JP2011117336A - ホール素子を用いたポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】往復運動するマグネットの磁力を検出するホール素子を用い、回路基板の制御によりポンプの運転状況を正確に把握する。
【解決手段】軸方向に着磁した円筒型マグネット3の貫通路3aの両側にテーパ状に拡がる流体通路5a,6aを形成し入口側に逆止弁7を設けた磁石可動体2と、磁石可動体をスライド可能に収容し磁石可動体の両側にスプリング8,8aを配した上で、入口側に吸入ノズル10を出口側に逆止弁12付き吐出ノズル11を取り付けて外周に2つの駆動コイル13,13aを巻き、外側に2つの半月状に湾曲した外周磁性体15,15aを挟着したシリンダ9と、シリンダと共にケース17,17aに収納され両駆動コイルに対し同極が対向するように、且つ電流波形に電流が流れない区間を設けた交流を印加することで、磁石可動体を往復運動させ駆動状況をホール素子14で検知する回路基板16とからなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器の発熱部を冷却するために冷媒を循環させるポンプの動作を検出することができるホール素子を用いたポンプ装置に関する。
パーソナルコンピュータ、カーナビゲーション、プロジェクター等の発熱部を有する電子機器において、発熱部を冷却する手段として水冷方式を採用する場合、冷媒を循環させるために水冷モジュール用ポンプを利用する。
発熱体の温度が低いときにはポンプは停止しておくが、発熱体の温度が高くなったらポンプを起動して冷却しないと電子機器が故障するので、常にポンプの動作状況を検出し、正常に機能しているか把握する必要がある。
特許文献1に記載されているように、シリンダの周囲に可動子の往復運動を検出する空芯の検出コイルが電磁コイルと同軸状に嵌め込まれている電磁式ポンプの発明も公開されている。
しかしながら、特許文献1に記載の発明は、可動子が上下フレーム体に閉止されたシリンダ部に収容されているため、可動子の近傍に磁気センサを配置できないという課題がある。
また、磁気センサ(ホール素子、磁気抵抗素子)や検出コイルは、2つの駆動コイルの間に隣接しているため、通常の交流電流を流す方法だけでは、マグネットが停止していても、駆動コイルから発生する磁界を拾って、誤った信号を出力する可能性がある。
そこで、本発明は、往復運動するマグネットの近傍で磁力を検出することができるホール素子を用い、回路基板の制御によりポンプの運転状況を正確に把握することができるポンプ装置を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するために、本発明は、軸方向に着磁した円筒型マグネットの貫通路の両側にテーパ状に拡がる流体通路を形成し入口側に傘型逆止弁を設けた磁石可動体と、前記磁石可動体をスライド可能に収容し前記磁石可動体の両側に螺旋状のスプリングを配した上で入口側に吸入ノズルを出口側に傘型逆止弁付き吐出ノズルを取り付けて外周に第1駆動コイル及び第2駆動コイルを巻き外側に2つの半月状に湾曲した外周磁性体を挟着したシリンダと、前記シリンダと共にケースに収納され前記第1駆動コイルと前記第2駆動コイルに対し同極が対向するように且つ電流波形に電流が流れない区間を設けた交流を印加することで前記磁石可動体を往復運動させ駆動状況をホール素子で検知する回路基板とからなり、前記回路基板の制御により、前記駆動コイルに流す電流波形に電流が流れない区間を設け前記ホール素子から得られた電圧波形のうち当該区間のみを抽出し基準電圧以上を発振信号として出力しつつ、前記磁石可動体が前記吸入ノズル側に移動した際に流体を吸入し前記磁石可動体が前記吐出ノズル側に移動した際に流体を吐出することを特徴とするホール素子を用いたポンプ装置の構成とした。
本発明は、駆動コイルに流す電流波形に電流が流れない区間を設け、その区間だけを選択してホール素子で磁界を読み取るようにすることで、マグネットによる磁界のみを検出することができ、ピストンの動作を正確に把握することができる。
本発明であるホール素子を用いたポンプ装置の斜視図である。 本発明であるホール素子を用いたポンプ装置の断面図である。 本発明であるホール素子を用いたポンプ装置の分解図である。 本発明であるホール素子を用いたポンプ装置のポンプ部の分解図である。 本発明であるホール素子を用いたポンプ装置の動作を示す図である。 本発明であるホール素子を用いたポンプ装置の入力波形と出力信号を示す図である。 本発明であるホール素子を用いたポンプ装置の変形した入力波形を示す図である。 本発明であるホール素子を用いたポンプ装置の回路構成及び正常時の流れを示す図である。 本発明であるホール素子を用いたポンプ装置の回路構成及び異常時の流れを示す図である。
本発明であるホール素子を用いたポンプ装置1は、軸方向に着磁した円筒型マグネット3の貫通路3aの両側にテーパ状に拡がる流体通路5a、6aを形成し入口側に傘型逆止弁7を設けた磁石可動体2と、磁石可動体2をスライド可能に収容し磁石可動体2の両側に螺旋状のスプリング8、8aを配した上で入口側に吸入ノズル10を出口側に傘型逆止弁12付き吐出ノズル11を取り付けて外周に第1駆動コイル13及び第2駆動コイル13aを巻き外側に2つの半月状に湾曲した外周磁性体15、15aを挟着したシリンダ9と、シリンダ9と共にケース17、17aに収納され第1駆動コイル13と第2駆動コイル13aに対し同極が対向するように且つ電流波形に電流が流れない区間を設けた交流を印加することで磁石可動体2を往復運動させ駆動状況をホール素子14で検知する回路基板16とからなり、回路基板16の制御により、駆動コイル13、13aに流す電流波形に電流が流れない区間19eを設けホール素子14から得られた電圧波形のうち当該区間19eのみを抽出し基準電圧18h以上を発振信号20dとして出力しつつ、磁石可動体2が吸入ノズル10側に移動した際に流体を吸入し磁石可動体2が吐出ノズル11側に移動した際に流体を吐出することを特徴とする。
尚、回路基板を両面基板にすれば、ホール素子を磁石可動体に近い裏面に取り付けて、外周磁性体の切欠部から漏洩する前記磁石可動体の磁界を検出することができる。また、駆動コイルに流す電流波形は正弦波又は台形波に電流が流れない区間を設けた波形が好ましい。
図1は、本発明であるホール素子を用いたポンプ装置の斜視図である。
ポンプ装置1は、液体などの流体を吸入ノズル10から吸い込み、吐出ノズル11から吐き出す装置である。電子機器の発熱部を水冷する際に、冷却水などの冷媒を循環させるための圧力を得るものである。
ポンプ装置1は、吸入ノズル10と吐出ノズル11とを繋ぐシリンダ9がケース17及びケース17a内に収納されており、ケース17とケース17aが吸入ノズル10及び吐出ノズル11を挟持する。
また、ケース17及びケース17a内には回路基板16が収納されており、リード線16a、16b、16cを介して回路基板16に電源を供給したり、シリンダ9内のポンプ機能の制御や稼働状況の把握を行ったりする。
図2は、本発明であるホール素子を用いたポンプ装置の断面図である。
ポンプ装置1は、磁石可動体2と、吸入側のスプリング8、吐出側のスプリング8aと、シリンダ9と、吸入ノズル10と、吐出ノズル11と、回路基板16と、ケース17、17a等からなる。
尚、スプリング8と磁石可動体2とスプリング8aはシリンダ9内に収容され、吸入ノズル10と吐出ノズル11はシリンダ9の両端に嵌入され、シリンダ9と回路基板16はケース17及びケース17a内に収納される。
磁石可動体2は、マグネット3と、吸入側のマグネットヨーク5と、吐出側のマグネットヨーク6等からなる。尚、マグネット3の貫通路3aには内パイプ4が挿通され、さらにマグネット3は外パイプ4a内に挿通される。
マグネットヨーク5は、マグネット3の吸入側の端面に取り付けられ、テーパ状に拡がる流体通路5aの狭い側が貫通路3aの吸入側と繋がる。尚、流体通路5aの広い側には逆止弁7を保持する弁ホルダ7aが設けられる。
また、マグネットヨーク6も同様に、マグネット3の吐出側の端面に取り付けられ、テーパ状に拡がる流体通路6aの狭い側が貫通路3aの吐出側と繋がる。尚、流体通路6aの広い側には特に何も設ける必要はない。
スプリング8は磁石可動体2と吸入ノズル10の間、スプリング8aは磁石可動体2と吐出ノズル11の間にあり、磁石可動体2がシリンダ9内において略中心の位置となるように支持する。
シリンダ9の外周には、吸入ノズル10側寄りに第1駆動コイル13が巻かれ、吐出ノズル11側寄りに第2駆動コイル13aが巻かれ、第1駆動コイル13と第2駆動コイル13aの間にはホール素子14を組み込むための隙間を確保する。
さらに、第1駆動コイル13と第2駆動コイル13aを覆うように、円筒を半分に割ったような半月状に湾曲する形状の外周磁性体15と外周磁性体15aがケース17とケース17aと共に被さる。
吸入ノズル10は、広い側をシリンダ9内に嵌め込み、ケース17とケース17aで抜けないように挟み込む。尚、嵌入部の外周に巻いたOリング10aでシリンダ9との間をシールする。尚、吸入ノズル10の内部には特に何も設ける必要はない。
吐出ノズル11は、広い側をシリンダ9内に嵌め込み、ケース17とケース17aで抜けないように挟み込む。尚、嵌入部の外周に巻いたOリング11aでシリンダ9との間をシールする。尚、内部に逆止弁12を保持する弁ホルダ12aを設ける。
逆止弁7と逆止弁12は同じ部材を使用することができ、また、それらの位置関係は、弁としての機能を発揮できれば、逆止弁7を吸入ノズル10の内部に設け、逆止弁12をマグネットヨーク6の流体通路6aの広い側に設けても構わない。
ただし、弁の向きは変わらないことから、吸入ノズル10やマグネットヨーク6に収まるように弁ホルダ7aの形状を変更する必要があり、また、逆止弁7又は逆止弁12の開閉がスプリング8やスプリング8aに接触するなどして拘束される可能性がある。
流体は、吸入ノズル10から入り、スプリング8の中央を通り、逆止弁7を一方通行し、流体通路5aと貫通路3aと流体通路6aを通過し、スプリング8aの中央を通り、逆止弁12を一方通行し、吐出ノズル11から出る。
回路基板16は、第1駆動コイル13と第2駆動コイル13aに電流を流したり、ホール素子14から信号を取得したり、様々な制御を行う。尚、リード線16aは電源供給、リード線16bは接地(グランド、アース)、リード線16cは信号出力に用いる。
ケース17及びケース17aは、ポンプ機能を有するシリンダ9とポンプ機能を制御する回路基板16を、細長い箱状の小型容器に一体的に収めることで、効率化及び省スペース化を実現する。
図3は、本発明であるホール素子を用いたポンプ装置の分解図である。
ポンプ装置1は、上側のケース17と下側のケース17aを外すことができる。尚、ケース17の内側には上側の外周磁性体15が嵌め込まれており、ケース17aの内側には下側の外周磁性体15aが嵌め込まれており、共に取り外すことができる。
ケース17及びケース17aは、エンジニアリングプラスチック等の樹脂を成形した容器であり、シリンダ収容部17b、基板収容部17f、ノズル収容部17g、ノズル収容部17h等からなる。
シリンダ収容部17bには外周磁性体15又は外周磁性体15aが装着され、シリンダ9を収めることができる。天井面又は底面には貫通部17cが空けられ、側縁の中央には半円突起17d又は半円突起17eが形成される。
基板収容部17fには回路基板16を収めることができ、端側のノズル収容部17gは吸入ノズル10を固定することができ、逆端側のノズル収容部17hは吐出ノズル11を固定することができる。
外周磁性体15及び外周磁性体15aは、金属板などを円筒状又は半月状に湾曲させた磁性体であり、磁界が他の部品に影響を及ぼさないように、磁束の通り道を作る目的で使用される。
尚、外周磁性体15が円筒状であると着脱時にコイル線を傷付ける可能性があるため、円筒を半分に割った形状の外周磁性体15と外周磁性体15aとでシリンダ9を覆うようにし、取付けを容易にする。
外周磁性体15と外周磁性体15aが合わさる部分の中央にはそれぞれ半円状の切欠部15bが設けられ、端側にも端切欠部15cが設けられる。ケース17又はケース17aのシリンダ収容部17bに収める際に凹凸等の形状に合わせるためである。
また、切欠部15bは、ホール素子14への磁界の通路となる。そのため、切欠部15bが無いと、外周磁性体15と外周磁性体15aによって、磁界の進路を閉ざされてしまう。
外周磁性体15又は外周磁性体15aの切欠部15bは、ケース17又はケース17aの半円突起17d又は半円突起17eに嵌合し、外周磁性体15又は外周磁性体15aが外れないように留められる。
尚、回路基板16側の半円突起17eについては、上下それぞれ半円状の溝が形成されており、ケース17とケース17aを合わせた際にシリンダ収容部17bと基板収容部17fとを繋ぐ貫通孔となる。
また、外周磁性体15と外周磁性体15aにより円筒状に確保された収容スペースからはポンプ部1aを取り出すことができ、上側のケース17と下側のケース17aにより保持された回路基板16も取り出すことができる。
ポンプ部1aは、内部にポンプ機能を備えたシリンダ9の一端に吸入ノズル10を取り付け、他端に吐出ノズル11を取り付け、外周上に第1駆動コイル13と第2駆動コイル13aを巻いて回路基板16に配線したものである。
シリンダ9は、非磁性体の細長い円筒状の管であり、中空な内部で磁石可動体2をピストンとして往復運動させることにより、一端の吸入ノズル10から吸い込んだ流体を他端の吐出ノズル11から吐き出すことができる。
シリンダ9の外周に巻かれる第1駆動コイル13と第2駆動コイル13aは、シリンダ9内の磁石可動体2を往復させるために用い、各コイルの終端は回路基板16のパターンランドに半田付けによりに接続される。
回路基板16は、集積回路などの半導体部品を取り付けて配線することで電気回路が組み込まれた板であり、磁石可動体2を往復運動させたり、磁石可動体2の運動状況を確認したりする。
ポンプ装置1の高さ(厚み)は、ノート型コンピュータの場合、14mm以下が望ましいが、あまり薄くし過ぎると流路内径が小さくなり、所望の流量を得られなくなる可能性がある。
そこで、可能な限り流路内径を大きくするため、ポンプ機能を組み込んだ状態の外周磁性体15と外周磁性体15aを合わせたときの円筒の径が、ポンプ装置1の高さにおける最大寸法となるようにする。
即ち、ケース17とケース17aにおいて最大寸法となる部分を切り抜いて貫通部17cとし、外周磁性体15及び外周磁性体15aを内側に嵌め込んだ際に、外周磁性体15と外周磁性体15aの最大寸法となる部分を貫通部17cから外側に貫通させる。
図4は、本発明であるホール素子を用いたポンプ装置のポンプ部の分解図である。
ケース17及びケース17aによる押さえから解除することで、シリンダ9から吸入ノズル10と吐出ノズル11を取り外すことができる。また、シリンダ9の外周に巻かれている第1駆動コイル13と第2駆動コイル13aも取り外すことができる。
第1駆動コイル13及び第2駆動コイル13aは、導線を円筒形に巻いたもので、第1駆動コイル13と第2駆動コイル13aとは電流が逆方向に流れるように線を巻き、対向する側が同極となるようにする。
第1駆動コイル13及び第2駆動コイル13aは回路基板16に配線されており、回路基板16の表面には各種IC(集積回路)が配置され、裏面にはホール素子14が取り付けられる。
ホール素子14は、半導体素子を用いて磁界の強さに比例した電圧を読み取ることができるセンサである。また、磁気抵抗素子は、磁界の強さに比例した抵抗値を出力する素子であり、電流の流れていない時間を設定することで、同様の効果を得ることができる。
ホール素子14は外周磁性体15及び外周磁性体15aの外側にあるので、切欠部15bの近傍にあることが必要である。そのため、回路基板16の表面でなく裏面に取り付けることが望ましい。尚、フレキシブルプリント基板を用いて第1駆動コイル13と第2駆動コイル13aの間にホール素子14を配置しても良い。
シリンダ9内には、スプリング8、磁石可動体2、スプリング8aが収められ、一端は吸入ノズル10で押さえられ、他端は弁ホルダ12aの付いた吐出ノズル11で押さえられる。
吸入ノズル10及び吐出ノズル11には、シリンダ9と接する部分に環状のOリング10a及びOリング11aが取り付けられており、ノズル口以外から流体が漏れないように封止される。
吸入ノズル10と吐出ノズル11を取り外すと、シリンダ9内からスプリング8とスプリング8aに挟まれた磁石可動体2を取り出すことができる。磁石可動体2は、円筒状でシリンダ9内を往復運動することが可能である。
スプリング8又はスプリング8aは、金属線などを螺旋状に巻いたコイルばねであり、両側から磁石可動体2を中心位置に保持すると共に、振動による衝撃を緩和して磁石可動体2が吸入ノズル10又は吐出ノズル11へ激突するのを防止する。
吐出ノズル11のスプリング8a側には傘型の逆止弁12が嵌入されており、吐出ノズル11から逆止弁12を保持する弁ホルダ12aを取り外すことができる。逆止弁12の開閉によりノズル口からの逆流を防止する。
磁石可動体2は、外パイプ4aと内パイプ4の間に収容したマグネット3の両側を、マグネットヨーク5とマグネットヨーク6で挟み、マグネットヨーク5に弁ホルダ7aを嵌め込んだピストン部材である。
マグネット3の内パイプ4が挿通された貫通路3aは、一端が流体通路5a、他端が流体通路6aに連通するが、流体通路5a及び流体通路6aを中心側から外側にテーパ状に拡張することで、流体を流れやすくする。
マグネットヨーク5及びマグネットヨーク6は、マグネット3の吸着力を強くするために用いる金属などの磁性体であり、マグネット3との接合部は内パイプ4や外パイプ4aの形状に合わせて凹凸を設ける。
尚、マグネット3のN極から出た磁力線は、マグネットヨーク5又はマグネットヨーク6から第1駆動コイル13又は第2駆動コイル13aを横切り、外周磁性体15又は外周磁性体15aを介して逆側へ向かい、同様にしてマグネット3のS極に戻る。
マグネットヨーク5のスプリング8側には傘型の逆止弁7が嵌入されており、マグネットヨーク5から逆止弁7を保持する弁ホルダ7aを取り外すことができる。逆止弁7の開閉により磁石可動体2からの逆流を防止する。
逆止弁7と逆止弁12は同じものを使用することができ、マグネットヨーク5と吐出ノズル11には、同じ収容スペースを形成しておく。尚、マグネットヨーク6と吸入ノズル10にも、逆止弁は付けないが、同じ部材を用いることは可能である。
逆止弁7及び逆止弁12としては、ポンプ装置1の形状が円柱状であることから、作製しやすい傘型のものを用いるが、ボール弁とバネを組み合わせたものなど様々なタイプのものを用いることができる。
マグネット3には、内周に管状の内パイプ4を内接させ、外周に管状の外パイプ4aを外接させる。即ち、マグネット3は外パイプ4aと内パイプ4の間に存在し、貫通路3aは内パイプ4の内側となる。
内パイプ4は外径がマグネット3の内径と同じ非磁性金属体の管を用い、外パイプ4aは内径がマグネット3の外径と同じ非磁性金属体の管を用いるが、マグネット3の内周及び外周を樹脂材料で覆う方法でも良い。
マグネット3は、軸方向に着磁した円筒型の永久磁石であり、吸入側がN極で吐出側がS極、又は、吸入側がS極で吐出側がN極となる。第1駆動コイル13又は第2駆動コイル13aに生じた電磁力に対し、吸引又は反発する。
流体は貫通路3aを通過するが、シリンダ9と磁石可動体2の間に浸入する場合もある。マグネット3には錆防止のためにニッケルメッキを施しているが、信頼性が不十分なため内パイプ4及び外パイプ4aでマグネット3を流体から保護する。
また、内パイプ4及び外パイプ4aの長さをマグネット3より長くすることで、内パイプ4は貫通路3aを流体通路5a又は流体通路6aに繋ぎやすくしており、外パイプ4aはマグネットヨーク5又はマグネットヨーク6に接合しやすくする。
図5は、本発明であるホール素子を用いたポンプ装置の動作を示す図である。尚、マグネット3は、吸入側がN極、吐出側がS極となるように設置した。
ポンプ装置1は、吸入ノズル10にゴムチューブを用いて流体を貯留するタンク等に接続し、吐出ノズル11にゴムチューブを用いて発熱体を冷却する装置等に接続して、循環経路中に設置する。その上で、循環経路は、流体を充填した状態にする。
まず、図の上段に示すように、第1駆動コイル13の吸入側がS極、吐出側がN極、第2駆動コイル13aの吸入側がN極、吐出側がS極となるように電流を流し、第1駆動コイル13と第2駆動コイル13aがお互いに隣接する側が同極となるようにする。
尚、第1駆動コイル13と第2駆動コイル13aは、電流を流す方向を逆向きにすることにより向かい合うコイルの端面同士が同極となるように配置する。
略中心に保持されていた磁石可動体2には、マグネット3のN極が第1駆動コイル13及び第2駆動コイル13aのN極と反発し、マグネット3のS極が第1駆動コイル13及び第2駆動コイル13aのN極に吸引されることで、吸入側に移動する力が働く。
スプリング8は押し縮められ、吸入側の流体の圧力により逆止弁7が開いて、流体が流体通路5a、貫通路3a、流体通路6aに流れ込む。また、磁石可動体2内は負圧により逆止弁12を閉じて流体が逆流するのを防ぐ。
次に、図の下段に示すように、第1駆動コイル13の吸入側がN極、吐出側がS極、第2駆動コイル13aの吸入側がS極、吐出側がN極となるように電流を流し、同様に対向する側を同極にする。
磁石可動体2は、スプリング8の復元力に加え、マグネット3のS極が第1駆動コイル13及び第2駆動コイル13aのS極と反発し、マグネット3のN極が第1駆動コイル13及び第2駆動コイル13aのS極に吸引されることで、吸入側に移動する。
スプリング8aは押し縮められ、磁石可動体2内の流体の圧力により逆止弁12が開いて、流体が吐出ノズル11に流れ込む。また、吸入側は負圧により逆止弁7を閉じて流体が逆流するのを防ぐ。
交流の波形に応じて第1駆動コイル13及び第2駆動コイル13aに流れる電流の向きを切り替え、生じる磁極を周期的に変化させることで、流体の吸入と吐出を繰り返すことができる。
図6は、本発明であるホール素子を用いたポンプ装置の入力波形と出力信号を示す図である。図7は、本発明であるホール素子を用いたポンプ装置の変形した入力波形を示す図である。
回路基板16に対しリード線16aから直流電圧18gを供給することで、交流を発生させることができる。交流電圧19の波形は、方形波だと騒音や振動が大きくなるので、正弦波形19a又は台形波形19bが好ましい。
交流電圧19を第1駆動コイル13及び第2駆動コイル13aに印加すると、磁石可動体2が往復運動するので、磁石可動体2の振動による磁界の変化をホール素子14で読み取り、回路基板16で制御することにより、最終的に発振信号20dを生成する。
発振信号20dは、リード線16cを介して出力される。正常時には、磁石可動体2の往復運動に同期した発振周波数を出力し、異常時には、磁石可動体2が動かないので一定の直流信号(Low信号又はHigh信号)を出力する。
しかし、実際には、ピストンが停止した異常時であっても第1駆動コイル13又は第2駆動コイル13aから発生した磁界をホール素子14が拾ってしまい、異常であることを検出できないことがある。
そこで、交流電圧19には、プラスからマイナスに切り替わる際に、意図的に0V区間19eを発生させ、一時的に第1駆動コイル13及び第2駆動コイル13aに電流が流れないようにする。
即ち、0V区間19eにおいて、ホール素子14は、磁石可動体2の振動による磁界の変化のみを取得することができる。尚、本発明では、0V区間19eを設けた変形正弦波形19c又は変形台形波形19dを利用する。
図8は、本発明であるホール素子を用いたポンプ装置の回路構成及び正常時の流れを示す図である。図9は、本発明であるホール素子を用いたポンプ装置の回路構成及びピストンが動かない異常時の流れを示す図である。
回路基板16には、ホール素子14が取り付けられ、さらに、発振手段18、取出手段18a、増幅手段18b、フィルタ回路18c、選択回路18d、比較器18e、及び出力手段18f等が備わる。
省電力化のため回路基板16に直流電圧18gを印加し、発振手段18により交流を発生させる。尚、電子機器に搭載するには低振動が要求されるため、交流電圧19の波形は変形正弦波形19c又は変形台形波形19dとする。
発振手段18としては、各種様々な方法があるが、シンプルで低周波数駆動(〜30Hz)とするには、移相型発振回路により構成するのが好ましい。尚、移相型発振回路は、180°位相差の信号を反転増幅回路に帰還することで発振する回路である。
また、反転増幅回路は、トランジスタに代表される増幅素子を用いた回路であり、帰還回路は、抵抗器とコンデンサで構成されるRC回路や、コイルとコンデンサで構成されるLC回路などの多段フィルタで実現することができる。
発生させた交流電圧19に対し、取出手段18aで波形選択用の取出波形19fを生成すると共に、増幅手段18bでパワー不足を補うために電力増幅を行い増幅波形19gにする。
取出手段18aは、変形正弦波形19c又は変形台形波形19dにおいて、電流が流れていない(0V)部分だけを取り出す。尚、取出波形19fは、選択回路18dにおいて利用する。
増幅手段18bは、Hブリッジにより構成する。Hブリッジは、トランジスタに代表される増幅素子を4個配し、襷掛け状に対向する2素子対を交互にスイッチングすることで、全波駆動することができる。
回路基板16から第1駆動コイル13及び第2駆動コイル13aに交流を流し、磁石可動体2を振動18iさせる。周期的に電流の大きさと向きを変えることで磁石可動体2が往復運動する。
そして、ホール素子14で磁石可動体2の振動18iを検出する。振動18iによる磁束の変化を読み取るが、第1駆動コイル13及び第2駆動コイル13aの磁界の影響も受けてしまう。
ホール素子14で取得した信号の電圧波形20はノイズが乗っているため、そのままであるとノイズも判別して正常な出力を得ることができない。そこで、当該信号をフィルタ回路18cに通し、ノイズを除去する。
フィルタ回路18cによりノイズ除去波形20aにした信号を取出波形19fと共に選択回路18dに通し、当該信号のうち、取出波形19fがHigh区間、即ち、交流電圧19の0V区間19eだけを選択し、その他の部分はカットする。
0V区間19eは、第1駆動コイル13及び第2駆動コイル13aに電流は流れていないので磁界は発生せず、慣性の働きにより動いている磁石可動体2の振動18iによる磁界のみとなる。
選択回路18dにより選択波形20bにした信号を比較器18eに入力し、基準電圧18hより大きいかどうか比較する。尚、比較器18eとしては、2つの電圧又は電流を比較して出力を切り替えるコンパレータなどの素子を用いる。
尚、取出手段18a及び選択回路18dが無く、ノイズ除去波形20aのままであると、磁石可動体2が停止18jしていても、第1駆動コイル13及び第2駆動コイル13aによる磁界が基準電圧18hを超えていると、誤った信号を出力してしまい、磁石可動体2の停止18jを検出できない。
選択波形20bが基準電圧18hより大きければ、抽出信号20cはHighレベル(電源電圧)となり、選択波形20bが基準電圧18hより小さければ、抽出信号20cはLowレベル(0V)となる。
比較器18eから出力した抽出信号20cは、磁石可動体2のみの磁界の変化を、はっきりとしたデジタル信号に区分することができ、磁石可動体2の可動状況を正確に把握することができる。
抽出信号20cは、出力手段18fにおいて、ポンプ装置1に接続する外部装置の入力回路に適応した発振信号20dに変換し、電圧出力、オープンコレクタ出力(トランジスタ)又はオープンドレイン出力(電界効果トランジスタ)等の手段で出力する。
ノート型コンピュータなどの電子機器に搭載するには、CPUなどの発熱体の状況に応じてポンプ性能を可変にする必要があり、可動状況を把握した上で、ポンプ性能の制御を行うことが望ましい。
尚、磁石可動体2が振動18iしている場合は、0V区間19eに基準電圧18hを超える部分があり、振動18iに同期した周波数の発振信号20dとなり、正常状態と判断することができる。
また、磁石可動体2が停止18jしている場合は、0V区間19eに基準電圧18hを超える部分がなく、一定の直流信号からなる発振信号20dとなり、異常状態と判断することができる。
1 ポンプ装置
1a ポンプ部
2 磁石可動体
3 マグネット
3a 貫通路
4 内パイプ
4a 外パイプ
5 マグネットヨーク
5a 流体通路
6 マグネットヨーク
6a 流体通路
7 逆止弁
7a 弁ホルダ
8 スプリング
8a スプリング
9 シリンダ
10 吸入ノズル
10a Oリング
11 吐出ノズル
11a Oリング
12 逆止弁
12a 弁ホルダ
13 第1駆動コイル
13a 第2駆動コイル
14 ホール素子
15 外周磁性体
15a 外周磁性体
15b 切欠部
15c 端切欠部
16 回路基板
16a リード線
16b リード線
16c リード線
17 ケース
17a ケース
17b シリンダ収容部
17c 貫通部
17d 半円突起
17e 半円突起
17f 基板収容部
17g ノズル収容部
17h ノズル収容部
18 発振手段
18a 取出手段
18b 増幅手段
18c フィルタ回路
18d 選択回路
18e 比較器
18f 出力手段
18g 直流電圧
18h 基準電圧
18i 振動
18j 停止
19 交流電圧
19a 正弦波形
19b 台形波形
19c 変形正弦波形
19d 変形台形波形
19e 0V区間
19f 取出波形
19g 増幅波形
20 電圧波形
20a ノイズ除去波形
20b 選択波形
20c 抽出信号
20d 発振信号
特開2005−54638号公報

Claims (3)

  1. 軸方向に着磁した円筒型マグネットの貫通路の両側にテーパ状に拡がる流体通路を形成し入口側に傘型逆止弁を設けた磁石可動体と、
    前記磁石可動体をスライド可能に収容し前記磁石可動体の両側に螺旋状のスプリングを配した上で入口側に吸入ノズルを出口側に傘型逆止弁付き吐出ノズルを取り付けて外周に第1駆動コイル及び第2駆動コイルを巻き外側に2つの半月状に湾曲した外周磁性体を挟着したシリンダと、
    前記シリンダと共にケースに収納され前記第1駆動コイルと前記第2駆動コイルに対し同極が対向するように且つ電流波形に電流が流れない区間を設けた交流を印加することで前記磁石可動体を往復運動させ駆動状況をホール素子で検知する回路基板とからなり、
    前記回路基板の制御により、前記駆動コイルに流す電流波形に電流が流れない区間を設け前記ホール素子から得られた電圧波形のうち当該区間のみを抽出し基準電圧以上を発振信号として出力しつつ、
    前記磁石可動体が前記吸入ノズル側に移動した際に流体を吸入し前記磁石可動体が前記吐出ノズル側に移動した際に流体を吐出することを特徴とするホール素子を用いたポンプ装置。
  2. 回路基板を両面基板とし、ホール素子を磁石可動体に近い裏面に取り付けて、外周磁性体の切欠部から漏洩する前記磁石可動体の磁界を検出することを特徴とする請求項1に記載のホール素子を用いたポンプ装置。
  3. 駆動コイルに流す電流波形が正弦波又は台形波に電流が流れない区間を設けた波形であることを特徴とする請求項1又は2に記載のホール素子を用いたポンプ装置。
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