JP2011152548A - 閉塞鍛造用金型装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】型割面に発生する横バリを抑制するようにした閉塞鍛造用金型装置を提供する。
【解決手段】水平方向の型割面で当接される上ダイ11および下ダイ12と、パンチ孔11aを摺動するパンチピン13と、貫通孔12bを摺動するノックアウトピン14とによって成形品の型をなす閉塞空間Uが形成され、閉塞空間Uに入れられた素材をパンチピン13で押圧することにより閉塞空間内で側方押し出し成形を行う閉塞鍛造用金型装置10であって、上ダイ11および下ダイ12は、型割面Aと閉塞空間Uの間に上ダイ11と下ダイ12との嵌合面Bが形成されるように嵌挿することで、素材の型割面Aへの浸入を抑制する。
【選択図】図2

Description

本発明は、側方押し出し成形により製品を製造する閉塞鍛造用金型装置に関する。本発明で製造される製品には、フランジ径に大径部と小径部とを有する異形フランジ付き構造体が含まれ、具体的には自動車の車輪を支持するハブ輪(内輪)や外輪が含まれる。
車輪軸受け装置のハブ輪は、車輪を取り付けるためのハブフランジが一体に形成してあり、ハブフランジに形成されたホイール装着用のボルト孔にハブボルトを通して車輪を固定するようにしてある。ハブフランジの形状は車の製造メーカや車種によって異なるが、大きく二種類に分けられる。すなわち、一つはフランジ部分が回転体形状の円盤である丸フランジであり、他の一つはフランジ部分が非回転体形状、すなわち十字型やヒトデ型をなすようにしてフランジ径に大径部と小径部とが形成された異形フランジである。
異形フランジのハブ輪は、丸フランジのハブ輪に比べて重量を小さくすることができるので車両重量の軽量化を図れる点で優れており、例えば軽自動車用のハブ輪等に利用されている。
一般に、ハブ輪は鍛造により製造されるが、丸フランジ型ハブ輪と異形フランジ型ハブ輪とでは最適な鍛造方法が異なる。丸フランジ型は、密閉鍛造かバリ出し鍛造で製造される。一方、異形フランジ型はバリ出し鍛造か閉塞鍛造で製造される。これらの鍛造技術の特徴について説明する。
図7はバリ出し鍛造によるハブ輪の製造工程の一例を示す図である(特許文献1参照)。
必要な重量のビレットS1を用意し、軸出し加工、据え込み加工を行い(図7(a)〜図7(c))、中間形状S2を経て、金型に挿入するための中間製品S3を形成する。続いて、中間製品S3をバリ出し鍛造用金型装置の下型に載せ、上型により押圧してバリ出し鍛造を行って、フランジ成形品S4を形成する(図7(d))。フランジ成形品S4には、フランジ外周縁の外側の型割面に横バリ(外径バリ)T1が発生するため、鍛造後に、フランジ成形品S4をトリミング装置に移動してトリミング加工を行い、製品Sに仕上げる。
バリ出し鍛造は、丸フランジ型にも異形フランジ型にも適用できるが、上型を圧下させて下型に当接させたとき、上型と下型との型割面で相当量の横バリ(外径バリ)T1が発生する。横バリT1が発生すると、この部分の材料は製品として利用できず廃棄されることとなるため材料ロスが発生することになる。
材料ロスを削減できる製造方法として密閉鍛造が利用されている。図8は密閉鍛造によるハブ輪の製造工程の一例を示す図であり、図9は密閉鍛造金型装置の一例を示す図である(同じく特許文献1参照)。
密閉鍛造用金型装置110は、上型111と、下型112と、下型の孔112aに挿入された成形品取り出し用のノックアウトピン113とからなる。そして、上型111が下型112に嵌挿されてハブ輪を成形するための空間114が形成されるようにしてある。
密閉鍛造では、バリ出し鍛造と同様に、ビレットS1を用意し、軸出し加工、据え込み加工を行うことで(図8(a)〜図8(c))、中間形状S2を経て、金型に挿入するための中間製品S3を用意する。続いて、中間製品S3を図9の密閉鍛造用金型装置の下型112内に挿入する。続いて、上型111を下型112に嵌挿し押圧することにより、製品Sが形成される。(図8(d))。
密閉鍛造は、横バリ(外径バリ)をトリミングする工程が不要になるとともに、材料ロスが削減できる点で優れている。その一方、上型を圧下するときに大きな加圧力が必要となり、装置が大型化することになる。また、金型に挿入する中間製品S3には重量のばらつきが生じている。重量のばらつきが大きめに振れている中間製品S3を加工するときには鍛造金型自体に大きな負荷がかかり、金型の寿命が短命になる。また、異形フランジ型のハブ輪を密閉鍛造で加工すると、大径部での充足不良が発生するおそれがあるので、通常、対称性のよい丸フランジ型では使用されるが異形フランジ型では使用されない。
一方、異形フランジ型のハブ輪を製造する場合、上述したように、密閉鍛造は用いられず、バリ出し鍛造が用いられるが、バリ出し鍛造では相当量の材料ロスが発生する。それゆえ、材料ロスを抑えるべく閉塞鍛造が利用される。
図10は閉塞鍛造によるハブ輪の製造工程の一例を示す図である(特許文献2,3参照)。密閉鍛造等と同様に、ビレットS1を用意し、軸出し加工、据え込み加工を行うことで(図10(a)〜図10(c))、中間形状のS2を経て、金型に挿入するための中間製品S3(素材S3ともいう)を形成する。続いて、中間製品S3を、後述する閉塞鍛造金型装置の閉塞空間に入れ、内部金型(パンチピン)で側方押し出し成形を行うことにより、異形フランジ成形品S4(例えば十字型フランジが付いた成形品)を形成する。続いて、軸心穴を形成する穴あけを行うことにより、製品S(ハブ輪)が製造される。
図11は、ハブ輪製造のために従来から用いられている閉塞鍛造用金型装置の要部を示す断面図である。閉塞鍛造用金型装置120は、上ダイ121(パンチ本体)を鉛直に貫通するパンチ孔121aに内部金型となるパンチピン122が上下移動可能な状態で挿入してある。下ダイ123は、中間プレート124、下部プレート125で支持され、製品を取り出すときに用いるノックアウトピン126が昇降できるように孔123a,124a,125aが形成されている。
この閉塞鍛造用金型装置120では、パンチ孔121aの下方位置に素材S3(図11の中間製品S3)を入れておき、素材S3を加圧する前に、先に上ダイ121(パンチ本体)と下型ダイ123とを当接させる。このとき上ダイ121の下面128の一部と、下ダイ123の上面129の一部とが水平に接合する面が形成され、これが型割面Aとなる。型割面Aはプレス装置(不図示)からの加圧力により圧接状態で閉じられる。下面128と上面129とが接触していない領域には閉塞空間Uが作られる。
その後、閉塞空間U内に入れられた素材S3に向けてパンチピン122を下降させ、上下方向に押圧することで、素材S3が閉塞空間U内で側方に押し出され、閉塞空間の型に成形される。
このように閉塞鍛造は、上ダイ121で加圧するのではなく、パンチピン122による加圧により、閉塞空間U内の素材S3に対して空隙への側方押し出しを行うので、密閉鍛造やバリ出し鍛造に比べると、装置をコンパクトにすることができ、加圧力も小さく、加圧の際に金型に加わる負荷も小さくすることができる。したがって、異形フランジを有するハブ輪や外輪のような複雑な形状を有する部材の製造では閉塞鍛造が有効である。
特開2008−173661号公報 特開2008−212991号公報 特開2008−264871号公報
閉塞鍛造では、上述したように上ダイと下ダイとを先に当接して金型内に閉塞空間を形成しておき、閉塞空間内に入れた素材を側方押し出しにより成形するようにしている。
例えばハブ輪のような異形フランジ付き構造体を閉塞鍛造する金型の場合は、図11に示したように、上ダイ121の下面128と下ダイ型123の上面129とが当接する型割面A(接合面)を、閉塞空間Uのフランジ形成面に一致させるとともに水平面になるようにしてある。このようにすることで、成形後に上ダイ121を上方に退避させ、ノックアウトピン126を垂直上方に押し込むことにより、成形品を取り出すことができる。
しかしながら、閉塞鍛造の場合にも密閉鍛造の場合と同様に、閉塞空間Uに挿入する素材S3に重量のばらつきが生じている。重量のばらつきが大きい方に振れている素材S3の加工を行う場合、パンチピン122で素材S3を押圧し、押圧が十分に進むと閉塞空間U内を水平方向に流れてきた素材S3が閉塞空間U内を埋め尽くす。その後さらに押圧されると素材S3を介して上ダイ121と下ダイ123とを引き離すように力が働くようになり、型割面Aがわずかに開いて、素材S3の一部が型割面Aに侵入するようになる。その結果、図12に示すように型割面Aの位置に横バリT1が発生することがあった。横バリT1は外方向に広がっていくので、これを除去するためのトリミング装置による処理が必要になり、余分な手間とコストが発生することとなった。
そこで本発明は、ハブ輪のような異形フランジ付き構造体をはじめとした成形品を、閉塞鍛造によって製造する際に、型割面から横バリが発生しにくいようにした閉塞鍛造用金型装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の閉塞鍛造用金型装置は、水平方向の型割面で当接される上ダイおよび下ダイと、上ダイまたは下ダイの一方側に形成された鉛直方向のパンチ孔を摺動するパンチピンと、上ダイまたは下ダイの他方側に形成された貫通孔を摺動するノックアウトピンとによって成形品の型をなす閉塞空間が形成され、閉塞空間に入れられた素材をパンチピンで押圧することにより閉塞空間内で側方押し出し成形を行う閉塞鍛造用金型装置であって、上ダイおよび下ダイは、型割面と閉塞空間の間に上ダイと下ダイとの嵌合面が形成されるように嵌挿してある。
本発明によれば、上ダイと下ダイとが嵌挿されるので閉塞空間と型割面とが直線的に連続してつながった部分がなくなり、閉塞空間と型割面との間に嵌合面が介在するようになる。パンチピンで閉塞空間に挿入した素材を押圧し、押圧が十分に進むと、閉塞空間内を素材が埋め尽くすようになる。その後さらに素材がパンチピンで押圧されると、素材を介して上ダイ121と下ダイ123とに型割面を引き離す方向(鉛直方向)の力が働くようになる。そして型割面がわずかに開いてしまうことがありうるが、型割面と閉塞空間の間には嵌合面が形成されており、素材が型割面に浸入するには一旦嵌合面を通過しなければならない。素材が嵌合面に浸入するには、閉塞空間との境界で素材の流れる向きが大きく変わる必要があり、嵌合面の間には簡単に入り込めない。したがってバリの発生が抑制される。また、たとえ嵌合面に入り込んだとしても、嵌合面の奥まで到達すると、型割面に当たって再び流れの向きが大きく変えられるので、それ以上のバリ発生が抑制される。したがって、バリ発生量が激減し、材料ロスが抑えられる。
上記発明において、嵌合面が型割面に対し垂直な面であるのが好ましい。
嵌合面は型割面に対し傾斜面であってもよいが、型割面に対し垂直な面とすることにより、嵌合面から型割面へ入り込もうとするときに直角に曲げられることが必要になるので、横バリの発生を強く抑制できる。
また、嵌合面に入り込むことで発生するバリは、たとえ発生したとしても横バリではなく、鉛直方向を向き、大きさが嵌合面の深さで制限された縦バリとなる。縦バリは、最大の大きさが嵌合面の深さで決まるので横バリよりもトリミング処理が容易であり、また、詳細説明は省略するが別途にトリミング装置を用いた除去工程を設けることなく、閉塞鍛造の後工程で除去することができるので横バリのように問題になることはない。
上記発明において、嵌合面の深さが2mm〜10mmであるのが好ましい。
嵌合面に入り込むことで形成されるバリ(縦バリ)の最大の長さは、嵌合面の長さに依存するので、嵌合面の長さを2mm〜10mmの範囲に設定することで、最大のバリの長さがこの範囲に制限され、小さなバリにすることができる。
上記発明において、成形品は軸体部とフランジ部とを備え、フランジ部が軸体部の軸線と垂直な方向に大径部と小径部とを有する異形フランジ付き構造体であり、前記閉塞空間は当該異形フランジ付き構造体の型をなすようにしてもよい。
これにより、異形フランジ付き構造体を、横バリの発生を抑制しながら製造することができる。
上記発明において、閉塞空間の内壁面のうち、異形フランジの外周縁の型となる内壁部分を延長した面が前記嵌合面になるようにしてもよい。
これにより、異形フランジ付き構造体の異形フランジの部分を側方押し出し成形で形成することができ、その際に、異形フランジの外周縁に発生する横バリを完全になくすことができる。異形フランジの外周縁にバリが発生したとしても、横バリではなく、小さな縦バリなので、簡単に除去ができるようになる。
上記発明において、異形フランジ付き構造体がハブ輪または外輪であってもよい。
これにより、自動車用の異形フランジ付きのハブ輪、外輪を、閉塞鍛造で製造することができ、横バリの発生を抑制することができる。
本発明の閉塞鍛造用金型装置によれば、型割面と閉塞空間の間に上ダイと下ダイとの嵌合面が形成されるように上ダイおよび下ダイを嵌挿したので、ハブ輪のような異形フランジ付き構造体を製造する際に、型割面で発生していた横バリが発生しないようにすることができ、材料ロスを抑制することができる。
本発明の一実施形態であるハブ輪成形用の閉塞鍛造用金型装置を用いたプレス装置の全体構成を示す断面図である。 図1の主要部である閉塞鍛造用金型装置の拡大図である。 上ダイを下面側から見た平面図である。 下ダイを上面側から見た平面図である。 製造工程ごとの状態を示す図である。 本発明の閉塞鍛造における型割面および嵌合面の状態を示す図である。 バリ出し鍛造によるハブ輪の製造工程の一例を示す図である。 密閉鍛造によるハブ輪の製造工程の一例を示す図である。 密閉鍛造金型装置の一例を示す図である。 閉塞鍛造によるハブ輪の製造工程の一例を示す図である。 従来のハブ輪製造用の閉塞鍛造用金型装置の要部を示す断面図である。 従来の閉塞鍛造における型割面の状態を示す図である。
以下、本発明にかかる閉塞鍛造金型装置の実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。
ここでは、軸体部とフランジ部とからなり、フランジ部が十字型をなす異形フランジ型ハブ輪を製造するための閉塞鍛造金型装置を例にして説明する。
図1は本発明の一実施形態であるハブ輪成形用の閉塞鍛造用金型装置を用いたプレス装置Pの全体構成を示す断面図である。図2は図1の主要部である閉塞鍛造用金型装置10の拡大図である。
閉塞鍛造用金型装置10は、上ダイ11、下ダイ12、パンチピン13、ノックアウトピン14からなる。なお、説明の便宜上、図中に示した上ダイ11および下ダイ12の断面は、軸線Gより右半分が異形フランジの大径部分の型の断面、左半分が小径部分の型の断面にしてある(図3,図4参照)。閉塞鍛造用金型装置10は、上ダイ11、パンチピン13、ノックアウトピン14をそれぞれ上下方向に駆動するための3つの昇降装置を備えたプレス装置Pに取り付けられる。
まず、プレス装置Pについて説明する。プレス装置Pは、中間ブロック21、プレート22、リングガイド23,24,25により、下ダイ12をテーブル(不図示)に固定してある。
上ダイ11は、保持リング31、中間リング32、ガイドバー33により昇降装置(不図示)に接続され、上下方向に移動できるようにしてある。
パンチピン13は、保持リング41、アーム42により支持され、アーム42は昇降装置(不図示)により、上ダイ11とは独立して上下移動できるようにしてある。
ノックアウトピン14は、中間ロッド35を介して昇降装置(不図示)に接続され、成形された製品を取り出す際に、製品の底が押し上げられるようにしてある。
次に、閉塞鍛造用金型装置10の各部について説明する。上ダイ11は、パンチピン13を軸線Gの方向(鉛直方向)に摺動するためのパンチ孔11aが形成してある。上ダイ11の下面16には、軸線Gと直交する水平方向に十字型フランジの表面の型をなす凹凸が形成してある。
図3は、上ダイ11を下面16側から見たときの平面図である。下面16には、内側凸部16a、中央凹部16b、外側凸部16cが形成され、内側凸部16aが十字型フランジの形状をなし、大径部16eと小径部16fとが4箇所ずつ形成されている。小径部16fの外側には、下ダイ12との位置決めを行うための位置決めピンの挿入孔11bが2箇所設けてられている。中央凹部16bは、後述する下ダイ12の外側凸部17bが嵌挿されるように互いの位置が対向するようにしてある。
下ダイ12は、軸線Gの方向に、ハブ輪の軸体部の型をなす凹凸部12aが形成してある。凹凸部12aの下方には、続けて貫通孔12bが形成してあり、ノックアウトピン14が摺動するようにしてある。下ダイ12の上面17には、十字型フランジの裏面の型をなす凹凸が形成してある。
図4は下ダイ12を上面17側から見た平面図である。上面17には、内側凹部17a、外側凸部17bが形成され、内側凹部17aが十字型フランジの形状をなし、大径部17eと小径部17fとが4箇所ずつ形成されている。小径部17fの外側には上ダイ11との位置決めを行うための位置決めピンの挿入孔12bが2箇所設けてられている。外側凸部17bは、上ダイ11の中央凹部16bに嵌挿されるように互いの位置が対向するようにしてある。
パンチピン13は、パンチ孔11aに摺動可能に挿入される。底面13aには、ハブ輪の軸体部の上部の型が形成してある。
ノックアウトピン14は、貫通孔12bに摺動可能に挿入される。上面14aには、ハブ輪の底部の型が形成してある。
プレス装置Pにより、上ダイ11の下面16と、下ダイ12の上面17とを接近させたとき、上ダイ11の下面16の中央凹部16bに、下ダイ12の上面17の外側凸部17bが嵌挿され接合するようにしてある。このとき中央凹部16bおよび外側凸部17bの当接面(接合面)が型割面A(分離したり圧接したりする面)となる。また、中央凹部16bの側面と外側凸部17bの側面とは嵌挿されたときに互いに対向し、嵌合面Bが形成される。このとき形成される嵌合面Bの深さは2mm〜10mm程度にするのが好ましい。これより長いと、形成される縦バリも大きくなりすぎてトリミング処理が面倒になる。また、これより短すぎると、バリの発生をブロックする嵌合面としての機能が低下する。
上ダイ11の中央凹部16bの側面の長さは、下ダイ12の外側凸部17bの側面長さよりも短くしてあり、これにより十字型フランジの型をなす空間(後述する閉塞空間Uの一部)が形成される。すなわち、十字型フランジの外周縁の型となる内壁面が嵌合面Bと同じ面に形成されるようにしてある。
なお、本実施形態では、嵌合面Bが型割面Aと直交するようにしてバリの浸入を強く抑制するようにしているが、嵌合面Bを傾斜面(テーパ)にすれば、上ダイ11と下ダイ12とを当接するときに傾斜面でガイドされるようになり、中央凹部16bと外側凸部17bとがスムーズに当接できるようになる。
そして、上ダイ11と下ダイ12とを当接させた状態で、さらにパンチピン13を降下すると、上ダイ11、下ダイ12、パンチピン13、ノックアウトピン14により、ハブ輪の型をなす閉塞空間Uが形成されるようにしてある。
次に、閉塞鍛造用金型装置10を用いたハブ輪の製造工程について説明する。図5は製造工程ごとの状態を示す図である。
図5(a)に示すように、上ダイ11と下ダイ12とが分離された状態で、閉塞空間Uとなる位置に素材S3が置かれた状態にする。なお、素材S3には、予め、適切な大きさに加工した中間製品S3(図10参照)と同型のものを用いている。
続いて、図5(b)に示すように、上ダイ11を下降し、下ダイ12に当接させて、パンチピン13が下降する前の閉塞空間Uを形成する。このとき型割面Aは圧接状態になり、嵌合面Bが形成される。
続いて、パンチピン13を下降し、図5(c)に示すように閉塞空間Uが十字型フランジのハブ輪の形状になるまで押圧していく。このとき、素材S3はパンチピン13で押圧されて変形する。閉塞空間Uには、十字型フランジとなる部分の空間が横方向に空いているので、側方押し出し成形が行われ、素材S3の一部が横方向に流れていく。パンチピン13が下降するにつれて、最初に小径部16f近傍が埋まり、少しずつ広がり、最後に大径部16eが埋まる。
このときパンチピン13に加える加圧力は、密閉鍛造に比べて格段に小さな力で加工することができる。
そしてパンチピン13が十分に押し込まれた状態になると、閉塞空間Uの全体に素材S3が埋まりきった状態になる。さらにパンチピン13が押し込まれると、素材S3は上ダイ11と下ダイ12とに対し、互いに引き離す方向(鉛直方向)の力を与えるようになる。そのため型割面Aはわずかに開きかけた状態になることがある。このような傾向は重量のばらつきが大きめの素材S3を加工するときに起きやすい。このとき余剰の素材S3が閉塞空間Uから型割面Aに到達することになれば横バリとなる。しかしながら、図6に示すように、型割面Aと閉塞空間Uとの間に嵌合面Bが形成されているので、素材S3の流れの方向(水平方向)と嵌合面Bの方向(鉛直方向)が大きく異なるので、嵌合面Bに浸入しにくくなり、バリ発生が抑制される。
また、パンチピン13の降下により加わる加圧力は、素材S3を介して素材S3が接する周囲にも加わることになる。小径部16f側(図5(c))は軸線Gに近い位置にあるので、大径部16e側(図5(c))の位置まで素材S3が流れ込んでいない時点で、先に素材S3が小径部16fの位置まで到達し、嵌合面Bに入り込もうとする。しかし、小径部16fでは、素材S3による側方への圧力が、嵌合面Bの隙間を縮める方向に加わるので、この作用によっても素材S3の浸入は抑制されるようになる。
また、たとえ嵌合面Bに入り込んでバリが形成されたとしても、嵌合面の深さ(2mm〜10mm程度)によって発生するバリの最大長さは制限されることとなり、しかも除去が容易な縦バリT2となる。
以上の工程によりハブ輪が成形されると、上ダイ11を上方に退避して下ダイ12と分離し、ノックアウトピン14を上昇することにより、製品が取り出される。
得られた製品には、フランジ部分に横バリが発生しておらず、発生したとしても縦バリになっている。
以上、本発明の閉塞鍛造用金型装置の一例について説明したが、本発明はこれに限られない。
上記実施形態では、上ダイ11にパンチピン13、下ダイ12にノックアウトピン14を設けたが上ダイにノックアウトピン、下ダイにパンチピンを設けた金型装置であってもよい。
また、上記実施形態では、上ダイの凹部と下ダイの凸部とを嵌挿させたが、凹凸を逆にして嵌合面を形成してもよい。
本実施形態での成形品はハブ輪としたが、これに限られず、本発明が適用できるものであれば、外輪やその他の構造体であってもよい。
本発明の閉塞鍛造金型装置は、例えばハブ輪等の鍛造用の金型に適用される。
10 閉塞鍛造用金型装置
11 上ダイ
11a パンチ孔
12 下ダイ
12a 凹凸部
12b 貫通孔
13 パンチピン
14 ノックアウトピン
16 上ダイの下面
16a 内側凸部
16b 中央凹部
16c 外側凸部
16e 大径部
16f 小径部
17 下ダイの上面
17a 内側凹部
17b 外側凸部
17e 大径部
17f 小径部
A 型割面
B 嵌合面
S3 素材(中間製品)
P プレス装置
U 閉塞空間

Claims (6)

  1. 水平方向の型割面で当接される上ダイおよび下ダイと、前記上ダイまたは下ダイの一方側に形成された鉛直方向のパンチ孔を摺動するパンチピンと、前記上ダイまたは下ダイの他方側に形成された貫通孔を摺動するノックアウトピンとによって成形品の型をなす閉塞空間が形成され、前記閉塞空間に入れられた素材を前記パンチピンで押圧することにより閉塞空間内で側方押し出し成形を行う閉塞鍛造用金型装置であって、
    上ダイおよび下ダイは、型割面と閉塞空間の間に上ダイと下ダイとの嵌合面が形成されるように嵌挿されることを特徴とする閉塞鍛造用金型装置。
  2. 前記嵌合面が前記型割面に対し垂直な面である請求項1に記載の閉塞鍛造用金型装置。
  3. 前記嵌合面の深さが2mm〜10mmである請求項1または請求項2に記載の閉塞鍛造用金型装置。
  4. 成形品は軸体部とフランジ部とを備え、フランジ部が軸体部の軸線と垂直な方向に大径部と小径部とを有する異形フランジ付き構造体であり、前記閉塞空間は当該異形フランジ付き構造体の型をなす請求項1〜請求項3のいずれかに記載の閉塞鍛造用金型装置。
  5. 前記閉塞空間の内壁面のうち、異形フランジの外周縁の型となる内壁部分を延長した面が前記嵌合面になる請求項4に記載の閉塞鍛造用金型装置。
  6. 前記異形フランジ付き構造体がハブ輪または外輪である請求項4または請求項5に記載の閉塞鍛造用金型装置。
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