位置と、先端側第1内管40aの外周の位置とが一致するように、厚みが設定されている。
そして、先端側第2内管42a、先端側第1内管40a及び中央第2内管42bを接合するときは、先端側第1内管40aに対して両側から先端側第2内管42aの縮径部48及び中央第2内管42bの縮径部48を挿入する。このとき、先端側第2内管42aの縮径部48及び中央第2内管の縮径部48が、先端側第1内管40aに当接するまで挿入する。この段階で、先端側第2内管42aの外周の位置、先端側第1内管40aの外周の位置及び中央第2内管42bの外周の位置が揃うこととなる。このとき、先端側第2内管42aの縮径部48及び中央第2内管42bの縮径部48の各端面同士が対向し、縮径部48の各端面間には間隙が形成される。その後、先端側第1内管40aと各縮径部48及び各縮径部48の端面間を熱融着する。
この熱融着によって、図9Bに示すように、先端側第2内管42aの縮径部48と先端側第1内管40aの端面間の間隙に、先端側第2内管42aの構成材料と先端側第1内管40aの構成材料の混合部分44aが生成、充填され、中央第2内管42bの縮径部48と先端側第1内管40aの端面間の間隙に、中央第2内管42bの構成材料と先端側第1内管40aの構成材料の混合部分44bが生成、充填される。また、先端側第1内管40aの内壁と各縮径部48との間隙並びに縮径部48の各端面間の間隙に、先端側第2内管42aの構成材料、中央第2内管42bの構成材料及び先端側第1内管40aの構成材料の混合部分44cが生成、充填されることとなり、これら先端側第2内管42a、先端側第1内管40a及び中央第2内管42bの接合部分に段差は生じない。つまり、生成された混合部分44a〜44cが内管シャフト28の外周よりも外にはみ出すことが回避される。この場合も、内管シャフト28の局所的な外径の増大を防止する上で有利である。
この第6の接合方法によって、先端側第1内管40aが、先端側第2内管42aの縮径部48及び中央第2内管42bの縮径部48にて形成される環状の凹部にはめ込まれ、且つ、熱融着された接合構造を得ることができる。
上述の第1の接合方法〜第6の接合方法の例では、代表的に、先端側第2内管42a、先端側第1内管40a及び中央第2内管42bを接合した例を示したが、中央第2内管42b、基端側第1内管40b及び基端側第2内管42cを接合する場合にも適用することができる。この場合、先端側第2内管42a、先端側第1内管40a及び中央第2内管42bを接合する場合と、中央第2内管42b、基端側第1内管40b及び基端側第2内管42cを接合する場合とで、接合方法を同じにしてもよいし(例えば前者及び後者を共に第1の接合方法する等)、それぞれ異なる接合方法を採用してもよい(例えば前者を第5の接合方法、後者を第6の接合方法する等)。
第7の接合方法は、図10Aに示すように、先端側第2内管42a、先端側第1内管40a、中央第2内管42b、基端側第1内管40b、基端側第2内管42cの順番で、図示しない位置決め用の芯金を挿通する。その後、先端側第2内管42aの基端側端面と先端側第1内管40aの先端側端面同士を接触させ(突き合わせ)、先端側第1内管40aの基端側端面と中央第2内管42bの先端側端面同士を接触させ(突き合わせ)、中央第2内管42bの基端側端面と基端側第1内管40bの先端側端面同士を接触させ(突き合わせ)、基端側第1内管40bの基端側端面と基端側第2内管42cの先端側端面同士を接触させた(突き合わせた)後、熱収縮チューブ56(例えばシリコン熱収縮チューブ:加熱することで内径が約1/2に収縮する)によって先端側第2内管42a、先端側第1内管40a、中央第2内管42b、基端側第1内管40b及び基端側第2内管42cを連続して覆い、熱収縮チューブ56に熱を加えて、収縮させることで、図10Bに示すように、先端側第2内管42a、先端側第1内管40a、中央第2内管42b、基端側第1内管40b及び基端側第2内管42cを接合する。その後、芯金を抜く。この段階で、内管シャフト28全体も作製されることになる。この熱収縮チューブ56を使用した接合方法の場合、内管シャフト28が二重管構造となるため、第1〜第6の接合方法と比して内管シャフト28の柔軟性が劣ることになるが、内管シャフト28のうち、バルーン14に対応する部分のみに熱収縮チューブ56を被覆し、熱を加えて収縮させるようにすれば、熱収縮チューブ56の被覆部分を大幅に低減することができるため、内管シャフト28の柔軟性を、第1〜第6の接合方法なみに確保することができる。
ここで、本実施形態に係るバルーンカテーテル10の作用について説明する。
先ず、冠動脈内等に発生した狭窄部(病変部)の形態を、血管内造影法や血管内超音波診断法により特定する。
次に、例えばセルジンガー法によって大腿部等から経皮的に血管内にガイドワイヤ24を先行して導入すると共に、該ガイドワイヤ24を内管シャフト28の先端側開口部28bから内管シャフト28のワイヤ用ルーメン26を挿通させて基端側開口部28aへと導出しつつバルーンカテーテル10を冠動脈内へと挿入する。
そして、X線造影下で、ガイドワイヤ24を、目的とする狭窄部へ進め、その狭窄部を通過させて留置すると共に、バルーンカテーテル10をガイドワイヤ24に沿って冠動脈内に進行させる。内管シャフト28のうち、バルーン14の先端テーパ部14bと筒部14aとの境界部分に対応した位置に、造影性を有する先端側第1内管40aが位置され、基端テーパ部14cと筒部14aとの境界部分に対応した位置に、造影性を有する基端側第1内管40bが位置されていることから、生体内でのバルーン14の位置をX線造影下で容易に視認することができる。
バルーンカテーテル10の進行によって、該バルーンカテーテル10の先端が狭窄部に到達すると共に、該狭窄部を通過(貫通)する。これにより、バルーン14を狭窄部に配置することができ、ハブ18側から拡張用ルーメン30内へと拡張用流体(例えば、造影剤)を圧送することで、バルーン14が拡張して狭窄部が押し広げられ、所定の治療を行うことができる。
このように、本実施形態に係るバルーンカテーテル10においては、内管シャフト28を、造影性を有する1以上の第1内管40(先端側第1内管40a、基端側第1内管40b)と、造影性を有しない1以上の第2内管42(先端側第2内管42a、中央第2内管42b、基端側第2内管42c)とを接合して構成したので、血管中に挿入されたバルーン14の正確な位置を確認することが可能となり、しかも、内管シャフト28の外径が局所的に大きくなることを回避でき、バルーン14への損傷を抑え、内管シャフト28の柔軟性(血管中の通過性能を良好とする柔軟性)を確保することができる。造影性を有する第1内管40を単層とすることで、小径でありながら造影性を高めることができる。すなわち、第1内管40を造影性を有するチューブと、造影性を有しないチューブとの多層構造で構成した場合、造影性を有しないチューブの存在によって造影性が低下するおそれがあるが、第1内管40を単層構造とすることで、小径でありながら造影性を高めることができる。しかも、単層とすることで、第1内管40と第2内管42との接合面全面にわたって造影性を有することとなり、造影性を高めることができる。
内管シャフト28のうち、バルーン14に対応した部分に、造影性を有する先端側第1内管40aと基端側第1内管40bが位置していることから、血管中に挿入されたバルーン14の正確な位置を確認することが可能となる。本実施の形態では、先端側第1内管40aの先端側端部をバルーン14の先端テーパ部14bと筒部14aとの境界部分に対応した位置に配置し、基端側第1内管40bの基端側端部をバルーン14の基端テーパ部14cと筒部14aとの境界部分に対応した位置に配置するようにしたので、バルーン14の位置、特に、筒部14aの正確な位置を確認することができる。
また、先端側第2内管42a、先端側第1内管40a、中央第2内管42b、基端側第1内管40b、基端側第2内管42cの各外径をほぼ同じにし、また、第1の接合方法〜第7の接合方法を用いて、先端側第2内管42a、先端側第1内管40a、中央第2内管42b、基端側第1内管40b、基端側第2内管42cの端面同士を接合するようにしたので、内管シャフト28の外径が局所的に大きくなることがなく、バルーン14への損傷も回避することができ、しかも、内管シャフト28の柔軟性(血管中の通過性能を良好とする柔軟性)も確保することができる。
また、本実施の形態では、先端側第2内管42a、先端側第1内管40a、中央第2内管42b、基端側第1内管40b、基端側第2内管42cの硬さをH2a、H1a、H2b、H1b、H2cとしたとき、H2a<H1a<H2b<H1b<H2cを満足するようにしている。これにより、内管シャフト28として、先端部から基端部にかけて硬さが緩やかに移行するシャフトを実現することができる。その結果、キンク現象の発生を抑えることができ、造影マーカを有する内管シャフト28の長寿命化を図ることができる。
本実施の形態では、先端側第2内管42a、先端側第1内管40a、中央第2内管42b、基端側第1内管40b、基端側第2内管42cを、熱融着や接着剤46にて接合するようにしたので、内管シャフト28の柔軟性(血管中の通過性能を良好とする柔軟性)も確保することができる。
次に、本実施の形態に係るバルーンカテーテル10のいくつかの変形例について図11〜図14を参照しながら説明する。
第1の変形例に係るバルーンカテーテル10aは、3つの第1内管40及び2つの第2内管42を、それぞれ第1内管40と第2内管42を互い違いに接合することによって内管シャフト28が構成されている。内管シャフト28のうち、バルーン14に対応する2つの部位がそれぞれ第2内管42(先端側第2内管42a及び基端側第2内管42b)で構成され、それ以外の3つの部位がそれぞれ第1内管40(先端側第1内管40a、中央第1内管40b及び基端側第1内管40c)で構成されている。2つの第2内管42のうち、先端側第2内管42aは、バルーン14の先端テーパ部14bと筒部14aとの境界部分に対応した位置に配され、基端側第2内管42bは、バルーン14の基端テーパ部14cと筒部14aとの境界部分に対応した位置に配されている。つまり、図2に示す内管シャフト28の配置関係と逆の構成を有する。この場合、造影性を有しない先端側第2内管42a及び基端側第2内管42bが、それぞれ造影マーカとして機能することとなる。
第2の変形例に係るバルーンカテーテル10bは、図12に示すように、1つの第1内管40と2つの第2内管42を、それぞれ第1内管40と第2内管42を互い違いに接合することによって内管シャフト28が構成されている。内管シャフト28のうち、バルーン14に対応する部位が1つの第1内管40で構成され、それ以外の2つの部位がそれぞれ第2内管42(先端側第2内管42a及び基端側第2内管42b)で構成されている。第1内管40は、先端側端面がバルーン14の先端テーパ部14bと筒部14aとの境界部分に対応した位置に配され、基端側端面がバルーン14の基端テーパ部14cと筒部14aとの境界部分に対応した位置に配されている。この場合、造影性を有する第1内管40が、造影マーカとして機能することとなる。
第3の変形例に係るバルーンカテーテル10cは、図13に示すように、2つの第1内管40と1つの第2内管42を、それぞれ第1内管40と第2内管42を互い違いに接合することによって内管シャフト28が構成されている。内管シャフト28のうち、バルーン14に対応する部位が1つの第2内管42で構成され、それ以外の2つの部位がそれぞれ第1内管40(先端側第1内管40a及び基端側第1内管40b)で構成されている。第2内管42は、先端側端面がバルーン14の先端テーパ部14bと筒部14aとの境界部分に対応した位置に配され、基端側端面がバルーン14の基端テーパ部14cと筒部14aとの境界部分に対応した位置に配されている。つまり、図12に示す内管シャフト28の配置関係と逆の構成を有する。この場合、造影性を有しない第2内管42が、造影マーカとして機能することとなる。
第4の変形例に係るバルーンカテーテル10dは、図14に示すように、5つの第1内管40と6つの第2内管42を、それぞれ第1内管40と第2内管42を互い違いに接合することによって内管シャフト28が構成されている。5つの第1内管40のうち、先端から第1番目の第1内管40がバルーン14の先端テーパ部14bと筒部14aとの境界部分に対応した位置に配され、第5番目の第1内管40がバルーン14の基端テーパ部14cと筒部14aとの境界部分に対応した位置に配されている。この場合、造影性を有する5つの第1内管40が、造影マーカとして機能することとなる。特に、この例では、造影性を有する5つの第1内管40を等間隔で配置することによって、目盛りとしても機能し、狭窄部(病変部)の大きさを容易に確認することができる。もちろん、図14に示す内管シャフト28の配置関係と逆の構成を採用してもよい。この場合、造影性を有しない5つの第2内管42が、造影マーカとして機能することとなる。
本発明は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成乃至工程を採り得ることは勿論である。
10、10a〜10d…バルーンカテーテル
12…外管シャフト 14…バルーン
20…先端シャフト 22…基部シャフト
24…ガイドワイヤ 28…内管シャフト
40…第1内管 42…第2内管
44…混合部分 46…接着剤
48…縮径部 50…段差部
52…小径部 54…テーパ部

Claims (20)

  1. ガイドワイヤを挿通するための内管シャフトと、
    拡張用液体が流通する拡張用ルーメンを有する外管シャフトと、
    前記内管シャフトが挿通されると共に、先端部が前記内管シャフトに接合固着され、基端部付近にて前記外管シャフトの前記拡張用ルーメンと連通する収縮あるいは折り畳み可能なバルーンとを有するバルーンカテーテルにおいて、
    前記内管シャフトは、造影性を有する1以上の第1内管と、造影性を有しない1以上の第2内管とが接合された部位を有することを特徴とするバルーンカテーテル。
  2. 請求項1記載のバルーンカテーテルにおいて、
    前記内管シャフトのうち、前記バルーンに対応した部分に、前記第1内管と前記第2内管とが接合された部位が位置していることを特徴とするバルーンカテーテル。
  3. 請求項1記載のバルーンカテーテルにおいて、
    前記第1内管の外径と、前記第2内管の外径とがほぼ同じであることを特徴とするバルーンカテーテル。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のバルーンカテーテルにおいて、
    前記第1内管の端面に前記第2内管の端面が接合されていることを特徴とするバルーンカテーテル。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のバルーンカテーテルにおいて、
    前記第1内管と前記第2内管との接合面全面が造影性を有することを特徴とするバルーンカテーテル。
  6. 請求項2又は3記載のバルーンカテーテルにおいて、
    前記第1内管の両側にそれぞれ前記第2内管が配され、
    各前記第2内管の前記第1内管側の端部は、それぞれ外周側に縮径部を有し、
    前記第1内管は、各前記第2内管の前記外周側の前記縮径部にて形成される環状の凹部にはめ込まれ、且つ、融着されていることを特徴とするバルーンカテーテル。
  7. 請求項2又は3記載のバルーンカテーテルにおいて、
    前記第2内管の両側にそれぞれ前記第1内管が配され、
    各前記第1内管の前記第2内管側の端部は、それぞれ外周側に縮径部を有し、
    前記第2内管は、各前記第1内管の前記外周側の前記縮径部にて形成される環状の凹部にはめ込まれ、且つ、融着されていることを特徴とするバルーンカテーテル。
  8. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のバルーンカテーテルにおいて、
    前記第1内管の両側にそれぞれ前記第2内管が配され、
    前記両側の前記第2内管のうち、先端部側の前記第2内管の硬さをH2a、基端部側の前記第2内管の硬さをH2bとし、前記第1内管の硬さをH1としたとき、
    H2a<H1<H2b
    を満足することを特徴とするバルーンカテーテル。
    [前記硬さは、JIS K 6253(又はISO 48)準拠のタイプAデュロメータで測定した値を示す。]
  9. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のバルーンカテーテルにおいて、
    前記第1内管と前記第2内管とは、熱融着によって接合されていることを特徴とするバルーンカテーテル。
  10. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のバルーンカテーテルにおいて、
    前記第1内管と前記第2内管とは、互いに突き合わされ、且つ、熱収縮チューブによって前記第1内管と前記第2内管とを連続して覆うことで接合されていることを特徴とするバルーンカテーテル。
  11. 請求項1記載のバルーンカテーテルにおいて、
    前記造影性を有する第1内管は、熱可塑性樹脂に造影剤が配合されて構成されていることを特徴とするバルーンカテーテル。
  12. 請求項11記載のバルーンカテーテルにおいて、
    前記造影剤はタングステンであることを特徴とするバルーンカテーテル。
  13. ガイドワイヤを挿通するための内管シャフトを作製する内管シャフト作製工程と、
    拡張用液体が流通する拡張用ルーメンを有する外管シャフトを作製する工程と、
    収縮あるいは折り畳み可能なバルーンを作製する工程と、
    前記バルーン内に前記内管シャフトを挿入する工程と、
    前記バルーンの先端部に前記内管シャフトの先端部を接合固着する工程と、
    前記バルーンの基端部と前記外管シャフトの先端部とを接合固着して、前記外管シャフトの前記拡張用ルーメンに前記バルーンを連通させる工程と、を有するバルーンカテーテルの製造方法において、
    前記内管シャフト作製工程は、
    造影性を有する1以上の第1内管と、造影性を有しない1以上の第2内管とを接合する内管接合工程を有することを特徴とするバルーンカテーテルの製造方法。
  14. 請求項13記載のバルーンカテーテルの製造方法において、
    前記内管接合工程は、
    前記第1内管の端面に前記第2内管の端面を接合することを特徴とするバルーンカテーテルの製造方法。
  15. 請求項14記載のバルーンカテーテルの製造方法において、
    前記接合は、熱融着による接合であることを特徴とするバルーンカテーテルの製造方法。
  16. 請求項14記載のバルーンカテーテルの製造方法において、
    前記接合は、前記第1内管の端面と前記第2内管の端面とを互いに突き合わせ、チューブによって前記第1内管と前記第2内管とを連続して覆うことによる接合であることを特徴とするバルーンカテーテルの製造方法。
  17. 請求項13記載のバルーンカテーテルの製造方法において、
    前記内管接合工程は、
    前記第2内管として、少なくとも一方の端部の外周側に縮径部を有する第2内管を使用し、
    前記第1内管に対して両側からそれぞれ前記第2内管の前記縮径部を挿入して、前記第2内管の前記縮径部側の端面同士を対向させ、少なくとも前記第1内管と各前記縮径部及び各前記第2内管の前記端面間を融着することを特徴とするバルーンカテーテルの製造方法。
  18. 請求項13記載のバルーンカテーテルの製造方法において、
    前記内管接合工程は、
    前記第1内管として、少なくとも一方の端部の外周側に縮径部を有する第1内管を使用し、
    前記第2内管に対して両側からそれぞれ前記第1内管の前記縮径部を挿入して、前記第1内管の前記縮径部側の端面同士を対向させ、少なくとも前記第2内管と各前記縮径部及び各前記第1内管の前記端面間を融着することを特徴とするバルーンカテーテルの製造方法。
  19. 請求項17又は18記載のバルーンカテーテルの製造方法において、
    前記縮径部は、端面に向かって径が段階的に縮径する段差部を有することを特徴とするバルーンカテーテルの製造方法。
  20. 請求項17又は18記載のバルーンカテーテルの製造方法において、
    前記縮径部は、端面に向かって径が連続して縮径するテーパ部を有することを特徴とするバルーンカテーテルの製造方法。
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JP2015509439A (ja) * 2012-03-09 2015-03-30 クリアストリーム・テクノロジーズ・リミテッド 拡張可能なシャフトを備えるバルーンカテーテル
JP2016198355A (ja) * 2015-04-13 2016-12-01 日本ゼオン株式会社 内視鏡用処置具

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