JP2011117502A - ピストンリング - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジンの燃焼室内の圧力が高くなっても、ブローバイガスを抑制し、エンジンオイルの消費量を抑制する。
【解決手段】ピストンの外周面に形成されたリング状の凹溝にピストンリング21が収容され、このピストンリング21の外周面がシリンダ内周面に当接するように構成される。ピストンリング21は、上部リング部23と、この上部リング部23と同一径を有する下部リング部24とが重合して形成される。またピストンリング21の上部リング部23の一端が終端をなし、上部リング23の他端が下部リング部24の一端に一体的に接続され、下部リング部24の他端が終端をなす二重コイル状に形成される。
【選択図】図1
【解決手段】ピストンの外周面に形成されたリング状の凹溝にピストンリング21が収容され、このピストンリング21の外周面がシリンダ内周面に当接するように構成される。ピストンリング21は、上部リング部23と、この上部リング部23と同一径を有する下部リング部24とが重合して形成される。またピストンリング21の上部リング部23の一端が終端をなし、上部リング23の他端が下部リング部24の一端に一体的に接続され、下部リング部24の他端が終端をなす二重コイル状に形成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、エンジンのピストン外周面の凹溝に嵌入されるピストンリングに関するものである。
従来、この種のピストンリングとして、合口部の互いに対向する端面がそれぞれ上下方向に段差を有する凹凸形状に形成され、一方の端面の凹部に他方の端面の凸部を収容し、更に合口部の凹部と凸部との端面間に形成される合口隙間のクランク室側を小さくしたピストンリングが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。このように構成されたピストンリングでは、機関運転中、ピストンリングの温度が上昇することによりピストンリングの燃焼室側の熱膨張量が大きく、クランク室側の熱膨張量が小さくても、クランク室側の合口隙間を燃焼室側の合口隙間より小さく設定することにより、クランク室側の合口隙間を小さくすることができる。即ち、燃焼室内のガスがクランク室へと流れるガスの流路を形成する合口隙間の全体を小さくすることができ、ガスの流路の流路抵抗を大きくすることができる。従って、ピストンリングのシール効果が増し、燃焼室からクランク室へと吹き抜けるブローバイガスの量を低減できるようになっている。
また、一方の合口端側に外周面及び一方側面から周方向に延びる断面三角形の凸部を設け、他方の合口端側に凸部を収納する凹部を設けたダブルラップジョイント形の合口を有し、凸部及び凹部の向い合う二つの平面の斜面隙間が0.03〜0.15mmとなるように凸部及び凹部が形成されたピストンリングが開示されている(例えば、特許文献2参照。)。このように構成されたピストンリングでは、向い合う二つの平面間の距離が0.03〜0.15mmであるので、オイルの燃焼室への侵入を抑えることができるとともに、ブローバイガスを適度に低減することができる。またピストンリングの加工が比較的容易でありかつオイルの燃焼室への侵入を抑え、更にブローバイガスを適度に低減できるようになっている。
しかし、上記従来の特許文献1及び2に示されたピストンリングでは、凸部の横断面積が比較的小さいため、凸部の機械的強度を確保する観点から合口部をあまり長く形成できず、燃焼室からクランク室に通じるピストンリングのラビリンスを長くすることができない。またピストンリングの合口のクランク室側の隙間や合口部の傾斜隙間を小さくしても限界がある。このため、エンジンの高出力化に伴ってエンジンの燃焼室内の圧力が高くなると、ブローバイガスが多くなり、エンジンオイルの消費量も増加する問題点があった。
本発明の目的は、エンジンの燃焼室内の圧力が高くなっても、ブローバイガスを抑制することができるとともに、エンジンオイルの消費量を抑制できる、ピストンリングを提供することにある。
本発明の第1の観点は、図1及び図5に示すように、ピストン11の外周面に形成されたリング状の凹溝12aに収容され、外周面がシリンダ14内周面に当接するように構成されたピストンリングにおいて、上部リング部23と、この上部リング部23と同一径を有する下部リング部24とが重合し、上部リング部23の一端が終端をなし、上部リング23の他端が下部リング部24の一端に一体的に接続され、下部リング部24の他端が終端をなす二重コイル状に形成されたことを特徴とするピストンリングである。
本発明の第2の観点は、第1の観点に基づく発明であって、更に図1及び図2に示すように、上部リング部23の他端と下部リング部24の一端との接続部26の両端のなすリング中心角θが、上部リング部23及び下部リング部24のリング中心線方向のリング厚をtとし、リング直径をDとするとき、(360t/(πD))度〜270度であることを特徴とする。
本発明の第1の観点のピストンリングでは、ピストンリングを二重コイル状に形成することにより、燃焼室からクランク室に通じるラビリンスを長くすることができる。この結果、エンジンの燃焼室内の圧力が高くなっても、ブローバイガスを抑制することができるとともに、エンジンオイルの消費量を抑制できる。
本発明の第2の観点のピストンリングでは、上部リング部の他端と下部リング部の一端との接続部の両端のなすリング中心角θを(360t/(πD))度〜270度としたので、上部リング部と下部リング部との間のラビリンスを構成するリング中心角θが(360−270)度〜(360−(360t/(πD)))度と大きくなる。この結果、エンジンの燃焼室内の圧力が高くなっても、ブローバイガスを抑制することができるとともに、エンジンオイルの消費量を抑制できる。
次に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
<第1の実施の形態>
図5及び図6に示すように、ディーゼルエンジンのピストン11は、ピストン本体12の頂面に最も近い位置の外周面に形成されたリング状のアッパ凹溝12aと、ピストン本体12の頂面から最も遠い位置の外周面に形成されたリング状のロア凹溝12cと、アッパ凹溝12aとロア凹溝12cとの間のピストン本体12の外周面に形成されたリング状のミドル凹溝12bと、アッパ凹溝12aに収容される第1ピストンリング21と、ミドル凹溝12bに収容される第2ピストンリング22と、ロア凹溝12cに収容されるオイルリング13とを備える。各凹溝12a〜12cにそれぞれ収容されたピストンリング21,22及びオイルリング13の外周面はシリンダ14内周面に当接するように構成される。またピストンリング21,22はコンプレッションリングとも呼ばれ、エンジンの膨張行程や圧縮行程における燃焼室12d内のガスに対する気密性を保つ機能を有する(図5及び図6)。なお、図5に示すように、ピストン本体12の頂面には燃焼室12dが形成され、下面にはコンロッド収容凹部12eが形成される。またコンロッド収容凹部12eには図示しないがコンロッドの上端が挿入され、このコンロッドの上端は図示しないピストンピンを介してピストン本体12に枢着される。
<第1の実施の形態>
図5及び図6に示すように、ディーゼルエンジンのピストン11は、ピストン本体12の頂面に最も近い位置の外周面に形成されたリング状のアッパ凹溝12aと、ピストン本体12の頂面から最も遠い位置の外周面に形成されたリング状のロア凹溝12cと、アッパ凹溝12aとロア凹溝12cとの間のピストン本体12の外周面に形成されたリング状のミドル凹溝12bと、アッパ凹溝12aに収容される第1ピストンリング21と、ミドル凹溝12bに収容される第2ピストンリング22と、ロア凹溝12cに収容されるオイルリング13とを備える。各凹溝12a〜12cにそれぞれ収容されたピストンリング21,22及びオイルリング13の外周面はシリンダ14内周面に当接するように構成される。またピストンリング21,22はコンプレッションリングとも呼ばれ、エンジンの膨張行程や圧縮行程における燃焼室12d内のガスに対する気密性を保つ機能を有する(図5及び図6)。なお、図5に示すように、ピストン本体12の頂面には燃焼室12dが形成され、下面にはコンロッド収容凹部12eが形成される。またコンロッド収容凹部12eには図示しないがコンロッドの上端が挿入され、このコンロッドの上端は図示しないピストンピンを介してピストン本体12に枢着される。
この実施の形態では、図1及び図5に示すように、第1ピストンリング21は二重コイル状に形成され、第2ピストンリング22は一重に形成される。第1ピストンリング21は、上部リング部23と、この上部リング部23と同一径を有する下部リング部24とを重合して形成される。また第1ピストンリング21は、上部リング部23の一端が終端をなし、上部リング23の他端が下部リング部24の一端に一体的に接続され、更に下部リング部24の他端が終端をなす二重コイル状に形成される。ここで、上部リング23の他端と下部リング部24の一端との接続部26の両端のなすリング中心角θ、即ち接続部26上面における上側起立面26aとピストンリング中心16とを結ぶ直線を第1直線31とし、接続部26下面における下側起立面26bとピストンリング中心16とを結ぶ直線を第2直線32とし、上部リング部23及び下部リング部24のリング中心線方向のリング厚をtとし、リング直径をDとするとき、第1直線31と第2直線32とのなす角度θは、(360t/(πD))度〜270度の範囲内に設定される(図2)。この実施の形態では、リング中心角θは、第1ピストンリングを同一厚さの線材を用いて作製しているため、接続部の厚さがリング中心線方向のリング厚t分だけとなり、(360t/(πD))度に形成される。また接続部26の上側起立面26aは接続部26上面に対して略垂直に形成され、下側起立面26bは接続部26下面に対して略垂直に形成される。ここで、接続部26の両端のリング中心角θを(360t/(πD))度0〜270度の範囲内に限定したのは、(360t/(πD))度未満では第1ピストンリング21を線材の曲げ加工により形成したときに接続部26の形成が難しく、270度を越えると燃焼室12dからクランク室に通じる第1ピストンリング21のラビリンス19が短くなってブローバイガスが増大しエンジンオイルの消費量が増大してしまうからである。なお、上部リング部23の一端面23aと上側起立面26aとの間には所定の隙間が形成され、下部リング部24の他端面24aと下側起立面26bとの間には所定の隙間が形成される。また、図5の符号41はロア凹溝12c内とコンロッド収容凹部12eとを連通するようにピストン本体12に形成された第1オイル戻し孔であり、符号42はロア凹溝12cより下方のピストン本体12外周面とコンロッド収容凹部12eとを連通するようにピストン本体12に形成された第2オイル戻し孔である。
このように構成された第1ピストンリング21の製造方法を説明する。先ずスチール等により形成された横断面四角形の一直線状の線材を所定の長さに切断する。次いでこの線材の長手方向中央に線材の厚さt分だけクランク状に段差部を形成する。次にこの段差部により区画された線材の一方の半分を所定の曲率半径で曲げて上部リング23を形成し、線材の他方の半分を上部リング23と同一の曲率半径で上部リング23の下方に重合するように曲げて下部リング24を形成する(図1)。これにより上記段差部が上部リング23と下部リング24とを一体的に接続する接続部26となる。更に上記第1ピストンリング21に表面処理を施す。これにより第1ピストンリング21が完成する。
このように製造された第1ピストンリング21を図4(a)に示すように弾性変形させ、この状態でピストン11のピストン本体12に遊嵌してアッパ凹溝12aに収容する(図4(b))。また第2ピストンリング22をミドル凹溝12bに収容し、オイルリング13をロア凹溝12cに収容する。このピストン11をシリンダ14に組込んで、エンジンを始動すると、ピストン11がシリンダ14内を上下動する。このとき燃焼室12dの圧力が上昇すると、燃焼室12d内のガスが第1ピストンリング21のラビリンス19を通って低圧のクランク室側に漏れようとする。しかし、第1ピストンリング21が二重コイル状に形成されており、燃焼室12dからクランク室に通じる第1ピストンリング21のラビリンス19が極めて長い。具体的には、第1ピストンリング21の接続部26の両端のなすリング中心角θを(360t/(πD))度(例えば、約2度)としたので、上部リング部23と下部リング部24との間のラビリンス19を構成するリング中心角θが(360−(360t/(πD)))度(例えば、約358度)と極めて大きくなる。この結果、ラビリンス19を通るガスの流通抵抗が極めて大きくなるので、ラビリンス19を通ってクランク室側に漏れるブローバイガスの量が極めて少なくなり、ブローバイガスを抑制できる。
またシリンダ14の内周面にはクランクシャフトにより掻き上げられたエンジンオイルが潤滑のために付着する。このエンジンオイルのシリンダ14内周面への付着量が多いと、第1ピストンリング21のラビリンス19を通ってクランク室側から燃焼室12d側へ侵入しようとする。しかし、第1ピストンリング21のラビリンス19が極めて長いので、ラビリンス19を通るエンジンオイルの流通抵抗が極めて大きくなる。この結果、ラビリンス19を通って燃焼室12d側に流入するエンジンオイルの量が極めて少なくなるので、エンジンオイルの消費量を必要最小限に抑制できる。
<第2の実施の形態>
図7〜図10は本発明の第2の実施の形態を示す。第1ピストンリング71の上部リング部73の他端と下部リング部74の一端との接続部76の両端のなすリング中心角θ、即ち接続部76上面における上側起立面76aとピストンリング中心66とを結ぶ直線を第1直線81とし、接続部76下面における下側起立面76bとピストンリング中心66とを結ぶ直線を第2直線82とし、上部リング部73及び下部リング部74のリング中心線方向のリング厚をtとし、リング直径をDとするとき、第1直線81と第2直線82とのなす角度θは、(360t/(πD))度より大きくかつ270度以下、好ましくは90〜270度の範囲内に設定される(図8)。この実施の形態では、リング中心角θは約90度に形成される。接続部76の上側起立面76aは接続部76上面に対して略垂直に形成され、下側起立面76bは接続部76下面に対して略垂直に形成される。なお、上部リング部73の一端面73aと上側起立面76aとの間には所定の隙間が形成され、下部リング部74の他端面74aと下側起立面76bとの間には所定の隙間が形成される。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
図7〜図10は本発明の第2の実施の形態を示す。第1ピストンリング71の上部リング部73の他端と下部リング部74の一端との接続部76の両端のなすリング中心角θ、即ち接続部76上面における上側起立面76aとピストンリング中心66とを結ぶ直線を第1直線81とし、接続部76下面における下側起立面76bとピストンリング中心66とを結ぶ直線を第2直線82とし、上部リング部73及び下部リング部74のリング中心線方向のリング厚をtとし、リング直径をDとするとき、第1直線81と第2直線82とのなす角度θは、(360t/(πD))度より大きくかつ270度以下、好ましくは90〜270度の範囲内に設定される(図8)。この実施の形態では、リング中心角θは約90度に形成される。接続部76の上側起立面76aは接続部76上面に対して略垂直に形成され、下側起立面76bは接続部76下面に対して略垂直に形成される。なお、上部リング部73の一端面73aと上側起立面76aとの間には所定の隙間が形成され、下部リング部74の他端面74aと下側起立面76bとの間には所定の隙間が形成される。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
このように構成された第1ピストンリング71の製造方法を説明する。先ずスチール、鋳鉄等により形成された横断面四角形の一直線状の線材を所定の長さに切断する。次いで接続部76となる部分を残して、上部リング部73となる部分の上面を機械加工により切除し、下部リング部73となる部分の下面を機械加工により切除する。或いは所定の長さに切断した一直線状の線材を圧延加工して、接続部76となる部分と、上部リング部73となる部分と、下部リング部73となる部分を形成する。次に接続部76となる部分を所定の曲率半径で曲げた後に、上部リング部73となる部分を所定の曲率半径で曲げて上部リング73を形成し、下部リング部74となる部分を上部リング73と同一の曲率半径で上部リング73の下方に重合するように曲げて下部リング73を形成する。更に上記第1ピストンリング71に表面処理を施す。これにより第1ピストンリング71が完成する(図7及び図8)。
このように製造された第1ピストンリング71を図10(a)に示すように弾性変形させ、この状態でピストン61のピストン本体62に遊嵌してアッパ凹溝62aに収容する(図10(b))。また第2ピストンリングをミドル凹溝に収容し、オイルリングをロア凹溝に収容する。このピストン61をシリンダに組込んで、エンジンを始動すると、ピストン61がシリンダ内を上下動する。このとき燃焼室の圧力が上昇すると、燃焼室内のガスが第1ピストンリング71のラビリンス69を通って低圧のクランク室側に漏れようとする。しかし、第1ピストンリング71が二重コイル状に形成されており、燃焼室からクランク室に通じる第1ピストンリング71のラビリンス69が極めて長い。具体的には、第1ピストンリング71の接続部76の両端のなすリング中心角θを約90度としたので、上部リング部73と下部リング部74との間のラビリンス69を構成するリング中心角θが約270度と大きくなる。この結果、ラビリンス69を通るガスの流通抵抗が極めて大きくなるので、ラビリンス69を通ってクランク室側に漏れるブローバイガスの量が極めて少なくなり、ブローバイガスを抑制できる。
またシリンダの内周面にはクランクシャフトにより掻き上げられたエンジンオイルが潤滑のために付着する。このエンジンオイルのシリンダ内周面への付着量が多いと、第1ピストンリング71のラビリンス69を通ってクランク室側から燃焼室側へ侵入しようとする。しかし、第1ピストンリング71のラビリンス69が長いので、ラビリンス69を通るエンジンオイルの流通抵抗が大きくなる。この結果、ラビリンス69を通って燃焼室側に流入するエンジンオイルの量が極めて少なくなるので、エンジンオイルの消費量を必要最小限に抑制できる。
なお、上記第1及び第2の実施の形態では、第1ピストンリングを二重コイル状に形成したが、第2ピストンリングを二重コイル状に形成してもよく、或いは第1及び第2ピストンリングの双方を二重コイル状に形成してもよい。また、ピストンリングを3本用いるピストンでは、1本のピストンリングを二重コイル状に形成してもよく、2本のピストンリングを二重コイル状に形成してもよく、或いは3本のピストンリングを二重コイル状に形成してもよい。
11,61 ピストン
12a,62a アッパ凹溝
14 シリンダ
21,71 第1ピストンリング
23,73 上部リング部
24,74 下部リング部
26,76 接続部
12a,62a アッパ凹溝
14 シリンダ
21,71 第1ピストンリング
23,73 上部リング部
24,74 下部リング部
26,76 接続部
Claims (2)
- ピストン(11,61)の外周面に形成されたリング状の凹溝(12a,62a)に収容され、外周面がシリンダ(14)内周面に当接するように構成されたピストンリングにおいて、
上部リング部(23,73)と、この上部リング部(23,73)と同一径を有する下部リング部(24,74)とが重合し、
前記上部リング部(23,73)の一端が終端をなし、前記上部リング(23,73)の他端が前記下部リング部(24,74)の一端に一体的に接続され、前記下部リング部(24,74)の他端が終端をなす二重コイル状に形成された
ことを特徴とするピストンリング。 - 前記上部リング部(23,73)の他端と前記下部リング部(24,74)の一端との接続部(26,76)の両端のなすリング中心角(θ)が、前記上部リング部(23,73)及び前記下部リング部(24,74)のリング中心線方向のリング厚をtとし、リング直径をDとするとき、(360t/(πD))度〜270度である請求項1記載のピストンリング。
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