JP2011082872A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的簡易な構成で、ライブビュー画像の撮影を適切に行なうことができる撮像装置を提供すること。
【解決手段】光学系による像を結像する焦点板131の像を観察可能とする観察光学系130と、前記観察光学系の光軸外に配置され、前記焦点板からの光束を受光して得られる受光信号に基づいて前記光束を測光するとともに、前記光学系による像を撮像する受光手段139と、を備えることを特徴とする撮像装置。
【選択図】 図3

Description

本発明は、撮像装置に関するものである。
従来より、デジタル一眼レフカメラにおいて、被写体像を撮像するための撮像素子とは異なる撮像素子を観察光学系中に配置して、ライブビュー画像を撮影する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2007−221268号公報
しかしながら、上記従来技術においては、観察光学系の光路を分岐して撮像素子に結像するようにするため、観察光学系の構成が複雑になるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、比較的簡易な構成で、ライブビュー画像の撮影を行なうことができる撮像装置を提供することである。
本発明は、以下の解決手段によって上記課題を解決する。なお、本発明の実施形態を示す図面に対応する符号を付して説明するが、この符号は本発明の理解を容易にするためだけのものであって本発明を限定する趣旨ではない。
[1]本発明に係る撮像装置は、光学系による像を結像する焦点板(131)の像を観察可能とする観察光学系(130)と、前記観察光学系の光軸外に配置され、前記焦点板からの光束を受光して得られる受光信号に基づいて前記光束を測光するとともに、前記光学系による像を撮像する受光手段(139)と、を備えることを特徴とする。
[2]上記撮像装置に係る発明において、前記焦点板(131)の拡散性を変化させる拡散性変更手段(131b)をさらに備えることを特徴とする。
[3]上記撮像装置に係る発明において、前記焦点板(131)は、高分子分散型液晶(131b)を備えることを特徴とする。
[4]上記撮像装置に係る発明において、前記拡散性変更手段(131b)は、前記焦点板(131)上の任意の位置と、前記受光手段(139)に入射する光束を制限する絞り(137)の絞り端とがなす角度のうち最も大きな角度に基づいて、前記焦点板の拡散性を決定することを特徴とする。
[5]上記撮像装置に係る発明において、前記受光手段(139)は、前記光学系による像の撮像と、前記光束の測光とを、それぞれ異なるタイミングで行うことを特徴とする。
[6]上記撮像装置に係る発明において、前記受光手段(139)は、前記光学系による像の撮像と、前記光束の測光とを、同時に行うことを特徴とする。
[7]上記撮像装置に係る発明において、前記光学系を通る光束に基づいて前記光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段(161)をさらに有し、前記焦点検出手段は、前記受光手段(139)による前記光学系による像の撮像を行いながら、焦点調節状態の検出を行うことを特徴とする。
[8]上記撮像装置に係る発明において、前記受光手段(139)による前記光学系による像の撮像を行いながら、前記観察光学系(130)による光学系の像の観察が可能であることを特徴とする。
本発明によれば、比較的簡易な構成で、ライブビュー画像の撮影を適切に行なうことができる撮像装置を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る一眼レフデジタルカメラ1を示すブロック図である。 図2は、ライブビュー非表示モードが選択されている場合における、ファインダー内撮像素子139に入射する光について説明するための図である。 図3は、ライブビュー表示モードが選択されている場合における、ファインダー内撮像素子139に入射する光について説明するための図である。 図4は、ライブビュー表示モードが選択されている場合における、拡散角度θについて説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る一眼レフデジタルカメラ1を示すブロック図であり、本発明に係る撮像装置に関する構成以外の一眼レフデジタルカメラの一般的構成については、その図示と説明を一部省略する。
本実施形態の一眼レフデジタルカメラ1(以下、単にカメラ1という。)は、カメラボディ100と、該カメラボディ100に着脱自在に装着されるレンズ鏡筒200とを有する。
レンズ鏡筒200には、レンズ211,212,213、および絞り220を含む撮影光学系が内蔵されている。
レンズ212は、フォーカスレンズであり、フォーカスレンズ212は、レンズ鏡筒200の光軸L1に沿って移動可能に設けられ、エンコーダ(不図示)によってその位置が検出されつつフォーカスレンズ駆動モータ230によってその位置が調節される。
このフォーカスレンズ212の光軸L1に沿う移動機構の具体的構成は特に限定されない。一例を挙げれば、レンズ鏡筒200に固定された固定筒に回転可能に回転筒を挿入し、この回転筒の内周面にヘリコイド溝(螺旋溝)を形成するとともに、フォーカスレンズ212を固定するレンズ枠の端部をヘリコイド溝に嵌合させる。そして、フォーカスレンズ駆動モータ230によって回転筒を回転させることで、レンズ枠に固定されたフォーカスレンズ212が光軸L1に沿って直進移動することになる。なお、レンズ鏡筒200にはフォーカスレンズ212以外のレンズ211,213が設けられているが、ここではフォーカスレンズ212を例に挙げて本実施形態を説明する。
上述したようにレンズ鏡筒200に対して回転筒を回転させることによりレンズ枠に固定されたフォーカスレンズ212は光軸L1方向に直進移動するが、その駆動源としてのフォーカスレンズ駆動モータ230がレンズ鏡筒200に設けられている。フォーカスレンズ駆動モータ230と回転筒とは、たとえば複数の歯車からなる変速機で連結され、フォーカスレンズ駆動モータ230の駆動軸を何れか一方向へ回転駆動すると所定のギヤ比で回転筒に伝達され、そして、回転筒が何れか一方向へ回転することで、レンズ枠に固定されたフォーカスレンズ212が光軸L1の何れかの方向へ直進移動することになる。なお、フォーカスレンズ駆動モータ230の駆動軸が逆方向に回転駆動すると、変速機を構成する複数の歯車も逆方向に回転し、フォーカスレンズ212は光軸L1の逆方向へ直進移動することになる。
フォーカスレンズ212は、上述した回転筒の回転によって至近端から無限端までの間を光軸L1方向に移動することができ、この移動はカメラボディ100のレンズ駆動制御部165からレンズ制御部250を介して送出される指令によって制御される。
絞り220は、上記撮影光学系を通過して、カメラボディ100に備えられた撮像素子110に至る光束の光量を制限するとともにボケ量を調整するために、光軸L1を中心にした開口径が調節可能に構成されている。絞り220による開口径の調節は、たとえば自動露出モードにおいて演算された適切な開口径が、カメラ制御部170からレンズ制御部250を介して送出され、これに基づいて、絞り駆動部240が駆動することにより行われる。また、カメラボディ100に設けられた操作部150によるマニュアル操作により、設定された開口径がカメラ制御部170からレンズ制御部250に入力される。絞り220の開口径は図示しない絞り開口センサにより検出され、レンズ制御部250で現在の開口径が認識される。
一方、カメラボディ100は、撮像素子110を備えている。撮像素子110は、カメラボディ100の、被写体からの光束の光軸L1上であって、レンズ211,212,213を含む撮影光学系の予定焦点面となる位置に設けられ、その前面にシャッター111が設けられている。この撮像素子110は、複数の光電変換素子が二次元に配列されたものであって、二次元CCDイメージセンサ、MOSセンサまたはCIDなどで構成することができる。この撮像素子110で光電変換された電気画像信号は、カメラ制御部170で画像処理されたのち図示しないメモリに保存される。なお、撮影画像を格納するメモリは内蔵型メモリやカード型メモリなどで構成することができる。
撮像素子110およびシャッター111の前面には、ミラー系120が設けられている。このミラー系120は、回転軸123を中心にして被写体の観察位置と撮影位置との間で所定角度だけ回転するハーフミラー121と、このハーフミラー121に軸支されてハーフミラー121の回動に合わせて回転する全反射ミラー122とを備える。図1においては、ミラー系120が被写体の観察位置にある状態を実線で示し、被写体の撮影位置にある状態を二点鎖線で示している。
また、カメラボディ100には、自動合焦調節を行うための焦点検出モジュール161が設けられている。そして、オートフォーカスモードにおいては、同図に実線で示す位置にハーフミラー121と全反射ミラー122が位置するので、被写体からの光束は、フォーカスレンズ211を通ってハーフミラー121に導かれ、その一部は該ハーフミラー121を透過し、全反射ミラー122により光軸L4に沿ってAFモジュール161に入力する。そして、この焦点検出モジュール161にて、被写体光を用いた位相差検出方式による自動合焦制御が実行される。
AF−CCD制御部162は、オートフォーカスモードにおいて、焦点検出モジュール161のラインセンサのゲインや蓄積時間を制御するもので、焦点検出位置として選択された焦点検出エリアに関する情報をカメラ制御部170から受け、この焦点検出エリアに相当する一対のラインセンサにて検出された一対の出力パターンを読み出し、デフォーカス演算部162へ出力する。
デフォーカス演算部163は、AF−CCD制御部162から送られてきた一対の出力パターンから当該出力パターンのずれ量(デフォーカス量)を演算し、これをレンズ駆動量演算部164へ出力する。
レンズ駆動量演算部164は、デフォーカス演算部163から送られてきたデフォーカス量に基づいて、当該デフォーカス量をゼロにするためのレンズ駆動量を演算し、これをレンズ駆動制御部165へ出力する。
レンズ駆動制御部165は、レンズ駆動量演算部164から送られてきたレンズ駆動量を取り込みながら、レンズ駆動モータ230へ駆動指令を送出し、レンズ駆動量だけフォーカスレンズ211を移動させる。
一方、ハーフミラー121で反射された被写体光の一部は、撮像素子110と光学的に等価な面に配置された焦点板131に結像し、ペンタプリズム133と接眼レンズ134とを介して観察可能になっている。このとき、透過型液晶表示器132は、焦点板131上の被写体像に焦点検出エリアマークなどを重畳して表示するとともに、被写体像外のエリアにシャッター速度、絞り値、撮影枚数などの撮影に関する情報を表示する。これにより、撮影者は、撮影準備状態において、ファインダー135を通して被写体およびその背景ならびに撮影関連情報などを観察することができる。
また、接眼レンズ134の近傍には、三角プリズム136、絞り137、結像レンズ138およびファインダー内撮像素子139が設けられ、ハーフミラー121で反射された被写体光の一部が、焦点板131で拡散され、焦点板131により拡散された拡散光が、ペンタプリズム133に導かれ、ペンタプリズム133で折曲され、さらに三角プリズム136で上方に折曲されたのち、絞り137および結像レンズ138を介して、光軸L3に沿ってファインダー内撮像素子139に導かれる。なお、焦点板131は、図1に示すように、第1の拡散層131aおよび第2の拡散層131bから構成されるものである。これら第1の拡散層131aおよび第2の拡散層131bの具体的な構成については、後述する。
ファインダー内撮像素子139は、二次元カラーCCDイメージセンサ、MOSセンサまたはCIDなどで構成され、撮影画像の露出値を演算する際の被写体輝度値等の光量を検出するとともに、本例のライブビュー表示のための画像情報を取得する。ファインダー内撮像素子139で検出された画像情報は後述するカメラ制御部170へ出力され、自動露出制御およびライブビュー表示制御に用いられる。
なお、本実施形態では、これら焦点板131、透過型液晶表示器132、ペンタプリズム133、接眼レンズ134、ファインダー135、三角プリズム136、絞り137、結像レンズ138およびファインダー内撮像素子139を、観察光学系130ともいう。
操作部150は、シャッターレリーズボタンや撮影者がカメラ1の各種動作モードを設定するための入力スイッチを備えており、連続撮影モードの選択や、自動露出モード/マニュアル露出モードの切換、さらには、オートフォーカスモード/マニュアルフォーカスモードの切換や、ライブビュー表示モード/ライブビュー非表示モードの切換が行なえるようになっている。
カメラボディ100の背面には、液晶ディスプレイとその駆動回路などから構成される表示部140が設けられ、上述したファインダー内撮像素子139により撮像されたライブビュー画像の他、操作部150による入力画面なども表示される。
カメラボディ100にはカメラ制御部170が設けられている。カメラ制御部170はマイクロプロセッサとメモリなどの周辺部品から構成され、レンズ制御部250と電気的に接続され、このレンズ制御部250から、レンズ鏡筒200の焦点調節範囲の情報などを含むレンズ情報を受信するとともに、レンズ制御部250へデフォーカス量や絞り制御信号などの情報を送信する。また、カメラ制御部170は、上述したように撮像素子110から画像情報を読み出すとともに、必要に応じて所定の情報処理を施し、図示しないメモリに出力する。
さらに、カメラ制御部170は、ファインダー内撮像素子139から画像情報を読み出して、読み出した画像情報に基づいて自動露出制御を行うとともに、操作部150によりライブビュー表示モードが選択されている場合には、ファインダー内撮像素子139からの画像情報に、必要に応じて所定の情報処理を施し、表示部140に出力することで、表示部140にライブビュー画像を表示させる。また、カメラ制御部170は、これらに加えて、撮影画像情報の補正やレンズ鏡筒200の焦点調節状態、絞り調節状態などを検出するなど、カメラ1全体の制御を司る。
次いで、本実施形態における、ファインダー内撮像素子139に入射する光、およびこれに基づいて、ファインダー内撮像素子139により取得される画像情報について、説明する。
上述したように、ファインダー内撮像素子139には、ハーフミラー121で反射された被写体光のうち一部が、焦点板131で拡散され、拡散された光が入射することとなる。そして、このようにハーフミラー121で反射された被写体光のうち一部を拡散させるために、焦点板131は、図1に示すように、第1の拡散層131aおよび第2の拡散層131bから構成されている。
焦点板131を構成する第1の拡散層131aは、所定の拡散係数を有する静的拡散層(拡散係数の変化しない層)である。第1の拡散層131aとしては、所定の拡散係数を有する材料で構成すればよいが、たとえば、すりガラスなどで構成することができる。
一方、焦点板131を構成する第2の拡散層131bは、カメラ制御部170からの指令に基づき、その拡散係数が変化する動的拡散層(拡散係数の変化する層)であり、具体的には、カメラ制御部170からの指令に基づき、透明状態(拡散係数がゼロの状態または拡散係数が低い状態)から、拡散状態(拡散係数の高い状態)へと可逆的に変化する材料からなる層である。第2の拡散層131bとしては、このように拡散係数を変化させることが可能な材料で構成すればよいが、たとえば、電圧の印加により拡散係数が変化する高分子分散型液晶などで構成することができる。高分子分散型液晶は、ネマチック液晶を高分子中に分散させた高分子・液晶複合材料からなり、電界効果によって液晶の屈折率を変化させることにより、拡散係数が変化するものである。このような高分子分散型液晶は、電圧を印加した状態においては、透明状態となる一方で、電圧の印加を停止した場合あるいは印加電圧を低くした場合には、拡散状態へと変化するという性質を有している。
図2は、ライブビュー非表示モードが選択されている場合における、ファインダー内撮像素子139に入射する光について説明するための図である。図2においては、焦点板131、絞り137、結像レンズ138およびファインダー内撮像素子139を、それぞれの光学的な位置関係に基づいて示すものであり、図2中においては、透過型液晶表示器132、ペンタプリズム133、および三角プリズム136については図示を省略している。なお、図2においては、焦点板131に結像され、焦点板131により拡散される拡散光束のうち、点Pにおいて結像される像に基づく拡散光束および点Pにおいて結像される像に基づく拡散光束を示している。また、図2においては、操作部150を介して、撮影者によりライブビュー非表示モードが選択されているため、これにより、カメラ制御部170の指令に基づき、第2の拡散層131bが透明状態とされ、焦点板131による拡散角度がθとなっている。
図2に示すように、ファインダー内撮像素子139は、観察光学系130の光軸外の位置に、焦点板131に対して、所定の角度で配置されている。
そして、図2に示すように、焦点板131に結像される像に基づく結像光束が、焦点板131により拡散角度θで拡散されることにより、点Pにおいて結像される像に基づく拡散光束、および点Pにおいて結像される像に基づく拡散光束は、それぞれ、絞り137、および結像レンズ138を通り、ファインダー内撮像素子139に入射することとなる。
なお、図2中において、点Pは、焦点板131上の点のうち、中心に位置する点であり、また、点Pは、焦点板131上の点のうち、絞り137の開口中心から最も遠い位置に位置する点である。また、図2中においては、点Pにおいて結像される像に基づく拡散光束を鎖線で示し、点Pにおいて結像される像に基づく拡散光束を二点鎖線で示している。そして、図2に示すように、点Pにおいては、ファインダー内撮像素子139に入射する拡散光束の光量は十分であるが、その一方で、点Pにおいては、ファインダー内撮像素子139に入射する拡散光束の光量は小さいものとなる。
一方、撮影者によりライブビュー表示モードが選択され、これにより、カメラ制御部170の指令に基づき、第2の拡散層131bが拡散状態とされた場合には、ファインダー内撮像素子139に入射する光は、図3に示すようになる。すなわち、図3においては、撮影者によりライブビュー表示モードが選択され、第2の拡散層131bが拡散状態とされることにより、焦点板131に結像される像に基づく拡散光束の拡散角度がθからθに変化する。そして、ライブビュー表示モードが選択されることにより、拡散角度がθからθに変化することにより、図3に示すように、絞り137の開口中心から最も遠い位置である点Pにおいても、ファインダー内撮像素子139に入射する拡散光束の光量を十分な量とすることができ、結果として、ファインダー内撮像素子139に入射する被写体からの光の光量を、ライブビュー表示を行なうために十分なものとすることができる。
図4は、ライブビュー表示モードが選択されている場合における、拡散角度θについて説明するための図である。本実施形態においては、ライブビュー表示モードが選択されている場合における、拡散角度θは、焦点板131上の点Pと、絞り137の絞り端上の点Pとがなす角度αに基づいて決定することが好ましく、具体的には、拡散角度θを、角度αとの関係で、θ>αとなるように設定することが好ましい。なお、絞り端上の点Pは、絞り137の絞り端上の任意の点のうち、焦点板131上の点Pから最も遠い場所に位置する点であり、そのため、絞り端上の点Pと焦点板131上の点Pとがなす角度αは、焦点板131上の任意の点と、絞り137の絞り端上の任意の点とがなす角度のうち、最も大きな角度を有するものとなる。
そして、ライブビュー表示モードにおいては、図3に示すように、拡散角度θで拡散された光を、ファインダー内撮像素子139が受光し、受光した光に基づき画像情報の取得が行なわれ、取得された画像情報はカメラ制御部170へ出力され、自動露出制御およびライブビュー表示制御に用いられることとなる。なお、ライブビュー表示モードにおいて、ファインダー内撮像素子139により画像情報の取得を行なう際には、自動露出制御用の画像情報(測光用の画像信号)、およびライブビュー表示用の画像情報を、同時に取得するような構成としてもよいし、あるいは、自動露出制御用の画像情報とライブビュー表示用の画像情報とを別々に取得するような構成(たとえば、自動露出制御用の画像情報と、ライブビュー表示用の画像情報とを、所定の周期で交互に取得するような構成)としてもよい。
一方、ライブビュー非表示モードにおいては、図2に示すように、拡散角度θで拡散された光を、ファインダー内撮像素子139が受光し、受光した光に基づき画像情報の取得が行なわれ、取得された画像情報はカメラ制御部170へ出力され、自動露出制御に用いられることとなる(すなわち、ライブビュー表示制御には用いられない)。
また、ライブビュー表示モードおよびライブビュー非表示モードいずれの場合においても、ミラー系120は観察位置(図1に示す実線の位置)に位置することとなるため、オートフォーカスモードが選択されている場合には、焦点検出モジュール161による、被写体光を用いた位相差検出方式による自動合焦制御が、ライブビュー表示モードおよびライブビュー非表示モードいずれの場合においても、実行されることとなる。
本実施形態によれば、ライブビュー表示モードが選択されている場合に、ファインダー内撮像素子139に、ライブビュー表示用の画像情報の取得を行なわせるものであり、そのため、比較的簡易な構成で、適切にライブビュー画像の撮影を可能とすることができる。特に、本実施形態体によれば、ファインダー内撮像素子139に、自動露出制御用の画像情報(測光用の画像信号)の取得とともに、ライブビュー表示用の画像情報の取得を行なわせるものであるため、従来の一眼レフデジタルカメラにも、比較的容易に適用することができるものである。
また、本実施形態によれば、ライブビュー表示用の画像情報の取得をファインダー内撮像素子139により行なうものであるため、ライブビュー表示中においても、焦点検出モジュール161による、被写体光を用いた位相差検出方式による自動合焦制御の実行を可能とすることができる。
加えて、本実施形態によれば、焦点板131に拡散係数を変化させることが可能な材料から構成される第2の拡散層131bを形成し、ファインダー内撮像素子139によりライブビュー表示用の画像情報の取得を行なわせる際には、第2の拡散層131bの拡散係数を大きくする制御を行うものであるため、ファインダー内撮像素子139に入射する被写体からの光の光量を、ライブビュー表示を行なうために十分なものとすることができる。また、ライブビュー表示モードが選択されている場合には、ファインダー内撮像素子139に入射する被写体からの光の光量が増加するため、自動露出制御の精度を向上させることも可能となる。そして、その一方で、本実施形態によれば、ライブビュー非表示モードが選択されている場合には、第2の拡散層131bの拡散係数を小さくする制御を行うものであるため、ライブビュー非表示モードが選択されている場合には、ファインダー135に導かれる光の光量を、撮影者が観察を行なうために十分な量とすることができる。すなわち、本実施形態によれば、第2の拡散層131bを形成し、これを制御することで、ファインダー135による被写体像の観察機能を良好に保ちながら、ライブビュー表示を良好に行なうことができるものである。
なお、以上説明した実施形態は、上記発明の理解を容易にするために記載されたものであって、上記発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、上記発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
1…一眼レフデジタルカメラ
100…カメラボディ
110…撮像素子
131…焦点板
131a…第1の拡散層
131b…第2の拡散層
137…絞り
138…結像レンズ
139…ファインダー内撮像素子
140…表示部
161…焦点検出モジュール
170…カメラ制御部
200…レンズ鏡筒
212…フォーカスレンズ

Claims (8)

  1. 光学系による像を結像する焦点板の像を観察可能とする観察光学系と、
    前記観察光学系の光軸外に配置され、前記焦点板からの光束を受光して得られる受光信号に基づいて前記光束を測光するとともに、前記光学系による像を撮像する受光手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記焦点板の拡散性を変化させる拡散性変更手段をさらに備えることを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項2に記載の撮像装置において、
    前記焦点板は、高分子分散型液晶を備えることを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項2または3に記載の撮像装置において、
    前記拡散性変更手段は、前記焦点板上の任意の位置と、前記受光手段に入射する光束を制限する絞りの絞り端とがなす角度のうち最も大きな角度に基づいて、前記焦点板の拡散性を決定することを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の撮像装置において、
    前記受光手段は、前記光学系による像の撮像と、前記光束の測光とを、それぞれ異なるタイミングで行うことを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載の撮像装置において、
    前記受光手段は、前記光学系による像の撮像と、前記光束の測光とを、同時に行うことを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の撮像装置において、
    前記光学系を通る光束に基づいて前記光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段をさらに有し、
    前記焦点検出手段は、前記受光手段による前記光学系による像の撮像を行いながら、焦点調節状態の検出を行うことを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の撮像装置において、
    前記受光手段による前記光学系による像の撮像を行いながら、前記観察光学系による光学系の像の観察が可能であることを特徴とする撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0553175A (ja) * 1991-08-21 1993-03-05 Minolta Camera Co Ltd カメラ
JP2009111743A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Nikon Corp 露出制御装置及び撮像装置

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