JP2011117240A - 変位制限装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】緩衝ゴムを介して橋桁が衝突壁に衝突することで橋桁の水平方向の移動を規制する変位制限装置において、各橋桁における遊間にバラツキが発生した場合であっても、各橋桁における遊間を均一に調整する遊間調整作業を簡易に行える変位制限装置を提供する。
【解決手段】橋桁3に衝突部材15を固定し、該衝突部材15の端部に緩衝ゴム12をボルト13で固定し、該緩衝ゴム12には、該ボルト13に螺合する四角ナットの外形に対応する四角形の嵌合穴を形成して変位制限装置10を構成する。該四角ナットは、工具で固定しなくても共回りが防止できるため、遊間L1が狭く、ナットの共回りを防止するための工具が使用できない場合でも、ボルト締結用の工具で該ボルト13を回転させることで、遊間L1側に配置した該四角ナットのねじ穴に該ボルト13の軸部13aを螺合又は取り外しができ、橋脚2に橋桁3を架設した状態で該緩衝ゴム12を着脱できる。
【選択図】図2

Description

本発明は変位制限装置に関し、特に、各橋桁における遊間にバラツキが発生した場合であっても、各橋桁における遊間を均一に調整する遊間調整作業を簡易に行うことができる変位制限装置に関するものである。
従来の落橋防止装置(変位制限装置)が特許文献1に開示されている。図4は、特許文献1に開示される落橋防止装置23を示しており、図4(a)は落橋防止装置23の側面図であり、図4(b)は図4(a)のIVb―IVb線における積層板20の断面図である。
図4(a)に示すように、落橋防止装置23は、各端横桁24(橋桁)に固定される積層板20と、その積層板20に対向配置される鉄筋コンクリート製の落橋防止壁21(衝突壁)とで構成される。なお、積層板20を、図4(a)に示すように端横桁24のみに固定するだけでなく、端横桁24及び落橋防止壁21の両方または落橋防止壁21のみに固定してもよいが、落橋防止壁21がコンクリートで形成される場合は、落橋防止壁21にボルト26(図4(b)参照)を固定できないので、各端横桁24にのみ積層板20が固定される。
図4(b)に示すように、積層板20はゴム材製の緩衝板20a(緩衝ゴム)及び熱硬化性樹脂製の取付板20bが積層され加硫接着により一体化されて形成され、各端横桁24の落橋防止壁21に対向する面24Aに積層板20が固定される。地震が発生して端横桁24に水平方向の大きい衝撃力が作用すると、端横桁24が水平方向に変位し、落橋防止壁21が端横桁24の積層板20に衝突することで、端横桁24の変位を規制できる。これにより、端横桁24が橋脚22から落下することを防止できる。
また、落橋防止壁21とその落橋防止壁21に対向する端横桁24との間に形成される隙間が狭い場合は、落橋防止壁21と端横桁24との間にボルト26の取付けスペースを確保できないので、ボルト26を隙間側から挿入して積層板20を端横桁24に固定できない。一方、隙間側にボルト26と螺合するナットを配置しても、隙間が狭い場合は、ナットを抑える工具が落橋防止壁21に干渉するので、工具をナットのところまで移動させることができない。よって、ボルト26をナットに螺合させる場合に、ナットに工具を嵌めることができないので、工具でナットを抑えることができず、積層板20を端横桁24に固定できない。従って、積層板20の各端横桁24への固定は、各端横桁24を橋脚22に架設する前に行われる。
図4(a)に示すように、積層板20が固定される端横桁24は橋脚22に複数架設されているので、橋脚22に対する各端横桁24の架設位置又は橋脚22に対する落橋防止壁21の設置位置に誤差があると、各端横桁24における遊間(端横桁24に固定された積層板20の緩衝板20aと落橋防止壁21との間に形成される隙間)にバラツキが発生する。このように遊間にバラツキが発生すると、各端横桁24の積層板20を各落橋防止壁21に同じタイミングで衝突させることができないので、積層板20が最初に衝突する落橋防止壁21に衝撃力が集中する。よって、衝撃力が集中した落橋防止壁21が破損して端横桁24の変位を規制できないおそれがある。
従って、各端横桁24における遊間にバラツキが発生した場合は、積層板20のうちゴム材製の緩衝板20aの板厚を変更等して各端横桁24において遊間を均一に調整する必要があった。
特開平9−287113号(図3、図5等)
しかしながら、上述した従来の橋脚落橋防止装置では、各端横桁24における遊間が狭い場合は、ボルト26又はナットを取り外すことができない。よって、ボルト26又はナットを取り外すためのスペースを確保するために端横桁24をクレーン等で持ち上げる等の作業が必要となる。従って、クレーン等を使用しなければならないので、各端横桁24における遊間を均一に調整する遊間調整作業に手間が掛かるという問題点があった。
なお、各落橋防止壁21のみに積層板20を固定した場合でも、各落橋防止壁21及び各端横桁24の両方に積層板20を固定した場合でも、各端横桁24における遊間(落橋防止壁21に積層板20が固定された場合は、積層板20とその積層板20に対向する落橋防止壁21との間に形成される空間的な隙間、又は端横桁24と落橋防止壁21とに積層板20が固定された場合は互いに対向する積層板20間に形成される空間的な隙間)が狭い場合は、同様の問題点があった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、各橋桁における遊間にバラツキが発生した場合であっても、各橋桁における遊間を均一に調整する遊間調整作業を簡易に行うことができる変位制限装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の変位制限装置は、橋脚または橋台に架設される橋桁との間に所定の隙間を空けつつ前記橋脚または橋台から立設される衝突壁と、その衝突壁または前記橋桁の少なくとも一方に固定される緩衝ゴムとを備え、前記緩衝ゴムを介して前記橋桁が前記衝突壁に衝突することにより、前記橋脚または橋台に対する前記橋桁の水平方向の移動が規制されるものであって、前記衝突壁または前記橋桁の少なくとも一方に前記緩衝ゴムを固定するボルトと、そのボルトに螺合するナットとを備え、前記衝突壁または前記橋桁の少なくとも一方は、前記緩衝ゴムが固定される衝突部材と、その衝突部材を貫通し前記ボルトが挿入される貫通穴とを備え、前記緩衝ゴムには、前記ナットの外形と対応する形状に形成され前記ナットが嵌合する嵌合穴が凹設されている。
請求項2記載の変位制限装置は、請求項1記載の変位制限装置において、前記ナットは、接着材によって前記嵌合穴に固着されている。
請求項3記載の変位制限装置は、請求項1又は2に記載の変位制限装置において、前記ナットは、その軸心方向から視て外形が四角形に形成される四角ナットであり、前記嵌合穴は、前記ナットの外形と対応する四角形に形成されている。
請求項1記載の変位制限装置によれば、橋脚または橋台に橋桁が架設され、橋桁との間に所定の隙間を空けつつ衝突壁が橋脚または橋台から立設されているので、地震により橋桁が変位されると、かかる橋桁または衝突壁の少なくとも一方に固定される緩衝ゴムを介して、橋桁が衝突壁に衝突する。これにより、橋脚または橋台に対する橋桁の水平方向への移動が規制される。
ここで、衝突壁または橋桁の少なくとも一方は、緩衝ゴムが固定される衝突部材と、その衝突部材を貫通する貫通穴とを備え、緩衝ゴムには嵌合穴が凹設されるので、貫通穴に挿通されるボルトが嵌合穴に嵌合されたナットに螺合されることにより、衝突壁または橋桁の少なくとも一方の衝突部材に緩衝ゴムが固定される。
ボルトに螺合するナットは、その外形が緩衝ゴムに凹設される嵌合穴に対応した形状に形成されているので、ボルトがその軸心回りに回転してナットに螺合される場合又はナットから取り外される場合に、工具でナットを固定しておかなくても、ナットの共回り(ボルトと一緒にナットが回転すること)が防止される。よって、遊間(衝突壁または橋桁のいずれか一方に緩衝ゴムが固定された場合は、緩衝ゴムとその緩衝ゴムに対向する衝突壁または橋桁との間に形成される空間的な隙間、又は橋桁と衝突壁との両方に緩衝ゴムが固定された場合は互いに対向する緩衝ゴム間に形成される空間的な隙間)が狭く、ナットの共回りを防止するための工具が緩衝ゴム又は橋桁若しくは衝突壁に干渉して使用できない場合であっても、ボルト締結用の工具でボルトを回転させることにより、遊間側に配置したナットにボルトを螺合させることができると共に遊間側に配置したナットからボルトを取り外すことができるという効果がある。
従って、橋脚または橋台に橋桁を架設した状態で、緩衝ゴムを着脱できるという効果がある。これにより、緩衝ゴムの板厚を変更できるので、橋桁又は衝突壁の設置位置に誤差が生じ、各橋脚における遊間にバラツキが発生した場合であっても、各橋脚における遊間を容易に均一化できるという効果がある。
また、ナットからボルトを取り外す場合に、ナットを工具で固定しておかなくても、ボルトのみを工具で回転させれば、ボルトとナットとの螺合を解除できる。よって、緩衝ゴムの嵌合穴に嵌合されたナットが外部に露出することを防止するために、錆止め用のシール材を嵌合穴に充填した場合でも、かかる錆止め用のシール材を剥がすことなくボルトを緩衝ゴム(ナット)から取り外せる。よって、緩衝ゴムを簡易に交換できるという効果がある。
請求項2記載の変位制限装置によれば、請求項1記載の変位制限装置の奏する効果に加え、ナットは、接着材によって嵌合穴に固着されているので、衝突部材の貫通穴に挿通したボルトを緩衝ゴムの嵌合穴に挿通してナットに螺合させる場合に、ナットが緩衝ゴムの嵌合穴から抜け落ちることを防止できるという効果がある。
請求項3記載の変位制限装置によれば、請求項1又は2に記載の変位制限装置の奏する効果に加え、ナットはその軸心方向から視て外形が四角形に形成される四角ナットであると共に、その四角ナットが嵌合する嵌合穴は四角ナットの外形と対応する四角形に形成されているので、六角ナット等の通常のナットに比べて、ナットの共回りを確実に防止できるという効果がある。
即ち、六角ナット等の通常のナットでは、四角ナットに比べてナットの角部の角度が大きいので、かかるナットの角部に対応する緩衝ゴムの凹み(嵌合穴の内周面における凹み)の角度が大きく形成される。緩衝ゴムの凹みの角度が大きく形成されると、ナットの共回り時にナットの角部によって弾性変形させられる緩衝ゴムのゴム量が少なくなる。よって、ボルトの軸力がナットに伝達された場合に、六角ナット等の通常のナットでは、四角ナットに比べてナットの角部が緩衝ゴムの凹みに引っ掛かり難い。従って、嵌合穴の形状をナットの外形に対応させてナットの共回りを防止しようとしても、六角ナット等の通常のナットでは、四角ナットに比べて、ナットの角部が緩衝ゴムの凹みを乗り越え易いので、ナットの共回りが発生する場合がある。
これに対して、四角ナットでは、六角ナット等の通常のナットに比べて四角ナットの角部の角度が小さく形成され、これに伴い緩衝ゴムの凹みの角度が小さく形成される。よって、四角ナットでは、六角ナット等の通常のナットに比べてナットの共回り時に四角ナットの角部によって弾性変形させられる緩衝ゴムのゴム量が多くなる。従って、ボルトの軸力が四角ナットに伝達された場合に、四角ナットでは、六角ナット等の通常のナットに比べて角部が緩衝ゴムの凹みを乗り越え難いので、ナットの共回りを確実に防止できるという効果がある。
本発明の一実施の形態における変位制限装置を備えた橋梁の断面図である。 (a)は、図1のIIaで示す部分を拡大した橋梁の拡大断面図であり、(b)は、図2(a)のIIb―IIb線における橋梁の部分拡大断面図である。 (a)は、図2(b)の矢印IIIa方向から視た緩衝ゴムの正面図であり、(b)は、図3(a)のIIIb―IIIb線における緩衝ゴムの部分拡大断面図である。 (a)は落橋防止装置(変位制御装置)の側面図であり、(b)は図4(a)のIVb―IVb線における積層板の断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態における変位制限装置10を備えた橋梁1の断面図であり、橋梁1の橋軸方向(図1紙面垂直方向)と直交する断面が図示されている。また、橋脚2の図示が一部省略されている。なお、同一のものには一部にのみ符号を付し残りの符号は省略する。図2及び図3も同様である。
図1を参照して、橋梁1の概略構成について説明する。本発明の一実施の形態では、橋桁3が橋脚2に架設される形態を例にして説明を行うが、橋桁3が橋台(図示せず)に架設される場合であってもよいことはいうまでもない。
図1に示すように、橋梁1は、橋脚2と、その橋脚2上に架設され鋼桁として構成される橋桁3と、橋桁3に支持される床版4と、橋脚2及び橋桁3の間に設置される支承5と、橋脚2に対する橋桁3の変位を規制する変位制限装置10とで構成されている。なお、橋桁3には、後述する衝突部材15が固定され、その衝突部材15に後述する緩衝ゴム12(図2参照)が固定される。なお、衝突部材15及び緩衝ゴム12については、図2及び図3を参照して、後に詳しく説明する。
支承5は、上部構造(橋桁3、床版4)と下部構造(基礎(図示せず)、橋脚2)との間に作用する荷重を互いに伝達する部材であって、支承5によって上部構造の変形(回転・伸縮)が吸収され、上部構造の荷重が下部構造に伝達される。また、支承5は弾性部材で構成された場合には、地震の水平荷重を減衰させることができる。
図2(a)は、図1のIIaで示す部分を拡大した橋梁1の拡大断面図であり、図2(b)は、図2(a)のIIb―IIb線における橋梁1の部分拡大断面図である。図2において、橋脚2及び橋桁3の図示が一部省略されている。図2を参照して、本発明の一実施の形態における変位制限装置10の概略構成について説明する。
図2(a)及び図2(b)に示すように、変位制限装置10は、橋脚2に架設される橋桁3との間に所定の隙間を空けつつ橋脚2から立設される衝突壁11と、橋桁3から立設される衝突部材15に固定される緩衝ゴム12と、その緩衝ゴム12を衝突部材15に固定するボルト13と、そのボルト13に螺合する四角ナット14(図3(b)参照)とで構成されている。
衝突壁11は、地震等によって水平方向(図2(a)及び図2(b)左右方向)に変位する橋桁3の衝突部材15が緩衝ゴム12を介して衝突することで橋桁3の変位を規制する柱状体であって、コンクリートブロックで構成されている。よって、衝突壁11を鋼材で形成する場合に比べて安価に製作できる。この衝突壁11は、支承5に隣設して配置されており、衝突部材15に対向配置されている。
衝突部材15は、橋桁3と同様に鋼材により構成されている。衝突部材15は、衝突壁11に対向配置される支圧板15aと、橋桁3に対向配置されるベースプレート15cと、そのベースプレート15c及び支圧板15aを連結する腹板15dとで構成されている。緩衝ゴム12が固定される支圧板15aには、その支圧板15aを貫通し後述するボルト13が挿入される貫通穴15b(図3(b)参照)が穿設されている。
支圧板15aとベースプレート15cとの間には、腹板15dの長さ(図2(b)左右方向の長さ)分だけ隙間が形成されており、この隙間を利用してボルト13が支圧板15aの貫通穴15bに挿通される。即ち、支圧板15aとベースプレート15cとの間に隙間を形成することによって、衝突壁11側(図2(b)右側)からではなく支承5側(図2(b)左側)から、ボルト13を貫通穴15bに挿通することができる。
緩衝ゴム12と、その緩衝ゴム12に対向する衝突壁11との間には、空間的な隙間である遊間L1が設けられている。遊間L1は、温度変化による橋桁3の伸縮量や、地震における橋桁3の水平方向の移動量を考慮して設計されている。ここで、各橋桁3における遊間L1にバラツキが発生すると、各橋桁3の衝突部材15(支圧板15a)を各衝突壁11に同じタイミングで衝突させることができないので、衝突部材15が最初に衝突する衝突壁11に衝撃力が集中する。よって、衝撃力が集中した衝突壁11が破損して橋桁3の変位を規制できないおそれがある。従って、各橋桁3における遊間L1にバラツキが発生した場合(遊間L1が規定の寸法よりも大きくなった場合)は、支圧板15aと緩衝ゴム12との間にフィラープレート18を配設すること等により、各橋桁3における遊間L1が均一になるように調整される。
かかるフィラープレート18は、一定の厚さを有する鋼板により構成されると共に正面視で衝突部材15の支圧板15a及び緩衝ゴム12と同一の矩形状に形成される。現場では、厚みの異なる数種類のフィラープレート18が準備され、遊間L1が規定の寸法となるように適宜フィラープレート18が選択され配設される。なお、遊間L1が規定の寸法より狭くなった場合は、緩衝ゴム12を規定の寸法まで削ることにより、各橋桁3における遊間L1が均一になるように調整される。
遊間L1は、上述したように、温度変化による橋桁3の伸縮量や、地震における橋桁3の水平方向の移動量を考慮して設計されているので、温度変化による橋桁3の伸縮量が小さい場合、又は、橋桁3の移動量が小さい場合は、遊間L1に大きな隙間を確保できない。よって、遊間L1側(図2(b)右側)にボルト13の取付けスペースを確保できないので、支承5側(図2(b)左側)から、ボルト13を貫通穴15bに挿通して緩衝ゴム12を支圧板15aに固定している。
図3を参照して、緩衝ゴム12について説明する。図3(a)は、図2(b)の矢印IIIa方向から視た緩衝ゴム12の正面図であり、図3(b)は、図3(a)のIIIb―IIIb線における緩衝ゴム12の部分拡大断面図である。また、図3(a)において、Xで示す部分が拡大図示されている。このXで示す部分は、緩衝ゴム12の嵌合穴12aからシール材16を取り除いた状態が図示されている。なお、図3(a)において、橋桁3の図示が一部省略され、図3(b)において、衝突部材15及び緩衝ゴム12の図示が一部省略されている。
図3(a)に示すように、緩衝ゴム12は、衝突部材15が衝突壁11(図2(a)参照)に衝突する場合の衝撃力を緩和するための部材であって、一定の厚みを有する弾性ゴムで構成されている。かかる緩衝ゴム12は、その上縁が衝突壁11の上縁と一致する(図2(a)参照)矩形状に形成され、ボルト13とそのボルト13に螺合される四角ナット14とにより、支圧板15aの上下方向(図3(a)上下方向)における下側部分に固定される。
図3(b)に示すように、ボルト13は、ワッシャ17を介して支圧板15aに当接する頭部13bと、衝突部材15の貫通穴15b及び後述する緩衝ゴム12の挿通穴12bに挿通される軸部13aとで構成されており、軸部13aの先端に四角ナット14が螺合される。
図3(a)に示すように、四角ナット14は、その軸心方向から視て(図3(a)紙面手前側から視て)外形が四角形に形成されるナットであって、四角形状に形成される外周14aと、ねじ溝が螺刻されるねじ穴14bとが形成される。また、四角ナット14が緩衝ゴム12と当接する四角ナット14の裏面(図3(b)左側の面)には接着材が塗布されており、四角ナット14は接着材によって後述する嵌合穴12aに固着されている。
図3(b)に示すように、緩衝ゴム12には、挿通穴12b及び嵌合穴12aが凹設される。挿通穴12bは、支圧板15aの貫通穴15bと連続し緩衝ゴム12の支圧板15a側(図3(b)左側)に配置される穴である。貫通穴15bに挿通されたボルト13の軸部13aが挿通穴12bに挿通されることにより、緩衝ゴム12が衝突部材15に連結される。なお、挿通穴12bの内径は、貫通穴15bの内径と略同一であってボルト13の軸部13aの外径より若干大きく形成されている。
図3(a)及び図3(b)に示すように、嵌合穴12aは、緩衝ゴム12の衝突壁11(図2参照)側(図3(b)右側)に配置され挿通穴12bと連続する穴である。かかる嵌合穴12aは、四角ナット14の外形と対応する四角形に形成され四角ナット14の外周14aが嵌合される。また、嵌合穴12aの二面幅(図3(a)上下方向および左右方向の寸法)は挿通穴12bの内径より大きく形成されており、嵌合穴12aの凹設深さは四角ナット14の高さ(図3(b)左右方向の寸法)より深く形成されている。
嵌合穴12aには、シール材16が充填されている。これにより、嵌合穴12aに嵌合された四角ナット14が外部に露出することが防止されるので、ボルト13の軸部13aと四角ナット14とに錆が発生することを防止できる。
上述したように、ボルト13の軸部13aに螺合する四角ナット14は、その外周14aが緩衝ゴム12に凹設される嵌合穴12aに対応した形状に形成されている。これにより、ボルト13の軸部13aがその軸心回りに回転して四角ナット14のねじ穴14bに螺合される場合又は四角ナット14のねじ穴14bから取り外される場合に、工具(図示せず)で四角ナット14を固定しておかなくても、ナットの共回り(ボルト13の軸部13aと一緒に四角ナット14が回転すること)が防止される。よって、遊間L1(緩衝ゴム12とその緩衝ゴム12に対向する衝突壁11との間に形成される空間的な隙間、遊間L1及び衝突壁11についていずれも図2(b)参照)が狭く、ナットの共回りを防止するための工具が緩衝ゴム12又は支圧板15a若しくは衝突壁11に干渉して使用できない場合であっても、ボルト締結用の工具(図示せず)でボルト13を回転させることにより、遊間L1側に配置した四角ナット14のねじ穴14bにボルト13の軸部13aを螺合させることができると共に遊間L1側に配置した四角ナット14のねじ穴14bからボルト13の軸部13aを取り外すことができる。
従って、橋脚2(図1参照)に橋桁3を架設した状態で、緩衝ゴム12を着脱できる。これにより、緩衝ゴム12の板厚を自由に変更できるので、各橋桁3において狭い遊間L1しか確保できない状態で、橋桁3(支圧板15a)又は衝突壁11の設置位置に誤差が生じ、各橋桁3における遊間L1にバラツキが発生した場合であっても、各橋桁3における遊間L1を容易に均一化できる。
よって、各支圧板15aに固定された緩衝ゴム12をそれぞれ衝突壁11に同じタイミングで衝突させることができるので、各支圧板15aに対向配置される各衝突壁11のいずれかに衝撃力が集中することを防止できる。よって、衝撃力を各衝突壁11に均等に分散できるので、橋桁3の落下を確実に防止できる。
また、ボルト13の軸部13aを四角ナット14のねじ穴14bから取り外す場合に、四角ナット14を工具で固定しておかなくても、ボルト13のみを工具で回転させれば、ボルト13の軸部13aと四角ナット14のねじ穴14bとの螺合を解除できるので、嵌合穴12aに充填された錆止め用のシール材16を剥がす必要がない。よって、錆止め用のシール材16を剥がすことなくボルト13の軸部13aを四角ナット14のねじ穴14bから取り外せるので、緩衝ゴム12を簡易に交換できる。
嵌合穴12aに嵌合される四角ナット14は、その軸心方向から視て外周14aが四角形に形成されると共に、嵌合穴12aは四角ナット14の外周14aと対応する四角形に形成されているので、六角ナット等の通常のナットに比べて、ナットの共回りを確実に防止できる。
即ち、六角ナット等の通常のナットでは、四角ナット14に比べてナットの角部の角度が大きいので、かかるナットの角部に対応する緩衝ゴム12の凹み(嵌合穴12aの内周面における凹み)の角度が大きく形成される。緩衝ゴム12の凹みの角度が大きく形成されると、ナットの共回り時にナットの角部によって弾性変形させられる緩衝ゴム12のゴム量が少なくなる。よって、ボルト13の軸力がナットに伝達された場合に、六角ナット等の通常のナットでは、四角ナット14に比べてナットの角部が緩衝ゴム12の凹みに引っ掛かり難い。従って、嵌合穴12aの形状をナットの外形に対応させてナットの共回りを防止しようとしても、六角ナット等の通常のナットでは、四角ナット14に比べて、ナットの角部が緩衝ゴム12の凹みを乗り越え易いので、ナットの共回りが発生する場合がある。
これに対して、四角ナット14では、六角ナット等の通常のナットに比べて四角ナット14の角部の角度が小さく形成され、これに伴い緩衝ゴム12の凹みの角度が小さく形成される。よって、四角ナット14では、六角ナット等の通常のナットに比べてナットの共回り時に四角ナット14の角部によって弾性変形させられる緩衝ゴム12のゴム量が多くなる。従って、ボルト13の軸力が四角ナット14に伝達された場合に、四角ナット14では、六角ナット等の通常のナットに比べて角部が緩衝ゴム12の凹みを乗り越え難いので、ナットの共回りを確実に防止できる。
ナットの外周14aを、四角ナット14よりナットの共回りを防止できる他の形状、例えば、星形等に形成することも可能であるが、かかるナットは一般的に使用されるものではないため、特注しなければならず、コスト高となる。これに対し、四角ナット14は汎用品であるため、星形ナット等に比べて、コストを抑えることができる。従って、四角ナット14を利用することにより、ナットのコストを抑えつつ、ナットの共回りを確実に防止できる。
また、四角ナット14は、接着材によって嵌合穴12aに固着されているので、支圧板15aの貫通穴15bと緩衝ゴム12の挿通穴12bとに挿通されるボルト13の軸部13aを四角ナット14のねじ穴14bに螺合させる場合に、四角ナット14が緩衝ゴム12の嵌合穴12aから抜け落ちることを防止できる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施の形態では、四角ナット14が嵌合穴12aに嵌合する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、軸心方向から視て外形が三角に形成される三角ナットが嵌合穴12aに嵌合する構成であってもよい。この場合は、四角ナット14の場合に比べてさらに嵌合穴12aの凹みを大きく形成できるので、ナットの共回りをよりいっそう確実に防止できる。
上記実施の形態では、橋桁3から立設される衝突部材15に緩衝ゴム12を固定したが、必ずしもこれに限られるものではなく、衝突壁11に緩衝ゴム12を固定してもよく、また、衝突壁11と衝突部材15との両方に緩衝ゴム12を固定する構成であってもよい。衝突壁11と衝突部材15との両方に緩衝ゴム12を固定する場合は、衝突壁11と衝突部材15とのいずれか一方に緩衝ゴム12を固定する場合に比べて、衝突部材15が衝突壁11に衝突する際の衝撃力をより緩和できる。
また、上記実施の形態では、嵌合穴12aが四角ナット14の外周14aと対応する四角形に形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、四角ナット14の外形と嵌合穴12aとが対応しなくても、嵌合穴12aがナットの共回りを防止できる形状に構成されればよい。例えば、嵌合穴12aを円形状に形成し、かかる嵌合穴12aの直径を四角ナット14の二面幅より小さく設定しておけばよい。かかる場合は、四角ナット14を嵌合穴12aに嵌合させる際には緩衝ゴム12の弾性を利用して四角ナット14を嵌合させることができ、四角ナット14が嵌合穴12aに嵌合した後は四角ナット14の角が嵌合穴12aに食い込むので、ナットの共回りが防止できる。
2 橋脚
3 橋桁
10 変位制限装置
11 衝突壁
12 緩衝ゴム
12a 嵌合穴
13 ボルト
13a 軸部(ボルトの一部)
13b 頭部(ボルトの一部)
14 四角ナット
14a 外周(ナットの一部)
14b ねじ穴(ナットの一部)
15 衝突部材
15a 支圧板(衝突部材の一部)
15b 貫通穴(衝突部材の一部)
15c ベースプレート(衝突部材の一部)
15d 腹板(衝突部材の一部)
L1 遊間

Claims (3)

  1. 橋脚または橋台に架設される橋桁との間に所定の隙間を空けつつ前記橋脚または橋台から立設される衝突壁と、その衝突壁または前記橋桁の少なくとも一方に固定される緩衝ゴムとを備え、前記緩衝ゴムを介して前記橋桁が前記衝突壁に衝突することにより、前記橋脚または橋台に対する前記橋桁の水平方向の移動が規制される変位制限装置において、
    前記衝突壁または前記橋桁の少なくとも一方に前記緩衝ゴムを固定するボルトと、
    そのボルトに螺合するナットとを備え、
    前記衝突壁または前記橋桁の少なくとも一方は、前記緩衝ゴムが固定される衝突部材と、その衝突部材を貫通し前記ボルトが挿入される貫通穴とを備え、
    前記緩衝ゴムには、前記ナットの外形と対応する形状に形成され前記ナットが嵌合する嵌合穴が凹設されることを特徴とする変位制限装置。
  2. 前記ナットは、接着材によって前記嵌合穴に固着されることを特徴とする請求項1記載の変位制限装置。
  3. 前記ナットは、その軸心方向から視て外形が四角形に形成される四角ナットであり、
    前記嵌合穴は、前記ナットの外形と対応する四角形に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の変位制限装置。
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