JP2011200026A - 回転電機及び回転電機の製造方法 - Google Patents

回転電機及び回転電機の製造方法 Download PDF

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Yuji Tajima
雄二 田島
Jun Kondo
純 近藤
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Abstract

【課題】インシュレータと分割コアとのスキマに起因する不都合を解消することができるようにした回転電機及び回転電機の製造方法を提供する。
【解決手段】複数の分割コアと、各分割コアに嵌合されるインシュレータと、を有する回転電機であって、インシュレータは、インシュレータ本体と、インシュレータ本体と一体に形成され分割コアの一端との隙間を充填する充填部とを有して構成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、電動機あるいは発電機となる回転電機及び回転電機の製造方法に関する。
モータには、幾つかの分割コアを組み上げて円環状のコアを形成して構成されるものがある。それぞれの分割コアには、分割コア1個に対してインシュレータ2個が嵌め合わされる(例えば、特許文献1参照)。
分割コアにインシュレータを嵌合する際には、分割コアとインシュレータとの間にスキマが生じないように、インシュレータの嵌合部の長さ、分割コア積厚(高さ方向寸法)それぞれに公差が設定されそのスキマを最小するべく管理する必要がある。
特開2002−233091号公報
ところで上記のモータを製造する際には、分割コア1個対しインシュレータ2個を嵌め合わせたのち、巻き線機にて銅線の巻きつけが行われる。
しかしながら、インシュレータと分割コアとのスキマが大きいと、巻き線時の巻き張力により、インシュレータがたわみ、インシュレータに不要な応力が残留し、モータの寿命等に悪影響を与えることが考えられる。
かかる不都合を低減するための分割コアの積厚、インシュレータの嵌合部寸法精度向上にも限界がある。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、インシュレータと分割コアとのスキマに起因する不都合を解消することができるようにした回転電機及び回転電機の製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明は次のように構成した。
本願発明にかかる回転電機は、複数の分割コアと、各分割コアに嵌合されるインシュレータと、を有する回転電機であって、インシュレータは、インシュレータ本体と、インシュレータ本体と一体に形成され分割コアの一端との隙間を充填する充填部とを有していることを特徴としている。
また、インシュレータは、樹脂によって形成され、充填部は、インシュレータ本体の端部を溶融させることにより形成されていることが好ましい。
さらに、充填部は、インシュレータ本体が分割コアに嵌合された状態で、インシュレータ本体の一部が加熱されて溶融することにより形成されていることが好ましい。
また、本願発明にかかる回転電機の製造方法は、複数の分割コアと、各分割コアに嵌合されるインシュレータと、を有する回転電機の製造方法であって、インシュレータを形成するインシュレータ本体を形成する工程と、複数の分割コアにそれぞれインシュレータを嵌装する工程と、嵌装されたインシュレータ加熱溶融させて分割コアの一端とインシュレータとの隙間を充填する充填部を形成する工程と、を含んでいることを特徴としている。
本願発明によれば、巻き線時のテンションでインシュレータがたわもうとする際に、スキマに流れ込んだ樹脂が支えとなりインシュレータのたわみを防止、変形によるインシュレータのクラックを防止することができ、高信頼性のモータを得ることができる。またインシュレータのたわみがなくなることで、銅線の巻き乱れの要因のひとつを解消することができ、高効率のモータを得ることができる。
本発明の一実施形態にかかる回転電機の模式的な構成図 本発明の一実施形態にかかるインシュレータの模式的な形状図 本発明の一実施形態にかかるスキマと形状掘り込み箇所の模式的な側面図 本発明の一実施形態にかかるスキマと形状掘り込み箇所の模式的な上面図及び側面図 本発明の一実施形態にかかる超音波による加熱の状態を示す模式図 本発明の一実施形態にかかる超音波による加熱の状態を示す模式図 実施形態の第1変形例にかかる加熱の状態を模式的に示す図 実施形態の第2変形例にかかる加熱の状態を模式的に示す図
以下、実施形態について図を参照して説明する。
(全体構成)
図1に示すように、本実施形態にかかる回転電機(本実施形態ではPMモータを例とする)20は,ステータ1,ステータコア2,ロータ3,フレーム4,インシュレータ5,コイル6,負荷側ブラケット7,軸受8,回転軸9,軸受10,反付加側ブラケット11,結線板12,リード線13,台座14,リセプタクル15を有して構成されている。また,回転電機50は図示省略のエンコーダを有するサーボモータとして構成されている。
回転電機50を組み立てる際には、まず、分割コア18の形状に形成された金型を装着した打ち抜き機により電磁鋼板を打ち抜き、積層することにより、分割コア18が形成される。形成された分割コア18には、後述するようにインシュレータ5が嵌装された後、インシュレータ5にそれぞれコイル6が巻回される。ステータコア2は、複数(図示省略しているがここでは12個)の分割コア18が次々に連結されて円環形状をなす。
そして、ステータコア2の円環内部に回転子ロータ3,回転軸9が挿入され軸受8,10で回転軸9が枢支される。そしてステータコア2及びロータ3がフレーム4に収納されることで回転電機50が形成される。
(インシュレータの構成)
図2〜図4に示すように、インシュレータ5を形成するインシュレータ本体19は、樹脂等の射出成形で形成されており、分割コアの積圧方向(高さ方向)に対応して延びる延在部40と、延在部40の一端側に略90度曲折して延びる一端側面41と、延在部40の他端側に略90度曲折して延びる他端側面42とが形成されている。また、一端側面41には、対となるインシュレータ本体と嵌合するための凹部16が形成されており、他端側面42には、対となるインシュレータ本体と嵌合するための凸部17が形成されている。
また、他端側面42よりも一端側面41の方が広くなるように形成されており、一端側面41には、図4に示すように矩形状(但し矩形に限らない)の形状掘り込み部22が形成されている。
図3に示すように、本実施形態では各分割コア18に対して、同形状の分割コア、19、20を互いの凹部16と凸部17とが嵌合するように接合されている。
また、図3に示すように分割コア18に一対のインシュレータを嵌合させた際に、分割コア18,インシュレータ本体19,20の製造公差等に起因して分割コア18の上面(あるいは下面)とインシュレータ本体19との間に隙間Sが生じることがある。
(回転電機の製造方法)
本実施形態では、上述のように、まず、電磁鋼板を打ち抜き、積層することにより、分割コア18を形成する。そして、図5に示すように分割コア18に一対のインシュレータ本体19,20を分割コア18に嵌装した後、いずれかのインシュレータの形状掘り込み部22に超音波を伝えるためのホーン23を適度の負荷で接触させ、形状掘り込み部22に摩擦熱を発生させて溶融させる。溶融が終わった段階でホーン23を分離し、作業完了となる。
形状掘り込み部22にはホーン23により樹脂が溶融した上でホーン23による負荷により分割コアの上面(あるいは下面)に押し付けられ、図6に示すように分割コア18の一端との隙間を充填する充填部32が形成される。
充填部32が形成された後、上述のようにインシュレータ5が嵌装された分割コア18にコイルが巻回され、結線される。そして分割コア18が次々に連結されて円環形状のステータコア2をなし、ステータコア2の円環内部に回転子ロータ3,回転軸9が挿入され軸受8,10で回転軸9が枢支される。そしてステータコア2及びロータ3がフレーム4に収納されることで回転電機50が形成される。
本実施形態にかかる回転電機はこのように構成されているので、コイル6を巻回する前に、充填部32を介してコイル6の張力を支持して分割コア18は受け持つことになるので、分割コア18とインシュレータ5との隙間Sに起因するインシュレータ5の撓みや、クラックの発生等が防止され、回転電機50の不具合の低減や寿命を向上に効果がある。
次に本実施形態の第1変形例について説明する。
この超音波による加熱をヒータによる伝熱加熱に置き換えたものを図7に示す。即ち、本変形例では伝熱加熱装置としてヒータ25,温度センサ26及び金属柱27が設置されている。ヒータによる加熱の場合、樹脂の熱伝導率により加熱時間が決定され、それは超音波に比較すると長くなる傾向はあるが、ヒータによる加熱方式は装置構成が簡易であり導入が容易となる。
次に本実施形態の第2変形例について説明する。
図8は、加熱を近赤外線発生ユニット29による非接触加熱に置き換えたものである。
即ち、本変形例では伝熱加熱装置として光源ランプ29,集光鏡30が設置されている。光源ランプ30の光は集光鏡30によって収束され、インシュレータ5に形成される集光スポット31に絞られるようになっており、この部分のみ選択加熱される。
非接触加熱では、スポット径の調整が容易であり相手側インシュレータ形状に合わせて加熱ユニットを準備する必要がなく、金属柱のみの変更で本作業を実施することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明にかかる回転電機は上述の実施形態のものに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して適用可能である。
1 ステータ
2 ステータコア
3 ロータ
4 フレーム
5 インシュレータ
6 コイル
7 負荷側ブラケット
8 軸受
9 回転軸
10 軸受
11 反付加側ブラケット
12 結線板
13 リード線
14 台座
15 リセプタクル
16 嵌合用突起(凸)
17 嵌合用突起(凹)
18 分割コア
19 インシュレータ(正)
20 インシュレータ(逆)
21 スキマ
22 形状掘り込み部
23 超音波ホーン
24 形状掘り込み部
25 ヒータ
26 温度センサ
27 金属柱
28 近赤外線発生ユニット
29 光源
30 集光鏡
31 集光スポット
32 溶融変形した樹脂
40 延在部
41 一端側面
42 他端側面
50 回転電機

Claims (4)

  1. 複数の分割コアと、前記各分割コアに嵌合されるインシュレータと、を有する回転電機であって、
    前記インシュレータは、
    インシュレータ本体と、
    前記インシュレータ本体と一体に形成され前記分割コアの一端との隙間を充填する充填部とを有している
    ことを特徴とする、回転電機。
  2. 前記インシュレータは、樹脂によって形成され、
    前記充填部は、前記インシュレータ本体の端部を溶融させることにより形成されている
    ことを特徴とする、請求項1記載の回転電機。
  3. 前記充填部は、前記インシュレータ本体が前記分割コアに嵌合された状態で、前記インシュレータ本体の一部が加熱されて溶融することにより形成されている
    ことを特徴とする、請求項2記載の回転電機。
  4. 複数の分割コアと、前記各分割コアに嵌合されるインシュレータと、を有する回転電機の製造方法であって、
    前記インシュレータを形成するインシュレータ本体を形成する工程と、
    前記複数の分割コアにそれぞれ前記インシュレータを嵌装する工程と、
    前記嵌装された前記インシュレータ加熱溶融させて前記分割コアの一端と前記インシュレータとの隙間を充填する充填部を形成する工程と、を含んでいる
    ことを特徴とする、回転電機の製造方法。
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