JP2011168964A - 排水トラップ - Google Patents

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弘和 東畑
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Abstract

【課題】排水トラップ貯留部の抗菌性を容易に維持することを課題とする。
【解決手段】封水S1の貯留部135を有する排水トラップ1に、封水S1の上限位置となる貯留部上縁部130cを有するトラップ本体130と、封水S1の上から該封水S1内へ垂下して上からの排水を内側に通す防臭パイプ150と、トラップ本体130の貯留部上縁部130cと防臭パイプ150の少なくとも一方に対して着脱可能に保持されて封水S1内で抗菌性の物質を溶出する抗菌部材70とを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、封水の貯留部を有する排水トラップに関する。
浴室等の排水トラップには、毛髪を主とするごみ等の異物を排水中から捕集するヘアキャッチャーが着脱可能に設けられている。このヘアキャッチャーの下側には防臭パイプが存在し、この防臭パイプの下端はトラップ本体の封水貯留部の封水に漬かっている。この封水があるため、防臭パイプや封水貯留部に微生物の作用によってできる粘状物質であるヌメリが付着する。
特許文献1記載の排水トラップは、防臭パイプが上下に2分割され、分割された防臭パイプの下部筒体にヘアキャッチャーが一体化されている。従って、排水トラップからヘアキャッチャーを取り出すと、防臭パイプの下部筒体も取り出され、ヌメリの付いた下部筒体を清掃することができる。
また、特許文献2記載の排水トラップは、銅製の筒の端部周囲に金型を当てて合成樹脂を射出成形した防臭パイプ(特許文献2の封水筒B)を有している。当該防臭パイプの銅製の筒部は、封水に漬かっている。これにより、防臭パイプ筒部から寿命でない限り銅が溶出し、防臭パイプの封水に漬かる部分や封水貯留部へのヌメリ(特許文献2のヘドロ状付着物)の発生が抑制されることが期待される。
特開2007−46426号公報 実用新案登録第3078057号公報
特許文献1記載の排水トラップは、防臭パイプ下部筒体や封水貯留部を清掃しても直ぐにヌメリが付着してしまう。また、防臭パイプ下部筒体がヘアキャッチャーに一体化されているので、防臭パイプ下部筒体を交換する際にはヘアキャッチャーも交換しなければならない。
特許文献2記載の排水トラップは、防臭パイプ筒部の銅の抗菌性により防臭パイプ筒部や封水貯留部へのヌメリ発生の抑制が期待される。しかし、射出成形された防臭パイプの銅製筒部は合成樹脂に固着しているため、防臭パイプの銅製筒部が寿命となると、防臭パイプ全体を交換しなければヌメリ発生を抑制することができない。従って、排水トラップ貯留部の抗菌性を維持することが容易ではない。
以上を鑑み、本発明は、排水トラップ貯留部の抗菌性を容易に維持することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は、封水の貯留部を有する排水トラップであって、前記封水の上限位置となる貯留部上縁部を有するトラップ本体と、前記封水の上から該封水内へ垂下し、上からの排水を内側に通す防臭パイプと、前記トラップ本体の貯留部上縁部と前記防臭パイプの少なくとも一方に対して着脱可能に保持され、前記封水内で抗菌性の物質を溶出する抗菌部材とを備えることを特徴とする。
すなわち、抗菌部材は、トラップ本体の貯留部上縁部と防臭パイプの少なくとも一方に取り付けられると、排水トラップの封水内で抗菌性の物質を溶出させる。これにより、排水トラップの貯留部や防臭パイプへのヌメリの発生が抑制される。
また、抗菌部材が寿命となっても、寿命となった抗菌部材をトラップ本体の貯留部上縁部と防臭パイプの少なくとも一方から外して新たな抗菌部材をトラップ本体の貯留部上縁部と防臭パイプの少なくとも一方に取り付けるという簡単な作業により、排水トラップ貯留部の抗菌性が維持される。
請求項に係る発明において、上記排水トラップには、浴室の排水トラップの他、洗面化粧台の排水トラップ、理容店や美容室の排水トラップ、等も含まれる。
上記トラップ本体は、貯留部上縁部を有する封水筒が本体部材に対して着脱可能に取り付けられて構成されてもよいし、貯留部上縁部が分離不能に一体化されていてもよい。
上記抗菌性は、菌の増殖を抑制する性質をいう。抗菌性の物質は、抗菌性を有する物質をいい、銀イオン、銅イオン、亜鉛イオン、ニッケルイオン、等が含まれる。上記抗菌部材は、封水内に挿入されて抗菌性の物質を溶出する部材であればよく、銀イオン等を溶出する種々の部材の他、特開平11−343592号公報や特開2000−143422号公報に記載されるNi−P系合金を含む材料等が含まれる。
なお、上記排水トラップを有する浴室や洗面化粧台等の発明も、上述した作用、効果を奏する。
本発明によれば、封水貯留部の抗菌性を容易に維持することが可能な排水トラップを提供することができる。
防臭パイプ150に抗菌部材70が保持された第一の実施形態の排水トラップ1を示す垂直断面図である。 図1に示す排水トラップ1の一部分解斜視図である。 締め付けフランジ140及び防臭パイプ150の上面を示す平面図である。 封水筒130Bに抗菌部材71が保持された第二の実施形態の排水トラップ1の要部を示す垂直断面図である。 (a)は抗菌部材71を保持した封水筒130Bの上面を示す平面図、(b)は抗菌部材71を保持した封水筒130BをA1−A1の位置で切断したときの垂直端面を示す図、である。 (a)は変形例の抗菌部材72を保持した封水筒130Bの上面を示す平面図、(b)は変形例の抗菌部材73を保持した封水筒130Bの垂直端面を示す図、である。 防臭パイプ150及び封水筒130Bに抗菌部材70,71が保持された変形例の排水トラップ1の要部を示す垂直断面図である。
(1)第一の実施形態:
まず、図1〜3を参照して、防臭パイプ150に対して着脱可能に保持される抗菌部材70を備える排水トラップ1を説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態に係る浴室用排水トラップ1の垂直断面を示している。この浴室は、図示しないシャワーや給湯栓等が設けられた洗い場W1が浴槽B1の外側に設けられ、この洗い場W1の床材110の一部が凹んで排水桝112が形成されている。この排水桝112は、下側の開口部に向かって略水平方向に内側へ延出したフランジ部113を有し、上側の開口部にカバー120を着脱することができるようにされている。排水トラップ1は、排水桝112に取り付けられ、カバー120と床材110との隙間CL1から排水桝112へ流入した排水を通過させる。本排水トラップ1は、トラップ本体130、締め付けフランジ140、防臭パイプ150、ヘアキャッチャー10、及び抗菌部材70を備える。
なお、本明細書では、封水S1の貯留部135の上部を構成する部材を封水筒と呼び、この封水筒は、防臭パイプ150が内側に挿入される部材であるものとする。
排水桝112の四隅には、図2に示すように、カバー120を載置するための洗い場側段部114a,114a及び浴槽側段部114b,114bが形成されている。カバー120の浴槽側縁部120aには、洗い場側へ凹んだ手かけ部122が形成されている。
図1に示すように、本実施形態のトラップ本体130は、封水S1の貯留部135の上部を構成する封水筒130Bが本体部材130Aに対して着脱可能に取り付けられている。従って、ユーザーは、封水筒130Bのみを取り外して清掃することができる。むろん、封水筒と本体部材が分離不能に一体化されたトラップ本体を有する排水トラップにも、本発明を適用可能である。
封水筒130Bを取り付けたトラップ本体130は、上部が開口し、浴槽側の封水筒側壁130aの下部に水平方向へ突出した接続口131が形成され、該接続口131に対向する位置に水平方向へ突出した排出口132が形成されている。接続口131は、接続管を介して浴槽の防水パンに接続されている。トラップ本体130内では、封水筒側壁130a,130bの貯留部上縁部130cを上限位置とする封水面S2が形成され、この封水面S2の下側に防臭パイプ150の下部が差し込まれる。また、トラップ本体130の上縁部には径方向内側へ延出したフランジ部133が形成され、このフランジ部133の内周面にねじ部133aが形成されている。
締め付けフランジ140は、図1及び図3(a)に示すように、トラップ本体のねじ部133aと螺合するねじ部141aを外周面に有する円筒部141と、この円筒部141の上縁部で径方向外側へ延出した上側フランジ部142と、円筒部141の下縁部で径方向内側へ延出した下側フランジ部143とを備える略環状に形成されている。円筒部141の内周面には、90°間隔で4箇所に上下2つの突起141bが形成されている。床材のフランジ部113の先端部にパッキン144を取り付け、このパッキン144をトラップ本体のフランジ部133とで挟むようにして該フランジ部133に締め付けフランジ140を螺入すると、床材のフランジ部113とトラップ本体130とを互いに固定することができる。
防臭パイプ150は、封水S1の上から封水S1内へ垂下し、上からの排水を内側に通す。図1及び図3(b)に示すように、防臭パイプ150は、筒状の本体部151と、この本体部151の上縁部から径方向外側へ延出した上側フランジ部152と、本体部151の下縁部から径方向内側へ延出した下側フランジ部153とを有する形状に形成されている。上側フランジ部152の外縁部には、90°間隔で4箇所に切欠152aが形成されている。各切欠152aを締め付けフランジの突起141bに合わせて締め付けフランジ140の開口部に防臭パイプの本体部151を挿入し、防臭パイプの上側フランジ部152を締め付けフランジの下側フランジ部143に接触させて回転させることにより、トラップ本体130内の所定位置に防臭パイプ150が固定される。下側フランジ部153は、本体部151の内側で抗菌部材70を載置するための部位であり、抗菌部材70を着脱可能に保持する。
防臭パイプ150の下端とトラップ本体130の底面との間には、隙間が設けられている。
本実施形態のヘアキャッチャー10は、特開2009−203770号公報に記載されるヘアキャッチャーと同様の構成を有し、図1等に示す一時保水部20と上部排水流出部30と排水導入部40を備える。
一時保水部20は、上部が開口し下方へ凹んだ凹状に形成され、流入した排水を一時的に保水する。この一時保水部20は、半球の底に上方へ凸とされた凸部24を有する凹状とされている。凸部24を含む一時保水部20の下部には、排水中の毛髪等の流出を抑止しながら排水を略下方へ流出させる複数の下部排水流出孔23が形成されている。上部排水流出部30は、一時保水部20を取り囲むように設けられ、一時保水部20の上部(上縁部21a)から外側に向かって斜めに上がるように延出している。この上部排水流出部30には、排水中の毛髪等の流出を抑止しながら一時保水部20に入りきらない排水を流出させる複数の上部排水流出孔32が形成されている。排水導入部40は、洗い場W1からの排水を通す流入部60を設けて上部排水流出部30の外側に配置された立壁部50と、洗い場W1からの排水を一時保水部20へ通す流入部60とを有し、洗い場W1からの排水を直接、一時保水部20へ導く。
ヘアキャッチャー10は、上部排水流出部30の外縁部から下方へ延出した下方延出部42を有している。この下方延出部42には、締め付けフランジの各突起141bに合わせて4箇所の切欠部及び溝が形成されている。これらの切欠部及び溝に締め付けフランジの各突起141bを挿入させてヘアキャッチャー10を回すことにより、ヘアキャッチャー10が防臭パイプ150の上側に設けられる。
洗い場W1で生じた排水は、カバー120の周囲から排水桝112に流入し、ヘアキャッチャー10に流入する。ヘアキャッチャー10内の排水は、毛髪等の流出が抑止されながら下部排水流出孔23や上部排水流出孔32から下方へ流出し、流れ方向D1,D2で示す経路を通り封水面S2まで落下する。
抗菌部材70は、防臭パイプ150に対して着脱可能に保持され、封水S1内で抗菌性の物質を溶出させる。図1,2に示すように、本実施形態の抗菌部材70は、円筒形状とされ、上下方向の長さが防臭パイプ本体部151の上下方向の長さよりも短くされている。抗菌部材70の外径は、抗菌部材70の外周面と防臭パイプ本体部151の内周面とにごく僅かなクリアランスしか設けられない程度の、防臭パイプ本体部151の内径よりもごくわずかに小さい直径とされている。
以上より、抗菌部材70は、防臭パイプ本体部151に挿入されると、防臭パイプ本体部151の内周面に位置決めされながら防臭パイプの下側フランジ部153に載置され、防臭パイプ150に保持される。図1に示すように、抗菌部材70は、封水S1内に挿入され、抗菌性の物質を溶出させる。抗菌部材70を防臭パイプ150の内側に設けているので、カバー120及びヘアキャッチャー10を取り外すだけで、抗菌部材70の様子を確認したり、抗菌部材70を交換したりすることができる。
抗菌部材70は、封水S1中で抗菌性の物質を溶出する抗菌材料のみで形成されてもよいが、ステンレスといった金属材料等に抗菌材料をめっきして形成されてもよい。封水中で抗菌性の物質を溶出する抗菌材料は、特開平11−343592号公報や特開2000−143422号公報に記載されるNi−P系合金を含む材料が好ましい。このような材料で抗菌部材を形成すると、封水S1中にNi及びPが溶出すると考えられ、封水S1中の菌の増殖が抑制され、防臭パイプ150や封水貯留部135のヌメリ発生が抑えられる。むろん、封水中で抗菌性の物質を溶出する抗菌材料は、銀イオン、銅イオン、亜鉛イオンといった金属イオンを溶出する金属材料、無機材料、有機材料、等でもよい。
一方、防臭パイプ本体部151内から抗菌部材70を引き出すと、防臭パイプ150から抗菌部材70を外すことができる。従って、抗菌部材が寿命となったとき、防臭パイプ150に保持される抗菌部材を交換するのが容易であり、交換後の抗菌部材で防臭パイプ150や封水貯留部135のヌメリ発生を抑制する効果を持続させることができる。
なお、抗菌部材70は、防臭パイプ150に取り付けるための形状が不要であるため、防臭パイプ150に対して上下逆にしても保持される。
上述した排水トラップ1は、例えば、以下のようにして形成される。
まず、床材フランジ部113の先端部にパッキン144を取り付け、トラップ本体のフランジ部133に締め付けフランジ140を螺入して床材フランジ部113とトラップ本体130とを互いに固定する。次に、防臭パイプ150を締め付けフランジ140に取り付け、防臭パイプ150内に抗菌部材70を入れる。最後に、ヘアキャッチャー10を締め付けフランジ140に取り付けると、排水トラップ1が形成される。
むろん、先に抗菌部材70を防臭パイプ150に入れた後、この防臭パイプ150を締め付けフランジ140に取り付けてもよい。
以下、本排水トラップ1の作用、効果を説明する。
カバー120及びヘアキャッチャー10を外して防臭パイプ本体部151に抗菌部材70を入れると、抗菌部材70は、図1に示すように封水S1内で防臭パイプ150に保持され、封水S1中で抗菌性の物質を溶出させる。すると、封水S1中の菌の増殖が抑制され、封水貯留部135の内面や、封水S1に差し込まれた部分の防臭パイプ150の内面及び外面に対するヌメリの発生が抑制される。
抗菌部材70を長期間使用していると、抗菌部材70の抗菌材料が減少し、抗菌性の物質が溶出しなくなることが想定される。ヌメリ付着の防止機能を維持するためには、抗菌部材70を定期交換することが好ましい。
ここで、実用新案登録第3078057号公報に記載される排水トラップのように、銅製筒部の端部周囲に金型を当てて合成樹脂を射出成形した防臭パイプを使用していると、銅製筒部を交換する際には防臭パイプ全体を交換しなければならない。防臭パイプ全体を交換するにはコストが高く、結果として寿命となった筒部が使用され、排水トラップ貯留部や防臭パイプに多くのヌメリが付着することにもなる。
本排水トラップ1の場合、例えば、以下のようにして抗菌部材70を交換することができる。
まず、カバー120を外し、ヘアキャッチャー10を回して締め付けフランジ140から取り外し、防臭パイプ150を回して締め付けフランジ140から取り外す。次に、寿命となった抗菌部材70を防臭パイプ本体部151から引き出し、新たな抗菌部材70を防臭パイプ本体部151に入れる。そして、交換後の抗菌部材70を有する防臭パイプ150を回して締め付けフランジ140に取り付け、ヘアキャッチャー10を回して締め付けフランジ140に取り付け、排水桝の段部114にカバー120を載せると、抗菌部材70の交換作業が終了する。このとき、抗菌部材70は、防臭パイプ150の内側に保持され、封水S1内に配置されている。
このように、抗菌部材70が寿命となっても、簡単な作業で抗菌部材70のみを交換することができ、交換後の抗菌部材70から溶出する抗菌性の物質により封水貯留部135の抗菌性が維持される。
以上より、本排水トラップは、排水トラップ貯留部の抗菌性を容易に維持することが可能であるという、有用な効果を奏する。
なお、抗菌部材70を保持するための防臭パイプ150の構造は、本体部151の下縁部の内側へ延出した下側フランジ部153を有する構造以外にも、本体部151の下縁部から内側へ突出した複数の突起を有する構造等でもよい。
また、防臭パイプ150の外側に対して抗菌部材70を着脱可能に設けてもよい。この場合、カバー120とヘアキャッチャー10に加えて防臭パイプ150も外さないと抗菌部材70の様子を確認したり抗菌部材70を交換したりすることができないことにはなる。しかし、抗菌部材70から封水S1内に抗菌性の物質が溶出するので、封水貯留部135の抗菌性が維持される。防臭パイプ150の外側に対して抗菌部材70を着脱可能に保持するための構造は、本体部151の下縁部の外側へ延出した下側フランジ部を有する構造、本体部151の下縁部の外側へ突出した複数の突起を有する構造、等とすることができる。
さらに、抗菌部材は、円筒状以外にも、断面楕円形の筒状、断面多角形の筒状、板状、線状、等の形状とされてもよい。また、防臭パイプとしての排水経路が確保される限り、抗菌部材は、円柱状等、中実とされてもよい。
(2)第二の実施形態:
次に、図4,5を参照して、トラップ本体130の貯留部上縁部130cに対して着脱可能な抗菌部材71を備える排水トラップ1を説明する。本実施形態の排水トラップ1における抗菌部材71以外の構成は、第一の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
抗菌部材71は、トラップ本体の貯留部上縁部130cに対して着脱可能に保持され、封水S1内で抗菌性の物質を溶出させる。図5(a)に示すように、抗菌部材71は、略円形の貯留部上縁部130cに沿って略円弧状とされ、貯留部上縁部130cに掛止される。
図5(b)は、抗菌部材71を保持した封水筒130Bを図5(a)のA1−A1の位置で切断したときの垂直端面を示している。図5(b)に示すように、抗菌部材71は、封水筒130Bの内周面に沿った曲面を有する板状の基部71aと、この基部71aの上縁部から外側へ180°折り返されて封水筒130Bの外周面に沿うようにされた引掛部71bとを有している。基部71aは、下縁部が封水貯留部135の底部に接触しないように、上下方向の長さが封水筒130Bの高さよりも短くされている。引掛部71bは、下縁部が封水筒130Bの周囲のトラップ本体130に接触しないように、上下方向の長さが基部71aよりも短くされている。抗菌部材71の円周方向の長さは、封水筒130Bの内周面から径方向内側へ延出した複数のリブ130dを避けるように、貯留部上縁部130cの円周の1/4よりも若干小さくしている。
以上より、抗菌部材71は、基部71aと引掛部71bとの間に貯留部上縁部130cを嵌め込むようにして貯留部上縁部130cに保持される。図4,5に示すように、抗菌部材71は、基部71aが封水S1内に挿入される。
本抗菌部材71も、第一の実施形態の抗菌部材70と同じ材料で形成することができる。引掛部71aについては、封水S1中に挿入されないことから、抗菌性の物質を溶出しない材料で形成されてもよい。
カバー120、ヘアキャッチャー10及び防臭パイプ150を外して抗菌部材71を貯留部上縁部130cに取り付けると、抗菌部材70は、封水S1中で抗菌性の物質を溶出させる。すると、封水S1中の菌の増殖が抑制され、封水貯留部135の内面や、封水S1に差し込まれた部分の防臭パイプ150の内面及び外面に対するヌメリの発生が抑制される。
本排水トラップ1の場合、例えば、以下のようにして抗菌部材71を交換することができる。
まず、排水トラップ1の開口部からカバー120を外し、ヘアキャッチャー10を回して締め付けフランジ140から取り外し、防臭パイプ150を回して締め付けフランジ140から取り外す。次に、寿命となった抗菌部材71を貯留部上縁部130cから外し、新たな抗菌部材71を貯留部上縁部130cに取り付ける。そして、防臭パイプ150、ヘアキャッチャー10及びカバー120を排水トラップ1に取り付けると、抗菌部材71の交換作業が終了する。このとき、抗菌部材71は、貯留部上縁部130cに保持され、封水S1内に挿入されている。
このように、抗菌部材71が寿命となっても、簡単な作業で抗菌部材71のみを交換することができ、交換後の抗菌部材71から溶出する抗菌性の物質により封水貯留部135の抗菌性が維持される。
以上より、本排水トラップも、排水トラップ貯留部の抗菌性を容易に維持することが可能であるという、有用な効果を奏する。
なお、抗菌部材は、様々な形状とすることができる。
図6(a)は、変形例の抗菌部材72を保持した封水筒130Bの上面を示している。本変形例の抗菌部材72は、干渉するリブが封水筒130Bに存在しないことを前提として、貯留部上縁部130cの全周に沿った環状に形成されている。本抗菌部材72は、封水S1に挿入される部分の面積が増えるので、排水トラップ貯留部の抗菌性を向上させることができる。
図6(b)は、変形例の抗菌部材73を保持した封水筒130Bの垂直端面を示している。本変形例の抗菌部材73は、封水筒130Bの内周面に沿った曲面を有する板状の基部73aと、この基部73aの上縁部から外側へ延出した引掛部73bとを有している。抗菌部材73の脱落を防止するため、抗菌部材73は、貯留部上縁部130cの全周にわたって環状に形成されるのが好ましい。抗菌部材73は、引掛部73bを貯留部上縁部130cに載せるようにして貯留部上縁部130cに保持される。従って、貯留部上縁部130cへの取り付けを容易にすることができる。なお、変形例の抗菌部材73を封水筒130Bに取り付けると、封水面S2が引掛部73bの厚み分上昇する。
また、第一の実施形態の抗菌部材70と第二の実施形態の抗菌部材71〜73の両方を排水トラップ1に使用してもよい。
図7は、防臭パイプ150と貯留部上縁部130cに対して着脱可能に保持された抗菌部材70,71を有する変形例の排水トラップ1の要部を示す垂直断面図である。すなわち、防臭パイプ150に保持されている抗菌部材70からは本体部151の内側で封水S1中に抗菌性の物質が溶出し、貯留部上縁部130cに保持されている抗菌部材71からは防臭パイプ本体部151の外側で封水S1中に抗菌性の物質が溶出する。従って、封水S1内に存在する抗菌性の物質の偏りを減らし、排水トラップ貯留部の抗菌性を向上させる効果が期待される。また、抗菌部材70,71のいずれか一方が寿命となっても、他方の抗菌部材から抗菌性の物質が溶出することにより、排水トラップ貯留部の抗菌性が維持される。
なお、一つの抗菌部材を防臭パイプ150と貯留部上縁部130cの両方に対して着脱可能に設けてもよい。
(3)変形例:
本発明を適用可能な洗い場は、浴室の洗い場以外にも、洗面化粧台の排水トラップに繋がる洗面台、理容店や美容室の排水トラップに繋がる洗面台、等でもよい。
ヘアキャッチャーには、繊維や針金等を編んで形成した網を排水流出部としたヘアキャッチャー等を用いてもよい。ヘアキャッチャーの形状は、中央部分が下がった形状のみならず、中央部分が上がった形状、ほぼ平らな形状、等とされてもよい。
むろん、ヘアキャッチャーが無い等、上述した排水トラップを構成する一部が無いような排水トラップも、本発明を適用可能である。
抗菌部材は、分割可能な複数の部材で構成されてもよい。
また、抗菌部材には、把手等の部位が設けられてもよい。この場合、把手等の部位は、抗菌性の物質を溶出する材料で形成されてもよいし、抗菌性の物質を溶出しない材料で形成されてもよい。
むろん、独立請求項に係る構成要件のみからなる排水トラップでも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、排水トラップ貯留部の抗菌性を容易に維持することが可能な技術を提供することができる。
また、上述した実施形態及び変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりして本発明を実施することも可能であり、公知技術並びに上述した実施形態及び変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりして本発明を実施することも可能である。従って、本発明は、上述した実施形態や変形例に限られず、公知技術並びに上述した実施形態及び変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成等も含まれる。
1…排水トラップ、
10…ヘアキャッチャー、
70,71,72,73…抗菌部材、
71a,73a…基部、71b,73b…引掛部、
110…床材、112…排水桝、120…カバー、
130…トラップ本体、130A…本体部材、130B…封水筒、
130a,130b…封水筒側壁、130c…貯留部上縁部、
135…貯留部、
140…締め付けフランジ、
150…防臭パイプ、
151…本体部、152…上側フランジ部、153…下側フランジ部、
B1…浴槽、S1…封水、S2…封水面、W1…洗い場。

Claims (1)

  1. 封水の貯留部を有する排水トラップであって、
    前記封水の上限位置となる貯留部上縁部を有するトラップ本体と、
    前記封水の上から該封水内へ垂下し、上からの排水を内側に通す防臭パイプと、
    前記トラップ本体の貯留部上縁部と前記防臭パイプの少なくとも一方に対して着脱可能に保持され、前記封水内で抗菌性の物質を溶出する抗菌部材とを備えることを特徴とする排水トラップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018178498A (ja) * 2017-04-11 2018-11-15 Toto株式会社 浴室洗い場における排水部構造

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