JP2011198992A - 半導体発光素子 - Google Patents

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Tetsuji Fujimoto
哲爾 藤本
Katsuya Akimoto
克弥 秋元
Kazuyuki Iizuka
和幸 飯塚
Masahiro Watanabe
優洋 渡邊
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Abstract

【課題】半導体発光素子をハンドリングする治具へのダメージが少なく、半導体発光素子自体の割れ・欠けも防ぐことが可能な半導体発光素子を提供する。
【解決手段】基板201と、前記基板201上に第一の導電型の第一クラッド層104、活性層105、前記第一クラッド層104とは異なる第二の導電型の第二クラッド層106を有する発光部を含む半導体積層部10と、前記半導体積層部10に電気的に接続する第一電極120および第二電極122と、を備え、前記半導体積層部10は、前記基板201とは反対側の一方の面側を光取り出し面とし、前記半導体積層部10のウェットエッチ側面の少なくとも一部に逆メサエッチング形状を有し、前記光取り出し面と前記ウェットエッチ側面とにより形成される角部20を曲面をもって覆う透明絶縁膜130を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体発光素子に関するものである。
近年、半導体発光素子である発光ダイオード(LED)は、GaN系や、AlGaInP系の高品質結晶を有機金属気相成長(MOVPE:Metal-Organic Vapor Phase Epitaxy)法で成長する技術の発達によって、青色、緑色、橙色、黄色、赤色の高輝度LEDが
製作できるようになった。そしてLEDの高輝度化に伴い、その用途は自動車のブレーキランプや液晶ディスプレイのバックライト等へ広がり、その需要は年々増加している。
MOVPE法によって高品質の結晶が成長可能となってから、発光素子の内部効率は理論限界値に近づきつつある。しかし発光素子からの光取り出し効率はまだまだ低く、光取り出し効率を向上することが重要となっている。そこで、複数のエピタキシャル層を積層して発光機能を持たせた半導体積層部の光取り出し面に凹凸を形成して、光取り出し効率を向上させる手法が採られている(例えば、文献1参照)。また、窒化物系半導体(半導体積層部)の側面を概ね105°以上165°以下の傾斜面(光取り出し面を上にして逆メサ形状)とし、さらにその傾斜面に反射率の高い金属製の反射膜(金属反射層)を設けることで、基板側に向けて発せられた光を光取り出し面に反射させる手法が採られている(例えば、文献2参照)。
特開2009−021416号公報 特開2006−128659号公報
しかし、光取り出し面の凹凸形状や半導体積層部側面の逆メサ形状はウェットエッチング法を用いて形成されることが多く、特定の結晶面が出るために、光取り出し面と半導体積層部側面とにより形成される角部が鋭角になりやすい。基板のダイシング後、半導体発光素子の形成されたチップは、例えばチップを吸着してピックアップするコレット等の治具を用いてハンドリングされるため、上記のように素子が鋭角の角部を有していると、チップをピックアップする際にコレットに傷やへこみ等のダメージを与えやすい。特に、ゴム製のコレットを使用した際のダメージは顕著である。チップサイズの小型化が進むなか、コレットのサイズがチップサイズを超えることがあり、その場合のダメージはさらに大きい。
また、半導体発光素子が鋭角の角部を有していると、チップをハンドリングする際、チップ自体にも割れ・欠けが生じて歩留まりが低下するおそれがある。
そこで本発明の目的は、半導体発光素子をハンドリングする治具へのダメージが少なく、半導体発光素子自体の割れ・欠けも防ぐことが可能な半導体発光素子を提供することである。
本発明の第1の態様は、第一の導電型の第一クラッド層、活性層、前記第一クラッド層とは異なる第二の導電型の第二クラッド層を有する発光部を含む半導体積層部と、前記半
導体積層部の第一の面側を光取り出し面として前記半導体積層部の第二の面側に形成され、前記活性層からの光を前記第一の面側へと反射させる金属反射層と、前記金属反射層の、前記半導体積層部とは反対側に結合される支持基板と、前記半導体積層部と前記金属反射層との間の領域の一部分に配置され、前記半導体積層部にオーミックコンタクト接合するオーミックコンタクト接合部と、を備え、前記半導体積層部は、前記光取り出し面と前記半導体積層部のウェットエッチ側面とにより形成され、前記光取り出し面と前記ウェットエッチ側面とのなす角が鋭角である鋭角部分を少なくとも一部に含む角部と、前記角部を曲面をもって包みながら前記光取り出し面および前記ウェットエッチ側面を覆う透明絶縁膜と、を有する半導体発光素子である。
本発明の第2の態様は、第1の態様の半導体発光素子において、前記鋭角部分の前記角部を包む前記透明絶縁膜の前記曲面は、曲率半径が60μmR以上である半導体発光素子である。
本発明の第3の態様は、第1の態様または第2の態様の半導体発光素子において、前記透明絶縁膜の膜厚は100nm以上400nm以下である半導体発光素子である。
本発明の第4の態様は、第1〜第3の態様のいずれかに記載の半導体発光素子において、前記光取り出し面に凹凸形状が形成されている半導体発光素子である。
本発明の第5の態様は、第1〜第4の態様のいずれかに記載の半導体発光素子において、前記半導体積層部は、前記発光部の前記支持基板側に設けられるコンタクト層を有し、前記コンタクト層は、前記コンタクト層の前記発光部側の面が前記発光部の前記コンタクト層側の面を含んでより広く形成されることで、前記コンタクト層の前記発光部側の面の一部が露出する露出部を有し、前記透明絶縁膜は、前記露出部を覆うように形成される半導体発光素子である。
本発明の第6の態様は、第5の態様に記載の半導体発光素子において、前記ウェットエッチ側面および前記露出部を覆う前記透明絶縁膜を前記支持基板面上に投影した外周が、前記支持基板面内の領域にある半導体発光素子である。
本発明の第7の態様は、基板と、前記基板上に第一の導電型の第一クラッド層、活性層、前記第一クラッド層とは異なる第二の導電型の第二クラッド層を有する発光部を含む半導体積層部と、前記半導体積層部に電気的に接続する第一電極および第二電極と、を備え、前記半導体積層部は、前記基板とは反対側の一方の面側を光取り出し面とし、前記半導体積層部のウェットエッチ側面の少なくとも一部に逆メサエッチング形状を有し、前記光取り出し面と前記ウェットエッチ側面とにより形成される角部を曲面をもって覆う透明絶縁膜を有する半導体発光素子である。
本発明によれば、半導体発光素子をハンドリングする治具へのダメージが少なく、半導体発光素子自体の割れ・欠けも防ぐことが可能な半導体発光素子が得られる。
本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子を示す図であって、(a)は図1のA−A断面図であり、(b)は図1のB−B断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の製造工程を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の製造工程を示す図であって、(a)は半導体発光素子の平面図であり、(b)は(a)のA−A断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の製造工程を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の製造工程を示す図であって、(a)は半導体発光素子の平面図であり、(b)は(a)のA−A断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の製造工程を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の製造工程を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の製造工程を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の製造工程を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の製造工程を示す図であって、(a)は図10のA−A断面拡大図であり、(b)は図10のB−B 断面拡大図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の製造工程を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の製造工程を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の製造工程を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の製造工程を示す図であって、(a)は図14のA−A断面拡大図であり、(b)は図14のB−B断面拡大図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体発光素子を示す図であって、(a)は半導体発光素子の平面図であり、(b)は(a)のC−C断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体発光素子の製造工程を示す図であって、(a)は半導体発光素子の平面図であり、(b)は(a)のC−C断面図である。 実施例1に係る半導体発光素子をコレットを使用してピックアップしたときのコレット寿命を示すグラフ図である。 実施例1に係る半導体発光素子の配列不良発生割合を示すグラフ図である。
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1の実施の形態]
(1)半導体発光素子の構造
本発明の第1の実施の形態に係る半導体発光素子の構造について、図1および図2を用いて説明する。
(全体構造の概要)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の平面図である。そして図2は、本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子を示す図であって、(a)は図1のA−A断面図であり、(b)は図1のB−B断面図である。
図2(a)に示すように、半導体発光素子1は半導体エピタキシャル層が積層された半導体積層部10と、半導体積層部10の第一の面を光取り出し面として光取り出し面とは反対側の第二の面側に形成された透明誘電体層108と、透明誘電体層108を貫通して
透明誘電体層108の一部分に配置され、半導体積層部10にオーミックコンタクト接合するオーミックコンタクト接合部109と、オーミックコンタクト接合部109が配置された透明誘電体層108に結合された金属反射層110と、金属反射層110の半導体積層部10とは反対側に結合される支持基板201とを有する。半導体積層部10の第一の面側に第一電極(表面電極)120が、支持基板201の半導体積層部10とは反対側にオーミックコンタクト接合部109に電気的に接続する第二電極(裏面電極)122が、それぞれ形成されている。半導体積層部10は、図1に示すような矩形形状を成すよう一部が素子間分離され、第一電極120を除く光取り出し面および半導体積層部10の素子間分離された側面が、透明絶縁膜130で覆われている。
(半導体積層部)
半導体積層部10は、例えば、第一導電型の第一コンタクト層103と、第一導電型の第一クラッド層104と、活性層105と、第二導電型の第二クラッド層106と、第二導電型の第二コンタクト層107とからなる。活性層105は、第一クラッド層104と第二クラッド層106との間に設けられ、第一クラッド層104、活性層105および第二クラッド層106によりダブルへテロ構造の発光部が構成されている。そして、光取り出し面となる第一クラッド層104の表面104aには光取り出し効率を向上させるため、例えば約2μm周期の凹凸形状が形成されている。
第一クラッド層104、活性層105、第二クラッド層106は、異方性ウェットエッチングにより素子間分離されたウェットエッチ側面104b、105b、106bを有している。図1のA−A断面である図2(a)に示すように、第一クラッド層104および第二クラッド層106のウェットエッチ側面104b、106bは、光取り出し面側を上側とすると下にいくほど第一クラッド層104および第二クラッド層106の幅が狭くなる逆メサエッチング形状となっており、活性層105のウェットエッチ側面105bは、光取り出し面を上側とすると下にいくほど活性層105の幅が広くなる順メサエッチング形状となっている。また、図1のA−A断面と直交するB−B断面である図2(b)に示すように、第一クラッド層104、活性層105、第二クラッド層106のウェットエッチ側面104b、105b、106bのいずれもが、光取り出し面を上側とすると下にいくほど第一クラッド層104、活性層105、第二クラッド層106の幅が広くなる順メサエッチング形状となっている。したがって第一クラッド層104は、光取り出し面となる表面104aとウェットエッチ側面104bとにより形成される角部20を有し、その角部20の一部、つまり図1のA−A断面においては、光取り出し面となる表面104aとウェットエッチ側面104bとのなす角が鋭角である鋭角部分21を有する。また、図1のB−B断面においては、光取り出し面となる表面104aとウェットエッチ側面104bとのなす角が鈍角である鈍角部分22を有する。そして、第一クラッド層104、活性層105、第二クラッド層106の各ウェットエッチ側面104b、105b、106bには、後に詳述する凹凸形状(図示省略)が形成されている。
活性層105の材料としては例えば、AlGaInP系やAlGaAs系がある。その場合、例えば(AlGa1−xIn1−yP(ただし、0≦x≦1、0.4≦y≦0.6)、またはAlGa1−xAs(ただし、0≦x≦1)が用いられ、発光波長が560〜1000nmの発光素子が形成される。
第一クラッド層104上には第一導電型の第一コンタクト層103が形成されている。また、第二クラッド層106の光取り出し面側とは反対側の面には第二導電型の第二コンタクト層107が形成されている。したがって半導体積層部10は、例えば、n型GaAsコンタクト層103と、n型AlGaInPクラッド層104と、アンドープAlGaInP活性層105と、p型AlGaInPクラッド層106と、p型GaPコンタクト層107とにより構成することができる。なお、活性層105は、単層構造ではなく多重
量子井戸構造としてもよい。また、上下の各クラッド層とコンタクト層の導電型(n型、p型)を逆にして、光取り出し面側をp型としてもよい。
(透明絶縁膜)
素子間分離された半導体積層部10の一部は、例えば100nm以上1000nm以下、より好ましくは100nm以上400nm以下の厚さの透明絶縁膜130により覆われている。具体的には、第一電極120の側面、n型GaAsコンタクト層103の側面、n型AlGaInPクラッド層104の表面104aのコンタクト層103が形成されていない領域とその側面104b、アンドープAlGaInP活性層105の側面105b、p型AlGaInPクラッド層106の側面106b、およびp型GaPコンタクト層107の素子間分離により露出した面が、透明絶縁膜130によって覆われる。このとき透明絶縁膜130は、n型AlGaInPクラッド層104の表面104aと、逆メサエッチング形状を有するウェットエッチ側面104bとにより形成される鋭角部分21を、曲面をもって包み込んでいる。したがって、半導体発光素子1をコレットで吸着してピックアップする際、コレットに傷やへこみ等のダメージを与えにくい。厚さ100nm以上の透明絶縁膜130を形成した場合において、この鋭角部分21を覆う透明絶縁膜130は曲率半径が60μmR以上の曲面を有することとなり、コレット寿命が大幅に延びる。また、n型AlGaInPクラッド層104の角部20、特に鋭角部分21が透明絶縁膜130により保護されることにもなるから、半導体発光素子1自体にも割れ・欠けが生じにくく、半導体発光素子1の歩留まり低下を抑えることができる。また、半導体発光素子1内部に余計な応力がかかって発光不良が生じることを防止できる。
透明絶縁膜130の材料としては、発光部から発生した光を透過するものであればよく、例えばSiOやSiNを使用することができる。このとき、SiOあるいはSiNの単層膜としてもよいし、SiOとSiNとの二層構造や、SiOとSiNとが複数組み合わさった多重積層構造としてもよい。SiOやSiNのような屈折率の異なる膜を複数組み合わせることで、例えば光取り出し面側から順に屈折率が低下するよう各層を積層すると、光取り出し効率をより向上させることが可能である。
(第一電極)
光取り出し面側のn型GaAsコンタクト層(第一コンタクト層)103上には第一電極120が形成され、第一電極120上には第一電極パッド121が形成されている。n型コンタクト層103、第一電極120、第一電極パッド121は図1に示すように、例えば素子間分離された光取り出し面の中央部に、例えば一辺が105μmで、コーナー部分が丸みを帯びた正方形状に形成される。第一電極120は、例えばAuGe合金層と、Ni層と、Au層との積層構造となっている。第一電極パッド121は、例えば、Ti、Auが積層された構造となっている。
(オーミックコンタクト接合部)
半導体積層部10の光取り出し面とは反対の側に形成された透明誘電体層108は、半導体積層部10と金属反射層110との直接接触による合金化を防止する。透明誘電体層108には、例えばSiO、SiNを用いることができる。また、透明誘電体層108の層厚は、透明誘電体層108での光吸収を防止するために、発光部の発光波長(ピーク波長)をλ、透明誘電体層108の屈折率をnとした場合に、(2×λ)/(4×n)よりも大きくすることが好ましい。
透明誘電体層108の一部分には、透明誘電体層108を貫通して、オーミックコンタクト接合部109が形成されている。オーミックコンタクト接合部109は、例えばAuZn合金等の材料を用いた単一層構造としても、或いは積層構造としてもよい。オーミックコンタクト接合部109は、例えば図1に破線で示すように、一部が素子間分離された
半導体積層部10の発光部(第一クラッド層104、活性層105、第二クラッド層106)の周縁部近傍に、光取り出し面側からみて第一コンタクト層103、第一電極120、第一電極パッド121を取り巻くように、丸みを帯びた矩形の枠状に形成されている。つまり、オーミックコンタクト接合部109は、半導体積層部10の光取り出し面側からみて、第一電極120とは上下に重ならないよう、第一電極120の直下から外れた位置に形成されている。このため活性層105で発生した光が、第一電極120によってあまり遮られることなく、第一クラッド層104の光取り出し面から放出されるので、光取り出し効率がよい。
(金属反射層)
金属反射層110は、活性層105から支持基板201側へ向かう光を、光取り出し面側へ反射させるもので、これによって半導体発光素子1の光取り出し効率を上げることができる。金属反射層110には、半導体発光素子1の発光波長に対して80%以上の反射率を有する金属を用いることが好ましく、具体的にはAu、Ag、Al、あるいはこれらの合金からなる材料で形成するのがよい。さらに、Au等からなる反射層に、Ti等からなる拡散防止バリア層、Au等からなる接合層を有する積層構造としてもよい。本実施形態においては例えば、Al、Ti、Auの積層構造とする。
(支持基板および金属密着層)
金属反射層110には、支持基板201上に形成された金属密着層202を介して支持基板201が貼り合わせられている。支持基板201としては、例えばSiを用いることができるほか、半導体発光素子1を支えるに充分な機械的強度が得られる部材であれば、Si以外の材料を用いることも可能である。具体的には、Si基板の代わりにGe基板、GaAs基板、GaP基板、メタル基板等を用いることができる。また、支持基板201上に形成する金属密着層202は、金属反射層110側の接合層と同一の部材であるAu等を用いることができる。また、例えば、金属密着層202を、Si支持基板201側から、Ti等からなるオーミックコンタクト金属層と、Pt等からなる拡散防止バリア層と、Au層との積層構造としてもよい。
(第二電極)
支持基板201の接合面とは反対の面には、Ti、Auからなる第二電極122が支持基板の全面に形成されている。第二電極122から供給された電流は、オーミックコンタクト接合部109を介して、半導体積層部10、第一電極120へと流れ、その間に活性層105で光が発生する。活性層105で発生した光は、第一クラッド層104の光取り出し面から放出される。
(2)半導体発光素子の製造方法
続いて、本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法を、図3以降の各図面に基づいて説明する。
(化合物半導体エピタキシャルウェハの形成)
図3は、本発明の第1の実施形態に係る化合物半導体エピタキシャルウェハの製造方法を示す断面図である。
まず図3に示すように、例えば有機金属気相成長(MOVPE:Metalorganic Vapor Phase Epitaxy)法により、例えばn型GaAs基板101上に、アンドープAlGaInPエッチストップ層102、n型GaAsコンタクト層103、n型AlGaInPクラッド層104、アンドープAlGaInP活性層105、p型AlGaInPクラッド層106、p型GaPコンタクト層107を順次形成し、化合物半導体エピタキシャルウェハを製造する。
なお、エピタキシャルウェハの製造は、MOVPE法によるエピタキシャル成長に限らず、他の成長方法、例えば分子線エピタキシー(MBE:Molecular Beam Epitaxy)法等を用いて成長させてもよい。
(オーミックコンタクト接合部の形成)
次に図4(b)に示すように、この化合物半導体エピタキシャルウェハをMOVPE装置から搬出し、p型GaPコンタクト層107上に、例えばプラズマCVD装置でSiOからなる透明誘電体層108を形成する。
続いて、例えばレジストやマスクアライナー等による一般的なフォトリソグラフィー技術を用いたフッ酸系エッチングで、透明誘電体層108に貫通させて開口部108aを設ける。そして、例えば真空蒸着法によって、開口部108aにAuZn合金よりなるオーミックコンタクト接合部109を形成する。オーミックコンタクト接合部109は、透明誘電体層108側からみた平面図である図4(a)に示すように、例えば丸みを帯びた矩形の枠状に形成される。
(金属反射層の形成)
次に図5に示すように、オーミックコンタクト接合部109を形成した透明誘電体層108上に、金属反射層110を形成する。金属反射層110としては、例えば基板101側から順にAl、Ti、Auをそれぞれ蒸着する。
(貼り合わせウェハの形成)
一方、発光素子を支える支持基板として、例えば厚さ200μmのSi支持基板201を用意し、このSi支持基板201上に、例えばTi、Pt、Auを順に蒸着して、金属密着層202を形成する。そして図5のように、GaAs基板101側の金属反射層110とSi支持基板201側の金属密着層202を対向させて密着し、金属反射層110と金属密着層202とを接合して貼り合わせる。貼り合わせは、例えば、圧力1.33Pa(0.01Torr)で荷重を30kgf/cm負荷した状態にて、温度を350℃で30分間保持することによって行なうことができる。このようにして、GaAs基板101とSi支持基板201を貼り合わせた貼り合わせウェハが得られる。
(第一電極の形成)
次に、この貼り合わせウェハから、GaAs基板101とAlGaInPエッチストップ層102を除去し、n型GaAsコンタクト層103を露出させる。GaAs基板101の除去には、例えばアンモニア水と過酸化水素水の混合液を使用し、AlGaInPエッチストップ層102の除去には、例えば塩酸を使用する。そして、露出したn型GaAsコンタクト層103上に第一電極(表面電極)120を形成する。第一電極120は、フォトリソグラフィー技術によりパターニングを行ない、真空蒸着法によりAuGe合金、Ni、Auを順に蒸着した後にリフトオフを行なえば、図6(b)のように形成することができる。この第一電極120は図6(a)に示すとおり、例えば一辺の長さが105μmで、コーナー部分が丸みを帯びた正方形状をしており、透明誘電体層108に形成したオーミックコンタクト接合部109とは上下に重ならない位置に形成されている。ここで図6(a)は光取り出し面側からウェハをみた平面図であり、下層に位置するオーミックコンタクト接合部109は破線で示してある。この後、第一電極120をマスクとして、n型GaAsコンタクト層103を、例えば硫酸と過酸化水素水と水の混合液で一部エッチング除去し、図7に示すように、n型クラッド層104を一部露出させる。
(凹凸形状の形成と素子間分離)
続いて、光取り出し面となるn型クラッド層104上に、例えばフォトリソグラフィー
技術により、例えば2μm周期のパターニングを行ない、ウェットエッチングを施す。これにより図8に示すように、n型クラッド層104の表面104aに、例えば深さが100nmの凹部30が2μm周期等で形成され、表面104aが凹凸形状となる。このとき、n型AlGaInPクラッド層104の表面104aは、結晶方位に応じてある特定の方向に異方性を持ってエッチングされ、形成された凹部30には特定の結晶面が現われる。このように、光取り出し面となるn型クラッド層104の表面104aに凹凸形状が形成されることによって、半導体積層部10内部への光の全反射が抑えられ、光取り出し効率を高めることができる。凹凸形状の配置パターンは、フォトリソグラフィーによるパターニングをマトリックス状、ハニカム状等にすることで任意に選択することができ、例えば図10に半導体発光素子1の一部を拡大して示すように格子状に配置される。
次に例えばフォトリソグラフィー技術により、素子間分離のためのパターニングを行ない、図9に示すように、n型AlGaInPクラッド層104からp型AlGaInPクラッド層106までをウェットエッチング法で除去し、p型GaPコンタクト層107の一部領域を露出させる。図9では、素子間分離された各領域の関係を示すため、隣り合う半導体積層部10を二つ示した。
このとき、n型AlGaInPクラッド層104、アンドープAlGaInP活性層105、p型AlGaInPクラッド層106の各層は、結晶方位に応じてある特定の方向に異方性を持ってエッチングされ、形成されたウェットエッチ側面104b、105b、106bには特定の結晶面が現われる。図9には、n型AlGaInPクラッド層104およびp型AlGaInPクラッド層106のウェットエッチ側面104b、105bが逆メサエッチング形状であり、アンドープAlGaInP活性層105のウェットエッチ側面106bが順メサエッチング形状となる断面を示した。したがって、これと直交する断面(図示省略)では、n型AlGaInPクラッド層104、アンドープAlGaInP活性層105、p型AlGaInPクラッド層106のウェットエッチ側面104b、105b、106bのいずれもが、順メサエッチング形状となっている。
さらにこのとき、n型AlGaInPクラッド層104、アンドープAlGaInP活性層105、p型AlGaInPクラッド層106の各ウェットエッチ側面には、図10に半導体発光素子1の一部を拡大して示すように、表面104aに形成された凹凸形状に起因してウェットエッチ側面104b、105b、106bにも凹凸形状が形成される。また、表面104aに形成された凹部30の側面とn型AlGaInPクラッド層104のウェットエッチ側面104bとはそれぞれ特定の結晶面が現われたものであるから、ある一定方向の断面において同一のエッチング形状(逆メサエッチング形状あるいは順メサエッチング形状)を持つ。すなわち、図10のA−A断面である図11(a)では、n型AlGaInPクラッド層104のウェットエッチ側面104bが逆メサエッチング形状を有するとともに、n型AlGaInPクラッド層104の表面104aに形成された凹部30の側面も逆メサエッチング形状を有する。また、図10のB−B断面である図11(b)では、n型AlGaInPクラッド層104のウェットエッチ側面104b、凹部30の側面ともに、順メサエッチング形状を有する。
(透明絶縁膜の形成)
続いてプラズマCVD装置等を用いて、例えばSiOからなる透明絶縁膜130を、素子間分離された貼り合わせウェハ表面の全面に、例えば100nm以上1000nm以下、より好ましくは100nm以上400nm以下の厚さに形成する。そして例えばフォトリソグラフィー技術を用いてパターニングをし、希フッ酸溶液を用いて第一電極120上の透明絶縁膜130を除去して第一電極120上に開口部を形成する。こうして図12に示すように、第一電極120上を除き、貼り合わせウェハの表面全体が透明絶縁膜130で覆われるとともに、n型AlGaInPクラッド層104の表面104aと、逆メサ
エッチング形状を有するウェットエッチ側面104bとにより形成される鋭角部分21も、曲面をもって包み込まれる。その様子を、図15(a)に示す。図15(a)は、図14のA−A断面図であり、図15(b)は、図14のB−B断面図である。
このようにn型AlGaInPクラッド層104の鋭角部分21が曲面をもって透明絶縁膜130によって覆われるので、コレットへのダメージが低減されて半導体発光素子1自体の歩留まり低下も抑制される。この効果は、透明絶縁膜130の厚さを100nm以上とすることで得られる。しかしここで、透明絶縁膜130の厚さをあまりにも厚くしてしまうと、第一電極120上に開口部を設ける際、エッチング時間が極端に長くなったり、エッチング形状の制御が困難になって所望の透明絶縁膜130形状が得られなかったり等の問題が生じるおそれがある。そこで、透明絶縁膜130の厚さとしては1000nm以下、より好ましくは400nm以下とするのがよい。
また本実施形態によれば、光取り出し効率向上のためにn型AlGaInPクラッド層104の表面104aに凹凸形状が形成され、それに起因して、n型AlGaInPクラッド層104、アンドープAlGaInP活性層105、p型AlGaInPクラッド層106の各ウェットエッチ側面104b、105b、106bに凹凸形状が形成されている。このように、表面104aおよびウェットエッチ側面104b、105b、106bに凹凸形状を有することから、n型AlGaInPクラッド層104、アンドープAlGaInP活性層105、p型AlGaInPクラッド層106の各層に割れ・欠けが生じるおそれがより高まる。このため、表面104aおよびウェットエッチ側面104b、105b、106bの凹凸形状を透明絶縁膜130で覆うことによる保護効果は大きく、半導体発光素子1の割れ・欠けをさらに防ぐことができる。
(第二電極の形成)
その後、図13に示すように、支持基板201の裏面に、例えばTiとAuからなる第二電極122を真空蒸着法等により形成する。また、フォトリソグラフィー技術と真空蒸着法を使うなどして、第一電極120上に例えばTiとAuからなる第一電極パッド121を形成する。そして最後に、貼り合わせウェハを切断し、例えばチップサイズ200μm角の半導体発光素子1を得る。
(3)半導体発光素子の検査・再配列
以上のように得られた半導体発光素子1は、電気特性や外観異常等の検査を施され、良品のみがピックアップされて、マウント、ワイヤーボンディング、樹脂封止等を経てパッケージ化される。その際、チップ状の半導体発光素子1は、コレット等の治具を用いて取り扱われるため、半導体発光素子1と治具との間の干渉により、半導体発光素子1が割れ・欠けなどのダメージを被ったり、治具が長期間使用される間に徐々にダメージを被ったりするおそれがある。しかし本実施形態においては上述の構成となっているので、このような問題を低減することができる。
その一例として、電気特性試験においては例えば金属製の治具によって半導体発光素子1を挟み込んで、半導体発光素子1を固定して検査を行なう。このとき、透明絶縁膜130で覆われた領域が支持基板201よりも大きく形成されていると、比較的硬度の高い透明絶縁膜130と金属製の治具とが接触するから、金属製の治具の磨耗が進みやすい。しかし本実施形態においては、透明絶縁膜130で覆われた領域は支持基板201より小さく形成されており、金属製の治具で半導体発光素子1を挟み込んでハンドリングする際に、透明絶縁膜130と金属製の治具とが接触するのを防止することができ、金属性の治具の磨耗が抑えられる。金属製の治具が接触することによる、半導体積層部10へのダメージも未然に回避することができる。
また、電気特性試験を終えた半導体発光素子1は、例えばコレットにより良品だけがピックアップされ、再配列される。ここでコレットは、チップ状の素子をハンドリングするための治具である。コレットには、形状、材質、チップの保持方法等によりさまざまな種類が存在するが、例えばコレットの形状として先端部が先細りになった円筒状のものがあり、その先端部は例えばゴム製で、素子を吸着するための吸着穴を有している。この吸着穴をチップ状の素子1の上面(光取り出し面側)に押し当てて真空吸着することにより、素子をハンドリングすることができる。
ここでn型AlGaInPクラッド層104が鋭角部分21を有していると、コレットが傷やへこみ等のダメージを受けやすい。特に、コレットのサイズがチップサイズを超えるとこの影響は顕著である。このためコレット寿命が低下するので、コレットの交換頻度が増え、交換のための工数が増えたりコストがかかったりしてしまう。また、ダメージを受けて吸着能力が低下したコレットによりチップのハンドリングを行なうと、チップを取り落としたり、保持したチップが傾いたり回転したりして、配列不良が発生しやすくなる。しかし本実施形態においては、n型AlGaInPクラッド層104の鋭角部分21が曲面をもって透明絶縁膜130によって覆われているので、コレットがダメージを受けにくく、コレット寿命を延ばすことができる。また、コレットの吸着能力の低下が抑えられ、チップの配列不良が起こりづらい。
さらに本実施形態においては、n型AlGaInPクラッド層104の鋭角部分21が透明絶縁膜130により保護されるので、半導体積層部10へのダメージも低減され、半導体発光素子1の歩留まり低下を抑えることができる。このように半導体発光素子1の強度が上がるので、場合によっては樹脂コレットや超硬コレット等、硬度の高いコレットを使用することも可能である。
[第2の実施の形態]
(1)半導体発光素子の構造
本発明の第2の実施の形態に係る半導体発光素子の構造について、図16を用いて説明する。第2の実施形態においては、第一電極120とオーミックコンタクト接合部109が櫛歯状に形成されている点、第二電極122が第一電極120と同様に第一の面側に形成されている点が、第1の実施形態と異なる点である。そのほかの構造については第1の実施形態と同様であるので、ここでは第1の実施形態と異なる点について説明する。
(全体構造の概要)
図16は、本発明の第2の実施形態に係る半導体発光素子を示す図であって、(a)は半導体発光素子の平面図であり、(b)は(a)のC−C断面図である。
図16(b)に示すように第2の実施形態においては、半導体積層部10は、図16(a)に示すような矩形形状を成すようp型AlGaInPクラッド層106まで素子間分離され、さらに一部分においてp型GaPコンタクト層107まで除去されて透明誘電体層108が一部領域で露出した状態となっている。円形部分を含む櫛歯状に形成されたオーミックコンタクト接合部109のうち、この露出した部分のオーミックコンタクト接合部109が第二電極(下部表面電極)122となり、半導体積層部10の光取り出し面には第一電極(上部表面電極)120が円形部分を含む櫛歯状に形成されている。そして、第一電極120を除く光取り出し面、素子間分離されたp型AlGaInPクラッド層106までの側面、およびp型GaPコンタクト層107の一部露出した面が、透明絶縁膜130で覆われている。このとき透明絶縁膜130は、n型AlGaInPクラッド層104の表面104aと、逆メサエッチング形状を有するウェットエッチ側面104bとにより形成される鋭角部分21を、曲面をもって包み込んでいる。
(第一電極)
光取り出し面側のn型GaAsコンタクト層(第一コンタクト層)103上には、第一電極120が形成されている。n型GaAsコンタクト層103及び第一電極120は、図16(a)および(b)に示すように、円形部分と円形部分より櫛歯状に延びた櫛歯状部分とからなる連続した単一形状をしている。円形部分の第一電極120上には、第一電極パッド121aが形成されている。円形部分は、矩形形状に素子間分離されたn型クラッド層104の光取り出し面のコーナー部付近に位置し、円形部分より延出された櫛歯状部分は、n型クラッド層104の光取り出し面全域に分散して配置されている。
(オーミックコンタクト接合部)
透明誘電体層108の一部分には、透明誘電体層108を貫通して、オーミックコンタクト接合部109が形成されている。オーミックコンタクト接合部109は、例えば図16(a)に破線で示すように、第一電極120と同様に、円形部分と円形部分より櫛歯状に延びた櫛歯状部分とからなる連続した単一形状をしている。円形部分は、半導体積層部10が一部除去されて透明誘電体層108が露出した領域に設けられている。オーミックコンタクト接合部109の円形部分は、第一電極120の円形部分に対して矩形形状に素子間分離されたn型クラッド層104の光取り出し面の対角線(C−C線)上の対角配置となる、半導体発光素子2のコーナー部付近に設けられている。露出したオーミックコンタクト接合部109の部分(円形部分及びその近傍の櫛歯状部分)は、第二電極122となる。第二電極122の円形部分の上には、第二電極パッド121bが形成される。第二電極パッド121bは、第一電極パッド121aと同一の材料、例えばTi、Auの積層構造により形成することができる。オーミックコンタクト接合部109の円形部分より延出された櫛歯状部分は、透明誘電体層108の全域に分散して配置されている。また、オーミックコンタクト接合部109は、半導体積層部10の光取り出し面側からみて、第一電極120とは上下に重ならないように、第一電極120の直下から外れた位置に形成されている。
第一電極120とオーミックコンタクト接合部109とを分散状に配置することで、第二電極パッド121b、露出したオーミックコンタクト接合部109の部分である第二電極122から供給された電流を、オーミックコンタクト接合部109の櫛歯状部分を通じて半導体積層部10の活性層105のほぼ全域に拡散させることができる。これにより、活性層105における電流の偏りが改善され、発光効率が向上する。さらに電流は、オーミックコンタクト接合部109の櫛歯状部分と第一電極120とが上下に重ならないように配置されているため、活性層105で発生した光が第一電極120によって、あまり遮られることなく、第一クラッド層104の光取り出し面から放出され、光取り出し効率がよい。
なお、上記実施の形態では、第一電極120とオーミックコンタクト接合部109は互いに位置ずれさせた櫛歯状部分を有するが、この櫛歯状の形状に限られることなく、第一電極120とオーミックコンタクト接合部109の形状を、例えば円形部分から線状部分が放射線状に配置されたものとしてもよい。第一電極120とオーミックコンタクト接合部109の円形部分も、例えば四角形やその他の形状としてもよい。また、第一電極パッド121aが形成される第一電極120の円形部分は、半導体発光素子2のコーナー部等の周縁部ではなく中央部に設けてもよい。また、オーミックコンタクト接合部109は、上記実施の形態のように、全てが一体的に結合した単一構造となっている必要は無く、例えば、線状あるいはドット状等のオーミックコンタクト接合部が透明誘電体層108全面に点在して配置され、それらが互いに分離されていてもよい。この場合、第二電極パッド121bに印加された電流は、第二電極122から金属反射層110を通じて透明誘電体層108中に点在する各オーミックコンタクト接合部109に流れる。
(2)半導体発光素子の製造方法
続いて、本発明の第2の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法を、第1の実施形態と異なる点について図17(a)および(b)に基づいて説明する。
上記のような構造を持つ半導体発光素子2の製造において、透明絶縁膜130の形成までは第1の実施形態で述べた製造方法と同様の工程を経る。ただし、第一電極120とオーミックコンタクト接合部109は、円形部分を含む櫛歯状に形成され、第二電極122は、オーミックコンタクト接合部109の一部としてすでに形成済みである。ここまでの工程が終わった段階の様子を、図17(a)および(b)に示す。
(第一および第二電極パッドの形成)
その後、第二電極122周辺部の透明絶縁膜130およびp型GaPコンタクト層107を除去して、第二電極122を含む透明誘電体層108の一部領域を露出させる。そして、例えばフォトリソグラフィー技術および真空蒸着法によって、第一電極120の円形部分にTi、Auからなる第一電極パッド121aを、オーミックコンタクト接合部109が露出した第二電極122の円形部分にTi、Auからなる第二電極パッド121bを、それぞれ形成する。このようにして、図16(a)および(b)に示す、半導体発光素子2が得られる。
なお、上記いずれの実施形態においても、透明絶縁膜130の形成にあたっては、透明絶縁膜130を貼り合わせウェハ表面の全面に形成した後、第一電極120上や第二電極122周辺部等、不要部分の透明絶縁膜130を除去する手法について説明したが、透明絶縁膜130の形成手法はこれに限定されるものではない。他の手法としては、例えばフォトリソグラフィ技術を用いて、予め透明絶縁膜130が不要な部分にレジスト膜を形成しておく。そして貼り合わせウェハ表面上に透明絶縁膜130を形成後、レジスト膜を除去することで、所定の領域を露出させることができる。この手法によれば、不要な透明絶縁膜130をエッチング等により除去する工程を省くことができるほか、レジスト膜の形成面積を調整することで第一電極120と透明絶縁膜130との間に容易に離間領域を形成することができる。
以下に、本発明の具体的な実施例を説明する。
[実施例1]
(1)半導体発光素子の構成
図2(a)および(b)に示す上記第1の実施の形態と同じ構成で、624nm付近の発光波長を持つ半導体発光素子を形成した。本実施例においては、透明絶縁膜130はSiOの単層膜構造とし、透明絶縁膜130の厚さが0nm〜1000nmの範囲で異なる半導体発光素子をいくつか形成して、コレット寿命および配列不良発生率に対する効果を検討した。
そのほかの構成について図2(a)を用いて説明すると、半導体積層部10は、光取り出し面側からSiドープのn型GaAsコンタクト層103と、表面104aに2μm周期の凹凸形状が形成されたSiドープのn型(Al0.7Ga0.30.5In0.5Pクラッド層104と、アンドープ(Al0.1Ga0.90.5In0.5P活性層105と、Mgドープのp型(Al0.7Ga0.30.5In0.5Pクラッド層106と、Mgドープのp型GaPコンタクト層107という構成である。光取り出し面側の第一電極120には、AuGe合金、Ni、Auの積層構造を用いた。第一電極120上の第一電極パッド121は、Ti、Auの積層構造とした。透明誘電体層108はSiOであり、オーミックコンタクト接合部109はAuZn合金の単一層構造である。透明誘電体層108を介して光取り出し面とは反対側に位置する金属反射層110は、Au
接合層、Ti拡散防止バリア層,Al反射層からなる積層構造とした。この金属反射層110に、Tiオーミックコンタクト金属層、Pt拡散防止バリア層、接合層Auの積層構造からなる金属密着層202を介して、Siの支持基板201が貼り合わされている。支持基板201の金属反射層110と反対側の面の全体に形成される第二電極122は、Ti、Auの積層構造とした。
(2)透明絶縁膜の厚さによる曲率半径の測定
まずは、透明絶縁膜130の厚さがそれぞれ異なる半導体発光素子について、n型AlGaInPクラッド層104の鋭角部分21を覆う透明絶縁膜130の曲率半径を調べた。曲率半径は、一部のサンプルを抜き取って電子顕微鏡による観察を行ない、鋭角部分の観測写真から測定した。その結果、透明絶縁膜130の厚さが50nm以下のときには曲率半径は60μmRに達しておらず、またその曲率半径にバラツキがみられた。しかし、透明絶縁膜130の厚さが100nm以上になると、曲率半径にバラツキはなくほぼ一定で、60μmR以上の値が得られていた。透明絶縁膜130の厚さが100nmのときは曲率半径が60μmR、厚さ200nmのときは曲率半径が140μmR、厚さ400nmのときは曲率半径が200μmRであった。このため以降に示すデータにおいては、透明絶縁膜130の曲率半径に代えて、厚さを基準に各データの良否を判断した。
(3)コレット寿命と配列不良発生率
図18に、本実施例に係る半導体発光素子を使用したときのコレット寿命を示す。図18の横軸は、各半導体発光素子における透明絶縁膜130の厚さ(nm)であり、図18の縦軸は、コレットが寿命に達するまでにピックアップできた各半導体発光素子(チップ)の数(個)である。
図18に示すように、透明絶縁膜130の厚さが50nmのときには、ピックアップできたチップの数は約17.8万個であるのに対し、厚さ100nmでは28万個、厚さ200nmでは29万個であった。以降、透明絶縁膜130の厚さを増していっても、ピックアップチップの個数は、ほぼ横ばいであった。透明絶縁膜130の厚さが100nmあれば、厚さ200nm以上の場合の数値の95%以上を満たしており、充分な結果が得られた。
続いて図19に、本実施例に係る半導体発光素子の配列不良発生割合を示すグラフを示す。図19の横軸は、各半導体発光素子における透明絶縁膜130の厚さ(nm)であり、図19の縦軸は、新品のゴム製コレットを使用して、1万個のチップに対して再配列を行なった場合の配列不良発生率(%)である。
図19に示すように、透明絶縁膜130の厚さが50nmのときには、配列不良発生率は0.4%であった。この配列不良発生率は、半導体発光素子のように大量生産される製品の場合、生産性やコスト、不良品除去・廃棄の効率等を考えると、問題となりうる値である。しかし、透明絶縁膜130の厚さを100nmとすることで配列不良発生率を0.05%未満に抑えることができ、上記問題が改善された。さらに厚さを200nm以上とすると、配列不良発生率0.01%未満を達成することができた。
[実施例2]
本実施例においては、透明絶縁膜130をSiNの単層膜構造とし、それ以外の構成は実施例1と同様とした。実施例1と同様、透明絶縁膜130の厚さ依存性をみるため、SiNを厚さが100nm、200nm、400nmとなるよう形成したところ、透明絶縁膜130の曲率半径はそれぞれ60μmR、120μmR、180μmRであった。そして、それぞれの膜厚の透明絶縁膜130を有する半導体発光素子に対して実施例1と同様の測定を行なったところ、実施例1と同等のコレット寿命および配列不良発生率を得るこ
とができた。
[実施例3]
本実施例においては、透明絶縁膜130を、光取り出し面に近い側からSiOとSiNとの二層構造とし、それ以外の構成は実施例1と同様とした。実施例1と同様、透明絶縁膜130の厚さ依存性をみるため、SiOを厚さが50nmとなるよう形成し、次にSiNを厚さが50nmとなるよう形成したところ、透明絶縁膜130の曲率半径は60μmRであった。また、SiOを厚さが200nmとなるよう形成し、次にSiNを厚さが200nmとなるよう形成したところ、透明絶縁膜130の曲率半径は190μmRであった。そして、それぞれの膜厚の透明絶縁膜130を有する半導体発光素子に対して実施例1と同様の測定を行なったところ、実施例1と同等のコレット寿命および配列不良発生率を得ることができた。
[実施例4]
本実施例においては、透明絶縁膜130を、光取り出し面に近い側からSiNとSiOとの二層構造とし、それ以外の構成は実施例1と同様とした。実施例1と同様、透明絶縁膜130の厚さ依存性をみるため、SiNを厚さが50nmとなるよう形成し、次にSiOを厚さが50nmとなるよう形成したところ、透明絶縁膜130の曲率半径は60μmRであった。また、SiNを厚さが200nmとなるよう形成し、次にSiOを厚さが200nmとなるよう形成したところ、透明絶縁膜130の曲率半径は210μmRであった。そして、それぞれの膜厚の透明絶縁膜130を有する半導体発光素子に対して実施例1と同様の測定を行なったところ、実施例1と同等のコレット寿命および配列不良発生率を得ることができた。
1 半導体発光素子
10 半導体積層部
20 角部
21 鋭角部分
22 鈍角部分
30 凹部
101 GaAs基板
102 アンドープエッチストップ層
103 n型コンタクト層(第一コンタクト層)
104 n型クラッド層(第一クラッド層)
104a 表面
105 活性層
106 p型クラッド層(第二クラッド層)
107 p型コンタクト層(第二コンタクト層)
108 透明誘電体層
109 オーミックコンタクト接合部
110 金属反射層
120 第一電極
121 第一電極パッド
122 第二電極
130 透明絶縁膜
201 支持基板
202 金属密着層

Claims (7)

  1. 第一の導電型の第一クラッド層、活性層、前記第一クラッド層とは異なる第二の導電型の第二クラッド層を有する発光部を含む半導体積層部と、
    前記半導体積層部の第一の面側を光取り出し面として前記半導体積層部の第二の面側に形成され、前記活性層からの光を前記第一の面側へと反射させる金属反射層と、
    前記金属反射層の、前記半導体積層部とは反対側に結合される支持基板と、
    前記半導体積層部と前記金属反射層との間の領域の一部分に配置され、前記半導体積層部にオーミックコンタクト接合するオーミックコンタクト接合部と、を備え、
    前記半導体積層部は、
    前記光取り出し面と前記半導体積層部のウェットエッチ側面とにより形成され、前記光取り出し面と前記ウェットエッチ側面とのなす角が鋭角である鋭角部分を少なくとも一部に含む角部と、
    前記角部を曲面をもって包みながら前記光取り出し面および前記ウェットエッチ側面を覆う透明絶縁膜と、を有する
    ことを特徴とする半導体発光素子。
  2. 請求項1に記載の半導体発光素子において、
    前記鋭角部分の前記角部を包む前記透明絶縁膜の前記曲面は、曲率半径が60μmR以上である
    ことを特徴とする半導体発光素子。
  3. 請求項1または請求項2に記載の半導体発光素子において、
    前記透明絶縁膜の膜厚は100nm以上400nm以下である
    ことを特徴とする半導体発光素子。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の半導体発光素子において、
    前記光取り出し面に凹凸形状が形成されている
    ことを特徴とする半導体発光素子。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の半導体発光素子において、
    前記半導体積層部は、前記発光部の前記支持基板側に設けられるコンタクト層を有し、
    前記コンタクト層は、前記コンタクト層の前記発光部側の面が前記発光部の前記コンタクト層側の面を含んでより広く形成されることで、前記コンタクト層の前記発光部側の面の一部が露出する露出部を有し、
    前記透明絶縁膜は、前記露出部を覆うように形成される
    ことを特徴とする半導体発光素子。
  6. 請求項5に記載の半導体発光素子において、
    前記ウェットエッチ側面および前記露出部を覆う前記透明絶縁膜を前記支持基板面上に投影した外周が、前記支持基板面内の領域にある
    ことを特徴とする半導体発光素子。
  7. 基板と、
    前記基板上に第一の導電型の第一クラッド層、活性層、前記第一クラッド層とは異なる第二の導電型の第二クラッド層を有する発光部を含む半導体積層部と、
    前記半導体積層部に電気的に接続する第一電極および第二電極と、を備え、
    前記半導体積層部は、
    前記基板とは反対側の一方の面側を光取り出し面とし、
    前記半導体積層部のウェットエッチ側面の少なくとも一部に逆メサエッチング形状を有
    し、
    前記光取り出し面と前記ウェットエッチ側面とにより形成される角部を曲面をもって覆う透明絶縁膜を有する
    ことを特徴とする半導体発光素子。
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