JP2011163307A - 内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の動力性能上不要な電動過給機による過給を抑えたうえで、触媒の過昇温を抑制することができる内燃機関を提供する。
【解決手段】エンジン1は、排気過給機10と電動過給機100とを備える。電動過給機100のコンプレッサ102は、排気過給機10のコンプレッサ14と直列に配されており、過給機能を発揮していない場合には逆回転する等して吸気抵抗を増大させる。エンジンECU70は、触媒52の温度が目標値より高い場合に、電動過給機100のコンプレッサ102を逆回転させる等して吸気抵抗を増大させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、排気過給機と電動過給機とを備える内燃機関に関する。
排気過給機と電動過給機とを備える2段過給機付の内燃機関が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、コンプレッサを駆動させる電動機を有する可変ノズル型のターボチャージャを備える過給機付内燃機関が知られている(例えば、特許文献2参照)。これらの内燃機関では、触媒の温度を目標値まで上昇させるために、排気経路への排気エネルギの供給量を制御している。
特開2006−97591号公報 特開2007−92622号公報
ところで、排気タービンによる排気エネルギの回収量を増加させた場合には、排気タービンの下流側における排気温度が低下し、触媒が活性温度以下となってしまい排気浄化性能が低下する。このため、排気タービンをバイパスして排気温度の低下を抑制することが考えられるが、排気タービンをバイパスすれば出力性能が低下してしまい、触媒の活性維持と出力性能維持の両立が難しいものである。また、電動過給機を2次エアとして用いるものでは、出力に関係のない過給のため電気消費となり燃費に不利となる。
本発明は、上記事情に鑑み、電動過給機による内燃機関の動力性能上不要な過給を抑えたうえで、触媒の温度を適切に制御することができる内燃機関を提供することを課題とする。
上記課題を達成するため、排気系に設けられたタービンと、該タービンと連動し吸気系に設けられた第1のコンプレッサとを有する排気過給機と、前記吸気系において前記第1のコンプレッサと直列に設けられ電動機により駆動される第2のコンプレッサを有する電動過給機と、前記排気系において前記タービンより下流側に設けられた触媒と、前記触媒の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段にて検出された温度が前記触媒の目標とする所定温度より高い場合には前記排気過給機を優先的に作動させ、前記所定温度より低い場合には前記電動過給機を優先的に作動させる吸気制御手段と、を備えることを特徴とする。
上記内燃機関において、前記吸気制御手段が、前記排気過給機を優先的に作動させた状態で前記触媒の温度が前記所定温度より高い場合には前記電動過給機の吸気抵抗を増大させる抵抗機能を有することを特徴としてもよい。
上記内燃機関において、前記電動過給機が、前記コンプレッサが過給機能を発揮する場合の回転方向とは逆方向に回転することにより前記抵抗機能を発揮することを特徴としてもよい。
上記内燃機関において、前記電動過給機が、前記コンプレッサが停止することにより前記抵抗機能を発揮することを特徴としてもよい。
上記内燃機関において、前記吸気制御手段が、前記温度検出手段により検出された前記触媒の温度が前記所定温度より高い場合に、前記電動過給機の機能として吸気抵抗を増大させる前記抵抗機能を選択し、前記温度検出手段により検出された前記触媒の温度が前記所定温度より低い場合に、前記電動過給機の機能として過給機能を選択することを特徴としてもよい。
上記内燃機関によれば、電動過給機による内燃機関の動力性能上不要な過給を抑えたうえで、触媒の温度を適切に制御することができる。
一実施形態に係る制御装置を適用した2段過給機付内燃機関の概略構成図である。 エンジンECUの構成を示すブロック図である。 エンジンECUによる吸気制御を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る2段過給機付の内燃機関の概略構成図である。この図に示すように、2段過給機付の内燃機関としてのエンジン1は、高速過給機としての排気過給機10と、低速過給機としての電動過給機100とを備える。排気過給機10は、排気系統50に配されたタービン12と吸気系統40に配されたコンプレッサ(第1のコンプレッサ)14とを備え、排気エネルギにより駆動される排気ターボ過給機である。また、排気過給機10は、可変ノズル型排気タービン過給機であり、タービン12のブレードの開口面積を可変させることで排気ガスの流量を変化させ、過給圧を変化させる。また、電動過給機100は、吸気系40に配されたコンプレッサ(第2のコンプレッサ)102と、コンプレッサ102を回転駆動する電動機104とを備える。
エンジン1は、シリンダブロック部20と、シリンダブロック部20の上に固定されるシリンダヘッド部30と、シリンダブロック部20に燃料と空気とからなる混合気を供給するための吸気系統40と、シリンダブロック部20からの排ガスを外部に放出するための排気系統50とを備えている。
シリンダブロック部20は、シリンダ21、ピストン22、コンロッド23及びクランク軸24を備えている。ピストン22はシリンダ21内を往復動し、ピストン22の往復動がコンロッド23を介してクランク軸24に伝達され、これにより同クランク軸24が回転するようになっている。シリンダ21、ピストン22のヘッド及びシリンダヘッド部30は、燃焼室(気筒)25を形成している。
シリンダヘッド部30は、燃焼室25に連通した一対の吸気ポート31、各吸気ポート31を開閉する一対の吸気バルブ32、燃焼室25に連通した一対の排気ポート33、各排気ポート33を開閉する一対の排気バルブ34、点火プラグ37、点火プラグ37に与える高電圧を発生するイグニッションコイルを有するイグナイタ38及び燃料を吸気ポート31内に噴射するインジェクタ39を備えている。
吸気系統40は、吸気ポート31に連通したインテークマニホールド41、インテークマニホールド41の一部を構成するサージタンク42、吸気ポート31とインテークマニホールド41とサージタンク42とともに吸気通路を形成する吸気ダクト43とを備えている。吸気系統40には、上流側から順番に、エアフィルタ44、コンプレッサ14、コンプレッサ102、インタークーラー45、スロットルバルブ46が配されている。また、吸気系統40には、コンプレッサ102の上流側と下流側とをバイパスするバイパス流路47と、該バイパス流路47の開口面積を調整するバイパスバルブ48とが設けられている。
排気系統50は、排気ポート33に連通し該排気ポート33とともに排気通路を形成するエキゾーストマニホールドを有する排気管51と、排気管51内に配設されたタービン12、触媒52とを備えている。
排気過給機10は、タービン12のブレードの開口面積が減少されて排気圧力が上昇することにより、タービン12の出力が増加されて過給機10による過給圧が上昇する。一方、排気過給機10は、タービン12のブレードの開口面積が増加されて排気圧力が低下することにより、タービン12の出力が低下されて過給機10による過給圧が低下する。
電動過給機100のコンプレッサ102は、排気過給機10のコンプレッサ14より下流側に該コンプレッサ14と直列に配されている。なお、コンプレッサ102は、コンプレッサ14より上流側に配されてもよい。電動機104は、コンプレッサ102を正逆回転させる。電動機104によりコンプレッサ102が正転された場合に、電動過給機100は、過給を行う(過給機能を発揮する)一方、電動機104によりコンプレッサ102が逆転された場合に、コンプレッサ102は、コンプレッサ14の下流側における吸気抵抗を増大させる(抵抗機能を発揮する)。また、バイパスバルブ48によりバイパス流路47が閉状態となると共に、コンプレッサ102が停止した場合にも、コンプレッサ102は、コンプレッサ14の下流側における吸気抵抗を増大させる(抵抗機能を発揮する)。
スロットルバルブ46は、インテークマニホールド41に回転可能に支持され、アクセル操作に連動して又はスロットルバルブアクチュエータから駆動されることによって開度が調整されるようになっている。これにより、スロットルバルブ46は、インテークマニホールド41の開口面積を可変とするようになっている。
一方、このシステムは、吸気圧センサ61、クランク角センサ62、カム角センサ63、スロットルセンサ64、触媒温度センサ65及びエンジンECU70を備えている。
吸気圧センサ61は、スロットルバルブ46より下流側における吸気圧、即ちサージタンク42内の圧力(インマニ圧)Pimを検出して検出信号をエンジンECU70へ出力する。
クランク角センサ62は、クランク軸24の位相角(以下、クランク角という)Craを検出して検出信号をエンジンECU70へ出力する。カム角センサ63は、カムの位相角(以下、カム角という)Cmaを検出して検出信号をエンジンECU70へ出力する。スロットルセンサ64は、スロットルバルブ46の開度(以下、スロットル開度という)θtvを検出して検出信号をエンジンECU70へ出力する。また、触媒温度センサ65は、触媒52の温度Tclを検出して検出信号をエンジンECU70へ出力する。
エンジンECU70は、上述の各種センサからの信号を入力しつつ、内蔵するマイクロコンピュータにより、所定の演算処理を行って、インジェクタ39等の燃料噴射系統、点火プラグ37(点火系統)、及び、排気過給機10や電動過給機100等へ駆動信号を出力する。
図2は、エンジンECU70の構成を示す機能ブロック図である。この図に示すように、エンジンECU70は、CPU71、メモリ72、入出力ポート(I.O)73等を備えている。入出力ポート73は、各種センサからの電気的信号をデジタル演算処理用の信号に変換する。
入出力ポート73には、入力信号として、吸気圧センサ61により検出される吸気圧Pimに応じた信号と、クランク角センサ62により検出されるクランク角Craに応じた信号と、カム角センサ63により検出されるカム角Cmaに応じた信号と、スロットルセンサ64により検出されるスロットル開度θtvに応じた信号と、触媒温度センサ65により検出される触媒52の温度Tclに応じた信号とが供給される。
メモリ72は、後述する吸気制御を実行するための制御プログラムを格納している。該制御プログラムには、エンジン1の回転数Neとエンジン負荷Ecと吸気圧Pimの目標値と触媒52の温度Tclの目標値との関係を示すマップ等が含まれる。また、メモリ72には、吸気制御を実行する際に取得された各種データが一時的に格納される。
CPU71は、回転数算出部71Aと、エンジン負荷算出部71Bと、目標値算出部71Cと、吸気制御部71Dとを備えている。回転数算出部71Aは、クランク角センサ62により検出されたクランク角Craに基づいてエンジン1の回転数Neを算出する。また、エンジン負荷算出部71Bは、スロットルセンサ64により検出されたスロットル開度θtvに基づいてエンジン負荷Ecを算出する。目標値算出部71Cは、回転数算出部71Aにより算出された回転数Neとエンジン負荷算出部71Bにより算出されたエンジン負荷Ecとメモリ72に記憶されたマップとに基づいて、吸気圧Pimの目標値と触媒52の温度Tclの目標値とを算出する。そして、吸気制御部71Dは、目標値算出部71Cにより算出された吸気圧Pimの目標値と触媒52の温度Tclの目標値とが得られるように、排気過給機10と電動過給機100とに駆動信号を出力する。
図3は、エンジンECU70による吸気制御を説明するためのフローチャートである。このフローチャートに示すように、まず、ステップ100において、各センサの出力に基づいて、回転数算出部71Aは回転数Neを算出し、エンジン負荷算出部71Bはエンジン負荷Ecを算出し、そして、目標値算出部71Cは、吸気圧Pimの目標値と触媒52の温度Tclの目標値とを算出する。
次に、ステップ101において、吸気制御部71Dは、吸気圧センサ61により検出された吸気圧Pimと触媒温度センサ65により検出された触媒52の温度Tclを入力する。次に、ステップ102において、吸気制御部71Dは、吸気圧センサ61により検出された吸気圧Pimが目標値より低いか否かを判定する。判定が肯定された場合には、ステップ103へ移行する一方、判定が否定された場合にはステップ110へ移行する。
ステップ103において、吸気制御部71Dは、触媒52の温度Tclが目標値より低いか否かを判定する。判定が肯定された場合にはステップ104へ移行する一方、判定が否定された場合には、ステップ105へ移行する。
ステップ104において、吸気制御部71Dは、電動過給機100の回転数を増加させる。そして、処理ルーチンを終了する。ここで、排気過給機10のタービン12の回転数は増加させることなく維持する。即ち、吸気圧Pimが目標値よりも低く、かつ、触媒52の温度Tclが目標値よりも低い場合には、電動過給機100による過給圧が増加されることにより、吸気圧Pimが目標値に向けて上昇される。この際、排気過給機10による排気エネルギの回収が抑制されることにより、タービン12の下流側における排気温度の低下が抑制され、触媒52の温度の低下が抑制される。
一方、ステップ105において、吸気制御部71Dは、排気過給機10のタービン12の回転数を増加させる。ここで、電動過給機100の回転数は増加させることなく維持する。即ち、吸気圧Pimが目標値よりも低く、かつ、触媒52の温度Tclが目標値よりも高い場合には、排気過給機10による過給圧が増加されることにより、吸気圧Pimが目標値に向けて上昇される。この際、排気過給機10による排気エネルギの回収が促進されることにより、タービン12の下流側における排気温度の低下が促進され、触媒52の温度の低下が促進される。
次に、ステップ106において、吸気制御部71Dは、触媒52の温度Tclが目標値より高いか否かを判定する。判定が肯定された場合にはステップ107へ移行する一方、判定が否定された場合には処理ルーチンを終了する。
ステップ107において、吸気制御部71Dは、バイパスバルブ48を閉状態とすると共に、電動過給機100の作動を停止状態とする。即ち、電動過給機100が吸気抵抗となるため吸気圧Pimが目標値よりも低くなってしまうが、その抵抗の分だけ排気過給機10を作動させる。これにより、タービン12は、吸気圧を目標値にするためにより多くのエネルギを消費することになり、より多くの排気エネルギを回収することになるため、タービン12の下流側の排気温度が低下する。従って、触媒52の温度を速やかに目標値まで低下させることができる。
一方、ステップ102において、吸気制御部71Dが、吸気圧センサ61により検出された吸気圧Pimが目標値より高いと判定した場合には、ステップ110において、吸気制御部71Dが、触媒52の温度Tclが目標値より低いか否かを判定する。判定が肯定された場合にはステップ111へ移行する一方、判定が否定された場合には、ステップ112へ移行する。
ステップ111において、吸気制御部71Dは、排気過給機10のタービン12の回転数を低下させる。そして、処理ルーチンを終了する。ここで、電動過給機100の回転数は維持してもよく、減少させてもよい。即ち、吸気圧Pimが目標値よりも高く、かつ、触媒52の温度Tclが目標値よりも低い場合には、排気過給機10による過給圧が低下されることにより、吸気圧Pimが目標値に向けて低下される。この際、排気過給機10による排気エネルギの回収が抑制されることにより、タービン12の下流側における排気温度の低下が抑制され、触媒52の温度の低下が抑制される。
一方、ステップ112において、吸気制御部71Dは、電動過給機100の回転数を低下させる。ここで、排気過給機10のタービン12の回転数は維持する。即ち、吸気圧Pimが目標値よりも高く、かつ、触媒52の温度Tclが目標値よりも高い場合には、電動過給機100による過給圧が低下することにより、吸気圧Pimが目標値に向けて減少される。この際、排気過給機10による排気エネルギの回収が維持されることにより、タービン12の下流側における排気温度が低下され、触媒52の温度が低下される。
次に、ステップ113において、吸気制御部71Dは、触媒52の温度Tclが目標値より高いか否かを判定する。判定が肯定された場合にはステップ114へ移行する一方、判定が否定された場合には処理ルーチンを終了する。
ステップ114において、吸気制御部71Dは、バイパス流路47を閉じた状態で電動機104を逆転させる。以上で処理ルーチンを終了する。ここで、電動過給機100の回転数を低下させ、排気過給機10のタービン12の回転数は維持したとしても触媒52の温度Tclが目標値よりも高いため、排気過給機10のタービン12の回転数を増大させ、更なる排気過給機10による排気エネルギの回収が必要となる。しかしながら、吸気圧Pimが目標値よりも高く設定できないため、電動過給機100を逆回転させることにより大きな吸気抵抗を発生させて吸気圧を低下させ、低下させた吸気圧分だけ排気過給機を作動させている。このことによりタービン12は、より多くのエネルギを消費することになり、より多くの排気エネルギを回収することになるため、タービン12の下流側の排気温度が低下する。従って、触媒52の温度を速やかに目標値まで低下させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係るエンジン1では、触媒52の温度が目標値より高い場合に、電動過給機100のコンプレッサ102に、吸気抵抗を増大させる抵抗機能を発揮させている。ここで、吸気抵抗が増大されていることにより、コンプレッサ14は、吸気圧を目標値にするためにより多くのエネルギを消費することになる。このため、タービン12による排気エネルギの回収量を効率よく増加させることができ、タービン12より下流側における排気温度を効率よく低下させることができる。従って、触媒52の温度を低下させることができるため、電動過給機100によるエンジン1の動力性能上不要な過給を抑えたうえで、触媒52の過昇温を抑制することができる。
また、本実施形態に係るエンジン1では、吸気圧Pimが目標値より低く、過給機の過給圧を上昇させる場合に、電動過給機100のコンプレッサ102を逆回転させるのではなく停止させる。これにより、触媒52の温度を効率よく低下させることができるという効果のみならず、吸気抵抗の過剰な増大を抑制でき、吸気圧Pimを上昇させる際の応答性の低下を抑制できるという効果をも得ることができる。一方、吸気圧Pimが目標値より高く、過給機の過給圧を低下させる場合に、電動過給機100のコンプレッサ102を逆回転させる。これにより、触媒52の温度を効率よく低下させることができるという効果のみならず、吸気抵抗を増大させる際の応答性を向上でき、吸気圧Pimを低下させる際の応答性を向上できるという効果をも得ることができる。
また、本実施形態に係るエンジン1では、吸気圧Pimが目標値より低く、かつ、触媒52の温度Tclが目標値より高い場合、排気過給機10の過給圧を上昇させる。これにより、吸気圧Pimを目標値に向けて上昇させると共に、触媒52の温度Tclを目標値に向けて低下させることができる。一方、吸気圧Pimが目標値より低く、かつ、触媒52の温度Tclが目標値より低い場合、電動過給機100の過給圧を上昇させる。これにより、吸気圧Pimを目標値に向けて上昇させると共に、触媒52の温度Tclのさらなる低下を抑制することができる。
また、本実施形態に係るエンジン1では、吸気圧Pimが目標値より高く、かつ、触媒52の温度Tclが目標値より高い場合、電動過給機100の過給圧を低下させる。これにより、吸気圧Pimを目標値に向けて低下させると共に、触媒52の温度Tclを目標値に向けて低下させることができる。一方、吸気圧Pimが目標値より高く、かつ、触媒52の温度Tclが目標値より低い場合、排気過給機10の過給圧を低下させる。これにより、吸気圧Pimを目標値に向けて低下させると共に、触媒52の温度Tclのさらなる低下を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、本実施形態では、排気過給機10を、可変ノズル型排気過給機としたが、ウエイストゲート付の排気過給機としてもよい。この場合、ウエイストゲートバルブを閉じることによりタービンの回転数を増加させ、ウエイストゲートバルブを開くことによりタービンの回転数を低下させればよい。
1 エンジン
10 排気過給機
12 タービン
14 コンプレッサ
20 シリンダブロック部
21 シリンダ
22 ピストン
23 コンロッド
24 クランク軸
25 燃焼室
30 シリンダヘッド部
31 吸気ポート
32 吸気バルブ
33 排気ポート
34 排気バルブ
37 点火プラグ
38 イグナイタ
39 インジェクタ
40 吸気系統
41 インテークマニホールド
42 サージタンク
43 吸気ダクト
44 エアフィルタ
45 インタークーラー
46 スロットルバルブ
47 バイパス流路
48 バイパスバルブ
50 排気系統
51 排気管
52 触媒
61 吸気圧センサ
62 クランク角センサ
63 カム角センサ
64 スロットルセンサ
65 触媒温度センサ
70 エンジンECU(吸気制御手段)
71 CPU(吸気制御手段)
71A 回転数算出部
71B エンジン負荷算出部
71C 目標値算出部
71D 吸気制御部(吸気制御手段)
72 メモリ
73 入出力ポート
100 電動過給機
102 コンプレッサ
104 電動機

Claims (5)

  1. 排気系に設けられたタービンと、該タービンと連動し吸気系に設けられた第1のコンプレッサとを有する排気過給機と、
    前記吸気系において前記第1のコンプレッサと直列に設けられ電動機により駆動される第2のコンプレッサを有する電動過給機と、
    前記排気系において前記タービンより下流側に設けられた触媒と、
    前記触媒の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段にて検出された温度が前記触媒の目標とする所定温度より高い場合には前記排気過給機を優先的に作動させ、前記所定温度より低い場合には前記電動過給機を優先的に作動させる吸気制御手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関。
  2. 前記吸気制御手段は、前記排気過給機を優先的に作動させた状態で前記触媒の温度が前記所定温度より高い場合には前記電動過給機の吸気抵抗を増大させる抵抗機能を有することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記電動過給機は、前記コンプレッサが過給機能を発揮する場合の回転方向とは逆方向に回転することにより前記抵抗機能を発揮することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関。
  4. 前記電動過給機は、前記コンプレッサが停止することにより前記抵抗機能を発揮することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関。
  5. 前記吸気制御手段は、前記温度検出手段により検出された前記触媒の温度が前記所定温度より高い場合に、前記電動過給機の機能として吸気抵抗を増大させる前記抵抗機能を選択し、前記温度検出手段により検出された前記触媒の温度が前記所定温度より低い場合に、前記電動過給機の機能として過給機能を選択することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
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