JP2011152288A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】スロットマシンで確率変動遊技を実行するとともに、その実行にあたり、スロットマシン本来の特徴を生かす。
【解決手段】役抽選テーブル62は、遊技媒体の投入数が3枚であるときに用いられる役抽選テーブル62Aと、遊技媒体の投入数が1枚又は2枚であるときに用いられるとともに特別役(1BB及びRB)の当選確率が高く設定された役抽選テーブル62C又は62Dとを備える。遊技状態として、第1遊技状態(通常確率遊技かつ非RT遊技)及び第2遊技状態(高確率遊技かつ非RT遊技、又は高確率遊技かつRT遊技)を備え、第1遊技状態では、遊技媒体の投入数3枚で遊技が可能であるが、遊技媒体の投入数1枚又は2枚では遊技ができないように設定され、第2遊技状態では、遊技媒体の投入数1枚又は2枚で遊技が可能に設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技者にとって有利となる特別遊技に移行するための特別役の当選確率が遊技状態等に応じて変化する(確率変動を有する)スロットマシンに関するものである。
従来のスロットマシンにおいて、リプレイの当選確率が通常確率(例えば1/7.3)に設定された役抽選テーブルと、高確率(例えば1/1.5程度)に設定された役抽選テーブルとを備えるスロットマシンが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この技術では、リプレイの当選確率が高確率に設定された役抽選テーブルが用いられると(RT遊技)、メダル所有枚数を減らすことなく特別役の当選を待つことができる。
また、弾球遊技機の分野においては、大当たり当選確率を、通常確率から高確率に変化させる技術(確率変動)が知られている。例えば、大当たりを、通常大当たりと確率変動大当たりとに分け、確率変動大当たりとなったときは、大当たり遊技の終了後、次回の大当たりまで大当たり確率が高く(例えば10倍程度に)設定されるものである。
特許第3792966号
従来のスロットマシンにおいて、弾球遊技機で用いられている確率変動をスロットマシンに適用することも考えられる。
しかし、従来より知られている弾球遊技機の確率変動遊技をそのままスロットマシンに適用したのでは、目新しさがなく、弾球遊技機と本質的に異なるスロットマシンの特有の特徴(遊技者がストップスイッチを操作してリールを止めることで初めて役が入賞する等)を発揮させるには不十分である。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、スロットマシンで確率変動遊技を実行するとともに、その実行にあたり、スロットマシン本来の特徴を生かすことである。
ことである。
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。なお、かっこ書きで対応する実施形態を示す。
請求項1の発明は、1遊技での遊技媒体(メダル)の投入数として、少なくともM及びNの2種類(1枚、2枚又は3枚)が設けられており、遊技者にとって有利となる特別遊技(1BB遊技又はRB遊技)に移行するための特別役(1BB又はRB)を含む役の当選確率を定めた役抽選テーブル(62)と、前記役抽選テーブルを用いて役の抽選を行う役抽選手段(61)とを備え、前記役抽選テーブルは、遊技媒体の投入数がM(3枚)であるときに用いられる第1役抽選テーブル(62A)と、遊技媒体の投入数がN(1枚又は2枚)であるときに用いられるとともに、前記特別役の当選確率が前記第1役抽選テーブルよりも高く設定された第2役抽選テーブル(62C又は62D)とを備え、遊技状態として、第1遊技状態(通常確率遊技かつ非RT遊技)及び第2遊技状態(高確率遊技かつ非RT遊技、又は高確率遊技かつRT遊技)を備え、前記第1遊技状態では、遊技媒体の投入数Mで遊技が可能であるが、遊技媒体の投入数Nでは遊技ができないように設定され、前記第2遊技状態では、遊技媒体の投入数Nで遊技が可能に設定されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のスロットマシンにおいて、スロットマシン内部に電気的に貯留された遊技媒体を投入するときに遊技者が操作するベットスイッチ(マックスベットスイッチ40c)を備え、前記第1遊技状態では、前記ベットスイッチが遊技者によって操作されると遊技媒体の投入数がMに設定され、前記第2遊技状態では、前記ベットスイッチが遊技者によって操作されると遊技媒体の投入数がNに設定されることを特徴とする。
請求項3の発明(第9実施形態)は、1遊技での遊技媒体(メダル)の投入数として、少なくともM及びNの2種類(1枚、2枚又は3枚)が設けられており、遊技者にとって有利となる特別遊技(1BB遊技又はRB遊技)に移行するための特別役(1BB又はRB)を含む役の当選確率を定めた役抽選テーブル(62)と、前記役抽選テーブルを用いて役の抽選を行う役抽選手段(61)とを備え、前記役抽選テーブルは、第1役抽選テーブル(62A)と、前記特別役の当選確率が前記第1役抽選テーブルよりも高く設定された第2役抽選テーブル(62C又は62D)とを備え、遊技ごとに又は遊技状態ごとに、前記第1役抽選テーブルが用いられる遊技媒体の投入数、及び前記第2役抽選テーブルが用いられる遊技媒体の投入数を決定し、所定の条件を満たしたとき(1BB遊技の終了後の遊技)は、前記第2役抽選テーブルが用いられるための遊技媒体の投入数を遊技者に報知する報知手段を備えることを特徴とする。
請求項4の発明(第9実施形態)は、1遊技での遊技媒体(メダル)の投入数として、少なくともM及びNの2種類(1枚、2枚又は3枚)が設けられており、遊技者にとって有利となる特別遊技(1BB遊技又はRB遊技)に移行するための特別役(1BB又はRB)を含む役の当選確率を定めた役抽選テーブル(62)と、前記役抽選テーブルを用いて役の抽選を行う役抽選手段(61)とを備え、前記役抽選テーブルは、第1役抽選テーブル(62A)と、前記特別役の当選確率が前記第1役抽選テーブルよりも高く設定された第2役抽選テーブル(62C又は62D)とを備え、遊技ごとに又は遊技状態ごとに、前記第1役抽選テーブルが用いられる遊技媒体の投入数、及び前記第2役抽選テーブルが用いられる遊技媒体の投入数を決定し、所定の条件を満たしたときは、前記第2役抽選テーブルが用いられる遊技媒体の投入数に制限するか、又はスロットマシン内部に電気的に貯留された遊技媒体を投入するためのベットスイッチが遊技者に操作されたときに前記第2役抽選テーブルが用いられる遊技媒体数を投入することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前遊技でのスタートスイッチ(41)の操作時から当該遊技での前記スタートスイッチの操作時までの1遊技時間を計測する計測手段(タイマー64a)と、前記計測手段による計測結果が所定時間に到達していないと判断したときは、前記所定時間に到達した後に当該遊技での前記リールの回転を開始するように制御するウエイト手段(リール制御手段64)とを備え、前記第1役抽選テーブルが用いられる遊技では前記所定時間はT1(4.1秒)に設定されており、前記第2役抽選テーブルが用いられる遊技では前記所定時間はT2(T2<T1)(3秒又は0秒)に設定されていることを特徴とする。
(作用)
請求項1の発明においては、遊技媒体の投入数に応じて特別役の当選確率を変化させ、第1遊技状態では、遊技媒体の投入数Mで遊技が可能であるが、遊技媒体の投入数Nでは遊技ができない(高確率遊技ができない)ようにし、第2遊技状態では、遊技媒体の投入数Nで遊技を可能(高確率遊技が可能)とする。
また、請求項3の発明においては、遊技ごとに又は遊技状態ごとに、特別役の当選確率が高くなる役抽選テーブルが用いられる遊技媒体の投入数を決定し、所定の条件を満たしたときはその遊技媒体数を遊技者に報知する。
さらにまた、請求項4の発明においては、遊技ごとに又は遊技状態ごとに、特別役の当選確率が高くなる役抽選テーブルが用いられる遊技媒体の投入数を決定し、所定の条件を満たしたときはその遊技媒体の投入数に制限したり、ベットスイッチの操作でその遊技媒体数が自動投入されるようにする。
本発明によれば、特別役の当選確率を遊技媒体の投入数に応じて変化させ、特別役の当選確率が高確率となる遊技媒体数を投入可能な遊技状態を設けたり、その遊技媒体数を報知したり、自動投入されるようにしたので、遊技媒体の投入数の変化を用いて遊技者にとって有利な遊技状態を形成することができる。
本実施形態におけるスロットマシンの制御の概略を示すブロック図である。 リールの図柄配列を示す図である。 表示窓とリールとの関係、及び有効ラインを示す図である。 役の種類、払出し枚数等、及び図柄の組合せを示す図である。 役抽選テーブル(非内部中遊技)を示す図である。 設定値ごとの特別役の当選確率を示す図である。 役抽選テーブル(内部中遊技及び特別遊技)を示す図である。 遊技状態の移行を説明する図である。 外部情報処理装置の配置及び表示例を示す図である。 第3実施形態において、遊技状態移行役の重複当選と、ストップスイッチの押し順との関係を示す図である。 第5実施形態において、遊技状態移行役の重複当選と、ストップスイッチの押し順及び入賞役との関係を示す図である。 第6実施形態において、遊技状態移行役の図柄の組合せを示す図である。 第9実施形態において、高確率遊技かつRT遊技のメダル投入枚数ごとの役抽選テーブルを示す図である。 第10実施形態において、スロットマシンから外部情報処理装置に対し、遊技回数をカウントするための信号を送信する例を示す図である。 第11実施形態において、遊技状態移行役A及び小役2の重複当選時のリールの停止態様を示す図である。
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態におけるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。スロットマシン10は、遊技(メイン)制御手段50と演出(サブ)制御手段70とを備える。
遊技制御手段50は、役の抽選、リール31の駆動制御、及び入賞時の払出し等の遊技の進行を制御するものであり、メイン制御基板(図示せず)上に設けられており、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラム等を記憶しておくROM、CPUが各種の制御を行うときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。
また、演出制御手段70は、遊技中及び遊技待機中における演出や遊技情報等の出力等を制御するものである。演出制御手段70は、サブ制御基板(図示せず)上に設けられており、演算等を行うCPU、演出用のデータ等(演出パターン等)を記憶しておくROM、CPUが各種の演出を出力するときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。
なお、サブ制御基板は、メイン制御基板の下位に属する制御基板である。そして、遊技制御手段50と演出制御手段70とは電気的に接続されており、遊技制御手段50から演出制御手段70に一方向で信号や情報(コマンド)が送信されるように形成されている。
図1に示すように、遊技制御手段50の入力側(図1中、左側)には、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、(左、中、右)ストップスイッチ42、及び設定変更スイッチ44が電気的に接続されている。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを当該遊技のために投入するときに操作するスイッチである。本実施形態では、1遊技での最大メダル投入枚数は3枚に設定されており、1枚投入スイッチ40a、2枚投入スイッチ40b、及びマックスベット(最大で3枚)スイッチ40cの3つを備えている。
そして、遊技者は、後述する遊技状態に応じて1遊技で投入可能なメダル枚数を投入し、遊技を行うようになっている。
ここで、例えば当該遊技で投入可能なメダル枚数が1枚の場合には、1枚投入スイッチ40aのみの操作を受け付けるようにしてもよいが、マックスベット用スイッチ40cを操作してもメダルが1枚投入されるようにしてもよい。
当該遊技で投入可能なメダル枚数が2枚の場合も同様に、2枚投入スイッチ40bのみの操作を受け付けるようにしてもよく、マックスベットスイッチ40cを操作してもメダルが2枚投入されるようにしてもよい。
また、メダル投入口43は、実際のメダルを遊技者が投入する部分であり、メダル投入口43からメダルを投入することは、ベットスイッチ40を操作することと同様の役割を果たす。
さらに、スタートスイッチ41は、(左、中、右のすべての)リール31を始動させるときに遊技者が操作するスイッチである。
さらにまた、(左、中、右)ストップスイッチ42は、3つ(左、中、右)のリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
さらに、設定変更スイッチ44は、スロットマシン10の設定値を変更・設定するときに操作されるものである。設定値は、設定1から設定6までの6段階を有し、設定値が高くなるほど遊技者にとって有利となるように(特別役の当選確率が高く)設定されている。なお、設定変更スイッチ44は、遊技者が操作するものではなく、スロットマシン10の設置店(ホール)側で操作するものであり、遊技者からは操作できないようにスロットマシン10の内部に配置されている。
さらに、設定変更スイッチ44に付随して、RT解除スイッチ44a及び高確率解除スイッチ44bが設けられている。これらのスイッチは、設定変更を行う際に、スロットマシン10の電源を断した時点でRT遊技中や高確率遊技中(詳細は後述する)であるとき、設定変更後のこれらの遊技状態を解除するために操作するスイッチであり、設定変更スイッチ44と同様に、設定値を決定する設置店(ホール)側の操作者が操作するものである。
遊技制御手段50の出力側(図1中、右側)には、3つのモータ32が電気的に接続されている。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、各リール31の回転中心部に連結され、後述するリール制御手段64によって制御される。ここで、リール31は、左リール31、中リール31、右リール31からなり、左リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が左ストップスイッチ42であり、中リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が中ストップスイッチ42であり、右リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が右ストップスイッチ42である。
リール31は、リング状のものであって、その外周面には複数種類の図柄(役に対応する図柄の組合せを構成している図柄)を印刷したリールテープを貼付したものである。図2は、本実施形態におけるリール31の図柄配列を示す図である。図2では、図柄番号を併せて図示している。図2に示すように、本実施形態では、各リール31ごとに、21個の図柄が等間隔で配置されている。
また、図3は、スロットマシン10のフロントマスク部(前面扉。図示せず。)に設けられた表示窓(透明窓)11と、各リール31との位置関係を示す図である。各リール31は、本実施形態では横方向に並列に3個(左リール31、中リール31、及び右リール31)設けられている。さらに、各リール31は、表示窓11から、上下に連続する3図柄が見えるように配置されている。よって、スロットマシン10の表示窓11から、合計3×3=9個の図柄が見えるように配置されている。
なお、本明細書では、図3中、左リール31の「RP」の図柄が停止している位置を「上段」、左リール31の「赤7」の図柄が停止している位置を「中段」、左リール31の「BAR」の図柄が停止している位置を「下段」と称する。
また、図3に示すように、スロットマシン10の表示窓11を含む部分には、図柄組合せラインL1〜L5が設けられている。
ここで、「図柄組合せライン」とは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させるラインである。本実施形態では、水平方向の中段、上段、及び下段の3本の図柄組合せラインL1〜L3と、斜め右下がり方向及び斜め右上がり方向の2本の図柄組合せラインL4及びL5の合計5本の図柄組合せラインを有する。
また、図柄組合せラインは、有効ラインと無効ラインとを有する。
ここで、「有効ライン」とは、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止したときに、その役の入賞となるラインである。
一方、「無効ライン」とは、図柄組合せラインのうち、有効ラインとして設定されないラインであって、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止した場合であっても、その役に応じた利益の付与(メダルの払出し等)を行わないラインである。すなわち、無効ラインは、そもそも図柄の組合せの成立対象となっていないラインである。
有効ライン及び無効ラインは、メダルの投入枚数や遊技状態等に応じて設定されるが、本実施形態では、上述したように、遊技状態に応じて1枚〜3枚のいずれかで遊技を行うように設定されている。そして、メダルの投入枚数が何枚であっても、5本すべての図柄組合せラインL1〜L5が有効ラインとなる。よって、本実施形態では無効ラインは存在しないように設定されている。
なお、これに限らず、メダルの投入枚数や遊技状態等に応じて、5本の図柄組合せラインL1〜L5のうち、一部のみを有効ライン(残りを無効ライン)に設定してもよい。
また、有効ラインは、図3で示した直線形に限らず、V形(上段−下段−上段)、逆V形(下段−上段−下段)、L形(上段−下段−下段)等、種々の態様が挙げられる。
さらに、図1において、演出制御手段70の出力側には、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23等の演出出力機器が電気的に接続されている。
ランプ21は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。なお、ランプ21には、各リール31の内周側に配置され、リール31に表示された図柄(表示窓11から見える上下に連続する3図柄)を背後から照らすためのバックランプ(図示せず)や、スロットマシン10の筐体前面に配置され、役の入賞時等に点滅する上部ランプ及びサイドランプ(図示せず)等が含まれる。
また、スピーカ22は、遊技中に各種の演出を行うべく、所定の条件を満たしたときに、所定のサウンドを出力するものである。
さらにまた、画像表示装置23は、液晶ディスプレイやドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像等を表示するものである。
図4は、本実施形態における役(後述する役抽選手段61で抽選される役)の種類、払出し枚数等、及び図柄の組合せを示す図である。図4に示すように、役としては、特別役、小役、リプレイ、及び遊技状態移行役が設けられている。
そして、各役に対応する図柄の組合せ及び入賞時の払出し枚数等が定められている。これにより、すべてのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止する(その役が入賞する)と、その役に対応する枚数のメダルが払い出される(ただし、特別役、リプレイ及び遊技状態移行役を除く)。
役において、まず、特別役とは、通常遊技から特別遊技(通常遊技以上に出玉率が高く、遊技者にとって有利な遊技)に移行させる役である。本実施形態では、特別役として、1BB(第1種ビッグボーナス)、及びRB(レギュラーボーナス)が設けられている。1BBが入賞すると、当該遊技におけるメダルの払い出しはないが、次遊技から、特別遊技の1つである1BB遊技に移行する。同様に、RBが入賞すると、当該遊技におけるメダルの払い出しはないが、次遊技から、特別遊技の他の1つであるRB遊技に移行する。
図4に示すように、1BBは、1BBA及び1BBBの2種類が設けられている。これらはいずれも図柄の組合せが異なるように設定されており、それぞれ独立して抽選される役である。また、本実施形態のRBは、1種類のみである。
なお、他の特別役としては、2BB(第2種ビッグボーナス。MB(ミドルボーナス)ともいう。)、及びSB(シングルボーナス)が挙げられるが、本実施形態では設けられていない。
また、小役とは、予め定められた枚数のメダルが払い出される役であり、本実施形態では、小役1〜小役3を備えており、各小役ごとに異なる図柄の組合せが設定されている。なお、小役1における「any」とは、いずれの図柄でもよいことを意味している。
また、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技が行えるようにした役である。
さらに、遊技状態移行役とは、非内部中遊技で抽選される役であり、当選・入賞すると、次遊技から、それまでと異なる遊技状態に移行する役である。
本実施形態では、図4に示すように、遊技状態移行役として、遊技状態移行役A〜遊技状態移行役Cの3種類が設けられている。
なお、どのような遊技状態からどのような遊技状態に移行するかについては後述する。
上述した各役において、役に当選した遊技でその役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったときは、次遊技以降に持ち越される役と、持ち越されない役とが定められている。
持ち越される役としては、特別役(1BB及びRB)が挙げられる。特別役に当選したときは、リール31の停止時に、特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまでの遊技において、特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。
このように、特別役の当選は持ち越されるのに対し、特別役以外の役(小役、リプレイ及び遊技状態移行役)は、持ち越されない。役の抽選において、特別役以外の役に当選したときは、当該遊技でのみその当選役が有効となり、その当選は次遊技以降に持ち越されない。すなわち、これらの役に当選した遊技では、その当選した役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止(入賞)可能なようにリール31が停止制御されるが、その当選役の入賞の有無にかかわらず、その遊技の終了時に、その当選役に係る権利は消滅する。
なお、特別役に当選していない遊技中(特別役の当選が持ち越されていない遊技中)を、「非内部中」という。また、当該遊技以前の遊技において特別役に当選しているが、当選した特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止していない(入賞していない)遊技中(特別役の当選が持ち越されている遊技中)を「内部中」という。
遊技の開始時には、遊技者は、ベットスイッチ40を操作して予め貯留されたメダルを投入するか、又はメダル投入口からメダルを投入し、スタートスイッチ41を操作(オン)する。スタートスイッチ41が操作されると、そのときに発生する信号が遊技制御手段50に入力される。遊技制御手段50(具体的には、後述するリール制御手段64)は、この信号を受信すると、すべてのモータ32を駆動制御して、すべてのリール31を回転させるように制御する。このようにしてリール31がモータ32によって回転されることで、リール31上の図柄は、所定の速度で表示窓11内で上下方向に移動表示される。
そして、遊技者は、ストップスイッチ42を押すことで、そのストップスイッチ42に対応するリール31(例えば、左ストップスイッチ42に対応する左リール31)の回転を停止させる。ストップスイッチ42が操作されると、そのときに発生する信号が遊技制御手段50に入力される。遊技制御手段50(具体的には、後述するリール制御手段64)は、この信号を受信すると、そのストップスイッチ42に対応するモータ32を駆動制御して、そのモータ32に係るリール31の停止制御を行う。そして、すべてのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したとき(その役の入賞となったとき)は、入賞した役に対応するメダルの払出し等が行われる。
図1に示すように、遊技制御手段50は、以下の設定値変更手段60等を備える。なお、本実施形態における以下の各手段は例示であり、遊技制御手段50は、本実施形態で示した手段に限定されるものではない。
設定値変更手段60は、スロットマシン10の出玉率を定める設定値を変更・決定するためのものである。特に本実施形態では、設定値として設定1〜設定6までの6段階が設けられており、設定値が高いほど、出玉率が高く(特別役の当選確率が高く)なるように設定されている。
本実施形態では、電源ユニット(図示せず)に設けられている電源スイッチ(図示せず)を操作してオフにし、設定キー挿入口(図示せず)に設定キーを差し込んで、時計回りに90度回転させる。この状態でオンとなり、電源を投入すると、設定変更モードとなる。したがって、この場合には、通常の立ち上げ処理が行われない。なお、設定キー挿入口に設定キーを差し込んで、時計回りに90度回転させ、この状態で電源を一旦オフにした後、電源を再投入しても良い。
そして、設定変更モードでは所定の表示部に、現在の設定値が表示される。
設定値を変更するときは、設定変更スイッチ44を押す操作を行う。設定変更スイッチ44を1回押すごとに、設定値の表示が、・・・→「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」→「1」→「2」→・・・と順次変化する。設定変更スイッチ44を押すことで、所望の設定値とした状態で、本実施形態ではスタートスイッチ41をオンする。この操作で設定値が確定するとともに、所定の表示部には、設定値が確定したことを示すため、「0」と表示される。
そして、設定値変更手段60には、設定値を記憶するための設定値記憶手段60a(RAM等のメモリ)が設けられており、確定した設定値を設定値記憶手段60aに記憶する。
次に、電源をオフにし、設定キーを反時計回りに90度回して(オフにして)抜き、電源を再投入するか、又は設定キーを反時計回りに90度回して抜いた後電源をオフにし、再度電源を入れれば、変更後の設定値での通常の立ち上げ処理が行われる。
なお、設定値記憶手段60aに記憶された設定値は、演出制御手段70に送信され、演出制御手段70側でも設定値が設定される。
さらに、RT遊技(後述)中にスロットマシン10の電源をオフにし、設定変更モードで立ち上げた場合には、RT遊技をオフにすることが可能である。例えば、設定変更モード中にRT解除スイッチ44aをオンにすると、それまでのRT遊技が、次の電源投入時は非RT遊技に設定される。
また、高確率遊技(後述)中にスロットマシン10の電源をオフにし、設定変更モードで立ち上げた場合には、高確率遊技をオフにすることが可能である。高確率解除スイッチ44bをオンにすると、それまでの高確率遊技が、次の電源投入時は通常確率遊技に設定される。
後述するように、遊技状態制御手段69には、当該遊技がRT遊技中であるか否かを判断するためのRTフラグ69aと、当該遊技が高確率遊技中であるか否かを判断するための高確率フラグ69bとが設けられている。
そして、RT遊技中は、RTフラグ69aがオンの状態となっているが、設定変更モード中にRT解除スイッチ44aをオンにすると、その信号が遊技状態制御手段69に送信され、RTフラグ69aはオンからオフになる。
上記と同様に、高確率遊技中は、高確率フラグ69bがオンの状態となっているが、設定変更モード中に高確率解除スイッチ44bをオンにすると、その信号が遊技状態制御手段69に送信され、高確率フラグ69bはオンからオフになる。
なお、本実施形態では、RT遊技かつ高確率遊技となる場合があり、このときは、RTフラグ69a及び高確率フラグ69bの双方がオンとなっている。そして、この遊技状態のまま設定変更モードで立ち上げた場合、いずれか一方又は双方のフラグをオフにすることが可能に設定されている。
具体的には、RT遊技かつ高確率遊技において、設定変更モード時にRT解除スイッチ44aのみをオンにしたときは、次の電源投入時は、非RT遊技かつ高確率遊技となる。
一方、設定変更モード時に高確率解除スイッチ44bのみをオンにしたときは、次の電源投入時は、RT遊技かつ通常確率遊技となる。
さらにまた、設定変更モード時にRT解除スイッチ44a及び高確率解除スイッチ44bの双方をオンにしたときは、次の電源投入時は、非RT遊技かつ通常確率遊技となる。
役抽選手段61は、役(上述した特別役、小役、リプレイ及び遊技状態移行役)の抽選を行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽選用の乱数発生手段(ハードウェア乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
乱数発生手段は、所定の領域(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生させる。乱数は、例えば200n(ナノ)secで1カウントを行うカウンターが0〜65535の範囲を1サイクルとしてカウントし続ける乱数であり、スロットマシン10の電源が投入されている間は、乱数をカウントし続ける。
乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生した乱数を、所定の時、本実施形態では遊技者によりスタートスイッチ41が操作(オン)された時に抽出する。判定手段は、乱数抽出手段により抽出された乱数値を、後述する役抽選テーブル62と照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値が1BBAの当選領域に属する場合は、1BBAの当選と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定する。
役抽選テーブル62は、抽選される役の種類と、各役の当選確率とを定めたものである。図5〜図7は、本実施形態における役抽選テーブル62(62A〜62F)を示す図である。役抽選テーブル62は、遊技状態ごとに設けられている。役抽選テーブル62は、それぞれ所定の範囲の抽選領域を有し、この抽選領域は、各役の当選領域及び非当選領域に分けられているとともに、抽選される役が、予め設定された当選確率となるように所定の割合に設定されている。
まず、本実施形態の「遊技状態」としては、通常遊技と特別遊技とを備える。「特別遊技」とは、本実施形態では1BB遊技及びRB遊技に相当する。また、「通常遊技」とは、特別遊技以外の遊技をいい、非内部中遊技及び内部中遊技に分けられる。
さらに非内部中遊技には、「通常確率遊技」、「高確率遊技」、「RT遊技」、及び「非RT遊技」を備える。特に本実施形態では、通常確率遊技かつ非RT遊技、通常確率遊技かつRT遊技、高確率遊技かつ非RT遊技、及び高確率遊技かつRT遊技を備える。
ここで「RT(Replay Time )遊技」とは、広義にはリプレイの当選確率が非RT遊技と異なる遊技状態をいい、狭義にはリプレイの当選確率が非RT遊技よりも高い遊技状態をいう。そして、本実施形態のRT遊技は、後者である。
リプレイの当選確率の高いRT遊技では、頻繁にリプレイに当選・入賞するので、遊技媒体の投入なく次遊技に進むことができる機会が増加する。また、リプレイの当選確率が高いと、それだけ出玉率(メダル投入枚数とメダル払出し枚数との比)が「1」に近づくので、遊技者は、RT遊技中は、メダル所有枚数を減らすことなく遊技を継続することができる。
図5において、役抽選テーブル62Aは、通常確率遊技かつ非RT遊技で用いられる役抽選テーブル62である。
役抽選テーブル62Aでは、特別役(1BBA、1BBB、及びRB)、小役1、小役2、小役3、リプレイ、遊技状態移行役A〜遊技状態移行役Cの各単独当選が設けられている。
なお、特別役と小役やリプレイとが重複当選したり、複数種類の小役又はリプレイが重複当選するように設定することも挙げられるが、本実施形態では、説明の簡素化のため、単独当選のみとしている。
さらにまた、図6は、特別役の当選確率を示す図である。図6に示すように、特別役の当選確率は、設定値ごとに定められており、設定値が高くなるほど高くなるように設定されている(ただし、隣接する設定値では同一値に設定されている場合もある)。
また、図5中、役抽選テーブル62Bは、通常確率遊技かつRT遊技で用いられる役抽選テーブル62であり、役抽選テーブル62Aと比較すると、リプレイの当選確率が異なる。RT遊技では、約2遊技に1回の割合でリプレイが当選するように設定されている。また、役抽選テーブル62Bでは、遊技状態移行役Bは抽選されない。
さらにまた、役抽選テーブル62Cは、高確率遊技かつ非RT遊技で用いられる役抽選テーブル62である。役抽選テーブル62Cは、リプレイの当選確率は役抽選テーブル62Aとほぼ同一値である。さらに、高確率遊技では、特別役の当選確率が通常確率遊技と比較して、大幅に高く設定されている(図6参照)。どの程度高く設定するかは、出玉率の仕様に応じて異なるが、例えば3倍〜10倍の範囲に設定することが挙げられる。
特に本実施形態では、特に1BBの当選確率が(RBと比較して)高くなるように設定されている。
また、役抽選テーブル62Cでは、遊技状態移行役Cは抽選されない。
さらに、役抽選テーブル62Dは、高確率遊技かつRT遊技で用いられる役抽選テーブル62である。役抽選テーブル62Dでは、特別役の当選確率は役抽選テーブル62Cと同一値であり、リプレイの当選確率は役抽選テーブル62Bとほぼ同一値である。
また、役抽選テーブル62Dでは、遊技状態移行役Aは抽選されない。
なお、本実施形態では、すべての役抽選テーブル62A〜62Dにおいてリプレイの当選確率が異なるように設定しているが、役抽選テーブル62Aと62Cとでは同一値に設定してもよい。同様に、役抽選テーブル62Bと62Dとでは同一値に設定してもよい。
なお、役抽選テーブル62C及び62Dにおける特別役の当選確率は、設定値ごとに設定しているが、これに限らず、すべての設定値で同一値に(高確率遊技では、特別役の当選確率は設定値間で差がないように)してもよい。
図7において、役抽選テーブル62Eは、内部中遊技で用いられる役抽選テーブル62である。役抽選テーブル62Eは、リプレイの当選確率は役抽選テーブル62Aとほぼ同一値である。また、特別役及び遊技状態移行役は抽選されない。すなわち、一旦特別役に当選し、内部中遊技になると、その入賞に基づく特別遊技が終了するまで特別役は抽選されない。また、内部中遊技に移行すると、遊技状態移行役は抽選されないので、遊技状態(通常確率/高確率、非RT/RT)の移行はない。
また、役抽選テーブル62Fは、特別遊技(後述する1BB遊技及びRB遊技)で用いられる役抽選テーブル62である。役抽選テーブル62Fでは、小役1、小役2、及び小役3(単独当選)のみが抽選されるとともに、小役3の当選確率が高く設定されている。すなわち、特別遊技では、ほぼ毎遊技、小役3に単独当選する遊技状態となる。
なお、役抽選テーブル62は、通常、投入可能なメダル枚数ごとに設けられる。例えば、通常確率遊技かつ非RT遊技を例にとると、1枚投入時の各役の当選確率を定めたもの、2枚投入時の各役の当選確率を定めたもの、及び3枚投入時の各役の当選確率を定めたものが設けられる。
これに対し、本実施形態では、各遊技状態ごとにメダル投入枚数が定められており(この点については後述する)、上述の各役抽選テーブル62は、それぞれ所定のメダル投入枚数のときの各役の当選確率を示している。
説明を図1に戻す。
当選フラグ制御手段63は、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、各役に対応する当選フラグ63aのオン/オフを制御するものである。本実施形態では、当選役に対応するように、1BBA、1BBB、RB、小役1、小役2、小役3、リプレイ、遊技状態移行役A、遊技状態移行役B、及び遊技状態移行役Cの各当選フラグ63aを備える。そして、役抽選手段61による役の抽選において当選したときは、対応する役の当選フラグ63aをオンにする(当選フラグ63aを立てる)。例えば、リプレイに当選したときは、リプレイに係る当選フラグ63aがオンとなり、それ以外の役の当選フラグ63aはオフのままである。
また、上述したように、小役、リプレイ及び遊技状態移行役の当選は持ち越されないので、当該遊技でこれらの役に当選し、これらの役の当選フラグ63aがオンにされても、当該遊技の終了時にその当選フラグ63aがオフにされる。
これに対し、特別役の当選は持ち越されるので、当該遊技で特別役に当選し、当選した特別役に係る当選フラグ63aがオンになったときは、その特別役が入賞するまでオンの状態が維持され、その特別役が入賞した時点でオフにされる。
例えば、当該遊技で1BBAに当選したときは、1BBAの当選フラグ63aがオンにされ、当該遊技で1BBAが入賞しなかったときは、1BBAに係る当選フラグ63aはオンの状態が維持される。そして、次遊技(内部中遊技)で、小役2に当選したときは、すでにオンである1BBAに係る当選フラグ63aのほか、小役2の当選フラグ63aがオンにされる。そして、当該遊技の終了時に1BBAが非入賞のときは、1BBAに係る当選フラグ63aのオンの状態が維持されるとともに、小役2の当選フラグ63aはオフにされる。
リール制御手段64は、リール31の回転開始命令を受信したとき、特に本実施形態ではスタートスイッチ41が操作されたとき(スタートスイッチ41が操作された旨の信号を受信したとき)に、すべて(3つ)のリール31の回転を開始するように制御するものである。
また、本実施形態では、前遊技でのスタートスイッチ41の操作時から当該遊技でのスタートスイッチ41の操作時までを1遊技時間に設定し、この1遊技時間を計測するように制御する。このため、リール制御手段64は、タイマー64aを備える。
そして、タイマー64aによる計測結果が所定時間に到達していないと判断したときは、所定時間に到達した後にリール31の回転を開始するように制御する(ウエイト手段)。
なお、前遊技でのスタートスイッチ41の操作時から当該遊技でのスタートスイッチ41の操作時までに所定時間を経過していない場合であっても、スタートスイッチ41の操作時には、上述したように役の抽選は行われる。役の抽選は行われるものの、ウエイト中は、リール31の回転が開始しないだけである。
さらに本実施形態では、遊技状態に応じて、上記所定時間が異なるように設定される。
通常確率遊技かつ非RT遊技、内部中遊技、及び特別遊技中は、上記所定時間は「4.1秒」に設定されている。また、通常確率遊技かつRT遊技、及び高確率遊技かつ非RT遊技は、上記所定時間は「3秒」に設定されている。さらにまた、高確率遊技かつRT遊技では、上記所定時間は「0秒」に設定されている。すなわち、高確率遊技かつRT遊技では、どんなに高速で遊技を消化しても、ウエイトがかかることはない。
よって、通常確率遊技かつRT遊技や、高確率遊技かつ非RT遊技は、通常確率遊技かつ非RT遊技よりも1遊技時間を短縮する(より高速で遊技を消化する)ことができる。
さらに高確率遊技かつRT遊技では、通常確率遊技かつRT遊技や、高確率遊技かつ非RT遊技よりもさらに1遊技時間を短縮することができる。
さらに、リール制御手段64は、役抽選手段61により役の抽選が行われた後、当該遊技における当選フラグ63aのオン/オフを参照して当選フラグ63aのオン/オフに対応する停止位置決定テーブル65を選択するとともに、ストップスイッチ42が操作されたときに、ストップスイッチ42が操作されたときのタイミングに基づいて、そのストップスイッチ42に対応するリール31の停止位置を決定するとともに、モータ32を駆動制御して、その決定した位置にそのリール31を停止させるように制御するものである。
例えば、リール制御手段64は、少なくとも1つの当選フラグ63aがオンである遊技では、リール31の停止制御の範囲内において、当選役(当選フラグ63aがオンになっている役)に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止可能にリール31を停止制御するとともに、当選役以外の役(当選フラグ63aがオフになっている役)に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないようにリール31を停止制御する。
ここで、「リール31の停止制御の範囲内」とは、ストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31が実際に停止するまでのリール31の回転量(移動図柄数)の範囲内を意味し、本実施形態では、ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄からの移動図柄数が4図柄以内(ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄を含めて5図柄以内)、いいかえればストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31が停止するまでの時間が190ms以内に設定されている。
これにより、ストップスイッチ42の操作を検知した瞬間の図柄から数えてリール31の停止制御の範囲内にある図柄のいずれかが有効ラインに停止させるべき図柄であるときは、ストップスイッチ42が操作されたときに、その図柄が有効ラインに停止するように制御されることとなる。
すなわち、役の当選時にストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選した役に係るその図柄が有効ラインに停止しないときには、リール31の停止時に、リール31の停止制御の範囲内においてリール31を回転移動制御することで、当選した役に係る図柄ができる限り有効ラインに停止させるように制御するものである。
また逆に、ストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止してしまうときは、リール31の停止時に、リール31の停止制御の範囲内においてリール31を回転移動制御することで、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように制御する。
さらに、リール制御手段64は、複数の当選フラグ63aがオンである遊技では、いずれか1つの役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御し、複数の役に対応する図柄の組合せが同時に有効ラインに停止しないようにリール31を停止制御する。
停止位置決定テーブル65は、当選フラグ63aのオン/オフの状態ごとに対応して設けられており、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置に対する、リール31の停止位置を定めたものである。具体的には、各停止位置決定テーブル65には、例えば0番の図柄(左リール31であれば「ベル」)が上段(中段又は下段でも可)を通過する瞬間にストップスイッチ42が操作されたときは、何図柄だけ移動制御して、何番の図柄を上段に停止させる、というように停止位置が定められている。
停止位置決定テーブル65は、以下のテーブルを備える。
1BBAテーブルは、1BBA(のみ)の当選フラグ63aがオンであるとき(非内部中遊技で1BBAに当選したとき、又は1BBAの内部中遊技で役の非当選時)に用いられ、リール31の停止制御の範囲内において、1BBAに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、1BBAに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止させないように、リール31の停止位置が定められたものである。
1BBBテーブル、及びRBテーブルについても、1BBAテーブルと同様である。すなわち、1BBBテーブル及びRBテーブルは、それぞれ、1BBAテーブル中、「1BBA」を「1BBB」及び「RB」と読み替えたものに相当する。
小役1テーブルは、小役1(のみ)の当選フラグ63aがオンであるときに用いられ、リール31の停止制御の範囲内において、小役1に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、小役1に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止させないように、リール31の停止位置が定められたものである。
小役2テーブル、小役3テーブル、リプレイテーブル、遊技状態移行役Aテーブル、遊技状態移行役Bテーブル、及び遊技状態移行役Cテーブルについても、小役1テーブルと同様である。すなわち、小役2テーブル、小役3テーブル、リプレイテーブル、遊技状態移行役Aテーブル、遊技状態移行役Bテーブル、及び遊技状態移行役Cテーブルは、それぞれ、小役1テーブル中、「小役1」を「小役2」、「小役3」、「リプレイ」、「遊技状態移行役A」、「遊技状態移行役B」、及び「遊技状態移行役C」と読み替えたものに相当する。
なお、後述するように、小役3テーブル、リプレイテーブル、遊技状態移行役Aテーブル、遊技状態移行役Bテーブル、及び遊技状態移行役Cテーブルが用いられたときは、常に、それぞれ小役3、リプレイ、遊技状態移行役A、遊技状態移行役B、及び遊技状態移行役Cが入賞するようにリール31が停止制御される。
これに対し、1BBAテーブル、1BBBテーブル、RBテーブル、小役1テーブル又は小役2テーブルが用いられたときは、それぞれ所定の図柄が有効ラインに停止するタイミングでストップスイッチ42が操作されなければ、それぞれこれらの役は入賞しない。
また、特別役の内部中遊技において、小役又はリプレイに当選したときは、当該遊技での当選役(小役又はリプレイ)の入賞が優先されるとともに、その当選役を入賞させることができないときは、次に、当選を持ち越している特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにリール31の停止位置が定められた停止位置決定テーブル65が用いられる。
なお、これに限らず、当選を持ち越している特別役を優先して入賞させるように制御することも可能である。
また、本実施形態では、図5に示すように、役はすべて単独当選するように設定しているが、上述したように、特別役と小役又はリプレイが当該遊技で同時に重複当選するように設定することも可能である。この場合には、特別役の内部中遊技において小役又はリプレイに当選したときに用いられる停止位置決定テーブル65と同様の停止位置決定テーブル65が用いられる。
さらにまた、非当選テーブルは、すべての当選フラグ63aがオフであるとき(すなわち、非内部中遊技又は特別遊技における役の非当選時)に用いられ、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止しないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。したがって、非当選テーブルは、特別役の内部中に用いられることはない。
次に、リール31の図柄配列と停止制御との関係について説明する。
図2に示すように、すべてのリール31において、「ベル」及び「RP」の図柄は、5図柄以内の間隔で配置されている。これにより、リール31がどの瞬間に位置するときにストップスイッチ42が操作されても、リール制御手段64は、常に、所望の有効ラインに「ベル」又は「RP」の図柄を停止させることができる。よって、小役3、リプレイ、遊技状態移行役A〜遊技状態移行役Cの当選時には、常にこれらの役を入賞させることができる。
一方、「赤7」、「青7」、「BAR」、「スイカ」、及び左リール31の「チェリー」の各図柄については、間隔が5図柄を超えて配置されている。これにより、1BB、RB、小役1及び小役2の当選時には、当選役に対応する図柄が有効ラインに停止するタイミングでストップスイッチ42が操作されなければ、当選役に対応する図柄の組合せは有効ラインに停止しない。
説明を図1に戻す。
停止図柄判断手段66は、リール31の停止時に、有効ラインに停止したリール31の図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判断するものである。停止図柄判断手段66は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判断する。
ただし、停止図柄判断手段66は、ストップスイッチ42が操作され、停止位置決定テーブル65を用いて停止位置が決定された時に、そのリール31が停止したか否かにかかわらず、停止図柄を判断することが可能である。
払出し手段67は、停止図柄判断手段66により、リール31の停止時に有効ラインに停止した図柄の組合せがいずれかの役に対応する図柄の組合せと一致すると判断され、その役の入賞となったときに、その入賞役に応じて所定枚数のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。
特別遊技制御手段68は、本実施形態の特別遊技である1BB遊技の開始、1BB遊技中の遊技の進行、及び1BB遊技の終了を制御するものである。
遊技中に、1BB(1BBA又は1BBB)に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、1BBの入賞となり、特別遊技制御手段68は、次遊技から1BB遊技を開始するように制御する。
1BB遊技では、上述した役抽選テーブル62Fを用いて役の抽選が行われる。これにより、1BB遊技中は、小役3の当選確率が高くなる。
また、本実施形態では、1BB遊技の終了条件として、1BB遊技中に払い出されたメダル枚数が所定枚数(本実施形態では、350枚)以上になったことに設定されている。
このため、特別遊技制御手段68は、1BB遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、毎遊技、払い出された枚数を更新し続けるとともに、カウントされた払出し枚数が所定枚数以上となったと判断したときは、1BB遊技の終了条件を満たすと判断する。
また、遊技中に、RBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、RBの入賞となり、特別遊技制御手段68は、次遊技からRB遊技を開始するように制御する。
RB遊技では、上述した役抽選テーブル62Fを用いて役の抽選が行われる。これにより、RB遊技中は、小役3の当選確率が高くなる。
また、本実施形態では、RB遊技の終了条件として、RB遊技中に払い出されたメダル枚数が所定枚数(本実施形態では、105枚)以上になったことに設定されている。
このため、特別遊技制御手段68は、RB遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、毎遊技、払い出された枚数を更新し続けるとともに、カウントされた払出し枚数が所定枚数以上となったと判断したときは、RB遊技の終了条件を満たすと判断する。
遊技状態制御手段69は、本実施形態で設けられている各遊技状態間の移行を制御する手段である。
図8は、各遊技状態間の移行を説明する図である。
図8において、通常確率遊技かつ非RT遊技、通常確率遊技かつRT遊技、高確率遊技かつ非RT遊技において遊技状態移行役Aが入賞すると、次遊技から、高確率遊技かつRT遊技に移行するように制御する。
さらにまた、通常確率遊技かつ非RT遊技、高確率遊技かつ非RT遊技、及び高確率遊技かつRT遊技において遊技状態移行役Bが入賞すると、次遊技から、通常確率遊技かつRT遊技に移行するように制御する。
さらに、通常確率遊技かつ非RT遊技、通常確率遊技かつRT遊技、及び高確率遊技かつRT遊技において遊技状態移行役Cが入賞すると、次遊技から、高確率遊技かつ非RT遊技に移行するように制御する。
また、いずれの非内部中遊技(通常確率遊技かつ非RT遊技、通常確率遊技かつRT遊技、高確率遊技かつ非RT遊技、及び高確率遊技かつRT遊技)においても、特別役に当選し、当該遊技で特別役が入賞しなかったときは、次遊技から、内部中遊技に移行する。
そして、内部中遊技において、当選した特別役が入賞すると、遊技状態制御手段69は、1BB遊技又はRB遊技に移行するように制御する。なお、特別役に当選した遊技でその特別役が入賞したときは、遊技状態制御手段69は、内部中遊技を経ないで1BB遊技又はRB遊技に移行するように制御する。
1BB遊技の終了後は、遊技状態制御手段69は、次遊技からの遊技状態を、高確率遊技かつRT遊技(1BBAが入賞して1BB遊技に移行したとき)、又は通常確率遊技かつRT遊技(1BBBが入賞して1BB遊技に移行したとき)に移行するように制御する。
これに対し、RB遊技の終了後は、遊技状態制御手段69は、次遊技から、遊技状態を通常確率遊技かつ非RT遊技に移行するように制御する。
また、非内部中遊技であって、通常確率遊技かつ非RT遊技以外の遊技に移行したときは、その遊技状態において所定遊技回数を消化するまで継続するように制御する。
特に本実施形態では、通常確率遊技かつRT遊技、又は高確率遊技かつ非RT遊技に移行したときは、30ゲーム継続される。そして、30ゲームの消化後に通常確率遊技かつ非RT遊技に移行する。
これに対し、高確率遊技かつRT遊技に移行したときは、50ゲーム継続される。そして、50ゲームの消化後に通常確率遊技かつ非RT遊技に移行する。
したがって、例えば高確率遊技かつRT遊技に移行し、50ゲームを消化する前に遊技状態移行役Bが入賞したときは、当該遊技で高確率遊技かつRT遊技を終了し、次遊技から、通常確率遊技かつRT遊技に移行し、その遊技状態が30ゲーム継続される。
一方、通常確率遊技かつRT遊技に移行した後、30ゲームを消化する前に遊技状態移行役A又は遊技状態移行役Cが入賞したときは、それぞれ高確率遊技かつRT遊技、又は高確率遊技かつ非RT遊技に移行する。
また、高確率遊技かつ非RT遊技に移行した後、30ゲームを消化する前に遊技状態移行役A又は遊技状態移行役Bが入賞したときは、それぞれ高確率遊技かつRT遊技、又は通常確率遊技かつRT遊技に移行する。
さらにまた、高確率遊技かつRT遊技に移行した後、50ゲームを消化する前に遊技状態移行役B又は遊技状態移行役Cが入賞したときは、それぞれ通常確率遊技かつRT遊技、又は高確率遊技かつ非RT遊技に移行する。
よって、その遊技状態における遊技回数の消化よりも、遊技状態移行役の入賞が優先される。
また、遊技状態制御手段69は、当該遊技がRT遊技であるか否かを判断するためのRTフラグ69aを備える。RTフラグ69aは、RT遊技中はオンとなり、非RT遊技中はオフにされるフラグである。
さらにまた、遊技状態制御手段69は、当該遊技が高確率遊技であるか否かを判断するための高確率フラグ69bを備える。高確率フラグ69bは、高確率遊技中はオンとなり、通常確率遊技中はオフにされるフラグである。
したがって、通常確率遊技かつ非RT遊技では、RTフラグ69a及び高確率フラグ69bの双方がオフとなる。また、通常確率遊技かつRT遊技では、RTフラグ69aがオンで高確率フラグ69bがオフとなる。さらにまた、高確率遊技かつ非RT遊技では、RTフラグ69aがオフで高確率フラグ69bがオンとなる。さらに、高確率遊技かつRT遊技では、RTフラグ69a及び高確率フラグ69bの双方がオンとなる。
また、電源投入時の遊技状態は、以下のように設定される。
まず、設定変更スイッチ44等の操作を行うことなくスロットマシン10の電源が投入されると、遊技状態制御手段69は、遊技状態を電源切断前の遊技状態に設定するように制御する。
これに対し、通常確率遊技かつRT遊技で電源が切断され、設定変更スイッチ44の操作時にRT解除スイッチ44aがオンにされてスロットマシン10の電源が投入されると、遊技状態制御手段69は、遊技状態を通常確率遊技かつ非RT遊技に設定するように制御する。
さらにまた、高確率遊技かつ非RT遊技で電源が切断され、設定変更スイッチ44の操作時に高確率解除スイッチ44bがオンにされてスロットマシン10の電源が投入されると、遊技状態制御手段69は、遊技状態を通常確率遊技かつ非RT遊技に設定するように制御する。
さらに、高確率遊技かつRT遊技で電源が切断された場合において、設定変更スイッチ44の操作時にRT解除スイッチ44aのみがオンにされてスロットマシン10の電源が投入されると、遊技状態制御手段69は、遊技状態を高確率遊技かつ非RT遊技に設定するように制御する。
また、高確率解除スイッチ44bのみがオンにされてスロットマシン10の電源が投入されると、遊技状態制御手段69は、遊技状態を通常確率遊技かつRT遊技に設定するように制御する。
さらにまた、RT解除スイッチ44a及び高確率解除スイッチ44bの双方がオンにされてスロットマシン10の電源が投入されると、遊技状態制御手段69は、遊技状態を通常確率遊技かつ非RT遊技に設定するように制御する。
以上より、スロットマシン10の設置店側では、閉店時の遊技状態をそのまま翌日も維持したり、あるいは、高確率遊技で閉店したときは翌日は通常確率遊技に変更(RT遊技については翌日も維持)したり、一律に開店時は通常確率遊技かつ非RT遊技に設定したりすることができる。
ここで、従来のスロットマシンでは、設定変更が行われると、設定値が記憶されたRAMのデータが初期化(RAMクリア)されるので、それに伴ってRT遊技が強制終了する場合があった。
したがって、例えば遊技者がRT遊技のまま意図的に閉店を迎え、翌日の最初に同一台で遊技を行い、RT遊技が維持されていれば設定変更なし、RT遊技で終了したのに非RT遊技となっていた場合には設定変更されたことを知ることができた。
しかし、本実施形態のようにRT解除フラグ44a及び高確率解除フラグ44bを独立して持ち、設定変更時に高確率遊技及びRT遊技をクリアするか否かを選択できるようにすれば、設定変更の有無をよりわかりにくくすることができる。
また、遊技状態制御手段69は、通常遊技中であるか特別遊技であるか、及び通常遊技中であるときは遊技状態に応じて、1遊技でのメダル投入枚数を規制するように制御する。
まず、RTフラグ69a及び高確率フラグ69bの双方がオフであるとき、すなわち通常確率遊技かつ非RT遊技中は、メダル投入枚数を3枚に規制する(1枚又は2枚で遊技を行うことができないように設定される)。
また、RTフラグ69aがオンで高確率フラグ69bがオフであるとき(通常確率遊技かつRT遊技中)、及びRTフラグ69aがオフで高確率フラグ69bがオンであるとき(高確率遊技かつ非RT遊技中)は、メダル投入枚数を2枚に規制する(1枚又は3枚で遊技を行うことができないように設定される)。
さらにまた、RTフラグ69a及び高確率フラグ69bの双方がオンであるとき、すなわち高確率遊技かつRT遊技中は、メダル投入枚数を1枚に規制する(2枚又は3枚で遊技を行うことができないように設定される)。
また、非内部中遊技で特別役に当選し、当該遊技で特別役が入賞しなかったときは、次遊技から内部中遊技に移行するが、内部中遊技ではメダル投入枚数は任意である。例えば第1に、メダル投入枚数を一律に3枚に規制してもよい。ただし、内部中遊技においてメダル投入枚数を一律3枚に規制すると、上述した1枚又は2枚のみが投入可能な遊技で特別役に当選したときは、次遊技で3枚投入となるので、特別役の当選をすぐに遊技者に察知されてしまう可能性がある。
このようなことを防止するためには、内部中遊技では、それ以前の非内部中遊技でのメダル投入可能枚数を維持するように制御してもよい。
さらに、本実施形態では、高確率遊技かつ非RT遊技における投入可能なメダル枚数を2枚、通常確率遊技かつ非RT遊技における投入可能なメダル枚数のメダル投入枚数を3枚に設定している。しかし、両遊技状態での投入可能なメダル枚数を同一にすれば、遊技者は、当該遊技が高確率遊技であるのか通常確率遊技であるのかが判断できないようになる。
通常確率遊技かつ非RT遊技における投入可能なメダル枚数と、高確率遊技かつ非RT遊技における投入可能なメダル枚数とを同一したときも同様である。
したがって、これを利用して、特別役の当選確率を遊技者にわからないようにすることができる。特に、遊技状態移行役A〜遊技状態移行役Cの図柄の組合せを、有効ラインに停止したときに遊技者が見落としやすい図柄の組合せとし、遊技状態移行役A〜遊技状態移行役Cの入賞時に演出を出力せず(非入賞時と同様の演出内容とし)、かつ本実施形態のようにメダル払出し枚数を0枚に設定すれば、非内部中遊技における遊技状態の移行を判別困難にすることが可能となる。
また、特別遊技中であるときは、メダル投入枚数は3枚に規制する。ただし、これに限らず、1枚又は2枚にしてもよく、1BB遊技は2枚、RB遊技は1枚というように、特別遊技ごとに分けてもよい。さらに、1BBAの入賞による1BB遊技は1枚、1BBBの入賞による1BB遊技は3枚というように入賞した1BBに応じてメダル投入枚数を分けることも可能である。
図1において、遊技制御手段50は、演出制御手段70に対し、各種の情報を送信するように制御する。送信される情報としては、メダルが投入された旨の情報、スタートスイッチ41が操作された旨(リール31の回転が開始された旨)の情報、役の抽選結果の情報、ストップスイッチ42が操作された旨(リール31が停止した旨)の情報、各リール31の停止位置の情報(有効ラインに停止した図柄及び図柄の組合せの情報)、メダルの払出しの情報、遊技状態の情報等が挙げられる。
図1において、演出制御手段70は、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23からの演出の出力を制御するものである。
演出制御手段70の演出パターン記憶手段71は、複数種類の演出パターンを記憶しているものである。そして、演出制御手段70の演出パターン選択手段72は、遊技の開始時等に、役抽選手段61による役の抽選が行われた後、ソフトウェア乱数を用いた抽選によって、遊技状態に応じて、役の抽選結果に対応するいずれか1つの演出パターンを選択する。
また、演出パターンは、当選役に応じて、それぞれ複数種類が設けられている。例えば、特別役当選時、小役当選時、リプレイ当選時、非当選時等ごとに、それぞれ複数種類の演出パターンが設けられている。
演出パターンは、遊技の進行に伴って、どのようなタイミングで(スタートスイッチ41の操作時や各ストップスイッチ42の操作時等)、どのような演出を出力するか(ランプ21をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカ22からどのようなサウンドを出力するか、及び画像表示装置23にどのような画像を表示させるか等)を定めたものである。
そして、演出制御手段70は、選択した演出パターンに従い、所定のタイミングで演出出力機器から演出を出力するように制御する。
以上のスロットマシン10では、通常確率遊技かつ非RT遊技から、他の非内部中の遊技状態(より有利な遊技状態)に移行することができる場合がある。
特に本実施形態における遊技状態の有利さは、
「通常確率遊技かつ非RT遊技」<「通常確率遊技かつRT遊技」<「高確率遊技かつ非RT遊技」<「高確率遊技かつRT遊技」<「RB遊技」<「1BB遊技(1BBB入賞時)」<「1BB遊技(1BBA入賞時)」
の順となる。
なお、高確率遊技かつ非RT遊技は、特別役の当選確率が高いので、通常率遊技かつRT遊技よりも遊技者にとって有利と位置づけている。ただし、1遊技あたりの(リプレイを含む)メダル払出し枚数の期待値は、非RT遊技よりもRT遊技の方が高い。
さらに、1BBAの入賞に基づく1BB遊技の終了後は、高確率遊技かつRT遊技に移行できるので、再度の特別役の当選期待度が高くなる。また、1BBBの入賞に基づく1BB遊技の終了後は、通常確率遊技かつRT遊技に移行できるので、メダル所有枚数を減らすことなく特別役の当選を待つことができる。
また、これらの有利な遊技状態は、(遊技状態移行役の入賞を除けば)所定遊技回数を消化することにより終了し、その後は通常確率遊技かつ非RT遊技に移行する。したがって、所定遊技回数の期間中は、遊技者に高い期待を与えることができる。
また、図1に示すように、スロットマシン10には、外部情報処理装置100(特に本実施形態では、遊技履歴表示装置)が電気的に接続されている。
外部情報処理装置100は、スロットマシン10の外部情報送信基板(中継基板又は外部集中端子板ともいう。図示せず。)と電気的に接続され、スロットマシン10から送信されてくる遊技履歴情報を受信し、必要な情報を表示等する。ここで、遊技履歴情報は、遊技回数の情報や、特別役が入賞した旨の情報(特別役の入賞回数)等である。
外部情報処理装置100は、スロットマシン10とは別体であり、例えばスロットマシン10ごとに、スロットマシン10の上部に設けられている。
そして、遊技者は、外部情報処理装置100を見ることで、そのスロットマシン10の遊技履歴、例えば当日又は前日(あるいは過去数日間の場合もある)における1日のトータル遊技回数や、特別役の入賞回数等を知ることができる。
本実施形態では、1遊技ごとに、遊技回数の情報を外部情報処理装置100に送信する。また、特別役の入賞時に、1BBであるかRBであるかを区別して、特別役が入賞した旨の情報を外部情報処理装置100に送信する。
図9は、外部情報処理装置100の配置及び表示例を示す図である。
図9において、かっこ書きは、高確率遊技中の数値を示している。したがって、例えば本日の遊技回数について「4870回(284回)」とあるのは、全体の遊技回数が4870回で、そのうち、284回が高確率遊技であったことを意味する。また、本日の1BBの入賞回数が「8回(5回)」とあるのは、全体の1BBの入賞回数が8回中、高確率遊技中に当選して入賞した回数が5回であることを意味する。
続いて、他の実施形態について説明する。
<第2実施形態>
第1実施形態では、通常確率遊技かつRT遊技、及び高確率遊技かつ非RT遊技は30ゲーム継続し、高確率遊技かつRT遊技は50ゲーム継続するようにした。
これに対し、第2実施形態では、差枚数(メダルの払出し枚数から投入枚数を引いた枚数)が所定値に到達したときに、上記の各遊技状態を終了し、通常確率遊技かつ非RT遊技に移行するように制御する。
なお、差枚数が「+」の場合は、払出し枚数が投入枚数を上回っている状態(遊技者が勝っている状態)である。これに対し、差枚数が「−」の場合は、払出し枚数が投入枚数を下回っている状態(遊技者が負けている状態)である。
第2実施形態では、過去の所定遊技回数(例えば400ゲーム)における差枚数を算出し、その値が所定値に到達するまで(例えば過去の400ゲームでの差枚数が+500枚に到達するまで)通常確率遊技かつRT遊技、高確率遊技かつ非RT遊技、又は高確率遊技かつRT遊技を継続し、差枚数が+500枚以上となったときは、当該遊技で上記いずれかの遊技状態を終了し、通常確率遊技かつ非RT遊技に移行するように制御する。
このため、遊技状態制御手段69は、差枚数カウンターを備える。そして、毎遊技、過去の400ゲームでの差枚数をカウントし続け、そのデータを更新していく。
このように制御すれば、一定期間での出玉が極端に高くなってしまうことを防止することができ、出玉の均一化を図り、風俗営業法規則にも確実に適合させることができる。
<第3実施形態>
第1実施形態では、遊技状態移行役に当選したときは必ず入賞するようにし、遊技状態を移行するようにした。
これに対し、第3実施形態では、遊技状態移行役と制御役とを当該遊技で重複(同時)当選させ、遊技状態移行役が入賞する場合と入賞しない場合とを作り出し、遊技状態移行役が入賞した場合のみ、遊技状態を移行するように制御する。
図10は、遊技状態移行役Aと制御役1〜制御役3の重複当選態様、及びストップスイッチ42の押し順との関係を示す図である。図10中、「+」とは、2以上の役が重複当選したことを意味している(以下同様)。図10に示すように、遊技状態移行役Aと制御役1〜制御役3の重複当選態様を6パターン設け、それぞれに、異なるストップスイッチ42の押し順を割り当て、1通りの押し順では遊技状態移行役Aが入賞するが、それ以外の5通りの押し順では役の非入賞(制御役は入賞しない)となるように制御する。
このようにすれば、遊技状態移行役に当選した場合であっても、運がよければ遊技状態が移行するが、そうでなければ遊技状態移行役に当選しても遊技状態が移行しないように制御することができる。
さらにこの場合には、抽選によって又は所定の条件を満たしたとき(スロットマシン10側でミッションを提示し、そのミッションをクリアした場合等)に、遊技状態移行役Aを入賞させるためのストップスイッチ42の押し順を、演出制御手段70で報知するようにすることも可能である。
報知方法としては、例えば遊技状態移行役Aと制御役1とに重複当選したときは、画像表示装置23に、「左中右の順で押せ!」等の報知を行う。
また、例えば特別遊技の終了後、20ゲーム以内に遊技状態移行役Aに当選したときは、押し順の報知を行う(21ゲーム以降は押し順の報知を行わない)ようにすること等が挙げられる。
なお、遊技状態移行役B及び遊技状態移行役Cについても、遊技状態移行役Aと同様に制御役を当該遊技で重複当選させるようにする。
なお、第3実施形態のようにストップスイッチ42の押し順を判断する場合には、リール制御手段64は、ストップスイッチ42の押し順(操作順番)を検出する押し順検出手段を備える。押し順検出手段は、遊技者によりストップスイッチ42が操作されたときに、左、中、及び右ストップスイッチ42のうち、いずれが操作されたかを検出するものである。押し順検出手段は、毎遊技、一律にストップスイッチ42の押し順を検出してもよいが、押し順によって有効ラインに停止する図柄の組合せ(停止図柄態様)が異なるように制御される役の当選時にのみ、操作されたストップスイッチ42が、左、中又は右のいずれであるかを検出すれば足りる。
ストップスイッチ42が操作されると、そのストップスイッチ42が操作された旨の信号が押し順検出手段に入力されるようになっている。この信号を判別することで、押し順検出手段は、どのストップスイッチ42が操作されたかを検出する。
<第3実施形態の変形例>
上記第3実施形態では、遊技状態移行役Aの非入賞時であっても制御役1〜制御役3は入賞しないように制御される。
しかし、制御役1〜制御役3をそれぞれ所定の図柄の組合せに設定し、ストップスイッチ42の押し順が正しいときは遊技状態移行役Aが入賞し、ストップスイッチ42の押し順が正しくないときは重複当選したいずれかの制御役1〜制御役3が入賞するようにしてもよい。
あるいは、上記と同様に制御役1〜制御役3をそれぞれ所定の図柄の組合せに設定し、ストップスイッチ42の押し順が正しいときは遊技状態移行役A及び重複当選したいずれかの制御役1〜制御役3が重複入賞し、ストップスイッチ42の押し順が正しくないときは遊技状態移行役Aのみが入賞するように設定することも可能である。
遊技状態移行役Aと制御役とを当該遊技で同時に入賞可能にするためには、遊技状態移行役A及び制御役の図柄の組合せと各リール31の図柄配列を適切に設定する必要があるが、本実施形態では具体例を省略する。
また、役の重複入賞の例については、後述する第11実施形態で説明する。
さらに、遊技状態移行役Aと制御役とが重複入賞した場合と、遊技状態移行役Aのみが入賞した場合とで、遊技者に与える特典を異ならせるようにすることもできる。
例えば、遊技状態移行役Aと制御役とが重複入賞して高確率遊技かつRT遊技に移行したときは、その遊技の遊技回数を100ゲームに設定し、遊技状態移行役Aのみが入賞して高確率遊技かつRT遊技に移行したときは、その遊技の遊技回数を50ゲームに設定すること等が挙げられる。
<第4実施形態>
第1実施形態では、通常確率遊技かつRT遊技、高確率遊技かつ非RT遊技、又は高確率遊技かつRT遊技中に遊技状態移行役が入賞しても、通常確率遊技かつ非RT遊技には転落しないようにしている。
しかし、本実施形態では、通常確率遊技かつRT遊技、高確率遊技かつ非RT遊技、及び高確率遊技かつRT遊技中において遊技状態移行役Dを抽選し、遊技状態移行役Dに当選又は入賞したときは、通常確率遊技かつ非RT遊技に移行するように制御する。
このようにすれば、遊技者にとって不利な遊技状態に転落する可能性があるので、遊技者に対し、緊張感を持たせつつ遊技を行わせることができる。
<第5実施形態>
第5実施形態では、複数種類の遊技状態移行役同士を重複当選させ、第3実施形態と同様にストップスイッチ42の押し順によって、異なる遊技状態移行役が入賞するようにしたものである。
図11は、第5実施形態における遊技状態移行役の当選態様と、ストップスイッチ42の押し順によって入賞する遊技状態移行役との関係を示す図である。
図11において、例えば遊技状態移行役A及び遊技状態移行役Bに重複当選した場合に、ストップスイッチ42の押し順が左中右又は左右中であるときは遊技状態移行役Aが入賞し、それ以外の押し順であるときは遊技状態移行役Bが入賞するように制御する。他の2種類の重複当選についても同様である。
このようにすれば、遊技状態移行役同士が重複当選したときに、遊技者がどのようなストップスイッチ42の押し順をしたかによって、移行する遊技状態を異ならせることができる。なお、第5実施形態では、第4実施形態と同様に遊技状態移行役D(通常確率遊技かつ非RT遊技に移行する役)を含めるようにしてもよい。
さらに、第3実施形態と同様に、所定の条件を満たしたときは、遊技者にとって最も有利となるストップスイッチ42の押し順を報知してもよい。例えば第4実施形態における遊技状態移行役Dを設けた場合には、遊技状態移行役Dが入賞しない(通常確率遊技かつ非RT遊技に移行しない)ストップスイッチ42の押し順を報知する。
<第6実施形態>
第1実施形態では、遊技状態移行役A〜遊技状態移行役Cの当選時は、常に入賞するように設定されている。しかし、第6実施形態では、遊技状態移行役を、取りこぼしが発生する役に設定する。特に、取りこぼす確率が高い図柄の組合せに設定している。
図12は、第6実施形態における遊技状態移行役A〜遊技状態移行役Cとその図柄の組合せを示す図である。なお、特別役、小役及びリプレイについては第1実施形態と同一である。
図12に示すように、遊技状態移行役A〜遊技状態移行役Cを構成する図柄は、各リール31に1個しか設けられていない図柄(特別役に係る図柄)からなる。
そして、第6実施形態においては、遊技状態移行役に当選すれば、入賞することなく遊技状態を移行可能に設定している。
これにより、遊技状態移行役の当選時に遊技状態移行役が入賞する確率が低くなるので、遊技状態の移行を遊技者にわからないようにすることができる。
<第7実施形態>
本実施形態では、遊技状態移行役の当選時には常に遊技状態移行役が入賞するように制御するが、遊技状態移行役の入賞を遊技者にわかりにくくしたものである。
例えば遊技状態移行役Aの図柄の組合せを、
「青7/赤7/BAR/RP」−「チェリー」−「スイカ」(左リール31は、上記4種類の図柄のうちの任意の1つ)
とする。
すなわち、左、中及び右リール31の各図柄をすべて異なる図柄から構成する。
そして、遊技状態移行役Aの入賞時には、役の非当選かつ非入賞と同一の演出を出力する。このようにすれば、遊技者は、遊技状態移行役Aの入賞に気づきにくくなる。また、遊技状態移行役B及び遊技状態移行役Cの図柄の組合せについても、遊技状態移行役Aと同様に定める。
<第8実施形態>
第1実施形態では、1BBAの入賞に基づく1BB遊技の終了後には高確率遊技かつRT遊技に移行するように制御し、1BBBの入賞に基づく1BB遊技の終了後には通常確率遊技かつRT遊技に移行するように制御し、RB遊技の終了後には通常確率遊技かつ非RT遊技に移行するように制御した。
これに対し、第8実施形態では、いずれの特別遊技の終了後も、高確率遊技かつRT遊技に移行するように制御する。ただし、高確率遊技かつRT遊技の遊技回数が異なるように制御する。
例えば1BBAの入賞に基づく1BB遊技の終了後には、高確率遊技かつRT遊技の遊技回数を100ゲームとし、1BBBの入賞に基づく1BB遊技の終了後には、高確率遊技かつRT遊技の遊技回数を50ゲームとし、RB遊技の終了後には高確率遊技かつRT遊技の遊技回数を25ゲームに設定する。
このように設定しても、どの特別役に当選・入賞したかで、遊技者に与える特典を異ならせることができる。
<第9実施形態>
第1実施形態では、通常確率遊技の非RT遊技中は、メダル投入枚数を3枚に規制し、通常確率遊技のRT遊技中、及び高確率遊技の非RT遊技中は、メダル投入枚数を2枚に規制し、高確率遊技のRT遊技中は、メダル投入枚数を1枚に規制した。
これに対し、第9実施形態では、いずれの遊技中においても、遊技者に対し、メダル投入枚数を1枚〜3枚の中からいずれか1つを選択させるようにしたものである。
ここで、遊技者は、現在の遊技状態がRT遊技であるか否かは、リプレイの入賞率を見ればすぐに判断することができる。これに対し、現在の遊技状態が高確率かどうかは、小役やリプレイの入賞率を見ても判断することができない。
そして、高確率遊技(非RT遊技又はRT遊技)に移行したときに、メダル投入枚数を何枚に設定すると特別役の当選確率が高確率となるかを抽選にて決定する。ここで、例えば2枚に決定されたときは、2枚のメダルを投入して遊技を行えば、特別役の当選確率が高確率となるが、1枚又は3枚のメダル投入時は、特別役の当選確率が通常確率となるように設定する。
これにより、遊技者は、メダルを何枚投入すれば特別役の当選確率が高確率となるかを推測しつつ遊技を行うことができる。
また、1BB遊技及びRB遊技の終了後は、一律に、高確率遊技かつRT遊技に移行するように制御する。
そして、1BBAの入賞に基づく1BB遊技の終了後は、演出制御手段70は、何枚のメダルを投入すれば特別役の当選確率が高確率となるかを遊技者に報知するように制御する。
これに対し、1BBBの入賞に基づく1BB遊技の終了後は、演出制御手段70は、特別役の当選確率が高確率となるメダル投入枚数を2択で報知するように制御する。例えばメダル投入枚数が3枚のときに特別役の当選確率が高確率となる場合には、「1枚又は3枚で遊技を行え!」等の画像表示を行う。したがって、この場合に高確率遊技で遊技を行うことができる確率は、1/2となる。
一方、RB遊技の終了後は、演出制御手段70は、特別役の当選確率が高確率となるメダル投入枚数を報知しないように制御する。したがって、この場合に高確率遊技で遊技を行うことができる確率は、1/3となる。
以上の制御は、一部の特別役についてのみ行うことも可能である。例えば、高確率遊技に移行したときは、メダル投入枚数が何枚であっても1BBB及びRBの当選確率は通常確率遊技と同じか又は高くなるように設定する。これに対し、1BBAの当選確率は、抽選等で決定した特定のメダル投入枚数でない限り、当選確率が高くならないように設定する。
なお、第9実施形態では、メダルの投入枚数ごとに、特別役の当選確率を変えた役抽選テーブルを設けておき、抽選によっていずれか1つを選択する。
図13は、第9実施形態における役抽選テーブル62D(高確率遊技かつRT遊技)を示す図である。図13に示すように、それぞれ1枚、2枚、3枚でのみ特別役の当選確率が高確率となる役抽選テーブル62D−1〜62D−3を設け、高確率遊技かつRT遊技への移行時に、いずれか1つを抽選によって決定(選択)する。
なお、高確率遊技かつ非RT遊技の場合においても上記と同様に3種類の役抽選テーブル62を設け、いずれか1つを抽選で決定する。
また、第9実施形態において、高確率遊技かつRT遊技でいずれか1つの役抽選テーブル62が選択されたときは、特別役の当選確率が高確率となるメダル投入枚数を遊技者によって選択させるようにしてもよいが、マックスベットスイッチ40cを操作したときに、特別役の当選確率が高確率となるメダル投入枚数に自動的に設定されるようにしてもよい。あるいは、特別役の当選確率が高確率となるメダル投入枚数に制限するようにしてもよい。
さらに、役抽選テーブル62D−1選択時のように、1枚投入時が最も有利な遊技状態であって3枚投入も可能な場合において、遊技者がメダル投入口43からメダルを3枚投入したときは、スロットマシン10側で1枚のみを(当該遊技のベットとして)投入し、残りの2枚はクレジットとして貯留するように制御してもよい。なお、その後、遊技者がマックスベットスイッチ40cを操作すれば3枚ベットにすることも可能である。
さらにまた、高確率遊技かつRT遊技では、遊技ごとに、役抽選テーブル62D−1〜62D−3からいずれか1つを抽選で選択するようにしてもよい。
<第10実施形態>
第1実施形態では、図9に示すように、高確率遊技中のデータを表示する場合、外部情報処理装置100のデータを見れば、現在の遊技状態が高確率遊技であるか通常確率遊技であるかがわかってしまう。例えば図9では、高確率遊技の遊技回数が「284回」と表示されているが、1遊技を消化して、遊技回数が「285回」となれば、現在は高確率遊技であることとなる。
そこで、第10実施形態では、現在の遊技が高確率遊技であるか否かをわからないようにする。特に第6実施形態、第7実施形態、及び第9実施形態のように、現在の遊技で、特別役の当選確率が高確率であるか否かをわからないようにする場合には有効である。
図14は、スロットマシン10から外部情報処理装置100に対し、遊技回数をカウントするための信号を送信する例を示す図である。
図14において、遊技回数をカウントするための信号として、1遊技につき1パルスの信号を送信する。そして、通常確率遊技では、1パルスのパルス幅を所定値としたとき、高確率遊技では、1パルスのパルス幅(周期)を約1/2に設定している。
これにより、外部情報処理装置100側では、パルス幅を判別することで、通常確率遊技が行われたのか、あるいは高確率遊技が行われたのかを判別することができる。
そして、図14に示すように、高確率遊技(例えば第9実施形態)又は高確率遊技の可能性のある遊技(例えば第6実施形態や第7実施形態)では、遊技が消化されても、遊技回数の信号を送信しないように制御する。
次に、高確率遊技又は高確率遊技の可能性のある遊技の終了時に、所定時間(例えば1〜3秒程度)フリーズ動作を行い、その期間中に、高確率遊技又は高確率遊技の可能性のある遊技の全遊技回数分のパルス信号を外部情報処理装置100に送信する。
ここで、「フリーズ動作」とは、スタートスイッチ41が操作された後、所定時間、ストップスイッチ42の操作を受け付けないようにしたり(これにより、リール31を停止させることができなくなる)、あるいはすべてのリール31の停止後に、所定時間、次遊技に移行するためのメダルの投入(ベットスイッチ40の操作)やスタートスイッチ41の操作を受け付けないようにしたりする動作(演出)である。すなわち、遊技者からの操作スイッチの操作を一切受け付けない期間である。
また、通常確率遊技に移行したときは、通常通り、1遊技消化されるごとに、1回、通常確率遊技が行われた旨のパルス信号を送信する。
なお、第10実施形態では、例えば特別遊技の終了後、高確率遊技かつRT遊技に移行するか、又は通常確率遊技かつRT遊技に移行するかを抽選で決定し(高確率遊技かつ非RT遊技に移行するか、又は通常確率遊技かつ非RT遊技に移行するかでもよい)、特別遊技の終了後、50ゲーム間は、高確率遊技である可能性のある遊技期間に設定するような場合には、第10実施形態は有効である。
なお、第10実施形態では、高確率遊技又は高確率遊技の可能性のある遊技の終了時にフリーズ期間を設け、このフリーズ期間にパルス信号を一時に送信するようにしている。しかし、これに限らず、通常確率遊技に移行した後、遊技中の空き時間を利用して(高確率遊技での)パルス信号を送信するようにしてもよい。
また、高確率遊技であるか通常確率遊技であるかを遊技者にわからないようにする場合には、暫定的に、高確率遊技時のパルス信号を外部情報処理装置100に送信してもよい。そのようにすると、通常確率遊技中の特別役の当選確率が結果として高くなるので、スロットマシン10の設置店側にもメリットがある。
ただし、遊技制御手段50から演出制御手段70に対しては、正しいパルス信号を送信し、演出制御手段70側で、その履歴(高確率遊技及び通常確率遊技の各遊技回数)を記憶しておき、必要に応じてその履歴を二次元コード等で表示するようにしてもよい。
<第11実施形態>
第11実施形態では、遊技状態移行役と所定役とが当該遊技で重複(同時)当選するように役の抽選を行う。そして、遊技状態移行役及び所定役の重複当選時には、遊技状態移行役及び所定役の双方が入賞する場合、遊技状態移行役のみが入賞する場合、所定役のみが入賞する場合、及び役の非入賞となる場合の4パターンが生じるように図柄を配列するとともにリール31の停止制御を行う。
第11実施形態では、遊技状態移行役Aと小役2とが重複当選するように制御する。また、小役2に対応する図柄の組合せは第1実施形態と同様に「スイカ」−「スイカ」−「スイカ」とするが、第11実施形態における遊技状態移行役Aに対応する図柄の組合せは、「スイカ」−「チェリー」−「BAR」に設定されている。
図15は、遊技状態移行役A及び小役2の重複当選時の各リール31の停止態様を示す図である。
まず、遊技状態移行役A及び小役2の重複当選時には、図15(a)に示すように、左リール31の8番の「スイカ」の図柄が下段に停止するタイミングで左ストップスイッチ42を操作すると、8番から10番までの図柄が表示窓11内に停止するように左リール31停止制御される。
次に、中リール31については、12番の「スイカ」の図柄が下段に停止するタイミングで中ストップスイッチ42を操作すると、12番から14番までの図柄が表示窓11内に停止するように中リール31停止制御される。
さらに次に、右リール31については、14番の「スイカ」の図柄が下段に停止するタイミングで右ストップスイッチ42を操作すると、14番から16番までの図柄が表示窓11内に停止するように右リール31停止制御される。
よって、この場合には図15(a)に示すように、有効ラインL3に、小役2に対応する図柄の組合せである「スイカ」−「スイカ」−「スイカ」が停止するとともに、有効ラインL5に、遊技状態移行役Aに対応する図柄の組合せである「スイカ」−「チェリー」−「BAR」が停止する。よって、遊技状態移行役Aと小役2との重複入賞となる。
これに対し、図15(b)に示すような停止態様となったときは、遊技状態移行役Aのみが入賞し、小役2は入賞しない。
また、図15(c)に示すような停止態様となったときは、小役2のみが入賞し、遊技状態移行役Aは入賞しない。
上記の場合、図15(a)及び(b)の停止態様となったときは遊技状態移行役Aが入賞しているので、次遊技から高確率遊技かつRT遊技に移行する。これに対し、図15(c)の停止態様となったときは遊技状態移行役Aが入賞していないので、遊技状態の移行はない。
さらに本実施形態では、図15(a)の重複入賞で高確率遊技かつRT遊技に移行したときは、その高確率遊技かつRT遊技の遊技回数をP1回(例えば50ゲーム)とし、図15(b)の単独入賞で高確率遊技かつRT遊技に移行したときは、その高確率遊技かつRT遊技の遊技回数をP2回(P2<P1、例えば30ゲーム)に設定する。
このようにすれば、遊技状態移行役Aと小役2との重複当選時は、遊技者は、重複入賞するように目押しをした方が有利となる。
なお、遊技状態移行役B及び遊技状態移行役Cについても他の役と重複当選させ、かつ重複入賞可能とし、重複入賞したときは単独入賞したときよりも遊技者にとって有利に設定すればよい。
また、図15(a)に示す重複入賞となったときは、高確率遊技かつRT遊技に移行し、図15(b)に示す単独入賞となったときは、高確率遊技かつ非RT遊技に移行するように設定することも可能である。
<第12実施形態>
第1実施形態では、高確率遊技かつRT遊技から、高確率遊技かつ非RT遊技や、通常確率遊技かつRT遊技に移行するようにした。
しかし、本実施形態では、遊技者にとってさらに有利な遊技状態には移行するが、遊技者にとって不利な遊技状態には移行しないようにする。
したがって、通常確率遊技かつ非RT遊技では、遊技状態移行役A〜遊技状態移行役Cのすべてについて抽選を行い、通常確率遊技かつRT遊技、高確率遊技かつ非RT遊技、及び高確率遊技かつRT遊技のいずれにも移行可能とする。
これに対し、通常確率遊技かつRT遊技では、遊技状態移行役A及び遊技状態移行役Cのみの抽選を行い、高確率遊技かつ非RT遊技、及び高確率遊技かつRT遊技に移行可能とする。
また、高確率遊技かつ非RT遊技では、遊技状態移行役Aのみの抽選を行い、高確率遊技かつRT遊技のみ移行可能とする。
さらにまた、高確率遊技かつRT遊技では、遊技状態移行役の抽選を行わないように設定する。
このようにすれば、遊技者にとってさらに有利な遊技状態に移行する可能性はあるが、遊技者にとって不利な遊技状態に移行することはないので、遊技者は、安心して遊技を行うことができる。
<第13実施形態>
本実施形態では、第1実施形態と同様に、1BBとして1BBA及び1BBBの2種類を有し、いずれの入賞時も1BB遊技に移行する。
また、役抽選テーブル62D(高確率遊技かつRT遊技で用いられる役抽選テーブル62)として、役抽選テーブル62D−1及び62D−2を備える。
そして、1BBAの入賞に基づき1BB遊技に移行したときは、その1BB遊技の終了後は役抽選テーブル62D−1を用いる遊技に移行し、その遊技状態における遊技を50ゲーム行う。
これに対し、1BBBの入賞に基づき1BB遊技に移行したときは、その1BB遊技の終了後は役抽選テーブル62D−2を用いる遊技に移行し、その遊技状態における遊技を50ゲーム(上記と同じ遊技回数を)行う。
ここで、役抽選テーブル62D−1では、少なくとも1つの設定値における1BB又はRBの少なくとも1つの当選確率はP1に設定されている。これに対し、役抽選テーブル62D−2では、少なくとも1つの設定値(上記と同じ設定値)における1BB又はRBの少なくとも1つ(上記と同じ特別役)の当選確率はP2(P2<P1)に設定されている。
例えば、役抽選テーブル62D−1では、設定1での1BBAの当選確率が1/50であるのに対し、役抽選テーブル62D−2では、設定1での1BBAの当選確率が1/100に設定されている。
このように設定しても、1BBAの当選・入賞と、1BBBの当選・入賞とで、遊技者に与える特典を異ならせることができる。
<第14実施形態>
第1実施形態では、1BBAの入賞に基づく1BB遊技の終了後は、高確率遊技かつRT遊技に移行し、1BBBの入賞に基づく1BB遊技の終了後は、通常確率遊技かつRT遊技に移行するようにした。
これに対し、本実施形態では、いずれも、1BB遊技の終了後は高確率遊技かつRT遊技に移行するように制御する。
そして、1BBAの入賞に基づく1BB遊技の終了後は、高確率遊技かつRT遊技を100ゲーム行い、1BBBの入賞に基づく1BB遊技の終了後は、高確率遊技かつRT遊技を50ゲーム行う。
このように設定しても、1BBAの当選・入賞と、1BBBの当選・入賞とで、遊技者に与える特典を異ならせることができる。
<第14実施形態の変形例>
第14実施形態では、当選・入賞した1BBが1BBAであるか1BBBであるかに応じて、高確率遊技かつRT遊技の遊技回数が異なるようにした。
これに対し、高確率遊技かつRT遊技の遊技回数を固定にせずに、その終了確率が異なるように制御することも可能である。
例えば、高確率遊技かつRT遊技では、毎遊技、高確率遊技かつRT遊技を終了するか否かの抽選(転落抽選)を行う。そして、当選・入賞した1BBが1BBAであるときは、高確率遊技かつRT遊技に移行した後、1/100の確率で当選する転落抽選を行う。
これに対し、当選・入賞した1BBが1BBBであるときは、高確率遊技かつRT遊技に移行した後、1/50の確率で当選する転落抽選を行う。
このように、高確率遊技かつRT遊技は、遊技回数を固定するのではなく、抽選で決定することも可能である。
なお、高確率遊技かつRT遊技からの転落先は、一律に、通常確率遊技かつ非RT遊技に設定してもよいが、例えば当選・入賞した1BBが1BBAであるときは、通常確率遊技かつRT遊技に転落し、当選・入賞した1BBが1BBBであるときは、通常確率遊技かつ非RT遊技に転落するように(移行先の遊技状態が異なるように)してもよい。
<第15実施形態>
第1実施形態では、設定変更時は、RT解除スイッチ44a及び高確率解除スイッチ44bを用いて、設定変更後の役抽選テーブル62を任意に選択できるようにしている。
これに対し、第15実施形態では、設定変更が行われたときは、設定変更前の役抽選テーブル62等に応じて、所定の役抽選テーブル62に変更されるようにしたものである。
例えば、役抽選テーブル62Dが用いられている遊技(高確率遊技かつRT遊技)で設定変更が行われたときは、設定変更後の役抽選テーブル62として、役抽選テーブル62B(通常確率遊技かつRT遊技)が選択されるように制御する。この場合には、RTフラグ69aのオンの状態を維持するとともに高確率フラグ69bをオンからオフにする。
また、役抽選テーブル62Cが用いられている遊技(高確率遊技かつ非RT遊技)で設定変更が行われたときは、設定変更後の役抽選テーブル62として、役抽選テーブル62A(通常確率遊技かつ非RT遊技)が選択されるように制御する。この場合には、高確率フラグ69bをオンからオフにする。
設定変更時に上記のように役抽選テーブル62を変更すれば、リプレイの当選確率を変化させずに特別役の当選確率のみを変化させることができる。これにより、遊技者は、設定変更の有無の判別が困難となる。
また、設定変更後に役抽選テーブル62を変更するときは、予め定められた条件(例えば、設定変更前400ゲームにおける差枚数が所定枚数以上であるとき)を満たしたときのみ役抽選テーブル62を変更するように制御してもよい。
あるいは、抽選によって、設定変更後の役抽選テーブル62を決定してもよい。例えば、設定変更前が役抽選テーブル62Aであるときは、所定確率で役抽選テーブル62Bに変更することが挙げられる。これにより、設定変更前は非RT遊技であるが、設定変更後はRT遊技となる。
なお、例えば役抽選テーブル62Dが用いられる遊技において、遊技回数が50ゲームを消化する前に設定変更が行われたときは、設定変更後も遊技回数のカウントを継続し、役抽選テーブル62Dが用いられた遊技から50ゲーム消化後に役抽選テーブル62Aに切り替える。
例えば、役抽選テーブル62Dが用いられてから35ゲーム目で設定変更され、役抽選テーブル62Bに切り替えられたときは、役抽選テーブル62Bで残り15ゲームを行い、15ゲーム終了時に役抽選テーブル62Aに切り替える。
<第16実施形態>
本実施形態では、電源のオン/オフによって、演出内容を変化させるようにしたものである。
例えば、高確率遊技かつRT遊技であって、高確率遊技かつRT遊技である旨の演出が出力されているとする。この状態で閉店となり、スロットマシン10の電源が切断され、再度電源が投入されたときは、演出内容を変化させるように制御する。
第1に、設定変更が行われた後、通常確率遊技かつRT遊技となってスロットマシン10が起動したとする。このときは、少なくともRT遊技である旨の演出(高確率遊技であるか否かは遊技者にわからない演出)を出力するように制御する。
また第2に、設定変更が行われることなく電源が投入され(電源のオン/オフのみ)、高確率遊技かつRT遊技のまま起動したとする。このときも、上記と同じように、少なくともRT遊技である旨の演出を出力するように制御する。すなわち、スロットマシン10の設置店側では特に操作をしなくても、電源のオン/オフだけで演出が変化するように制御する。
このように制御すれば、電源投入後は、高確率遊技であるか否かを遊技者にわからないように演出を変化させるすることができる。
10 スロットマシン
11 表示窓
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
31 リール
32 モータ
40 ベットスイッチ
40a 1枚投入スイッチ
40b 2枚投入スイッチ
40c マックスベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
43 メダル投入口
44 設定変更スイッチ
44a RT解除スイッチ
44b 高確率解除スイッチ
50 遊技(メイン)制御手段
60 設定値変更手段
60a 設定値記憶手段
61 役抽選手段
62(62A〜62F) 役抽選テーブル
63 当選フラグ制御手段
63a 当選フラグ
64 リール制御手段
64a タイマー
65 停止位置決定テーブル
66 停止図柄判断手段
67 払出し手段
68 特別遊技制御手段
69 遊技状態制御手段
69a RTフラグ
69b 高確率フラグ
70 演出(サブ)制御手段
71 演出パターン記憶手段
72 演出パターン選択手段
100 外部情報処理装置
L1〜L5 有効ライン(図柄組合せライン)

Claims (5)

  1. 1遊技での遊技媒体の投入数として、少なくともM及びNの2種類が設けられており、
    遊技者にとって有利となる特別遊技に移行するための特別役を含む役の当選確率を定めた役抽選テーブルと、
    前記役抽選テーブルを用いて役の抽選を行う役抽選手段とを備え、
    前記役抽選テーブルは、
    遊技媒体の投入数がMであるときに用いられる第1役抽選テーブルと、
    遊技媒体の投入数がNであるときに用いられるとともに、前記特別役の当選確率が前記第1役抽選テーブルよりも高く設定された第2役抽選テーブルとを備え、
    遊技状態として、第1遊技状態及び第2遊技状態を備え、
    前記第1遊技状態では、遊技媒体の投入数Mで遊技が可能であるが、遊技媒体の投入数Nでは遊技ができないように設定され、
    前記第2遊技状態では、遊技媒体の投入数Nで遊技が可能に設定されている
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
    スロットマシン内部に電気的に貯留された遊技媒体を投入するときに遊技者が操作するベットスイッチを備え、
    前記第1遊技状態では、前記ベットスイッチが遊技者によって操作されると遊技媒体の投入数がMに設定され、
    前記第2遊技状態では、前記ベットスイッチが遊技者によって操作されると遊技媒体の投入数がNに設定される
    ことを特徴とするスロットマシン。
  3. 1遊技での遊技媒体の投入数として、少なくともM及びNの2種類が設けられており、
    遊技者にとって有利となる特別遊技に移行するための特別役を含む役の当選確率を定めた役抽選テーブルと、
    前記役抽選テーブルを用いて役の抽選を行う役抽選手段とを備え、
    前記役抽選テーブルは、
    第1役抽選テーブルと、
    前記特別役の当選確率が前記第1役抽選テーブルよりも高く設定された第2役抽選テーブルとを備え、
    遊技ごとに又は遊技状態ごとに、前記第1役抽選テーブルが用いられる遊技媒体の投入数、及び前記第2役抽選テーブルが用いられる遊技媒体の投入数を決定し、
    所定の条件を満たしたときは、前記第2役抽選テーブルが用いられるための遊技媒体の投入数を遊技者に報知する報知手段を備える
    ことを特徴とするスロットマシン。
  4. 1遊技での遊技媒体の投入数として、少なくともM及びNの2種類が設けられており、
    遊技者にとって有利となる特別遊技に移行するための特別役を含む役の当選確率を定めた役抽選テーブルと、
    前記役抽選テーブルを用いて役の抽選を行う役抽選手段とを備え、
    前記役抽選テーブルは、
    第1役抽選テーブルと、
    前記特別役の当選確率が前記第1役抽選テーブルよりも高く設定された第2役抽選テーブルとを備え、
    遊技ごとに又は遊技状態ごとに、前記第1役抽選テーブルが用いられる遊技媒体の投入数、及び前記第2役抽選テーブルが用いられる遊技媒体の投入数を決定し、
    所定の条件を満たしたときは、前記第2役抽選テーブルが用いられる遊技媒体の投入数に制限するか、又はスロットマシン内部に電気的に貯留された遊技媒体を投入するためのベットスイッチが遊技者に操作されたときに前記第2役抽選テーブルが用いられる遊技媒体数を投入する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    前遊技でのスタートスイッチの操作時から当該遊技での前記スタートスイッチの操作時までの1遊技時間を計測する計測手段と、
    前記計測手段による計測結果が所定時間に到達していないと判断したときは、前記所定時間に到達した後に当該遊技での前記リールの回転を開始するように制御するウエイト手段とを備え、
    前記第1役抽選テーブルが用いられる遊技では前記所定時間はT1に設定されており、前記第2役抽選テーブルが用いられる遊技では前記所定時間はT2(T2<T1)に設定されている
    ことを特徴とするスロットマシン。
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