JP2011136748A - 折畳み容器 - Google Patents

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Nobuo Aramaki
伸夫 荒巻
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正巳 井口
Ryoichi Iwasaki
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Abstract

【課題】保管や輸送の際の「破れ」や「穴開き」を防止することができる折畳み容器を提供する。
【解決手段】折畳み容器10は、内容物を収容する収容空間を構成するとともに、収容空間を二分割する分割平面Tを想定したとき、分割平面Tが交差する位置に環状の折り目26を有するプラスチック製の容器本体12と、容器本体12の外面に折り目26に沿って形成された環状の突条14とを備え、容器本体12の折り目26を挟んだ一方側に位置する第1部分12aを他方側に位置する第2部分12bの内側に折り込んで容器本体12を折り畳んだ状態において、突条14の基端部14aが第2部分12bの外面に位置するとともに突条14の基端部14aよりも先方の部分が折り目26の周囲に位置する。
【選択図】図4

Description

本発明は、折り目に沿って折り畳まれるプラスチック製の折畳み容器に関する。
飲料水、液体調味料および液体薬品等の液体を収容する液密性の容器として、従来では、ガラス瓶やブリキ缶等が使用されていたが、これらの容器では、重量が大きいことや、折り畳んで体積を縮小することができないことから、容器自体の保管や輸送に不便であるという問題があった。そこで、近年では、軽量かつ折り畳み可能なプラスチック製の折畳み容器が様々な分野で普及しつつある。
特許第3245031号公報 特開平8−48364号公報
従来の折畳み容器(特許文献1,2)では、軽量かつ折り畳み可能であることから保管や輸送に便利であるが、プラスチック製であることから強度を確保することが困難であり、折畳み容器が載置される載置面(倉庫の床面等)や他の物体(倉庫の壁面等)との摩擦によって容器本体に「破れ」や「穴開き」が生じるおそれがあった。そのため、いわゆる「バッグインボックス」に見られるように、使用の際には、折畳み容器をダンボール等からなる外箱に収容して保護することが行われていた。
しかし、このような「バッグインボックス」においても、保管や輸送の際には、外箱から折畳み容器を分離する必要があるため、折畳み容器を外箱で保護することができず、上記課題を解決することができなかった。特に、折畳み容器を折り畳んだ状態において、折り目が輪郭の外縁に位置する場合には、当該折り目が載置面や他の物体と接触し易くなることから、上記課題はより顕著になっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、保管や輸送の際の「破れ」や「穴開き」を防止することができる、折畳み容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の折畳み容器は、内容物を収容する収容空間を構成するとともに、前記収容空間を二分割する分割平面を想定したとき、前記分割平面が交差する位置に環状の折り目を有するプラスチック製の容器本体と、前記容器本体の外面に前記折り目に沿って形成された環状の突条とを備え、前記容器本体の前記折り目を挟んだ一方側に位置する第1部分を他方側に位置する第2部分の内側に折り込んで前記容器本体を折り畳んだ状態において、前記突条の基端部が前記第2部分の外面に位置するとともに前記突条の前記基端部よりも先方の部分が前記折り目の周囲に位置する。
この構成において、折畳み容器を折り畳んだ状態では、容器本体の折り目(すなわち容器本体を折り畳む際に屈曲される部分)が輪郭の外縁に位置するが、当該折り目は突条で囲まれているので、当該折り目に他の物体が接触するのを突条によって防止することができる。つまり、突条の「ガード機能」によって容器本体を保護することができる。したがって、容器本体を折り畳み易くするために折り目の厚さを小さくした場合でも、折り目において容器本体が損傷するのを防止することができる。
また、折畳まれた折畳み容器を第1部分の基端部(すなわち折り目が位置する部分)を下にして床面等の載置面上に載置した場合には、折畳み容器の荷重を折り目の周囲に位置する突条で支持することができるので、容器本体が載置面に強く接触するのを防止することができる。つまり、突条の「支持機能」によって容器本体(特に折り目)を保護することができる。したがって、複数の折畳み容器を積み重ねて保管する場合でも、最下段に位置する折畳み容器の容器本体が載置面との摩擦によって損傷するのを防止することができる。
前記容器本体を折り畳んだ状態において、前記突条の先端部は、前記第1部分の前記折り目が位置する基端部から前記第1部分の折込み方向とは反対の方向に突出されてもよい。
この構成では、突条の先端部が第1部分の基端部から第1部分の折込み方向とは反対の方向に突出されるので、第1部分の基端部を下にして折畳み容器を載置面上に載置したときには、突条の先端部が載置面に確実に接触する。したがって、折畳み容器の荷重を突条によって確実に支持することができ、容器本体が載置面との摩擦によって損傷するのをより効果的に防止することができる。
前記突条は、前記第2部分の外面から突出して形成された脚部と、前記脚部の先端部に前記脚部の厚さよりも大きい厚さで形成された補強部とを有していてもよい。
この構成では、補強部によって突条の強度が確保されているので、突条の上記「ガード機能」や上記「支持機能」をより有効に発揮させることができ、容器本体をより効果的に保護することができる。また、補強部の存在により突条が折れ難くなっているので、突条および容器本体に「折れ癖」が付くのを防止でき、当該「折れ癖」による強度の低下を防止することができる。さらに、補強部が厚肉であることから、突条の先端部で手指を切るのを防止することができる。
前記容器本体は、対向する2つの側壁が正方形である立方体または直方体であり、前記折り目は、前記2つの側壁のそれぞれの対角線と当該対角線どうしを連結する稜線とに沿って位置していてもよい。
この構成では、容器本体の隣接する2つの側壁(対向する2つの側壁を除く。)が互いに直角を成して第1部分の一部を構成するとともに、隣接する他の2つの側壁(対向する2つの側壁を除く。)が互いに直角を成して第2部分の一部を構成しているので、折畳み容器を折り畳んだ状態では、容器本体の全体が第1部分の基端部に開口部を有する略三角形の屋根形となる。したがって、第1部分の基端部(すなわち折り目および開口部が位置する部分)を下にして折畳み容器を載置面上に載置した状態では、上記側壁のそれぞれを載置面に対して45度の角度で傾斜させることができ、これらの側壁が他の物品(倉庫の壁面等)に接触して損傷するのを防止することができる。
本発明によれば、容器本体を突条の「ガード機能」や「支持機能」で保護することができるので、容器本体の「破れ」や「穴開き」を防止することが可能であり、折畳み容器の耐久性を飛躍的に高めることができる。
図1は、第1実施形態に係る折畳み容器を示す斜視図である。 図2は、第1実施形態に係る折畳み容器の部分断面図であり、(A)は稜線に沿って位置する突条および折り目の構成を示す断面図、(B)は対角線に沿って位置する突条および折り目の構成を示す断面図である。 図3は、第1実施形態に係る折畳み容器を折り畳んだ状態を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は正面図である。 図4は、第1実施形態に係る折畳み容器を折り畳んだ状態を示す部分断面図である。 図5は、第1実施形態に係る折畳み容器の製造方法を示す図であり、(A)は稜線に沿って位置する突条および折り目を成形する工程を示す断面図、(B)は対角線に沿って位置する突条および折り目を成形する工程を示す断面図である。 図6は、第1実施形態に係る複数(5個)の折畳み容器を積み重ねた状態を示す正面図である。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では、各実施形態に係る「折畳み容器」を独立した1つの製品として説明しているが、これらの「折畳み容器」は、いわゆる「バッグインボックス」の「内容器」として「外箱」と共に使用できる点に留意されたい。
(第1実施形態)
[折畳み容器の構成]
図1は、第1実施形態に係る折畳み容器10を示す斜視図である。図2は、折畳み容器10の部分断面図であり、(A)は、稜線24a,24b(図1)に沿って位置する突条14および折り目26の構成を示す断面図、(B)は、対角線22a,22b(図1)に沿って位置する突条14および折り目26の構成を示す断面図である。そして、図3は、折畳み容器10を折り畳んだ状態を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は正面図である。
折畳み容器10は、図1および図2に示すように、内容物(図示省略)を収容する収容空間Sを構成する容器本体12と、容器本体12の外面に形成された環状の突条14と、容器本体12の外面に形成された注出口16と、注出口16に着脱自在に装着されたキャップ18とを備えている。
容器本体12は、プラスチック材料によって6つの側壁20a〜20fを有する立方体または直方体(本実施形態では立方体)に構成されており、対向する2つの側壁20a,20b(本実施形態では全ての側壁)は正方形に形成されている。そして、図1に示すように、収容空間Sを二分割する分割平面Tを想定したとき、当該分割平面Tは、2つの側壁20a,20bのそれぞれの対角線22a,22bと、当該対角線22a,22bどうしを連結する稜線24a,24bとに沿って容器本体12と交差しており、容器本体12における分割平面Tが交差する部分に沿って、環状の折り目26(図2)が位置している。換言すると、折り目26は、2つの側壁20a,20bのそれぞれの対角線22a,22bと当該対角線22a,22bどうしを連結する稜線24a,24bとに沿って位置している。
折り目26は、図2に示すように、容器本体12を折り畳むときに屈曲される「折線」となる部分であり、容器本体12における分割平面Tが交差する部分の内面に形成された環状の溝26aを有している。本実施形態の折り目26は、容器本体12をブロー成形(図5)する際に同時に成形されるため、折り目26の厚さは容器本体12の他の部分の厚さとほぼ同じになっており、容器本体12の外面における溝26aの背面側には、環状の突部26bが溝26aと一体に形成されている。したがって、容器本体12を折り畳む際には、図3中の矢印で示すように、本体12における折り目26(図2)を挟んだ一方側に位置する第1部分12aを他方側に位置する第2部分12bの内側に、折り目26(図2)に沿って簡単に折り込むことができ、容器本体12を折り畳んだ状態では、図4に示すように、第1部分12aの基端部(すなわち折り目26が位置する部分)に開口部28を確保することができる。
なお、容器本体12を構成するプラスチック材料としては、特に限定されるものではないが、屈曲性、保形性および強度のバランスを考慮すると、ポリエチレン、ポリプロピレンおよびエチレン酢酸ビニルコポリマー等を用いることが好ましい。
突条14は、図4に示すように、容器本体12を折り畳んだ際に、その基端部14aよりも先方の部分が開口部28(折り目26を含む。)の周囲に折り目26を取り囲むように位置して、開口部28に壁面等の他の物体W(図6)が接触するのを防止する「ガード機能」と、床面等の載置面G上において折畳み容器10の荷重を支持する「支持機能」とを有するものであり、図1に示すように、容器本体12の外面に折り目26(図2)に沿って環状に形成されている。
より詳細に説明すると、突条14は、図1および図2に示すように、第2部分12bの外面から突出して形成された環状の脚部30と、脚部30の先端部全周に脚部30の厚さよりも大きい厚さで形成された補強部32とを有している。脚部30は、容器本体12を折り畳んだ状態(図3、図4)において、開口部28の周囲に位置して、他の物体W(図6)が開口部28に接触するのを防止する部分であり、脚部30の基端部30a(すなわち突条14の基端部14a)は、第2部分12bの外面に位置しており、脚部30の先端部30bは、折り目26の周囲において基端部30aよりも外側に位置している。また、脚部30の厚さは、容器本体12の厚さよりもやや大きく設計されており、脚部30の長さは、容器本体12を折り畳んだ状態(図3、図4)において、突条14の先端部14bを、分割平面Tを越えた位置に配置できるように設計されている。
補強部32は、突条14の強度を確保するとともに、突条14の先端部14bで手指を切るのを防止する部分であり、補強部32の厚さ(すなわち脚部30の厚さ方向と同じ方向の最大長さ)は、脚部30の厚さよりも大きく設計されており、補強部32の長さ(すなわち脚部30の長さ方向と同じ方向の最大長さ)は、容器本体12を折り畳んだ状態(図3、図4)において、突条14の先端部14bを、分割平面Tを越えた位置に配置できるように設計されている。そして、補強部32の外面は、手指を切ることのないように滑らかな曲面(本実施形態では円筒面)に形成されている。
したがって、容器本体12を折り目26(図2)に沿って折り畳んだ状態では、図4に示すように、突条14の先端部14bが、分割平面Tを越えて第1部分12aの基端部から第1部分12aの折込み方向とは反対の方向に突出される。これにより、折畳み容器10を、第1部分12aの基端部(開口部28)を下にして床面等の載置面G上に載置したときには、開口部28(折り目26を含む。)と載置面Gとの間に隙間D(図4)を確保でき、載置面Gとの摩擦による容器本体12の損傷を防止することができる。
注出口16は、筒状部16aと、筒状部16aの外周面に形成された鍔部16bとを有しており、プラスチックの射出成形等によって一体的に形成されている。そして、筒状部16aの基端部が容器本体12に形成された注出孔(図示省略)に溶着等によって接合されている。また、筒状部16aにおける鍔部16bよりも先端側に位置する部分の外周面には、雄ねじ(図示省略)が形成されている。
キャップ18は、注出口16の開口部(図示省略)を閉塞する部材であり、プラスチックの射出成形等によって一体的に形成されている。そして、キャップ18の内周面には、雌ねじ(図示省略)が形成されており、キャップ18を注出口16に装着する際には、当該雌ねじが注出口16の雄ねじに螺合される。
[折畳み容器の製造方法]
以下には、折畳み容器10の製造方法について説明する。折畳み容器10を製造する際には、容器本体12と突条14とをプラスチック材料のブロー成形によって一体的に成形するとともに、注出口16およびキャップ18をプラスチック材料の射出成形によって別々に成形し、その後、これらの成形物を相互に接合して折畳み容器10を完成させる。
容器本体12と突条14とをブロー成形する際には、図示していないが、まず、プラスチック材料の押出成形によって、シート状かつ筒状のパリソンP(図5)を成形する。続いて、図5に示すように、当該パリソンPをブロー成形金型42a,42bのキャビティ内に導入し、パリソンPの周縁部を、突条14の形状に合致した形状を有するブロー成形金型42a,42bの一部で挟み込む。すると、パリソンPの周縁部が液密的に溶着されると同時に、当該周縁部に突条14が成形される。突条14の成形が完了すると、パリソンPの内部に空気供給口(図示省略)から空気を供給し、パリソンPを空気圧で膨らませてキャビティの内面に押し当てることによって、容器本体12を成形する。容器本体12および突条14の成形が完了すると、これらをブロー成形金型42a,42bから取り外し、バリQ(図5)をカッターで切除する。そして、容器本体12に注出口16を接合(本実施形態では溶着)するとともに、注出口16にキャップ18を装着する。
なお、上述の製造方法は一例に過ぎず、細部の工程は適宜変更してもよいし、ブロー成形に代えて真空吸引成形等を用いてもよい。
[折畳み容器の使用方法]
折畳み容器10を使用する際には、図1に示すように、容器本体12を膨らませた状態で、注出口16から収容空間S内に内容物を収容し、その後、注出口16にキャップ18を装着する。
内容物の種類は、特に限定されるものではなく、液体および固体のいずれであってもよいが、折畳み容器10が液密性に優れている点を考慮すると、飲料水、液体調味料および液体薬品等の液体が好適である。また、本実施形態の折畳み容器10は、単独でも使用可能であるが、強度が要求される場合には、「バッグインボックス」の「内容器」として「外箱」の内部に収容して用いるようにしてもよい。この場合の「外箱」としては、ダンボール箱、プラスチック箱および木箱等を適宜選択して用いることができる。
一方、空状態の折畳み容器10を保管したり、輸送したりする際には、図3および図4に示すように、第1部分12aを第2部分12bの内側に折り目26に沿って折り込むことによって容器本体12を折り畳む。
本実施形態では、図1に示すように、容器本体12の隣接する2つの側壁(対向する2つの側壁20a,20bを除く。)20d,20fが互いに直角を成して第1部分12aの一部を構成するとともに、隣接する他の2つの側壁(対向する2つの側壁20a,20bを除く。)20c,20eが互いに直角を成して第2部分12bの一部を構成しているので、図3および図4に示すように、容器本体12を折り畳んだ状態では、容器本体12の全体が略四角形の開口部28を有する略三角形の屋根形になる。したがって、図6に示すように、複数の折畳み容器10を積み重ねる際には、第1部分12aの基端部(すなわち開口部28)を下にして、下段に位置する折畳み容器10の屋根形の部分(すなわち第1部分12aおよび第2部分12bが重なった部分)を上段に位置する折畳み容器10の開口部28に嵌め合わせることが可能であり、開口部28が突条14で補強されることと相俟って、複数の折畳み容器10を位置ずれを生じることなくコンパクトに積み重ねることができる。
また、図4に示すように、折畳み容器10を、第1部分12aの基端部を下にして床面等の載置面G上に載置した状態では、突条14の基端部14aが第2部分12bの外面に位置するとともに、突条14の基端部14aよりも先方の部分が折り目26の周囲に位置するので、突条14によって折り目26を覆うことができる。したがって、図6に示すように、倉庫の壁面等のような他の物体Wが折り目26(図4)に接触するのを突条14によって防止することができ、他の物体Wとの摩擦によって容器本体12が損傷するのを防止することができる。つまり、突条14の「ガード機能」によって容器本体12を保護することができる。
そして、折畳み容器10を載置面G上に載置した状態(図4、図6)では、突条14の先端部14bが載置面Gに接触し、折畳み容器10の荷重を突条14で支持することができるので、容器本体12(特に折り目26)が載置面Gに強く接触するのを防止することができ、載置面Gとの摩擦によって容器本体12が損傷するのを防止することができる。つまり、突条14の「支持機能」によって容器本体12を保護することができる。
さらに、折畳み容器10を載置面G上に載置した状態(図4、図6)では、第1部分12aの2つの側壁20d,20fおよび第2部分12bの2つの側壁20c,20eが載置面Gに対して45度の角度で傾斜するので、これらの傾斜した側壁20c〜20fが他の物体Wに接触するのを防止することができ、突条14の「ガード機能」および「支持機能」と相俟って、容器本体12の損傷を効果的に防止することができる。
(他の実施形態)
なお、第1実施形態では、図4に示すように、容器本体12を折り畳んだ状態において、突条14の先端部14bが、分割平面Tを越えて第1部分12aの基端部から第1部分12aの折込み方向とは反対の方向に突出されているが、折り畳んだときの突条14の先端部14bは、分割平面Tの手前側(基端部14a側)に位置していてもよい。この場合でも、折畳み容器10の荷重等によって開口部28が押し潰されると、突条14の先端部14bが載置面Gに接触するので、当該荷重を突条14によって支持することが可能であり、載置面Gとの摩擦による容器本体12の損傷を防止することができる。
また、第1実施形態では、突条14を構成する補強部32の外面が滑らかな曲面に形成されているが、当該外面形状は「手指を切らない形状」であればよく、たとえば90度以上の角度で複数回に屈曲する屈曲平面であってもよい。ただし、この場合でも、補強部32の厚さは、突条14の強度を確保するために、脚部30の厚さよりも大きくなっていることが望ましい。
さらに、容器本体12の形状は、立方体または直方体に限定されるものではなく、たとえば他の多面体、球体および円柱体等であってもよい。
G… 載置面(床面等)
S… 収容空間
T… 分割平面
W… 他の物体(壁面等)
10… 折畳み容器
12… 容器本体
12a… 第1部分
12b… 第2部分
14… 突条
14a… 基端部
14b… 先端部
16… 注出口
18… キャップ
20a〜20f… 側壁
22a,22b… 対角線
24a,24b… 稜線
26… 折り目
26a… 溝
26b… 突部
28… 開口部
30… 脚部
30a… 基端部
30b… 先端部
32… 補強部
42a,42b… ブロー成形金型

Claims (4)

  1. 内容物を収容する収容空間を構成するとともに、前記収容空間を二分割する分割平面を想定したとき、前記分割平面が交差する位置に環状の折り目を有するプラスチック製の容器本体と、
    前記容器本体の外面に前記折り目に沿って形成された環状の突条とを備え、
    前記容器本体の前記折り目を挟んだ一方側に位置する第1部分を他方側に位置する第2部分の内側に折り込んで前記容器本体を折り畳んだ状態において、前記突条の基端部が前記第2部分の外面に位置するとともに前記突条の前記基端部よりも先方の部分が前記折り目の周囲に位置する、折畳み容器。
  2. 前記容器本体を折り畳んだ状態において、前記突条の先端部は、前記第1部分の前記折り目が位置する基端部から前記第1部分の折込み方向とは反対の方向に突出される、請求項1に記載の折畳み容器。
  3. 前記突条は、前記第2部分の外面から突出して形成された脚部と、前記脚部の先端部に前記脚部の厚さよりも大きい厚さで形成された補強部とを有している、請求項1または2に記載の折畳み容器。
  4. 前記容器本体は、対向する2つの側壁が正方形である立方体または直方体であり、
    前記折り目は、前記2つの側壁のそれぞれの対角線と当該対角線どうしを連結する稜線とに沿って位置している、請求項1ないし3のいずれかに記載の折畳み容器。
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