JP2011088502A - 重荷重用空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の重荷重用空気入りタイヤと異なる新たなタイヤトレッド部の断面形状を備えた重荷重用空気入りタイヤにおいて、偏摩耗性の向上を図る。
【解決手段】重荷重用空気入りタイヤのタイヤトレッド部は、タイヤ赤道線上で最大外径を持ち、単一の曲率半径によって断面形状が定まった、前記タイヤ赤道線を含むセンター領域を有し、タイヤ赤道線を挟んで、タイヤトレッド部のタイヤ幅方向の両側のうち、第1の側の前記タイヤトレッド部端の第1の外径の、前記最大外径からの低下量をaとし、第2の側の前記タイヤトレッド部端の第2の外径の、前記最大外径からの低下量をbとしたとき、低下量aは低下量bに比べて小さい。このとき、第1の側を路面のカントの谷側に位置するように、前記重荷重用空気入りタイヤを車両に装着する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、トラックおよびバスなどに使用される重荷重用空気入りタイヤに関する。
バスおよびトラックなどに装着される重荷重用タイヤは、安全に、かつ長距離走行を行うために、耐久性および耐摩耗性に優れていることが求められている。特に、耐摩耗性の中でも耐偏摩耗性が劣化すると、極端にタイヤ寿命が短くなり、長距離走行に適さなくなる。このため、耐偏摩耗性は重荷重用タイヤにとって重要な特性である。
耐偏摩耗性には、タイヤ幅方向の各部分で摩耗の進行が大きく異なり、一部分の領域の摩耗が極端に大きく、その両側において摩耗が小さいレールウェイ摩耗、あるいは、片側のショルダー領域のみが極端に摩耗するショルダー摩耗、タイヤ幅方向溝を挟んだタイヤ踏み込み側のブロックと蹴り出し側のブロックとの間で摩耗の進行が極端に異なり段差ができる段差摩耗等がある。
実際、北アメリカ市場において、地域間の長距離を高速走行するトラックあるいはトレーラ車両において、遊輪軸に装着したタイヤの偏摩耗の発生率が高い。
ところで、偏摩耗を防止して寿命を延長することを可能にした重荷重用空気入りラジアルタイヤが知られている。
当該タイヤは、タイヤの最大外径位置をタイヤ中心線よりも車両装着時内側に配置し、前記タイヤ中心線から前記最大外径位置までの距離Lをタイヤ断面幅Wに対して0.05・W≦L≦0.12・Wの関係にすると共に、トレッドを単一の曲率半径rで構成し、該曲率半径rを最大外径Rに対して0.4・R≦r≦0.6・Rの関係にした構成を備える。
特開平11−59128号公報
しかし、上記重荷用空気入りタイヤは、タイヤの最大外径位置をタイヤ赤道線より車両装着時内側に配置した特殊な形状のため、センター部における耐偏磨耗性が低下し、全体の耐偏摩耗性能として不十分であり、結果として耐摩耗性が低下してしまう。また操縦安定性が悪化してしまうという問題が生じる。
そこで、本発明は、従来の重荷重用空気入りタイヤと異なる新たなタイヤトレッド部の断面形状を備えた重荷重用空気入りタイヤにおいて、耐偏摩耗性を向上することを目的とする。
上記目的は、以下の重荷重用空気入りタイヤにより達成することができる。
すなわち、重荷重用空気入りタイヤにおいて、
該重荷重用空気入りタイヤのタイヤトレッド部は、タイヤ赤道線上で最大外径を有し、さらに、単一の曲率半径によって断面形状が定まった、前記タイヤ赤道線を含むセンター領域を有し、
前記タイヤ赤道線を挟んだ前記タイヤトレッド部の両側のうち、第1の側における前記タイヤトレッド部端の第1の外径の、前記最大外径からの低下量をaとし、第2の側における前記タイヤトレッド部端の第2の外径の、前記最大外径からの低下量をbとするとき、低下量aは低下量bに比べて小さい。
ここで、前記タイヤトレッド部は、前記第1の側および前記第2の側のそれぞれに少なくとも1つ以上のタイヤ周方向主溝を備え、
前記第1の側の最も外側に位置する第1の最外タイヤ周方向主溝の外側端における第3の外径の、前記最大外径からの低下量をdとし、前記第2の側の最も外側に位置する第2の最外タイヤ周方向主溝の外側端における第4の外径の、前記最大外径からの低下量をeとするとき、低下量dは低下量eに比べて小さい、ことが好ましい。
さらに、前記第1の最外タイヤ周方向主溝および前記第2の最外タイヤ周方向主溝の外側に位置する前記タイヤトレッド部におけるショルダー領域の断面形状は、タイヤ径方向内側に向かって凸の曲率半径により定められる、ことが好ましい。
例えば、前記低下量bに対する前記低下量aの比は、0.85以上1未満である。また、前記低下量eに対する前記低下量dの比は、0.85以上1未満である。
ここで、前記タイヤトレッド部は、前記タイヤトレッド部の、前記タイヤ赤道線を中心としたトレッド幅の60%の領域内には、前記第1の側および前記第2の側のそれぞれに少なくとも1つ以上のタイヤ周方向主溝を有し、前記センター領域は、前記トレッド幅の60%の領域内の最も外側に位置する前記第1の側および前記第2の側のタイヤ周方向主溝間で挟まれた領域である。
前記重荷重用空気入りタイヤは、走行路面にカントがついている道路を走行する車両へ装着され、
前記第1の側が、前記カントの谷側に位置するように、車両に装着されることが指定されていることが好ましい。
上述の重荷重用空気入りタイヤは、耐偏摩耗性を向上することができる。
本発明の重荷重用空気入りタイヤの一実施形態の断面を示す図である。 (a)および(b)は、図1に示す重荷重用空気入りタイヤのタイヤトレッド部の断面形状を詳細に説明する図である。 (a)は、図1に示す重荷重用空気入りタイヤが走行する路面のカントを説明する図であり、(b)は、上記路面を走行したときに発生する従来のタイヤの偏摩耗の一例を示す図である。
以下、本発明の重荷重用空気入りタイヤについて詳細に説明する。
図1は、重荷重用空気入りタイヤ(以降、単にタイヤという)10の一実施形態の断面を示す図である。タイヤ10の「重荷重用」とは、JATMA YEAR BOOK 2008(日本自動車タイヤ協会規格)のC章に定められるタイヤをいう。
タイヤ10は、図1に示されるように、スチールベルト部材12、スチールカーカス部材14、ビード部材16を構造材として含み、トレッドゴム部材18、サイドゴム部材20、ビードフィラーゴム部材22、インナライナーゴム部材23等の公知のゴム部材が配されている。
タイヤ10は、4枚のスチールベルト部材12が積層されているが、4枚のスチールベルト部材12に限定されない。例えば、3枚のスチールベルト部材が用いられてもよい。
タイヤ10は、走行路面に対して偏摩耗が抑制されるようにタイヤトレッド部24の断面形状(外形形状)が非対称形状となっている。
タイヤトレッド部24には、タイヤ周方向(図1の紙面に垂直方向)に延在するタイヤ周方向主溝26a〜26dが設けられている。4本のタイヤ周方向主溝26a〜26dはいずれも、タイヤトレッド部24のセンター領域に位置する。タイヤ周方向主溝26a〜26dがタイヤトレッド部24のセンター領域に位置するとは、タイヤ周方向主溝26a〜26dの溝中心線がセンター領域内に位置することをいう。センター領域とは、タイヤ赤道線CLを中心とするタイヤ10のトレッド幅Twの60%の領域内の最も外側に位置する、タイヤ赤道線CLを挟んだ左右両側の最外タイヤ周方向主溝間で挟まれた領域である。センター領域の外側の領域をショルダー領域という。
トレッド幅Twとは、JATMA YEAR BOOK 2008で規定される空気圧と、規定される負荷荷重の80%を負荷したときの接地幅であり、タイヤトレッド部24のショルダー領域の断面形状をタイヤ幅方向に延長した線と、バットレス部28の断面形状を延長した線との交点を求めたとき、両側の交点間の距離を表す。上記接地幅を定めるトレッド幅の両側の位置が、トレッド部端の位置であり、あるいは、上記交点の位置が、トレッド部端の位置になる。
タイヤ10は、4本のタイヤ周方向主溝26a〜26dを備えるが、タイヤトレッド部には、タイヤ赤道線CLを挟んでタイヤ幅方向の両側にそれぞれ少なくとも1つ以上のタイヤ周方向主溝を備えればよい。
なお、タイヤ周方向主溝とは、少なくとも溝幅が8mm以上、溝深さが10mm以上であり、タイヤ周方向に延在する溝をいう。
図1に示すタイヤ10のタイヤ周方向主溝26a、26dがタイヤ赤道線CLを中心とするトレッド幅Twの60%の領域内に位置するので、センター領域は、タイヤ周方向主溝26aの内側端(タイヤ赤道線CL寄りの端部)と、タイヤ周方向主溝26dの内側端(タイヤ赤道線CL寄りの端部)とに挟まれた領域を表す。
図2(a)および(b)は、タイヤトレッド部24の断面形状を詳細に説明する図である。
タイヤ10のタイヤトレッド部24は、図2(b)に示すように、タイヤ赤道線CL上で最大外径を持ち、上記センター領域の断面形状は、単一の曲率半径Rcによって定まっている。単一の曲率半径であるとは、センター領域における断面形状と、単一の曲率半径で定まる円弧形状との間の誤差が、タイヤ径方向に関して、最大で0.5mm以内であることをいう。
タイヤトレッド部24の、タイヤ赤道線CLを挟んでタイヤ幅方向の左右両側のうち、第1の側(図2(a),(b)中の右側)のタイヤトレッド部端の第1の外径の、最大外径からの低下量をaとし、第2の側(図2(a),(b)中の左側)のタイヤトレッド部端24の第2の外径の、最大外径からの低下量をbとしたとき、低下量a<低下量bである。
一方、第1の側(図2(a),(b)中の右側)の最も外側に位置するタイヤ周方向主溝26dの外側端における第3の外径の、最大外径からの低下量をdとし、第2の側(図2(a),(b)中の左側)の最も外側に位置するタイヤ周方向主溝26aの外側端における第4の外径の、最大外径からの低下量をeとしたとき、低下量d<低下量eである。
このように、タイヤトレッド部24において、低下量a<低下量b、低下量d<低下量eである。このように、タイヤトレッド部24の断面形状をタイヤ赤道線CLに対して左右非対称形状とすることにより、タイヤ10が走行する路面のカントに合わせてタイヤ10を配置することができ、偏摩耗を抑制することができる。一方、タイヤ赤道線CL上において最大外径を持ち、センター領域において、単一の曲率半径Rcによって断面形状が定まっているので、センター領域における耐偏摩耗性を低下させることはなく、操縦安定性を悪化させることもない。
さらに、タイヤトレッド部24の、タイヤ周方向主溝26a,26dの外側に位置するショルダー領域の断面形状は、タイヤ径方向内側に向かって凸の曲率半径により定められる。図2(b)に示すように曲率半径Ra,Rbにより、タイヤ径方向内側に向かって凸となっている。曲率半径Ra,Rbは異なってもよいし、同じであってもよい。曲率半径Ra,Rbが互いに同じ場合、曲率半径の中心点を、第1の側と第2の側で非対称な位置(異なる位置)においてショルダー領域の断面形状を定めてもよい。曲率半径Ra,Rbの値は、例えば300〜1500mmであることが好ましい。
このように、ショルダー領域を、タイヤ径方向内側に向かって凸の断面形状とすることは、耐偏摩耗性を向上する点で好ましい。
なお、タイヤ10において、低下量bに対する低下量aの比は、0.85以上1未満であることが好ましく、低下量eに対する低下量dの比は、0.85以上1未満であることが好ましい。これらの好ましい形態は、後述する実施例によって確認することができる。
タイヤ10が走行する路面のカントは、図3(a)に示すように、略1.5〜2度程度、路肩側が谷側となるように傾斜している。これは、道路に降った雨等を側溝に流す等の排水のために設けられている。この路面のカントに適応したタイヤトレッド部24の断面形状を定めることにより、耐偏摩耗性を向上することができる。実際、タイヤ10の上述の第1の側を谷側(傾斜下側)に、第2の側を山側(傾斜上側)に配して装着する。タイヤ10の第1の側には、路面のカントの谷側に位置するように、車両に装着されることが指定されていることが好ましい。例えば、タイヤ10の第1の側のサイド部表面に視認可能な特定のマーキングが施されるとよい。
タイヤの装着方法は、タイヤ10の第1の側と第2の側を、例えばタイヤサイド部に設けられた特定のマーキングを、識別装置を用いて特定し、どちらの側を車両の表側にすべきかを調べる。この後、第1の側が、第2の側に対して、カントの谷側に位置するように、専用装着マシンを用いて車両に装着する。
タイヤ10の第1の側を路面のカントの谷側に位置させ、第2の側を路面の間との山側に位置させることにより、タイヤ10の摩耗初期において、第2の側に向く横力を発生させることができ、余分な操舵角を与える必要がないので、耐摩耗性を向上させることができる。これにより、ショルダー領域の耐偏摩耗性は向上する。
(実施例)
重荷重用空気入りタイヤの耐偏摩耗性について、タイヤトレッド部24の断面形状を種々変化させて調べた(従来例、実施例1〜5、比較例)。用いたタイヤのタイヤサイズは、11R22.5である。空気圧の条件は、JATMA YEAR BOOK 2008で規定される条件を用いた。従来例、実施例1〜5、比較例のタイヤはいずれも、2軸トレーラを牽引する4×2型牽引車の前輪のステア軸に2本装着し、舗装路を5万km走行したときのショルダー領域の耐偏摩耗性を指数化して評価した。偏摩耗の進行は、タイヤトレッド部の断面形状をレーザ形状測定器を用いて測定することにより調べた。測定したプロファイルから偏摩耗発生位置の凹み部の深さと周方向長さを算出し、これらを掛け合わせたものを指数化して評価した。
図3(b)には、タイヤ赤道線を中心として対称形状の従来のタイヤ(従来例)の偏摩耗の状態を示している。タイヤトレッド部の断面形状は、レーザ形状測定器を用いて測定した。図3(b)に示すように、右側のショルダー領域の摩耗が激しい。
下記表1に、用意したタイヤにおける低下量a,dの比率と、耐偏摩耗の評価結果を示す。耐偏摩耗の指数は指数が高いほど、偏摩耗が小さいことを示す。
表1に示す比較例は、実施例1のタイヤ10の第1の側をカントの山側(傾斜上側)に、第2の側を谷側(傾斜下側)に配して装着した例である。
表1に示す実施例1および比較例の耐偏摩耗性の指数からわかるように、実施例1の耐偏摩耗性は、比較例、さらに従来例に比べて向上していることがわかる。
一方、実施例1〜5の耐偏摩耗性の指数からわかるように、低下量a/低下量bの比率が1未満において耐偏摩耗性がいずれも向上していることがわかる。特に、上記比率が0.85以上1未満では偏摩耗性の向上が極めて大きい。これより、低下量a/低下量bの比率が0.85以上1未満であることが耐偏摩耗性の向上の点で好ましい。
次に、下記表2に示す実施例6〜8を用意し、低下量d/低下量eの比率の好ましい範囲を調べた。表1に示す実施例1〜5と同様に、用いたタイヤサイズは、11R22.5である。空気圧は、JATMA YEAR BOOK 2008で規定される条件を用いた。実施例1、6〜8のタイヤはいずれも、2軸トレーラを牽引する4×2型牽引車の前輪のステア軸に2本装着し、舗装路を5万km走行したときのショルダー領域の耐偏摩耗性を指数化して評価した。
実施例6〜8では、低下量a/低下量bの比率を0.9に固定し、低下量d/低下量eを種々変化させた。下記表2の最終欄に実施例1,6〜8の評価結果を示す。
上記表2の、実施例1,6〜8の偏摩耗性の指数からわかるように、低下量d/低下量eの比率が1未満においていずれも耐偏摩耗性が向上していることがわかる。特に、上記比率が0.85以上1未満では耐偏摩耗性の向上が極めて大きい。これより、低下量d/低下量eの比率が0.85以上1未満であることが耐偏摩耗性の向上の点で好ましい。
次に、下記表3に示す実施例9,10を用意し、タイヤトレッド部24のショルダー領域の凹凸形状と耐偏摩耗性の関係について調べた。具体的には、耐偏摩耗性の向上のために、ショルダー領域の断面形状がタイヤ径方向内側に向かって凸が好ましいか、タイヤ径方向外側に向かって凸が好ましいかを調べた。実施例9の曲率半径Ra,Rbの値は、−1000mm(−はタイヤ径方向外側に向かって凸を表す)とし、実施例10の曲率半径Ra,Rbの値は、+1000mm(+はタイヤ径方向内側に向かって凸を表す)とした。下記表3の最終欄に実施例9,10の評価結果を示す。
表3の評価結果から判るように、実施例10のように、タイヤトレッド部24のショルダー領域の断面形状に関して、タイヤ径方向内側に向かって凸形状とすることは、耐偏摩耗性の向上の点で好ましい。
以上、本発明の重荷重用空気入りタイヤについて詳細に説明したが、本発明は上記実施形態あるいは実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
10 重荷重用空気入りタイヤ
12 スチールベルト部材
14 スチールカーカス部材
16 ビード部材
18 トレッドゴム部材
20 サイドゴム部材
22 ビードフィラーゴム部材
23 インナライナーゴム部材
24 タイヤトレッド部
26a,26b,26c,26d タイヤ周方向主溝
28 バットレス部

Claims (6)

  1. 重荷重用空気入りタイヤであって、
    該重荷重用空気入りタイヤのタイヤトレッド部は、タイヤ赤道線上で最大外径を有し、さらに、単一の曲率半径によって断面形状が定まった、前記タイヤ赤道線を含むセンター領域を有し、
    前記タイヤ赤道線を挟んだ前記タイヤトレッド部の両側のうち、第1の側における前記タイヤトレッド部端の第1の外径の、前記最大外径からの低下量をaとし、第2の側における前記タイヤトレッド部端の第2の外径の、前記最大外径からの低下量をbとするとき、低下量aは低下量bに比べて小さい、ことを特徴とする重荷重用空気入りタイヤ。
  2. 前記タイヤトレッド部は、前記第1の側および前記第2の側のそれぞれに少なくとも1つ以上のタイヤ周方向主溝を備え、
    前記第1の側の最も外側に位置する第1の最外タイヤ周方向主溝の外側端における第3の外径の、前記最大外径からの低下量をdとし、前記第2の側の最も外側に位置する第2の最外タイヤ周方向主溝の外側端における第4の外径の、前記最大外径からの低下量をeとするとき、低下量dは低下量eに比べて小さい、請求項1に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  3. 前記第1の最外タイヤ周方向主溝および前記第2の最外タイヤ周方向主溝の外側に位置する前記タイヤトレッド部におけるショルダー領域の断面形状は、タイヤ径方向内側に向かって凸の曲率半径により定められる、請求項1または2に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  4. 前記低下量bに対する前記低下量aの比は、0.85以上1未満である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  5. 前記低下量eに対する前記低下量dの比は、0.85以上1未満である、請求項2に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  6. 前記重荷重用空気入りタイヤは、走行路面にカントがついている道路を走行する車両へ装着され、
    前記第1の側が、前記カントの谷側に位置するように、車両に装着されることが指定されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
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