JP2011106282A - インジェクタモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料タンクから送られる燃料を供給するインジェクタモジュールにおいて、設置作業性を向上させつつ、部品点数を少なくすることにより、製造コストを安価とするとともに小型化を図る。
【解決手段】4つのインジェクタ本体15(15a,15b,15c,15d)の筐体部(一点鎖線で分割される筐体部50a,50b,50c,50d)のそれぞれは、樹脂の一体成形により互いを一体化した一体型筐体部50として形成されている。一体型筐体部50には、4つのインジェクタ本体15(15a,15b,15c,15d)のそれぞれの流出口18,18,・・・に対応して流出口18,18,・・・のそれぞれと連通する4つの連結用管状部60(60a,60b,60c,60d)が、一体型筐体部50を形成する際の樹脂の一体成形により形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、気筒数が複数で構成されるエンジンに対して燃料タンクから送られる燃料を供給するインジェクタモジュールに関する。
近年、二輪や四輪の自動車にあっては、動力燃料として天然ガスを利用するものが増えつつある。この種の自動車にあっては、燃料タンクに貯留する天然ガスをエンジンに供給するにあたって、内部に弁構造を有したインジェクタを用いている。具体的には、燃料タンク側にインジェクタの流入口側を接続し、エンジン側にインジェクタの流出口側を接続し、内部の弁構造によってエンジンへの燃料供給を調節している。
一方、上記したインジェクタは、エンジンの気筒ごとに1つずつ設けられるものである。このため、例えば4気筒エンジンに対しては、合計4つのインジェクタが燃料タンクと気筒との間に配設される。
他方、例えば4つのように複数配設されるインジェクタは、一体化してインジェクタモジュールとするものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このように構成されるインジェクタモジュールによれば、1つのインジェクタモジュールで、4つのインジェクタを配設したものとすることができるので、設置作業性の観点から効率の良いものとなる。
特開2002−168156
しかしながら、上記した特許文献1にて開示されるインジェクタモジュールにあっては、単に4つのインジェクタをフレーム部材により連結してモジュール化したものであるので、構成する部品点数は積極的に削減されていない。
このため、従前のインジェクタモジュールでは、部品点数が多くなってしまっていることによって、製造コストが高価となってしまう問題や、モジュールとしての大きさが嵩張ってしまう問題が指摘されていた。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、気筒数が複数で構成されるエンジンに対して燃料タンクから送られる燃料を供給するインジェクタモジュールにおいて、設置作業性を向上させつつ、部品点数を少なくすることにより、製造コストを安価とするとともに、小型化を図ることにある。
上記した課題を解決するにあたって、本発明に係るインジェクタモジュールは、次の手段を採用する。
すなわち、本発明の第1の発明に係るインジェクタモジュールは、気筒数が複数で構成されるエンジンに対して燃料タンクから送られる燃料を供給するインジェクタモジュールであって、前記燃料タンクから送られる燃料を前記エンジンの前記気筒に供給するにあたり、燃料を調節して送るインジェクタ本体が、該エンジンの該気筒ごとに複数設けられており、前記複数のインジェクタ本体の筐体部のそれぞれは、樹脂の一体成形により互いを一体化した一体型筐体部として形成されており、前記一体型筐体部には、前記複数のインジェクタ本体のそれぞれの流出口に対応して該流出口のそれぞれと連通する複数の連結用管状部が、該一体型筐体部を形成する際の樹脂の一体成形により形成されていることを特徴とする。
この第1の発明に係るインジェクタモジュールによれば、複数のインジェクタ本体の筐体部のそれぞれは、樹脂の一体成形により互いを一体化した一体型筐体部として形成されているので、複数のインジェクタ本体の筐体部のそれぞれを一つの部材とすることができる。これによって、複数のインジェクタ本体は一つに纏められたものとなって、このインジェクタモジュールを設置するにあたっての作業性を向上させる。
また、この第1の発明に係るインジェクタモジュールによれば、一体型筐体部には、複数のインジェクタ本体のそれぞれの流出口に対応して流出口のそれぞれと連通する複数の連結用管状部が、一体型筐体部を形成する際の樹脂の一体成形により形成されているので、連結に有利に成形されている連結用管状部に連結するだけで、エンジンの気筒側と連結することができるようになっている。これによって、インジェクタ本体の流出口に対して、エンジンの気筒のそれぞれを連結するにあたって、シール部材等の介在部材が要することなく連結することができ、部材点数を減らすことができる。
もって、設置作業性を向上させつつ、部品点数を少なくすることにより、製造コストを安価とするとともに、小型化を図ることができる。
第2の発明に係るインジェクタモジュールは、前記第1の発明に係るインジェクタモジュールにおいて、前記複数のインジェクタ本体のそれぞれは、電気的に開閉される電磁弁構造を有して構成されており、前記インジェクタ本体のそれぞれに接続される接続端子は、集約されて接続コネクタを構成し、該接続コネクタは、前記一体型筐体部に一体的に配設されていることを特徴とする。
この第2の発明に係るインジェクタモジュールによれば、インジェクタ本体のそれぞれに接続される接続端子は集約されて接続コネクタを構成し、接続コネクタは一体型筐体部に一体的に配設されているので、この接続コネクタに対してコネクタ接続するだけで、インジェクタ本体のそれぞれに対して一括して電気的な接続を施すことができる。これによって、複数のインジェクタ本体を制御するための電気的接続を、簡単なものにすることができる。
第1の発明に係るインジェクタモジュールによれば、設置作業性を向上させつつ、部品点数を少なくすることにより、製造コストを安価とするとともに、小型化を図ることができる。
第2の発明に係るインジェクタモジュールによれば、複数のインジェクタ本体を制御するための電気的接続を、簡単なものにすることができる。
インジェクタモジュールの外観斜視図である。 図1におけるII−II断面矢視を示すインジェクタモジュールの断面図である。 インジェクタモジュールを構成するインジェクタ本体の1つを拡大して示す拡大断面図である。
以下、本発明のインジェクタモジュールを実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、インジェクタモジュール10の外観斜視図である。図2は、図1におけるII−II断面矢視を示すインジェクタモジュール10の断面図である。図3は、インジェクタモジュール10を構成するインジェクタ本体15の1つを拡大して示す拡大断面図である。
インジェクタモジュール10は、天然ガスを動力燃料として利用するエンジンに対して用いられるものであり、不図示の燃料タンクに貯留する天然ガスを、不図示のエンジンの気筒に供給する際に用いられるものである。
図1および図2に示すように、インジェクタモジュール10は、概略、4気筒エンジンの4つの気筒に対して天然ガス燃料を供給する4つのインジェクタ本体15(15a,15b,15c,15d)と、この4つのインジェクタ本体15(15a,15b,15c,15d)を収める一体型筐体部50とを備える。
インジェクタ本体15(15a,15b,15c,15d)は、流入口17(17a,17b,17c,17d)側が燃料タンク側に接続され、流出口18(18a,18b,18c,18d)側がエンジン(気筒)側に接続され、内部の弁構造によって天然ガス燃料のエンジンへの供給を調節する。このため、インジェクタ本体15は、エンジンの気筒ごとに設けられており、インジェクタ本体15のそれぞれは、後に説明する連結用管状部60および連結ホース111にてエンジンの気筒のそれぞれに連結されている。なお、以下においては、燃料タンク側に接続される流入口17側が「上流側」として設定しており、エンジン(気筒)側に接続される流出口18側が「下流側」として設定している。
図示するインジェクタモジュール10は、不図示のエンジンの4つの気筒に供給するため、このエンジンの4つの気筒ごとに設けられる4つのインジェクタ本体15a,15b,15c,15dを備える。なお、これらの4つのインジェクタ本体15a,15b,15c,15dは、同一構成にて形成されるものであるので、以下、これらのインジェクタ本体15a,15b,15c,15dを単体で説明する場合には、インジェクタ本体の共通符号となる‘15’を付して説明する。また、これらインジェクタ本体15a,15b,15c,15dの詳細構成についても、アルファベットが付していない共通符号を用いて説明する。また、図2および図3に示すインジェクタ本体15は、全て、気筒への天然ガス燃料の供給がされていない閉じられた「バルブ閉止状態」となるものを示している。なお、気筒への天然ガス燃料の供給がされる開けられた「バルブ開放状態」となる場合には、インジェクタ本体15のバルブ本体41のみが、シート46に対して離間するように相対移動(図3に示す上側への相対移動)することとなる。
インジェクタモジュール10を構成するインジェクタ本体15(15a,15b,15c,15d)について詳細に説明する。
これら4つのインジェクタ本体15a,15b,15c,15dは、図1および図2に示すように、等間隔の並列状態(横一列状態)にて配置され、樹脂成形よりなる一体型筐体部50にて固定支持されている。
インジェクタ本体15は、図3に示すように、電気的に開閉される電磁弁構造を有して構成されるものである。インジェクタ本体15の流入口17は、燃料タンク(不図示)側に接続されるデリバリパイプ(不図示)に接続される。なお、図示符号102は、デリバリパイプを流入口に接続する際に配設されるOリングであり、図示符号101は、Oリング102を保持するために配設されるバックアップリングである。また、インジェクタ本体15の流出口18は、後に説明する一体型筐体部50の連結用管状部60(60a,60b,60c,60d)を介して、エンジンの気筒(不図示)側に接続される連結ホース111に接続される。
インジェクタ本体15は、図3に示すように、概略、流入口側インジェクタ基体21と、流出口側インジェクタ基体25と、アジャスタパイプ28と、付勢スプリング31と、ソレノイド部材35(ボビン36、ソレノイド38)と、バルブ本体41と、シート46とを備える。
流入口側インジェクタ基体21は、インジェクタ本体15の流入口17を形成しつつ、アジャスタパイプ28、ソレノイド部材35等を配設可能とするように、中空の略管状に形成される。この流入口側インジェクタ基体21は、後に説明する一体型筐体部50にて固定支持されるものであり、上流側(図示上側)が上記した流入口17として形成され、下流側(図示下側)がバルブ本体41の開口部42と連通する連通口22として形成される。この流入口側インジェクタ基体21の内部は、中空に形成されており、流入口17側から連通口22に向けて、ストレーナ23、アジャスタパイプ28、付勢スプリング31、が配設されるようになっている。なお、この流入口側インジェクタ基体21の内部は、これらの部材(ストレーナ23、アジャスタパイプ28、付勢スプリング31)が配設されるように適宜に設計されている。
ストレーナ23は、流入口側インジェクタ基体21の流入口17に固定配設されるものであり、連通口22に向かうにしたがって内径が小さくなるフィルタ機能を有して形成される。このストレーナ23は、流入口17からインジェクタ本体15内に送られる天然ガス燃料に異物が混入していた場合に、この異物を除去するために設けられる。
アジャスタパイプ28は、中空の略長筒状に形成され、流入口側インジェクタ基体21の中間内部に圧入にて嵌め込めることにより流入口側インジェクタ基体21に固定配設される。このアジャスタパイプ28は、バルブ開放状態とした場合の天然ガス燃料の送り量を調節するために、付勢スプリング31の付勢力設定のために設けられる。
付勢スプリング31は、弾性伸縮する中空の所謂コイルスプリングにて構成される。この付勢スプリング31は、一端側が上記したアジャスタパイプ28の端縁部29に係止し、他端側が次に説明するバルブ本体41の段差部45に係止するように配設される。この付勢スプリング31は、バルブ本体41をシート46に当接させるように、バルブ本体41をシート46に向けて付勢するために設けられる。なお、バルブ本体41がシート46に当接している場合が、インジェクタ本体15はバルブ閉止状態となる。
ところで、連通口22に近接する流入口側インジェクタ基体21の外部には、ソレノイド部材35が配設されている。このソレノイド部材35は、概略、ボビン36と、ソレノイド38とを備える。ボビン36は、連通口22に近接する流入口側インジェクタ基体21の外部に固定配設されるものであり、適宜に外フランジが形成されたボビン形状を有して形成される。このボビン36は、ソレノイド38を形成するために電線を巻くために設けられる。なお、流入口側インジェクタ基体21およびバルブ本体41と、ボビン36との間には、適宜の非磁性体が介在されるものであってもよい。
ソレノイド38は、上記したボビン36に電線を巻くことにより円筒コイルを形成してなる。このソレノイド38は、電流を流すことにより励磁して磁力を発生するものである。このソレノイド38により発生した磁力は、上記した付勢スプリング31の付勢に抗してバルブ本体41をシート46から離間させる。なお、バルブ本体41がシート46から離間している場合が、インジェクタ本体15はバルブ開放状態となる。
流出口側インジェクタ基体25は、上記したソレノイド部材35の下流側に配設されるものである。この流出口側インジェクタ基体25は、バルブ本体41を摺動可能に内蔵する中空構造にて形成されている。また、この流出口側インジェクタ基体25の下流側には、この流出口側インジェクタ基体25と一体化となるようにシート46が固定結合されている。つまり、流出口側インジェクタ基体25は、バルブ本体41とシート46との間に天然ガス燃料を流入させる燃料流入室27を有しつつ、インジェクタ本体15がバルブ閉止状態やバルブ開放状態となる場合に、流入口側インジェクタ基体21とシート46との間のバルブ本体41の移動を案内する機能を備える。
具体的には、流出口側インジェクタ基体25の下流側には、シート圧入用開口部26が設けられている。このシート圧入用開口部26は、この開口形状を閉塞するようにシート46が圧入される個所となっており、この圧入されたシート46は流出口側インジェクタ基体25にて固定結合されて支持される。なお、この流出口側インジェクタ基体25は、流入口側インジェクタ基体21と同様、後に説明する一体型筐体部50にて固定支持される。
バルブ本体41は、中空の略有底管状に形成されており、流入口側インジェクタ基体21が位置する上流側には開口部42が設けられており、シート46が位置する下流側には貫通孔43が設けられている。開口部42は、上記した流入口側インジェクタ基体21の連通口22と連通する開口形状にて形成される。貫通孔43は、バルブ本体41の中空内部から、バルブ本体41の外部に位置する燃料流入室27へと、天然ガス燃料が流出する連通形状にて形成される。また、このバルブ本体41の下流側にて形成される底状個所は、シート46の座面47に対して当接する弁体部44である。また、中空のバルブ本体41の内部の中間個所には、上記した付勢スプリング31の他端側を係止する段差部45が設けられている。
このように形成されるバルブ本体41は、付勢スプリング31にてシート46が位置する下流側に付勢された状態で、上記した流出口側インジェクタ基体25の中空内部に配置される。ここで、バルブ本体41は、流出口側インジェクタ基体25の中空内部にて、流入口側インジェクタ基体21とシート46との間で移動できるようになっている。具体的には、ソレノイド38が励磁していない場合には、バルブ本体41は付勢スプリング31の付勢によりシート46に当接するようにシート46側に移動した状態(バルブ閉止状態)となっている。この際、バルブ本体41は、流入口側インジェクタ基体21に対しては僅かに離間している。これに対して、ソレノイド38が励磁している場合には、バルブ本体41は付勢スプリング31の付勢に抗してシート46から離間するように流入口側インジェクタ基体21側に移動した状態(バルブ開放状態)となっている。この際、バルブ本体41は、流入口側インジェクタ基体21に対しては当接している。
シート46は、一部貫通する中空の略有底管状に形成されるものであり、インジェクタ本体15の流出口18を形成しつつ、上記したバルブ本体41の弁体部44が当接する座面47を備える。この座面47は、シート46の上流側にて形成される底状個所において形成されるものであり、上記したバルブ本体41の弁体部44に対向して形成されている。この座面47の中央個所は、インジェクタ本体15の流出口18と連通する流出孔48が形成されている。この流出孔48は、バルブ本体41の弁体部44がシート46の座面47から離間している場合(バルブ開放状態の場合)に、天然ガス燃料を、流出口側インジェクタ基体25の燃料流入室27から、シート46の流出口18へと流出可能に連通状態とする。なお、バルブ閉止状態となっている場合には、バルブ本体41の弁体部44はシート46の座面47に当接しているので、この流出孔48は閉塞した状態となる。
次に、上記したように構成されるインジェクタ本体15(15a,15b,15c,15d)のそれぞれを、固定支持した状態で収める一体型筐体部50について説明する。
一体型筐体部50は、上記した4つのインジェクタ本体15(15a,15b,15c,15d)のそれぞれの筐体部として機能を有するものである。つまり、4つのインジェクタ本体15(15a,15b,15c,15d)の筐体部(一点鎖線で分割される筐体部50a,50b,50c,50d)のそれぞれは、耐熱性に優れた樹脂の一体成形により互いを一体化した一体型筐体部50として形成される。
この一体型筐体部50には、4つのインジェクタ本体15(15a,15b,15c,15d)のそれぞれの流出口18(18a,18b,18c,18d)に対応して、流出口18(18a,18b,18c,18d)のそれぞれと連通する4つの連結用管状部60(60a,60b,60c,60d)が設けられている。これらの4つの連結用管状部60(60a,60b,60c,60d)は、この一体型筐体部50を形成する際の樹脂の一体成形により、上記した4つのインジェクタ本体15(15a,15b,15c,15d)の筐体部(一点鎖線で分割される筐体部50a,50b,50c,50d)と同時に形成されている。
これらの4つの連結用管状部60(60a,60b,60c,60d)は、上記した4つのインジェクタ本体15(15a,15b,15c,15d)と同様、同一構成にて形成されるものであるので、アルファベットが付していない共通符号を用いて説明する。すなわち、連結用管状部60は、図示するように、上記したインジェクタ本体15の流出口18と連通する略管状にて形成される。この連結用管状部60は、弾性樹脂にて形成される連結ホース111を連結させた場合に、連結ホース111の内周面112が密着する外周面61を有する。この連結用管状部60の下流側(インジェクタ本体15の流出口18側とは反対側)に設けられている開口端62の近くには、連結ホース111の留まりを良くするために外周を拡大させた拡径部63が設けられている。
このように構成された連結用管状部60には、弾性樹脂にて形成された連結ホース111が連結される。この連結ホース111の内周面112は、この弾性樹脂の弾性復元力により連結用管状部60の外周面61に適宜幅を有して密着しており、強固なシール性を発揮している。なお、連結用管状部60の外周径は、連結ホース111が弾性変形するように、連結ホース111の内周径より大きく設定されている。また、図示符号113は、連結用管状部60に連結ホース111をより確実に連結するために取り付けられる留め具である。
また、特に図示していないが、上記した4つのインジェクタ本体15(15a,15b,15c,15d)のそれぞれに設けられるソレノイド38(38a,38b,38c,38d)は、それぞれ電気的に接続される接続端子を有する。これらの接続端子は、図1に示すように、一体型筐体部50に一体的に配設される接続コネクタ70に集約されている。この接続コネクタ70には、適宜の制御回路に接続される制御側コネクタを接続するようになっており、上記したソレノイド38(38a,38b,38c,38d)の励磁を制御可能とする。
上記のように構成されたインジェクタモジュール10によれば、気筒への天然ガス燃料の供給がされる開けられた「バルブ開放状態」となった場合には、流入口17から流入した天然ガス燃料は、次のようにインジェクタ本体15内を通って流出口18から流出する。すなわち、天然ガス燃料は、流入口17から流入した後、ストレーナ23内、アジャスタパイプ28内、付勢スプリング31内を通って、バルブ本体41内へと入る。バルブ本体41内に入った天然ガス燃料は、貫通孔43を通って燃料流入室27へと入る。この燃料流入室27に入った天然ガス燃料は、シート46の流出孔48から流出し、インジェクタ本体15の流出口18から流出する。なお、閉じられた「バルブ閉止状態」となっている場合には、シート46の流出孔48は閉塞しているので、この燃料流入室27に入った天然ガス燃料は、この流出孔48から流出することはない。
このように構成されたインジェクタモジュール10によれば、次のような作用効果を奏することができる。
すなわち、上記したインジェクタモジュール10によれば、4つのインジェクタ本体15(15a,15b,15c,15d)の筐体部(一点鎖線で分割される筐体部50a,50b,50c,50d)のそれぞれは、樹脂の一体成形により互いを一体化した一体型筐体部50として形成されているので、4つのインジェクタ本体15(15a,15b,15c,15d)の筐体部(一点鎖線で分割される筐体部50a,50b,50c,50d)のそれぞれを一つの部材とすることができる。これによって、4つのインジェクタ本体15(15a,15b,15c,15d)は一つに纏められたものとなって、このインジェクタモジュール10を設置するにあたっての作業性を向上させる。
また、上記したインジェクタモジュール10によれば、一体型筐体部50には、4つのインジェクタ本体15(15a,15b,15c,15d)のそれぞれの流出口18,18,18,18に対応して流出口18,18,18,18のそれぞれと連通する4つの連結用管状部60(60a,60b,60c,60d)が、一体型筐体部50を形成する際の樹脂の一体成形により形成されている。このため、連結ホース111の連結に有利に成形されている連結用管状部60(60a,60b,60c,60d)に連結ホース111を連結するだけで、エンジンの気筒側と連結することができる。これによって、インジェクタ本体15(15a,15b,15c,15d)の流出口18,18,18,18に対して、エンジンの気筒のそれぞれを連結するにあたって、シール部材等の介在部材が要することなく連結することができ、部材点数を減らすことができる。
もって、設置作業性を向上させつつ、部品点数を少なくすることにより、製造コストを安価とするとともに、小型化を図ることができる。
加えて、上記したインジェクタモジュール10によれば、インジェクタ本体15(15a,15b,15c,15d)のそれぞれに接続される接続端子は集約されて接続コネクタ70を構成し、接続コネクタ70は一体型筐体部50に一体的に配設されているので、この接続コネクタ70に対してコネクタ接続するだけで、インジェクタ本体15(15a,15b,15c,15d)のそれぞれに対して一括して電気的な接続を施すことができる。これによって、4つのインジェクタ本体15(15a,15b,15c,15d)を制御するための電気的接続を、簡単なものにすることができる。
なお、本発明に係るインジェクタモジュールにあっては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜に変更することができる。
例えば、上記した実施の形態のインジェクタモジュール10のインジェクタ本体15(15a,15b,15c,15d)の数としては、4気筒エンジンの4つの気筒に対応して設定される4つであった。しかしながら、本発明に係るインジェクタモジュールのインジェクタ本体の数は、これに限定されることなく、適宜の気筒数に対応して設定される数であればよい。
また、上記した実施の形態のインジェクタモジュール10のインジェクタ本体15(15a,15b,15c,15d)の配置構成としては、等間隔の並列状態(横一列状態)にて配置されるものであった。しかしながら、本発明に係るインジェクタモジュールのインジェクタ本体の配置構成は、これに限定されることなく、適宜間隔の適宜の並び状態を選択することができる。ただ、上記した実施の形態のインジェクタモジュール10のインジェクタ本体15(15a,15b,15c,15d)のように、等間隔の並列状態(横一列状態)にて配置した場合には、厚みを薄くすることができる点で小型化を達成でき、有利である。
また、上記した実施の形態のインジェクタモジュール10にあっては、インジェクタ本体15の流入口17は、不図示のデリバリパイプに対して接続されるものであった。しかしながら、本発明に係るインジェクタ本体の流入口にあっては、必ずしもデリバリパイプに対して接続されるものではなく、適宜の燃料タンク側の接続部に対して接続されるものであってよい。
10 インジェクタモジュール
15(15a,15b,15c,15d) インジェクタ本体
17(17a,17b,17c,17d) 流入口
18(18a,18b,18c,18d) 流出口
21 流入口側インジェクタ基体
22 連通口
23 ストレーナ
25 流出口側インジェクタ基体
26 シート圧入用開口部
27 燃料流入室
28 アジャスタパイプ
29 アジャスタパイプの端縁部
31 付勢スプリング
35 ソレノイド部材
36 ボビン
38(38a,38b,38c,38d) ソレノイド
41 バルブ本体
42 開口部
43 貫通孔
44 弁体部
45 段差部
46 シート
47 座面
48 流出孔
50 一体型筐体部
50a,50b,50c,50d 一点鎖線で分割される筐体部
60(60a,60b,60c,60d) 連結用管状部
61 連結用管状部の外周面
62 開口端
63 拡径部
70 接続コネクタ
101 バックアップリング
102 Oリング
111 連結ホース
112 連結ホースの内周面
113 留め具

Claims (2)

  1. 気筒数が複数で構成されるエンジンに対して燃料タンクから送られる燃料を供給するインジェクタモジュールであって、
    前記燃料タンクから送られる燃料を前記エンジンの前記気筒に供給するにあたり、燃料を調節して送るインジェクタ本体が、該エンジンの該気筒ごとに複数設けられており、
    前記複数のインジェクタ本体の筐体部のそれぞれは、樹脂の一体成形により互いを一体化した一体型筐体部として形成されており、
    前記一体型筐体部には、前記複数のインジェクタ本体のそれぞれの流出口に対応して該流出口のそれぞれと連通する複数の連結用管状部が、該一体型筐体部を形成する際の樹脂の一体成形により形成されていることを特徴とするインジェクタモジュール。
  2. 請求項1に記載のインジェクタモジュールにおいて、
    前記複数のインジェクタ本体のそれぞれは、電気的に開閉される電磁弁構造を有して構成されており、
    前記インジェクタ本体のそれぞれに接続される接続端子は、集約されて接続コネクタを構成し、
    該接続コネクタは、前記一体型筐体部に一体的に配設されていることを特徴とするインジェクタモジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101393538B1 (ko) 2013-01-25 2014-05-09 한국기계연구원 기밀유지형 결빙 잔여물 방지용 엘피지 연료 분사장치
WO2015080082A1 (ja) * 2013-11-28 2015-06-04 愛三工業 株式会社 気体燃料供給装置

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