JP2011099681A - 自動分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】共通の試薬分注機構を用いつつ、安定した試薬昇温と分注精度の管理との双方を可能にした自動分析装置を提供する。
【解決手段】試薬は、昇温が必要な項目の測定時に、試薬分注機構300により、対応する試薬ディスクの試薬容器から吸引後、恒温槽として機能する昇温が不要な項目の反応を行う第1の反応部100の反応容器(試薬昇温が不要な項目用の反応容器)106へ一旦吐出する。第1の反応部100で目的温度に昇温させてから、再度吸引して昇温が必要な項目の反応を行う第2の反応部200の反応容器(試薬昇温が必要な項目用の反応容器)206に吐出する。これにより、試薬の量に影響されずに再現性良く昇温できるとともに、試薬昇温が不要な項目の測定時には、試薬分注機構300において試薬を昇温させないようにすれば、微量分注の精度管理が容易になる。
【選択図】図2

Description

本発明は血液等の成分を自動的に分析する自動分析装置に関し、特に試薬昇温が必要な項目と不要な項目との測定が可能な装置に適用して有効な技術である。
近年、自動分析装置は、高速かつ多項目処理が必要とされている。また、設置面積の省力化や低価格化の要求から、部品点数の低減が必要とされている。
多項目処理を可能とする装置としては、例えば、試薬昇温が必要な項目である血液凝固分析と、昇温不要な項目である生化学分析とを行う構成が考えられる。
ここで、血液凝固分析用試薬は、保管時に2〜10℃前後にて保冷しておき、反応前に37℃程度に昇温して分析をしている。一般的には、例えば、特許文献1のように、試薬分注機構内にヒータが内蔵されており、1分注サイクル毎に試薬を吸引、昇温、吐出している。
一方、近年、特に生化学分析においては、ランニングコスト低減の観点から、試薬の微量化が進んでおり、試薬分注精度の厳しい管理が必要となっている。よって、分注精度を厳しく制御することが必要となる。
このように、試薬昇温が必要な血液凝固分析項目と、不要な生化学分析項目とでは試験方法等が異なることから、これらを同時に分析可能である装置構成とした場合、試薬分注機構をそれぞれ別に備えることが考えられる。
特開2008−70355号公報
しかしながら、試薬分注機構を項目毎に別に備えたのでは、装置構成の複雑化、コストアップが避けられない。
また、試薬分注機構を共用した場合には、常に試薬分注プローブ内で試薬昇温を実施すると、生化学分析時に、昇温により試薬が膨張するおそれがあり、微量分注精度の管理が困難となる。
さらに、特許文献1のように、試薬分注機構内にヒータを設けたのみでは、液量によってヒータの制御を変更しなければならない。そのため、分注機構内の試薬が目的温度に昇温し、安定するまでの一定時間を含めた分注サイクル時間をとらなければならない。
よって、部品点数を低減し、かつ安定した試薬昇温と微量分注の精度管理との双方を可能にするには、共通の試薬分注機構を使用しながら、試薬昇温する場合としない場合とが切替え可能であり、昇温する場合には再現性良く昇温できるようにすることが必要となる。
本発明の目的は、共通の試薬分注機構を用いつつ、安定した試薬昇温と分注精度の管理との双方を可能にした自動分析装置を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明の自動分析装置は、試薬昇温が必要な項目とそれが不要な項目との測定が可能な自動分析装置であって、恒温槽として機能するとともに前記試薬昇温が不要な項目用の反応容器が配置される第1の反応部と、前記試薬昇温が必要な項目用の反応容器が配置される第2の反応部と、試薬分注機構とを備え、前記試薬分注機構は、前記試薬昇温が必要な項目の測定時には、試薬を吸引後に前記第1の反応部の前記反応容器へ一旦吐出し、所定の温度に昇温させた後、再び吸引して前記第2の反応部の前記反応容器へ吐出する。
前記試薬分注機構は保温手段を備え、この保温手段により、所定の温度に昇温させた前記試薬を前記第2の反応部の前記反応容器へ吐出するまで保温することが好ましい。
前記保温手段を、前記昇温が必要な項目の測定時には稼動させて試薬分注する一方、前記昇温が不要な項目の測定時には稼動させずに試薬分注することが好ましい。
前記保温手段は試薬分注プローブの先端を除く所定域に配置されており、前記試薬分注機構は所定の温度に昇温させた前記試薬の吸引後に、試薬分注プローブの先端に空気を吸引して前記試薬の液面を上昇させることにより、前記保温手段に前記試薬全体を接触させて保温することが好ましい。
前記第1の反応部は、透過光を測光する測定手段を備えることが好ましい。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本発明によれば、試薬分注機構は、試薬昇温が必要な項目の測定時には、試薬を吸引後に恒温槽として機能する第1の反応部の反応容器へ一旦吐出し、所定の温度に昇温させるので、試薬の量に影響されずに再現性良く昇温できる。また、試薬昇温が不要な項目の測定時には、試薬分注機構において試薬を昇温させないようにすれば、微量分注の精度管理が容易になる。
これにより、共通の試薬分注機構を用いつつ、安定した試薬昇温と分注精度の管理との双方が可能となる。
本発明の一実施形態の自動分析装置の構成の概略を示す概略構成図である。 試薬昇温方法を説明する説明図である。 (a)〜(c)は、試薬分注プローブの試薬吸引方法を説明する説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは原則として同一の符号を付すようにし、その繰り返しの説明は可能な限り省略するようにしている。
図1は、本発明の一実施形態の自動分析装置の構成の概略を示す概略構成図である。図1に示すように、自動分析装置1は、試薬昇温が不要な項目である生化学分析を行う第1の反応部100と、試薬昇温が必要な項目である血液凝固分析を行う第2の反応部200とを備えている。そして、これら反応部への分注を、1つの試薬分注機構300で行うようになっている。また、上記両項目に共通して使用される制御系のユニットとして、コンピュータ400、キーボード401、CRT402、A/D変換器403、インターフェイス404、プリンタ405、メモリ406を備えている。
生化学分析時に使用されるユニットとしては、第1の反応部100の他、生化学分析用のサンプル分注機構101、サンプルディスク104、試薬ディスク107、サンプル用シリンジポンプ(サンプルシリンジ)110、光度計111、洗浄機構112、洗浄用シリンジポンプ(洗浄シリンジ)113等がある。
生化学分析時には、まず、生化学分析用のサンプル分注機構101のサンプル分注アーム102が、上下するとともに回転し、サンプル分注アーム102の先端に取り付けられたサンプル分注プローブ103を用いて、生化学分析用のサンプルディスク104に配置されたサンプル容器105のサンプル(試料)を吸引する。そして、第1の反応部100に配置された生化学分析用の反応容器(試薬昇温が不要な項目用の反応容器)106に吐出する。
次に、試薬分注機構300の試薬分注アーム301が、上下するとともに回転し、試薬分注アーム301の先端に取り付けられた試薬分注プローブ302を用いて、生化学分析用の試薬ディスク107に配置された試薬容器108から試薬を吸引し、反応容器106に吐出する。
第1の反応部100およびサンプルディスク104は、いずれも左右双方に回転自在なディスク状のユニットである。第1の反応部100は、恒温水供給装置109と接続され、この恒温水供給装置109から供給される恒温水により恒温槽として機能するようになっており、通常は反応容器106を37℃程度に保温している。なお、サンプルディスク104は、サンプル容器105を直接配置する場合のみならず、試験管上に載せることも可能なユニバーサルな配置に対応可能な構造となっている。
試薬ディスク107も、第1の反応部100等と同様に、左右に回転自在なユニットであり、試薬容器108は、生化学分析において分析対象となる複数の分析項目に対応する試薬を、それぞれ保持している。
サンプル分注プローブ103は、サンプル用シリンジポンプ110の動作に伴ってサンプルの吸引動作および吐出動作を実行する。同様に、試薬分注プローブ302は、試薬用シリンジポンプ(試薬シリンジ)303の動作に伴って各動作を実行する。サンプル用シリンジポンプ110および試薬用シリンジポンプ303は、微細な動作が可能であり、コンピュータ400により制御され、分注精度を微量な値まで厳しく管理できるようになっている。
各サンプルのために分析すべき項目の情報は、キーボード401やブラウン管(CRT)402の画面のような入力装置から入力される。なお、これは血液凝固分析時も同様である。また、この自動分析装置1の各ユニットの動作は、インターフェイス404を介してコンピュータ400により制御される。
生化学分析時の各ユニットの動作について、さらに詳しく説明する。まず、サンプルディスク104の間欠回転に伴ってサンプル容器105はサンプル吸引位置へ移送され、停止中のサンプル容器105内にサンプル分注プローブ103が下降する。その下降動作に伴ってサンプル分注プローブ103の先端がサンプルの液面に接触すると、図示しない液面検出回路から検出信号が出力され、その出力に基づいてコンピュータ400がサンプル分注アーム102の駆動部に下降動作を停止するように制御する。
下降後、サンプル分注プローブ103内に所定量のサンプルを吸引すると、サンプル分注プローブ103は、上死点と呼ばれる上昇限界位置まで上昇する。ここで、サンプル分注プローブ103がサンプルを吸引している間は、サンプル分注プローブ103とサンプル用シリンジポンプ110の流路間の圧力変動を、図示しない圧力検査回路で監視する。そして、吸引中の圧力変動に異常を発見した場合には、所定量が吸引されていない可能性が高いため、それに基づく分析データに対してアラームを発生させる。
次に、サンプル分注アーム102が水平方向に旋回し、第1の反応部100上の反応容器106の位置でサンプル分注プローブ103を下降させ、保持していたサンプルを反応容器106内へ吐出する。
サンプルが吐出された反応容器106は、試薬添加位置まで移動する。そして、試薬分注アーム301の取り付けられた試薬分注プローブ302のサンプル分注アーム102およびサンプル分注プローブ103とほぼ同様な吸引および吐出動作により、試薬容器108から反応容器106へ所定量の試薬を分注する。
サンプルおよび試薬が加えられた反応容器106内の混合物は攪拌され、測定手段である光度計111位置へ移送されて図示しない光源からの透過光の吸光度が測定される。この透過光の測光信号は、A/D変換器403を経由し、さらにインターフェイス404を介してコンピュータ400に入り、分析項目の濃度が計算される。計算された分析結果は、インターフェイス404を介してプリンタ405に印字出力あるいはブラウン管402に画面出力するとともに、メモリ406としてのハードディスクに格納される。なお、出力および格納については、血液凝固分析時も同様である。
最後に、測定が終了した反応容器106は、洗浄機構112の位置へ移送され、洗浄シリンジ113により混合液が排出されるとともに、洗浄水が供給されて洗浄される。
一方、血液凝固分析時に使用されるユニットとしては、第2の反応部200の他、血液凝固分析用のサンプル分注機構201、サンプルディスク204、試薬ディスク207、サンプル用シリンジポンプ210、反応容器供給部211、反応容器移送機構213、光源215、検出器216、反応容器廃棄部217等がある。また、試薬分注機構300については既に述べたが、それ以外の構成として、血液凝固分析時にのみ使用する試薬の保温手段であるヒータ304が内蔵されている。
血液凝固分析時には、血液凝固分析用のサンプル分注機構201のサンプル分注アーム202およびサンプル分注プローブ203が、生化学分析用のサンプル分注機構101等と同様な動作により、左右に回転する血液凝固分析用のサンプルディスク204に配置されたサンプル容器205のサンプルを吸引する。そして、第2の反応部200に配置された反応容器(試薬昇温が必要な項目用の反応容器)206に吐出する。
次に、試薬分注機構300の試薬分注アーム301および試薬分注プローブ302により、血液凝固分析用の試薬ディスク207に配置された試薬容器208から試薬を吸引し、第1の反応部100の反応容器106に一旦吐出する。そして、再び吸引して第2の反応部200の反応容器206へ吐出する。
ここで、サンプル分注プローブ203は、サンプル用シリンジポンプ210の動作に伴ってサンプルの吸引動作および吐出動作を実行する。
また、反応容器206は、反応容器供給部211に保持され、その容器搬出口212から搬出される。搬出された反応容器206は、左右に回転する反応容器移送機構213の容器把持部214にて把持され、回転移動し、第2の反応部200の所定の位置に設置される。なお、図1では説明の都合上、第2の反応部200は反応容器移送機構213等から離れた位置に描かれているが、実際には反応容器移送機構213の稼動範囲に位置している。
試薬が反応容器206に吐出されると、この試薬吐出圧にて血液凝固反応が即時に開始される。つまり、光源215からの光を反応容器206へ照射し、散乱光をフォトダイオードなどの検出器216にて検出する。検出された測光信号は、生化学分析時の測光信号と同様の経路でコンピュータ400に入り、凝固反応時間が計算され、結果が出力および格納される。
測定が終了した反応容器206は、反応容器移送機構213により移送され、反応容器廃棄部217へ廃棄される。
つづいて、血液凝固分析時の試薬分注方法について説明する。図2は、試薬昇温方法を説明する説明図である。なお、図2では便宜上、説明に不要な部材は省略している。
図2に示すように、試薬分注機構300より吸引され、第1の反応部100の反応容器106に一旦吐出された血液凝固分析用の試薬は、一定時間放置され、第1の反応部100により37℃に昇温される。その後、試薬分注機構300により再度吸引されて第2の反応部200の反応容器206に吐出されるが、この再吸引から吐出までは、ヒータ304を稼動させて試薬を37℃に保温しながら行われる。なお、第1の反応部100の反応容器106には、希釈等を行う前処理液用の容器を含んでいてもよい。また、ヒータ304は、試薬が試薬容器208から吸引されて第1の反応部100の反応容器106に吐出されるまでの間も稼動させてもよい。
このように、本発明の自動分析装置1では、血液凝固分析時に、恒温槽として機能する第1の反応部100にて血液凝固分析用の試薬を昇温させるので、試薬の量に影響されずに再現性良く昇温可能となる。
また、試薬分注機構300のヒータ304で保温しながら吸引吐出するため、より安定した温度にて試薬の吐出が可能となり、温度管理が容易になる。
さらに、1分注サイクル毎に試薬を吸引し、試薬分注機構内のヒータでのみ昇温させる方法と比較すると、ヒータへ与える熱量が少なくて済み、処理能力の向上を図ることができる。
さらに、生化学分析時には試薬分注機構300のヒータ304を稼動させない一方、血液凝固分析時に稼動させることで、生化学分析時に要請される微量分注の精度が容易になる。したがって、試薬分注機構300の共用が可能となり、部品点数の削減、省スペース化が図れる。
さらに、血液凝固分析単独の分析装置では、試薬の昇温のために恒温槽を設けた装置がなかったため、反応部が恒温槽としても機能する生化学分析のユニットと組み合わせたことにより、相乗的な効果が得られる。
つづいて、試薬分注機構300の試薬分注プローブ302による試薬吸引方法を説明する。図3(a)〜(c)は、試薬分注プローブの試薬吸引方法を説明する説明図である。
まず、図3(a)に示すように、血液凝固分析用の試薬218を保温するヒータ304は、試薬分注プローブ302内に内蔵されており、その先端より上方から高さ方向所定域に亘って配置され、プローブ先端には配置されないようになっている。
これにより、プローブ先端が温まらない構造となるので、温まった試薬分注プローブ302を試薬容器208に挿入しても、試薬218が劣化する懸念が解消できる。
そして、試薬分注プローブ302は、試薬容器208へ下降して試薬218を吸引した後に上昇するが、その際には図3(b)に示すように、試薬分注プローブ302の先端まで試薬218が充填されている。したがって、この状態のまま分注を行えば、先端のヒータ304が配置されていない部分の試薬218は保温されず、その部分とヒータ304に接している部分とで温度差が発生してしまい、目的温度での安定した保温が困難となる。
そこで、図3(c)に示すように、試薬吸引後、試薬分注プローブ302の先端からプローブ内に空気を吸引することにより、試薬218の液面を上昇させ、試薬218全体がヒータ304に接する位置へ移動させる。
これにより、試薬全体が保温されて温度差の発生を低減し、より再現性良く温度を制御することが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を、実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、本実施の形態では、第1の反応部100において試薬を37℃に昇温しているが、これとは異なる温度への昇温が必要な項目が生じた場合には、その温度に昇温してもよい。
また、試薬を第2の反応部200の反応容器206に吐出する際に目的温度となっているのであれば、第1の反応部100のみで試薬を昇温させ、試薬分注機構300では保温を行わないようにしてもよい。
本発明は、血液等の成分を自動的に分析する自動分析装置に利用可能である。
1 自動分析装置
100 第1の反応部
101 (生化学分析用の)サンプル分注機構
102 サンプル分注アーム
103 サンプル分注プローブ
104 (生化学分析用の)サンプルディスク
105 サンプル容器
106 反応容器(試薬昇温が不要な項目用の反応容器)
107 (生化学分析用の)試薬ディスク
108 試薬容器
109 恒温水供給装置
110 (生化学分析用の)サンプル用シリンジポンプ(サンプルシリンジ)
111 光度計
112 洗浄機構
113 洗浄用シリンジポンプ(洗浄シリンジ)
200 第2の反応部
201 (血液凝固分析用の)サンプル分注機構
202 サンプル分注アーム
203 サンプル分注プローブ
204 (血液凝固分析用の)サンプルディスク
205 サンプル容器
206 反応容器(試薬昇温が必要な項目用の反応容器)
207 (血液凝固分析用の)試薬ディスク
208 試薬容器
210 (血液凝固分析用の)サンプル用シリンジポンプ(サンプルシリンジ)
211 反応容器供給部
212 容器搬出口
213 反応容器移送機構
214 容器把持部
215 光源
216 検出器
217 反応容器廃棄部
218 (血液凝固分析用の)試薬
300 試薬分注機構
301 試薬分注アーム
302 試薬分注プローブ
303 試薬用シリンジポンプ(試薬シリンジ)
304 ヒータ
400 コンピュータ
401 キーボード
402 ブラウン管(CRT)
403 A/D変換器
404 インターフェイス
405 プリンタ
406 メモリ

Claims (5)

  1. 試薬昇温が必要な項目とそれが不要な項目との測定が可能な自動分析装置であって、恒温槽として機能するとともに前記試薬昇温が不要な項目用の反応容器が配置される第1の反応部と、前記試薬昇温が必要な項目用の反応容器が配置される第2の反応部と、試薬分注機構とを備え、
    前記試薬分注機構は、前記試薬昇温が必要な項目の測定時には、試薬を吸引後に前記第1の反応部の前記反応容器へ一旦吐出し、所定の温度に昇温させた後、再び吸引して前記第2の反応部の前記反応容器へ吐出することを特徴とする自動分析装置。
  2. 請求項1に記載の自動分析装置において、前記試薬分注機構は保温手段を備え、この保温手段により、所定の温度に昇温させた前記試薬を前記第2の反応部の前記反応容器へ吐出するまで保温することを特徴とする自動分析装置。
  3. 請求項2に記載の自動分析装置において、前記保温手段を、前記昇温が必要な項目の測定時には稼動させて試薬分注する一方、前記昇温が不要な項目の測定時には稼動させずに試薬分注することを特徴とする自動分析装置。
  4. 請求項2または3に記載の自動分析装置において、前記保温手段は試薬分注プローブの先端を除く所定域に配置されており、前記試薬分注機構は所定の温度に昇温させた前記試薬の吸引後に、試薬分注プローブの先端に空気を吸引して前記試薬の液面を上昇させることにより、前記保温手段に前記試薬全体を接触させて保温することを特徴とする自動分析装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動分析装置において、前記第1の反応部は、透過光を測光する測定手段を備えることを特徴とする自動分析装置。
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