JP2011197296A - 可変分光素子、並びに可変分光素子を備えた分光ユニット及び内視鏡装置 - Google Patents

可変分光素子、並びに可変分光素子を備えた分光ユニット及び内視鏡装置 Download PDF

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Abstract

【課題】温度や湿度の環境変化により対向配置されている光学基板に夫々設けられた容量センサ電極間で生じる静電容量が変化しても、高精度に波長制御できる可変分光素子並びにそれを備えた分光ユニット及び内視鏡装置の提供。
【解決手段】対向配置された光学基板1,2と、光学基板1,2の間隔を変化させるアクチュエータ3と、光学基板1,2の対向面に固定された容量センサ電極4a,4bからなり電極4a,4b間で発生する静電容量から光学基板1,2の間隔を検出する面間センサ4と、対向位置に間隔を固定して配置された容量センサ電極5a,5bからなり電極5a,5b間で発生する静電容量から温度、湿度の環境変化の変動量を検出し変動量に応じてセンサ4が検出した静電容量に対し所定値を補償する参照センサ5と、光学基板1,2とアクチュエータ3とセンサ4とセンサ5とを内部に備える筐体6を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、間隔をあけて対向配置された一対の光学基板と、一方の光学基板を移動させるアクチュエータを備え、アクチュエータを介して光学基板間の間隔を変更することによって、光学基板を透過する光の波長を変化させる、可変分光素子を備えた分光ユニット及び可変分光素子を備えた内視鏡装置に関するものである。
図9は従来のこの種の可変分光素子の基本構成の一例を示す説明図で、(a)は筐体の外観を示す斜視図、(b)は筐体の内側の構成を示す斜視図、(c)は(b)の光学基板における容量センサ電極の配置を示す平面図、(d)は光学基板における容量センサ電極の配置を示す部分拡大斜視図である。
図9に示す可変分光素子は、筐体51と、第1の光学基板52と、第1の光学基板52に設けられた第1の容量センサ電極53と、第2の光学基板54と、第2の光学基板54に設けられた第2の容量センサ電極55と、支持部材56とアクチュエータとしてのピエゾ素子57を備えている。図中、58はベースである。
第1の光学基板52は、円板状に形成された透明部材を有してなり、一方の面に、例えば、誘電体多層膜で構成された反射膜のコート層(図示省略)が設けられている。
第1の容量センサ電極53は、例えば、金属膜で構成されていて、第1の光学基板52のコート層が設けられた面における光学有効径を外れた位置に、周方向に間隔をあけて設けられている。
筐体51は、第1の光学基板52及び第2の光学基板54の光学有効径よりも大きな穴を有する円筒状に形成されており、第1の光学基板52の側面を、そのコート層及び第1の容量センサ電極53が設けられた面が内側を向くように支持している。
第2の光学基板54は、円板状に形成された透明部材を有してなり、第1の光学基板52に対して間隔をあけて対向配置されている。第2の光学基板54における第1の光学基板52に対向する面には、例えば、誘電体多層膜で構成された反射膜のコート層(図示省略)が設けられている。
第2の容量センサ電極55は、例えば、金属膜で構成されていて、第2の光学基板54のコート層が設けられた面における光学有効径を外れた位置に、周方向に間隔をあけて第1の容量センサ電極53に対して対向配置されている。
支持部材56は、第2の光学基板54の光学有効径よりも大きな穴を有する環状部材からなり、その一方の面が第2の光学基板54におけるコート層及び第2の容量センサ電極55とは反対側の面に接合している。支持部材56の他方の面は、ピエゾ素子57と接合している。
ベース58は、第1の光学基板52及び第2の光学基板54の光学有効径よりも大きな穴を持つ環状に形成されており、一方の面でピエゾ素子57の一端を固定すると共に、その側面を筐体51に固定されている。
そして、図9に示す可変分光素子は、ピエゾ素子57の伸縮によって第2の光学基板54を移動させ、筐体51に固定されている第1の光学基板52と第2の光学基板54との距離を変化させる。その際、第1の光学基板52と第2の光学基板54の対向する面に配置された第1の容量センサ電極53と第2の容量センサ電極55は、面間センサとして機能し、2つの容量センサ電極の間に発生する静電容量の大きさによって、第1の光学基板52と第2の光学基板54との間の距離が検知されるようになっている。これにより、図9に示す可変分光素子は、2つの容量センサ電極53,55の間の静電容量の大きさを制御することによって、第1及び第2の光学基板52,54を透過する光の波長を制御する。
このように、2つの光学基板に対向配置された容量センサ電極間の静電容量の大きさによって基板間の距離を検知し、この2つの光学基板間の距離を変化させることによって、この2つの光学基板を通過する光の波長を選択できるようにした可変分光素子の技術は、例えば、次の特許文献1、2に記載されている。
特開2008−151544号公報 特開平11−142752号公報
しかし、特許文献1、2に記載の可変分光素子等の従来の可変分光素子においては、温度や湿度の環境変化の影響で、2つの光学基板に対向配置された容量センサ電極間で生じる静電容量の大きさが変動し、その結果、検出される静電容量に基づきアクチェータを介して制御される光学基板間の間隔が、正常値からズレて、透過させるべき波長の制御精度が低下してしまうという問題があった。
この点について、詳説する。
図9(d)に示したように、第1及び第2の光学基板52,54において、第1及び第2の容量センサ電極53,55を正対するように配置することで、第1及び第2の容量センサ電極53,55間に静電容量が発生する。
静電容量Cの大きさは次の式で表される。
Figure 2011197296
ただし、εは比誘電率、Aは容量センサ電極の面積、dは容量センサ電極間の距離である。
従って、比誘電率ε、容量センサ電極の面積Aが常に一定であれば、容量センサ電極間の距離dに応じて一意的に静電容量が決定されることになる。
しかし、温度や湿度の環境が変化すると、容量センサ電極間に存在する例えば、空気などの物質の特性が変化する。容量センサ電極間に存在する物質の特性が変化すると、比誘電率εが変化し、その結果、容量センサ電極間で生じる静電容量が変化してしまう。即ち、温度や湿度の環境が変化すると、容量センサ電極の面積Aを一定に維持できたとしても、静電容量は容量センサ電極間の距離dに応じた一意的な値にはならない。
特許文献1、2に記載の可変分光素子においては、温度や湿度の環境の変化により、2つの光学基板に対向配置された容量センサ電極を介して検出される静電容量が変化しても高精度に波長制御するための技術についての提案はない。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、温度や湿度の環境変化により対向配置されている2つの光学基板に夫々設けられている容量センサ電極間で生じる静電容量が変化しても、高精度に波長制御することのできる可変分光素子、並びに可変分光素子を備えた分光ユニット及び内視鏡装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明による可変分光素子は、間隔をあけて対向配置された2つの光学基板と、周方向に間隔をあけて複数設けられた、前記2つの光学基板の間隔を変化させるアクチュエータと、前記2つの光学基板の対向面における光学有効径を外れた位置に、周方向に間隔をあけて夫々固定された2つの容量センサ電極からなり、該2つの容量センサ電極間で発生する静電容量から、該2つの光学基板の間隔を検出する面間センサと、対向位置に間隔を固定して配置された2つの容量センサ電極からなり、該2つの容量センサ電極間で発生する静電容量から、温度、湿度の少なくともいずれかの環境変化の変動量を検出し、検出した変動量に応じて、前記面間センサが検出した静電容量に対し該環境変化がない場合に検出されるべき静電容量となるように所定値を補償する参照センサと、前記2つの光学基板と前記アクチュエータと前記面間センサと前記参照センサとを内部に備える筐体、を有することを特徴としている。
また、本発明の可変分光素子においては、前記参照センサは、前記面間センサの近傍であって、該参照センサにおける前記2つの容量センサ電極間の空間が該面間センサにおける前記2つの容量センサ電極間の空間と連通する部位に設けられているのが好ましい。
また、本発明の可変分光素子においては、前記2つの光学基板のうちのいずれか一方が、側面に凹部を有し、前記参照センサにおける前記2つの容量センサ電極が、前記凹部に設けられているのが好ましい。
また、本発明の可変分光素子においては、前記2つの光学基板のうちのいずれか一方は、側面と前記面間センサにおける前記一方の容量センサ電極が配置された面とは反対側の面とが開口する溝部を有するとともに、該面間センサにおける該一方の容量センサ電極が配置された面とは反対側の面が前記筐体と接合し、前記参照センサにおける2つの容量センサ電極のうちの一方が、前記筐体における前記光学部材と接合する側の面に設けられ、他方が前記光学基板における前記溝部を構成する面に設けられているのが好ましい。
また、本発明の可変分光素子においては、前記アクチュエータの内側にレンズユニットを備え、前記レンズユニットにおいて前記光学基板近傍に位置する所定のレンズが、側面に凹部を有し、前記参照センサにおける前記2つの容量センサ電極が、前記凹部に設けられているのが好ましい。
また、本発明の可変分光素子においては、前記筐体の外周面が、断熱材で覆われているのが好ましい。
また、本発明の可変分光素子においては、前記筐体の外周面が、複数の開口を有しているのが好ましい。
また、本発明による可変分光素子を備えた分光ユニットは、上記本発明のいずれかの可変分光素子と、レンズユニットと、撮像素子と、前記可変分光素子と前記レンズユニットと前記撮像素子とを内部に備える筐体とを備えたことを特徴としている。
また、本発明による可変分光素子を備えた分光ユニットは、上記本発明のいずれかの可変分光素子と、撮像素子と、前記可変分光素子と前記撮像素子とを内部に備える筐体とを備えたことを特徴としている。
また、本発明による可変分光素子を備えた内視鏡装置は、上記本発明のいずれかの可変分光素子と、レンズユニットと、撮像素子と、前記可変分光素子と前記レンズユニットと前記撮像素子とを内部に備える筐体とを備えたことを特徴としている。
また、本発明による可変分光素子を備えた内視鏡装置は、上記本発明のいずれかの可変分光素子と、撮像素子と、前記可変分光素子と前記撮像素子とを内部に備える筐体とを備えたことを特徴としている。
また、本発明による可変分光素子を備えた内視鏡装置は、上記本発明のいずれかの分光ユニットを有することを特徴としている。
また、本発明の可変分光素子を備えた内視鏡装置においては、前記分光ユニットの側方に照明光学系を有し、前記分光ユニットにおける上記本発明のいずれかの可変分光素子と、レンズユニットと、撮像素子と、前記可変分光素子と前記レンズユニットと前記撮像素子とを内部に備える筐体の外周面が、断熱材で覆われているのが好ましい。
また、本発明の可変分光素子を備えた内視鏡装置においては、前記分光ユニットの側方に照明光学系を有し、前記分光ユニットにおける上記本発明のいずれかの可変分光素子と、レンズユニットと、撮像素子と、前記可変分光素子と前記レンズユニットと前記撮像素子とを内部に備える筐体の外周面が、複数の開口を有しているのが好ましい。
また、本発明の可変分光素子を備えた内視鏡装置においては、前記分光ユニットの側方に照明光学系を有し、前記分光ユニットにおける上記本発明のいずれかの可変分光素子と、撮像素子と、前記可変分光素子と前記撮像素子とを内部に備える筐体の外周面が、断熱材で覆われているのが好ましい。
また、本発明の可変分光素子を備えた内視鏡装置においては、前記分光ユニットの側方に照明光学系を有し、前記分光ユニットにおける上記本発明のいずれかの可変分光素子と、撮像素子と、前記可変分光素子と前記撮像素子とを内部に備える筐体の外周面が、複数の開口を有しているのが好ましい。
本発明によれば、温度や湿度の環境変化により対向配置されている2つの光学基板に夫々設けられている容量センサ電極間で生じる静電容量が変化しても、高精度に波長制御することのできる可変分光素子、並びに可変分光素子を備えた分光ユニット及び内視鏡装置が得られる。
本発明の第一実施形態にかかる可変分光素子の構成を示す説明図で、(a)は筐体内部の構成を示す図、(b)は(a)における要部の構成を断面で示す説明図、(c)は(b)の斜視図である。 第一実施形態の可変分光素子における参照センサの検出値を用いた、面間センサの検出値を補償するための構成例を示す説明図で、(a)が第一の構成例を示す図、(b)が第二の構成例を示す図である。 静電容量式のセンサにおける静電容量の大きさの検知方法を概念的に示す説明図である。 第一実施形態の変形例にかかる可変分光素子の要部の構成を断面で示す説明図である。 本発明の第二実施形態にかかる可変分光素子の構成を示す説明図で、(a)は全体構成を示す図、(b)は(a)の構成におけるレンズユニットと筐体との配置関係を概念的に示す図、(c)は(a)の構成における要部を拡大して示す図である。 本発明の第三実施形態にかかる可変分光素子を備えた分光ユニット及び内視鏡装置の構成を示す説明図で、(a)は内視鏡先端部を外側からみた斜視図、(b)は(a)の内部の構成を示す説明図、(c)は(b)に示す分光ユニットの構成を示す分解図、(d)は(b)に示す分光ユニットの断面図である。 図6(c),図6(d)に示した分光ユニットの変形例の構成を示す説明図である。 本発明の第四実施形態にかかる可変分光素子を備えた分光ユニット及び内視鏡装置における要部を断面で示す説明図である。 従来の可変分光素子の基本構成の一例を示す説明図で、(a)は筐体の外観を示す斜視図、(b)は筐体の内側の構成を示す斜視図、(c)は(b)の光学基板における容量センサ電極の配置を示す平面図、(d)は光学基板における容量センサ電極の配置を示す部分拡大斜視図である。
実施形態の説明に先立ち、本発明の特徴的な構成及び作用効果について説明する。
本発明の可変分光素子は、面間センサとは別に温度や湿度が変化しても容量センサ電極間の距離が固定した状態に配置される2つの容量センサ電極からなる参照センサを備えている。
参照センサは、静電容量の変化により温度や湿度の環境変化のみを検出し、検出した温度や湿度などの環境変化に対応させた所定の補償値をもって面間センサを介して検出された静電容量への補償を行うように構成されている。
このようにすれば、温度や湿度の環境変化により、面間センサが検出する静電容量に変化が生じても、面間隔を高精度に検出することができ、その結果、高精度に波長制御することができる。
また、参照センサは、面間センサの近傍であって、参照センサにおける2つの容量センサ電極間の空間が面間センサにおける2つの容量センサ電極間の空間と連通する部位に配置するのが好ましい。
このようにすれば、参照センサにおける2つの容量センサ電極間で検出される温度や湿度などの環境変化が、面間センサにおける2つの容量センサ電極間の空間における温度や湿度などの環境変化と極めて等しくなり、面間センサで検出された静電容量への補償精度が向上する。
第一実施形態
図1は本発明の第一実施形態にかかる可変分光素子の構成を示す説明図で、(a)は筐体内部の構成を示す図、(b)は(a)における要部の構成を断面で示す説明図、(c)は(b)の斜視図である。
第一実施形態の可変分光素子は、2つの光学基板1,2と、アクチュエータ3と、面間センサ4と、参照センサ5(図1(b)参照)と、筐体6を有している。図1(a)中、7は光学基板2を支持する支持部材である。
光学基板1,2は、円板状に形成された透明部材を有してなり、一方の面に、例えば、誘電体多層膜で構成された反射膜のコート層(図示省略)が設けられている。また、光学基板1,2は、間隔をあけて対向配置されている。光学基板1は、筐体6の光学基板保持部6aに固定されている。また、光学基板2は、アクチュエータ3を介して移動可能となっている
アクチュエータ3は、周方向に間隔をあけて複数設けられたピエゾ素子からなる。アクチュエータ3の一端は筐体6のベース部6bに固定され、他端は支持部材7に接合している。そして、アクチュエータ3は、伸縮することにより、光学基板2を移動させ、筐体6の光学基板保持部6aに固定されている光学基板1と支持部材7に支持されている光学基板2との間隔を変化させる。
面間センサ4は、光学基板1,2の対向面における光学有効径を外れた位置に、周方向に間隔をあけて夫々固定された2つの容量センサ電極4a,4bからなる。そして、容量センサ電極4a,4b間で発生する静電容量から、光学基板1,2の間隔を検出する。
筐体6は、光学基板1,2の光学有効径よりも大きな穴を有する円筒状に形成されており、上述のように光学基板1、アクチュエータ3とともに、光学基板2、面間センサ4、参照センサ5、支持部材7等を内部に備えている。
参照センサ5は、対向位置に間隔を固定して配置された2つの容量センサ電極5a,5bからなる。図1の例では、光学基板1は、側面1aと面間センサ4の容量センサ電極4aが配置された面1bとは反対側の面1cとが開口する溝部1dを有している。また、光学基板1の面1cは、筐体6の光学基板保持部6aにおける内側の面と接合している。容量センサ電極5aは、筐体6の光学基板接合部6aにおける光学部材1と接合する内側の面に設けられ、容量センサ電極5bは、光学基板1における溝部1dを構成する面に設けられている。
図1(b),(c)中、6a1は、筐体6の光学基板保持部6aにおいて参照センサ5を構成する2つの容量センサ電極5a,5b間の空間と光学基板1,2に設けられた面間センサ4を構成する2つの容量センサ電極4a,4b間の空間とを連通させる通気孔である。
参照センサ5には、2つの容量センサ電極5a,5b間で生じる静電容量の出力の変動要因が、温度や湿度の環境変化に伴う容量センサ電極5a,5b間に存在する空気等の物質の特性の変化のみであることが求められる。従って、温度や湿度の環境が変化しても容量センサ電極5a,5b間の距離や面積等は変化しないことが望まれる。
一般に、可変分光素子を構成する光学基板1、筐体6には、ともに熱膨張率が極めて低い材料が用いられる。このため、容量センサ電極5a,5bは、光学基板1、筐体6の熱膨張による間隔変動や電極の移動を生じにくい。そのため、参照センサ5は、2つの容量センサ電極5a,5b間で生じる静電容量が、温度や湿度の環境変化のみ影響を受けることになる。言い換えれば、2つの容量センサ電極5a,5b間で発生する静電容量から、温度、湿度の少なくともいずれかの環境変化の変動量を検出することができる。
そして、参照センサ5は、検出した環境変化の変動量に応じて、面間センサ4が検出した静電容量に対し、環境変化(温度、湿度の変化)がない場合に検出されるべき静電容量となるように所定値を補償する。
ここで、参照センサ5を用いた面間センサ4の静電容量の補償方法について詳述する。参照センサ5を面間センサ4と同じ静電容量式のセンサで構成することで、次の二種類の補償方法を用いることができる。
図2は第一実施形態の可変分光素子における参照センサの検出値を用いた、面間センサの検出値を補償するための構成例を示す説明図で、(a)が第一の構成例を示す図、(b)が第二の構成例を示す図である。
図2(a)に示す構成例では、参照センサ5と面間センサ4とが信号処理器8に接続され、信号処理器8が制御器9に接続されている。そして、信号処理器8が参照センサ5で検出した静電容量値から温度、湿度の変化を検出し、検出した温度、湿度の変化に対応した補償値が予め登録されているルックアップテーブル(図示省略)を検索することで、面間センサ4で検出した静電容量値に対する補償値を決定し、補償された信号を制御器9に伝送し、制御器9はその補償された静電容量値に基づいてアクチュエータ3を駆動させるようになっている。
なお、信号処理器8や制御器9は、可変分光素子の筐体6の内部、可変分光素子を備える分光ユニット及び内視鏡装置の内部、あるいは、これらの外部のいずれに設けてもよい。
図2(b)に示す構成例では、面間センサ4と参照センサ5とが回路上で結線されている。そして、除算回路や減算回路等(図示省略)を介して、参照センサ5で検出した静電容量値を用いて、面間センサ4で検出した静電容量値を補償した信号を直接取り出して、制御器9に伝送し、制御器9がその補償された静電容量値に基づいてアクチュエータを駆動させるようになっている。
一般に、静電容量式のセンサでは、静電容量値を電気信号として継続的に得るためにAC電圧を2つの容量センサ電極間に参照信号として入力し、出力電流の大きさによって静電容量の大きさを検知するようになっている。
本発明の可変分光素子では、図3に示すように、参照センサ5と面間センサ4の夫々における容量センサ電極間にAC電圧を参照信号として入力し、夫々の出力電流の大きさによって、面間センサ4、参照センサ5の夫々の静電容量の大きさを検知する。
参照センサ5と面間センサ4が、ともに静電容量式のセンサであると、同じレートで応答し、ノイズ等の影響も同等に受けるため、簡便に補償の質を高められる。
例えば、参照センサ5と面間センサ4への参照信号を互いに逆位相で入力すれば、図2(b)に示したように、両センサの出力端子を単純に結線するだけで減算出力を得ることができる。
第一実施形態の可変分光素子によれば、参照センサ5が静電容量の変化により温度や湿度の環境変化のみを検出し、検出した温度や湿度などの環境変化に対応させた所定の補償値をもって面間センサ4を介して検出された静電容量への補償を行うようにしたので、温度や湿度の環境変化により、面間センサ4が検出する静電容量に変化が生じても、面間隔を高精度に検出することができ、その結果、高精度に波長制御することができる。
また、参照センサ5は、面間センサ4の近傍であって、参照センサ5における2つの容量センサ電極5a,5b間の空間が、面間センサ4における2つの容量センサ電極4a,4b間の空間と連通する部位に配置されているので、面間センサ4における2つの容量センサ電極4a,4b間の空間での環境変化と極めて等しくなり、面間センサ4で検出された静電容量に対する補償の精度が向上する。
図4は第一実施形態の変形例にかかる可変分光素子の要部の構成を断面で示す説明図である。
図4の変形例の可変分光素子では、光学基板1は、側面1aに凹部1eを有している。そして、参照センサ5における容量センサ電極5a,5bは、凹部1eの側面1e1,1e2に対向して設けられている。また、凹部1eの上方には、筐体6において参照センサ5を構成する2つの容量センサ電極5a,5b間の空間と光学基板1,2に設けられた面間センサ4を構成する2つの容量センサ電極4a,4b間の空間とを連通させる通気孔6a1が設けられている。
その他の構成は、図1〜3に示した構成と略同じである。
変形例の可変分光素子によれば、参照センサ5における容量センサ電極5a,5b間の空間の位置を面間センサ4における容量センサ4a,4b間の空間の位置により近づけることができ、面間センサ4で検出された静電容量に対する補償の精度がより高精度になる。
その他の作用効果は、図1〜3に示した構成と略同じである。
第二実施形態
図5は本発明の第二実施形態にかかる可変分光素子の構成を示す説明図で、(a)は全体構成を示す図、(b)は(a)の構成におけるレンズユニットと筐体との配置関係を概念的に示す図、(c)は(a)の構成における要部を拡大して示す図である。
第二実施形態の可変分光素子は、アクチュエータ3の内側にレンズユニット10を備えている。
レンズユニット10は、レンズ11a〜11fと、レンズ枠12を有している。光学基板1,2の近傍に位置するレンズ11aは、側面に凹部11a1を有している。そして、参照センサ5における2つの容量センサ電極5a,5bは、図5(c)に示すように、凹部11a1に対向して設けられている。また、凹部11a1の上方には、レンズユニット10のレンズ枠12において参照センサ5を構成する2つの容量センサ電極5a,5b間の空間と光学基板1,2に設けられた面間センサ4を構成する2つの容量センサ電極4a,4b間の空間とを連通させる通気孔12aが設けられている。
その他の構成は、第一実施形態の可変分光素子と略同じである。
第二実施形態の可変分光素子によれば、内部にレンズユニットを備えたので、内視鏡先端部に可変光学素子を備えて撮像光学系を構成する場合に、可変光学素子の外側に配置するレンズを不要化することができ、その分、内視鏡先端部を短くすることができる。
その他の作用効果は、第一実施形態の可変分光素子と略同じである。
このように本発明の可変分光素子では、参照センサを介して温度や湿度の環境変化による面間センサで検出された静電容量を補償することで、高精度に透過波長制御できるようにしている。しかしながら、透過波長制御を極力高精度にするには、温度や湿度の環境変化を極力抑えることが望ましい。
そこで、第一実施形態及び第二実施形態の可変分光素子においては、筐体6の外周面を断熱材(不図示)で覆うのが好ましい。
そのようにすれば、内視鏡装置において可変分光素子を撮像光学系の一部に組み込んだ場合に、撮像光学系の側方に配置される照明光学系からの熱のよる温度変化の影響を極力抑えることができる。
あるいは、第一実施形態及び第二実施形態の可変分光素子においては、筐体6の外周面が複数の開口を有した構成であってもよい。
そのようにすれば、可変分光素子の筐体6と接触する外側の部材(例えば、可変分光素子を備えた撮像光学系の筐体)との接触面積を減らすことができるので、その分、可変分光素子の筐体6内部への伝熱量を減らして、撮像光学系の側方に配置される照明光学系からの熱のよる温度変化の影響を抑えることができる。
第三実施形態
図6は本発明の第三実施形態にかかる可変分光素子を備えた分光ユニット及び内視鏡装置の構成を示す説明図で、(a)は内視鏡先端部を外側からみた斜視図、(b)は(a)の内部の構成を示す説明図、(c)は(b)に示す分光ユニットの構成を示す分解図、(d)は(b)に示す分光ユニットの断面図である。図7は図6(c),図6(d)に示した分光ユニットの変形例の構成を示す説明図である。
第三実施形態の内視鏡装置は、内視鏡先端部に分光ユニット16と、分光ユニット16の側方に配置された照明光学系17,18を備えている。図6中、19は鉗子口である。
分光ユニット16は、図6(c)、図6(d)に示すように、筐体15の内部に、図5に示した第二実施形態と略同様に構成された可変分光素子13と、撮像素子14とを備えている。
なお、分光ユニット16は、図7に示すように、筐体15の内部に、順に、レンズユニット10と、図1〜図4に示した第一実施形態の可変光学素子13’と、撮像素子14とを備えて構成してもよい。
第三実施形態の可変分光素子を備えた分光ユニット及び内視鏡装置によれば、温度や湿度の環境変化により、面間センサが検出する静電容量に変化が生じても、面間隔を高精度に検出して、高精度に波長制御された観察画像を取得することができる。
第四実施形態
図8は本発明の第四実施形態にかかる可変分光素子を備えた分光ユニット及び内視鏡装置における要部を断面で示す説明図である。
第四実施形態の可変分光素子を備えた内視鏡装置では、可変分光素子13における筐体6の外周面が断熱材20で覆われている。また、分光ユニット16における筐体15の外周面も断熱材21で覆われている。
その他の構成は、図6に示した第三実施形態の可変分光素子を備えた分光ユニット及び内視鏡装置と略同じである。
第四実施形態の可変分光素子を備えた分光ユニット及び内視鏡装置によれば、断熱材20,21を備えたので、撮像光学系(分光ユニット16)の側方に配置される照明光学系17,18からの熱のよる温度変化の影響を極力抑えることができる。
その他の作用効果は、図6に示した第三実施形態の可変分光素子を備えた分光ユニット及び内視鏡装置と略同じである。
なお、第四実施形態の可変分光素子を備えた分光ユニット及び内視鏡装置において、分光ユニット16における筐体15の外周面が複数の開口を有した構成であってもよい。
このようにすれば、分光ユニット16の筐体15と接触する外側の部材(例えば、内視鏡先端部のフレーム部材22)との接触面積を減らすことができるので、その分、分光ユニット16の筐体15内部に備わる可変分光素子13への伝熱量を減らして、撮像光学系(分光ユニット16)の側方に配置される照明光学系17,18からの熱のよる温度変化の影響を抑えることができる。
以上、本発明の可変分光素子、可変分光素子を備えた分光ユニット及び内視鏡装置の実施形態を説明したが、本発明の可変分光素子、可変分光素子を備えた分光ユニット及び内視鏡装置は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、各実施形態における特徴的な構成はどのように組み合せても良い。
本発明の可変分光素子は、例えば、可変分光素子を介して波長を切替えて、生体内を観察する内視鏡が使用される医療、医学、化学の分野に有用である。
1、2 光学基板
1a 側面
1b 容量センサ電極4aが配置された面
1c 面1bとは反対側の面
1d 溝部
1e 凹部
1e1 側面
1e2 側面
3 アクチュエータ
4 面間センサ
4a、4b 容量センサ電極
5 参照センサ
5a,5b 容量センサ電極
6 筐体
6a 光学基板保持部
6a1 通気孔
6b ベース部
8 信号処理器
9 制御器
10 レンズユニット
11a、11b、11c、11d、11e、11f レンズ
11a1 凹部
12 レンズ枠
12a 通気孔
13、13’ 可変分光素子
14 撮像素子
15 筐体
16 分光ユニット
17、18 照明光学系
19 鉗子口
20、21 断熱材
22 内視鏡先端部のフレーム部材
51 筐体
52 第1の光学基板
53 第1の容量センサ電極
54 第2の光学基板
55 第2の容量センサ電極
56 支持部材
57 アクチュエータ(ピエゾ素子)
58 ベース

Claims (16)

  1. 間隔をあけて対向配置された2つの光学基板と、
    周方向に間隔をあけて複数設けられた、前記2つの光学基板の間隔を変化させるアクチュエータと、
    前記2つの光学基板の対向面における光学有効径を外れた位置に、周方向に間隔をあけて夫々固定された2つの容量センサ電極からなり、該2つの容量センサ電極間で発生する静電容量から、該2つの光学基板の間隔を検出する面間センサと、
    対向位置に間隔を固定して配置された2つの容量センサ電極からなり、該2つの容量センサ電極間で発生する静電容量から、温度、湿度の少なくともいずれかの環境変化の変動量を検出し、検出した変動量に応じて、前記面間センサが検出した静電容量に対し該環境変化がない場合に検出されるべき静電容量となるように所定値を補償する参照センサと、
    前記2つの光学基板と前記アクチュエータと前記面間センサと前記参照センサとを内部に備える筐体、
    を有することを特徴とする可変分光素子。
  2. 前記参照センサは、前記面間センサの近傍であって、該参照センサにおける前記2つの容量センサ電極間の空間が該面間センサにおける前記2つの容量センサ電極間の空間と連通する部位に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の可変分光素子。
  3. 前記2つの光学基板のうちのいずれか一方が、側面に凹部を有し、
    前記参照センサにおける前記2つの容量センサ電極が、前記凹部に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の可変分光素子。
  4. 前記2つの光学基板のうちのいずれか一方は、側面と前記面間センサにおける前記一方の容量センサ電極が配置された面とは反対側の面とが開口する溝部を有するとともに、該面間センサにおける該一方の容量センサ電極が配置された面とは反対側の面が前記筐体と接合し、
    前記参照センサにおける2つの容量センサ電極のうちの一方が、前記筐体における前記光学部材と接合する側の面に設けられ、他方が前記光学基板における前記溝部を構成する面に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の可変分光素子。
  5. 前記アクチュエータの内側にレンズユニットを備え、
    前記レンズユニットにおいて前記光学基板近傍に位置する所定のレンズが、側面に凹部を有し、
    前記参照センサにおける前記2つの容量センサ電極が、前記凹部に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の可変分光素子。
  6. 前記筐体の外周面が、断熱材で覆われていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の可変分光素子。
  7. 前記筐体の外周面が、複数の開口を有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の可変分光素子。
  8. 請求項1〜4、請求項1〜4のいずれかに従属する請求項6、7のいずれかに記載の可変分光素子と、レンズユニットと、撮像素子と、前記可変分光素子と前記レンズユニットと前記撮像素子とを内部に備える筐体とを備えたことを特徴とする可変分光素子を備えた分光ユニット。
  9. 請求項5又は請求項5に従属する請求項6もしくは7に記載の可変分光素子と、撮像素子と、前記可変分光素子と前記撮像素子とを内部に備える筐体とを備えたことを特徴とする可変分光素子を備えた分光ユニット。
  10. 請求項1〜4、請求項1〜4のいずれかに従属する請求項6、7のいずれかに記載の可変分光素子と、レンズユニットと、撮像素子と、前記可変分光素子と前記レンズユニットと前記撮像素子とを内部に備える筐体とを備えたことを特徴とする可変分光素子を備えた内視鏡装置。
  11. 請求項5又は請求項5に従属する請求項6もしくは7に記載の可変分光素子と、撮像素子と、前記可変分光素子と前記撮像素子とを内部に備える筐体とを備えたことを特徴とする可変分光素子を備えた内視鏡装置。
  12. 請求項8又は9に記載の分光ユニットを有することを特徴とする可変分光素子を備えた内視鏡装置。
  13. 前記分光ユニットの側方に照明光学系を有し、
    前記分光ユニットにおける請求項1〜4、請求項1〜4のいずれかに従属する請求項6、7のいずれかに記載の可変分光素子と、レンズユニットと、撮像素子と、前記可変分光素子と前記レンズユニットと前記撮像素子とを内部に備える筐体の外周面が、断熱材で覆われていることを特徴とする請求項8に従属する請求項12に記載の可変分光素子を備えた内視鏡装置。
  14. 前記分光ユニットの側方に照明光学系を有し、
    前記分光ユニットにおける請求項1〜4、請求項1〜4のいずれかに従属する請求項6、7のいずれかに記載の可変分光素子と、レンズユニットと、撮像素子と、前記可変分光素子と前記レンズユニットと前記撮像素子とを内部に備える筐体の外周面が、複数の開口を有していることを特徴とする請求項8に従属する請求項12に記載の可変分光素子を備えた内視鏡装置。
  15. 前記分光ユニットの側方に照明光学系を有し、
    前記分光ユニットにおける請求項5又は請求項5に従属する請求項6もしくは7に記載の可変分光素子と、撮像素子と、前記可変分光素子と前記撮像素子とを内部に備える筐体の外周面が、断熱材で覆われていることを特徴とする請求項9に従属する請求項12に記載の可変分光素子を備えた内視鏡装置。
  16. 前記分光ユニットの側方に照明光学系を有し、
    前記分光ユニットにおける請求項5又は請求項5に従属する請求項6もしくは7に記載の可変分光素子と、撮像素子と、前記可変分光素子と前記撮像素子とを内部に備える筐体の外周面が、複数の開口を有していることを特徴とする請求項9に従属する請求項12に記載の可変分光素子を備えた内視鏡装置。
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