JP2011164622A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高画質な画像を形成することができる画像形成装置を提供することである。
【解決手段】画像形成装置は、画像形成手段と、画像読取手段と、検出手段と、設定手段と、補正手段とを備える。前記画像形成手段は、テスト画像データに基づき、記録媒体に対してテスト画像を形成する。前記画像読取手段は、前記記録媒体から前記テスト画像を読み取る。前記検出手段は、読取テスト画像を複数テスト画像ブロックに分割し、各テスト画像ブロックの各色の位置のずれ量を検出する。前記設定手段は、各テスト画像ブロックの各色の位置のずれ量に基づき、各テスト画像ブロックに対応する各色の位置を補正する各補正値を設定する。前記補正手段は、各補正値に基づき、入力画像を形成するための入力画像データを補正する。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、画像形成装置及び画像形成方法に関する。
近年、プリンタ等の画像形成装置の高画質化に関する各種技術提案がなされている。CMYKの各色を用いて画像を形成するカラー画像形成装置においては、高画質化のために、各色の正確な位置合わせが要求されている。
例えば、カラー画像形成装置は、画像を形成し、画像の特定位置における色のずれ量を検出し、検出した特性位置における色のずれ量に基づいてCMYKの各色の印字位置を調整する。
しかしながら、上記したように画像の特定位置における色のずれ量から、CMYKの各色の印字位置を調整しても、各種要因により、画像全体では各色の位置ずれが生じることがある。
例えば、光学系のレンズのひずみやメカ的な取り付け、部品の寸法誤差により、上記特定位置以外において各色の位置ずれが生じることがあり、この各色の位置ずれが画像全体においてムラとなり、画質を低下させることがある。
特開平10−272803号公報
近年、画像形成装置に対する高画質化の要望、要求は高く、色の位置ずれの改善が求められている。
本発明が解決しようとする課題は、高画質な画像を形成することができる画像形成装置及び画像形成方法を提供することである。
実施形態によれば、画像形成装置は、画像形成手段と、画像読取手段と、検出手段と、設定手段と、補正手段とを備える。前記画像形成手段は、テスト画像データに基づき、記録媒体に対してテスト画像を形成する。前記画像読取手段は、前記記録媒体から前記テスト画像を読み取る。前記検出手段は、読取テスト画像を複数テスト画像ブロックに分割し、各テスト画像ブロックの各色の位置のずれ量を検出する。前記設定手段は、各テスト画像ブロックの各色の位置のずれ量に基づき、各テスト画像ブロックに対応する各色の位置を補正する各補正値を設定する。前記補正手段は、各補正値に基づき、入力画像を形成するための入力画像データを補正する。さらに、前記画像形成手段は、補正入力画像データに基づき、補正入力画像を形成する。
実施形態を適用するMFP(Multi-Functional Peripheral、マルチファンクショナルプリフェラル)の一例を示す図である。 図1に示すMFPの制御システムの一例を示す図である。 CMYKの各色の印字位置補正処理の一例を示すフローチャートである。 テスト画像の分割例を示す図である。 CMYKの各色の印字の位置ずれの一例を示す図である。 感光体ドラムの回転方向の座標と各用紙の副走査方向の位置のずれの一例を説明するための図である。 感光体ドラムの回転方向の座標と各用紙の副走査方向の位置とが一致する例を説明するための図である。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態を適用するMFP(Multi-Functional Peripheral、マルチファンクショナルプリフェラル)の一例を示す図である。
図1に示すMFP101は、画像情報を、例えばハードコピーあるいはプリントアウトと称され、例えば普通紙あるいは透明な樹脂シートであるOHPシート等にトナーが定着する状態の画像出力として出力する画像形成部1、画像形成部1に対して画像出力に用いられる任意サイズのシートを供給する用紙供給部3、画像形成部1において画像形成される対象である画像情報を、画像情報を保持した読み取り対象物(以下原稿と称する)から画像データとして取り込む画像読取部5を含む。
画像読取部5は、原稿を支持する原稿テーブル(原稿ガラス)5aと画像情報を画像データに変換する画像センサ、例えばCCDセンサを含む。画像読取部5は、照明装置からの照明光を原稿テーブル5aにセットされた原稿に照射して得られる反射光を、CCDセンサで画像信号に変換する。
さらに、画像読取部5は、原稿がシートであるとき、読み取った原稿を排出部から排出するとともに、次の原稿を画像形成または画像の取り込み(以下、読み取り、とする)に続いて読み取り位置に案内する自動原稿搬送装置(ADF)7を、一体に有する。ADF7に代えて、原稿カバーが用いられてもよい。
また、画像読取部5のCCDセンサは、ADF7により原稿が移動する原稿テーブル5aの原稿の移動パスに位置してもよい。画像読取部5のCCDセンサは、ADF7により原稿が移動する原稿テーブル5aの原稿の移動パスに位置することで、原稿を原稿テーブル5aに位置することなく、原稿が含む画像情報を読み取ることができる。
画像読取部5による原稿の画像情報の読み取りの開始と画像形成部1への画像形成の開始の指示を与える操作入力部である操作パネル(操作部)9は、画像読取部5の左側または右側などのコーナーにおいて、(画像形成部1に固定されている)支柱9aとスイングアーム9bに位置する。
画像形成部1は、潜像を保持する第1〜第4の感光体ドラム11a〜11d、感光体ドラム11a〜11dが保持する潜像に現像剤、すなわちトナーを供給して現像する現像装置13a〜13d、感光体ドラム11a〜11dが保持するトナーの像を順に保持する転写ベルト15、感光体ドラム11a〜11dに残るトナーを個々の感光体ドラム11a〜11dから取り除く第1〜第4のクリーナー17a〜17d、転写ベルト15が保持するトナー像を普通紙あるいはOHPシートのような透明な樹脂シートであるシートに転写する転写装置19、転写装置19がシートに転写したトナー像をシートに定着する定着装置21、及び感光体ドラム11a〜11dに潜像を形成する露光装置23、等を含む。
第1〜第4の現像装置13a〜13dは、減法混色によりカラー画像を得るために用いるY(イエロー、黄)、M(マゼンタ)、C(シアン)およびBk(ブラック、黒)の任意の色のトナーを収容し、感光体ドラム11a〜11dのそれぞれが保持する潜像を、Y、M、CおよびBkのいずれかの色で可視化する。各色の順は、画像形成プロセスや、とトナーの特性に応じて、所定の順に決定する。
転写ベルト15は、第1〜第4の感光体ドラム11a〜11dおよび対応する現像装置13a〜13dが形成した各色のトナー像を、トナー像の形成の順に保持する。
転写ベルト15は、画像形成部1の感光体ドラム11a〜11dと転写ベルト15との間の圧力を設定するベルト対向部材51、転写ベルト15の表面を清掃するベルトクリーナー53が及ぼす圧力を設定するベルトクリーナー対向部材55及びシートが、転写装置19からの圧力により転写ベルト15と接する際の転写ベルト15側の圧力を設定するサポートローラ57のそれぞれから、外側に向う張力である所定の圧力を受ける。
用紙供給部3は、トナー像が移動するためのシートを、所定のタイミングで、転写装置19に供給する。
複数のカセットスロット31に位置する詳述しないカセットは、任意のサイズのシートを収容し、画像形成動作に応じ、ピックアップローラ33が対応するカセットからシートを取り出す。シートのサイズは、画像形成に際して要求のある倍率および画像形成部本体1が形成するトナー像の大きさに対応する。
分離機構35は、ピックアップローラ33がカセットから取り出すシートが2枚以上になることを阻止する。
複数の搬送ローラ37は、分離機構35が1枚に分離したシートをアライニングローラ39に向けて送る。
アライニングローラ39は、転写装置19が転写ベルト15からトナー像を転写するタイミングに合わせて、シートを転写装置19と転写ベルト15が接する転写位置に送る。
定着装置21は、画像情報に対応するトナー像をシートに定着し、画像出力(ハードコピーまたはプリントアウト)として、画像読取部5と画像形成部本体1との間の空間に位置するストック部47に送る。
転写装置19は、定着装置21によりトナー像が定着された出力画像(ハードコピー/プリントアウト)であるシートの両面を置き換える自動多重ユニット(ADU、automatic duplex unit)41に位置している。バイパストレイがADU41に付属する。
ADU41は、画像形成部1において、(最終の)搬送ローラ37とアライニングローラ39との間、あるいはアライニングローラ39と定着装置21あるいは転写装置19と定着装置21との間に、シートが詰まった場合(ジャムしたとき)、側方(右側)へ移動する。ADU41は、転写装置19をクリーニングするクリーナー43を一体に有する。
搬送ローラ37とアライニングローラ39との間に位置するメディアセンサ45が、アライニングローラ39に搬送されるシートの厚さを検出する。メディアセンサ45には、2008年8月25日に出願された米国特許出願12/197880号や、2008年8月27日に出願された米国特許出願12/199424号に示された光学センサ、及びまたは、2008年4月10日に米国に仮出願された61/043801号に示された厚さ検出ローラのシフトを用いるタイプを用いることができる。
図2は、図1に示すMFPの制御システムの一例を示す図である。
MFP101は、システムバス111を含む。システムバス111は、画像形成部1による原稿の複写物の出力を処理する主制御ブロックすなわちメインCPU112と接続する。MFP101は、スキャナ(画像読取部)5、及び画像処理部117を含む。MFP101は、ステッピングモータ151を回転するパルスを供給するモータドライバ119を含む。ステッピングモータ151の回転角は、パルス数で規定される。ステッピングモータ151は、第1〜第4の感光体ドラム11a〜11dを回転させる。MFP101は、ステッピングモータ75を回転するパルスを供給するモータドライバ120を含む。ステッピングモータ75の回転角は、パルス数で規定される。主制御ブロック112は、ROM(読み出し専用メモリ、Read Only Memory)113、RAM(書き換え可能メモリ、Random Access Memory)114、画像形成の総数や合計動作時間等を記憶する不揮発性メモリ115、メディアセンサ45の出力をメインCPU112に入力するインタフェース116及び操作パネル9と接続する。画像処理部117は、ページメモリ118と接続する。
以下、上記説明したMFP101によるCMYKの各色の印字位置補正処理の一例について説明する。
図3は、CMYKの各色の印字位置補正処理の一例を示すフローチャートである。
例えば、不揮発性メモリ115は、テスト画像データを記憶する。例えば、テスト画像データは、CMYKの各色を記録するためのデータである。操作パネル9を介して印字位置補正処理が指示されると、主制御装置112は印字位置補正処理の実行を制御し、これに対応して、不揮発性メモリ115からテスト画像データが読み出され、画像形成部1は、テスト画像データに基づくテスト画像を出力する。つまり、画像形成部1は、テスト画像データに基づくテスト画像を用紙(記録媒体)へプリントアウトする。
続いて、スキャナ5は、ユーザによりセットされた用紙からテスト画像を読み取る。画像処理部117の解析部117aは、読取テスト画像の特定位置(1又は2以上の特定位置)におけるCMYKの各色の位置のずれ量を検出する。図4に示すように、解析部117aは、読取テスト画像を複数のテスト画像ブロック、例えば第1〜第12のテスト画像ブロックB1〜B12に分割し、第1のテスト画像ブロックB1の座標X0、Y0(左上)を基準位置に設定する。スキャナ5、画像処理部117、画像形成部1は、検出された各色の位置ずれ量に基づき、基準位置における各色のずれ量を補正する。つまり、スキャナ5、画像処理部117、画像形成部1は、検出された各色の位置のずれ量に基づき、位置合わせ(1次補正)を実施する(ACT1)。例えば、1次補正として、書き出し位置の調整、ミラーの位置調整が実施される。
1次補正が実施された後、後述する2次補正に向けて、画像形成部1は、テスト画像データに基づくテスト画像(位置ずれ補正用チャート)を出力する(ACT2)。つまり、画像形成部1は、テスト画像データに基づくテスト画像を用紙(記録媒体)へプリントアウトする。テスト画像データは、例えば、図5に示すようなCMYKの各色を特定dotづらした線画から構成される位置ずれ補正用チャートを出力するためのデータである。なお、1次補正のために使用されるテスト画像データと、2次補正のために使用されるテスト画像データとは同一であってもよいし、異なっていてもよい。
続いて、スキャナ5は、ユーザによりセットされた用紙からテスト画像を読み取る(ACT3)。図4に示すように、解析部117aは、読取テスト画像を複数ブロック、例えば第1〜第12のテスト画像ブロックB1〜B12に分割し、第1〜第12のテスト画像ブロックB1〜B12の各色の位置のずれ量を検出する(ACT4)。例えば、解析部117aは、第1〜第12のテスト画像ブロックB1〜B12の座標Xn1、Yn1(右下)〜座標Xn12、Yn12の各色の位置のずれ量を検出する。解析部117aは、テスト画像データの理想的な出力を示す理想テスト画像を予め保持し、この理想テスト画像と読取テスト画像とを比較し(パターンマッチングし)、第1〜第12のテスト画像ブロックB1〜B12の座標XnYn(右下)の各色の位置のずれ量を検出することができる。
画像処理部117の補正部117bは、各色の位置のずれ量に基づき、第1〜第12のテスト画像ブロックB1〜B12に対応する各色の位置を補正する各補正値を算出し、算出した各補正値を設定する(ACT5)。
例えば、補正部117bは、各補正値に基づき、実際にプリントアウトが要求される入力画像を形成するための入力画像データ(座標管理された入力画像データ)を補正する。つまり、補正部117bは、第1〜第12のテスト画像ブロックB1〜B12に対応する各補正値に基づき、入力画像を構成する第1〜第12の入力画像ブロックの画像データを補正する。なお、第1〜第12のテスト画像ブロックB1〜B12と、第1〜第12の入力画像ブロックとは対応する位置関係にあるものとする。
例えば、補正部117bは、拡大/縮小処理を適用して入力画像データを補正する。図5のA部に示されるように、第1のテスト画像ブロックB1において主走査方向にK色の位置がずれ、第1のテスト画像ブロックB1において副走査方向にC色、K色の位置がずれている場合には、解析部117aは、第1のテスト画像ブロックB1において主走査方向に対するK色の位置のずれ量を検出し、第1のテスト画像ブロックB1において副走査方向に対するC色、K色の位置のずれ量を検出する。これに対応して、補正部117bは、主走査方向はK色のずれ量を補正するような倍率を設定し、副走査方向はC色、K色のずれ量を補正するような倍率を設定する。図5のA部では、第1のテスト画像ブロックB1において主走査方向にK色の位置が広がっており、第1のテスト画像ブロックB1において副走査方向にC色、K色の位置が広がっているので、補正部117bは、主走査方向にK色の位置のずれ量を補正するような縮小倍率を設定し、副走査方向にC色、K色の位置のずれ量を補正するような縮小倍率を設定する。
さらに、図5のB部に示されるように、第5のテスト画像ブロックB5においても、色の位置ずれが生じているので、解析部117aは、第5のテスト画像ブロックB5においても、色の位置のずれ量を検出する。これに対応して、補正部117bは、第1のテスト画像ブロックB1に対する補正値(倍率)による影響を含めて、第5のテスト画像ブロックB5に対する補正値(倍率)を算出する。
上記したように、解析部117aは、第1〜第12のテスト画像ブロックB1〜B12における主走査方向に対する各色の位置のずれ量と副走査方向に対する各色の位置のずれ量とを検出し、補正部117bは、第1〜第12のテスト画像ブロックB1〜B12における主走査方向に対する各色の位置のずれを補正するための補正値と副走査方向に対する各色の位置のずれを補正するための補正値とを算出し、設定する。
さらに、補正部117bは、第1〜第12のテスト画像ブロックB1〜B12における主走査方向に対する各色の位置のずれを補正するための補正値と副走査方向に対する各色の位置のずれを補正するための補正値に基づき、入力画像を構成する第1〜第12の入力画像ブロックB1〜B12における主走査方向に対する各色の位置データを補正し、第1〜第12の入力画像ブロックB1〜B12における副走査方向に対する各色の位置データを補正する。
画像形成部1は、位置データの補正された入力画像データに基づき入力画像を形成する。これにより、適切に各色の位置が補正された入力画像、つまり高画質な画像を形成することができる。
また、各入力画像ブロックの間に疑似的な輪郭が発生することも考えられ、各テスト画像ブロックの補正値をさらに補正することにより、このような疑似的な輪郭の発生を防止することもできる。例えば、補正部117bが、第1のテスト画像ブロックB1の主走査方向の各色に対する第1の補正値及び副走査方向の各色に対する第2の補正値、第1のテスト画像ブロックB1に隣接する第2のテスト画像ブロックB2の主走査方向の各色に対する第3の補正値及び副走査方向の各色に対する第4の補正値を設定するとする。
補正部117bは、第1の補正値に基づき、入力画像を構成する第1〜第12の入力画像ブロックのうちの、第1のテスト画像ブロックB1に対応する第1の入力画像ブロックの主走査方向の各色に対する位置データを補正し、第2の補正値に基づき、入力画像を構成する第1〜第12の入力画像ブロックのうちの、第1のテスト画像ブロックB1に対応する第1の入力画像ブロックの副走査方向の各色に対する位置データを補正し、第3の補正値に基づき、入力画像を構成する第1〜第12の入力画像ブロックのうちの、第2のテスト画像ブロックB2に対応する第2の入力画像ブロックの主走査方向の各色に対する位置データを補正し、第4の補正値に基づき、入力画像を構成する第1〜第12の入力画像ブロックのうちの、第2のテスト画像ブロックB2に対応する第2の入力画像ブロックの副走査方向の各色に対する位置データを補正する。
また、第1のテスト画像ブロックB1の第1の補正値又は第2の補正値と、第2のテスト画像ブロックB2の第3の補正値又は第4の補正値とが、大きく異なるような場合、疑似的な輪郭が発生し易い。そこで、第1の補正値又は第2の補正値と第3の補正値又は第4の補正値との差分が所定値を超えるような場合には、補正部117bは、第1の補正値と第3の補正値との中間的な第5の補正値、又は第2の補正値と第4の補正値との中間的な第6の補正値を算出する(ACT6)。
例えば、補正部117bは、第1の入力画像ブロックと第2の入力画像ブロックとの境界から所定距離以内の各色に対しては、上記したように算出した中間的な補正値を設定し(ACT7)、設定した中間的な補正値で補正し、境界から所定距離より遠い第1の入力画像ブロック内の各色の位置データを第1の補正値又は第2の補正値で補正し、境界から所定距離より遠い第2の入力画像ブロック内の各色の位置データを第3の補正値又は第4の補正値で補正する。これにより、上記した疑似的な輪郭の発生を防止することができる。
さらに、中間的な補正値を段階的に変化させて、疑似的な輪郭の発生をより確実に低減するようにしてもよい。
また、第1〜第4の感光体ドラム11a〜11dの回転方向の座標管理により(第1〜第4の感光体ドラム11a〜11dの回転方向に対する用紙の副走査方向の位置を座標管理し)、第1〜第4の感光体ドラム11a〜11dの回転方向の位置と用紙の副走査方向の位置とが常に同じ位置関係にならなくても、上記した各色の印字位置補正処理を適用することができる。
図6は、ある感光体ドラムの回転方向の位置と第1の用紙の副走査方向の位置との関係、ある感光体ドラムの回転方向の位置と第2の用紙の副走査方向の位置との関係の一例を示す図である。つまり、第1の用紙の副走査方向の先頭はある感光体ドラムの回転方向の座標0に対応し、第1の用紙の副走査方向の末尾はある感光体ドラムの回転方向の座標500に対応し、第2の用紙の副走査方向の先頭はある感光体ドラムの回転方向の座標500に対応し、第2の用紙の副走査方向の末尾はある感光体ドラムの回転方向の座標1000に対応する。このようなケースでは、用紙の給紙タイミングと感光体ドラムの回転周期とによって、用紙毎に副走査方向に色ずれ発生位置がずれることが考えられる。
例えば、解析部117aは、第1〜第4の感光体ドラム11a〜11dの回転方向の座標と対応付けて、第1〜第12のテスト画像ブロックB1〜B12の副走査方向に対する各色の位置のずれ量を検出する。
補正部117bは、第1〜第4の感光体ドラム11a〜11dの回転方向の座標と対応付けて、第1〜第12のテスト画像ブロックB1〜B12の副走査方向に対する各色の位置のずれ量に基づき、第1〜第12のテスト画像ブロックB1〜B12の副走査方向に対する各色の位置を補正する各補正値を設定する。
さらに、補正部117bは、第1〜第4の感光体ドラム11a〜11dの回転方向の座標と対応付けられた各補正値に基づき、第1〜第4の感光体ドラム11a〜11dの回転位置に応じて入力画像データを補正する。画像形成部1は、第1〜第4の感光体ドラム11a〜11dの回転に応じて補正入力画像データに基づき、補正入力画像を形成する。
これにより、図6に示すように、ある感光体ドラムの回転方向の位置と第1の用紙の副走査方向の位置との関係と、ある感光体ドラムの回転方向の位置と第2の用紙の副走査方向の位置との関係とが同じ位置関係でなくても、適切に位置ずれを補正することができる。
なお、図7に示すように、ある感光体ドラムの回転方向の位置と第1の用紙の副走査方向の位置との関係と、ある感光体ドラムの回転方向の位置と第2の用紙の副走査方向の位置との関係とが同じ位置関係になるように、用紙の給紙タイミングを制御することにより、第1の用紙と第2の用紙の副走査方向に対する補正値を一定にすることもできる。
なお、上記説明では、ユーザがテスト画像のプリントされた用紙をセットするケースについて説明したが、MFP101が専用のイメージセンサ60を備え、用紙を排出する際に用紙にプリントされたテスト画像を読み取るようにしてもよい。この場合、ユーザはテスト画像がプリントされた用紙をセットする作業を行わなくて済む。
以下、本実施形態についてまとめる。
本実施形態のMFP101は、用紙に画像をプリントした際に面内の各色の位置ずれを低減するために、まず、用紙にテスト画像をプリントし、用紙からテスト画像を読み取り、面内の1又は2以上の箇所で各色の位置ずれ量を検出し、位置ずれの初期状態を把握する。続いて、MFP101は、書き出し位置調整、ミラー位置調整等で、特定位置における位置ずれ量を補正する。
その後、MFP101は、位置ずれ補正用チャートをプリントし、位置ずれ補正用チャートを読み取り、読取位置ずれ補正用チャートを複数ブロックに分割する。例えば、MFP101は、A3サイズの読取位置ずれ補正用チャートを3(主走査方向)×4(副走査方向)の12ブロックに分割し、各ブロックでの各色の位置ずれ量を検出し、各ブロックでの各色の位置ずれ量が同じずれ量となるように各ブロックの各色の位置のずれを補正する補正値を算出し、補正値に基づき入力画像データを補正し、補正入力画像データに基づく補正入力画像を形成する。これにより、全体で各色の位置ずれが適切に補正された入力画像出力を得ることができる。
さらに、ブロック単位で補正値を計算し補正するため、補正のためのハードウェア構成を必要最低限に抑えることができる。例えば、MFP101は、ブロック単位の補正値を保存するだけでよく、全画素に対する補正値を保存する場合に比べてメモリ資源を有効活用することができる。
また、上記したように、各ブロックの境界については隣接する複数ブロックの補正値をさらに補正した中間的な補正値を適用し、疑似輪郭の発生を防止することもできる。
本実施形態によれば、色の位置ずれの影響を低減し、高画質な画像を形成することができる画像形成装置及び画像形成方法を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…画像形成部、5…スキャナ、101…MFP、112…主制御装置、117…画像処理部

Claims (7)

  1. テスト画像データに基づき、記録媒体に対してテスト画像を形成する画像形成手段と、
    前記記録媒体から前記テスト画像を読み取る画像読取手段と、
    読取テスト画像を複数テスト画像ブロックに分割し、各テスト画像ブロックの各色の位置のずれ量を検出する検出手段と、
    各テスト画像ブロックの各色の位置のずれ量に基づき、各テスト画像ブロックに対応する各色の位置を補正する各補正値を設定する設定手段と、
    各補正値に基づき、入力画像を形成するための入力画像データを補正する補正手段と、
    を備え、
    前記画像形成手段は、補正入力画像データに基づき、補正入力画像を形成する画像形成装置。
  2. 前記検出手段は、前記テスト画像データの理想的な出力を示す理想テスト画像と前記読取テスト画像とを比較し、各テスト画像ブロックの各色の位置のずれ量を検出し、
    前記設定手段は、各テスト画像ブロックの各色の位置のずれ量に基づき各補正値を設定する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記検出手段は、主走査方向に対する各色の位置のずれ量を検出し、
    前記設定手段は、前記主走査方向に対する各色の位置のずれ量に基づき前記主走査方向に対する各色の位置を補正する第1の補正値を設定し、
    前記補正手段は、前記主走査方向に対する前記第1の補正値に基づき、前記入力画像データにおける前記主走査方向に対する各色の位置を補正する請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記検出手段は、副走査方向に対する各色の位置のずれ量を検出し、
    前記設定手段は、前記副走査方向に対する各色の位置のずれ量に基づき前記副走査方向に対する各色の位置を補正する第2の補正値を設定し、
    前記補正手段は、前記副走査方向に対する前記第2の補正値に基づき、前記入力画像データにおける前記副走査方向に対する各色の位置を補正する請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記設定手段は、前記複数テスト画像ブロックのうちの第1のテスト画像ブロックの前記主走査方向に対する前記第1の補正値及び前記副走査方向に対する前記第2の補正値と、前記複数テスト画像ブロックのうちの第2のテスト画像ブロックの前記主走査方向に対する第3の補正値及び前記副走査方向に対する前記第4の補正値とを設定し、
    前記補正手段は、前記第1の補正値に基づき、前記入力画像を構成する複数入力画像ブロックのうちの、前記第1のテスト画像ブロックに対応する第1の入力画像ブロックの前記主走査方向に対する各色の位置データを補正し、前記第2の補正値に基づき、前記第1の入力画像ブロックの前記副走査方向に対する各色の位置データを補正し、前記第3の補正値に基づき、前記入力画像を構成する複数入力画像ブロックのうちの、前記第2のテスト画像ブロックに対応する第2の入力画像ブロックの前記主走査方向に対する各色の位置データを補正し、前記第4の補正値に基づき、前記第2の入力画像ブロックの前記副走査方向に対する各色の位置データを補正する請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成手段は、感光体ドラムを備え、
    前記検出手段は、感光体ドラムの回転方向の座標と対応付けて、各テスト画像ブロックの副走査方向に対する各色の位置のずれ量を検出し、
    前記設定手段は、各テスト画像ブロックの前記副走査方向に対する各色の位置のずれ量に基づき、各テスト画像ブロックの前記副走査方向に対する各色の位置を補正する各補正値を設定し、
    前記補正手段は、前記感光体ドラムの回転方向の座標と対応付けられた各補正値に基づき、前記感光体ドラムの回転位置に応じて前記入力画像データを補正し、
    前記画像形成手段は、前記感光体ドラムの回転に応じて前記補正入力画像データに基づき、補正入力画像を形成する請求項1記載の画像形成装置。
  7. テスト画像データに基づき、記録媒体に対してテスト画像を形成し、
    前記記録媒体から前記テスト画像を読み取り、
    読取テスト画像を複数テスト画像ブロックに分割し、各テスト画像ブロックの各色の位置のずれ量を検出し、
    各テスト画像ブロックの各色の位置のずれ量に基づき、各テスト画像ブロックに対応する各色の位置を補正する各補正値を設定し、
    各補正値に基づき、入力画像を形成するための入力画像データを補正し、
    補正入力画像データに基づき、補正入力画像を形成する画像形成方法。
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